JP7300877B2 - ダクト - Google Patents
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Description
流体が流通する流通路を画成するダクトであって、
第1ダクト部と、
前記第1ダクト部の流通方向下流側に設けられ、流体の流通方向と直交する横方向が、該第1ダクト部よりも広くなると共に、流体の流通方向と直交する縦方向が該第1ダクト部よりも狭くなる扁平形状に形成された第2ダクト部と、
流体の流通方向上流側から下流側へ向かうにつれて前記横方向の寸法が大きくなるように形成され、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部とを繋ぐ接続部と、を備え、
前記接続部は、
前記第1ダクト部の前記流通方向の下流側に連ねて設けられ、第1移行面が傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第1移行部と、
前記第1移行部の前記流通方向の下流側に連なると共に前記第2ダクト部の前記流通方向の上流側に連なるように設けられ、前記第1移行面に連なる第2移行面が該第1移行面と角度を変えて傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第2移行部とを、有し、
前記流通方向に沿った単位距離当たりの前記縦方向の寸法変化が、前記第2移行部よりも前記第1移行部が大きく設定されていることを要旨とする。
扁平率=(横寸法-縦寸法)/横寸法
流体解析によって、風速分布を算出することでダクトの形状の検証を行った。図6に示すように、解析例に係るダクト10は、第1ダクト部12の第1流通路11aの横寸法、第2ダクト部14の第2流通路11bの横寸法は何れも同じであり、接続部16の横壁面が上流側から下流側へ向かうにつれて互いに離れるように対称な関係で延在している。なお、接続部16の横寸法は、接続部16の流通方向中間位置(P2)の値であり、何れの解析例でも同じである。P1は、第1ダクト部12の下流端であり、P2は、接続部16の流通方向中間位置であって接続部16の下壁面の傾斜が切り替わる位置であり、P3は、第2ダクト部14の上流端である。なお、解析例のダクト10は、上壁面が直線的に延在している。解析例1~4の横寸法、縦寸法および断面積は、表1に記載の通りである。
前述した構成に限らず、例えば以下のように変更してもよい。
(1)実施例では、角筒形状のダクトを例示したが、円筒形状やその他形状であってもよい。
(2)実施例では、第2ダクト部が短尺となる縦方向が上下方向に向いているが、これに限らず、第2ダクト部が長尺となる横方向が上下方向に向くなど、任意に向きを設定することができる。
(3)実施例では、接続流通路の横寸法を、上流側から下流側へ向かうにつれて徐変して大きくなるように形成しているが、これに限らず、接続部の流通方向の一部の範囲において接続流通路の横寸法が変化しない領域を設けてもよい。
(4)実施例では、各ダクト部および接続部の上壁面を同一平面上に揃えていたが、これに限らない。例えば、各ダクト部および接続部の上壁面を、第1ダクト部から第2ダクト部に亘って直線的に傾斜するように揃えてもよく、該上壁面を傾斜面や平面や曲面などを組み合わせて形成してもよい。
(5)本発明に係るダクトは、ECUの冷却用途に限らず、バッテリやその他の冷却に用いてもよく、また冷却用途以外の用途に用いてもよい。
(6)ダクトに流通させる流体としては、空気に限らず、冷媒などのガス(気体)、水などの液体であってもよい。
11b 第2流通路(第2ダクト部の流通路),11c 接続流通路(接続部の流通路),
12 第1ダクト部,14 第2ダクト部,16 接続部,18 第1移行部,
18a 第1移行面,20 第2移行部,20a 第2移行面
Claims (4)
- 流体が流通する流通路を画成する合成樹脂成形品のダクトであって、
第1ダクト部と、
前記第1ダクト部の流通方向下流側に設けられ、流体の流通方向と直交する横方向が、該第1ダクト部よりも広くなると共に、流体の流通方向と直交する縦方向が該第1ダクト部よりも狭くなる扁平形状に形成された第2ダクト部と、
流体の流通方向上流側から下流側へ向かうにつれて前記横方向の寸法が大きくなるように形成され、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部とを繋ぐ接続部と、を備え、
前記接続部は、
前記第1ダクト部の前記流通方向の下流側に連ねて設けられ、第1移行面が傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第1移行部と、
前記第1移行部の前記流通方向の下流側に連なると共に前記第2ダクト部の前記流通方向の上流側に連なるように設けられ、前記第1移行面に連なる第2移行面が該第1移行面と角度を変えて傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第2移行部とを、有し、
前記流通方向に沿った単位距離当たりの前記縦方向の寸法変化が、前記第2移行部よりも前記第1移行部が大きく設定されている
ことを特徴とするダクト。 - 流体が流通する流通路を画成するダクトであって、
第1ダクト部と、
前記第1ダクト部の流通方向下流側に設けられ、流体の流通方向と直交する横方向が、該第1ダクト部よりも広くなると共に、流体の流通方向と直交する縦方向が該第1ダクト部よりも狭くなる扁平形状に形成された第2ダクト部と、
流体の流通方向上流側から下流側へ向かうにつれて前記横方向の寸法が大きくなるように形成され、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部とを繋ぐ接続部と、を備え、
前記接続部は、
前記第1ダクト部の前記流通方向の下流側に連ねて設けられ、第1移行面が傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第1移行部と、
前記第1移行部の前記流通方向の下流側に連なると共に前記第2ダクト部の前記流通方向の上流側に連なるように設けられ、前記第1移行面に連なる第2移行面が該第1移行面と角度を変えて傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第2移行部とを、有し、
前記流通方向に沿った単位距離当たりの前記縦方向の寸法変化が、前記第2移行部よりも前記第1移行部が大きく設定され、
前記第2ダクト部は、その壁面に前記第2ダクト部の流通路内に臨む開口を有している
ことを特徴とするダクト。 - 流体が流通する流通路を画成するダクトであって、
第1ダクト部と、
前記第1ダクト部の流通方向下流側に設けられ、流体の流通方向と直交する横方向が、該第1ダクト部よりも広くなると共に、流体の流通方向と直交する縦方向が該第1ダクト部よりも狭くなる扁平形状に形成された第2ダクト部と、
流体の流通方向上流側から下流側へ向かうにつれて前記横方向の寸法が大きくなるように形成され、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部とを繋ぐ接続部と、を備え、
前記接続部は、
前記第1ダクト部の前記流通方向の下流側に連ねて設けられ、第1移行面が傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第1移行部と、
前記第1移行部の前記流通方向の下流側に連なると共に前記第2ダクト部の前記流通方向の上流側に連なるように設けられ、前記第1移行面に連なる第2移行面が該第1移行面と角度を変えて傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第2移行部とを、有し、
前記流通方向に沿った単位距離当たりの前記縦方向の寸法変化が、前記第2移行部よりも前記第1移行部が大きく設定され、
前記接続部は、前記流通方向における中間位置で前記第1移行部から前記第2移行部に変わる
ことを特徴とするダクト。 - 流体が流通する流通路を画成するダクトであって、
第1ダクト部と、
前記第1ダクト部の流通方向下流側に設けられ、流体の流通方向と直交する横方向が、該第1ダクト部よりも広くなると共に、流体の流通方向と直交する縦方向が該第1ダクト部よりも狭くなる扁平形状に形成された第2ダクト部と、
流体の流通方向上流側から下流側へ向かうにつれて前記横方向の寸法が大きくなるように形成され、前記第1ダクト部と前記第2ダクト部とを繋ぐ接続部と、を備え、
前記接続部は、
前記第1ダクト部の前記流通方向の下流側に連ねて設けられ、平板状の第1移行壁が傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第1移行部と、
前記第1移行部の前記流通方向の下流側に連なると共に前記第2ダクト部の前記流通方向の上流側に連なるように設けられ、前記第1移行壁に連なる平板状の第2移行壁が該第1移行壁と角度を変えて傾斜することで前記流通方向の上流側から下流側へ向かうにつれて前記縦方向の寸法が小さくなる第2移行部とを、有し、
前記流通方向に沿った単位距離当たりの前記縦方向の寸法変化が、前記第2移行部よりも前記第1移行部が大きく設定されている
ことを特徴とするダクト。
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Family Applications (1)
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2019
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