JP7300328B2 - 回転式フィルターターレット - Google Patents

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本発明は、回転式フィルターターレットに係り、特に、電子式可変調光用フィルターが搭載された回転式フィルターターレットに関する。
従来、放送用のテレビカメラ等の撮像装置の光学ブロック部には、光の量を減衰させるND(Neutral Density)フィルターや、色温度特性を補正するフィルター(CCフィルター:Color Compensating filter)といった複数枚の光学フィルターを搭載した回転式フィルターターレットが用いられている。このような光学フィルターは、撮像装置に外付けあるいは内蔵され、手動あるいは自動制御により、その都度、適切な光学フィルターに切り替えられて撮像光路上に配置されるようになっている。通常用いられている光学フィルターは、事前に予め想定された光学特性(透過率、色温度)に沿って製造された光学特性が固定された特性固定型の光学フィルターである。
従来の回転式フィルターターレットについて図8および図9を参照して説明する。なお、図8は、図9においてターレット本体105を時計回りに90度回転したときのVIII-VIII線断面に対応する断面図である。また、図9は、図8のターレット部120において前後方向に示す各部材を後方から透過して視た模式図であり、ネジ等の図示を省略している。テレビカメラ本体(不図示)には、図8に示すように、被写体Aからカメラレンズを通過した光の光路C上にターレット部120と撮像素子Bとが設けられている。ターレット部120は、カメラ本体固定用板102と、回転式フィルターターレット121と、いずれかのフィルターを選択するための選択スイッチ101等を備えている。カメラ本体固定用板102は、このターレット部120をテレビカメラ本体に固定するための板状部材である。カメラ本体固定用板102は、例えばネジEによってテレビカメラ本体に接続固定されており動かない。
回転式フィルターターレット121は、ターレット本体105と、ターレット本体105に搭載された複数の光学フィルター115,116,117,118と、を備えている。これらの光学フィルターは、特性がそれぞれ異なっているものの、すべて前記した特性固定型の光学フィルターである。選択スイッチ101は、テレビカメラ本体に固定されており、例えば操作者がフィルターを選択するためのスイッチである。選択スイッチ101には、中間歯車103に連動する歯が設けられている。中間歯車103は、ターレット本体105の中央領域に回転可能に設けられたメイン歯車104に軸支されている。ここで、中間歯車103の主軸となる内部構造は、例えばネジFによって、カメラ本体固定用板102の一領域に接続固定されており、中間歯車103は、この内部構造を軸にして回転する。メイン歯車104は、主軸Dとなる内部構造に軸支され、主軸Dの周りを回転する。メイン歯車104の主軸Dは、例えばネジGによって、カメラ本体固定用板102の他領域に接続固定されている。これにより、中間歯車103は、選択スイッチ101の回転をメイン歯車104に伝達する。メイン歯車104は、中間歯車103の回転によりターレット本体105と共に主軸D周りに回転する。上記構成により、選択スイッチ101を回転すると、これに連動して中間歯車103が回転し、メイン歯車104が回転することでターレット本体105も回転する。これにより、フィルターの選択が可能となる。
一方、電源を用いる調光素子として、反射率を可変することができる素子が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された調光素子は、2枚の電極基板の間にスペーサを介在させて形成した空間に電解液を充填した構造を有している。これらの電極基板は、ガラス基板の表面に透明導電膜からなる透明電極を備えている。それぞれの透明電極は、対向するように配置され、その間に電解液が満たされている。この電解液は、金属塩となる銀(または銅)をメタノールで溶解させた液体である。よって、両透明電極間に印加する電場の変化に応じて、電解液中の銀イオンを透明電極の一方(負極)に析出させて光透過率を減衰したり、透明電極に付着した銀を電解液中に銀イオンとして還元して元の透過率に戻したりすることを可逆的に繰り返すことができる。つまり、この調光素子は、制御信号として両透明電極間に直流電流を印加したり停止したりすることで、光の透過率を無段階で変化させることが可能である。
また、2枚の電極基板間の電解液中の主成分を変更すれば、分光透過特性を大幅に変化させることも可能である。その場合には、透過する光の色相が変化するために色温度を調整できる調光素子として働くことになる。
さらに、特許文献1に開示された調光素子以外にも、他の作動原理で光透過率を無段階に連続的に変化する調光素子が知られている(非特許文献1参照)。非特許文献1に開示された調光素子は、2枚の直線編光子が交差する向きに配置された間に形成された空間へ2枚の液晶素子を挟み込んだ構造を有している。よって、AC矩形波の電圧が印加されていないときにシャッターが全開し、電圧が印加されている間はシャッターが閉じた状態を維持する。このような作動原理のため、電圧印加により液晶分子の屈折状態が変化して光の位相差を調整することで、特許文献1に開示された調光素子と同様に光の透過率を無段階で可変できる。
以下では、このように通電する電気変化に応じて光学特性が変化する各種の調光素子のことを電子式可変調光用フィルターと呼ぶ。
特許第6402113号公報
株式会社ルミネックス、"液晶シャッター"、[online]、[平成31年3月11日検索]、インターネット<URL:http://www.luminex.co.jp/products/products03/products03_24.html>
放送用のテレビカメラ等のように複数枚のフィルターを搭載したターレット本体に、電子式可変調光用フィルターを搭載する場合、制御信号を供給する制御回路や、制御信号をターレット部に伝送する信号伝送線が必要になる。一方、フィルターを切り替えるためには、ターレット本体を回転させなくてはならない。このとき、信号伝送線を単純に接続するだけでは、回転を制約するなど動作の妨げになったり、信号伝送線が断線したり短絡したりする原因となる。
また、ターレット本体の回転によって信号伝送線が絡まった場合、ターレット本体が動かなくなる虞もある。そこで、信号伝送線が断線したり絡まったりすることを防止するため、例えばターレット本体を回転させるときだけ信号伝送線の接続を一旦解除して所望の角度まで回転させた後に再び信号伝送線を接続することが考えられる。しかしながら、その場合、ターレット本体の回転動作中には電子式可変調光用フィルターへの電源供給を停止しなければならない。その結果、電子式可変調光用フィルターへ電源を安定に供給することができなくなり、使い勝手が悪くなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、ターレット本体を可動させても電子式可変調光用フィルターへ電源を安定に供給し続けることができる回転式フィルターターレットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る回転式フィルターターレットは、撮像装置の光学ブロック部に用いられ、光入射面と光出射面とを有するターレット本体と、前記ターレット本体に搭載された複数の光学フィルターと、を有する回転式フィルターターレットであって、前記複数の光学フィルターの少なくとも1つであって制御信号に応じて光学特性が変化する電子式可変調光用フィルターと、前記電子式可変調光用フィルターの少なくとも1つが搭載されて主軸周りに可動する前記ターレット本体と、前記ターレット本体の外部に固定された制御回路から出力される制御信号を前記電子式可変調光用フィルターへそれぞれ伝送する第1の信号伝送線および第2の信号伝送線と、を備え、前記第1の信号伝送線は、前記ターレット本体に形成されており前記主軸を中心とした円形状の第1の受け側電極と、前記ターレット本体の外部に固定されて前記制御回路と前記第1受け側電極とを電気的に接続する第1の制御信号供給部と、前記第1受け側電極と前記電子式可変調光用フィルターとを電気的に接続する第1の制御信号受電部と、を有し、前記第2の信号伝送線は、前記ターレット本体に形成されており前記主軸を中心とした円形状で前記第1の受け側電極よりも外周に配置された第2の受け側電極と、前記ターレット本体の外部に固定されて前記制御回路と前記第2の受け側電極とを電気的に接続する第2の制御信号供給部と、前記第2の受け側電極と前記電子式可変調光用フィルターとを電気的に接続する第2の制御信号受電部と、を有する
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
回転式フィルターターレットによれば、電子式可変調光用フィルターへ制御信号を伝送する信号伝送線を構成する制御信号供給部が、ターレット本体の外部に固定されているので、ターレット本体の可動により信号伝送線が絡まることがない。したがって、ターレット本体を回転させるときだけ信号伝送線の電気的な接続を解除する必要がない。そのため、ターレット本体を可動させても電子式可変調光用フィルターへ電源を安定に供給し続けることができる。
本発明の実施形態に係る回転式フィルターターレットを含むターレット部の全体を示す模式図である。 図1のターレット部を後方から視た模式図である。 本発明の実施形態に係る回転式フィルターターレットを模式的に示す回路図である。 図3の制御信号供給部の構成例を示す模式図である。 (a)~(d)は、ターレット本体の回転動作を示す説明図である。 (a)は第2実施形態に係る回転式フィルターターレットの模式図、(b)~(c)は、受け側電極の変形例の構造を示す模式図である。 図6(a)の回転式フィルターターレットを模式的に示す回路図である。 従来の回転式フィルターターレットを含むターレット部の全体を示す模式図である。 図8のターレット部を後方から視た模式図である。
(第1実施形態)
[回転式フィルターターレットの構成]
まず、回転式フィルターターレットの構成について図1~図3を参照して説明する。なお、図1は、図2においてターレット本体5を時計回りに90度回転したときのI-I線断面に対応する断面図である。また、図2は、図1のターレット部20において前後方向に示す各部材を後方から透過して視た模式図であり、ネジ等の図示を省略している。なお、各図面に示される部材のサイズや位置関係は、説明を明確にするため誇張していることがある。例えばネジ等の固定部材の長さ、太さ、本数等は図示したものに限定されるものではない。
テレビカメラ本体(不図示)には、図1に示すように、被写体Aからカメラレンズを通過した光の光路C上にターレット部20と撮像素子Bとが設けられている。ターレット部20は、カメラ本体固定用板2と、いずれかのフィルターを選択するための選択スイッチ101等と、回転式フィルターターレット21と、を備えている。
カメラ本体固定用板2は、このターレット部20をテレビカメラ本体に固定するための板状部材である。カメラ本体固定用板2は、例えばネジEによってテレビカメラ本体に接続固定されており動かない。
選択スイッチ1は、テレビカメラ本体に固定されており、例えば操作者がフィルターを選択するためのスイッチである。選択スイッチ1には、中間歯車3に連動する歯が設けられている。中間歯車3は、ターレット本体5の中央領域に回転可能に設けられたメイン歯車4に軸支されている。中間歯車3の主軸となる内部構造は、例えばネジFによって、カメラ本体固定用板2の一領域に接続固定されており、中間歯車3は、この内部構造を軸にして回転する。メイン歯車4は、主軸Dとなる内部構造に軸支され、主軸Dの周りを回転する。メイン歯車4の主軸Dは、例えばネジGによって、カメラ本体固定用板2の他領域に接続固定されている。これにより、中間歯車3は、選択スイッチ1の回転をメイン歯車4に伝達する。メイン歯車4は、中間歯車3の回転によりターレット本体5と共に主軸D周りに回転する。
回転式フィルターターレット21は、複数の光学フィルターと、ターレット本体5と、信号伝送線51,52と、を備えている。ここでは、ターレット本体5に、3つの特性固定型の光学フィルターと、制御信号に応じて光学特性が変化する1つの電子式可変調光用フィルターと、が搭載されている。一例として、光学フィルター15,16,18は、特性固定型の光学フィルターである。
また、電子式可変調光用フィルターは、一例として電子式可変NDフィルター17として説明する。また、電子式可変NDフィルター17は、一例として直流の制御信号で駆動するものとする。具体的には、電子式可変NDフィルター17は、金属塩析出型エレクトロクロミック素子である(特許文献1参照)。
電子式可変NDフィルター17の給電用電極(例えば正極)は、フィルター給電部6に接続されている。電子式可変NDフィルター17の給電用電極(例えば負極)は、フィルター給電部8に接続されている。ここでは、電子式可変NDフィルター17の給電用電極は、ガラス基板表面に形成されたITOからなる透明電極である。フィルター給電部6は、一端側が透明電極に電気的に接続されると共に、他端がリード線41を介して制御信号受電部7に接続されている。フィルター給電部8は、一端側が透明電極に電気的に接続されると共に、他端がリード線42を介して制御信号受電部9に接続されている。
ターレット本体5は、電子式可変NDフィルター17が搭載されて主軸D周りに可動する。ターレット本体5は、いずれの方向にも1周以上の回転をすることができる。なお、360度未満で可動するように構成しても構わない。
信号伝送線51,52は、制御回路14から出力される制御信号を電子式可変NDフィルター17へ伝送する。
制御回路14は、電子式可変NDフィルター17の動作を制御する制御信号を出力するものである。ここでは、制御回路14は、直流電源として機能する。なお、電子式可変NDフィルター17の種類によっては、交流電源として機能する制御回路を用いることもできる。
この制御回路14は、ターレット本体5の外部に固定されている。制御回路14は、ターレット本体5に連動しなければ、テレビカメラ本体内の設置場所が限定されないが、回転式フィルターターレット21の近傍に設けられることが好ましい。
信号伝送線51は、受け側電極12と、制御信号供給部10と、制御信号受電部7と、を有する。信号伝送線52は、受け側電極13と、制御信号供給部11と、制御信号受電部9と、を有する。
受け側電極12,13は、ターレット本体5に形成されておりターレット本体5の可動経路に沿った形状を有している。受け側電極12,13は、ターレット本体5の回転方向に沿ってリング状に設けられている。受け側電極12,13は、主軸Dを中心とする同心円の形状で設けられており、受け側電極12は、受け側電極13よりも外周側に配置されている。受け側電極12,13は、入射光の光路Cに係らない場所に設けられている。受け側電極12,13は、ターレット本体5が回転すると、ターレット本体5と共に回転する。受け側電極12,13の素材は、例えば銅を用いることができる。受け側電極12,13を銅製とすることで、長期に渡る通電性を確保することができる。
受け側電極12,13は、ターレット本体5の表面に貼付けて形成されても構わない。
図示した例では、受け側電極12,13は、ターレット本体5における光入射面側から光出射面側まで連続的に形成されている。受け側電極12,13をこのように構成すると、表面に貼り付ける場合よりも強度が増すので好ましい。
制御信号供給部10は、ターレット本体5の外部に固定されて制御回路14と受け側電極12とを電気的に接続する。制御信号供給部10は、制御回路14からの制御信号を受け側電極12に供給する。制御信号供給部10は、少なくとも一部がバネ材料で形成され、付勢力によって一端部が受け側電極12に当接する方向に付勢されている。ここで、バネ材料は、例えば銅製で弾性力に優れたものである。
制御信号供給部11は、ターレット本体5の外部に固定されて制御回路14と受け側電極13とを電気的に接続する。制御信号供給部11は、制御回路14からの制御信号を受け側電極13に供給する。制御信号供給部11は、少なくとも一部がバネ材料で形成され、付勢力によって一端部が受け側電極13に当接する方向に付勢されている。
制御信号供給部10,11が固定される場所は、ターレット本体5に連動しなければ、テレビカメラ本体の筐体や各種基板等いずれにも限定されないが、ターレット本体5の近傍に設けられることが好ましい。これにより、制御信号供給部10,11は、ターレット本体5が回転しても、固定された状態を保つ。
制御信号受電部7は、受け側電極12と電子式可変NDフィルター17とを電気的に接続する。制御信号受電部7は、少なくとも一部がバネ材料で形成され、付勢力によって一端部が受け側電極12に当接する方向に付勢されている。制御信号受電部7は、受け側電極12の側において、制御信号供給部10によって受け側電極12に供給された制御信号を受ける。制御信号受電部7は、電子式可変NDフィルター17の側においてリード線41を介してフィルター給電部6に接続されている。リード線41は、ターレット本体5に固定されている。
制御信号受電部9は、受け側電極13と電子式可変NDフィルター17とを電気的に接続する。制御信号受電部9は、少なくとも一部がバネ材料で形成され、付勢力によって一端部が受け側電極13に当接する方向に付勢されている。制御信号受電部9は、受け側電極13の側において、制御信号供給部11によって受け側電極13に供給された制御信号を受ける。制御信号受電部9は、電子式可変NDフィルター17の側においてリード線42を介してフィルター給電部8に接続されている。リード線42は、ターレット本体5に固定されている。
上記構成により、電子式可変NDフィルター17は、常に、制御回路14からの制御信号を受けることができる。
なお、図3に示した回転式フィルターターレット21の回路図では、信号伝送線51は、制御回路14の正極側から、リード線31と、制御信号供給部10と、受け側電極12と、制御信号受電部7と、リード線41と、フィルター給電部6と、を備えているが、これに限定されるものではない。例えば、バネ製材料で形成された制御信号受電部7をフィルター給電部6に直接的に接続してもよいし、リード線41とフィルター給電部6を一体的に形成してもよい。
また、信号伝送線52は、制御回路14の負極側から、リード線32と、制御信号供給部11と、受け側電極13と、制御信号受電部9と、リード線42と、フィルター給電部8と、を備えているが、これに限定されるものではない。例えば、バネ製材料で形成された制御信号受電部9をフィルター給電部8に直接的に接続してもよいし、リード線42とフィルター給電部8を一体的に形成してもよい。
次に、制御信号供給部10の構成例について図4を参照して説明する。図4は制御信号供給部10,11の拡大図である。
制御信号供給部10は、一端部に針状部材10aと、針状部材10aに接続されてバネ材料で形成され付勢部材10bと、を有している。針状部材10aおよび付勢部材10bは、受け側電極12に対する電気接点として機能する。
付勢部材10bは、制御信号供給部10においてリード線31側に設けられ、銅を用いたバネ材料で形成されている。制御信号供給部10はターレット本体5の外部に固定されているため、ターレット本体5が回転すると、制御信号供給部10の針状部材10aと受け側電極12の表面との摩擦が生じる。付勢部材10bは、受け側電極12が回転しても針状部材10aが接触し続けることのできる付勢力を生じるような弾性力を有していれば、その形状、大きさ、バネ材料を適宜選択することができる。付勢部材10bとしてのバネの種類は、例えば、板ばね、皿ばね、コイルばね等を用いることができる。
針状部材10aは、制御信号供給部10において受け側電極12と接触する先端部に配置されている。針状部材10aは、受け側電極12が回転しても接触し続けることのできる強度を有していれば、その形状、大きさ、硬度、導電性材料の材質を適宜選択することができる。制御信号供給部10が受け側電極12と接続する箇所は、抑えつけて接続する力が長期にわたり持続可能なことが好ましい。なお、針状部材10aを設けずに付勢部材の先端が受け側電極12に接触するように構成しても構わない。
また、図4に示すように、制御信号供給部11は、一端部に針状部材11aと、針状部材11aに接続されてバネ材料で形成され付勢部材11bと、を有している。針状部材11aおよび付勢部材11bは、受け側電極13に対する電気接点として機能する以外、前記した針状部材10aおよび付勢部材10bと同様なので、これ以上の説明を省略する。
また、図4では図示を省略したが、制御信号受電部7,9も、制御信号供給部10,11と同様の構造を用いることができる。すなわち、この場合、制御信号受電部7は、受け側電極12側の一端部に針状部材と、針状部材に接続されてバネ材料で形成され付勢部材と、を有する。また、同様に、制御信号受電部9は、受け側電極13側の一端部に針状部材と、針状部材に接続されてバネ材料で形成され付勢部材と、を有する。なお、制御信号受電部7,9は、ターレット本体5が回転しても、制御信号受電部7,9の針状部材と、受け側電極12,13の表面との摩擦がほとんど生じない。よって、制御信号受電部7,9は、制御信号供給部10,11ほどの強度がなくても構わない。
次に、回転式フィルターターレット21の動作について図5を参照(適宜図1~図4参照)して説明する。図5(a)~図5(d)は、図2の一部を示している。ここでは、ターレット本体5が、図5(a)に示す位置に静止している状態では、光学フィルター16が選択されている。このとき、被写体Aからの光は、光学フィルター16を通過することにより、光学フィルター16に例えば予め蒸着された固定的な光特性で調光され、撮像素子Bに入射されて結像する。
次に、ターレット部20のフィルター選択機構において、選択スイッチ1を回転すると、これに連動して中間歯車3が回転し、メイン歯車4が回転することでターレット本体5も回転する。これにより、ターレット本体5を例えば時計回りに90度回転させて静止させると、図5(b)に示すように、光学フィルター15が選択される。この状態から反時計回りに90度回転させて、図5(a)に示す状態にしてもよい。
また、図5(b)に示す状態から、ターレット本体5を時計回りに90度回転させて静止させると、図5(c)に示すように、光学フィルター18が選択される。また、ターレット本体5を時計回りにさらに90度回転させて静止させると、図5(d)に示すように、電子式可変NDフィルター17が選択される。
電子式可変NDフィルター17は、テレビカメラ本体のカメラレンズに入射する光の量を無段階で変化させることができる。操作者は、好みの光量になるまで、電子式可変NDフィルター17に対して、例えば数秒から数十秒間の通電を行う。これにより、被写体Aからの光は、電子式可変NDフィルター17を通過することにより、操作者の好みの光量に調光され、撮像素子Bに入射されて結像する。こうして、画質に厳しい特性が求められる放送用テレビカメラ等に好適に利用できる。
また、操作者は、好みの光量に戻るまで、電子式可変NDフィルター17への通電を所定時間停止してから撮影を行う。あるいは、操作者は、逆極性で低電圧値の通電を行うように切り替えて所定時間の通電を行ってから撮影を行ってもよい。
本実施形態に係る回転式フィルターターレット21は、信号伝送線51,52を構成する制御信号供給部10,11が、図5(a)~図5(d)に示すように、カメラ本体固定用板2のようにターレット本体5の外部に固定されている。したがって、電子式可変NDフィルター17へ電源を供給する信号伝送線は、ターレット本体5の回転により断線したり絡まったりする可能性が低減する。そのため、回転式フィルターターレット21は、ターレット本体5の回転状態に関わらず、常に電子式可変NDフィルター17へ制御信号を伝達することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る回転式フィルターターレットについて図6~図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同じ構成には同じ符号を付して説明を適宜省略する。
第2実施形態に係る回転式フィルターターレットは、図6(a)および図7の模式図に示すように、2つの電子式可変NDフィルター17,15Bを備えている。電子式可変NDフィルター17およびその給電構成については第1実施形態と同様である。第2実施形態では、電子式可変NDフィルター毎に制御回路14,14Bが準備されており、各制御回路から出力される制御信号を伝送する信号伝送線を2つずつ備えている。そのため、信号伝送線の本数は、電子式可変NDフィルターの個数の2倍である。
電子式可変NDフィルター15Bの給電用電極(例えば正極)は、フィルター給電部6Bに接続されている。電子式可変NDフィルター15Bの給電用電極(例えば負極)は、フィルター給電部8Bに接続されている。
信号伝送線51B,52Bは、制御回路14Bから出力される制御信号を電子式可変NDフィルター15Bへ伝送する。
信号伝送線51Bは、受け側電極12Bと、制御信号供給部10Bと、制御信号受電部7Bと、を有する。信号伝送線52Bは、受け側電極13Bと、制御信号供給部11Bと、制御信号受電部9Bと、を有する。
受け側電極13Bは、ターレット本体5に形成されており、受け側電極13よりも外周側に配置されている。受け側電極12Bは、ターレット本体5に形成されており、受け側電極13Bよりも外周側に配置されている。
制御信号供給部10Bは、ターレット本体5の外部に固定されて制御回路14Bと受け側電極12Bとを電気的に接続する。制御信号供給部11Bは、ターレット本体5の外部に固定されて制御回路14Bと受け側電極13Bとを電気的に接続する。
制御信号受電部7Bは、受け側電極12Bと電子式可変NDフィルター15Bとを電気的に接続する。制御信号受電部9Bは、受け側電極13Bと電子式可変NDフィルター15Bとを電気的に接続する。
本実施形態に係る回転式フィルターターレットもターレット本体5の回転状態に関わらず、常に電子式可変NDフィルター17,15Bへ制御信号をそれぞれ伝達することができる。また、電子式可変NDフィルター毎に制御回路14,14Bがそれぞれ準備されているので、例えば電子式可変NDフィルター17の利用後に、電子式可変NDフィルター15Bを使用する場合、フィルター切替えを実際に行う前に、電子式可変NDフィルター15Bの事前運転が可能になり、使い勝手がよくなる。
次に、実施形態に係る回転式フィルターターレットの複数の変形例について説明する。
例えば、第2実施形態では、2つの電子式可変NDフィルターを備えることとしたが、3つ、あるいはすべての光学フィルターを電子式可変NDフィルターとしても構わない。3つ以上の電子式可変NDフィルターを備える際には、ターレット本体への電子式可変NDフィルターの装填数に応じて、装填数の2倍の個数の受け側電極がターレット本体に設けられる。この場合も、信号伝送線の本数は、電子式可変NDフィルターの個数の2倍である。
また、図7では、受け側電極12,13,12B,13Bが、ターレット本体5の表面に面一に形成されているが、受け側電極の構造は、例えば図6(b)や図6(c)に示す構成であってもよい。
図6(b)に示す受け側電極は、ターレット表面から凹むように構成されている。すなわち、受け側電極12,13,12B,13Bは、ターレット本体5Bにおける光入射面と光出射面との間の厚みよりも小さく形成されている。この場合、受け側電極の材料を減らすことができるので、低コストで回転式フィルターターレットを製造できる。また、軽量化できるので、操作者がテレビカメラ本体を担ぐときの負担が軽減される。
図6(c)に示す受け側電極はターレット表面から突出するように構成されている。すなわち、受け側電極12,13,12B,13Bは、ターレット本体5Cにおける光入射面と光出射面との間の厚みよりも大きく形成されている。この場合、例えば制御信号供給部10が、受け側電極12の前面以外の面(上面、下面、左面、右面)を電気接点とすることができる。そのため、付勢部材等の配置やリード線の固定位置等を設計する際に、配線デザインの自由度が大きくなり、設計し易くなる。
前記実施形態では、電子式可変調光用フィルターが電子式可変NDフィルターであるものとして説明したが、これに限らず、色温度特性を補正するフィルターであってもよい。
前記実施形態では、電子式可変調光用フィルターが直流の制御信号で駆動する金属塩析出型エレクトロクロミック素子であるものとしたが、これに限らず、交流の制御信号で駆動する液晶方式の調光素子であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る回転式フィルターターレットについて説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変などしたものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 選択スイッチ
2 カメラ本体固定用板
3 中間歯車
4 メイン歯車
5,5B,5C ターレット本体
6,8,6B,8B フィルター給電部
7,9,7B,9B 制御信号受電部
10,11,10B,11B 制御信号供給部
10a,11a 針状部材
10b,11b 付勢部材
12,13,12B,13B 受け側電極
14,14B 制御回路
15,16,18 光学フィルター
17,15B 電子式可変NDフィルター(電子式可変調光用フィルター)
20 ターレット部
21 回転式フィルターターレット
31,32,41,42 リード線
51,51B,52,52B 信号伝送線
101 選択スイッチ
102 カメラ本体固定用板
103 中間歯車
104 メイン歯車
105 ターレット本体
115,116,117,118 フィルター
120 ターレット部
121 回転式フィルターターレット
A 被写体
B 撮像素子
C 光路
D 主軸
E,F,G ネジ

Claims (11)

  1. 撮像装置の光学ブロック部に用いられ、光入射面と光出射面とを有するターレット本体と、前記ターレット本体に搭載された複数の光学フィルターと、を有する回転式フィルターターレットであって、
    前記複数の光学フィルターの少なくとも1つであって制御信号に応じて光学特性が変化する電子式可変調光用フィルターと、
    前記電子式可変調光用フィルターの少なくとも1つが搭載されて主軸周りに可動する前記ターレット本体と、
    前記ターレット本体の外部に固定された制御回路から出力される制御信号を前記電子式可変調光用フィルターへそれぞれ伝送する第1の信号伝送線および第2の信号伝送線と、を備え、
    前記第1の信号伝送線は、
    前記ターレット本体に形成されており前記主軸を中心とした円形状の第1の受け側電極と、
    前記ターレット本体の外部に固定されて前記制御回路と前記第1の受け側電極とを電気的に接続する第1の制御信号供給部と、
    前記第1の受け側電極と前記電子式可変調光用フィルターとを電気的に接続する第1の制御信号受電部と、を有し、
    前記第2の信号伝送線は、
    前記ターレット本体に形成されており前記主軸を中心とした円形状で前記第1の受け側電極よりも外周に配置された第2の受け側電極と、
    前記ターレット本体の外部に固定されて前記制御回路と前記第2の受け側電極とを電気的に接続する第2の制御信号供給部と、
    前記第2の受け側電極と前記電子式可変調光用フィルターとを電気的に接続する第2の制御信号受電部と、を有する回転式フィルターターレット。
  2. 前記第1および第2の制御信号供給部前記第1および第2の制御信号受電部は、それぞれ、少なくとも一部がバネ材料で形成され、付勢力によって一端部が前記第1および第2の受け側電極に当接する方向に付勢されている請求項1に記載の回転式フィルターターレット。
  3. 前記第1および第2の制御信号供給部前記第1および第2の制御信号受電部は、それぞれ、前記一端部に針状部材と、前記針状部材に接続されてバネ材料で形成される付勢部材と、を有する請求項2に記載の回転式フィルターターレット。
  4. 前記第1および第2の受け側電極は、前記ターレット本体における光入射面光出射面との間に連続的に形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転式フィルターターレット。
  5. 前記第1および第2の受け側電極は、前記ターレット本体における光入射面と光出射面との間の厚みよりも大きく形成されている請求項4に記載の回転式フィルターターレット。
  6. 前記第1および第2の受け側電極は、前記ターレット本体における光入射面と光出射面との間の厚みよりも小さく形成されている請求項4に記載の回転式フィルターターレット。
  7. 複数の前記電子式可変調光用フィルターを備え、
    前記電子式可変調光用フィルター毎に外部に固定された制御回路から出力される制御信号を伝送する第1および第2の信号伝送線を備え、
    前記第1および第2の信号伝送線の本数の合計は、前記電子式可変調光用フィルターの個数の2倍である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の回転式フィルターターレット。
  8. 電子式可変調光用フィルターは、電子式可変NDフィルターである請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回転式フィルターターレット。
  9. 電子式可変調光用フィルターは、色温度特性を補正するフィルターである請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回転式フィルターターレット。
  10. 電子式可変調光用フィルターは、直流の制御信号で駆動する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の回転式フィルターターレット。
  11. 電子式可変調光用フィルターは、交流の制御信号で駆動する請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の回転式フィルターターレット。
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