JP7296259B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本明細書は、部品実装機について開示する。
従来より、プリント基板と対向する位置に該基板の有無を検出する検出器(フォトインタラプタ)を一定間隔で配列してなる検出手段を備える部品実装機用の搬送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。検出手段は、位置決め位置を中心に搬送方向側およびその反対側に検出器群が形成される。搬送装置は、両側の検出器群がそれぞれ同数の検出器によってプリント基板を検出したときに当該基板を位置決め位置で停止させる。
また、X軸方向に沿って基板を搬送する搬送ユニットと、部品を保持する実装ヘッドと、ヘッドをX軸方向およびY軸方向に移動させる移動機構と、基板カメラ(検出器)と、制御ユニットとを備える部品実装機も提案されている(例えば、特許文献2参照)。基板カメラは、実装ヘッドに取り付けられて移動機構によってX軸方向およびY軸方向に移動可能である。制御ユニットは、移動機構を用いて搬送ユニットの搬送方向(X軸方向)に基板カメラを走査させ、そのときに基板カメラにより撮影された画像に基づいて搬送ユニットにおける基板の有無を判定する。
特開平6-286844号公報 特開2013-206912号公報
ところで、基板搬送装置におけるレール上の基板の有無を検出するに当たっては、簡易な構成で、且つ、生産時間の遅延を招くことのないように短時間で基板を検出することが求められる。
本開示は、簡易な構成により短時間で基板の有無を検出することができる部品実装機を提供することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の部品実装機は、
部品を基板に実装する部品実装機であって、
X軸方向に延在すると共に該X軸方向に直交するY軸方向に間隔を隔てて配置された一対のレールを有し、前記一対のレール上に搬入された基板を前記X軸方向に搬送する基板搬送装置と、
部品を保持するヘッドと、
前記X軸方向に沿って移動可能なX軸移動部材と、前記Y軸方向に沿って移動可能なY軸移動部材と、を有し、前記X軸移動部材および前記Y軸移動部材を駆動して前記ヘッドを前記X軸方向と前記Y軸方向とに移動させるヘッド移動装置と、
ライン状の投光部および該投光部からの光を受光可能なライン状の受光部の一方である第1ライン部材と、前記投光部および前記受光部の他方である第2ライン部材と、を有するラインセンサと、
前記ヘッド移動装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記第1ライン部材は、前記一対のレールの間に長手方向が前記X軸方向に沿うように設けられ、
前記第2ライン部材は、前記Y軸移動部材に長手方向が前記X軸方向に沿うように設けられ、
前記制御装置は、所定条件が成立すると、前記第2ライン部材が前記第1ライン部材に対向する位置に移動するよう前記ヘッド移動装置を制御した後、前記ラインセンサにより前記投光部からの光が前記受光部に受光されない状態が検出されると、前記一対のレール上に前記基板が存在すると判定する、
ことを要旨とする。
この本開示の部品実装機は、X軸方向に延在すると共にX軸方向に直交するY軸方向に間隔を隔てて配置された一対のレールを有し一対のレール上に搬入された基板をX軸方向に搬送する基板搬送装置と、X軸移動部材とY軸移動部材とを有しヘッドをX軸方向とY軸方向とに移動させるヘッド移動装置と、投光部および受光部の一方である第1ライン部材と投光部および受光部の他方である第2ライン部材とを有するラインセンサと、制御装置とを備える。第1ライン部材は、一対のレールの間に長手方向がX軸方向に沿うように設けられる。また、第2ライン部材は、Y軸移動部材に長手方向がX軸方向に沿うように設けられる。そして、制御装置は、所定条件が成立すると、第2ライン部材を第1ライン部材に対向する位置に移動させた後、ラインセンサにより投光部からの光が受光部に受光されない状態が検出されると、一対のレール上に基板が存在すると判定する。このように、ライン状の投光部およびライン状の受光部の一方である第1ライン部材とその他方である第2ライン部材とを有するラインセンサを用いて、第2ライン部材を第1ライン部材に対向するように第2ライン部材が取り付けられるY軸移動部材を移動させるだけで、基板搬送装置の一対のレール上の基板の有無を検出することができる。この結果、簡易な構成により短時間で基板の有無を検出することができる部品実装機とすることができる。
こうした本開示の部品実装機において、前記一対のレールの間に配置され、該一対のレール上にある基板を裏面からバックアップするバックアップ装置を備え、前記第1ライン部材は、前記一対のレールの一方に隣接して配置されるものとしてもよい。こうすれば、バックアップ装置と干渉することなく、第1ライン部材を配置することができる。この場合、前記一対のレールは、固定レールと、前記固定レールに対して前記Y軸方向に近接・離間が可能な可動レールとを有し、前記第1ライン部材は、前記固定レールに隣接して配置されるものとしてもよい。第1ライン部材が可動レールに隣接して配置される場合、第1ライン部材が可動レールの可動領域と干渉したり、可動レールの配線と干渉したりするおそれがある。これに対して、本開示の部品実装機では、第1ライン部材は、固定レールに隣接して配置されるため、上述した不都合を回避することができる。
また、本開示の部品実装機において、前記所定条件は、電源投入時または生産が中断した後の再開時において成立する条件であるものとしてもよい。この場合、前記基板搬送装置の前記X軸方向における両端部に、それぞれ生産時において前記基板の通過を検知する基板通過検知センサを備え、前記第1ライン部材の長手方向における一端は、両基板通過検知センサの一方に対して第1所定距離手前まで延在され、前記第1ライン部材の長手方向における他端は、前記両基板通過検知センサの他方に対して第2所定距離手前まで延在され、前記第1および第2所定距離は、前記基板搬送装置が対応可能な基板の前記X軸方向における仕様上の最小長さよりも短いものとしてもよい。こうすれば、如何なるサイズの基板がレール上の如何なる位置にあっても、ラインセンサにより基板の存在を検出することが可能となる。
本実施形態の部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。 部品実装機10の上面図である。 部品実装機10の側面図である。 バックアップ装置35の上面図である。 部品実装機10の制御装置70と管理装置80の電気的な接続関係を示す説明図である。 生産開始処理の一例を示すフローチャートである。 ライトカーテン60を用いて基板搬送装置30のコンベアレール31,32上に基板があるかを検出する様子を示す説明図である。
本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の部品実装機10の構成の概略を示す構成図である。図2は、部品実装機10の上面図である。図3は、部品実装機10の側面図である。図4は、バックアップ装置35の上面図である。図5は、部品実装機10の制御装置70と管理装置80との電気的な接続関係を示す説明図である。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、前(手前)後(奥)方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装機10は、図1に示すように、部品を供給する部品供給装置21と、基板Sを搬送する基板搬送装置30と、搬送された基板Sをバックアップするバックアップ装置35と、部品を吸着する吸着ノズル54を有するヘッド50と、ヘッド50をX軸方向およびY軸方向へ移動させるヘッド移動装置40と、実装機全体をコントロールする制御装置70(図5参照)とを備える。また、部品実装機10は、これらの他に、吸着ノズル54に吸着させた部品の吸着姿勢を撮像するためのパーツカメラ23や、基板Sに付された位置決め基準マークを撮像するためのマークカメラ24、基板Sの通過を検知する基板通過センサ25,26と、基板通過センサ25,26ではカバーできない状況において基板Sの有無を検知するためのライトカーテン60(ラインセンサ)なども備えている。部品実装機10は、基板搬送方向(X軸方向)に複数台並べて配置されて、生産ラインを構成する。生産ラインは、管理装置80によって管理される。
部品供給装置21は、例えば、所定間隔で部品を収容したキャリアテープが巻回されたテープリールと、駆動モータの駆動によりテープリールからキャリアテープを引き出して部品供給位置まで送り出すテープ送り機構と、を備えるテープフィーダとして構成される。この部品供給装置21(テープフィーダ)は、部品実装機10が備える図示しないフィーダ台に着脱可能に取り付けられる。
基板搬送装置30は、図1に示すように、X軸方向に延在すると共にX軸方向に直交するY軸方向に間隔を空けて配置された一対のコンベアレール31,32を備える。基板搬送装置30は、一対のコンベアレール31,32を駆動することにより基板Sを図1の左から右(基板搬送方向)へと搬送する。本実施形態では、コンベアレール32は、レール移動装置33によりコンベアレール31に対してY軸方向に近接・離間が可能に構成されている。このため、コンベアレール31を固定レールとも呼び、コンベアレール32を可動レールとも呼ぶ。
バックアップ装置35は、図1に示すように、一対のコンベアレール31,32の間に配置されるバックアッププレート36と、バックアッププレート36の上面に設置された上方に突出するバックアップピン37と、を備える。バックアップ装置35は、基板搬送装置30により基板Sが搬入されると、図示しない昇降装置によりバックアッププレート36を上昇させることで、バックアップピン37の先端部で基板Sを裏面からバックアップする。
ヘッド移動装置40は、図1に示すように、一対のX軸ガイドレール41と、X軸スライダ42と、X軸アクチュエータ43(図5参照)と、一対のY軸ガイドレール45と、Y軸スライダ46と、Y軸アクチュエータ47(図5参照)と、を備える。一対のY軸ガイドレール45は、Y軸方向に互いに平行に延在するように筐体11の上段に設置される。Y軸スライダ46は、一対のY軸ガイドレール45に架け渡され、Y軸アクチュエータ47の駆動によりY軸ガイドレール45に沿ってY軸方向に移動する。一対のX軸ガイドレール41は、X軸方向に互いに平行に延在するようにY軸スライダ46の前面に設置される。X軸スライダ42は、一対のX軸ガイドレール41に架け渡され、X軸アクチュエータ43の駆動によりX軸ガイドレール41に沿ってX軸方向に移動する。X軸スライダ42にはヘッド50が取り付けられており、ヘッド移動装置40は、X軸スライダ42とY軸スライダ46とを移動させることで、ヘッド50をX軸方向とY軸方向とに移動させる。
ヘッド50は、吸着ノズル54をZ軸(上下)方向に移動させるZ軸アクチュエータ51(図5参照)と、吸着ノズル54をZ軸周りに回転させるθ軸アクチュエータ52(図5参照)と、を備える。吸着ノズル54の吸引口は、図1に示すように、電磁弁57を介して負圧源55と正圧源56とエア導入口とに選択的に連通するようになっている。ヘッド50は、吸着ノズル54の吸引口が負圧源55と連通するよう電磁弁57を駆動することで、吸引口に負圧を作用させて部品を吸着することができる。また、ヘッド50は、吸着ノズル54の吸引口が正圧源56と連通するよう電磁弁57を駆動することで、吸引口に正圧を作用させて部品の吸着を解除することができる。
パーツカメラ23は、吸着ノズル54に吸着させた部品がパーツカメラ23の上方を通過する際、部品を撮像し、得られた撮像画像を制御装置70へ出力する。制御装置70は、撮像画像を予め登録された基準画像と比較する画像処理を行なうことで、吸着した部品の位置ずれ量(吸着ずれ量)を判定したり、吸着エラーの有無を判定したりする。
マークカメラ24は、ヘッド移動装置40によりヘッド50と共にX軸方向およびY軸方向に移動可能にY軸スライダ46に設けられている。マークカメラ24は、基板Sに付された位置決め基準マークの上方に来るようにヘッド移動装置40により移動させられた後、当該位置決め基準マークを撮像し、得られた撮像画像を制御装置70へ出力する。制御装置70は、撮像画像に基づいて基板Sの位置を認識する。
基板通過センサ25,26は、図1,図2および図4に示すように、一対のコンベアレール31,32の一方のレールに投光素子が設けられると共に他方のレールに当該投光素子と向かい合うように受光素子が設けられた透過型光学センサとして構成される。基板通過センサ25は、コンベアレール31,32の基板搬送方向における上流側の端部に配置され、上流側から搬入される基板Sの通過を検出する。一方、基板通過センサ26は、コンベアレール31,32の基板搬送方向における下流側の端部に配置され、下流側へ搬出される基板Sの通過を検出する。
ライトカーテン60は、図1~図4に示すように、投光部が上方を向くようにバックアッププレート36の上面に取り付けられた投光側ユニット61と、受光部が下方を向くようにY軸スライダ46の下面に取り付けられた受光側ユニット62と、を備える。投光側ユニット61は、直線状に等間隔に並ぶ複数の投光部(例えば赤外線LED)を備えて構成される長尺状の部材である。受光側ユニット62は、直線状に等間隔に並ぶ複数の受光部(例えば赤外線フォトトランジスタ)を備えて構成される長尺状の部材である。ライトカーテン60は、投光側ユニット61と受光側ユニット62とが互いに向かい合った状態で、投光側ユニット61の複数の投光部から投光された光が受光側ユニット62の複数の受光部で受光されたか否かによって、両者の間の遮蔽物すなわち基板Sの有無を検出する。
投光側ユニット61は、図4に示すように、バックアッププレート36の上面のY軸方向における前端部、すなわちコンベアレール31(固定レール)に隣接した位置に配置されている。投光側ユニット61が配置される位置はバックアップピン37が設置されない領域であるため、投光側ユニット61は、バックアッププレート36の上面に設置されるバックアップピン37と干渉することがない。また、コンベアレール31(固定レール)に隣接した位置に配置される投光側ユニット61は、コンベアレール32(可動レール)に隣接した位置に配置された場合のように、コンベアレール32(可動レール)の可動領域と干渉したり、その配線と干渉したりすることがない。
また、図4に示すように、投光側ユニット61の長手方向における一端は、基板通過センサ25に対して所定距離d1手前まで延在し、投光側ユニット61の長手方向における他端は、基板通過センサ26に対して所定距離d2手前まで延在する。所定距離d1,d2は、基板搬送装置30が対応する基板SのX軸方向における仕様上の最小長さよりも短い長さに定められている。これにより、如何なるサイズの基板がコンベアレール31,32上の如何なる位置にあっても、ラインカーテン60により基板の存在を検出することができる。
制御装置70は、図5に示すように、CPU71を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU71の他に、ROM72と、HDD73と、RAM74と、入出力インタフェース75とを備える。これらは、バス76を介して電気的に接続されている。制御装置70には、X軸スライダ42の位置を検知するX軸位置センサ44からの位置信号や、Y軸スライダ46の位置を検知するY軸位置センサ48からの位置信号、パーツカメラ23からの画像信号、マークカメラ24からの画像信号、基板通過センサ25,26からの検出信号、ライトカーテン60からの検出信号などが入出力インタフェース75を介して入力されている。一方、制御装置70からは、部品供給装置21への制御信号や、基板搬送装置30への制御信号、X軸アクチュエータ43への駆動信号、Y軸アクチュエータ47への駆動信号、Z軸アクチュエータ51への駆動信号、θ軸アクチュエータ52への駆動信号、電磁弁57への駆動信号などが入出力インタフェース75を介して出力されている。また、制御装置70は、管理装置80と双方向通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行っている。
管理装置80は、例えば、汎用のコンピュータであり、図5に示すように、CPU81とROM82とHDD83とRAM84と入出力インタフェース85などを備える。これらは、バス86を介して電気的に接続されている。この管理装置80には、マウスやキーボード等の入力デバイス87から入力信号が入出力インタフェース85を介して入力されている。また、管理装置80からは、ディスプレイ88への画像信号が入出力インタフェース85を介して出力されている。HDD83は、基板Sの生産ジョブを記憶している。ここで、基板Sの生産ジョブには、各部品実装機10においてどの部品をどの順番で基板Sへ実装するか、また、そのように部品を実装した基板Sを何枚作製するかなどの生産スケジュールが含まれる。管理装置80は、オペレータが入力デバイス87を介して入力した各種データに基づいて生産ジョブを生成し、生成した生産ジョブを各部品実装機10へ送信することで、各部品実装機10に対して生産の開始を指示する。
次に、こうして構成された本実施形態の部品実装機10の動作について説明する。部品実装機10は、生産ジョブの受信を伴って生産の開始が指示されると、制御装置70のCPU71は、まず、基板Sが搬入されるよう基板搬送装置30を制御すると共に、基板通過センサ25により基板Sが実際に搬入されたか否かを確認する。続いて、CPU71は、部品供給装置21の部品供給位置の上方へ吸着ノズル54が来るようにヘッド移動装置40を制御し、吸着ノズル54に部品が吸着するようヘッド50を制御する吸着動作を行なう。次に、CPU71は、吸着した部品がパーツカメラ23の上方へ移動するようヘッド移動装置40を制御し、当該部品をパーツカメラ23で撮像する。そして、CPU71は、得られた撮像画像と基準画像とを比較する画像処理を行ない、吸着エラーが発生しているか否かを判定する。CPU71は、吸着エラーが発生していないと判定すると、上記画像処理の結果に基づいて部品の吸着ずれ量を算出すると共に算出した吸着ずれ量に基づいて実装位置を補正する。そして、CPU71は、吸着した部品が基板Sの実装位置の上方へ来るようにヘッド移動装置40を制御すると共に当該部品を実装位置に実装するようヘッド50を制御する実装動作を行なう。一方、CPU71は、吸着エラーが発生していると判定すると、所定回数を限度に、吸着ノズルを部品供給装置21の部品供給位置の上方へ移動させて新たな部品を吸着するリカバリ処理を繰り返す。CPU71は、リカバリ処理を所定回数繰り返しても、吸着エラーが解消しないときには、生産を停止する。CPU71は、オペレータによって所定の解除操作がなされると、生産を再開する。
次に、部品実装機10の電源投入時や生産停止後の再開時において行なわれる生産開始動作について説明する。図6は、制御装置70のCPU71により実行される生産開始処理の一例を示すフローチャートである。
生産開始処理が実行されると、制御装置70のCPU71は、まず、電源投入時であるか否か(S100)、生産停止後の再開時であるか否か(S110)、をそれぞれ判定する。CPU71は、電源投入時でも生産停止後の再開時でもない、すなわち生産時であると判定すると、本処理を終了する。一方、CPU71は、電源投入時または生産停止後の再開時であると判定すると、ライトカーテン60の受光側ユニット62が投光側ユニット61の真上に来るように、ヘッド移動装置40を制御して受光側ユニット62が取り付けられたY軸スライダ46をY軸方向に移動させる(S120)。そして、CPU71は、投光側ユニット61と受光側ユニット62とが互いに向かい合った状態で投光側ユニット61から光を投光させた後(S130)、受光側ユニット62の複数の受光部のうち投光部からの光を受光しなかった未受光部があるか否かを判定する(S140)。CPU71は、未受光部がないと判定すると、コンベアレール31,32上に基板Sが無いと判定し(S150、図7(a)参照)、基板Sが搬入されるよう基板搬送装置30を制御してから(S160)、生産を開始して(S170)、本処理を終了する。一方、CPU71は、未受光部があると判定すると、コンベアレール31,32上に基板Sが有ると判定し(S180、図7(b)参照)、新たに基板Sを搬入することなく、生産を開始して(S170)、本処理を終了する。
ここで、実施形態の主要な要素と発明の開示の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。即ち、一対のコンベアレール31,32が一対のレールに相当し、基板搬送装置30が基板搬送装置に相当し、ヘッド50がヘッドに相当し、X軸スライダ42がX軸移動部材に相当し、Y軸スライダ46がY軸移動部材に相当し、ヘッド移動装置40がヘッド移動装置に相当し、投光側ユニット61が第1ライン部材に相当し、受光側ユニット62が第2ライン部材に相当し、ライトカーテン60がラインセンサに相当し、制御装置70が制御装置に相当する。また、バックアップ装置35がバックアップ装置に相当する。また、コンベアレール31が固定レールに相当し、コンベアレール32が可動レールに相当する。また、基板通過センサ25,26が基板通過センサに相当する。
以上説明した実施形態の部品実装機10は、一対のコンベアレール31,32の間に長手方向がX軸方向に沿うように設けられたライン状の投光側ユニット61(第1ライン部材)と、Y軸スライダ46に長手方向がX軸方向に沿うように設けられたライン状の受光側ユニット62(第2ライン部材)と、を有するライトカーテン60を備える。部品実装機10の制御装置70は、電源投入時または生産停止後の再開時において、受光側ユニット62を投光側ユニット61に対向する位置に移動させた後、投光側ユニット61から光を投光させ、受光側ユニット62に受光されない状態が検出されると、一対のコンベアレール31,32上に基板Sが存在すると判定する。このように、投光側ユニット61と受光側ユニット62とを有するライトカーテン60を用いて、受光側ユニット62を投光側ユニット61に対向するように受光側ユニット62が設けられたY軸スライダ46を移動させるだけで、基板搬送装置30の一対のコンベアレール31,32上の基板Sの有無を検出することができる。この結果、簡易な構成により短時間で基板の有無を検出することができる部品実装機10とすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、投光側ユニット61(第1ライン部材)は、コンベアレール31(固定レール)に隣接して配置されるものとした。しかし、投光側ユニットは、コンベアレール32(可動レール)に隣接して配置されてもよい。この場合、投光側ユニットは、コンベアレール32に固定され、コンベアレール32と共にY軸方向に移動可能とされてもよい。また、投光側ユニット61は、バックアッププレート36の上面のうちバックアップピン37と干渉しない如何なる領域に配置されてもよい。
また、上述した実施形態では、投光側ユニット61(第1ライン部材)は、一対のコンベアレール31,32の間に配置され、受光側ユニット62(第2ライン部材)は、Y軸スライダ46(Y軸移動部材)に配置されるものとした。しかし、投光側ユニットは、Y軸スライダ46に配置され、受光側ユニットは、一対のコンベアレール31,32の間に配置されてもよい。
本発明は、部品実装機の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装機、11 筐体、21 部品供給装置、23 パーツカメラ、24 マークカメラ、25,26 基板通過センサ、30 基板搬送装置、31 コンベアレール(固定レール)、32 コンベアレール(可動レール)、33 レール移動装置、35 バックアップ装置、36 バックアッププレート、37 バックアップピン、40 ヘッド移動装置、41 X軸ガイドレール、42 X軸スライダ、43 X軸アクチュエータ、44 X軸位置センサ、45 Y軸ガイドレール、46 Y軸スライダ、47 Y軸アクチュエータ、48 Y軸位置センサ、50 ヘッド、51 Z軸アクチュエータ、52 θ軸アクチュエータ、54 吸着ノズル、55 負圧源、56 正圧源、57 電磁弁、60 ライトカーテン、61 投光側ユニット、62 受光側ユニット、70 制御装置、71 CPU、72 ROM、73 HDD、74 RAM、75 入出力インタフェース、76 バス、80 管理装置、81 CPU、82 ROM、83 HDD、84 RAM、85 入出力インタフェース、86 バス、87 入力デバイス、88 ディスプレイ、S 基板。

Claims (5)

  1. 部品を基板に実装する部品実装機であって、
    X軸方向に延在すると共に該X軸方向に直交するY軸方向に間隔を隔てて配置された一対のレールを有し、前記一対のレール上に搬入された基板を前記X軸方向に搬送する基板搬送装置と、
    部品を保持するヘッドと、
    前記X軸方向に沿って移動可能なX軸移動部材と、前記Y軸方向に沿って移動可能なY軸移動部材と、を有し、前記X軸移動部材および前記Y軸移動部材を駆動して前記ヘッドを前記X軸方向と前記Y軸方向とに移動させるヘッド移動装置と、
    ライン状の投光側ユニット部および該投光側ユニット部からの光を受光可能な複数の受光部を有するライン状の受光側ユニット部の一方である第1ライン部材と、前記投光側ユニット部および前記受光側ユニット部の他方である第2ライン部材と、を有するラインセンサと、
    前記ヘッド移動装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記第1ライン部材は、前記一対のレールの間に長手方向が前記X軸方向に沿うように設けられ、
    前記第2ライン部材は、前記Y軸移動部材に長手方向が前記X軸方向に沿うように設けられ、
    前記制御装置は、所定条件が成立すると、前記第2ライン部材が前記第1ライン部材に対向する位置に移動するよう前記ヘッド移動装置を制御した後、前記ラインセンサにより前記投光側ユニット部からの光が複数の前記受光部のうち少なくとも一部の前記受光部に受光されない状態が検出されると、前記一対のレール上に前記基板が存在すると判定し、前記ラインセンサにより前記投光側ユニット部からの光が複数の前記受光部のすべてに受光される状態が検出されると、前記一対のレール上に前記基板が存在しないと判定する、
    部品実装機。
  2. 部品を基板に実装する部品実装機であって、
    X軸方向に延在すると共に該X軸方向に直交するY軸方向に間隔を隔てて配置された一対のレールを有し、前記一対のレール上に搬入された基板を前記X軸方向に搬送する基板搬送装置と、
    部品を保持するヘッドと、
    前記X軸方向に沿って移動可能なX軸移動部材と、前記Y軸方向に沿って移動可能なY軸移動部材と、を有し、前記X軸移動部材および前記Y軸移動部材を駆動して前記ヘッドを前記X軸方向と前記Y軸方向とに移動させるヘッド移動装置と、
    ライン状の投光部および該投光部からの光を受光可能なライン状の受光部の一方である第1ライン部材と、前記投光部および前記受光部の他方である第2ライン部材と、を有するラインセンサと、
    前記ヘッド移動装置を制御する制御装置と、
    前記基板搬送装置の前記X軸方向における両端部に、それぞれ生産時において前記基板の通過を検知する基板通過検知センサと、
    を備え、
    前記第1ライン部材は、前記一対のレールの間に長手方向が前記X軸方向に沿うように設けられ、
    前記第2ライン部材は、前記Y軸移動部材に長手方向が前記X軸方向に沿うように設けられ、
    前記制御装置は、所定条件が成立すると、前記第2ライン部材が前記第1ライン部材に対向する位置に移動するよう前記ヘッド移動装置を制御した後、前記ラインセンサにより前記投光部からの光が前記受光部に受光されない状態が検出されると、前記一対のレール上に前記基板が存在すると判定し、
    前記第1ライン部材の長手方向における一端は、両基板通過検知センサの一方に対して第1所定距離手前まで延在され、
    前記第1ライン部材の長手方向における他端は、前記両基板通過検知センサの他方に対して第2所定距離手前まで延在され、
    前記第1および第2所定距離は、前記基板搬送装置が対応可能な基板の前記X軸方向における仕様上の最小長さよりも短い、
    部品実装機。
  3. 請求項1または2に記載の部品実装機であって、
    前記一対のレールの間に配置され、該一対のレール上にある基板を裏面からバックアップするバックアップ装置を備え、
    前記第1ライン部材は、前記一対のレールの一方に隣接して配置される、
    部品実装機。
  4. 請求項に記載の部品実装機であって、
    前記一対のレールは、固定レールと、前記固定レールに対して前記Y軸方向に近接・離間が可能な可動レールとを有し、
    前記第1ライン部材は、前記固定レールに隣接して配置される、
    部品実装機。
  5. 請求項1ないしいずれか1項に記載の部品実装機であって、
    前記所定条件は、電源投入時または生産が中断した後の再開時において成立する条件である、
    部品実装機。
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