JP7297298B2 - 情報処理装置及び払出管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばスロットマシン等のゲーミングマシンを設置したカジノ等において、ゲーミングマシンからプレイヤに対して賞を付与するための情報処理装置及び払出管理システムに関する。
従来、複数のシンボルをスクロール表示した後に停止表示し、停止表示されたシンボルの組合せに基づいてゲーム価値を付与するスロットマシン等のゲーミングマシンが知られている。
かかるゲーミングマシンを複数設置したカジノ等のゲーム施設では、プレイヤはゲーミングマシンに現金を投入したり、予め登録された会員カードを挿入することによってゲームを行うことができる。
ゲームの結果に応じて、プレイヤに賞が付与される場合、当該ゲーミングマシンに挿入されている会員カードに賞の金額を対応付けて当該会員カードを排出する方法や、ゲーミングマシンに設けられたチケットプリンタから払出金額をバーコード等により印字したシートを出力する方法が採用されている(特許文献1参照)。
ところで、従来のゲーミングマシンでは、予め設定された限度額を超えた賞が付与される当選が発生した場合、プレイヤは係員を呼び係員がゲーミングマシンの当選状態(例えば停止表示されたリールのシンボル組み合わせ)の確認を行うことで賞の内容及びその正当性を判断する。
正当性が確認されると、係員は伝票を起票し管理者の承認を得た後にいわゆるケージと呼ばれる現金支払所で当該伝票を現金に換金してプレイヤに現金を渡すと共に、ゲーミングマシンのクレジットをキャンセルする操作を行う。
このように、所定額を超えた賞の支払いについては、係員を介したいわゆるハンドペイと呼ばれる払出方法によりその賞額がプレイヤに支払われることとなっている。
また、一定額以上の賞の発生時の他、ゲーミングマシンにトラブルが発生した場合においても、係員によるクレジットのキャンセル操作及び伝票の起票を介した現金の支払いが行われる。
米国特許出願公開第2012/0115571号明細書
このような従来のゲーミングマシンの運用においては、所定額を超えた賞の発生やゲーミングマシンにおけるトラブルの発生は不定期に偶発的に起こり得ることにより、ハンドペイの処理を円滑に実行する必要があることから、カジノには一定以上の係員を常駐させる必要があった。また、係員による正当性の判断の間、ゲーミングマシンの稼働を中断させる必要があることから、ゲーミングマシンの稼働率が低下する問題があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、ハンドペイの正当性を確保しつつ、カジノフロアに常駐する係員の削減及び、ゲーミングマシンの稼働中断を防ぐことにより、カジノの売上げを向上させることができる情報処理装置及び払出管理システムを提供することを目的とするものである。
本発明の情報処理装置は、
投入されたゲーム価値に応じてゲーム可能であり前記ゲームの結果に応じた賞をプレイヤに付与すると共に前記ゲーム価値の残高を記憶可能なゲーミングマシンに接続され、前記ゲーミングマシンの情報を外部に送信可能な情報処理装置であって、
前記ゲーミングマシンからの情報を受信可能なインターフェイスと、
前記ゲーム価値の残高情報を外部に送信可能な情報処理部と、を備え、
前記情報処理部は、
プレイヤに対する前記賞の付与を前記ゲーミングマシンの処理とは別途に行うための所定の条件が成立したことを表す条件成立情報を前記ゲーミングマシンから受信した後に、前記ゲーミングマシンに記憶された前記ゲーム価値の残高情報の消去を表す消去情報を前記ゲーミングマシンから受信した場合に、前記ゲーム価値の残高情報を外部に送信することを特徴とする。
この構成によれば、残高情報を外部に送信することができることにより、外部において残高情報の正当性を判断することができる。これにより、賞の付与をゲーミングマシンの処理とは別途に行うハンドペイの正当性を確保しつつ、カジノフロアに常駐する係員の削減及び、ゲーミングマシンの稼働中断を防ぐことができる。
また、この構成においては、賞の付与をゲーミングマシンの処理とは別途に行うための所定の条件が成立したことを表す条件成立情報をゲーミングマシンから受信した後に、当該ゲーミングマシンに記憶されている残高情報の消去を表す消去情報を当該ゲーミングマシンから受信した場合に、ゲーム価値の残高情報を外部に送信することにより、所定条件の成立及び残高情報の消去情報という2つの条件成立に基づいて残高情報を外部に送信することになる。すなわち、賞の付与をゲーミングマシンの処理とは別途に行うための所定の条件が成立し、その後、ゲーミングマシンに記憶されている残高情報の消去を表す消去情報をゲーミングマシンから受信した場合にゲーミングマシンの残高情報を外部に送信する構成としたことにより、例えば所定の条件が成立しただけでは残高情報を外部に送信することはなく、ゲーミングマシンの残高情報が消去されることと残高情報の送信を関連付けることで、ゲーミングマシンにおける残高と外部に送信された残高との間の齟齬が生じることを回避することができる。
また、本発明の情報処理装置は、上記構成において、
前記ゲーミングマシンでゲームを行うプレイヤを特定する特定情報に対応付けられた情報媒体を受け付ける情報媒体インターフェイスを備え、
前記情報処理部は、
前記受け付けた情報媒体を介して特定された前記プレイヤに対応するアカウントに前記残高情報を送信することを特徴とする。
この構成によれば、ゲーム価値の残高情報をプレイヤに対応付けることができることにより、従来のように係員がプレイヤに現金を手渡しすることに代えて残高情報というデータによりプレイヤに対する払出しを行うことができる。これにより、ハンドペイ処理を円滑に行うことができる。
また、この構成によれば、プレイヤに対する払出しを現金で行う場合に比べて、処理時間を短縮することができる。
また、この構成によれば、現金による出納がなくなるため、現金の取り扱いに係る人的なエラーの発生を防止することができる。
また、この構成によれば、現金をプレイヤに手渡す際の係員による不正行為をなくすことができる。
また、この構成によれば、プレイヤが現金を手作業で数えるといった煩雑な手間を回避することができる。
本発明の払出管理システムは、
投入されたゲーム価値に応じてゲーム可能であり前記ゲーム価値の残高を記憶可能なゲーミングマシンに接続され前記ゲーミングマシンの情報を外部に送信可能な情報処理装置と、前記ゲーミングマシンでゲームを行うプレイヤを特定する特定情報に対応付けられた情報媒体を受け付ける情報媒体インターフェイスとを有し、
前記情報処理装置は、
プレイヤに対する前記賞の付与を前記ゲーミングマシンの処理とは別途に行うための所定の条件が成立したことを表す条件成立情報を前記ゲーミングマシンから受信した後に、前記ゲーミングマシンに記憶された前記ゲーム価値の残高情報の消去を表す消去情報を前記ゲーミングマシンから受信した場合に、前記情報媒体インターフェイスにより受け付けた情報媒体を介して特定された前記プレイヤに対応するアカウントに前記ゲーム価値の残高情報を送信することを特徴とする。
この構成によれば、ゲーム価値の残高情報をプレイヤに対応付けることができることにより、従来のように係員がプレイヤに現金を手渡しすることに代えて残高情報というデータによりプレイヤに対する払出しを行うことができる。これにより、ハンドペイ処理を円滑に行うことができる。
また、この構成によれば、プレイヤに対する払出しを現金で行う場合に比べて、処理時間を短縮することができる。
また、この構成によれば、現金による出納がなくなるため、現金の取り扱いに係る人的なエラーの発生を防止することができる。
また、この構成によれば、現金をプレイヤに手渡す際の係員による不正行為をなくすことができる。
また、この構成によれば、プレイヤが現金を手作業で数えるといった煩雑な手間を回避することができる。
本発明の払出管理システムは、
投入されたゲーム価値に応じてゲーム可能であり前記ゲーム価値の残高を記憶可能なゲーミングマシンに接続され前記ゲーミングマシンの情報を外部に送信可能な情報処理装置と、前記情報処理装置との間で情報の送受信が可能な外部端末装置とを有し、
前記情報処理装置は、
前記ゲーミングマシンに記憶された前記ゲーム価値の残高情報の消去を表す消去情報を前記ゲーミングマシンから受信した場合に、前記ゲーム価値の残高情報を外部に送信する消去情報送信部を備え、
前記外部端末装置は、
前記情報処理装置からの前記残高情報の送信に対応付けて、前記ゲーミングマシンのプレイヤに確認の入力を促し、
前記プレイヤにより確認が入力されたことに応じて、前記外部に送信された残高情報と前記プレイヤとの対応付けを指示する対応付け指示信号を送信することを特徴とする。
この構成によれば、ゲーミングマシンから送信された残高情報をプレイヤによる電子サインなどの確認の入力を条件に当該プレイヤに対応付けることにより、データとして送信された残高情報に正当性を付与することができる。
また、本発明の払出管理システムは、上記構成において、
前記消去情報送信部は、
前記ゲーム価値の残高情報を、前記ゲーミングマシンのプレイヤに対応付けて送信することを特徴とする。
この構成によれば、ゲーム価値の残高情報をプレイヤに対応付けることができることにより、従来のように係員がプレイヤに現金を手渡しすることに代えて残高情報というデータによりプレイヤに対する払出しを行うことができる。これにより、ハンドペイ処理を円滑に行うことができる。
また、本発明の払出管理システムは、上記構成において、
前記外部端末装置は、可搬型の通信媒体であることを特徴とする。
この構成によれば、外部端末装置を可搬型の通信媒体とすることにより、係員が外部端末装置を持ってプレイヤの居場所まで移動することでプレイヤに確認の入力を促すことができる。これにより、プレイヤがゲーミングマシンから外部端末装置まで移動して確認を入力するといった手間を回避することができ、この分、ゲーミングマシンの稼働率を向上させることができる。
本発明によれば、カジノフロアに常駐する係員の削減及び、ゲーミングマシンの稼働中断防ぐことにより、カジノの売上げを向上させることができる情報処理装置及び払出管理システムを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るカジノシステムの全体構成及び管理サーバの構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカジノシステムの管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンに組み込まれたSMIB装置(情報処理装置)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るSMIB装置(情報処理装置)の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るハンドペイ発生時の払出処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るハンドペイ発生時のスロットマシンにおける表示例を示す略線図である。 SMIB装置による残高送信処理を示すフローチャートである。
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る払出管理システムを含むカジノシステム100を示すブロック図である。図1に示すように、カジノシステム100は、例えばカジノ等のゲーム施設に設置された複数のゲーミングマシン(例えば、スロットマシン1010A、1010B、…)及びこれらと双方向に通信可能に接続された管理サーバ500とを有する。
管理サーバ500には、受付カウンター201に設けられた受付端末装置200が接続されており、この受付端末装置200を介して管理サーバ500のデータベースに会員番号を登録することにより、当該データベース上に会員番号に対応した会員アカウントを開設することができる。受付カウンター201では、管理サーバ500に登録された会員番号を、新規に発行する会員情報カード(ICカード1500)に記憶させて会員登録したプレイヤに渡す。会員登録の際には、登録しようとうするプレイヤが受付カウンター201において所定の用紙に会員情報(例えば、氏名、住所、電話番号、国籍、パスポート番号、政府等が発行した個人を特定する個人特定情報、必要に応じて会員の銀行口座情報及びパスワード)を記入して提出する。受付カウンター201の係員は、当該提出された用紙の記載内容を、新たに発行する会員番号とともに受付端末装置200を介して入力することにより、管理サーバ500のデータベースに登録する。これにより、データベースでは、入力された会員情報が会員番号に対応付けられて登録される。
会員アカウントに記憶されたクレジットデータは、スロットマシン1010A、1010B、…(以下、単にスロットマシン1010とする)において当該会員がゲームを行う際に使用され、また、ゲームの結果スロットマシン1010において発生した賞に応じた額のクレジットデータは、データベース上の対応する会員アカウントのクレジットデータに加算されるようになっている。因みに、会員アカウントへのクレジットデータの投入方法としては、受付カウンター201において現金を支払って受付係員が受付端末装置200を操作して入力する投入方法の他に、銀行のクレジットカードに対応付けた投入方法、すなわち会員の銀行口座から現金データを管理サーバ500の会員アカウントへ転送する方法を用いることもできる。また、スロットマシン1010には、現金の投入部が設けられており、プレイヤはスロットマシン1010に直接現金を投入してゲームを行うこともできる。
このように、会員番号が付与されたICカード1500(会員情報カード)は、受付カウンター201において発行され、会員登録したプレイヤがスロットマシン1010においてゲームをプレーする場合に使用される。因みに、管理サーバ500のデータベースでは、会員番号(及びカード番号)に対応付けられてクレジットデータが記憶されるが、これと共に、ICカード1500(会員情報カード及び非会員情報カード)にも当該会員(非会員)のクレジット残高を表すデータが記憶される。このICカード1500側に記憶されたクレジットデータは、システム障害が発生した場合等の緊急時に使用されるバックアップ用のデータである。
また、管理サーバ500には、ICカード1500(会員情報カード。非会員情報カード)に基づいて換金するためのケージと呼ばれるキャッシャー401のキャッシャー端末装置400が接続されている。会員情報カードとしてのICカード1500を使用してゲームプレーを行ったプレイヤは、ゲーム終了に伴って、スロットマシン1010において実行されるゲーム終了処理によりICカード1500によって特定される会員アカウントのクレジット残高等の情報が更新される。
これにより、スロットマシン1010においてゲームの終了処理が行われた後、プレイヤがICカード1500をキャッシャー端末装置400のカード読取り装置に挿入することにより、当該ICカード1500に記憶された会員番号に対応付けられた当該プレイヤの会員アカウントの残高を会員プレイヤに払い出す。
なお、スロットマシン1010(SMIB(スロットマシンインターフェイスボード)装置1700)では、ICカード1500を使用せずに直接現金を投入してゲームを行った場合に発生した賞の額やBET後に残った残高を、当該スロットマシン1010(SMIB装置1700)内に予めストックしておいた新しいICカード1500(非会員情報カード)のカード番号に対応付けて当該ICカード1500を発行するようになっている。
スロットマシン1010において非会員情報カードを発行する場合、当該スロットマシン1010のSMIB装置1700は、管理サーバ500に対して非会員情報カードを発行する旨を当該発行する非会員情報カード(ICカード1500)のカード番号と共に送信する。管理サーバ500はこれらの情報を受信することにより、当該管理サーバ500のデータベース上にカード番号に対応付けられた非会員アカウントを開設する。スロットマシン1010におけるゲームの結果プレイヤに付与される賞金や、投入額のうちBET後に残った額は、新たに発行される非会員情報カードのカード番号に対応付けられて開設された管理サーバ500上の非会員アカウントに記憶されると共に、当該発行される非会員情報カードにバックアップ用として記憶される。プレイヤは、当該スロットマシン1010(図1において例えばスロットマシン1010A)において新たに発行された非会員情報カード(ICカード1500)を他のスロットマシン(図1に示すスロットマシン1010B、1010C、…)に挿入することにより、管理サーバ500において当該非会員情報カードに対応付けられると共に当該非会員情報カードにバックアップ用として記憶された残高情報に応じたクレジット数を用いて、新たなゲームをプレーすることができる。
また、管理サーバ500には、ハンドペイ端末装置600が接続されている。ハンドペイ端末装置600は、後述するハンドペイ処理の際に係員によって操作される端末である。スロットマシン1010においては、予め設定されている額以上の賞が発生した場合や、機器の不具合が発生した場合、プレイヤは係員を呼んでハンドペイ処理を行うようになっている。
具体的には、例えば、スロットマシン1010において実行されるゲームの結果として設定されている額以上の賞が発生した場合、スロットマシン1010の表示部(後述)には、当該賞の発生及び係員を呼ぶことを促す表示がなされる。
プレイヤがSMIB装置1700に設けられたコールボタン1739(図4、図6)を操作して係員を呼ぶと、係員はスロットマシン1010に設けられているリセットキースイッチ1019(図3)を所定の鍵を用いて操作することにより、スロットマシン1010に記憶されているプレイヤのクレジットデータ(残高情報)が管理サーバ500に送信され、当該プレイヤのアカウントに加算されるようになっている。ハンドペイ処理の詳細については後述する。
また、図2は、管理サーバ500の構成を示すブロック図である。図2に示すように、管理サーバ500は、バスにCPU(Central Processing Unit)551、ROM(Read Only Memory)552、RAM(Random Access Memory)553、ゲーミングマシンI/F556、データベース560、I/F561等が接続され、I/F561を介してLCD(Liquid Crystal Display)562、キーボード563及びマウス564等が接続された構成を有している。データベース560には、会員情報カードの情報カード番号、当該会員情報カードに対応付けられた会員の会員番号、会員情報、残高情報(クレジットデータ)及びゲーム履歴情報、非会員に発行された非会員情報カードの情報カード番号、情報カード番号に対応付けられた残高情報(クレジットデータ)及びゲーム履歴情報等が記憶される。
[スロットマシンの全体構成]
次に、図3を参照して、スロットマシン1010A、1010B…(以下、スロットマシン1010と呼ぶ)の全体構成について説明する。
スロットマシン1010では、ゲーム媒体として、会員情報カード(ICカード1500)、非会員情報カード(ICカード1500)、紙幣又はこれらゲーム価値に相当する電子的な有価情報が用いられる。特に、本実施形態では、会員情報カード又は非会員情報カード(以下、ICカード1500と呼ぶ)に記憶された現金データなどのクレジット関連データが用いられている。
スロットマシン1010は、キャビネット1011と、キャビネット1011の上側に設置されたトップボックス1012と、キャビネット1011の前面に設けられたメインドア1013と、を備えている。
メインドア1013には、下側画像表示パネル1141と称されるシンボル表示装置1016が設けられている。シンボル表示装置1016は、透明液晶パネルにより形成されている。シンボル表示装置1016が表示する画面では、中央部に表示窓1150を有している。表示窓1150は、5列、4行の20個の表示ブロック1028により構成されている。各列の4個の表示ブロック1028は、擬似リール1151~1155を形成し、プレイヤの操作に応じて回転するようになっている。各擬似リール1151~1155は、4個の表示ブロック1028が全体的に速度を変更しながら下方向に移動表示されることによって、各表示ブロック1028に表示されたシンボルを縦方向に回転させた後に停止する再配置を行うことを可能にしている。
ここで、「再配置」とは、シンボルの配置が解除された後、再びシンボルが配置される状態を意味する。「配置」とは、シンボルが外部のプレイヤに対して目視により確認可能な状態であることを意味する。スロットマシン1010は、回転した擬似リール1151~1155が停止することによるシンボルの配置状態によって、ウィニングコンビネーション(入賞役)に応じた配当を付与する所謂スロットゲームを実行する。
なお、本実施形態では、スロットマシン1010が所謂ビデオスロットマシンである場合について説明しているが、本発明のスロットマシン1010は、所謂機械式リールを採用してもよいし、一部の擬似リール1151~1155に代用してもよい。
さらに、シンボル表示装置1016の前面には、タッチパネル1069が設けられていて、プレイヤはタッチパネル1069を操作して各種の指示を入力することができる。タッチパネル1069から入力信号がメインCPU1071に対して送信される。
トップボックス1012の前面には、上側画像表示パネル1131が設けられている。上側画像表示パネル1131は、液晶パネルからなり、ディスプレイを構成する。上側画像表示パネル1131は、演出にかかる画像や、ゲームの内容の紹介やルールの説明を示す画像が表示される。また、トップボックス1012には、ランプ1111が設けられている。
また、表示窓1150の上方には、クレジット数表示部(不図示)が表示されており、現在のクレジット数が表示されている。ここで、「クレジット」とは、プレイヤがBETする際に使用するゲーム上での仮想のゲーム媒体である。なお、クレジット数表示部には、プレイヤが現在所有するクレジットの合計数が表示されるようになっている。
また、クレジット数表示部の下方には、端数現金表示部(不図示)が表示されている。端数現金表示部には、端数現金が表示されている。「端数現金」とは、投入された金額が足りないために、クレジットに換算されなかった現金の事である。
キャビネット1011の側面には、リセットキースイッチ1019が設けられている。リセットキースイッチ1019に所定の鍵を差し込んで回すことにより、当該リセットキースイッチ1019からゲームコントローラ70に対して、リセットキースイッチ1019の操作信号を出力させることができる。
後述するSMIB装置1700にICカード1500が挿入され、クレジット数表示部に、ICカード1500に記憶されていたクレジット数が表示される。なお、これらの数値は、会員カードの識別コードに対応付けて、管理サーバ500に記憶される。
また、下側画像表示パネル1141の下方では、キャビネット1011にSMIB装置1700が組み込まれている。さらに、SMIB装置1700の左右には、それぞれ、スピーカ1112が設けられ、トップボックス1012の上部にはランプ1111が設けられている。スロットマシン1010では、上側画像表示パネル1131による画像の表示、スピーカ1112による音の出力、および、ランプ1111による光の出力等によって単位ゲームの演出が実行される。SMIB装置1700は、スロットマシン1010に付帯的又は内在するように設けられている。また、SMIB装置1700の下方には、プレイヤが操作する各種操作ボタンが設けられたコントロールパネル1030が設けられている。
[SMIB装置の構成]
図4は、スロットマシン1010に組み込まれているSMIB装置1700(図3)のうち、パネル1710の表面に設けられたLCD1719やパネル1710の裏側に設けられたカードユニット1741などを含む構造部1770aを示す図である。SMIB装置1700は、ゲーミングマシンとの間で共通化されたデータインターフェースを用いてデータのやりとりを行うことによって、様々なメーカの様々なタイプのゲーミングマシンに組み込むことが可能である。
SMIB装置1700はパネル1710を有しており、パネル1710の前面に配置された各部がプレイヤによって視認され、パネル1710の裏面に配置された部材は、スロットマシン1010の内部に収納され、プレイヤからは視認できないようになっている。
パネル1710の前面右側には、タッチパネル機能を有したLCD1719が設けられている。LCD1719は、例えば、会員の情報や会員向けの情報を表示し、画面のサイズは6.2インチ(約15.7cm)である。また、LCD1719の周囲には、LCDカバー1719aが設けられている。なお、この例では、LCD1719がタッチパネル機能を有するように構成されるが、キーボードやマウスといった他の入力装置によってプレイヤの指示を入力するようにしてもよい。
フルカラーLED1721aおよびフルカラーLED1721b(図6)は、不正行為の警告に資する発光を行うことが可能に構成されている。
また、LCD1719の右側には、撮像窓1712が設けられており、LCDカバー1719aの内部に配置された人体検出カメラが、この撮像窓1712を介してプレイヤなどを撮像する。撮像窓1712は、例えば、スモーク等のシールド処理がなされたハーフミラー材であってもよい。
パネル1710の前面左下には、ICカード1500を挿入又は取り出すことができるカード挿入口1730が設けられている。カード挿入口1730のカード挿入部には、フルカラーLED1731(図5参照)が設けられており、複数色に点灯することによって、後述するカードスタッカー1742に溜まったICカード1500の残数を報知することができる。カード挿入口1730には、イジェクトボタン1732が設けられており、イジェクトボタン1732の位置や、イジェクト操作の工程がわかるように、イジェクトボタン1732の近傍に設けられた赤色のLED1733(図5参照)が点灯するようになっている。
また、カード挿入口1730に対応するパネル1710の裏側の位置には、カードユニット1741とカードスタッカー1742が設けられており、カード挿入口1730は、カードユニット1741の一部として構成されている。カードスタッカー1742には、ICカード1500を30枚程度保管しておくことができ、新たに単位ゲームを行った非会員のプレイヤがクレジットの精算を行う場合に、カードスタッカー1742に保管してあるICカード1500が取り出され、非会員情報カードとして、カード挿入口1730に排出される。すなわち、ICカード1500をカード挿入口1730から挿入せずに、ビルエントリー60に投入した通貨によりゲームを行った場合、会員データベースの個人情報と対応付けられない状態でICカード1500が非会員情報カードとしてカード挿入口1730から排出されることになる。
一方、予めプレイヤの個人情報と対応付けられている会員情報カード(ICカード1500)がカード挿入口1730から挿入された場合、又は、個人情報に対応付けられていない非会員情報カード(ICカード1500)がカード挿入口1730から挿入された場合、当該挿入されたICカード1500がカードユニット1741に保持され、この保持されたICカード1500に対して、当該スロットマシン1010におけるゲームの結果である残高情報等の情報が、カード排出時に書き込まれることになる。
カードユニット1741において保持されている会員情報カード又は非会員情報カード(ICカード1500)は、CASHOUTボタンが操作された場合等のクレジットの精算時において、NFC等によりクレジット情報(第1~第4の記憶領域の記憶情報)を更新し、その後、ICカード1500をカード挿入口1730から排出する。ICカード1500は、プレイヤが単位ゲームを行っている間は、完全にカードユニット1741の内部に格納されている。
また、クレジットの精算時において、ICカード1500が残っているにもかかわらず人体検出カメラ等によってプレイヤの不在が検出された場合、ICカード1500をカードスタッカー1742に保管するように構成することもできる。これにより、例えば、プレイヤが、残りクレジットが少ないことを知った上でICカード1500を放置して席を立った場合や、単にICカード1500を取り忘れて席を離れた場合でも、ICカード1500が長時間に亘ってカードユニット1741に保持されたままになることがない。
パネル1710の前面左上には、USB端子1737とオーディオ端子1738が設けられている。USB端子1737は、ここにUSB機器を接続して充電等を行うことができるように構成されている。また、オーディオ端子1738は、例えば、4極の端子であり、ここにヘッドセットを挿入して、ヘッドフォンとマイクで相手と通話をすることができる。また、オーディオ端子1738を2極又は3極の端子として、ヘッドフォンで音声を聴くことができるようにもできる。
パネル1710の前面で、LCD1719の左側には、タッチユニット1745が設けられている。タッチユニット1745は、情報媒体として、ICチップを含んだICデバイス(例えば、非接触ICカードやNFCによる通信機能を備えた携帯電話やスマートフォン等)に対してデータ通信によりデータを書き込むライタや、当該ICデバイスからデータ通信によりデータを読み取るリーダとして機能することが可能なRFID(Radio Frequency Identification)モジュールを含んでいる。また、タッチユニット1745の前面4隅には、それぞれLED1746(不図示)が配置されている。また、タッチユニット1745の他に、あるいはタッチユニット1745に替えて、磁気カードのような情報記録媒体に記憶された情報を読み取るための情報記録媒体読取装置を備えるようにしてもよい。この場合、ICカード1500の代わりに、磁気カードを会員カードとすることができる。
上述したように、本発明の一実施形態に係るSMIB装置1700は、マイク機能、カメラ機能、スピーカ機能、表示機能、などを有する各種装置が、一体となって一つのユニットを形成しているため、省スペース化を実現している。これにより、例えば、それぞれの機能が単品で設置されることによって、LCDをプレイヤの方に向けると、スピーカがプレイヤの方に向けて設置できないなどの不都合を生じることがない。
また、本発明の一実施形態に係るSMIB装置1700は、カード挿入口1730にICカード1500が挿入されると、カードユニット1741によってICカード1500の内容が読み込まれ、ICカード1500全体を(SMIB装置1700の内部に)取り込んで保持するように構成されるが、これに加えて、タッチユニット1745が設けられ、これによって、さらに別のICカードや携帯電話、スマートフォンとデータ通信を行うことができる。
[スロットマシンが備える内部の構成]
次に、図5を参照して、スロットマシン1010、及び、スロットマシン1010に設けられたコントロールパネル1030の内部構成について説明する。
ゲームコントローラ70は、スロットマシン1010の内部のゲーム用回路基板上に設けられる。ディスプレイコントローラ170は、コントロールパネル内部に、ゲームコントローラ70のゲーム用回路基板とは別のコントロールパネル用回路基板上に設けられる。ゲームコントローラ70、及び、ディスプレイコントローラ170は、それぞれ、ゲーム用回路基板、及び、コントロールパネル用回路基板に設けられたCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含んでいる。ゲームコントローラ70、及び、ディスプレイコントローラ170は、これらハードウェアと上記のような記憶装置内のソフトウェアとが協働して構築されている。尚、ディスプレイコントローラ170をゲームコントローラ70と別に設けることに限定されず、ゲームコントローラ70がディスプレイコントローラ170の機能を有していてもよい。
例えば、ゲームコントローラ70の記憶装置には、CPUが動作する際に用いられるデータやプログラムが記憶される。例えば、ゲームコントローラ70は、外部記憶装置から前述のゲームプログラム及びゲームシステムプログラムや認証プログラムの取込処理を行った際、これらを記憶することができる。また、ゲームコントローラ70の記憶装置には、上記プログラムを実行する際の作業用の領域が設けられている。例えば、ゲーム回数、BET数、払出数、クレジット数などを記憶する領域や、抽選により決定したシンボル(コードナンバー)を記憶する領域などが設けられている。
ゲームコントローラ70は、上述のように、ゲームを実行し、ゲームに応じたシンボルの再配置となるようにシンボル表示装置1016を制御する。また、ゲームコントローラ70は、上述のように、複数のブロックからなる3行5列の表示枠に、入力を受け付けたクレジットボタン(図示せず)に応じた数の有効ラインを有効化し、有効化された有効ラインにおいて、所定数以上の同じ種類のシンボルが再配置された場合に当該種類のシンボルに応じたライン配当を付与する。即ち、ゲームコントローラ70は、記憶装置内のゲームプログラムやゲームシステムプログラムをCPUで実行することによってスロットマシンを制御するように構成している。ディスプレイコントローラ170は、グラフィックボードを有し、クレジットボタンの表示装置(図示せず)に必要となるベット額を表示する。
コントロールパネル1030には、前述の各ボタンに対応して、CHANGEスイッチ31S、CASHOUTスイッチ32S、BETスイッチ34S、クレジットスイッチ40S、スピンスイッチ46S、デノミ切換えスイッチ47Sが設けられている。各スイッチは、対応するボタンがプレイヤによって押されたことを検出し、ゲームコントローラ70、及び、ディスプレイコントローラ170に対して信号を出力する。ゲームコントローラ70は各スイッチからの信号に基づいてベットの制御を行う。ディスプレイコントローラ170は各スイッチからの信号をゲームコントローラ70に送信し、ゲームコントローラ70は、これらの信号に基づいて、ボタン設けられた表示装置に表示する内容を決定し、決定結果をディスプレイコントローラ170に送信することにより、各ボタンに表示させる。
また、ゲームコントローラ70には、スピーカ、タッチパネル等の他に、グラフィックボード130、電源ユニット81、通信インターフェース82が接続されている。
グラフィックボード130は、ゲームコントローラ70から出力される制御信号に基づいて、上側画像表示パネル1131及び下側画像表示パネル1141のそれぞれにより行う画像の表示を制御する。グラフィックボード130は、画像データを生成するVDPや、VDPによって生成される画像データを記憶するビデオRAM等を備えている。
また、グラフィックボード130は、ゲームコントローラ70から出力される制御信号に基づいて、画像データを生成するVDP(Video Display Processor)や、VDPによって生成される画像データを一時的に記憶するビデオRAM等を備えている。なお、VDPによって画像データを生成する際に用いられる画像データは、記憶装置のゲームプログラム内に含まれている。また、グラフィックボード130は、下側画像表示パネル141に設けられた各種のタッチアイコンの操作結果をゲームコントローラ70に出力する機能を有している。
通信インターフェース82は、SMIB装置1700や外部制御装置との通信を行うためのものである。SMIB装置1700は、ビルエントリー60から入力信号を受け付けたときに、その入力信号に含まれる投入通貨情報を、通信インターフェース82を介してゲームコントローラ70に送信する。また、SMIB装置1700は、カード挿入口にICカードが挿入されたときに、そのICカードに記憶された残高情報を、通信インターフェース82を介してゲームコントローラ70に送信する。また、SMIB装置1700は、通信インターフェース82を介してゲームコントローラ70から受信した制御信号に基づいて、カード挿入口に挿入されたICカードに対してクレジットデータの書き込みを行う。
また、ゲームコントローラ70は、ディスプレイコントローラ170に対して、既知の通信プロトコル及び通信接続を用いて、信号を送信可能にされている。例えば、ゲームコントローラ70は、ディスプレイコントローラ170に対して、現在が各種ボタンの受け付け許可状態であるか否かを示す信号を送信する。
ゲームコントローラ70では、プレイヤにより投入されたクレジットデータを例えば内部のRAMに記憶し、プレイヤのBET操作によって、このクレジットデータをゲームプレイに投入することができる。RAMに記憶されるクレジットデータは、ゲームの結果に応じて増減する。
ゲーム後にプレイヤがスロットマシン1010に設けられたキャッシュアウトボタンを操作すると、ゲームコントローラ70は、このときRAMに記憶されているクレジット残高を表す情報(払出額を表す情報)を含む払出情報をSMIB装置1700に送信する。
払出情報を受信したSMIB装置1700は、当該払出情報を管理サーバ500に送信し、プレイヤ(会員又は非会員)に対応付けて会員アカウント(又は非会員アカウント)に記憶することにより、これらのアカウントを更新する。
このように通常の払出処理では、クレジットの残高が払出情報として管理サーバ500に送信されて会員(又は非会員)アカウントが更新される。
これに対して、ゲーミングマシンのゲーム結果として、予め設定されている一定額以上の賞額が発生した場合、又はゲーミングマシンに不具合が発生した場合、係員がスロットマシン1010のリセットキースイッチ1019に所定の鍵を差し込んで回す操作を行うことにより、当該操作結果がゲームコントローラ70に入力される。ゲームコントローラ70は、このとき当該ゲームコントローラ70のRAMに記憶されているクレジット残高を強制的に払い出し当該強制的に払い出したクレジット残高をRAMから消去する処理を行う。
リセットキースイッチ1019が操作されると、クレジット残高がSMIB装置1700のRAM1753(図6)に一旦格納された後、このときゲームを行っているプレイヤを特定する情報と共に管理サーバ500に送信される。プレイヤを特定する情報としては、プレイヤが会員情報カード(ICカード1500)をゲーミングマシン1010(SMIB装置1700)に挿入してゲームを行っている場合には、当該会員情報カードから読み取った会員情報が用いられる。この会員情報は、カードユニット1741に挿入された会員情報カード(ICカード1500)から読み取られて、RAM1753に記憶される。
[SMIB装置の内部の構成]
次に、図6を参照して、SMIB装置1700が備える回路の構成について説明する。なお、図6においては、図4に示したSMIB装置1700のうちの構造部1700aを破線で囲って示している。
SMIB装置1700を制御するSMIBコントローラ1750は、CPU1751、ROM1752、およびRAM1753を有する。
CPU1751は、SMIB装置1700の各構成部の実行制御を行うとともに、ROM1752に格納された各種プログラムを実行したり、演算したりする。例えば、CPU1751は、クレジット更新プログラムを実行して、ICカード1500に記憶されたクレジット関連データを更新する。
ROM1752は、フラッシュメモリなどのメモリデバイスからなり、CPU1751により実行される恒久的なデータが記憶されている。例えば、ROM1752には、ICカード1500に記憶されたクレジット関連データを書き換えるクレジット更新プログラムや、ボーナスサーバ(図示せず)からの要求に応じて実行される連動演出制御プログラム、管理サーバ500からの要求に応じて実行されるプログラム等が記憶されうる。
RAM1753は、ROM1752に記憶された各種プログラムを実行する際に必要なデータを一時的に記憶する。
外部記憶装置1754は、例えばハードディスク装置のような記憶装置であり、CPU1751で実行されるプログラムや、CPU1751で実行されるプログラムが利用するデータを記憶する。
サーバI/F(インターフェース)1755は、管理サーバ500等のサーバとSMIB装置1700とのデータ通信を実現する。ゲーミングマシンI/F(インターフェース)1756は、スロットマシン1010のゲームコントローラ70とSMIB装置1700とのデータ通信を実現するものであり、当該データ通信には、規定のプロトコルが使用されうる。
その他、SMIB装置1700は、紙幣識別器I/F(インターフェース)1757を介してビルエントリー60と、精算機I/F(インターフェース)1758を介して精算機(図示せず)と接続され、必要に応じてデータの送受信を行うことができる。
USB制御部1759は、USB端子1737において電源ユニット1760からの電源を供給するかどうかを判定し、所定の条件を満たす場合に、USB端子1737を充電可能とする。プレイヤは、所定条件を満たす場合に、USB端子1737に電子機器を接続し、当該電子機器を充電することができる。
発光部LED駆動部1761は、管理サーバ500からの報知要求、ボーナスサーバ(図示せず)からの連動演出開始要求などに応じて、LCD1719の上側の発光板1720aを発光させるために、フルカラーLED1721aを所定のタイミングで点灯させるよう制御するとともに、LCD1719の下側の発光板を発光させるために、フルカラーLED1721bを所定のタイミングで点灯させるよう制御する。
LCD制御部1762は、マネーロンダリングといった不正行為に資する情報、会員の情報、会員向けの情報等をLCD1719に表示させたり、ICカード1500から読み取ったデータや、プレイヤによって入力されたデータを表示させたりするよう制御する。また、LCD1719はタッチパネル機能を備えており、プレイヤによってタッチパネルが操作されたとき、所定の信号がCPU1751に送信される。
ホームボタン1722は、LCD1719の近傍に設けられ、LCD1719に表示された画面を所定の上位画面に遷移させるためのボタンである。プレイヤによりホームボタン1722が押されると、そのプレイヤの操作がCPU1751に送信され、CPU1751は、当該操作に応じて、LCD1719の表示を更新するよう、LCD制御部1762に指令を送信する。
ICカード制御部1763は、ICカード1500の挿入、排出、クレジットデータの書き込み等を制御する。ICカード制御部1763は、ICカードR/W(リーダライタ)制御部1763a、ICカード吸入排出制御部1763b、LED制御部1763cを備える。ICカード1500としては、ICカードR/W(リーダライタ)との感で接触するモジュール端子を備えたいわゆる接触型のものや、ICカードR/W(リーダライタ)との感で非接触で情報を送受信するアンテナを備えたいわゆる非接触型のものを用いるこことができ、ICカードR/W(リーダライタ)もこれに応じた構成を採用することができる。
ICカードR/W制御部1763aは、カードユニット1741を制御して、ICカード1500に記憶されているクレジット関連データ(ゲーム価値情報)を更新する。また、新たにICカード1500を発行する場合は、精算された金額に対応するクレジット関連データを記憶する。カードユニット1741は、ICカード1500にNFC等によりデータを読み取り、又は書き込むためのアンテナ部を有する。
カードユニット1741は、ICカード1500に記憶された情報を読み取るICカードリーダ、および、ICカード1500に情報を書き込むICカードライタの機能を備えるが、必要に応じてどちらか一方の機能を有するものとしてもよい。
ICカード吸入排出制御部1763bは、ICカード1500の吸入および排出の制御を行う。プレイヤによってカード挿入口1730にICカード1500が挿入されると、プレイヤがゲームを実行している間、ICカードをカードユニット1741の中に保持するよう制御する。また、精算時にクレジット関連データがICカード1500に書き込まれた後、そのICカード1500を排出するよう制御する。さらに、イジェクトボタン1732が押された場合に、ICカード1500の排出を行う。
また、新たにICカード1500を発行する場合は、カードスタッカー1742からICカード1500を新たに取り出して、クレジット関連データを記憶させるために、ICカード1500をカードユニット1741に供給する。
LED制御部1763cは、カードユニット1741のカード挿入口1730の近傍に設けられたLED(フルカラーLED1731)を点灯するよう制御するとともに、イジェクトボタン1732の近傍に設けられたLED(赤色LED1733)を点灯するよう制御する。
タッチユニット制御部1764は、ICカード1500、携帯電話、スマートフォン等のタッチ操作に伴うデータ送受信を制御する。タッチユニット制御部1764は、非接触R/W(リーダライタ)制御部1764aとLED制御部1764bを備えている。
非接触R/W制御部1764aは、タッチユニット1745でICカード1500や携帯電話が所定の距離に近接した(例えば、タッチ操作があった)か否かを判定し、所定の距離に近接した場合に、タッチユニット1745から読み取り結果等を取得する。タッチユニット1745は、ICカード1500や携帯電話との間でNFC等によりデータ送受信を行うためのアンテナ部を有する。
タッチユニット1745は、ICカード1500や携帯電話に記憶された情報を読み取るICカードリーダ、および、ICカード1500や携帯電話に情報を書き込むICカードライタの機能を備えるが、必要に応じてどちらか一方の機能を有するものとしてもよい。
LED制御部1764bは、タッチユニット1745の前面4隅に配置されているLED1746を制御し、所定のタイミングで点灯させる。
DSP1765は、マイク1715、1717から取得した音声データを受信し、所定の音声処理を行った後、そのデータをCPU1751に送信する。また、DSP1765は、受信した音声データをスピーカ1707、1709に送信する。さらに、DSP1765は、ヘッドセットの接続されたオーディオ端子に対して、受信した音声をヘッドフォンに出力するとともに、マイクから受信した音声を処理してCPU1751に送信する。なお、ここでは概略の構成を示すものであり、A/D変換器、D/A変換器、アンプ等は省略してある。
カメラ制御部1766は、人体検出カメラ1713により撮像されたプレイヤ等の画像を取得し、必要に応じて所定の画像処理を施し、処理後のデータをCPU1751に送信する。当該データは、例えば、サーバI/F1755を介して、管理サーバ500、会員管理サーバ13等に送信される。
また、カメラ制御部1766は、人体検出カメラ1713により撮像された撮像情報を管理サーバ500からの指示に応じて管理サーバ500などに送信する。
[ハンドペイ処理]
図7を参照して、カジノシステム100におけるハンドペイ処理を説明する。
まず、スロットマシン1010においてジャックポット等の所定額以上の額の賞が発生すると(S11)、当該スロットマシン1010は、その表示部(例えば上側画像表示パネル1131及び下側画像表示パネル1141)に係員を呼ぶことを促す表示が行われる(S12)。この場合の表示例を図8に示す。図8に示すように、上側画像表示パネル1131には賞額I1が表示され、上側画像表示パネル1131及び下側画像表示パネル1141には、係員を呼ぶことを促す文字等による表示I2がなされる。
このとき、スロットマシン1010は、SMIB装置1700に対してハンドペイが発生したことを通知する(S12)。通知を受信したSMIB装置1700は、当該ハンドペイの発生原因(例えば、所定額以上の賞が発生したこと)、スロットマシン1010の識別情報及びこのとき当該スロットマシン1010においてゲームを行っているプレイヤの会員情報を含むハンドペイの発生情報をハンドペイ端末装置600及び管理サーバ500に送信する(S13)。因みに、会員のプレイヤがスロットマシン1010においてゲームを行う場合、会員情報カードをスロットマシン1010(SMIB装置1700)のカード挿入口1730(図4)に挿入し、スロットマシン1010(SMIB装置1700)は当該挿入された会員情報カードに記録されているプレイヤの会員情報を読み取ることにより、ハンドペイの発生情報にゲームプレー中の会員の会員情報を含めることができる。
ハンドペイ端末装置600及び管理サーバ500は、受信したハンドペイ発生情報を記憶する(S14、S15)。
また、スロットマシン1010の表示に応じてプレイヤが係員を呼ぶと、当該係員は、スロットマシン1010に赴き、ハンドペイの発生原因を確認する。例えば、所定額以上の賞が発生した場合は、スロットマシン1010の擬似リール1151~1155の停止態様(シンボルの配置状態)を確認するといったハンドペイ発生の正当性を確認する(S16)。
正当性が確認されると、係員は、スロットマシン1010からハンドペイ端末装置600へ移動し(S102)、当該ハンドペイ端末装置600を操作することにより、ハンドペイ電子伝票を起票する(S17)。この場合、ハンドペイ端末装置600は既にスロットマシン1010のSMIB装置1700からハンドペイの発生情報(S13)を受信しており、この発生情報(S13)に含まれる金額情報に基づいて、ハンドペイ電子伝票をハンドペイ端末装置600の表示装置に表示させることができる。
具体的には、ハンドペイが発生したスロットマシン1010の識別情報(例えば台番号)をハンドペイ端末装置600に入力すると、当該ハンドペイ端末装置600では、入力された識別情報に対応したスロットマシン1010から受信されているハンドペイの発生情報(S13)を読み出し、当該発生情報に基づいて、金額を表示した電子伝票を表示装置に表示する。なお、このとき、ハンドペイ端末装置600は、電子伝票に固有の電子伝票番号を採番し、当該番号を対応付けた電子伝票を起票する。この電子伝票には、ハンドペイの発生情報(S13)に含まれる会員情報が対応付けられる。係員は、表示された電子伝票の内容を確認後、ハンドペイ端末装置600を操作することにより、マネージャーへの報告処理S18を行う。なお、本実施形態においては、SMIB装置1700からハンドペイ端末装置600に送信される発生情報(S13)には、ハンドペイが発生したスロットマシン1010のクレジット残高がハンドペイ処理によりプレイヤに支払われる金額(ハンドペイ金額)が含まれるが、これに代えて、発生情報(S13)にハンドペイ金額が含まれないようにしてもよい。この場合、ハンドペイ端末装置600においてハンドペイ電子伝票を起票する際に(S17)、係員がスロットマシン1010のクレジット残高を目視確認してハンドペイ端末装置600に入力するようにすればよい。
報告処理S18において、係員がハンドペイ端末装置600を操作して報告指示を入力すると、ハンドペイ端末装置600は、管理サーバ500に報告情報を送信する(S19)。この報告情報には、ハンドペイが発生したスロットマシン1010の識別情報、ハンドペイ発生時に当該スロットマシン1010においてゲームを行っていたプレイヤの会員情報、ハンドペイ金額及び電子伝票番号が含まれる。これらの情報は、ハンドペイが発生した際に発生情報(S13)としてSMIB装置1700からハンドペイ端末装置600に送信されているものである。
管理サーバ500では、報告情報(S13)を受信すると、管理者(マネージャー)が報告内容を確認し、承認処理を行う(S20)。この承認処理(S20)において、管理者は、ハンドペイの発生情報(S13)の受信時に記録したハンドペイの発生情報(S13、S15)と、係員によりハンドペイ端末装置600から送信された報告情報(S19)とに基づいて、報告情報(S19)の正当性を判断し、内容が一致している場合には、正当な報告情報であると判断し、承認を行う。承認された報告情報(S19)は、既に受信済の発生情報(S13)と共に、承認済情報として管理サーバ500に記録される。このようにして、承認処理(S20)が行われると、管理サーバ500からハンドペイ端末装置600に対して承認情報(S21)が送信される。
係員は、ハンドペイ端末装置600の表示装置において承認結果を確認すると、ハンドペイが発生したスロットマシン1010へ移動し(S103)、スロットマシン1010のリセットキースイッチ1019を操作することにより、スロットマシン1010のゲームコントローラ70に記憶されているクレジット額データをリセットする(S22)。このリセットキースイッチ1019の操作によるクレジットキャンセル処理が行われると、スロットマシン1010からその旨及びキャンセル金額(リセットキースイッチ1019が操作された時点でのクレジット残高)が消去情報としてSMIB装置1700へ通知される(S23)。スロットマシン1010から通知を受けたSMIB装置1700は、キャンセル金額、当該リセットキースイッチ1019の操作が行われたたスロットマシン1010の識別番号及びこのとき当該スロットマシン1010においてゲームを行っているプレイヤの会員情報(カード挿入口1730(図4)に挿入されている会員情報カードから読み取った会員情報)を含むハンドペイ情報S24を管理サーバ500へ送信する。
SMIB装置1700からハンドペイ情報(S24)を受信した管理サーバ500は、ハンドペイ情報S24に含まれるハンドペイ金額とプレイヤの会員情報を、承認処理(S20)において記録されている承認済情報と比較してその正当性を判断し、正当であると判断されると、当該ハンドペイ金額を会員アカウントに仮に加算することにより当該会員アカウントのクレジットデータを更新する。すなわち、この更新処理によって、ハンドペイ金額とプレイヤ(会員)とが仮に対応付けられる(S25)。仮の対応付けとは、後述するプレイヤによる領収書への電子サインの入力がなされるまでは、ハンドペイ金額をプレイヤが受け取った旨の証拠が残らないため、それまでは仮の対応付けとするものである。
管理サーバ500は、ハンドペイ情報とプレイヤ(会員)の対応付けが完了すると、このとき対応付けが完了したハンドペイに関する領収書データを作成し、これを領収書情報としてハンドペイ端末装置600に送信する(S26)。この領収書情報は、ハンドペイの金額、会員情報(氏名、会員番号)等の情報が領収書のフォームで記入されたデータである。
この領収書情報(S26)を受信したハンドペイ端末装置600は、当該ハンドペイ端末装置600に設けられた表示装置にハンドペイ金額を含む領収書を表示すると共に、この領収書表示に対してプレイヤに電子サインを行うことを促す(S27)。電子サインとは、入力パネル上で手書き入力を行うことにより、当該手書きされたサインをデータ化して保存するものである。
プレイヤは、係員の指示に従ってスロットマシン1010からハンドペイ端末装置600へ移動し(S104)、当該ハンドペイ端末装置600において電子サインを行うと、ハンドペイ端末装置600は、これに続いて、ハンドペイ金額の受け取り方法の選択画面を表示装置に表示し、プレイヤに対してハンドペイ金額の受け取り方法の選択を促す(S28)。第1の選択肢は、管理サーバ500に開設された当該プレイヤ(会員)の会員アカウントにハンドペイ金額に相当するクレジットデータを転送して当該プレイヤの会員アカウントにハンドペイ金額に相当するクレジットデータを加算する処理(上述のS24、S25)を行うのみのキャッシュレス処理であり、第2の選択肢は、現金で払い出す現金処理である。
ハンドペイ端末装置600は、ハンドペイ金額の受け取り方法が選択されると、入力された電子サインデータ及びこれに対応する電子伝票番号と、受け取り方法を指定する情報とを含む電子サイン情報を管理サーバ500に送信する(S29)。電子サイン情報を受信した管理サーバ500は、当該電子サイン情報に含まれる会員情報によって特定される会員アカウントを正式に更新する(S30)。具体的には、第1の選択肢であるキャッシュレス処理が選択されている場合には、上述のステップS25においてハンドペイ金額について仮の対応付けがなされた会員アカウントを当該ハンドペイ金額の加算後の残高となるように正式に更新する。。これに対して、第2の選択肢である現金による払出し(現金処理)が選択された場合には、会員アカウントに仮で加算されたハンドペイ金額を減算する会員アカウントの更新処理を行う。
また、プレイヤが第2の選択肢である現金処理を選択した場合、ハンドペイ端末装置600は、ハンドペイ金額等がバーコードにより記載されたハンドペイレシートを印刷する(S31)。ハンドペイレシートが印刷されると、係員は、当該ハンドペイレシートをケージ(キャッシャー端末装置400)へ持って行き(S105)、当該ハンドペイレシートと引き替えに、現金及び領収書を受け取る(S32)。具体的には、ケージ(キャッシャー端末装置400)では、係員からハンドペイレシートを受け取ると、一対の領収書(係員サイン用の領収書及びプレイヤサイン用の領収書)を発行し、これらを係員に手渡す。係員は、係員サイン用の領収書に自身(係員)のサインを記入してこれをケージに戻す。係員のサインが記入された領収書を受け取ったケージでは、これと引き替えに領収書の額面(ハンドペイ金額)に対応する現金を係員に手渡す。
係員は、プレイヤサイン用の領収書をプレイヤに渡し、プレイヤは領収書に自身のサインを記入して係員に戻す。係員は、プレイヤのサインが記入された領収書と引き替えに現金を渡し、当該領収書をケージに戻す。ケージでは係員のサインが記入された領収書と、プレイヤのサインが記入された領収書を保管する。なお、プレイヤのサイン済領収書の控えの受け取りをプレイヤが希望した場合は、当該領収書の控えをプレイヤに渡す。
このように、本実施形態のハンドペイ処理においては、スロットマシン1010においてハンドペイが発生した場合において、スロットマシン1010のキャンセル金額の情報を管理サーバ500において会員アカウントに記憶するようにしたことにより、ハンドペイ発生時のハンドペイ処理として、実際に現金をプレイヤに手渡すことなく、キャッシュレスでこれを行うことが可能になる。
そして、このようにキャッシュレスでハンドペイ処理を行うことが可能になることにより、ハンドペイ処理に要する処理時間を短縮することができる。また、現金による出納がなくなることにより、人為的な誤りの発生を未然に防止することができる。また、従来のようにケージにおいて現金を係員に手渡し、当該係員がプレイヤへ手渡すといった作業が不要となることにより、係員が現金の取り扱いに係る不正行為を行うことが困難なシステムとすることができる。またプレイヤは、ハンドペイ端末装置600の表示装置に表示された領収書の額面を確認いて電子サインを記入するだけでハンドペイに係る金額を会員アカウントに転送させることができるため、プレイヤは従来のように現金の額を手作業で数えるといった煩雑な手間を要することなく、ハンドペイに係る金額を受け取ることが可能になる。
図9は、図8におけるSMIB装置の処理のうち、ハンドペイ発生時の処理(S11)からリセットキースイッチ1019が操作されて(S22)、クレジット残高情報がSMIB装置1700から管理サーバ500のプレイヤの会員アカウントにハンドペイ金額に相当するクレジットデータを加算する処理(クレジット残高送信処理)を示すフローチャートである。
この処理において、SMIB装置1700は、スロットマシン1010から送信されるクレジット残高情報をこのときゲーム中のプレイヤの会員情報(会員情報カードから取得した情報)に対応付けてRAM1753(図6)に記憶する(S50)。この処理は、スロットマシン1010においてハンドペイが成立した場合に、当該スロットマシン1010のゲームコントローラ70に記憶されているクレジット残高情報をスロットマシン1010からSMIB装置1700に送信する方法、又はスロットマシン1010においてゲームの進行に応じてクレジット残高が更新されるごとに、スロットマシン1010からSMIB装置1700へ送信し当該SMIB装置1700においてRAM1753に記憶し更新する方法のいずれであってもよい。
そして、SMIB装置1700は、続くステップS51において、スロットマシン1010にハンドペイ条件が成立したか否かを判断する。スロットマシン1010においてハンドペイが成立した場合、当該スロットマシン1010からSMIB装置1700に対して通知(S12)が送信されることにより、SMIB装置1700においてハンドペイが成立したことを認識することができる。
SMIB装置1700は、スロットマシン1010からハンドペイが成立した旨の通知を受信するまで、ステップS51の処理を繰り返し、ハンドペイが成立した旨の通知を受信すると、ステップS51において肯定結果を得ることにより、ステップS51からステップS52へ処理を移して、スロットマシン1010から消去情報を受信したか否かを判断する。
消去情報とは、スロットマシン1010において係員がリセットキースイッチ1019を操作してクレジットキャンセル処理が行われる際にゲームコントローラ70の制御によりSMIB装置1700へ送信される情報(S23(図8))である。
SMIB装置1700は、消去情報を受信していないと判断した場合、ステップS52において否定結果を得ることにより、ステップS52からステップS53へ処理を移して、所定時間が経過したか否かを判断する。SMIB装置1700では、ハンドペイ条件が成立した旨の通知をスロットマシン1010から受信した際に(S51:YES)、内部のタイマを起動することにより、当該起動時からの経過時間を計測する。予め設定されている処理時間が経過していない場合、SMIB装置1700は、ステップS53において否定結果を得ることにより、ステップS53から上述したステップS52へ処理を移して同様の処理を繰り返す。
これに対して、ステップS53において肯定結果が得られ場合、このことは、ハンドペイが成立した旨の情報をスロットマシン1010から受信した後、所定時間が経過してもSMIB装置1700がスロットマシン1010から消去情報を受信していないことを意味しており、SMIB装置1700は、ステップS53からステップS54へ処理を移して、エラー処理を実行することにより、SMIB装置1700のLCD1719にエラーが発生した旨を表示すると共に、管理サーバ500にエラー発生情報を送信する。
一方、ステップS52において肯定結果が得られると、このことは、スロットマシン1010においてハンドペイが成立した後、所定時間以内にSMIB装置1700がスロットマシン1010から消去情報を受信したこと、すなわち、係員がスロットマシン1010のリセットキースイッチ1019を操作したことを意味しており、SMIB装置1700は、ステップS52からステップS55へ処理を移して、このときカードユニット1741(図6)に挿入されているICカード1500から得られた会員情報により特定される管理サーバ500上の会員アカウントにこのときのクレジットの残高を表すハンドペイ金額を含むハンドペイ情報S24(図8)を送信する。
これにより、管理サーバ500に開設されている会員アカウントには、スロットマシン1010のリセットキースイッチ1019が操作されてクレジットキャンセル処理が行われた際のスロットマシン1010におけるプレイヤのクレジット残高(ハンドペイ金額)が管理サーバ500の会員アカウントに送信されることになる。すなわち、スロットマシン1010における払出処理とは別の処理(SMIB装置1700による処理)によって、プレイヤに対してクレジット残高(ハンドペイ金額)が金額を表すデータの転送という方法により払い出されることになる。
なお、上述の実施形態においては、ハンドペイ端末装置600をカジノホールの定位置に設置する場合について述べたが、これに限られず、ハンドペイ端末装置600として携帯端末装置を用いるようにしてもよい。このようにすれば、ハンドペイ発生時に係員が携帯型のハンドペイ端末装置を持ってスロットマシン1010に赴くことにより、電子伝票を起票する処理(S17)やプレイヤがハンドペイ端末装置に電子サインを入力する処理(S27)を、係員及びプレイヤがスロットマシン1010に居ながら行うことができる。すなわち、ハンドペイ処理を一段と円滑に行うことが可能となる。
また、上述の実施形態においては、例えばジャックポット等の所定額以上の賞が発生した場合にハンドペイ処理を行う場合について述べたが、これに限られず、例えば、スロットマシン1010に不具合が発生した場合においても本実施形態に係るハンドペイ処理を同様の処理を行うことができる。このようにすれば、例えば、スロットマシン1010に記憶されていたクレジットデータがスロットマシン1010の不都合により払い出されなくなった場合においても、リセットキースイッチ1019の操作と共にハンドペイ処理によってスロットマシン1010に残っていたクレジットデータ手作業でプレイヤに払い出すことができ、このハンドペイ処理として、本実施形態の処理を実行することにより、キャッシュレスで円滑な処理を行うことが可能なる。
また、上述の実施形態においては、ハンドペイ端末装置600においてプレイヤが電子サインを入力することに応じて、管理サーバ500の会員アカウントにハンドペイ金額を正式に対応付ける場合について述べたが、これに限られず、係員がスロットマシン1010のリセットキースイッチ1019を操作したことに応じて(S22)、直ちにプレイヤとハンドペイ金額とを対応付けるようにしてもよ。
また、上述の実施形態においては、リセットキースイッチ1019が操作(S22)された後に、プレイヤがハンドペイ端末装置600を介して電子サインを入力する場合について述べたが、これに限られず、プレイヤが電子サインを入力した後に、リセットキースイッチ1019の操作を行う(操作が可能となる)ようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、会員の情報に対応付けた会員情報カード又は非会員が使用する非会員情報カードとしてカード状媒体であるICカード1500を用いる場合について述べたが、これに限られるものではなく、例えば携帯端末装置等、他の種々の携帯型の情報媒体を広く適用することができる。携帯端末装置を用いる場合、ICカード制御部1763(図6)に代えて、携帯端末装置との間で例えば近接通信を行うためのRFIDモジュールをSMIB装置1700に備えるようにすればよい。
また、上述の実施形態においては、ハンドペイ端末装置600においてプレイヤが電子サインを入力する場合について述べたが(図7)、電子サインに代えて、例えば、プレイヤがハンドペイ端末装置600の所定の確認入力ボタンを操作する等、要は、プレイヤが確認した結果を入力可能なものであれば、他の種々の構成を用いることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
また、上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語および語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。したがって、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁および一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容およびその本質を簡易な調査で速やかに判定し得るようにするものである。したがって、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的および本発明の特有の効果を十分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明および表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
100 カジノシステム
500 管理サーバ
400 キャッシャー端末装置
600 ハンドペイ端末装置
1010A、1010B スロットマシン
1019 リセットキースイッチ
1500 ICカード
1700 SMIB装置


Claims (6)

  1. ゲーム施設に設置され、投入されたゲーム価値に応じてゲーム可能であり前記ゲームの結果に応じた賞をプレイヤに付与すると共に前記ゲーム価値の残高情報を記憶可能なゲーミングマシンと、プレイヤを識別するためのプレイヤ特定情報に対応付けられた前記ゲーム価値の情報が記憶されている管理サーバと、に接続され、前記ゲーミングマシンの情報を前記管理サーバに送信可能な情報処理装置であって、
    前記ゲーミングマシンからの情報を受信可能なインターフェイスと、
    前記残高情報を前記管理サーバに送信可能な情報処理部と、を備え、
    前記情報処理部は、
    プレイヤに対する前記賞の付与を前記ゲーミングマシンの処理とは別途に行うための所定の条件が成立したことを表す条件成立情報を前記ゲーミングマシンから受信した後に、前記ゲーミングマシンに記憶された前記残高情報の消去を表す消去情報を前記ゲーミングマシンから受信した場合に、前記管理サーバにおいて前記プレイヤ特定情報に対応付けられた前記ゲーム価値の情報を更新するために、前記プレイヤ特定情報及び前記残高情報を前記管理サーバに送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ゲーミングマシンでゲームを行うプレイヤを特定する前記プレイヤ特定情報に対応付けられた情報媒体を受け付ける情報媒体インターフェイスを備え、
    前記情報処理部は、
    前記情報媒体インターフェイスが受け付けた前記情報媒体に対応付けられた前記プレイヤ特定情報に対応するアカウントが設けられた前記管理サーバに前記残高情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. ゲーム施設に設置され、投入されたゲーム価値に応じてゲーム可能であり前記ゲームの結果に応じた賞をプレイヤに付与すると共に前記ゲーム価値の残高情報を記憶可能なゲーミングマシンと、プレイヤを識別するためのプレイヤ特定情報に対応付けられた前記ゲーム価値の情報が記憶されている管理サーバと、に接続され前記ゲーミングマシンの情報を前記管理サーバに送信可能な情報処理装置と、
    前記ゲーミングマシンでゲームを行うプレイヤを特定する前記プレイヤ特定情報に対応付けられた情報媒体を受け付ける情報媒体インターフェイスと
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    プレイヤに対する前記賞の付与を前記ゲーミングマシンの処理とは別途に行うための所定の条件が成立したことを表す条件成立情報を前記ゲーミングマシンから受信した後に、前記ゲーミングマシンに記憶された前記残高情報の消去を表す消去情報を前記ゲーミングマシンから受信した場合に、前記プレイヤ特定情報に対応するアカウントが設けられた前記管理サーバにおいて前記プレイヤ特定情報に対応付けられた前記ゲーム価値の情報を更新するために、前記プレイヤ特定情報及び前記残高情報を前記管理サーバに送信するように構成されている
    ことを特徴とする払出管理システム。
  4. ゲーム施設に設置され、投入されたゲーム価値に応じてゲーム可能であり前記ゲームの結果に応じた賞をプレイヤに付与すると共に前記ゲーム価値の残高情報を記憶可能なゲーミングマシンと、プレイヤを識別するためのプレイヤ特定情報に対応付けられた前記ゲーム価値の情報が記憶されている管理サーバと、に接続され前記ゲーミングマシンの情報を前記管理サーバに送信可能な情報処理装置と、
    前記ゲーミングマシンのプレイヤによる確認の入力が可能であるように構成されるとともに、前記情報処理装置との間で情報の送受信が可能な外部端末装置と
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記ゲーミングマシンに記憶された前記残高情報の消去を表す消去情報を前記ゲーミングマシンから受信した場合に、前記残高情報を、前記管理サーバに送信するように構成され
    前記外部端末装置は、
    前記情報処理装置からの前記残高情報の送信に対応付けて、前記ゲーミングマシンのプレイヤに確認の入力を促し、
    前記プレイヤにより確認が入力されたことに応じて、前記残高情報と前記プレイヤ特定情報との対応付けを指示する対応付け指示信号を前記管理サーバに送信するように構成されている
    ことを特徴とする払出管理システム。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記残高情報を、前記プレイヤ特定情報と共に、前記管理サーバに送信するように構成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の払出管理システム。
  6. 前記外部端末装置は、可搬型の通信媒体である
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の払出管理システム。
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