JP7302232B2 - 熱間圧延用遠心鋳造複合ロール及びその製造方法 - Google Patents
熱間圧延用遠心鋳造複合ロール及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7302232B2 JP7302232B2 JP2019065343A JP2019065343A JP7302232B2 JP 7302232 B2 JP7302232 B2 JP 7302232B2 JP 2019065343 A JP2019065343 A JP 2019065343A JP 2019065343 A JP2019065343 A JP 2019065343A JP 7302232 B2 JP7302232 B2 JP 7302232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- outer layer
- diameter
- composite roll
- hot rolling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
Veq1/Veq2=1.1~5
(ただし、Veq1は初径から半径方向30 mmの深さまでの領域のV当量であり、Veq2は廃却径でのV当量である。)の条件を満たすことを特徴とする。
図1は、遠心鋳造法により形成された外層1と、外層1に溶着一体化した内層2とからなる熱間圧延用複合ロール10を示す。内層2は、外層1に溶着した胴芯部21と、胴芯部21の両端から一体的に延出する軸部22、23とを有する。
(i) 組成
外層の組成は、外層を形成するのに用いた鉄基合金溶湯の組成により表す。鉄基合金溶湯の組成は外層全体の平均組成に相当する。外層を形成するFe基合金は、基本的に「高合金グレン鋳鉄」のカテゴリーに入るものである。
(1) C:2.6~3.6質量%
CはV、Nb、Cr及びMoと結合して硬質の炭化物を生成し、耐摩耗性の向上に寄与する。またSi及びNi等の黒鉛化促進元素により組織中に黒鉛として晶出し、もって外層に耐焼付性を付与するとともに、外層の靭性を向上させる。Cが2.6質量%未満では黒鉛の晶出が不十分であるだけでなく、硬質の炭化物の晶出量が少なすぎて外層に十分な耐摩耗性を付与することができない。
Siは溶湯の脱酸により酸化物欠陥を減少するとともに、黒鉛の晶出を助長する作用を有し、耐焼付き性及び亀裂の進展の抑制に寄与する。Siが0.1質量%未満では溶湯の脱酸作用が不十分であり、黒鉛晶出の作用も少ない。一方、Siが3質量%を超えると合金基地が脆化し、外層の靱性は低下する。Siの含有量の下限は好ましくは0.5質量%であり、より好ましくは1質量%である。Siの含有量の上限は好ましくは2.8質量%であり、より好ましくは2.5質量%である。
Mnは溶湯の脱酸作用の他に、不純物であるSをMnSとして固定する作用を有する。Mnが0.3質量%未満ではそれらの効果は不十分である。一方、Mnが2質量%を超えてもさらなる効果は得られない。Mnの含有量の下限は好ましくは0.4質量%であり、より好ましくは0.5質量%である。Mnの含有量の上限は好ましくは1.5質量%であり、より好ましくは1質量%である。
Niは黒鉛を晶出させる作用があり、耐焼付き性に寄与する。Niはまた基地組織の焼入れ性を向上させる作用を有する。Niが2.3質量%未満ではその作用が十分に得られない。一方、Niが5.5質量%を超えるとオーステナイトが安定化しすぎ、ベイナイト又はマルテンサイトに変態しにくくなる。Niの含有量の下限は好ましくは2.5質量%であり、より好ましくは3質量%であり、更に好ましくは3.5質量%である。Niの含有量の上限は好ましくは5質量%であり、より好ましくは4.8質量%である。
Crは焼き入れ性を向上させるとともに、基地をベイナイト又はマルテンサイトにして硬さを保持し、耐摩耗性を維持するのに有効な元素である。Crが0.5質量%未満ではその添加効果は不十分である。一方、Crが3.2質量%を超えると、黒鉛の晶出を阻害するだけでなく、粗大な共晶炭化物を形成し、基地組織の靭性を低下させる。Crの含有量の下限は好ましくは0.7質量%であり、より好ましくは1質量%である。Crの含有量の上限は好ましくは2.8質量%であり、より好ましくは2.5質量%であり、更に好ましくは2.3質量%である。
MoはCと結合して硬質のMo炭化物を形成し、外層の硬さを増加させるとともに、基地の焼入れ性を向上させる。Moが0.3質量%未満ではそれらの効果は不十分である。一方、Moが1.6質量%を超えると、外層の靭性が劣化し、白銑化傾向が強くなるので黒鉛の晶出を阻害する。Moの含有量の下限は好ましくは0.4質量%である。Moの含有量の上限は好ましくは1.3質量%であり、より好ましくは1質量%である。
VはCと結合して硬質のMC炭化物を生成する元素である。Vが0.2質量%未満では、MC炭化物の晶出量は不十分である。一方、Vが3.4質量%を超えると、(a) 比重の軽いVC炭化物が遠心鋳造中の遠心力により外層の内側に濃化し、MC炭化物の分布が最大になる範囲が外層の初径から廃却径までの領域からずれてしまうだけでなく、(b) MC炭化物が粗大化して合金組織が粗くなり、圧延時に肌荒れしやすくなる。Vの含有量の下限は好ましくは0.5質量%であり、より好ましくは1.2質量%であり、更に好ましくは1.5質量%であり、最も好ましくは1.8質量%である。Vの含有量の上限は好ましくは3質量%であり、より好ましくは2.7質量%であり、最も好ましくは2.5質量%である。
NbはCと結合してMC炭化物を生成する。NbをVに組合せることにより、(a) MC炭化物に固溶してMC炭化物を強化し、外層の耐摩耗性を向上させるだけでなく、(a) MC炭化物の比重を増大させ、MC炭化物が外層内周側に偏析するのを防止する。Nbが0.4質量%未満ではこれらの効果は不十分である。一方、Nbが3質量%を超えると、MC炭化物の比重が大きくなりすぎ、MC炭化物の分布が外周から初径までの削除領域に多くなりすぎる。Nbの含有量の下限は好ましくは0.6質量%であり、より好ましくは0.8質量%である。Nbの含有量の上限は好ましくは2.5質量%であり、より好ましくは2質量%である。
Bは炭化物を微細化する作用を有する。また微量のBは黒鉛の晶出に寄与する。しかしBが0.06質量%を超えると、白銑化効果が強くなり黒鉛が晶出しにくくなる。従って、Bの含有量は0.06質量%以下である。Bの添加効果を得るために、Bの含有量の下限は好ましくは0.001質量%であり、より好ましくは0.002質量%である。Bの含有量の上限は好ましくは0.04質量%である。
V及びNbを含有する鉄基合金を遠心鋳造してなる外層ではVC及びNbCからなるMC炭化物が晶出するが、VCは基地より小さい比重を有するので外層の内周側に偏析する傾向があり、NbCは基地より大きい比重を有するので外層の外周側に偏析する傾向がある。ところで、遠心鋳造された外層は、図2に示すように、外周側を初径Diの深さ(一般に10 mm)まで切削除去した後、初径Diから所定の深さの廃却径Dd(例えば、初径Diから50 mmの深さ)まで使用するので、初径Diから廃却径Ddまでの使用域(有効径域)にMC炭化物が主として分布するのが好ましい。このようなMC炭化物分布の例を図2に示す。MC炭化物分布Iはピークが使用域のほぼ中央に位置し、MC炭化物分布IIはピークが初径Di付近に位置し、いずれも好ましいMC炭化物分布である。これに対して、MC炭化物分布IIIはピークが内層側付近に位置するが、使用域の範囲外であるので、使用域では十分なMC炭化物が存在せず、十分な耐摩耗性を発揮できない。
外層に形成されるMC炭化物の量はV当量(Veq=V+0.55Nb)により表すことができる。Veqが大きいほど、MC炭化物が多く晶出される。Veqは2.50質量%以上であるのが好ましい。Veqが2.50質量%未満であると、耐摩耗性に効果のあるMC炭化物が少なすぎる。一方、Veqが多くなりすぎるとMC炭化物以外のセメンタイトや黒鉛が少なくなりすぎる。必要量のセメンタイト及び黒鉛を確保するためにはMC炭化物に応じたCを添加すれば良いが、C及びVeqを多く添加しすぎると鉄基地より早く凝固するMC炭化物の量が多くなりすぎる。凝固時に液相中にMC炭化物が多いと、MC炭化物の偏析が起こりやすい。このため、Veqは5質量%以下が好ましく、4質量%以下がより好ましく、3.5質量%以下が最も好ましい。また、Veqの下限は2.55質量%が好ましく、2.60質量%がより好ましく、2.65質量%が最も好ましい。
外層の使用域におけるMC炭化物の分布は、初径Diから半径方向30 mmの深さまでの領域のVeq1と廃却径DdでのVeq2との比Veq1/Veq2により評価することができる。ここで、「初径から半径方向30 mmの深さまでの領域」は、図2に示すように、初径Diと初径Diから半径方向30 mmの深さでの直径D30との間の領域を意味する。Veq1は、初径位置、初径から半径方向内部10 mmの位置、初径から半径方向内部20 mmの位置、及び初径から半径方向内部30 mmの位置で測定したV当量Veqの平均値である。初径Diから直径D30までの領域を「表層部」と呼び、直径D30を超え廃却径Ddまでの領域を「深部」と呼ぶ。
本発明の熱間圧延用遠心鋳造複合ロールの外層は、上記必須元素の他に下記元素を含有しても良い。
WはCと結合して硬質のM2Cの炭化物を生成し、外層の耐摩耗性向上に寄与する。またMC炭化物にも固溶してその比重を増加させ、偏析を軽減させる作用を有する。しかし、Wが3質量%を超えると、溶湯の比重を重くするため、炭化物偏析が発生しやすくなる。従って、Wを添加する場合、その好ましい含有量は3質量%以下である。Wの含有量の下限はより好ましくは0.02質量%である。Wの含有量の上限はより好ましくは2.9質量%である。
ZrはCと結合してMC炭化物を生成し、外層の耐摩耗性を向上させる。また溶湯中で生成したZr酸化物は結晶核として作用するために、凝固組織が微細になる。またMC炭化物の比重を増加させ偏析を防止する。しかし、Zrが0.5質量%を超えると、介在物を生成し好ましくない。従って、Zrを添加する場合、その含有量は0.5質量%以下が好ましい。一方、Zrが0.01質量%未満では、その添加効果は不十分である。Zrの含有量の下限はより好ましくは0.02質量%である。Zrの含有量の上限はより好ましくは0.4質量%である。
Coは基地組織の強化に有効な元素である。また、Coは黒鉛を晶出し易くする。しかし、Coが5質量%を超えると外層の靱性は低下する。従って、Coを添加する場合、その含有量は5質量%以下が好ましい。一方、Coが0.1質量%未満では、その添加効果は不十分である。Coの含有量の下限はより好ましくは0.2質量%である。Coの含有量の上限はより好ましくは4.9質量%である。
Tiは黒鉛化阻害元素であるN及びOと結合し、酸化物又は窒化物を形成する。酸化物又は窒化物は溶湯中に懸濁されて核となり、MC炭化物を微細化及び均質化する。しかし、Tiが0.5質量%を超えると、溶湯の粘性が増加し、鋳造欠陥が発生しやすくなる。従って、Tiを添加する場合、その好ましい含有量は0.5質量%以下である。一方、Tiが0.01質量%未満ではその添加効果は不十分である。Tiの含有量の下限はより好ましくは0.02質量%である。Tiの含有量の上限はより好ましくは0.4質量%である。
Alは黒鉛化阻害元素であるN及びOと結合して、酸化物又は窒化物を形成し、それが溶湯中に懸濁されて核となり、MC炭化物を微細均一に晶出させる。しかし、Alが0.5質量%を超えると、外層が脆くなり、機械的性質の劣化を招く。従って、Alを添加する場合、その好ましい含有量は0.5質量%以下である。一方、Alの含有量が0.001質量%未満では、その添加効果は不十分である。Alの含有量の下限はより好ましくは0.01質量%、更に好ましくは0.02質量%である。Alの含有量の上限はより好ましくは0.4質量%である。
本発明の熱間圧延用遠心鋳造複合ロールの外層の組織は、基地、黒鉛、MC炭化物及びセメンタイトからなる。本発明の熱間圧延用遠心鋳造複合ロールの外層の組織は、面積基準で0.3~5%の黒鉛粒子、及び2~20%のMC炭化物を含有するのが好ましい。外層の基地組織は実質的にマルテンサイト、ベイナイト又はパーライトからなるのが好ましい。外層の基地組織はさらに15~45面積%のセメンタイト相を有するのが好ましい。
外層組織に晶出する黒鉛粒子の面積率は0.3~5%である。黒鉛粒子の面積率が0.3%未満では、外層の耐焼付性向上の効果が不十分である。一方、黒鉛粒子が5面積%を超えると、外層の機械的性質は低下する。黒鉛粒子の面積の下限は0.5%が好ましく、1%がより好ましい。一方、黒鉛粒子の面積の上限は、4%が好ましく、3%がより好ましい。
外層組織に晶出するMC炭化物の面積率が2%未満であると、外層は十分な耐摩耗性を有さないことがある。また黒鉛との共存関係によりMC炭化物の面積率を20%超にするのは困難である。MC炭化物の面積率は、2.2%以上がより好ましく、2.5%以上が更に好ましい。また黒鉛粒子の面積率を0.3~5%とするために、MC炭化物は17%以下がより好ましく、15%以下がさらに好ましく、10%以下が最も好ましい。
内層を形成する鉄系合金としては、強靭なダクタイル鋳鉄であるのが好ましい。ダクタイル鋳鉄の組成は、質量基準でC:2.3~3.6%、Si:1.5~3.5%、Mn:0.2~2%、Ni:0.3~2%、Cr:0.05~1%、Mo:0.05~1%、Mg:0.01~0.08%、及びV:0.05~1%を含有し、残部Fe及び不純物からなるのが好ましい。上記必須元素の他に、Nb:0.7%以下、及びW:0.7%以下を含有しても良い。ダクタイル鋳鉄は、鉄基地がフェライト及びパーライトを主体とし、その他は黒鉛及び微量のセメンタイトを主に含む。外層と内層との間に、成分混入の抑制や緩衝等の目的で中間層を介在させても良い。
本発明の熱間圧延用遠心鋳造複合ロールの製造方法は、遠心鋳造用金型内に、質量基準でC:2.6~3.6%、Si:0.1~3%、Mn:0.3~2%、Ni:2.3~5.5%、Cr:0.5~3.2%、Mo:0.3~1.6%、V:0.2~3.4%、Nb:0.4~3%、及びB:0.06%以下を含有し、0.07≦V/Nb≦2.7であり、V当量(Veq=V+0.55Nb)が2.50質量%以上であり、残部がFe及び不純物からなるFe基合金からなる化学組成を有する外層用溶湯を、オーステナイト析出開始温度+(30~150)℃の温度、重力倍数で60~200 Gの範囲内の遠心力、かつ0.5~3 mm/sの平均積層速度で鋳込み、前記外層を鋳造することを特徴とする。平均積層速度の下限は0.6 mm/sが好ましく、上限は2.5 mm/sが好ましい。ここで、外層の「平均積層速度」は、鋳造により積層される外層の厚さを鋳込み時間で割った値、すなわち単位時間当たりの外層の厚さ増加速度である。
図3(a) に示す構造の円筒状鋳型30(内径800 mm、及び長さ2500 mm)を水平型の遠心鋳造機に設置し、表1に示す組成の各溶湯を、表2に示す温度、重力倍数及び平均積層速度で鋳込み、外層1を遠心鋳造した。外層1が凝固した後、内面に外層1(厚さ:90 mm)が形成された円筒状鋳型30を起立させ、軸部22形成用の中空状下型50(内径600 mm、及び長さ1500 mm)の上に円筒状鋳型30を立設し、円筒状鋳型30の上に軸部23形成用の中空状上型40(内径600 mm、及び長さ2000 mm)を立設し、図3(b) に示す静置鋳造用鋳型100を構成した。
2・・・内層
10・・・熱間圧延用遠心鋳造複合ロール
21・・・胴芯部
22,23・・・軸部
30・・・遠心鋳造用円筒状鋳型
31,41,51・・・鋳型本体
32,33,42,52・・・砂型
40・・・静置鋳造用上型
50・・・静置鋳造用下型
60,60a,60b,60c・・・キャビティ
100・・・静置鋳造用鋳型
Claims (3)
- 質量基準でC:2.6~3.6%、Si:0.1~3%、Mn:0.3~2%、Ni:2.3~5.5%、Cr:0.5~3.2%、Mo:0.3~1.6%、V:0.2~3.4%、Nb:0.4~3%、及びB: 0.06%以下を含有し、0.07≦V/Nb≦2.7であり、V当量(Veq=V+0.55Nb)が2.50質量%以上であり、残部がFe及び不純物からなる化学組成を有するFe基合金からなる外層に、鉄系合金からなる内層が溶着一体化した熱間圧延用遠心鋳造複合ロールにおいて、前記外層のV当量が、下記式:
Veq1/Veq2=1.1~2
(ただし、Veq1は初径から半径方向30 mmの深さまでの領域のV当量であり、Veq2は廃却径でのV当量である。)の条件を満たすことを特徴とする熱間圧延用遠心鋳造複合ロール。 - 請求項1に記載の熱間圧延用遠心鋳造複合ロールにおいて、前記外層が面積基準で0.3~5%の黒鉛粒子、及び2~20%のMC炭化物を含有することを特徴とする熱間圧延用遠心鋳造複合ロール。
- 請求項1及び2に記載の熱間圧延用遠心鋳造複合ロールを製造する方法であって、遠心鋳造用金型内に、質量基準でC:2.6~3.6%、Si:0.1~3%、Mn:0.3~2%、Ni:2.3~5.5%、Cr:0.5~3.2%、Mo:0.3~1.6%、V:0.2~3.4%、Nb:0.4~3%、及びB:0.06%以下を含有し、0.07≦V/Nb≦2.7であり、V当量(Veq=V+0.55Nb)が2.50質量%以上であり、残部がFe及び不純物からなる化学組成を有する外層用Fe基合金溶湯を、オーステナイト析出開始温度+(30~150)℃の温度、重力倍数で60~200 Gの範囲内の遠心力、かつ0.5~3 mm/sの平均積層速度で鋳込み、前記外層を鋳造することを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018069961 | 2018-03-30 | ||
JP2018069961 | 2018-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019183276A JP2019183276A (ja) | 2019-10-24 |
JP7302232B2 true JP7302232B2 (ja) | 2023-07-04 |
Family
ID=68339980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019065343A Active JP7302232B2 (ja) | 2018-03-30 | 2019-03-29 | 熱間圧延用遠心鋳造複合ロール及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7302232B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113710385B (zh) * | 2019-04-03 | 2023-07-14 | 日铁轧辊株式会社 | 通过离心铸造法制造的轧制用复合辊及其制造方法 |
WO2021075561A1 (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | 日立金属株式会社 | 熱間圧延用遠心鋳造複合ロール |
CN114657325B (zh) * | 2022-04-28 | 2023-08-18 | 北京工业大学 | 一种耐磨高速钢及其制备方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001279367A (ja) | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Nippon Steel Corp | 遠心鋳造製熱間圧延用ロール |
JP2004068142A (ja) | 2001-11-28 | 2004-03-04 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延用ロール外層材および熱間圧延用複合ロール |
JP2008050681A (ja) | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Nittetsu Sumikin Rolls Kk | 遠心鋳造製圧延用複合ロ−ルの外層材 |
WO2013164469A1 (en) | 2012-05-04 | 2013-11-07 | Åkers AB | Centrifugally cast roll for last finishing stands in hot strip mills |
WO2014178437A1 (ja) | 2013-05-02 | 2014-11-06 | 日立金属株式会社 | 遠心鋳造製熱間圧延用複合ロール |
JP2017185548A (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 日立金属株式会社 | 遠心鋳造製熱間圧延用複合ロール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04350143A (ja) * | 1990-07-09 | 1992-12-04 | Hitachi Metals Ltd | 圧延用ロールおよびその製造方法 |
-
2019
- 2019-03-29 JP JP2019065343A patent/JP7302232B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001279367A (ja) | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Nippon Steel Corp | 遠心鋳造製熱間圧延用ロール |
JP2004068142A (ja) | 2001-11-28 | 2004-03-04 | Jfe Steel Kk | 熱間圧延用ロール外層材および熱間圧延用複合ロール |
JP2008050681A (ja) | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Nittetsu Sumikin Rolls Kk | 遠心鋳造製圧延用複合ロ−ルの外層材 |
WO2013164469A1 (en) | 2012-05-04 | 2013-11-07 | Åkers AB | Centrifugally cast roll for last finishing stands in hot strip mills |
WO2014178437A1 (ja) | 2013-05-02 | 2014-11-06 | 日立金属株式会社 | 遠心鋳造製熱間圧延用複合ロール |
JP2017185548A (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 日立金属株式会社 | 遠心鋳造製熱間圧延用複合ロール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019183276A (ja) | 2019-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9718106B2 (en) | Centrifugally cast, hot-rolling composite roll | |
US9815098B2 (en) | Centrifugally cast, hot-rolling composite roll | |
US9358758B2 (en) | Centrifugally cast hot-rolling composite roll | |
CN109070160B (zh) | 轧辊用外层和轧制用复合辊 | |
CN109641251B (zh) | 轧制用辊外层材料和轧制用复合辊 | |
JP7302232B2 (ja) | 熱間圧延用遠心鋳造複合ロール及びその製造方法 | |
CN110290881B (zh) | 轧制用复合辊及其制造方法 | |
JP7400718B2 (ja) | 圧延用遠心鋳造複合ロール及びその製造方法 | |
KR102485793B1 (ko) | 원심 주조제 압연용 복합 롤 및 그 제조 방법 | |
JP6515957B2 (ja) | 耐摩耗性に優れた圧延用ロール外層材および圧延用複合ロール | |
CN113710385B (zh) | 通过离心铸造法制造的轧制用复合辊及其制造方法 | |
JP2016180167A (ja) | 連続鋳掛け肉盛鋳造製圧延用複合ロール | |
JP7396256B2 (ja) | 圧延用ロール外層材及び圧延用複合ロール | |
JP2015080813A (ja) | 遠心鋳造製圧延用複合ロール | |
WO2021075561A1 (ja) | 熱間圧延用遠心鋳造複合ロール | |
KR102551616B1 (ko) | 열간 압연용 롤 외층재 및 열간 압연용 복합 롤 | |
JP6840696B2 (ja) | 圧延用複合ロール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7302232 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |