JP7305747B2 - セルビーム失敗処理方法、移動通信端末及びネットワーク側装置 - Google Patents

セルビーム失敗処理方法、移動通信端末及びネットワーク側装置 Download PDF

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関連出願の相互参照
本願は、2018年8月7日に提出された中国特許出願第201810892074.9号の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
本開示は、通信の技術分野に関し、特にセルビーム失敗処理方法、移動通信端末及びネットワーク側装置に関する。
将来の5G(5 Generation、第5世代)移動通信システムにおいて、20Gbpsのダウンリンク伝送レートと10Gbpsのアップリンク伝送レートという目標を達成するために、高周波通信及び大規模アンテナ技術が導入されることになる。高周波通信は、より広いシステム帯域幅を提供することができ、アンテナサイズも小さくすることができることにより、基地局及びUE(User Equipment、ユーザ装置)において大規模なアンテナを配置するのにより有利である。
5G通信システムでは、リンクの脆弱性に起因して、高周波通信においてビーム失敗が常に生じる場合がある。現在、ビーム失敗の検出は、カウンタ及びタイマのうち少なくとも1つによりビーム失敗インスタンス(beam failure instance)をカウントすることにより実現される。現在、ビーム失敗回復プロセスは、ビーム失敗の検出と、新たな候補ビームの識別と、ビーム失敗回復要求の送信と、ビーム失敗回復要求に対する基地局の応答の端末によるモニタリングと、を含む。すなわち、現在のビーム失敗処理では、ビーム失敗が生じると、ビーム失敗回復が実行される。しかしながら、現在のビーム失敗回復は、長い時間がかかるため、端末がセルとの接続をタイムリーに回復することができないという課題が存在する。
本開示の実施例は、従来技術における、ビーム失敗回復に長い時間がかかるため、端末がセルとの接続をタイムリーに回復することができないという課題を解決するために、セルビーム失敗処理方法、移動通信端末及びネットワーク側装置を提供する。
上記技術的課題を解決するために、本開示は、以下のように実現される。
第1の態様では、本開示の実施例に係る、移動通信端末に適用されるセルビーム失敗処理方法は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行することと、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することと、を含む。
第2の態様では、本開示の実施例に係る、ネットワーク側に適用されるセルビーム失敗処理方法は、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信することと、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行することと、を含む。
第3の態様では、本開示の実施例に係る移動通信端末は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行する検出モジュールと、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する第1実行モジュールと、を含む。
第4の態様では、本開示の実施例に係るネットワーク側装置は、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信する受信モジュールと、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する第2実行モジュールと、を含む。
第5の態様では、本開示の実施例に係る移動通信端末は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能で、前記プロセッサにより実行されると、第1の態様に記載のセルビーム失敗処理方法を実現するコンピュータプログラムと、を含む。
第6の態様では、本開示の実施例に係るネットワーク側装置は、メモリと、プロセッサと、トランシーバと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能で、前記プロセッサにより実行されると、第2の態様に記載のセルビーム失敗処理方法を実現するコンピュータプログラムと、を含む。
第7の態様では、本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体には、プロセッサにより実行されると、第1の態様又は第2の態様に記載のセルビーム失敗処理方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている。
従来技術におけるビーム失敗検出プロセスにおいて、物理層は、一定の条件を満たしたとき、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層へ1つのビーム失敗インスタンスを指示し、そしてMAC層は、物理層により周期的に指示されたビーム失敗インスタンスをカウントすることでビーム失敗が生じるか否かを判定する。例えば、MAC層において、タイマ及びカウンタを起動してビーム失敗の判定を実行する。タイマの計時が終了する前に1つのインスタンスが受信されると、カウンタに1を加算してタイマを再起動し、それ以外の場合、タイマの計時が終了する前に1つのインスタンスが受信されないと、カウンタをリセットする。カウンタが所定の回数に達する場合、ビーム失敗イベントが発生したと判定する。
このような、物理層が検出イベントを周期的に報告し、そしてMAC層がカウンタとタイマを採用して周期的に報告されたイベントを管理することによりビーム失敗イベントが発生したか否かを判定する方式は、失敗検出段階に長い時間がかかるため、ビームが失敗から回復する時間が長くなることを引き起こす。
これに対して、本開示の具体的な実施例では、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、物理層の検出結果に応じて、ビーム失敗回復を直接的に開始すること、無線リンク失敗プロセスを直接的にトリガすること、失敗インスタンスの報告を直接的にトリガすること、ネットワーク側に報告することなどの、ビーム失敗処理を加速できる第1動作をターゲットセルにおいて実行する。このように、端末は、ターゲットセルにおいてビーム失敗が検出された場合、第1動作を直接的に実行することができ、できるだけ早くビーム失敗から回復することができる。
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に説明される図面は、本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
本開示の実施例に係るセルビーム失敗処理方法のフローチャートである。 本開示の実施例に係る別のセルビーム失敗処理方法のフローチャートである。 本開示の実施例に係る移動通信端末の構成図である。 本開示の実施例に係るネットワーク側装置の構成図である。 本開示の実施例に係る別の移動通信端末の構成図である。 本開示の実施例に係る別のネットワーク側装置の構成図である。
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術手段を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得られる他の全ての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続対象の少なくとも1つを表す。
図1を参照すると、図1は、本開示の実施例に係るセルビーム失敗処理方法のフローチャートであり、該方法は、移動通信端末に用いられ、図1に示すように、以下のステップ101~ステップ102を含む。
ステップ101において、検出動作をターゲットセルにおいて実行する。
なお、上記移動通信端末は、携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップパソコン(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDAと略称)、モバイルインターネット装置(Mobile Internet Device、MID)又はウェアラブル装置(Wearable Device)などの端末側装置であってよく、本開示の実施例では、移動通信端末の具体的なタイプを限定しない。移動通信端末は、少なくとも1つのセルのカバレッジ内にあり、かつ少なくとも1つのセルとの接続を確立することができる。
本開示の実施例では、上記ターゲットセルは、以下のセルのうち1つであってよく、例えば、セカンダリセル(Secondary Cell、SCell)であってもよく、プライマリセルであってもよい。Scellは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)シナリオにおけるScellであってもよく、デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity、DC)アーキテクチャにおけるマスタセルグループ(Master Cell Group、MCG)又はセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)内のScellであってもよい。また、上記プライマリセルは、CAシナリオにおけるプライマリセル(Primary Cell、PCell)であってもよく、DCアーキテクチャにおけるMCG内のPCellであってもよく、SCG内のプライマリセカンダリセル(Primary Secondary Cell、PsCell)であってもよく、スペシャルセル(Sepcial Cell、Spcell)であってもよく、PCell及びPsCellは、いずれもSpcellと呼ばれてもよい。また、Scellとプライマリセルが同一の基地局に対応してもよく、いくつかのシナリオでは、Scellとプライマリセルが異なる基地局に対応してもよいが、これは限定されない。
該ステップにおいて、上記検出動作は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む。本開示の具体的な実施例に係るビーム失敗の検出は、従来技術における任意のビーム失敗検出方式を用いて行うことができ、また、本開示の具体的な実施例は、参照信号に基づいてビーム失敗の検出を行う新たな方式を提供し、以下のように説明する。
本開示の具体的な実施例では、上記ビーム失敗の検出は、ターゲットセル上でターゲット参照信号を検出することにより得られた測定性能情報に基づいて、ビーム失敗イベントが検出されたか否かを判定することであってよい。
上記測定性能情報は、ブロック誤り率(Block Error Ratio、BLER)であってもよく、ターゲット参照信号を検出して得られたBLERが所定の閾値よりも高い場合、ビーム失敗イベントが検出されたと判定する。例えば、ターゲットセル上で全ての検出可能な参照信号を検出し、かつ全てのターゲット参照信号を検出して得られた測定性能情報が要件を満たさない場合、ビーム失敗イベントが検出されたと判定することであってよい。又は、ターゲットセル上で全ての検出可能な参照信号を検出し、かつそのうちの所定数のターゲット参照信号を検出して得られた測定性能情報が要件を満たさない場合、ビーム失敗イベントが検出されたと判定することであってもよい。又は、ターゲットセルに対して設定された所定数の参照信号を検出し、かつ所定数の参照信号を検出して得られた測定性能情報が要件を満たさない場合、ビーム失敗イベントが検出されたと判定することであってもよい。
また、測定性能情報は、RSRP、RSRQ、又はSINRであってもよく、これらの測定性能が所定の閾値よりも低い場合、ビーム失敗イベントが検出されたと判定する。
なお、上記ターゲット参照信号は、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗の検出のための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗イベントのための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム管理のための参照信号と、ターゲットセル上で検出可能な参照信号と、ターゲットセルに対して設定された所定数の参照信号と、のうち少なくとも1つを含む。
理解できるように、上記ターゲット参照信号が上記参照信号のうちいずれか1つである場合、該ターゲット参照信号の測定性能情報が要件を満たさないことがターゲットセル上で検出されると、ビーム失敗イベントが検出されたと判定する。ターゲットセル上で設定された上記ターゲット参照信号が上記参照信号のうち少なくとも2つの参照信号のセットである場合、例えば、上記ターゲット参照信号が、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗の検出のための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗イベントのための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム管理のための参照信号とを含む場合、検出により得られた上記3つの参照信号の測定性能情報がいずれも要件を満たさないとき、ビーム失敗イベントが検出されたと判定することであってもよく、上記3つの参照信号のうちいずれか2つの測定性能情報が要件を満たさないとき、ビーム失敗イベントが検出されたと判定することであってもよい。本開示の実施例では、さらに参照信号の他の組み合わせ方式を含んでもよいが、ここでは説明を省略する。
ステップ102において、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。
上記検出動作は、ビーム失敗の検出を少なくとも含み、すなわち、ビーム失敗の検出の検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。
また、本開示の具体的な実施例では、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、物理層の検出結果に応じて、ビーム失敗回復を直接的に開始すること、無線リンク失敗プロセスを直接的にトリガすること、失敗インスタンスの報告を直接的にトリガすること、ネットワーク側に報告することなどの、ビーム失敗処理を加速できる第1動作をターゲットセルにおいて実行する。このように、端末は、ターゲットセルにおいてビーム失敗が検出された場合、第1動作を直接的に実行することができ、できるだけ早くビーム失敗から回復することができる。
本開示の上記実施例では、検出動作がビーム失敗の検出を含むことを例として説明したが、ビーム失敗が生じたとき、従来技術がビーム失敗回復のための動作オプションを提供したことを考慮するため、本開示の具体的な実施例では、ビーム失敗回復に成功できるか否かをさらに予測し、かつビーム失敗回復の成功率に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第1動作を次のステップにおいて実行するか否かを判定する。
すなわち、本開示の実施例では、上記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、上記ステップ102は、具体的には、ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することである。
すなわち、ビーム失敗の検出及びビーム失敗回復条件の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、ビーム失敗イベントが検出された場合、ビーム失敗回復条件の検出を行い、ビーム失敗回復条件が成立しないことが検出された場合、すなわちビーム失敗回復を行う条件を満たさない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することであってよい。
本開示の具体的な実施例では、ビーム失敗回復条件が設定されており、該ビーム失敗回復条件の検出により後続の動作を決定する。該ビーム失敗回復条件は、ビーム失敗回復に成功できるか否かを予測するための条件であり、本開示の実施例では、上記ビーム失敗回復条件は、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビームがあるか否かと、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含む。
これらの条件について以下に具体的に説明する。
ビーム失敗回復に成功できる条件は、端末が要件を満たす新たなビームに切り替えることができることであり、ターゲットセルにおいて候補ビームが設定されないか、又は候補ビームが設定されるが、候補ビームの参照信号の測定性能が要件を満たさない場合、ビーム失敗回復プロセスを実行しても成功できないため、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビームがない場合、ビーム失敗回復条件が成立しないと考えることができる。
ビーム失敗回復を開始するには、一定のリソースが必要とされる。したがって、本開示の具体的な実施例では、該ビーム失敗回復条件は、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かであってもよく、ビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがない場合、ビーム失敗回復条件が成立しないと考え、この場合にビーム失敗処理を加速する第1動作を実行する必要がある。
現在、関連仕様に従って、ビーム失敗回復は、一定のプロセスによって実現することができ、例えば、現在、非競合ベースランダムアクセス(Contention-Free Random Access、CFRA)プロセス又は競合ベースランダムアクセス(Contention Based Random Access、CBRA)プロセスによってビーム失敗回復を実現することができる。
したがって、本開示の実施例では、上記ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かは、具体的には、上記ターゲットセルにおいて非競合ベースランダムアクセスCFRAプロセスのための第1リソースが設定されるか否かと、上記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのためのリソースである第2リソースが設定されるか否かと、上記第2リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、上記ターゲットセルにおいて競合ベースランダムアクセスCBRAプロセスのための第3リソースが設定されるか否かと、上記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスにも利用可能なリソースである第4リソースが設定されるか否かと、上記第4リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、のうち少なくとも1つを含む。
理解できるように、ターゲットセルにおいて非競合ベースランダムアクセス(Contention-Free Random Access、CFRA)プロセスのための第1リソースが設定されない場合、又は、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのための第2リソースが設定されない(すなわち、CFRAプロセスのためのリソースが設定されるが、CFRAがビーム失敗回復をサポートするように設定されない)場合、又は、ビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのための第2リソース上の参照信号の測定値が測定性能要件を満たさない(すなわち、CFRAプロセスのためのリソースが設定され、かつCFRAがビーム失敗回復をサポートするように設定されるが、リソース伝送性能がプロセスの成功をサポートするのに十分ではない)場合、又は、ターゲットセルにおいて競合ベースランダムアクセス(Contention Based Random Access、CBRA)プロセスのための第3リソースが設定されない場合、又は、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスのための第4リソースが設定されない(すなわち、CBRAプロセスのためのリソースが設定されるが、CBRAがビーム失敗回復をサポートするように設定されない)場合、又は、ビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスのための第4リソース上の参照信号の測定値が測定性能要件を満たさない(すなわち、CBRAプロセスのためのリソースが設定され、かつCFRAがビーム失敗回復をサポートするように設定されるが、リソース伝送性能がプロセスの成功をサポートするのに十分ではない)場合のこれらの条件のうち少なくとも1つを満たすと、上記ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがなく、すなわち、ビーム失敗回復条件が成立しないと判定する。
ビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのための第2リソース上の参照信号は、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information-Reference Signal、CSI-RS)、復調参照信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)、セル専用の参照信号(Cell Reference Signal、CRS)などを含んでよく、上記参照信号の測定値は、参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)、参照信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)、信号対干渉雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio、SINR)、及びBLERなどであってよい。
異なる測定値について、測定性能要件を満たさないことに関する定義が異なり、例えば、BLERについて、測定値が所定の閾値よりも大きい場合、測定性能要件を満たさないと考え、RSRPなどについて、測定値が所定の閾値よりも小さい場合、測定性能要件を満たさないと考える。
また、ビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスのための第4リソース上の参照信号は、SSB、CSI-RS、DMRS、CRSなどを含んでもよく、上記参照信号の測定値は、RSRQ、RSRP、SINRなどを含んでよい。
また、該ビーム失敗回復条件は、検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かであってもよく、ターゲットセルにおいてビーム失敗イベントが検出され、かつ該ビーム失敗イベントに対して行われたビーム失敗回復に失敗してビーム失敗回復失敗イベントが発生した場合、ビーム失敗回復に成功できないことを示すため、ビーム失敗回復条件が成立しないと判定し、ビーム失敗処理を加速する第1動作を実行することができる。
本開示の実施例では、検出動作をターゲットセルにおいて実行し、ビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行し、上記第1動作は、端末のビーム失敗回復を加速できる任意の動作であってよく、例えば、ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含む。
上記ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始することは、MAC層に報告してからMAC層によりタイマとカウンタを採用してビーム失敗イベントを決定することではなく、Scell、Pcell、Pscell、又はSpcell上でCBRAプロセスを直接的に実行することであってよいため、端末のビーム失敗回復を加速することができる。
また、無線リンク失敗(Radio Link Failure、RLF)を直接的にトリガすることにより、又は上位層ビーム失敗サンプルを指示することにより、端末のビーム失敗回復を加速することであってもよい。
又は、さらに、ネットワーク側に指示情報を報告して、ネットワーク側が、具体的に報告された情報に基づいて、どのような行動をとるかを決定することにより、ビーム失敗からの端末の回復を加速することであってもよい。
なお、上記指示情報は、メディアアクセス制御用制御要素(Media Access Control Control Element、MAC CE)、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)又は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージにより搬送されて報告されたものであってよい。また、上記指示情報は、Scell、Pcell、Pscell又はSpcellによりネットワーク側装置に報告されたものであってよく、ネットワーク側装置に指示情報を報告するScell、Pcell、Pscell又はSpcellは、ビーム失敗の発生が前に検出された上記ターゲットセルと同一のセルであってもよく、ビーム失敗が発生した上記ターゲットセルとは異なるセルであってもよい。
本開示の具体的な実施例では、ネットワーク側に指示情報を報告することにより、ネットワーク側は、報告された指示情報に基づいて対応する処理をできるだけ早く行い、例えば、プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellの変更、また例えば、プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellの追加、また例えば、セル切り替えなどを行うことができ、端末の電力量を節約すると共に、端末にできるだけ早くビーム失敗から回復させることができる。
本開示の実施例では、上記指示情報は、具体的な失敗情報及び/又は失敗イベントを指示するものであってよく、例えば、指示情報は、セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、上記移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、CBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含んでよく、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む。
本開示の実施例では、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。このように、ターゲットセルにおいてビーム失敗が検出された場合、ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始するか又はネットワーク側に指示情報を報告するなどの第1動作により、ビーム失敗が生じたターゲットセルに対してビーム失敗処理の加速を実行して、ビーム失敗回復を迅速に完了し、移動通信端末のセルビーム失敗処理能力を向上させることができる。
図2を参照すると、本開示の実施例に係る、ネットワーク側に適用されるセルビーム失敗処理方法は、図2に示すように、以下のステップ201~ステップ202を含む。
ステップ201において、移動通信端末が検出結果に応じて送信した指示情報を受信する。
本開示の実施例では、上記検出結果は、ターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む。すなわち、移動通信端末は、ターゲットセルにおけるビーム失敗の検出に対する検出動作を実行し、かつビーム失敗の検出の検出結果に応じてネットワーク側装置に指示情報を送信する。移動通信端末が実行するターゲットセルにおけるビーム失敗の検出に対する検出動作の具体的な実施形態は、図1に示す実施例のステップ101を参照して実施することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
なお、上記検出結果は、ターゲットセルに対して行われたビーム失敗回復条件の検出の結果をさらに含む。すなわち、移動通信端末は、ビーム失敗の検出及びビーム失敗回復条件の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、ビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しないことが検出された場合、すなわち、ビーム失敗回復を行う条件を満たさない場合、移動通信端末が、ビーム失敗を指示する指示情報をネットワーク側装置に送信して、ネットワーク側装置が、移動通信端末によりビーム失敗が検出された後に報告された指示情報を受信することができることにより、ネットワーク側装置が上記ビーム失敗に対する対策を講じることを容易にすることができる。上記移動通信端末がターゲットセルに対して行ったビーム失敗回復条件の検出と、移動通信端末が検出結果に応じて報告した指示情報との具体的な実施形態は、図1に示す実施例のステップ102を参照して実施することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
ステップ202において、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する。
理解できるように、ネットワーク側装置は、移動通信端末が送信した、ビーム失敗を指示する指示情報を受信する場合、上記指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する。具体的には、上記第2動作は、セル再確立を開始する動作と、セル切り替えを開始する動作と、プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellの失敗後の関連プロセスを開始する動作と、プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellの変更プロセスを開始する動作と、プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellのセル解放プロセスを開始する動作と、プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellのセル追加プロセスを開始する動作と、ターゲットセルに利用可能な参照信号をアクティブにするプロセスを開始する動作と、セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcell上の利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示する動作と、セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell及び/又はスペシャルセルSpcellにより新たな利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示する動作と、セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell及び/又はスペシャルセルSpcell上の新たな利用可能な参照信号により上記移動通信端末に応答する動作と、のうち少なくとも1つを含む。
セル再確立を開始することは、セルサーチを行い、セルサーチ結果に基づいてセル再確立を行うことであってよく、上記ターゲットセルに対してセル再確立を行うことであってもよく、ターゲットセルの隣接セル、又は所定の基準(例えば、S基準)を満たすと検出された任意のセルに対してセル再確立を行うことであってもよい。また、セル切り替えを開始することは、所定の基準(例えば、R基準)に従ってセル切り替えを行うことであってよく、例えば、品質の高さによって候補セルに対してR基準に従う順序付けを行い、最適のセルを選択して切り替えを行うことにより、移動通信端末をビーム失敗が検出されたターゲットセルから候補セルに切り替え、移動通信端末の無線通信接続を確保することであってよい。
また、ネットワーク側装置は、移動通信端末が送信した指示情報を受信したことに応じて、Pscell及び/又はScellの失敗後の関連プロセスを開始し、例えば、上記Pscellに対するビーム失敗回復を開始するか、又は上記Scellに対するビーム失敗回復を開始するものであってよい。又は、ネットワーク側装置は、上記指示情報に基づいて、Pscell及び/又はScellの変更プロセスを開始し、例えば、ビーム失敗が生じたターゲットセルScellが検出された場合、該Scellを他の候補セルに変更するものであってよい。又は、ネットワーク側装置は、上記指示情報に基づいて、Pscell及び/又はScellのセル解放プロセスを開始するか、又はPscell及び/又はScellのセル追加プロセスを開始するものであってよい。
また、移動通信端末が送信した指示情報は、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示するものを含む可能性があり、上記ネットワーク側装置は、受信した該指示情報に基づいて、ターゲットセルに利用可能な参照信号をアクティブにするプロセスを開始することにより、ターゲットセルに利用可能な参照信号をアクティブにし、ターゲットセルがビーム失敗回復を実行することを容易にするものであってよい。
また、上記ネットワーク側装置は、受信した指示情報に基づいて、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScell上の利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示することにより、移動通信端末がターゲットセルとの通信接続を実現することを容易にするものであってもよく、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScellにより新たな利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示することにより、又はPcell、Pscell、Spcell及び/又はScell上の新たな利用可能な参照信号により上記移動通信端末に応答することにより、移動通信端末が新たな利用可能な参照信号に基づいて対応するビームをアクティブにし、ターゲットセルとの通信接続を実現することを容易にするものであってもよい。
本開示の実施例に係る技術手段では、ネットワーク側装置は、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信し、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する。このように、ネットワーク側装置は、受信した指示情報に基づいて、ビーム失敗が生じたターゲットセルに対して、ビーム失敗処理を加速する動作を実行することにより、ビーム失敗回復を迅速に完了し、セルビーム失敗処理能力を向上させ、移動通信端末の通信接続の安定を確保することができる。
図3を参照すると、図3は、本開示の実施例に係る移動通信端末の構成図であり、図3に示すように、上記移動通信端末300は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行する検出モジュール301と、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する第1実行モジュール302と、を含む。
好ましくは、上記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、上記第1実行モジュール302は、さらに、ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。
好ましくは、上記ビーム失敗回復条件は、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビームがあるか否かと、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かは、具体的には、上記ターゲットセルにおいて非競合ベースランダムアクセスCFRAプロセスのための第1リソースが設定されるか否かと、上記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのためのリソースである第2リソースが設定されるか否かと、上記第2リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、上記ターゲットセルに競合ベースランダムアクセスCBRAプロセスのための第3リソースが設定されるか否かと、上記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスにも利用可能なリソースである第4リソースが設定されるか否かと、上記第4リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記ビーム失敗の検出は、具体的には、ターゲットセル上でターゲット参照信号を検出して得られた測定性能情報に基づいて、ビーム失敗イベントが検出されたか否かを判定することである。
好ましくは、上記ターゲット参照信号は、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗の検出のための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗イベントのための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム管理のための参照信号と、ターゲットセル上で検出可能な参照信号と、ターゲットセルに対して設定された所定数の参照信号と、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記第1動作は、ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記指示情報は、MAC CE、PUCCH又はRRCメッセージにより搬送され、又は上記指示情報は、Scell、Pcell、Pscell又はSpcellにより報告される。
好ましくは、上記指示情報は、Scell、Pcell、Pscell、及び/又はSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、上記移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、CBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含み、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む。
なお、移動通信端末300は、図1に示すセルビーム失敗処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
本開示の実施例では、移動通信端末300は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。このように、ターゲットセルにおいてビーム失敗が検出された場合、ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始するか又はネットワーク側に指示情報を報告するなどの第1動作により、ビーム失敗が生じたターゲットセルに対してビーム失敗処理の加速を実行して、ビーム失敗回復を迅速に完了し、移動通信端末300のセルビーム失敗処理能力を向上させることができる。
図4を参照すると、図4は、本開示の実施例に係るネットワーク側装置の構成図であり、図4に示すように、上記ネットワーク側装置400は、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信する受信モジュール401と、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する第2実行モジュール402と、を含む。
好ましくは、上記検出結果は、ターゲットセルに対して行われたビーム失敗回復条件の検出の結果をさらに含む。
好ましくは、上記第2動作は、セル再確立を開始する動作と、セル切り替えを開始する動作と、Pscell及び/又はScellの失敗後の関連プロセスを開始する動作と、Pscell及び/又はScellの変更プロセスを開始する動作と、Pscell及び/又はScellのセル解放プロセスを開始する動作と、Pscell及び/又はScellのセル追加プロセスを開始する動作と、ターゲットセルに利用可能な参照信号をアクティブにするプロセスを開始する動作と、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScell上の利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示する動作と、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScellにより新たな利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示する動作と、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScell上の新たな利用可能な参照信号により上記移動通信端末に応答する動作と、のうち少なくとも1つを含む。
なお、ネットワーク側装置400は、図2に示すセルビーム失敗処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
本開示の実施例では、ネットワーク側装置400は、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信し、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する。このように、ネットワーク側装置400は、受信した指示情報に基づいて、ビーム失敗が生じたターゲットセルに対して、ビーム失敗処理を加速する動作を実行することにより、ビーム失敗回復を迅速に完了し、セルビーム失敗処理能力を向上させ、移動通信端末の通信接続の安定を確保することができる。
図5を参照すると、図5は、本開示の実施例を実現する別の移動通信端末の構成図であり、移動通信端末500は、図1に示すセルビーム失敗処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができる。図5に示すように、移動通信端末500は、無線周波数ユニット501、ネットワークモジュール502、オーディオ出力ユニット503、入力ユニット504、センサ505、表示ユニット506、ユーザ入力ユニット507、インタフェースユニット508、メモリ509、プロセッサ510、及び電源511などの部品を含むが、これらに限定されない。当業者が理解できるように、図5に示す移動通信端末の構成は、移動通信端末を限定するものではなく、移動通信端末は、図示より多いか又は少ない部品を含んでもよく、一部の部品を組み合わせたり、異なる部品を配置したりしてもよい。本開示の実施例では、移動通信端末は、携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブル装置及び歩数計などを含むが、これらに限定されない。
プロセッサ510は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。
上記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、上記プロセッサ510は、さらに、ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。
好ましくは、上記ビーム失敗回復条件は、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビームがあるか否かと、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かは、具体的には、上記ターゲットセルにおいて非競合ベースランダムアクセスCFRAプロセスのための第1リソースが設定されるか否かと、上記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのためのリソースである第2リソースが設定されるか否かと、上記第2リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、上記ターゲットセルにおいて競合ベースランダムアクセスCBRAプロセスのための第3リソースが設定されるか否かと、上記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスにも利用可能なリソースである第4リソースが設定されるか否かと、上記第4リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記ビーム失敗の検出は、具体的には、ターゲットセル上でターゲット参照信号を検出して得られた測定性能情報に基づいて、ビーム失敗イベントが検出されたか否かを判定することである。
好ましくは、上記ターゲット参照信号は、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗の検出のための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗イベントのための参照信号と、ターゲットセルに対して設定されたビーム管理のための参照信号と、ターゲットセル上で検出可能な参照信号と、ターゲットセルに対して設定された所定数の参照信号と、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記第1動作は、ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含む。
好ましくは、上記指示情報は、MAC CE、PUCCH又はRRCメッセージにより搬送され、又は上記指示情報は、Scell、Pcell、Pscell又はSpcellにより報告される。
好ましくは、上記指示情報は、Scell、Pcell、Pscell、及び/又はSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、上記移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、CBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含み、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む。
本開示の実施例では、移動通信端末500は、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行し、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する。このように、ターゲットセルにおいてビーム失敗が検出された場合、ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始するか又はネットワーク側に指示情報を報告するなどの第1動作により、ビーム失敗が生じたターゲットセルに対してビーム失敗処理の加速を実行して、ビーム失敗回復を迅速に完了し、移動通信端末500のセルビーム失敗処理能力を向上させることができる。
理解すべきこととして、本開示の実施例では、無線周波数ユニット501は、情報の送受信、又は通話中の信号の送受信に用いられてよく、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ510に処理させ、また、アップリンクデータを基地局に送信する。一般的に、無線周波数ユニット501は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。また、無線周波数ユニット501は、さらに、無線通信システムによりネットワーク及び他の装置と通信することができる。
移動通信端末500は、ネットワークモジュール502によりユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供して、例えばユーザによる電子メールの送受信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
オーディオ出力ユニット503は、無線周波数ユニット501又はネットワークモジュール502によって受信されるか又はメモリ509に記憶されるオーディオデータを、オーディオ信号に変換して音声として出力することができる。また、オーディオ出力ユニット503は、移動通信端末500によって実行される特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼信号受信音、メッセージ着信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット503は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
入力ユニット504は、オーディオ又はビデオ信号を受信する。入力ユニット504は、グラフィック処理ユニット(Graphics Processing Unit、GPU)5041及びマイクロフォン5042を含んでよく、グラフィック処理ユニット5041は、動画撮影モード又は画像撮影モードで撮影装置(例えば、カメラ)によって取得された静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理後の画像フレームは、表示ユニット506に表示することができる。グラフィック処理ユニット5041によって処理された画像フレームは、メモリ509(又は他のコンピュータ可読記憶媒体)に記憶されてもよく、無線周波数ユニット501又はネットワークモジュール502によって送信されてもよい。マイクロフォン5042は、音声を受信し、かつこのような音声をオーディオデータに処理することができる。処理後のオーディオデータは、電話通話モードで無線周波数ユニット501によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換されて出力することができる。
移動通信端末500は、光センサ、動きセンサ及び他のセンサなどの少なくとも1種のセンサ505をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光線の明るさに応じて表示パネル5051の輝度を調節することができる環境光センサと、移動通信端末500が耳元に移動するときに、表示パネル5051及び/又はバックライトをオフにすることができる近接センサとを含む。動きセンサの1種として、加速度センサは、各方向(一般的に3軸)の加速度の大きさを検出することができ、静止時に重力の大きさ及び方向を検出することができ、移動通信端末の姿勢の識別(例えば、縦向き/横向きの切替、ゲーム関連、磁力計の姿勢較正)、振動識別に関連する機能(例えば、歩数計、タッピング)などに用いられてよく、センサ505は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでよく、ここでは説明を省略する。
表示ユニット506は、ユーザにより入力された情報又はユーザに提供された情報を表示する。表示ユニット506は、表示パネル5061を含んでよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で表示パネル5061を構成することができる。
ユーザ入力ユニット507は、入力された数字又は文字情報を受信すると共に、移動通信端末500のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。具体的には、ユーザ入力ユニット507は、タッチパネル5071及び他の入力装置5072を含む。タッチパネル5071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指、スタイラスペンなどの任意の適切な物体又は付属品を用いるタッチパネル5071上又はタッチパネル5071の近くでのユーザの操作)を収集することができる。タッチパネル5071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部品を含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチの方向及び位置を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチポイント座標に変換して、プロセッサ510に送信し、プロセッサ510から送信されたコマンドを受信し、実行する。また、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの複数のタイプでタッチパネル5071を実現することができる。タッチパネル5071に加えて、ユーザ入力ユニット507は、他の入力装置5072をさらに含んでよい。具体的には、他の入力装置5072は、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリューム調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス及び操作レバーを含み得るが、これらに限定されず、ここでは説明を省略する。
さらに、タッチパネル5071は、表示パネル5061をカバーすることができ、タッチパネル5071がその上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ510に伝送してタッチイベントのタイプを決定し、その後に、プロセッサ510は、タッチイベントのタイプに応じて対応する視覚的出力を表示パネル5061に提供する。図5において、タッチパネル5071と表示パネル5061は、2つの独立した部品として移動通信端末500の入出力機能を実現するが、いくつかの実施例では、タッチパネル5071と表示パネル5061を一体化して移動通信端末500の入出力機能を実現することができ、ここでは具体的に限定しない。
インタフェースユニット508は、外部装置と移動通信端末500を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドセットポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを備えた装置との接続用ポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドフォンポートなどを含んでよい。インタフェースユニット508は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信して、受信した入力を移動通信端末500内の1つ以上の素子に伝送するか、又は移動通信端末500と外部装置との間でデータを伝送することができる。
メモリ509は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶することができる。メモリ509は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができるプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができるデータ記憶領域とを含んでよい。また、メモリ509は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ素子、フラッシュメモリ素子などの不揮発性メモリ又は他の揮発性固体メモリ素子を含んでもよい。
プロセッサ510は、移動通信端末500の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線により移動通信端末500全体の各部分に接続され、メモリ509に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させるか又は実行し、かつメモリ509に記憶されたデータを呼び出すことにより、移動通信端末500の様々な機能及びデータ処理を実行して、移動通信端末500全体をモニタリングする。プロセッサ510は、1つ以上の処理ユニットを含んでよく、好ましくは、プロセッサ510は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理するモデムプロセッサとを集積することができる。上記モデムプロセッサは、プロセッサ510に集積されなくてもよいことを理解されたい。
移動通信端末500は、各部品に給電する電源511(例えば、電池)をさらに含んでよく、好ましくは、電源511は、電源管理システムによりプロセッサ510と論理的に接続されて、電源管理システムにより充電、放電の管理及び消費電力の管理などの機能を実現することができる。
また、移動通信端末500は、いくつかの未図示の機能モジュールを含み、ここでは説明を省略する。
好ましくは、本開示の実施例に係る移動通信端末は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶されて上記プロセッサ上で実行可能で、プロセッサによって実行されると、上記セルビーム失敗処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムとを含み、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
図6を参照すると、図6は、本開示の実施例を実現する別のネットワーク側装置の構成図であり、ネットワーク側装置600は、図2に示すセルビーム失敗処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができる。図6に示すように、上記ネットワーク側装置600は、プロセッサ601、トランシーバ602、メモリ603、ユーザインタフェース604及びバスインタフェースを含み、プロセッサ601は、メモリ603内のプログラムを読み取り、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信するプロセスと、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行するプロセスと、を実行する。
図6において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでよく、具体的には、プロセッサ601に代表される1つ以上のプロセッサとメモリ603に代表されるメモリの様々な回路によって接続されている。バスアーキテクチャは、さらに、周辺装置、レギュレーター及び電力管理回路などの様々なその他の回路を互いに接続することができ、これらは、いずれも本分野において既知のものであるため、本明細書においてさらに説明しない。バスインタフェースは、インタフェースを提供する。トランシーバ602は、複数の素子であってよく、すなわち送信機及び受信機を含み、伝送媒体上で様々なその他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザ装置に応じて、ユーザインタフェース604は、必要な装置を外接続と内接続可能なインタフェースであってもよく、接続された装置は、テンキー、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
プロセッサ601は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ603は、プロセッサ601が動作の実行時に使用するデータを記憶することができる。
好ましくは、上記検出結果は、ターゲットセルに対して行われたビーム失敗回復条件の検出の結果をさらに含む。
好ましくは、上記第2動作は、セル再確立を開始する動作と、セル切り替えを開始する動作と、Pscell及び/又はScellの失敗後の関連プロセスを開始する動作と、Pscell及び/又はScellの変更プロセスを開始する動作と、Pscell及び/又はScellのセル解放プロセスを開始する動作と、Pscell及び/又はScellのセル追加プロセスを開始する動作と、ターゲットセルに利用可能な参照信号をアクティブにするプロセスを開始する動作と、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScell上の利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示する動作と、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScellにより新たな利用可能な参照信号を上記移動通信端末へ指示する動作と、Pcell、Pscell、Spcell及び/又はScell上の新たな利用可能な参照信号により上記移動通信端末に応答する動作と、のうち少なくとも1つを含む。
本開示の実施例では、ネットワーク側装置600は、移動通信端末がターゲットセルに対して行われたビーム失敗の検出の結果を少なくとも含む検出結果に応じて送信した指示情報を受信し、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する。このように、ネットワーク側装置600は、受信した指示情報に基づいて、ビーム失敗が生じたターゲットセルに対して、ビーム失敗処理を加速する動作を実行することにより、ビーム失敗回復を迅速に完了し、セルビーム失敗処理能力を向上させ、移動通信端末の通信接続の安定を確保することができる。
本開示の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体には、プロセッサによって実行されると、上記セルビーム失敗処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術的効果を達成することができるコンピュータプログラムが記憶されており、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。上記コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称)、磁気ディスク又は光ディスクなどであってよい。
なお、本明細書において、用語「含む」、「含み」又はそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明確に例示されない他の要素を含むか、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素を含む。更なる限定がない場合、語句「1つの……含む」で限定された要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に他の同様な要素がさらに存在することを排除するものではない。
以上の実施形態の説明により、当業者が明確に理解できるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームを併用した方法で実現でき、当然のことながらハードウェアでも実現できるが、多くの場合に前者がより好ましい実施形態である。このような理解に基づいて、本開示の技術手段の本質的部分又は従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形態で具現化されてよく、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶されており、1台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク装置などであってよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための複数のコマンドを含む。
以上の内容は、本開示の具体的な実施形態に過ぎないが、本開示の保護範囲は、これに限定されるものではなく、当業者であれば本開示に開示された技術的範囲内に容易に想到し得る変化又は置換は、いずれも本開示の保護範囲に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲を基準とするべきである。
300 移動通信端末
301 検出モジュール
302 第1実行モジュール
400 ネットワーク側装置
401 受信モジュール
402 第2実行モジュール
500 移動通信端末
501 無線周波数ユニット
502 ネットワークモジュール
503 オーディオ出力ユニット
504 入力ユニット
505 センサ
506 表示ユニット
507 ユーザ入力ユニット
508 インタフェースユニット
509 メモリ
510 プロセッサ
511 電源
600 ネットワーク側装置
601 プロセッサ
602 トランシーバ
603 メモリ
604 ユーザインタフェース
5041 グラフィック処理ユニット
5042 マイクロフォン
5061 表示パネル
5071 タッチパネル
5072 他の入力装置

Claims (10)

  1. 移動通信端末に適用されるセルビーム失敗処理方法であって、
    ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行することと、
    検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することとを含み、
    前記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することは、具体的には、
    ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することであり、
    前記第1動作は、
    ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、
    無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、
    上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、
    ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含
    前記ビーム失敗回復条件は、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、
    検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含み、
    前記指示情報は、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、
    測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、
    ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、
    前記移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、
    所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、
    所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、
    設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、
    競合ベースランダムアクセスCBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含み、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む、セルビーム失敗処理方法。
  2. 前記ビーム失敗回復条件は、
    ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビームがあるか否か、
    をさらに含む、請求項1に記載のセルビーム失敗処理方法。
  3. ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かは、具体的には、
    前記ターゲットセルにおいて非競合ベースランダムアクセスCFRAプロセスのための第1リソースが設定されるか否かと、
    前記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCFRAプロセスのためのリソースである第2リソースが設定されるか否かと、
    前記第2リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、
    前記ターゲットセルにおいて競合ベースランダムアクセスCBRAプロセスのための第3リソースが設定されるか否かと、
    前記ターゲットセルにおいて、ビーム失敗回復をサポートするCBRAプロセスに利用可能なリソースである第4リソースが設定されるか否かと、
    前記第4リソース上の参照信号が測定性能要件を満たすか否かと、のうち少なくとも1つを含む、請求項2に記載のセルビーム失敗処理方法。
  4. 前記ビーム失敗の検出は、具体的には、ターゲットセル上でターゲット参照信号を検出して得られた測定性能情報に基づいて、ビーム失敗イベントが検出されたか否かを判定することである、請求項1~3のいずれか一項に記載のセルビーム失敗処理方法。
  5. 前記ターゲット参照信号は、
    ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗の検出のための参照信号と、
    ターゲットセルに対して設定されたビーム失敗イベントのための参照信号と、
    ターゲットセルに対して設定されたビーム管理のための参照信号と、
    ターゲットセル上で検出可能な参照信号と、
    ターゲットセルに対して設定された所定数の参照信号と、のうち少なくとも1つを含む、請求項4に記載のセルビーム失敗処理方法。
  6. 前記指示情報は、メディアアクセス制御用制御要素MAC CE、物理アップリンク制御チャネルPUCCH又は無線リソース制御RRCメッセージにより搬送され、
    及び/又は
    前記指示情報は、セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell又はスペシャルセルSpcellにより報告される、請求項1に記載のセルビーム失敗処理方法。
  7. 移動通信端末とネットワーク側装置とを含む移動通信システムに適用されるセルビーム失敗処理方法であって、
    移動通信端末により、ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行することと、
    移動通信端末により、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することと、を含み、
    前記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することは、具体的には、
    ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することであり、
    前記第1動作は、
    ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、
    無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、
    上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、
    ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含み、
    前記方法は、
    ネットワーク側装置により、前記移動通信端末から検出結果に応じて送信された前記指示情報を受信することと、
    ネットワーク側装置により、指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行することとをさらに含
    前記ビーム失敗回復条件は、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、
    検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含み、
    前記指示情報は、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、
    測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、
    ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、
    前記移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、
    所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、
    所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、
    設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、
    競合ベースランダムアクセスCBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含み、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む、移動通信システムに適用されるセルビーム失敗処理方法。
  8. 前記第2動作は、
    セル再確立を開始する動作と、
    セル切り替えを開始する動作と、
    プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellの失敗後の関連プロセスを開始する動作と、
    プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellの変更プロセスを開始する動作と、
    プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellのセル解放プロセスを開始する動作と、
    プライマリセカンダリセルPscell又はセカンダリセルScellのセル追加プロセスを開始する動作と、
    ターゲットセルに利用可能な参照信号をアクティブにするプロセスを開始する動作と、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcell上の利用可能な参照信号を前記移動通信端末へ指示する動作と、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell及び/又はスペシャルセルSpcellにより新たな利用可能な参照信号を前記移動通信端末へ指示する動作と、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell及び/又はスペシャルセルSpcell上の新たな利用可能な参照信号により前記移動通信端末に応答する動作と、のうち少なくとも1つを含む、請求項に記載のセルビーム失敗処理方法。
  9. ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行する検出モジュールと、
    検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する第1実行モジュールとを含み、
    前記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、前記第1実行モジュールは、さらに、
    ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行し、
    前記第1動作は、
    ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、
    無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、
    上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、
    ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含み
    前記ビーム失敗回復条件は、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、
    検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含み、
    前記指示情報は、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、
    測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、
    ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、
    移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、
    所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、
    所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、
    設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、
    競合ベースランダムアクセスCBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含み、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む、
    移動通信端末。
  10. 移動通信端末とネットワーク側装置とを含む移動通信システムであって、
    前記移動通信端末は、
    ビーム失敗の検出を少なくとも含む検出動作をターゲットセルにおいて実行する検出モジュールと、
    検出結果に応じて、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行する第1実行モジュールと、を含み、
    前記検出動作は、ビーム失敗回復条件の検出をさらに含み、前記第1実行モジュールは、
    ビーム失敗の検出によりビーム失敗イベントが検出され、かつビーム失敗回復条件が成立しない場合、ビーム失敗処理を加速する第1動作をターゲットセルにおいて実行することにさらに用いられ、
    前記第1動作は、
    ビーム失敗回復プロセスを直接的に開始する動作と、
    無線リンク失敗RLFを直接的にトリガする動作と、
    上位層ビーム失敗サンプルを指示する動作と、
    ネットワーク側に指示情報を報告する動作と、のうち少なくとも1つを含み、
    前記ネットワーク側装置は、
    移動通信端末から検出結果に応じて送信された指示情報を受信する受信モジュールと、
    指示情報に基づいて、ビーム失敗処理を加速する第2動作を実行する第2実行モジュールとを含
    前記ビーム失敗回復条件は、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがあるか否かと、
    検出されたビーム失敗イベントに対応するビーム失敗回復失敗イベントがターゲットセルにおいて発生したか否かと、のうち少なくとも1つを含み、
    前記指示情報は、
    セカンダリセルScell、プライマリセルPcell、プライマリセカンダリセルPscell、及び/又はスペシャルセルSpcellにおけるビーム失敗を指示する第1情報と、
    測定性能要件を満たさないターゲット参照信号の数及び/又は測定性能情報を指示する第2情報と、
    ターゲットセルにおいて利用可能な候補ビーム及び/又は候補ビームの参照信号の測定性能情報がないことを指示する第3情報と、
    ターゲットセルにおいてビーム失敗回復プロセスを実行するために利用可能なリソースがないことを指示する第4情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第5情報と、
    前記移動通信端末が選択した代替ビームを指示する第6情報と、
    所定数の参照信号に失敗したイベントを指示する第8情報と、
    所定の参照信号及び/又は候補ビームに対応する参照信号に失敗したイベントを指示する第9情報と、
    設定された追加の参照信号を表示することを指示する第10情報と、
    競合ベースランダムアクセスCBRAのためのリソースの参照信号の測定性能情報を指示する第11情報と、
    参照信号の測定性能情報を指示する第12情報と、のうち少なくとも1つを含み、参照信号は、候補ビームの参照信号、全てのビームの参照信号、所定数の参照信号、所定のビームの参照信号のうち少なくとも1つを含む、移動通信システム。
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