JP7300150B2 - 紙処理装置 - Google Patents
紙処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7300150B2 JP7300150B2 JP2019041076A JP2019041076A JP7300150B2 JP 7300150 B2 JP7300150 B2 JP 7300150B2 JP 2019041076 A JP2019041076 A JP 2019041076A JP 2019041076 A JP2019041076 A JP 2019041076A JP 7300150 B2 JP7300150 B2 JP 7300150B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- paper
- unit
- processing
- pulp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
・紙の種類(運転設定情報)
紙の種類を決める要因には、繊維長さ、填料の種類・量、繊維密度がある。これらの要因によって、脱墨時における泡に対する繊維の付着性が変化する。このため、紙の種類によって、脱墨時に泡に付着してトナーとともに除去される繊維量が変化する。
・設定離解時間(運転設定情報)
離解時間の増減は、そのまま製紙時間の増減となる。例えば、パルパー装置6による離解時間を20分長くすれば、実行処理時間も20分長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・紙の原料の繊維の離解時に投入する界面活性剤の量(運転設定情報)
パルパー装置6には離解処理時に界面活性剤を投入する。この界面活性剤の量は、紙の原料の投入紙重量に応じたものであり、この界面活性剤の量によって後工程の脱墨時の泡の量が変化する。泡の量が変化すれば、脱墨時に除去される繊維量も変化する。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・脱墨時に投入する界面活性剤の種類および単位時間当たりの設定使用量(運転設定情報)
界面活性剤の種類、単位時間当たりの使用量によって、脱墨装置10で発生する泡の量が変化し、泡の量の変化に伴ってトナーと一緒に除去される繊維量も変化する。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。本実施の形態では、パルパー装置6に投入する界面活性剤と脱墨装置10に投入する界面活性剤は同じものである。
・設定脱墨時間(運転設定情報)
脱墨時間、すなわち繊維が脱墨装置10を通過する時間によって、繊維が泡に付着する確率も変化する。脱墨時間が長いと、繊維が泡に付着する確率が高くなり、除去される繊維量が増加する。
・脱墨モード(運転設定情報)
脱墨モードには、エコモード、通常モード、パワフルモードがあり、発生する泡の量が異なる。脱墨モードの選択により脱墨のレベルを設定する。エコモードは、泡の量が少なく、脱墨効果は弱くなるが、失われる繊維量が少ない。パワフルモードは、泡の量が多く、脱墨効果は高くなるが、失われる繊維量が多くなる。通常モードは、エコモードとパワフルモードの中間である。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・設定抄紙速度(運転設定情報)
抄紙速度は、抄紙装置12の抄紙ワイヤーを駆動するモータの回転速度の設定値で示す。抄紙装置12の抄紙ワイヤーにて抄紙した湿紙を十分に乾燥させる場合には、抄紙速度を遅くすることで、抄紙速度と同速度で湿紙が移動する後工程の湿紙脱水装置13、湿紙乾燥装置14における滞留時間が長くなり、結果として実行処理時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・設定紙厚さ、設定紙密度(運転設定情報)
抄紙速度を変えずに、抄造する紙厚さや繊維の密度を変更すると、単位時間当たりの繊維の使用量が変化する。そのため、脱墨装置10から抄紙装置12に供給する繊維を使い切って抄紙を完了するまでにかかる時間も変化し、結果として実行処理時間が変化する。
・設定スラリー搬送速度(運転設定情報)
設定スラリー搬送速度は、パルパー装置6から脱墨装置10にパルプスラリーを搬送するパルプスラリー供給ポンプ20の搬送速度と、脱墨装置10から抄紙装置12のヘッドボックスにパルプスラリーを搬送する脱墨パルプスラリー送出ポンプ22の搬送速度であり、搬送速度はポンプの回転速度の設定値で示す。
・設定白水搬送速度(運転設定情報)
設定白水搬送速度は、白水タンク18からパルパー装置6に白水を搬送する希釈液供給ポンプ21Aの搬送速度と、白水タンク18から脱墨装置10に白水を搬送する希釈液供給ポンプ21Bの搬送速度であり、搬送速度はポンプの回転速度の設定値で示す。
・設定上水搬送速度(運転設定情報)
洗浄に使用する上水を脱墨装置10および抄紙装置12に搬送する速度である。上水の搬送速度は、上水の供給源19の水圧、例えば水道の圧力に依拠して定まる。洗浄時に使用する上水の搬送速度が遅くなれば、洗浄に必要な十分な量の水を得るまでの時間が長くなり、洗浄時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・設定排水搬送速度(運転設定情報)
ここでの排水は、製紙工程終了後に装置内洗浄に使用した水である。排水は全て脱墨装置10、脱墨排液処理装置17を経由して排水ポンプ25で紙処理装置1の外部に搬送する。搬送速度は排水ポンプ25の回転速度の設定値で示す。この排水ポンプ25による排水の搬送速度が遅くなると、結果として洗浄時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・実抄紙速度(稼働状況情報)
実抄紙速度は、実際の抄紙速度を示すものであり、抄紙ワイヤーを駆動するモータの回転速度の計測値で示す。
・実スラリー流量(稼働状況情報)
実スラリー流量は、パルプ製造部200から抄紙部300へパルプスラリーを搬送するスラリー搬送経路の目詰まり状態を示すものであり、パルプスラリーが実際に流れる流量で示し、ここでは、流量計31Bで計測した計測値で示す。実スラリー流量が設定スラリー流量を下回ると、スラリー搬送経路に目詰まりが生じたと判定する。実スラリー流量が低下すると、結果として実行処理時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・実スラリー搬送速度(稼働状況情報)
実スラリー搬送速度は、パルプ製造部200から抄紙部300へパルプスラリーが実際に搬送される速度を示すものであり、パルプスラリー供給ポンプ20と脱墨パルプスラリー送出ポンプ22の回転速度をセンサー等で計測した実回転速度の計測値で示す。
・パルプ製造部200に供給する白水が実際に搬送される実白水搬送速度(稼働状況情報)
実白水搬送速度は、希釈液供給ポンプ21Aと希釈液供給ポンプ21Bの回転速度をセンサー等で計測した実回転速度の計測値で示す。
・実上水搬送速度(稼働状況情報)
洗浄に使用する上水を脱墨装置10および抄紙装置12に搬送する実際の速度であり、流量計31Eで計測する流量によって測定する。洗浄時に使用する上水の実際の搬送速度が遅くなれば、洗浄に必要な十分な量の水を得るまでの時間が長くなり、洗浄時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・実排水搬送速度(稼働状況情報)
排水ポンプ25により紙処理装置1の外部に搬送される排水の実際の搬送速度であり、搬送速度はポンプの実際の回転速度の値で示す。この排水の搬送速度が遅くなると、結果として洗浄時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・前回の運転完了時刻からの経過時間(運転履歴情報)
前回の運転完了時刻からの経過時間が所定時間を超える場合には、製紙開始前に洗浄工程を実施する。このため、運転開始が遅れ、結果として実行処理時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・過去に行った所定回数分の運転実績に基づく負荷の単位量当たりの製紙時間(運転履歴情報)
過去の所定回数の運転における紙の原料2の投入紙重量と、製紙開始から製紙完了までの実行処理時間から、紙の原料2の単位重量当たりの製紙時間を求める。求めた製紙時間に今回投入する紙の原料2の投入紙重量を乗算して補正した実行処理時間を算出し、さらに洗浄時間を加算して運転完了予定時刻を算出する。ここでは、脱墨モードや抄紙速度設定等の個々の運転条件を考慮していない。
・過去に行った所定回数分の運転実績に基づく負荷の単位量当たりの離解時間(運転履歴情報)
過去の所定回数の運転における紙の原料2の投入紙重量と、離解工程の処理時間から、紙の原料2の単位重量当たりの離解時間を求める。求めた離解時間に今回投入する紙の原料2の投入紙重量を乗算して補正した離解時間を求め、この離解時間で実行処理時間を補正し、運転完了予定時刻を算出する。
・過去に行った所定回数分の運転実績に基づく負荷の単位量当たりの洗浄時間(運転履歴情報)
過去の所定回数の運転における紙の原料2の投入紙重量と、洗浄処理工程の処理時間から、紙の原料2の単位重量当たりの洗浄時間を求める。求めた洗浄時間に今回投入する紙の原料2の投入紙重量を乗算して補正した洗浄時間を算出し、この洗浄時間を実行処理時間に加算して運転完了予定時刻を算出する。
・過去の運転条件ごとの製紙時間(運転履歴情報)
過去に行った運転における製紙開始から製紙完了までの実行処理時間を、抄紙速度、脱墨モード、紙厚さ、投入する紙の原料2の種類、投入紙重量の種々の運転条件ごとに分けて制御部100の内部記憶部111に過去データとして記憶する。投入紙重量以外の運転条件が同じである運転を行う場合に、記憶した過去の運転における投入紙重量と実行処理時間から単位重量当たりの製紙時間を求める。求めた製紙時間に今回投入する紙の原料2の投入紙重量を乗算して補正した実行処理時間を算出し、さらに洗浄時間を加算して運転完了予定時刻を算出する。
・過去の運転条件ごとの離解時間(運転履歴情報)
離解時間に影響する運転条件には、設定離解時間のほかに、紙の種類、水温、設定白水搬送速度がある。設定離解時間が同じでも、紙の種類、水温によって離解度が異なるので、同等の離解度を得るためには、紙の種類、水温によって設定離解時間の変更が必要である。
・過去の運転条件ごとの洗浄時間(運転履歴情報)
洗浄時間に影響する要因には、洗浄時に装置内を流れる上水、白水、スラリー、排水の各搬送速度があり、運転条件としては、設定上水搬送速度、設定白水搬送速度、設定スラリー搬送速度、設定排水搬送速度である。
・水温(環境情報)
パルプ製造部200のパルパー装置6における水温は離解処理の進捗に影響を与える要因である。水温が予定水温より低い場合には離解の進み具合が遅くなり、予定水温の下で行う離解処理と同じ離解結果を得るには離解時間を長く設定する必要がある。
・気温(環境情報)
気温は抄紙後の乾燥時間に影響を与える要因である。気温が低い場合、乾燥時間を長く設定するために、抄造した紙の搬送速度を落とす必要があり、結果として実行処理時間が長くなる。または、湿紙乾燥装置14の乾燥工程におけるヒータ温度を上げる必要があり、さらにヒータが運転可能な温度に達するまでの時間が長くなり、結果として実行処理時間が長くなる。このため、処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力する。
・補正後の運転完了予定時刻の表示
・負荷のみから算出した基本的な運転完了予定時刻と、上述した実施の形態で求めた補正後の運転完了予定時刻の両方を表示
・処理時間決定要因ごとに算出した運転完了予定時刻
・補正後の運転完了予定時刻までの残り時間
・運転完了時に、運転完了予定時刻と実際の運転完了時刻の両方を表示(または予定の実行処理時間と実際の実行処理時間)
・運転完了予定時刻を音声通知
・運転完了予定時刻までの残り時間を音声通知
・運転完了予定時刻を表示したことをアラーム音で報知
・運転完了予定時刻の所定時間前(例えば、30分前)に運転完了を表示または音声により予告
上述の実施の形態ではパルプ製造部200の離解工程、抄紙部300の製紙工程における要因に基づいて運転完了予定時刻を算出しているが、これらの要因からは下記の時刻も算出可能である。よって、運転完了予定時刻のほかに下記の時刻を表示してもよい。
・製紙完了予定時刻(最後の再生紙4が紙受に排出される時刻)
・1枚目の再生紙4が紙受に排出される時刻
また、運転完了予定時刻を出力するタイミングは、以下に例示する時でよい。
・運転開始前(重量計測時または原料載置時)
上述した処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を算出した後に出力する。
・装置の稼働中に実スラリー流量、実スラリー搬送速度に変化があった場合に、再計算してリアルタイムに出力
・抄紙速度、紙厚さ、脱墨モードなどの運転条件の設定が変更された場合に、再計算して出力
上述した実施の形態では、パルプ製造部200と抄紙部300を有する構成を例示して説明したが、抄紙部300を有しないパルプ製造部200だけの構成においても本発明を実施することができる。
実施例1(基本形)
脱墨装置10の脱墨槽から抄紙装置12のヘッドボックスの間における目詰まりに起因して、または脱墨パルプスラリー送出ポンプ22の回転速度の低下に起因して、設定スラリー流量に対して実スラリー流量が5%低下したときに、抄紙速度を落として紙厚さを変更しない場合を例示する。
ここに、離解時間1.5h、洗浄時間1.0hを加えて、合計運転時間は、7.06h(およそ7時間4分)となる。
実施例4(運転履歴情報である過去の運転条件ごとの実行処理時間に基づく補正)
過去の運転実績を運転条件ごとに記憶部に記憶し、運転実績が一致する過去の運転実績に基づいて実行処理時間を算出する。
実施例5(運転履歴情報である過去の実行処理時間に基づく補正)
過去の運転条件と運転実績として、先の実施例4で示した表5の過去データ1の運転条件と運転実績、および表6の過去データ2の運転条件と運転実績があり、今回の運転条件が表7に示すものである場合に、運転条件が全て一致する過去データはない。
6 パルパー装置
10 脱墨装置
12 抄紙装置
13 湿紙脱水装置
14 湿紙乾燥装置
18 白水タンク
20 パルプスラリー供給ポンプ
22 脱墨パルプスラリー送出ポンプ
21A、21B 希釈液供給ポンプ
31A、31B、31C、31D 流量計
100 制御部
101 パルプ製造部制御機能部
102 抄紙部制御機能部
103 洗浄処理制御機能部
104 稼働準備制御機能部
105 停止準備制御機能部
106 自動制御機能部
107 運転完了予定時刻算出部
108 計測部
109 表示部
110 操作部
200 パルプ製造部
201 タッチパネル
300 抄紙部
Claims (6)
- 紙の原料となる繊維の処理を行う基本機能を有した処理部として、紙の原料からパルプを製造する基本機能を有したパルプ製造部を備え、
処理部の負荷を基本機能により処理する実行処理時間を算出し、算出した実行処理時間に基づいて運転完了予定時刻を出力する制御部を備え、
制御部は、処理部の基本機能による処理に関与する処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力し、処理部の運転条件を示す運転設定情報である、パルプ製造部の単位時間当たりの処理繊維量を処理時間決定要因として実行処理時間を補正することを特徴とする紙処理装置。 - 紙の原料となる繊維の処理を行う基本機能を有した処理部として、紙の原料から脱墨されたパルプを製造する基本機能を有したパルプ製造部を備え、
処理部の負荷を基本機能により処理する実行処理時間を算出し、算出した実行処理時間に基づいて運転完了予定時刻を出力する制御部を備え、
制御部は、処理部の基本機能による処理に関与する処理時間決定要因に基づいて実行処理時間を補正して運転完了予定時刻を出力し、処理部の運転条件を示す運転設定情報である、パルプ製造部に投入する紙の種類、紙の原料の繊維の離解時に投入する界面活性剤の量、脱墨時に使用する界面活性剤の種類、脱墨時に投入する界面活性剤の単位時間当たりの設定使用量、脱墨を行う設定脱墨時間、脱墨のレベルを選択する脱墨モードのうち、少なくとも一つを処理時間決定要因として実行処理時間を補正することを特徴とする紙処理装置。 - 処理部として、パルプ製造部で製造されたパルプから紙を抄造する基本機能を有した抄紙部を備え、
制御部は、運転設定情報である、パルプ製造部で紙の原料から繊維を離解させるための設定離解時間、装置内においてパルプスラリーを搬送する設定スラリー搬送速度、設定抄紙速度、設定紙厚さ、設定紙密度、パルプ製造部に供給する白水を搬送する設定白水搬送速度、洗浄に使用する上水を搬送する設定上水搬送速度、洗浄後の洗浄排水をパルプ製造部から外部へ搬送する設定排水搬送速度のうち、少なくとも一つを処理時間決定要因として実行処理時間を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の紙処理装置。 - 処理部として、パルプ製造部で製造されたパルプから紙を抄造する基本機能を有した抄紙部を備え、
制御部は、稼働状況情報である、実抄紙速度、装置内においてパルプスラリーが実際に搬送される実スラリー搬送速度、装置内においてパルプスラリーを搬送するスラリー搬送経路の目詰まり状態を示すスラリーが実際に流れる実スラリー流量、パルプ製造部に供給する白水が実際に搬送される実白水搬送速度、洗浄に使用する上水を搬送する実上水搬送速度、洗浄後の洗浄排水をパルプ製造部から外部へ搬送する実排水搬送速度のうち、少なくとも一つを処理時間決定要因として実行処理時間を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の紙処理装置。 - 処理部として、パルプ製造部で製造されたパルプから紙を抄造する基本機能を有した抄紙部を備え、
制御部は、運転履歴情報である、前回稼働停止時からの経過時間、過去に行った所定回数分の運転実績に基づく負荷の単位量当たりの実際の製紙時間、過去に行った所定回数分
の運転実績に基づく負荷の単位量当たりの実際の離解時間、過去に行った所定回数分の運転実績に基づく負荷の単位量当たりの実際の洗浄時間、過去の運転条件ごとの製紙時間、過去の運転条件ごとの離解時間、過去の運転条件ごとの洗浄時間のうち、少なくとも一つを処理時間決定要因として実行処理時間を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の紙処理装置。 - 処理部として、パルプ製造部で製造されたパルプから紙を抄造する基本機能を有した抄紙部を備え、
制御部は、環境情報である、パルプ製造部と抄紙部における水温と気温のうち、少なくとも一つを処理時間決定要因として実行処理時間を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の紙処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041076A JP7300150B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 紙処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041076A JP7300150B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 紙処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020143398A JP2020143398A (ja) | 2020-09-10 |
JP7300150B2 true JP7300150B2 (ja) | 2023-06-29 |
Family
ID=72353382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019041076A Active JP7300150B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 紙処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7300150B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018090934A (ja) | 2016-12-06 | 2018-06-14 | デュプロ精工株式会社 | 古紙処理装置 |
-
2019
- 2019-03-07 JP JP2019041076A patent/JP7300150B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018090934A (ja) | 2016-12-06 | 2018-06-14 | デュプロ精工株式会社 | 古紙処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020143398A (ja) | 2020-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012081444A1 (ja) | 古紙再生処理装置 | |
WO2011096316A1 (ja) | 古紙処理装置 | |
JP5511341B2 (ja) | 古紙処理装置 | |
JP5906547B2 (ja) | 古紙再生処理装置の断裁装置及び古紙再生処理装置の断裁方法 | |
JP7300150B2 (ja) | 紙処理装置 | |
CN106894272B (zh) | 脱墨装置和废纸再生处理装置 | |
JP2009299231A (ja) | 古紙処理装置 | |
JP5499263B2 (ja) | 再生パルプ製造方法、再生パルプ製造装置および古紙再生処理装置 | |
SE513596C2 (sv) | Metod vid tillverkning av papper eller kartong | |
JP5578857B2 (ja) | 古紙処理装置 | |
JP2009299230A (ja) | 古紙処理装置 | |
WO2011074487A1 (ja) | 古紙処理装置 | |
JP5632995B2 (ja) | ヘッドボックス、抄紙装置及び製紙装置 | |
JP2011102450A (ja) | 脱墨排液処理装置、脱墨システム及び脱墨排液の処理方法 | |
EP2074256B1 (en) | Flotation in recycled fibre process | |
JP5641007B2 (ja) | 内添薬品の添加量制御方法及び懸濁性物質の濃度測定方法 | |
RU2197575C2 (ru) | Осуществление способа формования нетканого материала из пеноволокнистой массы с использованием контроллеров с нечетким алгоритмом | |
JP2009299229A (ja) | 古紙処理装置 | |
JP5407071B2 (ja) | 古紙再生処理装置及び古紙再生処理方法 | |
JP2019052388A (ja) | 異物除去装置および古紙再生処理装置 | |
EP1592841A1 (en) | Apparatus and method in the treatment of the stock passed to a headbox of a paper machine or equivalent | |
WO2011037116A1 (ja) | 製紙装置および製紙方法 | |
JP5645503B2 (ja) | 古紙処理装置の給紙装置 | |
JP2009299232A (ja) | 古紙処理装置 | |
JP7172153B2 (ja) | 抄紙工程におけるワイヤ及び/又はフェルトの汚れ蓄積量推定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211213 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230516 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7300150 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |