JP7307857B2 - 車両ホイール用タイヤを製造するための組立機、及び組立機の形成ドラムを交換するプロセス - Google Patents

車両ホイール用タイヤを製造するための組立機、及び組立機の形成ドラムを交換するプロセス Download PDF

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Description

本発明は、車両ホイール用タイヤを構築するための組立機、及び車両ホイール用タイヤの組立機において成形ドラムを交換するプロセスに関する。
車両ホイール用タイヤは概して、各固定環状構造体に係合された対向するエンドフラップを有する少なくとも1つのカーカスプライを備えるカーカス構造体を備えており、固定環状構造体は、通常は「ビード」という名前で識別される区画に一体化され、各装着リム上のタイヤの所謂「取付径」に略対応する内径を有する。
カーカス構造体はベルト構造体と関連付けられており、ベルト構造体は、互いに対して及びカーカスプライに対して半径方向で重畳して位置しタイヤの周囲延在方向に対して交差配向及び/又は略平行な(0度の)配向で織物又は金属補強コードを有する1つ以上のベルトストリップ/層を備え得る。ベルト構造体に対して半径方向外側の位置にはトレッドバンドが付与され、トレッドバンドは、タイヤの構成半製品と同様にやはりエラストマ材料で作製されている。
カーカス構造体の側面上の軸方向外側の位置にはエラストマ材料で作製されたそれぞれのサイドウォールも付与され、各々がトレッドバンドの横縁の1つからビードに向かってそれぞれの固定環状構造体まで延在している。「チューブレス」タイプのタイヤでは、通常は「ライナ」と呼ばれる気密被覆層が、タイヤの内面を被覆する。
グリーンタイヤの構築は、1つもしくは複数のカーカスプライ、固定環状構造体、及び/又はカーカス構造体の他の構成要素が作製され、及び/又は、先に半製品として製造されている場合には構築ドラム上で相互に組み立てられて、略円筒形状を有する所謂「カーカススリーブ」の形状のカーカス構造体を形成することを本質的に提供し得る。
カーカススリーブはその後、トロイダル構成に従って成型されて、ベルトストリップ、トレッドバンド、及び/又は他の構成要素を作製及び/又は組み立てることによって先に得られた所謂「外側スリーブ」と連結される。
グリーンタイヤの構築に続いて、一般的には、形成及び加硫処理が行われる。この処理は、エラストマ組成物の架橋によってタイヤの構造的な安定性を決定すること、並びにタイヤに、必要であれば、所望のトレッドデザイン及びタイヤのサイドウォールに可能な特徴的な図形標識を付与することを目的とする。
「エラストマ材料」は、少なくとも1つのエラストマ性ポリマ及び少なくとも1つの補強用フィラーを備える組成物を表すことが意図されている。そのような組成物は、例えば、架橋剤及び/又は可塑剤などの添加物も含み得る。架橋剤の存在により、そのような材料は加熱によって架橋され得、したがって最終的な製造物が形成される。
「半径方向」という用語及び「半径方向内側/外側」という表現は、用いられるデバイス(例えばドラム、機械)の及び/又はタイヤの半径方向、すなわち用いられるデバイス/タイヤの回転軸もしくは中心軸に略垂直な方向を指して使用される。
「軸方向」という用語及び「軸方向内側/外側」という表現は、用いられるデバイス(例えばドラム、機械)の及び/又はタイヤの軸方向、すなわち用いられるデバイス/タイヤの回転軸もしくは中心軸に平行な方向を指して使用される。
「周囲」及び「周方向」という用語は、用いられるデバイスの又はタイヤの環状の延在を指して使用される。
「成形ドラム」は、先に構築されたカーカススリーブを受容するように配置され、各々がビードのうち1つと係合するように及び軸方向に接近可能であってトロイダル構成に従ったカーカススリーブを成形するように配置された2つの半部を備えたドラムを表すことが意図されている。
成形ドラムの中心軸を参照する場合、「近位端」及び「遠位端」という表現はそれぞれ、その成形ドラムを支持する組立機の軸受ユニットにより近い軸の端部及びより遠い軸の端部を表す。
同じ出願人による国際公開第2010/070374号には、様々なサイズのタイヤを製造するためのプラントが記載されており、同プラントにおいては、カーカス構築ラインとクラウン構造構築ラインとが提供され、組立ステーションに収束している。形成ドラムがカーカス構築ラインに沿って複数の第1のワークステーションの組の間を順次移送され、カーカス構造体の様々な構成要素が形成ドラムの各々に付与される。次に、形成ドラムの各々へのクラウン構造体の様々な構成要素の付与のために、補助ドラムが、クラウン構造体構築ラインに沿って分配された複数の第2のワークステーション間を順次移送される。組立ステーションは、先に形成されたカーカススリーブを担持する形成ドラムと直接的に連結可能な成形デバイスを備えており、カーカススリーブをトロイダル状に成形すると共にそれを補助ドラムから前もって取り外されたクラウン構造体に連結する。
国際公開第2015/181654号にはタイヤを構築するための装置が記載されており、同装置においては、先に作製されたカーカススリーブが、互いに対して同軸的に移動可能な2つの半部を有すると共にカーカススリーブをそれぞれのビードで係合するように構成された成形装置へと移送される。半部の間には、カーカススリーブの成形中にカーカススリーブ内で拡張可能な形成ドラムが係合される。成形が完了すると、カーカススリーブを担持する形成ドラムは成形装置から取り外されるように適合され、成形されたカーカススリーブ上に直接的に要素部品を付与することによってクラウン構造体を作製するデバイスに移送される。
同じ出願人による国際公開第2005/011967号には、タイヤのカーカス構造体が相互に接近可能な近位半部と遠位半部とを有するドラム上で作製されて、移送部材によって支持されたベルト構造体との当接に至るまでのカーカスプライの半径方向の拡張を決定する方法が記載されている。近位半部は、軸方向の移動を近位半部に伝達する移動グループのロボットアームによって担持される支持構造と軸方向で一体化しており、その一方で遠位半部は、ロボットアームによって伝達されるストロークの2倍の範囲のストロークに従ってシフトする。ロボットアームは細長要素を分配するためのユニットにドラムを移送し、ベルト構造体上にトレッドバンドを及び/又はカーカス構造体に対して軸方向外側の位置に1対のサイドウォールを作製する。
タイヤ生産の分野において、出願人は、一方では特に高性能及び超高性能のタイヤの生産を異なる中量/少量の間で変化させることのできる必要性、他方ではサイクルタイム及びそれにより生産費用を市場の需要に一致した水準に維持する必要性の、均衡を保つことへの要求の高まりを観察してきた。
国際公開第2015/181654号に説明されているもののタイプの生産プロセスは、前述した加工中のタイヤの頻繁なサイズ変更がある場合、それぞれの設備の交換のためのダウンタイムに起因して、特に有利なソリューションを提案するものではない。
国際公開第2010/070374号に記載されているもののタイプのプラントにおいて用いられる生産ソリューションは、上記の課題は解決するが、生産されるタイヤ毎の全体的な単価がかなり高く、市場のビジネスロジックに必ずしも一致しない。
国際公開第2005/011967号に記載されているタイプの生産方法の実装形態は、各ドラムが、カーカス構造体構築動作を実施するように、及びベルト構造と連結する目的でカーカス構造体を成形するように装備されることを必要とする。これは、タイヤの構成要素の獲得及び付与において及びドラムを移動させるために特に複雑で嵩張る機械装置を採用する必要性にも由来して、比較的高い生産コストを伴う。非常に大きな重量及び嵩を有する形成ドラムを操作する必要性も、ドラムがロボットアームによって支持され移動されるときに、カーカススリーブとベルト構造体との連結において満足な精度を得ることを困難にする。
出願人はこうして、先に生産されたカーカススリーブを係合するように構成された交換自在な成形ドラムを装備した組立機を用いることにより、加工中のタイヤの頻繁なサイズ変更があるときに限られた費用を等しい品質レベルで維持することと、生産性及び生産費用に対するそのような変更の影響を限定することという、対立する必要性の均衡を保つ可能性に気が付いた。出願人の認識では、事前に構築されたカーカススリーブの使用は、成形ドラムの構造を単純化及び軽量化することも可能にする。なぜなら、カーカススリーブの獲得の際に必要とされる動作を実施するのに必要な構成要素が成形ドラムに搭載されて存在しなくてもよいからである。
出願人は、最終的に、マニピュレータの助けを借りて軸受アセンブリと個々に係合可能な2つ以上の異なる成形ドラムを装備した組立機を配置することによって、その軸受アセンブリは単純化され得ると共に静止構造体に便利に装着されることができ、各成形ドラムは、生産目的でプラントに既に提供済みのものに関して特定の追加的な装備の使用を必要とすることなしに、毎回異なるサイズのドラムと短時間で容易に交換可能であることを見出した。成形ドラムの及び軸受アセンブリの構造は単純化されるであろうし、外側スリーブとの連結の際のカーカススリーブの位置決めの精度は向上するであろう。
より具体的には、第1の態様によれば、本発明は、車両ホイール用タイヤの組立機において成形ドラムを交換する工程に関する。
好適には、その成形ドラムの各々は、近位端及び遠位端を有する中心軸を備える。
好適には、その成形ドラムの各々は、近位端と遠位端とのうち一方に近接して固定された第1の半部を備える。
好適には、その成形ドラムの各々は、中心軸に沿って摺動自在に係合されると共に第1の半部から最小距離の一時置き位置から出発して中心軸に沿って移動可能な第2の半部を備える。
好適には、その成形ドラムのうち、保管ステーションにある少なくとも1つの待機中の成形ドラムと、組立機の軸受アセンブリ上のアクティブな成形ドラムとが区別可能である。
好適には、待機中の成形ドラムは、マニピュレータによってアクティブな成形ドラムの中心軸の遠位端に係合し、アクティブな成形ドラムと交換される。
好適には、待機中の成形ドラムは、アクティブな成形ドラムの第2の半部を中心軸に沿って一時置き位置までシフトさせることによって、アクティブな成形ドラムと交換される。
好適には、待機中の成形ドラムは、アクティブな成形ドラムを軸受アセンブリから係脱させることによって、アクティブな成形ドラムと交換される。
好適には、待機中の成形ドラムは、軸受アセンブリを、先に軸受アセンブリから取り外されたアクティブな成形ドラムに代えて、待機中の成形ドラムと係合させることによって、アクティブな成形ドラムと交換される。
更なる一態様によれば、本発明は、車両ホイール用タイヤを構築するための組立機に関する。
好適には、軸受アセンブリと、軸受アセンブリに個々に且つ交代で係合可能な複数の成形ドラムとが提供される。
好適には、各々が上記の成形ドラムのうち1つとの係合のために構成された複数の支持体を有する保管ステーションが提供される。
好適には、上記の複数の成形ドラムに関して、保管ステーションにある1つ以上の待機中のドラムと、軸受アセンブリ上のアクティブな成形ドラムとが区別可能である。
好適には、保管ステーションから待機中のドラムのうち1つを取り上げると共に、アクティブな成形ドラムを保管ステーションにおいて再位置決めするように構成された少なくとも1つのマニピュレータが提供される。
好適には、成形ドラムの各々は、近位端及び遠位端を有する中心軸を備える。
好適には、成形ドラムの各々は、上記の近位端と遠位端との一方に近接して固定された第1の半部を備える。
好適には、成形ドラムの各々は、中心軸に沿って摺動自在に係合された第2の半部を備える。
好適には、アクティブな成形ドラムは、その中心軸の近位端において軸受アセンブリに片持ち状に固定される。
好適には、マニピュレータは、アクティブな成形ドラムの中心軸の遠位端に係合するように構成されている。
好適には、軸受アセンブリは、中心軸に沿って第2の半部を移動させるために、アクティブな成形ドラム上で動作するように構成された位置決めアクチュエータを備える。
出願人は、ドラムを交換する動作をマニピュレータに任せることで、成形時の外側スリーブに対するカーカススリーブの位置決めの精度という利益のために、軸受アセンブリに対して、必要な軸方向の移動をドラムの半部に伝達するというタスクのみを任せることが可能になるものと考える。マニピュレータは、例えば外側スリーブと環状移送部材との係合の際に、プラントの他の部分と相互作用するためにも便利に用いられ得る。軸受アセンブリは制御部材を便利に備えることができ、制御部材は成形ドラムの様々な部分と連動して、組立サイクルにおいて提供される当該部分の移動を決定し得る。各ドラムは順に、構造的な単純化及び重量削減という利益のために、加工中のタイヤに対して相互作用するように設定された構成要素のみを一体化することができ、一様なセットに一体化され、個々の部品の撤去を必要とすることなく軸受アセンブリから係脱可能である。
成形ドラムの片持ち装着は、中心軸の遠位端の周りでの操作のための広い空間も提供し、可動キャリッジへの連結と同様、成形ドラムの把持及び取り外し動作を容易にする。
前述の態様のうち少なくとも1つにおいて、本発明の少なくとも1つの便利な実施形態ソリューションは、以下の好適な特徴のうち1つ以上も備えることができる。
好適には、アクティブな成形ドラムの第2の半部を中心軸に沿って一時置き位置までシフトさせる動作は、軸受アセンブリの一部を形成する位置決めアクチュエータによって行われる。
好適には、アクティブな成形ドラムを軸受アセンブリから係脱させることは、一時置き位置においてアクティブな成形ドラムの第2の半部から位置決めアクチュエータを係脱させることを含む。
好適には、アクティブな成形ドラムを軸受アセンブリから係脱させることは、アクティブな成形ドラムの近位端を軸受アセンブリから係脱させることを含む。
好適には、上記の位置決めアクチュエータは、アクティブな成形ドラムの中心軸の近位端を軸受アセンブリから係脱させる前に、アクティブな成形ドラムの第2の半部から係脱される。
好適には、軸受アセンブリを、待機中の成形ドラムと係合させることは、上記のマニピュレータによって、待機中の成形ドラムの中心軸の遠位端を、一時置き位置に配置された各第2の半部と係合させることを含む。
好適には、軸受アセンブリを、待機中の成形ドラムと係合させることは、上記のマニピュレータによって、待機中の成形ドラムの近位端を、軸受アセンブリによって担持される連結座部に近接させることを含む。
好適には、軸受アセンブリを、待機中の成形ドラムと係合させることは、上記の近位端を連結座部に固定することを含む。
好適には、軸受アセンブリを、待機中の成形ドラムと係合させることは、位置決めアクチュエータを、待機中の成形ドラムの第2の半部と係合させることを含む。
好適には、軸受アセンブリを、待機中の成形ドラムと係合させることは、マニピュレータを、待機中の成形ドラムの中心軸の遠位端から係脱させることを備える。
好適には、第2の半部を中心軸に沿って一時置き位置からシフトさせる動作は、上記の位置決めアクチュエータによって行われる。
好適には、各環状補強構造体と係合された軸方向で対向するエンドフラップを有する少なくとも1つのカーカスプライを備えるカーカススリーブを作製することが提供される。
好適には、少なくとも1つのベルト構造体を備える外側スリーブを作製することが提供される。
好適には、カーカススリーブをアクティブな成形ドラム上に係合させることが提供される。
好適には、外側スリーブを、アクティブな成形ドラムと同軸的に静止して位置決めされた静止環状移送部材と係合させることが提供される。
好適には、静止環状移送部材によって担持される外側スリーブの軸方向中心線平面に対してカーカススリーブを軸方向中心位置に挿入するために、アクティブな成形ドラムを軸方向で移動させることが提供される。
好適には、その後、第1の半部を軸方向中心線平面に向かって移動させるために中心軸が軸方向にシフトする間に、アクティブな成形ドラムの第2の半部を中心軸に沿って軸方向中心線平面に向かって移動させることが提供される。
好適には、第2の半部は、第1の半部のシフトに対して2倍の範囲を有する軸方向の変位に従って中心軸に対して変位する。そのようにして、カーカススリーブは、半部の相互接近の際、外側スリーブに対して軸方向中心位置を維持する。
好適には、上記の第1の半部は中心軸の遠位端に近接して固定される。
この処置は、近位端から適当な距離での第2の半部の位置決めを容易にし、したがって近位端の周りの空間を解放して、軸受アセンブリに対して成形ドラムを係合及び係脱する操作を容易にする。
好適には、中心軸の近位端及び遠位端は互いに強固に固定される。
好適には、第2の半部は軸方向で近位端と遠位端との間に介在している。
好適には、軸受アセンブリは、リニアガイドと、リニアガイドに沿って移動可能でありアクティブな成形ドラムの中心軸をそれぞれの近位端で係合させるように構成されたキャリッジとを備える。
キャリッジによって及び位置決めアクチュエータによって提供される移動は、静止環状移送部材の軸方向の移動を何ら必要とすることなく、外側スリーブを担持する静止環状移送部材における成形ドラムの軸方向の挿入を実行すること、及び成形ドラム自体の半部の対称的な軸方向での接近に従い、外側スリーブと、成形ドラムによって担持されるカーカススリーブとの連結を決定することを可能にする。したがって、組立機は、カーカススリーブと外側スリーブとの連結の精度という利益のために、静止環状移送部材の使用に対応する。
好適には、位置決めアクチュエータはキャリッジに固定される。
好適には、リニアガイドは中心軸に平行な摺動方向に従って延在する。
好適には、キャリッジは摺動方向に沿ってシフトする。
好適には、キャリッジをリニアガイドに沿って移動させるためにキャリッジとリニアガイドとの間で動作するモータ駆動装置も提供される。
好適には、キャリッジは、静止環状移送部材に対して軸方向でセンタリングされた作業位置にアクティブな成形ドラムを位置決めするように構成されている。
好適には、上記の静止環状移送部材は上記の組立機に対して静止している。
好適には、上記の静止環状移送部材は、成形ドラムによって担持されるカーカススリーブの周りに連結され得る外側スリーブに係合するように構成されている。
好適には、マニピュレータは、補助ドラムに係合すると共にそれを静止環状移送部材内の同軸的にセンタリングされた位置に設置するように構成されている。
したがって、外側スリーブを静止環状移送部材と係合させるために用いられる同じマニピュレータが、成形ドラムの交代を行うためにも便利に用いられる。
好適には、各成形ドラムの中心軸は、第1の半部を強固に係合する遠位フランジを担持する。
好適には、各成形ドラムの近位端は、軸受アセンブリに動作可能に収容されたマンドレルと係合可能である。
好適には、各成形ドラムの中心軸は、軸受アセンブリと強固に係合可能な近位フランジを担持する。
好適には、中心軸の近位端は、周方向に分配され近位フランジを通じて動作する第1のねじ部材によって、軸受アセンブリと係合可能である。
好適には、第1のねじ部材の各々は、近位フランジとの当接座部を画定する頭部と、近位フランジを貫通して配置された貫通孔に回転可能に係合する軸部とを有する。
好適には、第1のねじ部材の各々は、近位フランジと近位フランジ自体に固定された閉鎖ディスクとの間に画定される空洞に収容される。
好適には、第1のねじ部材の各々は、閉鎖ディスクに設けられたアクセス開口を通じてアクセス可能な動作座部を有する。
好適には、第1のねじ部材の各々は、マンドレルによって担持されると共にそれぞれの第1のねじ部材の作用時に弾性戻り要素とは対照的に作業位置に向かって軸方向で移動可能な固定要素と係合可能である。
好適には、軸受アセンブリによって担持され、各固定要素の頭部拡大部と相互作用して、頭部拡大部が作業位置にない場合には警報信号を発する、少なくとも1つのセンサも提供される。
好適には、中心軸は、近位端に接続されると共に軸受アセンブリによって担持される流体力学的継手と動作可能に連結することができる空気圧作動導管を有する。
好適には、位置決めアクチュエータは、アクティブな成形ドラムの第2の半部に係合して中心軸に沿って移動させるように構成された連結部材を備える。
好適には、連結部材は、キャリッジに対してリニアガイドに平行にシフト可能である。
好適には、連結部材は、キャリッジから片持ち状に突出している筒状支持体に沿って摺動自在にガイドされる管状体を有する。
好適には、軸受アセンブリのマンドレルは筒状支持体内に動作可能に収容される。
好適には、連結部材は、アクティブな成形ドラムの第2の半部によって担持される連結リングと継手によって動作可能に連結することができる終端カウンタフランジを備える。
好適には、連結リングは第2の半部と回転可能に係合される。
好適には、上記の継手は、周方向に分配され上記の終端カウンタフランジ及び連結リングのうち一方に配置されたそれぞれの貫通開口を通じて動作する第2のねじ部材を備える。
好適には、各貫通開口は、拡大部分と、その拡大部分から周方向に沿って中心軸に同心状に延在する弓状スロットとを有する。
好適には、上記の第2のねじ部材の各々は、上記の貫通開口のうち1つの拡大部分を通じて軸方向に挿入可能な頭部を備える。
好適には、上記の第2のねじ部材の各々は、連結リングの角度回転に従って弓状スロットを通じて係合可能な軸部を備える。
好適には、近位フランジは、遠位フランジの直径寸法よりも大きい直径寸法を有する。
近位フランジのより大きい寸法は、成形ドラムと軸受アセンブリとの連結を強化することを可能にすると共に、機械的接続要素及び空気圧接続要素の据え付けを容易にする。
好適には、各成形ドラムは、第2の半部を一時置き位置に保つように動作可能に作動し得る少なくとも1つの係止ボルトも備える。
好適には、係止ボルトは、中心軸に対して半径方向に移動可能な挿入物上で、中心軸に配置された係合座部に係合する動作位置と、係合座部から抜き出された休止位置との間で動作する、流体力学的アクチュエータを備える。
好適には、流体力学的アクチュエータは第2の半部に固定される。
好適には、流体力学的アクチュエータは上記の空気圧導管のうち1つと動作可能に接続される。
好適には、リニアガイドに沿ってキャリッジに課される変位に対して2倍の範囲及び反対方向を有する軸方向の変位に従って第2の半部を中心軸に沿って移動させるために、モータ駆動装置と位置決めアクチュエータとを同時に動作させるように構成された電子制御ユニットも提供される。
更なる特徴及び利点は、本発明による、車両ホイール用タイヤの組立機において成形ドラムを交換するプロセスの、及び車両用タイヤを構築するための組立機の、好適であるが排他的ではない実施形態の詳細な説明から、より明確になるであろう。そのような説明は、非限定的な例としてのみ与えられる同封の図面を参照して、以下に記載される。
本発明を一体化するタイヤを構築するためのプラントを平面視で概略的に示す。 本発明による組立機を側面視で概略的に示し、ドラムの半部が相互に接近して一時置き位置にある。 組立機から係脱された成形ドラムを斜視図で示す。 組立機のマンドレルと係合された成形ドラムの近位端の詳細を断面図で示す。 成形ドラムの第2の半部を組立機の連結部材に係合するための継手の詳細を斜視図で示す。 成形ドラムの近位端に近接して配置されたボルトの詳細を断面図で示す。 本発明によって得られるタイヤを半断面図で示す。
上記の図を参照すると、参照符号1は、本発明による車両ホイール用タイヤを構築するための組立機を総体的に示す。組立機1は、車両ホイール用タイヤを構築するためのプラント2内で動作する。車両ホイール用タイヤの一例は図7に表されており、総体的に3で標示されている。タイヤ3は、少なくとも1つのカーカスプライ5を有するカーカス構造4を備える。1つ又は複数のカーカスプライ5の内側には、気密エラストマ材料の層又は所謂ライナ6が付与され得る。半径方向外側位置にエラストマフィラー7bを担持する所謂ビードコア7aを各々が備える2つの環状補強構造体7が、1つ又は複数のカーカスプライ5の各エンドフラップ5aと係合されている。環状補強構造体7は、通常は「ビード」8という名前で識別される区画に近接して一体化しており、タイヤ3とそれぞれの装着リムとの係合は通常はそこで起こる。
カーカス構造4の周りには1つ以上のベルト層9aを備えるベルト構造体9が周方向に延在しており、ベルト構造体9にはトレッドバンド10が周方向で重畳されている。
1つ又は複数のカーカスプライ5には、2つのサイドウォール11が、横方向で対向する位置に付与されている。各サイドウォールは、対応するビード8に接合された半径方向内側のエイペックス11aと、トレッドバンド10の軸方向外縁部10aに接合された半径方向外側の終端部11bとを有している。
タイヤ3を獲得するために、カーカス構築エリア12においては、少なくとも1つの構築ドラム13上に既知のモードに従って、ライナ6、1つもしくは複数のプライ、及び/又はサイドウォール11の少なくとも一部などの他の構成要素の配置が進められてもよく、少なくとも1つのカーカススリーブ14が得られ、環状補強構造体7が、その周りに折り返された1つもしくは複数のカーカスプライ5のそれぞれのエンドフラップ5aに係合する。
外側スリーブ構築エリア15においては、少なくとも1つの補助ドラム16上に、次のものが作製され得る。すなわち、少なくともベルト構造体9と、場合によってその上に付与されたトレッドバンド10と、サイドウォール11の少なくとも一部とを備える、少なくとも1つの外側スリーブ17である。
組立機1と動作可能に関連付けられたマニピュレータ18が、外側スリーブ構築エリア15のアウトレットステーションから補助ドラム16を取り上げ、静止環状移送部材19内の同軸的にセンタリングされた位置に設置する。静止環状移送部材は、好適には組立機自体に対して静止しており、外側スリーブ17を係止して固定位置に保持するように構成されている。マニピュレータ18のコマンドに応じて、補助ドラム16は半径方向で収縮すると共に軸方向の移動によりスリーブ自体から係脱され、その後新たに外側スリーブ構築エリア15に導入されて、新しい外側スリーブ17の構築を始める。
静止環状移送部材19によって保持された外側スリーブ17との連結のために、カーカススリーブ14は次に、把持デバイス20によって構築ドラム13から取り外されるように適合され、把持デバイス20がカーカススリーブ14を組立機1に移送する。
組立機1は、複数の成形ドラム22が個々に係合可能な軸受アセンブリ21を本質的に備えている。
好適には、2つ以上の成形ドラム22が提供される。各成形ドラム22は、他の成形ドラム22によって獲得可能なタイヤ3の構造的特徴とは異なる構造的特徴を有するタイヤ3を加工するために配置される。特に、一方及び他方の成形ドラム22によってそれぞれ獲得可能なタイヤ3は、少なくとも取付径、すなわちビード8において検出可能な内径に関して、互いに異なり得る。
軸受アセンブリ21の付近には、各々が成形ドラム22のうち1つとの係合のために構成された複数の支持体24を有する、保管ステーション23が配置される。
加工の際、複数の成形ドラム22のうち、軸受アセンブリ21上にあるアクティブな成形ドラム22と、保管ステーション23にある1つ以上の待機中の成形ドラム22とは、区別可能である。待機中の成形ドラム22は、その瞬間まで生産中であったものとは異なるタイプのタイヤ3の生産への変化が必要になる度に、アクティブな成形ドラム22と個々に交換可能である。このために、個々の補助ドラム16を静止環状移送部材19と係合させるために用いられるのと同じマニピュレータ18、又は場合によってはそのような目的に特化された別のマニピュレータが、軸受アセンブリ21からアクティブな成形ドラム22を取り出して保管ステーション23内へと移送するように、及び、保管ステーション23から待機中の成形ドラム22のうち1つを取り出し、先に取り外されたアクティブな成形ドラム22の代わりに、それを軸受アセンブリ21と係合するように配置するように、適合される。
各成形ドラム22は互いに鏡像となる第1の半部25と第2の半部26とを備えており、その各々が、軸方向内側及び半径方向外縁に位置する、半径方向に拡張可能な環状把持要素27を担持している。各環状把持要素27は、本発明の目的とは関連がないため詳細には説明しないが、好適にはセルフセンタリング式で、把持デバイス20によって担持されるカーカススリーブ14のそれぞれのビード8を係合するように半径方向に拡張可能である。よって、カーカススリーブ14は、外側スリーブ17との連結のための成形サイクルの実行時に、把持デバイス20によって係脱されてカーカススリーブのビード8でしっかりと保持され得る。
半部25,26は、強固に固定され角度オフセットされた近位端29と遠位端30とを有する中心軸28によって同軸的に担持されている。両端が互いに一体化しているので、近位端29と遠位端30とのうち一方と一体化している第1の半部25は、両端と一体化している。このために、中心軸28は、遠位端30で、第1の半部25と強固に係合された遠位フランジ31を担持する。遠位端30は、好適には、マニピュレータ18によって又はそのような目的に特化された別のマニピュレータによって担持される把持部材32によって動作可能に係合可能な円錐シャンクの形で実現される。
第2の半部26は、軸方向で近位端29と遠位端30との間に介在し、中心軸28に沿って摺動自在に係合されている。このために、第2の半部26は、中心軸28の周りに摺動自在に係合された管状スリーブ33に固定され得る。
軸受アセンブリ21は、リニアガイド34と、リニアガイド34に沿って移動可能なキャリッジ35とを備える。キャリッジ35は、アクティブな成形ドラム22の中心軸28にそれぞれの近位端29で係合して、静止環状移送部材19に対して同軸的に片持ち状に支持するように構成されている。
静止したリニアガイド34は、アクティブな成形ドラム22の中心軸28に平行な摺動方向に従って延在する。
リニアガイド34とキャリッジ35との間でモータ駆動装置36が動作して、キャリッジをアクティブな成形ドラム22と共に摺動方向に沿って移動させる。
軸受アセンブリ21は、アクティブな成形ドラム22上で動作するように構成された位置決めアクチュエータ37も備えており、第2の半部26を中心軸28に沿って移動させる。位置決めアクチュエータ37は、好適にはキャリッジ35に固定されており、例えば1対の電動シリンダを備えていてもよい。1対の電動シリンダは、サーボモータ(図示しない)によって駆動され、キャリッジ35自体の両側にそれぞれ固定され、キャリッジ35に対してリニアガイド34に平行にシフト可能な連結部材38上で動作する。
連結部材38は、好適には、筒状支持体40に沿って摺動自在に案内される管状体の形で作製されており、筒状支持体は、摺動方向に平行に、キャリッジ35から片持ち状に突出している。連結部材38は、アクティブな成形ドラム22の第2の半部26と動作可能に連結することができる終端カウンタフランジ39を担持しており、第2の半部を中心軸28に沿って移動させる。
キャリッジ35の筒状支持体40内には、モータ42によって回転するように駆動できるマンドレル41が動作可能に収容されていてもよい。
近位端29と軸受アセンブリ21との係合は、好適にはマンドレル41で起こる。このために、近位端29は、マンドレル41に配置された対応する連結座部41a内への軸方向挿入で動作可能に連結することができる円錐シャンク形で作製されてもよく、したがって、連結ステップにおける部品の総体的なセンタリングが容易になる。
中心軸28の近位端29には、好適には遠位フランジ31の直径寸法よりも大きな直径寸法を有する近位フランジ43が据え付けられる。
好適には、中心軸28の近位端29は、周方向に分配され近位フランジ43を通じて動作する第1のねじ部材44によって軸受アセンブリ21に固定されるように適合される。
好適には、第1のねじ部材44の各々は、近位フランジ43との当接のための肩部を画定する頭部44aと、近位フランジ43自体を貫通して配置された貫通孔に回転可能に係合する軸部44bとを有する。少なくとも頭部44aは、好適には軸方向に一定の間隔を空けて、近位フランジ43と、近位フランジ43自体に取り外し可能に固定された閉鎖ディスク46との間に画定される空洞45に収容される。
閉鎖ディスク46には、好適にはフレア状のアクセス開口47が作製される。これらの開口の各々を通じて、締緩動作の目的で、それぞれの第1のねじ部材44の頭部44aに作製された動作座部と連結可能なアレンキー又は他の適当な工具を挿入することができる。
第1のねじ部材44の各々は、マンドレル41によって動作可能に担持されるそれぞれの固定要素48と動作可能に係合可能である。それぞれの第1のねじ部材44の作用時、各固定要素48は、マンドレル41によって担持される当接面50と、当該固定要素48の頭部拡大部48aとの間で動作する1つ以上の椀状ばね又は他の弾性戻り要素49の作用に対抗して、近位フランジ43に向かって軸方向で移動可能である。より具体的には、それぞれの第1のねじ部材44をねじ締めすると、固定要素48は、その頭部拡大部48aが近位フランジ43に近付く作業位置に向かって移動可能であり、近位フランジ43はマンドレル41に対して安定的に締められる。
例えば連結部材38の管状体内に固定された、軸受アセンブリ21によって担持される少なくとも1つのセンサ51は、各固定要素48の頭部拡大部48aと相互作用するように適合され、頭部拡大部48aが作業位置にない場合には警報信号を、及び/又は頭部拡大48aが作業位置にある場合には承認信号を発する。
近位端29は、中心軸28内に作製された1つ以上の空気圧導管52に接続して、第1及び第2の半部26によって担持される環状把持要素27の作動も管理する作動流体を供給する。好適には、空気圧導管52は、近位フランジ43の軸方向外側面に通じている。近位端29のマンドレル41への連結によって、空気圧導管52の、マンドレル自体に配置された各流体力学的継手との接続が確定される。
好適には、アクティブな成形ドラム22の第2の半部26と連結部材38との係合は、終端カウンタフランジ39と、アクティブな成形ドラム22の第2の半部26によって終端に担持される連結リング54との間で動作する継手53によって起こる。好適には、連結リング54は第2の半部26の周りに回転可能に係合される。
継手53は、第2のねじ部材55を備えていてもよく、第2のねじ部材55は、周方向に分配され、終端カウンタフランジ39に又は図示される例のように連結リング54に配置された各貫通開口56を通じて動作する。
各貫通開口56は拡大部分57を有しており、そこから弓状スロット58が延在し、周方向に沿って中心軸28に同心状に延びている。
第2のねじ部材55の各々は、それぞれの貫通開口56の拡大部分57を通じて軸方向に挿入可能なそれぞれの頭部55aと、終端カウンタフランジ39にねじ込まれるねじ軸部55bとを有する。第2のねじ部材55の各々の軸部55bは、各頭部55aが拡大部分57を通過した後、連結リング54の角度回転に従って弓状スロット58内に係合されるように適合される。回転が完了すると、第2のねじ部材55は、第2の半部26の連結部材38への安定した係止のために締められるように適合される。
カーカススリーブ14と外側スリーブ17とを組み立てるための成形サイクルの実行は、把持デバイス20によって担持されるカーカススリーブ自体がアクティブな成形ドラム22上に係合されることで行われる。このために、把持デバイス20は、静止環状移送部材19とアクティブな成形ドラム22との間にカーカススリーブ14を同軸的に位置決めし、その一方でキャリッジ35はアクティブな成形ドラムをローディング位置に、好適には静止環状移送部材19自体から最大距離に維持する。
キャリッジ35の軸方向の移動により、予め設定された軸方向相互距離をもって定置位置にある半部25,26と、半径方向で接触状態のそれぞれの環状把持要素27とを配置されたアクティブな成形ドラム22は、カーカススリーブ14に軸方向で挿入される。空気圧導管52を通じて、環状把持要素27の半径方向の拡張が駆動され、ビード8におけるカーカススリーブ14の係合を引き起こす。その後、把持デバイス20は係脱され、アクティブな成形ドラム22によって保持されるカーカススリーブ14から遠ざけられ得る。
静止環状移送部材19に向かうキャリッジ35の更なるシフトは、アクティブな成形ドラム22の軸方向の移動を引き起こし、カーカススリーブ14を、静止環状移送部材19によって担持される外側スリーブ17の軸方向中心線平面Mに関して軸方向でセンタリングされた位置に挿入する。
この時点で、成形ドラム22の第1の半部25及び第2の半部26は、カーカススリーブをトロイダル状に成形すると共に外側スリーブ17に連結するために、カーカススリーブ14内への空気又は別の作動流体の吹送と同時に、互いに軸方向に近付けられる。この接近は、アクティブな成形ドラム22の第2の半部26が中心軸28に沿って軸方向中心線平面Mの方にシフトし、その一方で第1の半部25を同じ軸方向中心線平面Mの方に移動させるために中心軸28全体が軸方向にシフトするように、軸受アセンブリ21の位置決めアクチュエータ37とモータ駆動装置36とを同時に作動させることによって、便利に得られる。
電子制御ユニット(図示しない)は、第2の半部26によって完了される中心軸28についての変位が、同時にキャリッジ35に課されるリニアガイド34についての変位に対して2倍の範囲及び反対方向を有するように、モータ駆動装置36と、位置決めアクチュエータ37と、恐らくは組立機1の他の部品との作動を管理する。この処置は、静止環状移送部材19によって保持される外側スリーブ17に対して軸方向でセンタリングされた位置におけるカーカススリーブ14の維持を容易にし、連結精度のために、成形動作の全持続時間にわたって軸方向の相互移動を防止する。
連結が完了すると、静止環状移送部材19は外側スリーブ17を係脱し得る。静止環状移送部材19から遠ざかるキャリッジ35のシフトにより、成形ドラム22によって保持される加工中のタイヤ3は、静止環状移送部材自体から軸方向に抜き出されてローラデバイス60にもたらされる。ローラデバイス60は、タイヤ3がマンドレル41で動作するモータ42の作用を受けて回転する間、外側スリーブ17とカーカススリーブ14との連結を強固にするためにローリング動作を実施する。ローリングが完了すると、タイヤ3は環状把持要素27の半径方向の収縮を受けてアクティブな成形ドラム22から取り外すことができ、アクティブな成形ドラム22は新たな作業サイクルを実施するように配置される。
アクティブな成形ドラム22を保管ステーション23にある待機中の成形ドラム22のうちの1つと交換することが要求されると、マニピュレータ18はその把持部材32をアクティブな成形ドラム22と同軸的に位置決めし、アクティブな成形ドラム22は、リニアガイド34に沿ったキャリッジ35の移動に従って交換位置に運ばれる。交換位置において、アクティブな成形ドラム22は、遠位端30をマニピュレータ18の把持部材32と係合させる。アクティブな成形ドラム22がその遠位端30でマニピュレータ18によってしっかりと保持されると、位置決めアクチュエータ37は第2の半部26を中心軸28に沿って移動させ、第1の半部25から最小距離の一時置き位置に持っていく。
各成形ドラム22は、第2の半部26を一時置き位置に保つように動作可能に作動し得る少なくとも1つの係止ボルト61とも便利に関連付けられ得る。そのような係止ボルト61は流体力学的アクチュエータ62を備えていてもよく、流体力学的アクチュエータは、第2の半部26に固定されると共に、中心軸28に対して半径方向に移動可能な挿入物63上で、挿入物63が中心軸28に配置された係合座部64に係合する動作位置と、挿入物63が係合座部64から抜き出されて第2の半部26の軸方向の移動性を自由にする休止位置との間で動作する。流体力学的アクチュエータ62は、中心軸28に配置された前述の空気圧導管52のうち1つと便利に接続されることができ、したがって環状把持要素27の半径方向の収縮と同時に空気圧導管52の作動が決定される。
係止ボルト61の作動の後、軸受アセンブリ21からのアクティブな成形ドラム22の係脱が作動可能である。このために、まず、第2の半部26からの位置決めアクチュエータ37の係脱が提供される。この動作は、前述したアレンキー又は別の適当な手動工具の助けを借りて第2のねじ部材55が緩められることを必要とする。
緩めが完了すると、オペレータによって手動で実行され得る連結リング54の僅かな角度回転が、貫通開口56の拡大部57の、第2のねじ部材55の頭部55aとの軸方向での整列を引き起こす。次に、連結部材38が位置決めアクチュエータ37の作用に応じて第2の半部26から遠ざかるように移動するように適合され、したがって中心軸28の近位端29へのアクセスが容易になる。
よって、オペレータは容易に第1のねじ部材44に到達すると共に、マンドレル41によって担持される固定要素からの第1のねじ部材44の係脱を引き起こすことができる。
したがって、係脱が完了すると、アクティブな成形ドラム22は、軸受アセンブリ21から切り離され、保管ステーション23に提供された支持体24のうちの1つに位置決めするように提供されるマニピュレータ18の作用に応じて、軸受アセンブリ21から遠ざけられ得る。係止ボルト61は、第2の半部26を一時置き位置に維持して、成形ドラム22が傾斜軸又は垂直軸に従って配向されるときであっても中心軸28に沿った第2の半部の望ましくない変位を防止し、したがってマニピュレータ18による成形ドラムの移動が容易になる。
当該マニピュレータ18は、待機中の成形ドラム22のうち1つをそれぞれの遠位端30で係合することによって保管ステーション23から取り出すことを提供し、先に取り外された成形ドラムに代えて、その成形ドラムの軸受アセンブリ21上での係合を可能にする。取り出し時、待機中の成形ドラム22は、係止ボルト61によって一時置き位置に固定されたそれぞれの第2の半部26を有するであろう。この状況は、待機中の成形ドラム22の重心がその遠位端30に近くなることを保証し、マニピュレータ18にかかる応力を便利に限定する。
待機中の成形ドラム22を軸受アセンブリ21上に係合させる動作は、先行するアクティブな成形ドラム22からの係脱に関して上述したものと逆の動作シーケンスによって実行されるであろう。
待機中の成形ドラム22の近位端29が接近し、マニピュレータ18によって連結座部41aに軸方向で挿入された後、第1のねじ部材44が締められる。固定が完了すると、手動で実行されること又はマンドレル41のモータ42によって実行されることのできる成形ドラムの軸周りの回転が、各固定要素48の頭部拡大部48aが正しい作業位置にあることをセンサ51がキャプチャして装着シーケンスの継続の許可を与えることを可能にする。
位置決めアクチュエータ37は、継手53による第2の半部26との機械的接続を可能にするために連結リング54に隣接する終端カウンタフランジ39を担持する。位置決めアクチュエータ37のコマンドに応じて、すなわち係止ボルト61の離脱に応じて、第2の半部26は一時置き位置から中心軸28に沿って移動され得る。
軸受アセンブリ21への中心軸28の及び第2の半部26の固定が完了すると、マニピュレータ18は中心軸28の遠位端30から係脱され得る。電子制御ユニットによって管理されるキャリッジ35の及び/又は位置決めアクチュエータ37の適当なシフトは、新たな成形サイクルを始めるために、予め設定された軸方向相互距離の定置位置に半部25,26を位置させる。

Claims (45)

  1. 車両ホイール用タイヤの組立機(1)において成形ドラムを交換するプロセスであって、
    前記成形ドラム(22)の各々は、
    近位端(29)と遠位端(30)とを有する中心軸(28)、
    前記遠位端(30)と前記近位端(29)とのうち一方に近接して固定された第1の半部(25)、
    前記中心軸(28)に沿って摺動自在に係合されると共に、前記第1の半部(25)から最小距離の一時置き位置から出発して前記中心軸(28)に沿って移動可能な第2の半部(26)、
    を備えており、
    貯蔵ステーション(23)にある少なくとも1つの待機中の成形ドラム(22)と、前記組立機(1)の軸受アセンブリ(21)上のアクティブな成形ドラム(22)とは、前記成形ドラム(22)の中で区別可能であり、
    前記待機中の成形ドラム(22)は、
    前記アクティブな成形ドラム(22)の前記中心軸(28)の前記遠位端(30)をマニピュレータ(18)によって係合させること、
    前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)を前記中心軸(28)に沿って前記一時置き位置までシフトさせること、
    前記アクティブな成形ドラム(22)を前記軸受アセンブリ(21)から係脱させること、
    前記待機中の成形ドラム(22)を、先に前記軸受アセンブリ(21)から取り外された前記アクティブな成形ドラム(22)に代えて、前記軸受アセンブリ(21)に係合させること、
    によって、前記アクティブな成形ドラム(22)と交換される、プロセス。
  2. 前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)を前記中心軸(28)に沿って前記一時置き位置までシフトさせる前記動作は、前記軸受アセンブリ(21)の一部を形成する位置決めアクチュエータ(37)によって実行される、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記アクティブな成形ドラム(22)を前記軸受アセンブリ(21)から係脱させることは、
    前記位置決めアクチュエータ(37)を前記一時置き位置において前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)から係脱させること、
    前記アクティブな成形ドラム(22)の前記近位端(29)を前記軸受アセンブリ(21)から係脱させること、
    を備える、請求項2に記載のプロセス。
  4. 前記位置決めアクチュエータ(37)は、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記中心軸(28)の前記近位端(29)を前記軸受アセンブリ(21)から係脱させる前に、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)から係脱される、請求項3に記載のプロセス。
  5. 前記待機中の成形ドラム(22)を前記軸受アセンブリ(21)に係合させることは、
    前記マニピュレータ(18)によって、前記待機中の成形ドラム(22)の前記中心軸(28)の前記遠位端(30)を前記一時置き位置に配置された前記それぞれの第2の半部(26)と係合させること、
    前記マニピュレータ(18)によって、前記待機中の成形ドラム(22)の前記近位端(29)を、前記軸受アセンブリ(21)によって担持される連結座部(41a)に近接させること、
    前記近位端(29)を前記連結座部(41a)に固定すること、
    前記位置決めアクチュエータ(37)を前記待機中の成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)と係合させること、
    前記マニピュレータ(18)を前記待機中の成形ドラム(22)の前記中心軸(28)の前記遠位端(30)から係脱させること、
    を備える、請求項2から4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. 前記第2の半部(26)を前記中心軸(28)に沿って前記一時置き位置からシフトさせる動作が前記位置決めアクチュエータ(37)によって実行される、請求項5に記載のプロセス。
  7. i)それぞれの環状補強構造体(7)と係合された軸方向で対向するエンドフラップ(5a)を有する少なくとも1つのカーカスプライ(5)を備えるカーカススリーブ(14)を作製すること、
    ii)少なくとも1つのベルト構造体(9)を備える外側スリーブ(17)を作製すること、
    iii)前記カーカススリーブ(14)を前記アクティブな成形ドラム(22)上に係合させること、
    iv)前記外側スリーブ(17)を、前記アクティブな成形ドラム(22)と同軸的に静止して位置決めされた環状移送部材(19)と係合させること、
    v)前記アクティブな成形ドラム(22)を軸方向に移動させて、前記カーカススリーブ(14)を、前記環状移送部材(19)によって担持される前記外側スリーブ(17)の軸方向中心線平面(M)に関して軸方向でセンタリングされた位置に挿入すること、
    vi)その後、前記第1の半部(25)を前記軸方向中心線平面(M)に向かって移動させるために前記中心軸(28)が軸方向にシフトする間に、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)を前記中心軸(28)に沿って前記軸方向中心線平面(M)に向かって移動させること、
    を更に備え、
    前記第2の半部(26)は、前記第1の半部(25)の前記シフトに対して2倍の範囲を有する軸方向の変位に従って前記中心軸(28)に対してシフトする、請求項1から6のいずれか一項に記載されたプロセス。
  8. 車両ホイール用タイヤを構築するための組立機であって、
    軸受アセンブリ(21)、
    前記軸受アセンブリ(21)に個々に且つ交代で係合可能な複数の成形ドラム(22)、
    各々が前記成形ドラム(22)のうち1つを係合するように構成された複数の支持体(24)を有する保管ステーション(23)、
    前記複数の成形ドラム(22)の中で区別可能な、前記保管ステーション(23)にある1つ以上の待機中のドラム及び前記軸受アセンブリ(21)上の1つのアクティブな成形ドラム(22)、
    前記保管ステーション(23)から前記待機中のドラムのうち1つを取り上げると共に、前記アクティブな成形ドラム(22)を前記保管ステーション(23)において再位置決めするように構成された少なくとも1つのマニピュレータ(18)、
    を備えており、
    前記成形ドラム(22)の各々は、
    近位端(29)と遠位端(30)とを有する中心軸(28)、
    前記近位端(29)及び前記遠位端(30)の一方に近接して固定された第1の半部
    (25)、
    前記中心軸(28)に沿って摺動自在に係合された第2の半部(26)、を備えており、
    前記アクティブな成形ドラム(22)は、その中心軸(28)の前記近位端(29)において前記軸受アセンブリ(21)に片持ちされており、
    前記マニピュレータ(18)は、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記中心軸(28)の前記遠位端(30)を係合するように構成されており、
    前記軸受アセンブリ(21)は、前記アクティブな成形ドラム(22)上で動作するように構成された位置決めアクチュエータ(37)を備え、前記第2の半部(26)を前記中心軸(28)に沿って移動させる、組立機。
  9. 前記第1の半部(25)は前記中心軸(28)の前記遠位端(30)に近接して固定される、請求項8に記載の組立機。
  10. 前記中心軸(28)の前記近位端(29)及び前記遠位端(30)は互いに強固に接続される、請求項8又は9に記載の組立機。
  11. 前記第2の半部(26)は軸方向で前記近位端(29)と前記遠位端(30)との間に介在している、請求項8から10のいずれか一項に記載の組立機。
  12. 前記軸受アセンブリ(21)は、
    リニアガイド(34)、
    前記リニアガイド(34)に沿って移動可能であり前記アクティブな成形ドラム(22)の前記中心軸(28)をそれぞれの前記近位端(29)で係合させるように構成されたキャリッジ(35)、
    を備える、請求項8から11のいずれか一項に記載の組立機。
  13. 前記位置決めアクチュエータ(37)は前記キャリッジ(35)に固定される、請求項12に記載の組立機。
  14. 前記リニアガイド(34)は前記中心軸(28)に平行な摺動方向に従って延在する、請求項12又は13に記載の組立機。
  15. 前記キャリッジ(35)は前記摺動方向に沿ってシフトする、請求項14に記載の組立機。
  16. 前記キャリッジ(35)を前記リニアガイド(34)に沿って移動させるために前記キャリッジ(35)と前記リニアガイド(34)との間で動作するモータ駆動装置(36)を更に備える、請求項12から15のいずれか一項に記載の組立機。
  17. 前記キャリッジ(35)は、環状移送部材(19)に対して軸方向でセンタリングされた作業位置に前記アクティブな成形ドラム(22)を位置決めするように構成されている、請求項12から16のいずれか一項に記載の組立機。
  18. 前記環状移送部材(19)は前記組立機(1)に対して静止している、請求項17に記載の組立機。
  19. 前記環状移送部材(19)は、前記成形ドラム(22)によって担持されるカーカススリーブ(14)の周りに連結可能な外側スリーブ(17)に係合するように構成されている、請求項17又は18に記載の組立機。
  20. 前記マニピュレータ(18)は、補助ドラム(16)に係合すると共に、それを前記環状移送部材(19)内の同軸的にセンタリングされた位置に設置するように構成されている、請求項17から19のいずれか一項に記載の組立機。
  21. 各成形ドラム(22)の前記中心軸(28)は、前記第1の半部(25)に強固に係合する遠位フランジ(31)を担持する、請求項8から20のいずれか一項に記載の組立機。
  22. 各成形ドラム(22)の前記近位端(29)は、前記軸受アセンブリ(21)に動作可能に収容されたマンドレル(41)と係合可能である、請求項8から21のいずれか一項に記載の組立機。
  23. 各成形ドラム(22)の前記中心軸(28)は、前記軸受アセンブリ(21)と強固に係合可能な近位フランジ(43)を担持する、請求項8から22のいずれか一項に記載の組立機。
  24. 前記中心軸(28)の前記近位端(29)は、周方向に分配され前記近位フランジ(43)を通じて動作する第1のねじ部材(44)によって前記軸受アセンブリ(21)に係合可能である、請求項23に記載の組立機。
  25. 前記第1のねじ部材(44)の各々は、前記近位フランジ(43)との当接座部を画定する頭部(44a)と、前記近位フランジ(43)を貫通して配置された貫通孔に回転可能に係合する軸部(44b)とを有する、請求項24に記載の組立機。
  26. 前記第1のねじ部材(44)の各々は、前記近位フランジ(43)と前記近位フランジ(43)自体に固定された閉鎖ディスク(46)との間に画定される空洞(45)に収容される、請求項24又は25に記載の組立機。
  27. 前記第1のねじ部材(44)の各々は、前記閉鎖ディスク(46)に設けられたアクセス開口を通じてアクセス可能な動作座部を有する、請求項26に記載の組立機。
  28. 各成形ドラム(22)の前記近位端(29)は、前記軸受アセンブリ(21)に動作可能に収容されたマンドレル(41)と係合可能であり、
    各成形ドラム(22)の前記中心軸(28)は、前記軸受アセンブリ(21)と強固に係合可能な近位フランジ(43)を担持し、
    前記中心軸(28)の前記近位端(29)は、周方向に分配され前記近位フランジ(43)を通じて動作する第1のねじ部材(44)によって前記軸受アセンブリ(21)に係合可能であり、
    前記第1のねじ部材(44)の各々は、前記マンドレル(41)によって担持されると共に前記それぞれの第1のねじ部材(44)の作用時に弾性戻り要素(49)とは対照的に作業位置に向かって軸方向で移動可能な固定要素(48)と係合可能である、請求項8から21のいずれか一項に記載の組立機。
  29. 前記軸受アセンブリ(21)によって担持され、各固定要素(48)の頭部拡大部(48a)と相互作用して、前記頭部拡大部(48a)が前記作業位置にない場合には警報信号を発する、少なくとも1つのセンサ(51)を更に備える、請求項28に記載の組立機。
  30. 前記中心軸(28)は、前記近位端(29)に接続されると共に前記軸受アセンブリ(21)によって担持される流体力学的継手と動作可能に連結可能な空気圧作動導管(52)を有する、請求項8から29のいずれか一項に記載の組立機。
  31. 前記位置決めアクチュエータ(37)は、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)に係合して前記中心軸(28)に沿って移動させるように構成された連結部材(38)を備える、請求項8から29のいずれか一項に記載の組立機。
  32. 前記位置決めアクチュエータ(37)は、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)に係合して前記中心軸(28)に沿って移動させるように構成された連結部材(38)を備え、
    前記連結部材(38)は前記キャリッジ(35)に対して前記リニアガイド(34)に平行にシフト可能である、請求項12に記載の組立機。
  33. 前記位置決めアクチュエータ(37)は、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)に係合して前記中心軸(28)に沿って移動させるように構成された連結部材(38)を備え、
    前記連結部材(38)は前記キャリッジ(35)から片持ち状に突出している筒状支持体(40)に沿って摺動自在にガイドされる管状体を有する、請求項12に記載の組立機。
  34. 各成形ドラム(22)の前記近位端(29)は、前記軸受アセンブリ(21)に動作可能に収容されたマンドレル(41)と係合可能であり、
    前記軸受アセンブリ(21)の前記マンドレル(41)は前記筒状支持体(40)に動作可能に収容されている、請求項33に記載の組立機。
  35. 前記連結部材(38)は、前記アクティブな成形ドラム(22)の前記第2の半部(26)によって担持される連結リング(54)と継手(53)によって動作可能に連結可能な終端カウンタフランジ(39)を備える、請求項31から34のいずれか一項に記載の組立機。
  36. 前記連結リング(54)は前記第2の半部(26)と回転可能に係合される、請求項35に記載の組立機。
  37. 前記継手(53)は、周方向に分配され前記終端カウンタフランジ(39)及び連結リング(54)のうち一方に配置された各貫通開口(56)を通じて動作する第2のねじ部材(55)を備える、請求項35又は36に記載の組立機。
  38. 各貫通開口(56)は、拡大部分(57)と、前記拡大部分(57)から周方向に沿って前記中心軸(28)に同心状に延在する弓状スロット(58)とを有する、請求項37に記載の組立機。
  39. 前記第2のねじ部材(55)の各々は、
    前記貫通開口(56)のうち1つの前記拡大部分(57)を通じて軸方向に挿入可能な頭部(44a)と、
    前記連結リング(54)の角度回転に従って前記弓状スロット(58)を通じて係合可能な軸部(44b)と、
    を備える、請求項38に記載の組立機。
  40. 各成形ドラム(22)の前記中心軸(28)は、前記第1の半部(25)に強固に係合する遠位フランジ(31)を担持し、
    各成形ドラム(22)の前記中心軸(28)は、前記軸受アセンブリ(21)と強固に係合可能な近位フランジ(43)を担持し、
    前記近位フランジ(43)は前記遠位フランジ(31)の直径寸法よりも大きい直径寸法を有する、請求項8から20のいずれか一項に記載の組立機。
  41. 各成形ドラム(22)は、前記第2の半部(26)を、前記第1の半部(25)から最小距離の一時置き位置に保つように動作可能に作動し得る少なくとも1つの係止ボルト(61)を更に備える、請求項8から40のいずれか一項に記載の組立機。
  42. 前記係止ボルト(61)は、前記中心軸(28)に対して半径方向に移動可能な挿入物(63)上で、前記中心軸(28)に配置された係合座部(64)に係合する動作位置と前記係合座部(64)から抜き出された休止位置との間で動作する、流体力学的アクチュエータ(62)を備える、請求項41に記載の組立機。
  43. 前記流体力学的アクチュエータ(62)は前記第2の半部(26)に固定される、請求項42に記載の組立機。
  44. 前記中心軸(28)は、前記近位端(29)に接続されると共に前記軸受アセンブリ(21)によって担持される流体力学的継手と動作可能に連結可能な空気圧作動導管(52)を有し、
    各成形ドラム(22)は、前記第2の半部(26)を、前記第1の半部(25)から最小距離の一時置き位置に保つように動作可能に作動し得る少なくとも1つの係止ボルト(61)を更に備え、
    前記係止ボルト(61)は、前記中心軸(28)に対して半径方向に移動可能な挿入物(63)上で、前記中心軸(28)に配置された係合座部(64)に係合する動作位置と前記係合座部(64)から抜き出された休止位置との間で動作する、流体力学的アクチュエータ(62)を備え、
    前記流体力学的アクチュエータ(62)は前記空気圧作動導管(52)のうち1つと動作可能に接続される、請求項8から29のいずれか一項に記載の組立機。
  45. 前記リニアガイド(34)に沿って前記キャリッジ(35)に課される変位に対して2倍かつ反対方向を有する軸方向の変位に従って、前記第2の半部(26)を前記中心軸(28)に沿って移動させるために、前記モータ駆動装置(36)と前記位置決めアクチュエータ(37)とを同時に動作させるように構成された電子制御ユニットを更に備える、請求項16に記載の組立機。
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