JP7301710B2 - 電源装置及び照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、交流電源の位相を制御して出力電力を調整する位相制御装置を介して交流電源に接続される電源装置、及び位相制御装置が調光器として使用され、電源装置から電力を供給して光源を発光させる照明装置に関する。
位相制御装置として正位相方式と逆位相方式が存在しているが、この位相制御装置を照明装置の調光器として使用する場合、従来ではそれぞれ専用の照明装置が必要であった。また、利便性の向上のため、正位相方式と逆位相方式のどちらの位相制御装置にも使用できる照明装置も存在はしているものの、逆位相方式の位相制御装置では、位相制御装置の負荷が容量性であると、図9に示すように、位相制御装置が導通状態から非導通状態にタイミングT1で遷移したときに、電圧が急峻に立下がらず歪んだ波形Fで徐々に低下していく。このため、位相制御装置の遷移タイミングT1を精度良く検出することができず、このため例えば導通角の検出等を精度良く行うことができず、ひいては高精度な調光制御等を行うことができなかった。
一方、位相制御装置が導通状態から非導通状態へ遷移した後の位相制御装置からの漏れ電圧を吸収するために、位相制御装置の出力側にインピーダンス低下回路を介挿し、位相制御装置からの入力電圧が所定電圧まで低下すると、インピーダンス低下回路を動作させて位相制御装置の出力側のインピーダンスを低下させる照明装置が知られている(例えば特許文献1)。
このインピーダンス低下回路の動作により、位相制御装置の出力側に生じた漏れ電圧に起因する電流の一部がインピーダンス低下回路に分岐するから、漏れ電圧がインピーダンス低下回路によって吸収され、下流側の素子が漏れ電圧の影響を受ける不都合を防止できる。
特許文献2には、上記のようなインピーダンス低下回路(特許文献1では電流調整部と記されている)を利用し、位相制御装置が逆位相方式である場合に、インピーダンス低下回路の動作開始タイミングを徐々に早め、図10に示すように、位相制御装置が導通から非導通に遷移するタイミングT1よりも常にΔtだけ早いタイミングで、インピーダンス低下回路を動作させる状態を定常状態とすることで、位相制御装置が導通状態から非導通状態に遷移したときの電圧の立ち下がりを急峻にして、遷移タイミングT1を精度良く検出することが記載されている。
特開2015-133249号公報 特許第6103348号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術では、定常状態において、位相制御装置が導通から非導通に遷移するタイミングT1よりも常にΔtだけ早いタイミングで、インピーダンス低下回路を動作させるから、位相制御装置の導通状態換言すれば電力供給時において、Δtの時間だけ常にインピーダンス低下回路への電流分岐が発生し、その分の電力損失が常時発生していた。
また、この技術を正位相方式の位相制御装置に適用した場合は、大きな電力損失が発生する。このため、特許文献2では、位相制御装置が正位相方式か逆位相方式かを判別する機能が搭載され、逆位相方式の場合にのみ上記制御を行っていた。しかし、これではインピーダンス低下回路の動作が、正位相方式と逆位相方式の場合で異なってしまい、2種類の制御シーケンスを準備しなければならず装置の機能構成を複雑化するという問題がある。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、電力損失を抑制しながら、位相制御装置が導通状態から非導通状態に、または非導通状態から導通状態に遷移するタイミングを高精度に検出することができ、しかも位相制御装置が正位相方式か逆位相方式かを判別する機能も不要な電源装置及び照明装置を提供することを目的とする。
上記目的は、以下の手段によって達成される。
(1)交流電源の位相を制御して出力電力を調整する位相制御装置を介して前記交流電源に接続される電源装置であって、前記位相制御装置の漏れ電圧を吸収するインピーダンス低下回路と、位相制御装置が導通状態から非導通状態に遷移するとき、または非導通状態から導通状態に遷移するときに、前記インピーダンス低下回路が動作しないように設定された第1の動作モードと、動作するように設定された第2の動作モードとが混在した状態で、前記インピーダンス低下回路を動作させる制御手段と、を備えたことを特徴とする電源装置。
(2)前記制御手段は、前記位相制御装置が正位相方式か逆位相方式かにかかわらず、前記第1の動作モードと第2の動作モードを設定を変えることなく混在させて、前記インピーダンス低下回路を動作させる前項1に記載の電源装置。
(3)前記制御手段は、前記インピーダンス低下回路をあらかじめ設定されたタイミングにおいて第2の動作モードで動作させる前項1又は2に記載の電源装置。
(4)あらかじめ設定されたタイミングは、前記インピーダンス低下回路を第1の動作モードで複数回動作させた後に、第2の動作モードで動作させるタイミングである前項3に記載の電源装置。
(5)前記制御手段は、前記位相制御装置の導通角が変化したことが検出されたタイミングで前記インピーダンス低下回路を第2の動作モードで動作させる前項1~4のいずれかに記載の電源装置。
(6)前項1~5のいずれかに記載の電源装置と、前記電源装置から電力を供給されて発光する光源と、を備え、前記電源装置に接続される前記位相制御装置は位相制御型調光器であることを特徴とする照明装置。
前項(1)に記載の発明によれば、位相制御装置が導通状態から非導通状態に遷移するとき、または非導通状態から導通状態に遷移するときに、インピーダンス低下回路が動作しないように設定された第1の動作モードは、位相制御装置の漏れ電圧を吸収する通常の動作であり、大きな電力損失は生じない。
一方、位相制御装置が導通状態から非導通状態に遷移するとき、または非導通状態から導通状態に遷移するときに、インピーダンス低下回路が動作するように設定された第2の動作モードで、インピーダンス低下回路が動作したときは、位相制御装置からの電流の一部がインピーダンス低下回路に分岐するため、導通状態から非導通状態へまたは非導通状態から導通状態へ急峻に遷移することになる。このため、遷移のタイミングを的確に検出して位相制御装置の導通角の検出等を高精度で行うことができる。
なお、第2の動作モードでは電力損失が発生するが、第1の動作モードと第2の動作モードは混在するから、従来の特許文献2のように、第2の動作モードで常時インピーダンス低下回路を動作させる場合に較べて、電力損失を抑えることができる。従って、電力損失を抑制しながら、位相制御装置が導通状態から非導通状態に遷移するタイミング、または非導通状態から導通状態に遷移するタイミングを、高精度に検出することができる電源装置となる。しかも、第1の動作モードと第2の動作モードの混在により、逆位相方式の位相制御装置であっても正位相方式の位相制御装置であっても電力損失を少なくできるから、両方の位相制御装置を区別することなく使用でき、位相制御装置が正位相方式か逆位相方式かを判別する機能は不要となる。
前項(2)に記載の発明によれば、前記位相制御装置が正位相方式か逆位相方式かにかかわらず、前記第1の動作モードと第2の動作モードを設定を変えることなく混在させて、前記インピーダンス低下回路を動作させることができる。
前項(3)に記載の発明によれば、インピーダンス低下回路をあらかじめ設定されたタイミングにおいて第2の動作モードで動作させるから、導通角等の検出の必要性と電力損失のバランスを考慮して、第2の動作モードの最適な実行タイミングを設定できる。
前項(4)に記載の発明によれば、インピーダンス低下回路を第1の動作モードで複数回動作させた後に、第2の動作モードでの動作が実行される。
前項(5)に記載の発明によれば、位相制御装置の導通角が変化したことが検出されたタイミングでインピーダンス低下回路を第2の動作モードで動作させるから、位相制御装置の導通角の検出が必要なタイミングで第2の動作モードを実行することができ、電力損失をさらに抑制できる。
前項(6)に記載の発明によれば、損失を抑制しながら、位相制御型調光器が導通状態から非導通状態に、または非導通状態から導通状態に遷移するタイミングを高精度に検出することができ、ひいては高精度の調光を行うことができる照明装置となる。
この発明の一実施形態に係る電源装置及び照明装置が用いられた照明システムの構成図である。 スイッチと調光器の調光度合いを調整するための操作用のボリュームが一体に設けられたスイッチユニットが壁面等に取り付けられている状態の斜視図である。 照明装置の構成を示す回路図である。 (A)(B)はインピーダンス低下回路の第1の動作モードを説明するための図である。 (A)(B)はインピーダンス低下回路の第2の動作モードを説明するための図である。 (A)(B)はインピーダンス低下回路の第2の動作モードの他の例を説明するための図である。 インピーダンス低下回路の第1の動作モードと第2の動作モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。 インピーダンス低下回路の第1の動作モードと第2の動作モードの切り替え処理の他の例を説明するためのフローチャートである。 従来技術の課題を説明するための図である。 (A)(B)は同じく従来技術の課題を説明するための図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る電源装置及び照明装置が用いられた照明システム1の構成図である。この照明システム1は、複数の照明装置10が、全ての照明装置10を同時に点灯または消灯させるスイッチ3と、全ての照明装置10の調光を同時に行う1台の位相制御型調光器(位相制御装置に相当)4を介して商用交流電源2に並列に接続されている。この実施形態では、位相制御型調光器4として逆位相方式のものが用いられている。
位相制御型調光器4は、ユーザーによる調節つまみ(ボリューム)の操作に基づいて、交流電源2の位相を制御して交流電源2から各照明装置10への入力電力の供給と遮断を制御することにより、各照明装置10における光源16の明るさを調整するものである。図1では、位相制御型調光器4が4線式になっているが、2線式であっても良い。なお、図2に示すように、前記スイッチ3と調光度合いを調整するための操作用のボリューム41がスイッチユニット5に一体に設けられると共に、スイッチユニット5は室内の壁面等に取り付けられている。
照明装置10の構成を図3の回路図に示す。この実施形態では、照明装置10としてダウンライトが用いられているが、ダウンライトに限定されることはない。各照明装置10は同一の構成を有している。
照明装置10は、整流回路11と、入力回路12と、スイッチング電源(電源装置に相当)13と、制御部14と、駆動部15と、光源16等を備えている。また、この実施形態では、整流回路11の出力側にインピーダンス低下回路18が設けられている。インピーダンス低下回路18は整流回路11の入力側に配置されても良い。
整流回路11は、交流電源2からの交流入力を全波整流する回路であり、入力回路12は、整流回路11による整流後の入力電圧を分圧して電圧値を低下させるものである。この実施形態では、入力回路12は抵抗R1とR2により入力電圧を分圧する。抵抗R1及びR2は大きな抵抗値の抵抗が用いられており、大きな電力損失を生じないようになっている。
スイッチング電源13は、整流回路11による全波整流後の入力電圧をダイオードを介して一旦平滑コンデンサで平滑したのち、制御部14の指令に基づきスイッチング素子によりスイッチングすることで、安定した直流電源を生成するものである。スイッチング電源装置13により生成された直流電源は光源16の駆動電源及び制御部14の電源等に用いられる。
制御部14は、CPU141とROM142とRAM143を備え、照明装置10の全体動作を制御するものである。具体的には、スイッチング電源13のスイッチング素子のオンオフを制御することにより所定の電源電圧を維持したり、駆動源15を介して光源16の点灯制御等を行うが、特にこの実施形態では、前記入力回路12で分圧され電圧値の小さくなった電圧(以下、監視電圧という)を監視することにより、インピーダンス低下回路の動作を制御し、あるいは位相制御型調光器4の導通角を検出し、導通角の検出結果に基づき駆動源15を介して光源16の調光を行うが、詳細な説明は後述する。
前記ROM142には、CPU141の動作プログラムや各種設定値等が保存されており、CPU141はこれらの動作プログラムや設定値に従って所定の動作を行う。RAM143はCPU141が動作する際の作業領域を提供する。
駆動部15は、光源16を駆動して点灯させると共に、制御部14による位相制御型調光器4の導通角の検出結果に基づいて光源16の調光を行う。
光源16としては発光ダイオード(LED)製のものが好適に用いられるが、これに限定されることはない。また、この実施形態では光源16としてダウンライト用の光源が用いられているが、任意の光源を用いることが可能である。また、光源16として複数色の光源を用い各光源を切り替えることで、調光のほか調色を行う構成であっても良い。
インピーダンス低下回路18は、動作時にはインピーダンスを低下させて、位相制御式調光器4で生じる漏れ電圧を吸収するためのものである。即ち、逆位相方式の位相制御式調光器4が導通状態から非導通状態に遷移して遮断領域になると、調光器4のインピーダンスと調光器4の下流側のインピーダンスにより、下流側に漏れ電圧を供給してしまう。この漏れ電圧により、入力回路12の出力である監視電圧が影響を受け、精度の高い調光等を行えなくなる。
そこで、この実施形態では、位相制御式調光器4が導通状態から非導通状態に遷移したことを検出して、インピーダンス低下回路18を動作させてインピーダンスを低下させ、漏れ電圧に基づく電流をインピーダンス低下回路18に流すことで漏れ電圧を吸収し、入力回路12側への影響を減少させている。
具体的には、制御部14は図4(A)に示すように、入力回路12の監視電圧が予め設定された閾値V1以下になったかどうかを判断し、閾値V1以下になると図4(B)に示すように、インピーダンス低下回路18を動作させ、閾値電圧V1を超えて入力電圧が上昇すると動作が停止する構成となっており、これによりインピーダンス低下回路18を、位相制御式調光器4が入力遮断領域にあるときに動作させ、入力遮断領域にないときは動作を停止させることができる。
しかし、位相制御式調光器4の出力側の負荷は、スイッチング電源装置13における平滑コンデンサ等の存在により容量性になっており、位相制御式調光器4がタイミングT1で導通状態から非導通状態に遷移したとしても、図4(A)の波形Fに示すように、急峻には立ち下がらず、時間経過とともに電圧が低下する傾向を示す。このため、入力回路12の監視電圧がV1以下になるタイミングT2は実際の導通状態から非導通状態への遷移タイミング(遮断タイミングともいう)T1よりも遅れ、タイミングT2でインピーダンス低下回路18が動作を開始し、次のサイクルで監視電圧が閾値電圧V1を超えたタイミングT3まで動作する。
このように、タイミングT2で動作が開始しタイミングT3で動作を終了するインピーダンス低下回路18の動作モードを第1の動作モードとすると、第1の動作モードでは、インピーダンス低下回路18は本来の遮断タイミングT1では動作せず遮断タイミングT1を過ぎて動作するため、インピーダンス低下回路18による電力損失は生じない。
この実施形態では、第1の動作モードを定常状態での動作モードとするが、この第1の動作モードでは、位相制御式調光器4の遮断タイミングT1を高精度に検出することができず、位相制御式調光器4の導通角の検出等を高精度に行うことができない。
そこで、この実施形態では、位相制御式調光器4の遮断タイミングT1を高精度に検出するための第2の動作モードで、インピーダンス低下回路18を動作させる。
第2の動作モードについて説明すると、図5(A)(B)に示すように、インピーダンス低下回路18が、位相制御式調光器4の遮断タイミングT1で既に動作していれば、遮断タイミングT1でインピーダンス低下回路18のインピーダンスは低下しているから、遮断タイミングT1以降に容量性負荷のために残る電圧に基づく電流はインピーダンス低下回路18に流れる。このため、位相制御式調光器4の出力電圧は遮断タイミングT1で急峻に立ち下がる。その結果、入力回路12の監視電圧が遅れることなく変化し、入力回路12の監視電圧が例えば閾値V2以下になることを検出することで遮断タイミングT1を検出することができる。
しかしこの場合、インピーダンス低下回路18が、位相制御式調光器4の遮断タイミングT1で既に動作しているから、遮断タイミングT1までにインピーダンス低下回路18に流れる電流による電力損失は大きい。
このため、この実施形態では、予め設定されたタイミングにおいて、上述した第2の動作モードでインピーダンス低下回路18を動作させるようになっている。具体的には、電力損失が大きくならないように、N回(Nは2以上の整数であり例えば8回)、第1の動作モードを継続した後、第2の動作モードに切り替えるようになっている。そして、第2の動作モードの実行中に、遮断タイミングT1を検出して位相制御式調光器4の導通角を検出し、導通角の検出後は第1の動作モードに切り替えるようになっている。制御部14は、検出した導通角に基づき、駆動部15を介して光源16の調光を制御する。
上述した第2の動作モードでは、インピーダンス低下回路18が、位相制御式調光器4の遮断タイミングT1で既に動作していればよい。この状態を実現するための一例としては、タイミングT2で開始される第1の動作モードにおけるインピーダンス低下回路18の動作開始タイミングを、図5(B)に示すようにタイミングT2’まで早めても良い。この場合、インピーダンス低下回路18の動作開始タイミングT2’を導通角を調整可能な範囲分一気に早めても良いし、特許文献2に記載されているように、徐々に早めて位相制御式調光器4の遮断タイミングT1よりも少し早めに動作する状態に誘導しても良い。あるいは図6(A)(B)に示すように、第2の動作モードの期間中、インピーダンス低下回路18を常時動作させてもよい。
第2の動作モードでの動作は、遮断タイミングT1の検出による導通角の検出が行われるまで継続する。1回の第2の動作モードで検出できた場合は1回で終了する。1回で検出できない場合は、検出できるまで第2の動作モードでの動作を継続しても良い。検出後は再度第1の動作モードに切り替えられる。こうして第1の動作モードでの動作の所定回数毎に第2の動作モードでの動作が実行される。
図7は、インピーダンス低下回路18の第1の動作モードと第2の動作モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。この処理は、制御部14のCPU141がROM142等の動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01では、第1の動作モードの回数を示す変数Nを0にセットした後、ステップS02で、インピーダンス低下回路18を第1の動作モードで動作させる。
次にステップS03で、変数Nを1インクリメントしたのち、ステップS04で、変数Nが設定値(例えば8)かどうかを判断する。変数Nが設定値でなければ(ステップS04でNO)、ステップS02に戻り第1の動作モードでの動作を継続する。インピーダンス低下回路18が動作する毎に変数Nに1を加算する。
ステップS04で、変数Nが設定値になると(ステップS04でYES)、ステップS05で、インピーダンス低下回路18を第2の動作モードに切り替えて動作させる。次いでステップS06で導通角を検出したかどうかを判断し、検出しなければ(ステップS06でNO)、ステップS05に戻り、第2の動作モードでの動作を継続する。導通角を検出すると(ステップS06でYES)、導通角に応じた調光を行うとともに、ステップS07で第1の動作モードに切り替えた後、ステップS07で、ユーザー操作等に基づいて消灯が指示されたかどうかを判断する。指示されていなければ(ステップS08でNO)、ステップS01に戻る。消灯が指示されると(ステップS08でYES)、本処理を終了する。
このように、この実施形態では、定常状態では第1の動作モードでインピーダンス低下回路18を動作させるから、電力損失を生じることなく通常の漏れ電圧吸収機能が発揮される。一方、第1の動作モードでの動作がN回継続した後、第2の動作モードに切り替えてインピーダンス低下回路18を動作させるから、第2の動作モードでの動作中に、位相制御式調光器4を導通状態から非導通状態へ急峻に遷移させて遮断タイミングT1を検出し、導通角の検出等を行う。その後は再度第1の動作モードに切り替える。このような処理を行うことで、電力損失を抑制しながら、遮断タイミングT1を高精度に検出でき、ひいては高精度な調光制御を行うことができる。また、ユーザーにより調光操作用のボリューム41が操作されても、定期的に第2の動作モードに移行するから、調光操作後の遮断タイミングT1を問題なく検出することができる。
上記の実施形態では、第1の動作モードでの動作がN回継続した後、第2の動作モードに切り替えてインピーダンス低下回路18を動作させる場合を示したが、第2の動作モードに切り替えるタイミングは第1の動作モードの動作回数に限定されることはなく、任意の設定が可能である。例えばユーザーにより調光操作用のボリューム41が操作され、位相制御式調光器4の導通角が変更されたことが検出された場合にのみ、第2の動作モードに切り替えて、インピーダンス低下回路18を動作させても良い。
図8は、位相制御式調光器4の導通角が変更されたことが検出された場合にのみ、第2の動作モードに切り替えて、インピーダンス低下回路18を動作させる場合の切り替え処理を説明するためのフローチャートである。この処理も、制御部14のCPU141がROM142等の動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS11で、インピーダンス低下回路18を第1の動作モードで動作させたのち、ステップS12で、導通角が変化したかどうかを判断する。導通角が変化した場合は、入力回路12の監視電圧が閾値V1以下になるタイミング、つまりインピーダンス低下回路18を動作させるタイミングも変化することから、インピーダンス低下回路18の動作時間を監視して動作時間が増加しあるいは減少した場合に、導通角が変化したと判断すれば良い。この判断方法は一例であり、他の判断方法であっても良い。
導通角が変化していないと判断した場合(ステップS12でNO)、ステップS11に戻り、第1の動作モードで動作を継続する。導通角が変化したと判断した場合(ステップS12でYES)、ステップS13で、インピーダンス低下回路18を第2の動作モードに切り替えて動作させる。第2の動作モードは図5(A)(B)及び図6(A)(B)で説明した内容と同じである。
次いでステップS14で導通角を検出したかどうかを判断し、検出しなければ(ステップS14でNO)、ステップS13に戻り、第2の動作モードでの動作を継続する。導通角を検出すると(ステップS14でYES)、導通角に応じた調光を行うとともに、ステップS15で第1の動作モードに切り替えた後、ステップS16で、ユーザー操作等に基づいて消灯が指示されたかどうかを判断する。指示されていなければ(ステップS16でNO)、ステップS11に戻る。消灯が指示されると(ステップS16でYES)、本処理を終了する。
このように、この実施形態では、定常状態では第1の動作モードでインピーダンス低下回路18を動作させるから、電力損失を生じることなく通常の漏れ電圧吸収機能が発揮される。一方、導通角の変化が検出された場合は、第2の動作モードに切り替えてインピーダンス低下回路18を動作させるから、第2の動作モードでの動作中に、位相制御式調光器4を導通状態から非導通状態へ急峻に遷移させて遮断タイミングT1を検出し、導通角の検出等を行う。その後は再度第1の動作モードに切り替える。このような処理を行うことで、電力損失を抑制しながら、遮断タイミングT1を高精度に検出でき、ひいては高精度な調光制御を行うことができる。特に、導通角の変化が検出された場合に第2の動作モードに切り替えられるから、位相制御型調光器4の導通角の検出が必要なタイミングで第2の動作モードを実行することができ、電力損失のさらなる抑制が可能となる。
以上の実施形態では、位相制御式調光器4が逆位相方式である場合について説明したが、正位相方式の位相制御式調光器4にも適用することができる。この場合も、位相制御式調光器4が非導通状態から導通状態に遷移するときに、第1の動作モードではインピーダンス低下回路18が動作しないように設定し、第2の動作モードでは動作するように設定して、第1の動作モードと第2の動作モードとが混在した状態で、インピーダンス低下回路18を動作させれば良い。
また、逆位相方式の位相制御式調光器4についての実施形態で説明した第1の動作モード及び第2の動作モードの動作条件を変えることなく、正位相方式の位相制御式調光器4に適用しても良い。この場合、位相制御式調光器4が正位相方式か逆位相方式かを区別することなく使用でき、位相制御式調光器4が正位相方式か逆位相方式かを判別する機能は不要となる。
1 照明システム
2 交流電源
3 スイッチ
4 位相制御式調光器(位相制御装置)
10 照明装置
11 整流回路
12 入力回路
13 スイッチング電源装置
14 制御部
15 駆動部
16 光源
18 インピーダンス低下回路

Claims (6)

  1. 交流電源の位相を制御して出力電力を調整する位相制御装置を介して前記交流電源に接続される電源装置であって、
    前記位相制御装置の漏れ電圧を吸収するインピーダンス低下回路と、
    位相制御装置が導通状態から非導通状態に遷移するとき、または非導通状態から導通状態に遷移するときに、前記インピーダンス低下回路が動作しないように設定された第1の動作モードと、動作するように設定された第2の動作モードとが混在した状態で、前記インピーダンス低下回路を動作させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記位相制御装置が正位相方式か逆位相方式かにかかわらず、前記第1の動作モードと第2の動作モードを設定を変えることなく混在させて、前記インピーダンス低下回路を動作させる請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御手段は、前記インピーダンス低下回路をあらかじめ設定されたタイミングにおいて第2の動作モードで動作させる請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. あらかじめ設定されたタイミングは、前記インピーダンス低下回路を第1の動作モードで複数回動作させた後に、第2の動作モードで動作させるタイミングである請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御手段は、前記位相制御装置の導通角が変化したことが検出されたタイミングで前記インピーダンス低下回路を第2の動作モードで動作させる請求項1~4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の電源装置と、
    前記電源装置から電力を供給されて発光する光源と、
    を備え、
    前記電源装置に接続される前記位相制御装置は位相制御型調光器であることを特徴とする照明装置。
JP2019186732A 2019-10-10 2019-10-10 電源装置及び照明装置 Active JP7301710B2 (ja)

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