JP7307933B2 - 送受電器およびそれを用いる無線電力伝送システム - Google Patents

送受電器およびそれを用いる無線電力伝送システム Download PDF

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本発明は、高周波を送電する送電器およびそれを用いる無線電力伝送システムに関するものである。特に、金属体や絶縁体などの障害物を有する金属で囲われた配管やエンジンルーム、工場内部などに設置されたセンサ等へ無線で電力を供給、情報を送受信するための構造および電子機器に関する。
金属体や絶縁体などの障害物を有する金属で囲われた場所への無線電力伝送システムは、金属の遮蔽効果を利用して遮蔽構造内に電磁界を閉じ込める共振現象を利用して送受電する。
例えば、非特許文献1では、金属壁によって全体が包囲され、電磁波が遮蔽された構造体と、該構造体の内部に設置された金棒からなる1つの送電器と、金属棒の円状に複数回巻いた1つの受電器とを備え、送電部は、構造体自体を導波路共振器と想定する場合における共振周波数による電磁波を送信し、その共振周波数で共振するように設計された受電器を有する無線電力伝送システムが開示されている。
このような従来の無線電力伝送システムでは、高い電力伝送効率を実現するために送電器の構造は金属棒を垂直に配置したモノポール型の構造となっており、遮蔽構造体内の装置や設備などの配置に制限が生じる。受電器は円状に複数回巻いたコイル型の小型共振器を用いているが、小型化により電力伝送効率が10%を下回っている。
H. Mei, K. A. Thanckston, R. A. Bercich, J. G. R. Jefferys, and P. P. Irazoqui, "Cavity Resonator wireless power transfer system for freely moving animal experiments," IEEE Biomed. Eng., vol. PP, no. 99, pp. 1-1 June 2016.
従来の無線電力伝送システムでは、共振器に見立てた遮蔽構造内に電磁波の定在波を効率よく励振するべく、モノポール型の送電器を使用することで容量性結合素子を実現していた。モノポール型の送電器ではその長さを調整することで容量性結合素子の値を調整できるため、送電器と共振器に見立てた遮蔽構造のインピーダンスを整合しやすい反面、送電器長が共振周波数の1/8程度の長さとなり、金属体や絶縁体を有する金属で囲われた配管やエンジンルーム、工場内部などにおける装置等の配置に制限が生じる。さらに、遮蔽構造内の装置や設備などの配置に制限を緩和するべく小型化を施すと共振器と遮蔽構造間のインピーダンス整合が困難となり、電力伝送効率が大幅に劣化するという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、インピーダンス整合が容易な小型化された送受電器およびそれを用いる無線電力伝送システムを実現するものである。
本発明に係る無線電力伝送システムは、適宜な比透磁率を有する材料で形成された電磁波反射部材によって全体が包囲された構造体と、該構造体の内部に設置された少なくとも1つの送電部および少なくとも1つの受電部とを備え、
前記送電部は、前記構造体本体を導波路共振器と想定する場合における共振周波数による電磁波を送受信するものであり、前記受電部は第一の受電器および第二の受電器を備えてなるものであって、
前記送電部は、一方が開放端となる線状の金属で構成される導体線と、該導体線を保持する誘電体基板と、少なくとも1つ以上の導体柱と、整合回路とを電気的に接続してなるものであり、
前記第一の受電器は、一方が開放端となる線状の第一の導体線と、該第一の導体線の開放端でない他端において少なくとも1つ以上の第一の導体柱とを電気的に接続してなるものであり、
前記第二の受電器は、第一の導体線と対向配置された第二の導体線と、該第二の導体線の開放端でない他端において少なくとも1つ以上の第二の導体柱とを電気的に接続してなり、前記第一の導体柱の軸線と第二の導体柱の軸線とを同一直線上に対向して配置した場合において、該直線に直交する仮想平面を対称面として第二の導体線が前記第一の導体線に対称となるものであり、
前記送電部と受電部との間における伝送路間でインピーダンス整合させていることを特徴とする。
上記構成および構造により、送電器と無線電力伝送システムとの接続部で生じる反射電力をもっとも低減でき、モノポール型のような金属棒を垂直に配置した送電器を用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
また、本発明に係る無線電力伝送システムの送電部は、前記送電器の導体線の長さと導体柱の長さとを合せた長さが前記構造体固有の共振周波数の波長の1/4より短く、かつ容量性素子として動作するものであることを特徴とする。
さらに、本発明に係る無線電力伝送システムの受電部は、前記第一の受電器および第二の受電器それぞれの導体線の長さと導体柱の長さとを合せた長さが、ともに前記構造体固有の共振周波数の波長の1/4より短く、かつ容量性素子として動作するものであることを特徴とする。
前記受電部において受電器を共振器で構成する必要が無くなり、該受電器と電磁波の遮蔽構造物間の整合が容易となる。
本発明によれば電磁波遮蔽構造体内の装置や設備などの配置に制限を与えることなく、無線電力伝送システムの送電部と受電部の見通しが悪くとも該受電部に必要な電力を高効率に供給できるようになる。
本発明に係る無線電力伝送システム1の構成図である。 本発明に係る送電部2の構成図である。 本発明に係る送電部2における送電器5の模式図である。 本発明に係る受電部3における受電器11の模式図である。 無線電力伝送システムにおいて、共振器構造体内部に障害物18を有する場合の概念図である。 無線電力伝送システムにおいて、共振器構造体を構成する電磁波反射板の一例を表す模式図である。 本発明の実施例1に係る障害物18の一例を表す模式図である。 本発明の実施例1に係る可変整合回路6と送電器5を接続するSMAコネクタの模式図である。 本発明の実施例1に係る受電部3における受電器11を配置した一例を表す模式図である。 本発明の実施例1に係る無線センサモジュール33の模式図である。無線センサモジュール33は整流回路31と無線通信機能を含むセンサモジュール32とを電気的に接続してなる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。本発明に係る無線電力伝送システムについて、図1を用いて説明する。図1は本発明に係る無線給電システムの構成図である。図1において、無線電力伝送システム1は内部にすくなくとも1つ以上の送電部2と、少なくとも1つ以上の受電装置3を備え、無線電力伝送システム1は電磁波を反射する材料である電磁波反射板4で全面が囲われている。すなわち、無線電力伝送システム1は無線給電を実現する構造物の全体を指している。
前記送電部2の構成について図2を用いて説明する。送電部2は、高周波電力を送電するための送電器5と可変整合回路6からなり、前記可変整合回路は例えば、高周波電源7に接続される。可変整合回路6は送電器5と高周波電源7との間に接続され、高周波電源7から出力された高周波電力が送電器5で反射されて高周波電源7に逆流することを防ぐ目的で接続される。
前記送電器5は、図3に示すように一方が開放端となる線状の金属で構成される導体線8と、導体線8を保持する誘電体基板9と、導体線8と前記可変整合回路6を接続する少なくとも1つ以上の導体柱10からなる。
無線電力伝送システム1は電磁波反射板4で遮蔽された空間を有するため、導波管共振器として考えることができる。したがって、無線電力伝送システム1においてx軸方向の辺の長さaとy軸方向の辺の長さbとz軸方向の辺の長さcから求まる共振周波数frm,n,p(数1)を送電周波数に設定することで、無線電力伝送システム1内全体に電磁界を分布させることができる。
Figure 0007307933000001
ここで、vは光速、μは比透磁率、εは比誘電率、m、n、pはそれぞれ整数を示している。
前記共振周波数frm,n,pの高周波電力を無線電力伝送システム1内に給電するために、前記送電器5の金属線8の長さと導体柱10の長さの合計が共振周波数frm,n,pの1/4波長より短く設定することで容量性素子として動作させることができる。無線電力伝送システム1は導波管共振器として、送電器5は容量性素子として動作することから、無線電力伝送システム1は高周波フィルタの共振回路、送電器5は電界結合素子からなるイミタンスイバータと同じ役割となる。すなわち、共振周波数frm,n,pにおいて、送電器5と無線電力伝送システム1との間の整合が容易となるため、モノポール型のような棒状の送電器を用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
前記送電器5から送電された電力は図4に示す受電器11で受電する。受電器11は、一方が開放端となる線上の導体線12と、導体線12の他端と接続された少なくとも1つ以上の導体柱13からなる受電器部品14と、導体線12と対向配置された導体線15と、導体線15の他端と接続された少なくとも1つ以上の導体柱16からなる受電器部品17から構成される。受電器5は導体柱13の軸線と導体柱16の軸線とを結ぶ同一直線上に対向して配置し、導体線12と導体線15は対称構造となっている。
前記受電器11において、導体線12の長さと導体柱13の長さの合計、すなわち受電器部品14の長さと、導体線15の長さと導体柱16の長さの合計、すなわち受電器部品17の長さがそれぞれ共振周波数frm,n,pの1/4波長より短く設定することでそれぞれ容量性素子として動作させることができる。無線電力伝送システム1は導波管共振器として、受電器11は容量性素子として動作することから、無線電力伝送システム1は高周波フィルタの共振回路、受電器11は電界結合素子からなるイミタンスイバータと同じ役割となる。すなわち、共振周波数frm,n,pにおいて、前記送電器5と無線電力伝送システム1との間の整合が容易となる。さらに、導体線12と導体線13は対称構造となっていることから、電気映像法により受電器部品14と受電器部品17の符号が対となる電荷をもつ容量素子となるため、受電器11は共振周波数frm,n,pの1/2波長共振器として動作させることなく差動型受電器として動作させることができる。結果、受電器を共振器で構成する必要なく、受電器と遮蔽構造物間の整合が容易となるため、高効率に送電器と受電器の見通しが悪くとも受電器に必要な電力の供給が実現できる。
なお、前記電磁波反射板4は例えば、銅や鉄などの金属や高い比透磁率を有する導電性材料、それらからなるメッシュや網に置き換えた場合、電力供給する周波数においてのみ電磁波反射板として動作させることができる。そのため、情報通信を行う周波数はメッシュや網を通過するので、情報通信は無線電力伝送システム1外から制御することができる。例えば、無線電力伝送システム1内でセンシングの指示やセンシングデータを無線電力伝送システム1外で送受信することができる。
例えば、図3に示す送電器5と図4に示す受電器11、アルミニウムからなる障害物18からなる図5に示す無線電力伝送システム19を考える。無線電力伝送システム19をなす電磁波反射板4はすべて導通接続されている。例えば、電磁波反射板4のうち5面分は図6に示すようにクロムメッキされた鋼線20を複数用いて格子上に接続した金属網とする。格子のサイズは12mm×12mmで鋼線の直径は1mmとする。残り1面はアルミニウムの板で構成する。この格子サイズは無線電力伝送システム19の基底共振周波数の波長に対して1/16以下のサイズであり、センサ情報を送受信する情報伝送周波数の波長に対して1/8以上のサイズとする。
なお、前記電磁波反射板4はすべて金属板で構成することにより高い遮蔽性を実現することができる。また、電磁波反射板4をすべて金属網で表現することにより軽量化や通気性の確保が可能であり、より広い用途に適用することができる。あるいは、前記電磁波反射板4を透明薄膜上に透明電極により構成した金属網構造とすることで、さらに軽量化および設置の容易化を実現できる。
さらに、無線電力伝送システム19の6面は各辺同士をアルミニウムからなるフレームによって固定することで強固に直方体の形状を保つことができ、かつ、高い導通性を実現できる。
無線電力伝送システム19の内寸はx軸方向に473mm、y軸方向に470mm、z軸方向に800mmとする。無線電力伝送システム19のうち送電器5と受電器11および障害物18が配置されている面を面21とし、この面21がアルミニウムの板で構成されているとする。例えば、障害物18は4本の金属柱22、23、24、25および2枚の金属板26、27からなる。4本の金属柱22、23、24、25は金属板26、27の四角とそれぞれ導通するように固定されている。例えば、金属柱22、23、24、25はいずれもアルミニウムからなり、サイズはx軸方向に30mm、y軸方向に30mm、z軸方向に400mmとする。金属板26、27もいずれもアルミニウムからなり、サイズをx軸方向に400mm、y軸方向に300mm、厚みを2mmとする。金属板26と固定されていない金属柱22、23、24、25の端は面21と電気的に導通するように固定されている。金属柱22、23、24、25の他端と面21の接続面からz軸方向に100mmの位置に金属棚27が金属柱22、23、24、25の一端と電気的に導通するように固定される。金属板26、27の中点と面21の中点が一致するように配置される。
図3に示す送電器5の誘電体基板9は比誘電率3.4の誘電体基板とし、その上に銅からなるマイクロストリップラインで導体線8を表現することで実現する。例えば、誘電体基板9のサイズはx軸方向に100mm、y軸方向に20mm、導体線8は幅2mm、長さ80mmで、誘電体基板9の短辺の中心と導体線の幅の中心が一致するように配置される。導体柱10は銅で実現する。例えば、導体線8の一端に径1mmの穴をあけ、同径で長さが20mmの導体柱10を差し込み、はんだで固定する。送電器5の導体柱10の一端は、例えば、図8に示すようにパネルマウントタイプのSMAコネクタ28の中心導体29にはんだづけし、外導体30をねじおよびナットにより電磁波反射板4あるいは障害物18に固定することができる。なお、送電器は前記誘電体基板9を透明薄膜とし、前記導体線8を透明電極により構成することで、視界を遮ることなく同等の性能を維持できる。
図4に示す受電器11の導体線12、15は、例えば、その形状を保持する目的で比誘電率3.4の誘電体基板上に銅からなるマイクロストリップラインで表現し、導体柱13、16はともにアルミニウムで実現する。導体線12、15は105mmと同じ長さで、開放端から40mmで直角に曲がり、25mmの長さを構成し、さらに直角に曲がり40mmの長さをもつ。導体線12、15の他端に径1mmの穴をあけ、同径で長さが10mmの導体柱13、16の一端をそれぞれ差し込み、はんだで固定する。導体柱12、15の他端は、例えば、受電回路を形成した回路基板上にはんだで固定することで受電部を実現する。なお、図4では受電器の導体線はコの字型となっているが、該導体線の形状はこれに限らず、対称に対向して配置されていればよい。
例えば、前記送電器5は無線電力伝送システム19のx座標が198mm座標が235mm、z座標が800mmの位置、すなわち電磁波反射板4上に、前記受電器11は障害物18の金属板26において、送電器5と向かい合う面にx座標が218mm、y座標が223.5mmの位置にそれぞれ取り付ける。ここで、送電器5と受電器11の座標位置は中心導体14および導体柱13、16を基準として定められるものとする。送電器5と受電器11は互いに見通し内に位置されている。
前記障害物18を含まない無線電力伝送システム1の基底共振周波数は、その内寸から計算式(数2)より求められる。
Figure 0007307933000002
一方、前記障害物18を含んだ無線電力伝送システム19は前記無線電力伝送システム1から共振周波数は変化する。この共振周波数は電磁界シミュレーションなどを用いることで構造から容易に計算することができる。例えば、図3に示す構造は453MHzとなる。よって、電力伝送に用いる周波数は453MHzとなる。
このような構成において、送電器5と受電器11を含む送受電システムがインピーダンス整合された状態での電力伝送効率は97%となる。
一方、送電器5の見通し外となるように受電器11を、例えば、図9に示すように遮蔽物11の金属棚27における金属棚26と向かい合う面上のx座標85mm、y座標135mmとなる見通し外の位置に移動させた場合のインピーダンス整合後の電力伝送効率は90%となる。
これにより、受電器11に接続された、例えば、温度センサや照度センサ、湿度センサなどのセンサモジュールといった電子機器を駆動させることができる。
なお、前記受電器11の2つの金属線12、15を保持する誘電体基板9の間は仮想グラウンド面となるため、前記誘電体基板9の間に回路を挿入することも可能となる。例えば、図10に示すように整流回路31と無線通信機能を含むセンサモジュール32からなる無線センサモジュール33を配置する。
このような構成において、前記受電器11の出力部となる導体柱13、16に前記整流回路31を接続することで前記無線センサモジュール33は直流電力を得ることができる。例えば、前記整流回路31に10kΩの負荷抵抗を接続した場合、負荷抵抗に印加される電圧から直流出力電力を測定できる。直流出力電力と送電器5に入力した電力の比から電力伝送効率が算出可能である。
また、例えば、前記受電器11を前記障害物18の金属板26において、前記送電器5と向かい合う面にx座標が198mm座標が235mmの位置に配置し、前記整流流回路31を倍電圧整流回路で構成した場合、送電器5に15.9dBmを入力すると電力伝送効率は49.0%となる。見通し外となる前記金属板27上の同位置における電力伝送効率は36.9%となる。前記金属板26のx座標85mm、y座標135mmでは20.3%、前記金属板27の同位置では10.9%となる。
また、例えば、前記センサモジュール32を照度センサとし、無線通信機能をZigbeeとした場合、前記送電器5と向かい合う面にx座標が198mm座標が235mmの位置に配置した場合、見通し外となる前記金属板27上の同位置に配置した場合、前記金属板26のx座標85mm、y座標135mmに配置した場合、および前記金属板27の同位置に配置した場合でも前記無線センサモジュール33を駆動できる。さらに電磁波反射板4をすべて金属網で表現することにより、前記無線センサモジュール33からの情報を前記無線電力伝送システム1の外部で受信することができる。
1、19 無線電力伝送システム
2 送電部
3 受電部
4 電磁波反射板
5、送電器
6、可変整合回路
7、高周波電源
8、12、15 金属線
9、誘電体基板
10、13、16 導体柱
11、受電器
14、17 受電器部品
18、障害物
20、鋼線
21、面
22、23、24、25 金属柱
26、27 金属板
28、SMAコネクタ
29、中心導体
30、外導体
31、整流回路
32、センサモジュール
33、無線センサモジュール

Claims (3)

  1. 適宜な比透磁率を有する材料で形成された電磁波反射部材によって全体が包囲された構造体と、該構造体の内部に設置された少なくとも1つの送電部および少なくとも1つの受電部とを備え、
    前記送電部は、前記構造体本体を導波路共振器と想定する場合における共振周波数による電磁波を送受信するものであり、前記受電部は第一の受電器および第二の受電器を備えてなるものであって、
    前記送電部は、一方が開放端となる線状の金属で構成される導体線と、該導体線を保持する誘電体基板と、少なくとも1つ以上の導体柱と、整合回路とを電気的に接続してなるものであり、
    前記第一の受電器は、一方が開放端となる線状の第一の導体線と、該第一の導体線の開放端でない他端において少なくとも1つ以上の第一の導体柱とを電気的に接続してなるものであり、
    前記第二の受電器は、第一の導体線と対向配置された第二の導体線と、該第二の導体線の開放端でない他端において少なくとも1つ以上の第二の導体柱とを電気的に接続してなり、前記第一の導体柱の軸線と第二の導体柱の軸線とを同一直線上に対向して配置した場合において、該直線に直交する仮想平面を対称面として第二の導体線が前記第一の導体線に対称となるものであり、
    前記送電部と受電部との間における伝送路間でインピーダンス整合させていることを特徴とする無線電力伝送システム。
  2. 前記送電部は、該送電部の導体線の長さと導体柱の長さとを合せた長さが前記構造体固有の共振周波数の波長の1/4より短く、かつ容量性素子として動作するものであることを特徴とする請求項1に記載の無線電力伝送システム。
  3. 前記受電部は、前記第一の受電器および第二の受電器それぞれの導体線の長さと導体柱の長さとを合せた長さが、ともに前記構造体固有の共振周波数の波長の1/4より短く、かつ容量性素子として動作するものであることを特徴とする請求項1に記載の無線電力伝送システム。
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