JP7307212B1 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キャッシュレス決済の利便性の向上を図る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理システムは、決済サーバ10と、利用者端末50と、店舗端末200と、POSサーバ300を有する。決済サーバ10は、利用者端末50を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、取引対象の提供者や利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、キャッシュレス決済の一形態としてQRコード(登録商標)決済が普及しつつある。たとえば、QRコード決済に関する技術として、所定条件を満たす利用者による決済、あるいは、所定の地域において実施された決済を対象としてキャンペーンを行う技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2021-071998号公報
しかしながら、従来技術では、キャッシュレス決済の利便性の向上を図るうえで改善の余地があった。たとえば、従来技術では、利用者がキャッシュレス決済において、いわいるサブスクリプションを適用することについては考慮されていなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、キャッシュレス決済の利便性の向上を図ることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、利用者の利用者端末を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定部と、前記判定部によって、前記対象利用者が前記所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し前記所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理部とを備える。
本発明によれば、キャッシュレス決済の利便性の向上を図る。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る登録情報データベースの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るサブスクデータベースの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る返金処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
[実施形態]
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末50と、店舗端末200と、POS(Point Of Sales)サーバ300を有する。
図1に示す決済サーバ10は、利用者端末50を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、各種の決済を行うサーバ装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
図1に示す利用者端末50は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末50は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末50は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、利用者端末50がスマートフォンである場合を示す。
図1に示す店舗端末200は、加盟店に設置される端末であり、たとえば、いわゆるPOSレジである。POSサーバ300は、店舗に設置された店舗端末200による販売情報を管理するサーバ装置である。
ここで、利用者端末50が実行する決済処理に先立ち、利用者端末50を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。例えば、利用者Uが店舗にて各種の商品やサービスといった決済対象の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者Uは、利用者端末50に予めインストールされた決済用のアプリケーションを起動し、利用者Uを識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。
店舗に設置された店舗端末200は、利用者端末50に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報と、決済額と、店舗を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
このような場合、決済サーバ10は、利用者情報が示す利用者Uの口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を利用者端末50へと送信する。このような場合、利用者端末50は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、利用者端末50を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末50を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末50を用いた決済は、店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者Uが利用者端末50を用いた決済を行うものであってもよい。
この場合、利用者Uは、アプリケーションを介して、店舗に設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、利用者端末50は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U或いは店舗の店員から決済額の入力を受付ける。そして、利用者端末50は、利用者Uを識別する利用者情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗を示す情報)と、決済額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
また、利用者端末50を用いた決済は、利用者Uが予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、決済サーバ10は、店舗の口座に対して決済額の電子マネーを送金するとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済額を請求してもよい。
また、利用者端末50を用いた決済は、利用者Uの口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uの口座から、所定の取引対象を提供する提供者(事業者)の口座へと電子マネーを移行させる決済であってもよい。このような場合、利用者Uは、事業者が利用者Uに対して送付した支払帳票(例えば、コンビニ収納代行サービスにおいて用いられる振込票)に含まれるバーコードを、利用者端末50が備える撮影装置(カメラ)で読み取る。そして、利用者端末50は、読み取ったバーコードが示す支払先や支払額を画面に表示し、利用者Uから当該支払先に対する送金を承認する旨の操作を受け付けた場合、利用者識別情報と、支払額と、支払先を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者Uの口座から、支払先の口座へと、支払額が示す額の電子マネーを移行させる。
ところで、近年では、電子決済アプリを利用した各種キャンペーンが実施されている。たとえば、かかるキャンペーンとして、特定の利用者あるいは特定の地域の店舗を対象としたものがある。
これに対し、たとえば、商品単位で利用可能なサブスクリプション(以下、サブスクとも記載)の適用については考慮されていなかった。そこで、実施形態に係る情報処理では、利用者に対し商品単位のサブスクを提供することとし、上述した決済に対し対象商品のサブスクを導入することとした。
なお、本実施形態において、サブスクは、対象利用者に対し予め設定された対象商品や対象サービスを各店舗で提供することを示す。なお、対象商品は、たとえば、コンビニ等の店舗で購入したものであってもよく、レストラン等の飲食店において、購入したものであってもよい。すなわち、対象商品は、利用者が持ち替えりを前提に購入したもの、ならびに、飲食店内で実際に飲食をおこなったものであってもよい。また、以下では、対象商品を製造する事業者(メーカ)と、利用者U1との間でサブスクが契約され、各利用者の契約情報が随時、決済サーバ10に通知されているものとする。
たとえば、図1に示すように、対象商品に関するサブスクの加入者である利用者U1が店舗において決済を行うと、店舗端末200は、利用者識別情報、店舗識別情報および決済額を含む決済情報を決済サーバ10へ通知する(ステップS1)。
決済サーバ10は、通知された決済情報に基づき、口座データベースに登録された利用者Uの口座から店舗の口座へ決済額を送金する決済処理を行う(ステップS2)。たとえば、決済サーバ10は、決済処理を終えると、当該決済に対し決済番号を付与し、付与した決済番号を店舗端末200へ通知する(ステップS3)。
店舗端末200は、決済番号を利用者Uへ販売した商品等に関する販売情報に付与し、POSサーバ300に登録する(ステップS4)。なお、ここでの販売情報は、POSデータの一例に対応する。
つづいて、決済サーバ10は、決済番号に基づき、利用者Uが購入した商品に関する購入情報の問い合わせをPOSサーバ300に対して行い(ステップS5)、POSサーバ300から購入情報を取得する(ステップS6)。なお、購入情報は、問い合わせを行った決済番号に対応するPOSデータの一部であってもよく、すべてであってもよい。また、購入情報は、商品名を示す情報であってもよく、たとえば、商品を識別するための識別情報(商品コード、JANコード等)であってもよい。
つづいて、決済サーバ10は、取得した購入情報に基づき、利用者U1が加入するサブスクの対象商品を購入したか否かを判定する(ステップS7)。決済サーバ10は、購入情報に対象商品が含まれる場合、対象商品を購入したと判定し、購入情報に対象商品が含まれていなかった場合、対象商品を購入していないと判定する。
つづいて、決済サーバ10は、利用者U1が対象商品を購入したと判定していた場合、当該利用者U1が支払った対象商品の購入費用の払い戻しを行う(ステップS8)。これにより、利用者U1の口座は、対象商品の購入に関して、見かけ上の収支をゼロにすることができる。
つまり、この場合、利用者U1はサブスクに加入すると、その後の対象商品をどの店舗においても実質的に無料で入手することができる。なお、たとえば、決済サーバ10は、払い戻しの原資についてはたとえばサブスクを提供する事業者に対し後から請求を行うようにすればよい。
このように、実施形態に係る情報処理システム1では、電子決済システムのすべての加盟店で、対象商品に関するサブスクを提供する。これにより、消費者である利用者U1は、どの加盟店で対象商品を購入したとしても、サブスクの恩恵を享受することができるので、キャッシュレス決済の利便性の向上を図ることができる。
〔2-1.決済サーバの構成例〕
次に、図2を用いて、決済サーバ10の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバ10の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末50、店舗端末200等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、登録情報データベース32と、サブスクデータベース33を有する。
口座データベース31は、決済サービスにおける各利用者Uの口座情報を記憶するデータベースである。図3は、実施形態に係る口座データベース31に記憶する情報の一例を示す図である。
図3に示すように、たとえば、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」および「口座残高」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報が格納される。「口座残高」は、口座の残高を示す。
図2の説明に戻り、登録情報データベース32について説明する。登録情報データベース32は、提供するサブスクに関する登録情報を記憶するデータベースである。図4は、実施形態に係る登録情報データベース32の一例を示す図である。
図4に示すように、たとえば、登録情報データベース32は、「サブスクID」、「提供者ID」、「対象商品」および「サービス内容」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。「サブスクID」は、サブスクを識別するための識別情報を示す。「提供者ID」は、サブスクを提供する提供者を識別するための識別子である。
「対象商品」は、サブスクの対象となる商品である。「サービス内容」は、対応するサブスクにおいて利用者が享受するサービス内容である。図4では、サービス内容として、たとえば、10000円まで無料、15個まで無料といった上限額、あるいは、上限個数が設定されている場合、あるいいは、どの店舗で購入しても一律50円で購入可能といった定額購入サービスが含まれる場合を示す。すなわち、「払い戻し」については、すべての購入費用を払い戻す必要はなく、購入費用の一部(ここでは販売価格と50円の差額)を払い戻すようにしてもよい。
図2の説明に戻り、サブスクデータベース33について説明する。サブスクデータベース33は、利用者それぞれのサブスクの加入状況、利用状況を記憶するデータベースである。
図5は、実施形態に係るサブスクデータベース33の一例を示す図である。図5に示すように、たとえば、サブスクデータベース33は、「利用者ID」に対し、それぞれのサブスクを示す「サブスク♯1」、「サブスク♯2」といった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
同図に示す例では、利用者ID「UID♯1」で識別される利用者の「サブスク♯1」で識別されるサブスクは、現在までの購入金額の和が「5,580円」であることを示し、利用者ID「UID♯2」で識別される利用者の「サブスク♯2」で識別されるサブスクは、現在までの購入個数が「5個」であることを示す。
図2の説明に戻り、制御部40について説明する。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図2に示すように、決済情報取得部41と、決済処理部42と、通知部43と、購入情報取得部44と、判定部45とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
決済情報取得部41は、利用者端末50を用いた決済に関する決済情報を取得する。たとえば、決済情報取得部41は、店舗で利用者端末50を用いた決済が行われると、店舗端末200から利用者識別情報、店舗識別情報および決済額に関する情報を決済情報として取得し、取得した決済情報を決済処理部42へ渡す。
決済処理部42は、決済情報取得部41から受け取った決済情報に基づき、決済処理を行う。まず、決済処理部42は、口座データベース31を参照し、利用者識別情報から利用者の口座を特定し、店舗識別情報から店舗の口座を特定する。
つづいて、決済処理部42は、利用者の口座を送金元、店舗の口座を送金先として、決済情報に含まれる決済額の送金を行うことで、決済処理を行う。そして、決済処理部42は、決済処理を終えると、当該決済に対し決済番号を付与し、通知部43へ渡す。
また、決済処理部42は、後述する判定部45から通知される払い戻しに関する情報に基づき、利用者の口座へ払い戻しを行う。決済処理部42は、払い戻しを行う場合、決済を行った店舗の口座ではなく、払い戻し専用口座から払い戻しを行う。
すなわち、決済処理部42は、利用者の口座から店舗の口座へ通常通りの決済処理を行った後に、利用者の口座への払い戻しについては払い戻し専用口座から払い戻しを行う。これにより、店舗の口座には、対象商品の購入費用を含む決済総額が提供されることになる。
つまり、店舗においては、サブスクに関し、返金などといった煩雑な処理を不要とし、通常通り利用者へ商品を販売すればよく、決済サーバ10側で、サブスクに関する決済処理が行われる。これにより、サブスクに関する店舗負担の軽減を図ることができる。
なお、たとえば、払い戻し専用口座の原資については、サブスクを提供する事業者(たとえば、対象商品の製造メーカ)が負担するようにすればよい。また、払い戻し専用口座については、サブスク毎に設けるようにしてもよく、すべてのサブスクで共有する口座を設けるようにしてもよい。
通知部43は、決済処理部42によって行われた決済内容を利用者端末50および店舗端末200へ通知する。たとば、決済内容には、利用者、店舗、決済額、決済日時に関する情報、ならびに、決済番号に関する情報等が含まれる。
たとえば、店舗端末200は、決済番号を受け取ると、利用者が購入した商品に関する購入情報等に対し、通知部43から受け取った決済内容を対応付けて、POSサーバ300に送信する。これにより、POSサーバ300には、決済番号と利用者が購入した購入情報とを対応付けて管理することができる。
購入情報取得部44は、利用者の利用者端末50を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する。たとえば、購入情報取得部44は、決済処理部42から決済番号を受け取ると、POSサーバ300に対し決済番号に紐づいた購入情報の問い合わせを行うことで、POSサーバ300から購入情報を取得する。
また、購入情報取得部44は、取得した購入情報を判定部45へ渡す。なお、購入情報取得部44は、購入情報として、利用者端末50でレシートを撮影したレシート画像を取得することにしてもよい。また、購入情報取得部44は、店舗内に設置されたカメラで利用者を撮影した店舗画像を購入情報として取得することにしてもよい。たとえば、店舗画像、店舗内で利用者が手に取った商品が分かるように設置されたカメラで撮影された画像や、会計時に利用者の購入した商品が分かるようにレジに設置されたカメラで撮影された画像である。
判定部45は、購入情報取得部44によって取得された購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する。たとえば、判定部45は、登録情報データベース32およびサブスクデータベース33を参照し、購入情報取得部44から受け取った購入情報にサブスクサービスの対象商品が含まれているか否か、および、決済を行った利用者が対応するサブスクの対象利用者であるかを判定する。
判定部45は、判定の結果、対象利用者がサブスクサービスの対象商品を購入していると判定した場合、登録情報データベース32のサービス内容に基づき、対象利用者の口座に対し払い戻す金額を特定する。
たとえば、判定部45は、特定した払い戻し金額に関する情報を決済処理部42へ通知し、決済処理部42は、通知された払い戻し金額に基づき、対象利用者の口座へ払い戻しを行う。
この際、判定部45は、たとえば、対象利用者が購入した対象商品の購入費用あるいは購入個数が上限額あるいは上限個数に上限が設けられている場合には、当該上限に達した場合に、払い戻しに関する処理をキャンセルするようにしてもよい。
なお、判定部45は、購入情報がレシート画像または店舗画像である場合、レシート画像または店舗画像を解析し、利用者が購入した商品を特定し、対象商品が含まれているか否かを判定するようにしてもよい。また、この際、たとえば、購入情報が店舗画像である場合、店舗画像から値札等を認識し、対象商品の価格を特定するようにしてもよく、たとえば、別途POSデータ等の販売情報を取得し、当該POSデータから価格を特定するようにしてもよい。
〔3.処理のフロー〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る決済サーバ10が実行する処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る返金処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、決済サーバ10によって実行される。
図6に示すように、まず、決済サーバ10は、利用者端末50または店舗端末200から取得した決済情報に基づいて決済処理を行う(ステップS101)。つづいて、決済サーバ10は、たとえば、POSサーバ300から購入情報を取得する(ステップS102)。
つづいて、決済サーバ10は、購入情報に基づき、サブスクの対象商品があるか否かを判定する(ステップS103)。決済サーバ10は、対象商品が有ると判定した場合(ステップS103;Yes)、ステップS104の処理へ進み、対象商品がないと判定した場合(ステップS103;No)、処理を終了する。
つづいて、決済サーバ10は、対象商品を購入した利用者がサブスクの対象利用者か否かを判定する(ステップS104)。なお、ステップS103およびステップS104については、並列して行うことにしてもよいし、あるいは、順序を入れ替えてもよい。
決済サーバ10は、対象商品を購入した利用者が対象利用者であると判定した場合(ステップS104;Yes)、ステップS105の処理へ進み、対象利用者でないと判定した場合(ステップS104;No)、処理を終了する。
つづいて、決済サーバ10は、対象利用者の口座に対象商品の購入費用を払い戻す返金処理を行い(ステップS105)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
ところで、上述した実施形態では、利用者が実際の店舗において利用者端末50を用いた決済に対し、サブスクサービスを適用する場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、決済サーバ10は、利用者がオンラインショッピングで対象商品を購入した場合においても、サブスクサービスを適用することにしてもよい。この場合、決済サーバ10は、オンラインショッピングの運営元から各利用者のショッピング明細を購入情報として取得し、当該ショッピング明細に基づき、対象商品を購入したか否かを判定するようにしてもよい。
〔5.効果〕
上述した実施形態に係る決済サーバ10(情報処理装置の一例)は、利用者の利用者端末50を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する購入情報取得部44(取得部の一例)と、購入情報取得部44によって取得された購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定部45と、判定部45によって、対象利用者が所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理部42とを備える。したがって、実施形態に係る決済サーバ10によれば、利用者に対しキャッシュレス決済においてすべての加盟店で利用可能なサブスクサービスを提供することができるで、キャッシュレス決済の利便性の向上を図る。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、決済処理部42は、利用者が利用した店舗に対し前記購入費用を含む決済総額を提供する。したがって、実施形態に係る決済サーバ10によれば、店舗における返金処理等の煩雑な処理を必要とすることなく、サブスクサービスを提供することができる。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、購入情報取得部44は、店舗で管理されるPOSデータを前記購入情報として取得する。したがって、実施形態に係る決済サーバ10によれば、既存のシステムを用いることができるので、コストの削減を図ることができる。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、購入情報取得部44は、利用者が前記利用者端末を用いてレシートを撮影したレシート画像を前記購入情報として取得する。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、購入情報取得部44は、利用者が利用した店舗の内部で前記利用者を撮影した店舗画像を前記購入情報として取得する。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、決済処理部42は、対象利用者による前記購入費用の累計が前記サブスクリプションにおいて設定された上限額以下である場合に、当該対象利用者に対し前記購入費用の払い戻しを行う。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、決済処理部42は、決済処理部は、
前記対象利用者による前記所定の対象の購入数の累計が前記サブスクリプションにおいて設定された上限回数以下である場合に、当該対象利用者に対し前記購入費用の払い戻しを行う。
上述した実施形態に係る決済サーバ10において、決済処理部42は、対象利用者が利用した店舗とは別の口座から当該対象利用者の口座へ前記購入費用の払い戻しを行う。
上述した実施形態に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、利用者の利用者端末を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する取得工程と、前記取得工程によって取得された前記購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって、前記対象利用者が前記所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し前記所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理工程とを含む。
上述した実施形態に係る情報処理プログラムは、利用者の利用者端末を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する取得手順と、前記取得手順によって取得された前記購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定手順と、前記判定手順によって、前記対象利用者が前記所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し前記所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理手順とをコンピュータに実行させる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る決済サーバ10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、実施形態に係る決済サーバ10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク(通信ネットワーク)Nを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置(図7では、出力装置および入力装置を総称して「入出力装置」と記載する)を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 登録情報データベース
33 サブスクデータベース
40 制御部
41 決済情報取得部
42 決済処理部
43 通知部
44 購入情報取得部
45 判定部
50 利用者端末
200 店舗端末
300 POSサーバ

Claims (10)

  1. 利用者の利用者端末を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって、前記対象利用者が前記所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し前記所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決済処理部は、
    前記利用者が利用した店舗に対し前記購入費用を含む決済総額を提供すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、
    店舗で管理されるPOSデータを前記購入情報として取得すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、
    前記利用者が前記利用者端末を用いてレシートを撮影したレシート画像を前記購入情報として取得すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、
    前記利用者が利用した店舗の内部で前記利用者を撮影した店舗画像を前記購入情報として取得すること
    を特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記決済処理部は、
    前記対象利用者による前記購入費用の累計が前記サブスクリプションにおいて設定された上限額以下である場合に、当該対象利用者に対し前記購入費用の払い戻しを行うこと
    を特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記決済処理部は、
    前記対象利用者による前記所定の対象の購入数の累計が前記サブスクリプションにおいて設定された上限回数以下である場合に、当該対象利用者に対し前記購入費用の払い戻しを行うこと
    を特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 前記決済処理部は、
    前記対象利用者が利用した店舗とは別の口座から当該対象利用者の口座へ前記購入費用の払い戻しを行うこと
    を特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  9. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    利用者の利用者端末を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって、前記対象利用者が前記所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し前記所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 利用者の利用者端末を用いた決済を利用して購入した商品またはサービスに関する購入情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された前記購入情報に基づき、サブスクリプションの対象利用者が所定の対象を購入したか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって、前記対象利用者が前記所定の対象を購入したと判定された場合に、当該対象利用者に対し前記所定の対象の購入費用の払い戻しを行う決済処理手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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