JP7305780B2 - 通信制御方法及びユーザ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、通信制御方法及びユーザ装置に関する。
従来、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)において、免許が必要な周波数帯であるライセンスバンドと免許不要な周波数帯であるアンライセンスバンドとを併用してLTE通信を行うLAA(License-Assisted Access)が規定されている。なお、アンライセンスバンドは、Unlicensed spectrumと呼ばれることもある。
近年、第5世代(5G)の無線アクセス技術に位置付けられるNR(New Radio)の標準化が3GPPにおいて進められている。現状のNRの仕様には、アンライセンスバンドを用いる仕組みが規定されていないが、NR通信においてアンライセンスバンドを用いる技術であるNR-Uを導入するための議論が3GPPにおいて開始されている。
NR-Uにおいては、アンライセンスバンドをライセンスバンドと併用せずにアンライセンスバンドを単独で用いることが可能になると想定される。このような想定下においては、LAAには無い新たな機能が必要になると考えられる。
3GPP技術仕様書 「TS38.300 V15.3.0」 2018年9月、インターネット<URL: http://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/38_series/38.300/38300-f30.zip>
第1の態様に係る通信制御方法は、ユーザ装置により実行される通信制御方法である。前記通信制御方法は、アンライセンスバンドにおいてセルから周期的に送信される参照信号の受信を所定期間において試行することと、前記所定期間において前記参照信号の受信に失敗した回数と、前記所定期間において前記参照信号の受信に成功した回数との少なくとも1つを計数することと、前記計数された回数に基づいて前記ユーザ装置のモビリティ制御を行うことと、を有する。
第2の態様に係るユーザ装置は、プロセッサを有する。プロセッサは、アンライセンスバンドにおいてセルから周期的に送信される参照信号の受信を所定期間において試行する処理と、前記所定期間において前記参照信号の受信に失敗した回数と、前記所定期間において前記参照信号の受信に成功した回数との少なくとも1つを計数する処理と、前記計数された回数に基づいて前記ユーザ装置のモビリティ制御を行う処理と、を実行する。
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 一実施形態に係るユーザ装置の構成を示す図である。 一実施形態に係る基地局の構成を示す図である。 一実施形態に係るユーザ装置の構成を示す図である。 一実施形態に係るユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 一実施形態に係る条件付きハンドオーバの動作例を示す図である。 一実施形態に係る条件付きハンドオーバの動作例の変更例を示す図である。 一実施形態に係る通常ハンドオーバの動作例を示す図である。
本開示は、NR-Uにおけるモビリティ制御の改善を可能とすることを目的とする。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システム)
まず、一実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。一実施形態に係る移動通信システムは3GPPの5Gシステムであるが、移動通信システムには、LTEが少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1は、一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、移動通信システムは、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN:Next Generation Radio Access Network)10と、5Gのコアネットワーク(5GC:5G Core Network)20とを有する。
UE100は、移動可能な装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であってもよい。例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)、タブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、及び/又は飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)である。
NG-RAN10は、基地局(5Gシステムにおいて「gNB」と呼ばれる)200を含む。gNB200は、NG-RANノードと呼ばれることもある。gNB200は、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して相互に接続される。gNB200は、1又は複数のセルを管理する。gNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、及び/又はモビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
なお、gNBがLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続されてもよいし、LTEの基地局が5GCに接続されてもよい。また、LTEの基地局とgNBとが基地局間インターフェイスを介して接続されてもよい。
以下において、gNB200がUE100との無線通信を行う場合について主として説明するが、gNBがUE100との無線通信を行うことにより、gNBがサイドリンク通信を制御してもよい。
5GC20は、AMF(Access and Mobility Management Function)及びUPF(User Plane Function)300を含む。AMFは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。AMFは、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するエリアの情報を管理する。UPFは、データの転送制御を行う。AMF及びUPFは、基地局-コアネットワーク間インターフェイスであるNGインターフェイスを介してgNB200と接続される。
図2は、UE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。
図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
図3は、gNB200(基地局)の構成を示す図である。
図3に示すように、gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介してAMF/UPF300と接続される。なお、gNBは、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間がF1インターフェイスで接続されてもよい。
図4は、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図4に示すように、ユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図5は、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図5に示すように、制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。また、RRC接続が中断(サスペンド)されている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(一般的なモビリティ制御)
UE100は、自UE100のモビリティ制御を行う。モビリティ制御は、UE100のサービングセルを変更する動作における各種制御を含む。このような動作は、例えば、ハンドオーバ、セル再選択などを含む。
ハンドオーバは、RRCコネクティッド状態にあるUE100のサービングセルをソースセルからターゲットセルへ切替える動作である。ハンドオーバは、通常ハンドオーバと条件付きハンドオーバ(Conditional Handover)とを含む。
通常ハンドオーバにおいて、UE100のハンドオーバをgNB200が決定する。例えば、UE100は、UE100とソースセルとの間の無線状態が悪化したこと、及び/又はUE100とターゲットセルとの間の無線状態が良化したことに応じて、無線状態に関する測定報告をソースセルに送信する。ソースセルを管理するソースgNB200は、UE100から送信される測定報告に基づいてUE100のハンドオーバを決定する。ここで、測定報告には、UE100が測定したセルの測定結果と当該セルの識別子とのセットが含まれる。セルの測定結果は、セルのRSRP(Reference Signal Received Power)、セルのRSRQ(Reference Signal Received Quality)などを含む。
ソースgNB200は、測定報告に含まれるセルからターゲットセルを選択する。ソースgNB200は、ターゲットセルを管理するターゲットgNB200に対して、UEコンテキストを含むハンドオーバ要求を送信する。そして、ソースgNB200は、ターゲットgNB200からハンドオーバ要求確認応答を受信すると、UE100に対してハンドオーバ指令を送信する。UE100は、ハンドオーバ指令を受信すると、ターゲットセルへのハンドオーバを開始し、ターゲットセルに対してランダムアクセス信号を送信する。
一方、条件付きハンドオーバ(Conditional Handover)において、UE100のハンドオーバをUE100自身が決定する。具体的には、ソースgNB200は、ターゲットセルの候補である候補セルを管理する候補gNB200に対してハンドオーバ要求を予め送信する。ここで、候補gNB200は、1つに限らず、複数であってもよい。このため、複数の候補gNB200がハンドオーバ要求を受信し得る。
また、ソースgNB200は、UE100に対して、ハンドオーバ指令を予め送信する。UE100は、ハンドオーバ指令を受信した後、トリガ条件が満たされるまでハンドオーバを保留し、トリガ条件が満たされたときにハンドオーバを開始して1つの候補gNBに対してランダムアクセス信号を送信する。
例えば、UE100は、ソースセル(ソースgNB200)から、ターゲットセルの候補である候補セルのリスト(以下、セルリストと呼ぶ)と当該セルリスト中の候補セルごとに指定されるトリガ条件とを含むハンドオーバ指令を受信する。UE100は、受信されたハンドオーバ指令に含まれるセルリスト中の特定の候補セルに対応するトリガ条件が満たされた場合に、当該トリガ条件が満たされた特定の候補セルへのハンドオーバを行う。
かかる条件付きハンドオーバは、ソースgNB200が測定報告に基づくハンドオーバ決定を行わずに、UE100自身でハンドオーバを決定する。このため、UE100とソースgNB200との間の無線状態が不安定である場合でも、無線状態に応じて即座にハンドオーバを行うことで、ハンドオーバの信頼性(ロバストネス)を改善できる。
(NR-Uにおけるモビリティ制御)
NR-Uにおいて、gNB200は、無線信号の送信を行う前にLBT(Listen Before Talk)を適用することが義務づけられている。LBTが適用される場合、gNB200は、チャネルが空いているか又は使用中(ビジー)であるかを判定する。チャネルが空いていると判定された場合、gNB200は、無線信号の送信を実行することができる。一方、チャネルが使用中であると判定された場合、gNB200は、無線信号の送信を実行することができない。チャネルが空いていると判定される場合はLBT成功とみなされる。チャネルが使用中であると判定される場合はLBT失敗とみなされる。以下において、gNB200(gNB200が管理するセル)に適用されるLBTを「DL LBT」と呼ぶ。
ライセンスバンド上の周波数(キャリア周波数)で運用されるセルに関するモビリティ制御は、基本的には、当該セルの信号品質(RSRP、RSRQなど)に基づくものである。
アンライセンスバンド上の周波数(キャリア周波数)で運用されるセル(以下、「Uセル」と呼ぶ。)をサービングセルとするUE100において、Uセルの信号品質(具体的には、DL LBT成功に応じて送信される無線信号の信号品質)が良好であっても、UセルのDL LBT失敗に起因する無線通信の中断が起こり得る。
よって、NR-Uにおいては、UE100は、UセルのDL LBT状況を考慮した上で、当該Uセルに関するモビリティ制御を行うことが好ましい。
UE100においてUセルのDL LBT状況を評価する1つの基準は、所定期間における当該Uセルから周期的に送信される参照信号(以下、単に「参照信号」と呼ぶ。)の受信状況であり得る。
参照信号は、SSB(Synchronization Signal and PBCH block)、CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)、PSS(Primary Synchronization Signal)、SSS(Secondary Synchronization Signal)、及び/又はCRS(Cell-Specific Reference Signal)などを含む。なお、SSB及びCSI-RSは、RLM-RS(Radio Link Monitoring Reference Signal)と呼ばれる場合がある。
参照信号が周期的に送信されるため、送信周期が決まっていれば、所定期間において参照信号の送信機会の数も決まっている。Uセルは、送信機会が到来する直前にDL LBTを行い、DL LBTに成功すれば参照信号を送信し、失敗すれば参照信号を送信しない。よって、所定期間においてUE100における参照信号の受信状況は、UセルのDL LBTの状況を反映できる。以下において、「参照信号の受信状況」は、所定期間においてUE100における参照信号の受信状況を指す。なお、「参照信号の受信状況」は、上述のRSRP、RSRQなどの信号品質とは異なる概念であることを留意すべきである。
一実施形態に係るUE100は、参照信号の受信状況に基づいてモビリティ制御を行う。
具体的には、UE100は、参照信号の受信を所定期間において試行し、所定期間において参照信号の受信に失敗した回数と、所定期間において参照信号の受信に成功した回数との少なくとも1つを計数し、計数された回数に基づいて参照信号の受信状況を判定し、判定した受信状況に基づいてモビリティ制御を行う。
参照信号の受信に成功するか否かの判断基準は、参照信号を復号できるか否かである。UE100は、参照信号を復号できる場合当該参照信号の受信に成功すると判断し、参照信号を復号できない場合当該参照信号の受信に失敗すると判断する。
UE100は、参照信号の送信設定情報に基づいて参照信号の受信を試行する。送信設定情報は、参照信号を送信するセルを識別するセル識別情報、参照信号を送信するセルが属するキャリア周波数を識別する周波数識別情報、参照信号の送信するビームを識別するビーム識別情報、及び/又は参照信号の信号系列を示す情報などを含む。UE100は、サービングセルから送信設定情報を受信してもよい。送信設定情報は、後述の参照信号の送信周期を示す情報をさらに含んでもよい。なお、送信設定情報は、Uセルを示すUセル情報を含んでもよい。UE100は、Uセル情報を用いて、参照信号の受信状況に基づくモビリティ制御を実行するか否かを判断してもよい。
UE100は、所定期間に対応するタイマと、回数を計数するカウンタとを保持してもよい。UE100は、成功回数を計数するカウンタと失敗回数を計数するカウンタとを個別に保持してもよい。UE100は、参照信号の受信の試行を開始することに応じてタイマを起動し、タイマが満了するまでに参照信号の受信を試行する。参照信号の成功/失敗に応じて成功/失敗回数に対応するカウンタを1インクリメントする。
UE100は、所定期間において計数された回数により求められる値(後述の失敗回数、失敗率、成功回数、及び/又は成功率)に基づいて参照信号の受信状況を判定し、判断結果に基づいてモビリティ制御を行う。回数により求められる値に基づいて参照信号の受信状況を判定する判定方法は以下の通りである。
(a)失敗回数と閾値条件との比較による判定
UE100は、所定期間において参照信号の受信に失敗した回数(失敗回数)を計数し、失敗回数が閾値条件を満たす場合、参照信号の受信状況が良好ではないと判定する。一方、UE100は、失敗回数が閾値条件を満たさない場合、参照信号の受信状況が良好であると判定する。
ここで、「失敗回数が閾値条件を満たす」は、失敗回数が第1閾値以上であることを意味する。
(b)失敗率と閾値条件との比較による判定
UE100は、所定期間において参照信号の受信に失敗した回数(失敗回数)を計数し、失敗回数を、当該所定期間において参照信号の送信機会の数で除算して得られた値を失敗率とする。そして、UE100は、失敗率が閾値条件を満たす場合、参照信号の受信状況が良好ではないと判定する。一方、UE100は、失敗率が閾値条件を満たさない場合、参照信号の受信状況が良好であると判定する。
ここで、「失敗率が閾値条件を満たす」は、失敗率が第2閾値以上であることを意味する。
(c)成功回数と閾値条件との比較による判定
UE100は、所定期間において参照信号の受信に成功した回数(成功回数)を計数し、成功回数が閾値条件を満たす場合、参照信号の受信状況が良好ではないと判定する。一方、UE100は、成功回数が閾値条件を満たさない場合、参照信号の受信状況が良好であると判定する。
ここで、「成功回数が閾値条件を満たす」は、成功回数が第3閾値以下であることを意味する。
(d)成功率と閾値条件との比較による判定
UE100は、所定期間において参照信号の受信に成功した回数(成功回数)を計数し、成功回数を、当該所定期間において参照信号の送信機会の数で除算して得られた値を成功率とする。そして、UE100は、成功率が閾値条件を満たす場合、参照信号の受信状況が良好ではないと判定する。一方、UE100は、成功率が閾値条件を満たす場合、参照信号の受信状況が良好であると判定する。
ここで、「成功率が閾値条件を満たす」は、成功率が第4閾値以下であることを意味する。
上述の「所定期間において参照信号の送信機会の数」は、参照信号の送信周期と所定期間の長さとに基づいて決定される。
参照信号の送信周期は、秒単位で示されてもよいし、サブフレーム単位で示されてもよい。送信周期を示す値(秒数を示す値又はサブフレーム数を示す値)は、UE100に事前設定されてもよいし、ブロードキャストシグナリング又はユニキャストシグナリングによりgNB200からUE100に設定されてもよい。
所定期間の長さは、秒単位で示されてもよいし、サブフレーム単位で示されてもよい。所定期間の長さを示す値(秒数を示す値又はサブフレーム数を示す値)は、UE100に事前設定されてもよいし、ブロードキャストシグナリング又はユニキャストシグナリングによりgNB200からUE100に設定されてもよい。
第1閾値乃至第4閾値は、ブロードキャストシグナリング又はユニキャストシグナリングによりgNB200からUE100に設定されてもよいし、UE100に事前設定されてもよい。第1閾値乃至第4閾値は、参照信号の送信周期と所定期間の長さとに基づいて決定されてもよい。
一実施形態に係るUE100は、上述の判定方法によって、Uセルからの参照信号の受信状況(受信状況が良好であるか否か)を判定し、判定した受信状況に基づいて当該Uセルに関するモビリティ制御を行う。
(条件付きハンドオーバに係る動作例)
条件付きハンドオーバ(以下、「CHO(Conditional Handover)」と呼ぶ。)に係る動作例を説明する。
CHOの候補セルの少なくとも1つは、Uセルである。UE100は、上述の判定方法によって、Uセルからの参照信号の受信状況(受信状況が良好であるか否か)を判定し、判定した受信状況に基づいて、当該Uセルへのアクセスを行うか否かに関する制御を行う。
図6は、CHOに係る動作例を示す図である。
図6に示すように、ステップS101において、UE100は、ソースセル(ソースgNB200)から、Uセルを含むセルリストと当該Uセルに指定されるトリガ条件とを含むハンドオーバ指令を受信する。Uセルに指定されるトリガ条件は、参照信号の受信状況を含む。上述の判定方法における各パラメータ(第1乃至第4閾値、送信周期、所定期間の長さ、及び/又は送信機会の数など)は、ハンドオーバ指令においてUE100に設定されてもよい。
ステップS102において、UE100は、Uセルからの参照信号の受信を試行する。
ステップS103において、UE100は、所定期間における参照信号の成功回数と失敗回数の少なくとも1つを計数する。
ステップS104において、UE100は、上述の判定方法によって参照信号の受信状況を判定する。参照信号の受信状況が良好ではないと判定した場合(ステップS104:NO)、ステップS105において、UE100は、Uセルへのアクセスを行わないと判断する。
一方、参照信号の受信状況が良好であると判定した場合(ステップS104:YES)、ステップS106において、UE100は、Uセルへのアクセスを行うと判断する。
Uセルへのアクセスを行うと判断した場合、UE100は、Uセルに対してランダムアクセスプリアンブルを送信する。
(CHOに係る動作例の変更例)
CHOに係る動作例の変更例を説明する。CHOに係る動作例の変更例において、CHOの候補セルであるUセルに指定されるトリガ条件は、参照信号の受信状況を含まない。UE100は、トリガ条件と、参照信号の受信状況との両方に基づいて、Uセルへのアクセスを行うか否かを判断する。
図7は、CHOに係る動作例の変更例に係る動作を示す図である。
図7に示すように、ステップS111において、UE100は、ソースセル(ソースgNB200)から、Uセルを含むセルリストと当該Uセルに指定されるトリガ条件とを含むハンドオーバ指令を受信する。Uセルに指定されるトリガ条件は、参照信号の受信状況を含まない。トリガ条件は、例えば、Uセルの信号品質(RSRP、RSRQなど)に基づく条件である。例えば、UセルのRSRPが閾値以上である場合、トリガ条件が満たされるとみなす。
ステップS112からステップS114における処理は、図6におけるステップS102からステップS104における処理と同様である。
ステップS114において、参照信号の受信状況が良好ではないと判定した場合(ステップS114:NO)、ステップS117において、UE100は、Uセルへのアクセスを行わないと判断する。
一方、参照信号の受信状況が良好であると判定した場合(ステップS114:YES)、ステップS115において、UE100は、Uセルに指定されるトリガ条件が満されるかを判断する。
Uセルに指定されるトリガ条件が満たされると判断した場合(ステップS115:YES)、ステップS116において、UEはUセルへのアクセスを行うと判断する。一方、トリガ条件が満たされていないと判断した場合(ステップS115:NO)、ステップS117において、UEはUセルへのアクセスを行わないと判断する。
このように、CHOに係る動作例の変更例において、UE100は、CHOの候補セルであるUセルについて、トリガ条件を判断する(ステップS115)前に、参照信号の受信状況を判定する(ステップS114)。CHOの候補セルとして複数のUセルが設定される場合、UE100は、トリガ条件を判断する前において複数のUセルのそれぞれについて参照信号の受信状況を判定し、参照信号の受信状況が良好ではないと判定したUセルを、CHOの候補セルから除外する。
CHOに係る動作例の変更例において、ステップS114とステップS115の順番を入れ替わってもよい。すなわち、UE100は、CHOの候補セルであるUセルについて、トリガ条件を判断した後において、参照信号の受信状況を判定する。候補セルであるUセルについて、トリガ条件を満たしており、かつ、参照信号の受信状況が良好ではないと判断した場合、UE100は、当該Uセルへのアクセスを一時的に中止する(ランダムアクセスプリアンブルの送信を一時的に中止する)。UE100は、アクセスを一時的に中止している間において、参照信号の受信状況を再度判定し、受信状況が良好であると判定したらアクセスを行う(ランダムアクセスプリアンブルを送信する)。
(通常ハンドオーバに係る動作例)
通常ハンドオーバ(以下、「NHO(Normal Handover)」と呼ぶ)に係る動作例を説明する。
NHOに係る動作例に係る通信制御方法は、通常ハンドオーバにおける測定報告の送信に関する制御に係る方法である。
NHOに係る動作例において、UE100は、Uセルについて判断した参照信号の受信状況に基づいて当該Uセルの測定結果の送信に関する制御を行う。
図8は、NHOに係る動作例に係る動作を示す図である。
図8に示すように、ステップS201において、UE100は、サービングセルの隣接セルであるUセルから参照信号の受信を試行する。
ステップS202において、UE100は、所定期間における参照信号の成功回数と失敗回数の少なくとも1つを計数する。
ステップS203において、UE100は、上述の判定方法によって参照信号の受信状況を判定する。参照信号の受信状況が良好ではないと判定した場合(ステップS203:NO)、ステップS205において、UE100は、Uセルの測定結果を送信しないと判断する。
一方、参照信号の受信状況が良好であると判定した場合(ステップS203:YES)、ステップS20において、UE100は、Uセルの測定結果を送信すると判断する。
Uセルの測定結果を送信しないと判断した場合、UE100は、当該Uセルの測定結果を測定報告(通常ハンドオーバにおける測定報告)に含めない。これによって、参照信号の受信状況が良好ではないUセルへのハンドオーバを回避できる。
(NHOに係る動作例の変更例)
NHOに係る動作例において、UE100は、Uセルについて参照信号の受信状況が良好ではないと判定した場合、当該Uセルの測定結果を送信しないと判断する。
一方、NHOに係る動作例の変更例において、UE100は、Uセルについて参照信号の受信状況が良好ではないと判定した場合、当該セルへのハンドオーバを回避するように、当該Uセルの識別子をサービングセルに送信する。UE100は、当該Uセルの識別子を測定報告に含めて送信してもよい。
(セル再選択に係る動作例)
RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態のUE100は、Uセルからの参照信号の受信状況に基づいて当該Uセルに関するモビリティ制御を行ってもよい。このようなモビリティ制御は、サービングセルを選択するするセル再選択に関する制御であってもよい。
UE100は、Uセルからの参照信号の受信状況に基づいて、当該Uセルをサービングセルとして選択するか否かに関する制御を行ってもよい。
UE100は、Uセルからの参照信号の受信状況が良好ではないと判定した場合、当該Uセルをサービングセルとして選択しない。
例えば、UE100は、参照信号の受信状況が良好ではないと判定したUセルを、セル再選択の対象セルから除外する。例えば、UE100は、参照信号の受信状況が良好ではないと判定したUセルを、セル選択の基準(S基準)を満たさないものとしてもよい。
また、UE100は、周波数優先度に基づくセル再選択を行う場合、Uセルの参照信号の受信状況に応じて、当該Uセルが属するキャリア周波数の優先度を調整してもよい。例えば、受信状況が良いほど、優先度を高く調整し、受信状況が悪いほど、優先度を低く調整する。例えば、受信状況を上述の「成功率」で表す場合、成功率が高いほど、優先度を高く調整する。
また、UE100は、ランキングに基づくセル再選択を行う場合、Uセルの参照信号の受信状況に応じて、当該Uセルのランクを調整してもよい。例えば、受信状況が良いほど、ランクを高く調整し、受信状況が悪いほど、ランクを低く調整する。例えば、受信状況を上述の「成功率」で表す場合、成功率が高いほど、ランクを高く調整する。
(その他実施形態)
上述の実施形態では、DL LBTに関連したモビリティ動作を説明した。一方で、NR-Uにおいて、UE100が無線信号の送信を行う前にLBTを適用するため、UE100に適用されるLBT(以下、「UL LBT」と呼ぶ。)によるモビリティ制御も検討する余地がある。
UE100は、ターゲットセルへのランダムアクセスプリアンブル送信時にUL LBTを行う。UL LBTが継続して失敗した場合、UE100はRLF(Radio Link Failure)が発生したと判断する(すなわち、UE100は、RLFを検出する)。
RLFの検出に応じて、UE100は、まずはRRCコネクティッド状態からRRCアイドル状態に遷移する処理を行い、次に他のセルを選択するセル選択処理を行い、そして、選択されたセルに対してRRC再確立処理を行う。RLFの検出に応じるこの一連の処理は、UE100に大きな負荷をかけることがある。
一方、CHOにおいて、複数のターゲットセルがUE100に設定可能であるため、あるターゲットセルへのアクセスがUL LBTにより失敗したとしても、UE100は、RLFを検出する前に別のターゲットセルへのアクセスを試行することが望ましい。例えば、UE100は、以下の動作を実行する。
第1に、UE100は、ソースセル(ソースgNB200)から、複数のUセルを含むセルリストと当該複数のUセルのそれぞれに指定されるトリガ条件とを含むハンドオーバ指令を受信する。
第2に、UE100は、複数のUセルのうち、トリガ条件が満たされた第1Uセルに対して、UL LBTを適用し、ランダムアクセスプリアンブルの送信を試行する。
第3に、UE100は、第1Uセルへのランダムアクセスプリアンブルの送信のためのUL LBTが第1回数以上に連続して失敗した場合、第1Uセルへのランダムアクセスプリアンブルの送信の試行を停止する。第1回数の値を示す情報は、ハンドオーバ指令に含まれてもよい。
第4に、UE100は、ハンドオーバ指令に含まれる複数のUセルのうち、第1Uセル以外のUセルに対してトリガ条件を判断し、トリガ条件が満たされたと判断した場合、当該Uセルへのランダムアクセスプリアンブルの送信を試行する。
上述した各実施形態は、別個独立して実施するだけではなく、2以上の実施形態を組み合わせて実施してもよい。
上述した各実施形態において、5Gシステム(NR)について主として説明したが、各実施形態に係る動作をLTEに適用してもよい。
なお、UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2019-183126号(2019年10月3日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (3)

  1. ユーザ装置で用いる通信制御方法であって、
    アンライセンスバンドにおいてセルから周期的に送信される参照信号の受信を所定期間において試行することと、
    前記所定期間において前記参照信号の受信に失敗した回数を計数することと、
    前記計数された回数により求められる値が閾値条件を満たす場合、前記閾値条件を満たすセルへのハンドオーバを回避するように、当該セルの識別子を前記ユーザ装置のサービングセルに送信することと、を有する
    通信制御方法。
  2. ユーザ装置であって、
    ンライセンスバンドにおいてセルから周期的に送信される参照信号の受信を所定期間において試行する制御部と、送信部と、を備え、
    前記制御部は、前記所定期間において前記参照信号の受信に失敗した回数を計数し、
    前記送信部は、前記計数された回数により求められる値が閾値条件を満たす場合、前記閾値条件を満たすセルへのハンドオーバを回避するように、当該セルの識別子を前記ユーザ装置のサービングセルに送信する
    ユーザ装置。
  3. ユーザ装置を制御するプロセッサであって、
    ンライセンスバンドにおいてセルから周期的に送信される参照信号の受信を所定期間において試行する処理と、
    前記所定期間において前記参照信号の受信に失敗した回数を計数する処理と、
    前記計数された回数により求められる値が閾値条件を満たす場合、前記閾値条件を満たすセルへのハンドオーバを回避するように、当該セルの識別子を前記ユーザ装置のサービングセルに送信する処理と、を実行する
    プロセッサ。
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Ericsson,Handling LBT failures,3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817969,<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817969.zip>,2018年11月02日

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