JP7294214B2 - 材料通し方法および材料通し装置 - Google Patents

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本発明は、搬送される長尺の材料が処理装置内で破断した際に、材料を再び処理装置の一方から他方へ通すための材料通し方法および材料通し装置に関する。
特許文献1には、軸方向で連続する帯状鋼板の側端を突き合わせ、この突き合わせ部を長手方向に連続的に溶接する帯状鋼板の溶接方法が記載されている。ところで、材料を送りつつ処理する装置としては、例えば、フラックス塗布後のコイルシート状の鋼材を一方から他方へ送りながら乾燥させる乾燥炉が知られている。こうした乾燥炉では、乾燥炉内での乾燥処理中、意図せず材料が切れた場合には、材料を再び入口から出口まで通してつなぎ直す必要がある。しかし、稼働時の炉内は200℃以上の高温であるため、まずは炉内の温度を作業可能な程度まで下げる必要がある。
特開平11-319912号公報
具体的には、まず炉の電気ヒータを停止し、循環ファンと排気ファンで炉内温度をある程度下げてから、炉の点検扉を開き、さらに炉内の温度を70℃程度まで冷やす。そして炉内の複数の仕切り板を取り外してから、作業者が、10m以上の乾燥炉の入口から出口まで材料を適宜引っ張って、材料を通してつなぎ直ししていた。
その後、炉内仕切り板を戻し、点検扉をすべて閉めて、炉内温度を乾燥温度まで再び昇温させ運転再開するまで、トータル5時間以上の稼働停止となっていた。こうした作業は非常に煩雑で時間も要するため、作業効率が悪いという問題があった。上記では、乾燥炉を例に説明したが、クリーンルームやその他一定環境条件の制約により、人が中に入ることが容易ではない、または装置内の環境を変化させたくないといった装置内で材料が破断した際には、同様の問題が生じる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、装置内で材料が破断した際に、容易に材料を装置内に通し直すことが可能な材料通し方法および材料通し装置を提供することにある。
本発明の材料通し方法は、処理装置(4)の入口(42)から直進して出口(43)へ通された状態で搬送される長尺の材料(10)が、処理装置内で破断した際に、材料を再び入口から出口へ通すための材料通し方法であって、材料取付工程(S200)と、ガイド張り工程(S300)と、シャトル移動工程(S400)と、を含む。
材料取付工程では、入口から出口へ連続する牽引ロープ材(22)が固定されるシャトル(21)に、入口側で材料の破断した部位における入口側端部(11)を取り付ける、または出口側で出口側端部(12)を取り付ける。ガイド張り工程では、牽引ロープ材の側方に設けられ入口から出口へ連続するガイドロープ材(23,24)を、張力の架かった状態で牽引ロープ材と並行に張る。
シャトル移動工程では、シャトルを、ガイドロープ材に支持させつつ、材料の入口側端部がシャトルに取り付けられている場合には出口へ、材料の出口側端部がシャトルに取り付けられている場合は入口へ、牽引ロープ材を引き寄せることで移動させる。
本発明の構成によれば、材料取付工程で、装置内で破断した材料の端部がシャトルに取り付けられ、シャトル移動工程で、シャトルはガイドロープ材にガイドされつつ装置内の一方または他方へ引き寄せられる。これにより、シャトルに固定された切れた材料が、装置内の一方から他方へ再び通される。なお、「ロープ材」とは、綱や縄の他、金属製のワイヤやチェーンなども含む。
例えば、炉やクリーンルームのように、一定環境条件の制約があり人が内部に入ることが容易ではない装置内で材料が破断した際に、このようにシャトルを用いて容易に材料を装置内に通し直すことが可能となる。例えば、フラックス塗布後のコイルシート状の鋼材を一方から他方へ送りながら乾燥させる乾燥炉内で材料が切れた場合、炉内は200℃以上の高温であるため、まずは炉内の温度を作業可能な程度まで下げる必要がある。こうした作業は非常に煩雑で時間も要するが、本構成によれば効率的に材料を通して、再び処理装置を稼働させることができる。特に、人が装置の中に入ることが容易ではない環境下において効果的である。
第1実施形態による材料通し装置を有する製造ラインの全体を示す模式図である。 シャトルの斜視図である。 シャトルの斜視図であり、図2とは別な方向から見た図である。 シャトルの側面図である。 第1実施形態の材料通し方法を示す工程ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
[構成]
本発明の第1実施形態の構成について、図1~図4を参照しつつ説明する。図1に示す製造ライン1では、溶接の前処理として、材料10にフラックスを塗布し、乾燥させる工程を実施する。材料10は、コイルシート状の鋼材である。本実施形態の材料通し装置20および材料通し方法は、上記製造ライン1において、材料10の表裏面を乾燥させる乾燥炉4に適用される。以下、製造ライン1の構成から順に説明する。
製造ライン1は、上流から順に、アンコイラ2、フラックス塗布部3、乾燥炉4、冷却部5、およびリコイラ6、を主に備えている。アンコイラ2からリコイラ6への方向が、材料10の搬送方向Aである。アンコイラ2は、ドラムに巻きついたコイルシート状の鋼材を巻き出して供給する材料巻出装置である。アンコイラ2は、モータにより駆動され、シート材のたわみを制御する機能を有している。アンコイラ2からガイドローラ8を介して巻き出された材料10は、フラックス塗布部3に供給される。フラックス塗布部3において、水に溶かされたフラックス材が材料10の表裏に塗布される。
処理装置としての乾燥炉4には、材料10が搬送される炉内空間41、入口42、出口43、入口スロープ44、および出口スロープ45が形成されている。乾燥炉4の内部には、炉内を搬送される材料10のフラックス塗布面を加熱して乾燥させるための図示しない電気ヒータや、排気ダクトが複数設けられている。また、図1に破線で示す搬送経路Bに沿う炉4の外壁面には図示しない複数の点検扉が形成され、点検扉の内側にはさらに仕切板が設けられている。入口スロープ44は、炉内の床面から入口42へなだらかに連続する坂である。出口スロープ45は、炉内の床面から出口43へなだらかに連続する坂である。各スロープ44,45は、後述するシャトル21を炉内から引き出すときに、炉内の壁に衝突しないように衝撃を防止する
材料10は、アンコイラ2とリコイラ6の駆動により炉内空間の入口42から直進して出口43まで連続して乾燥炉4内を搬送される。搬送過程で、材料10のフラックス塗布面の乾燥処理が施される。なお、乾燥炉4内はフラックスを乾燥させるため、材料10に触れることはできない。
乾燥炉4には、材料通し装置20が設けられている。材料通し装置20は、炉内で材料10が意図せず破断した際に、再稼働のため材料10を再び炉内の入口42から出口43へ通すための装置である。なお、入口42側が「一方」に相当し、出口43側が「他方」に相当する。材料通し装置20は、シャトル21、牽引ワイヤ22、ガイドワイヤ23,24、入口用巻取りドラム25、出口用巻取りドラム26、ガイドワイヤ固定ブロック27、ガイドワイヤ先端ウェイト28、およびアイドルローラ29を主に有している。
図2~図4に示すように、シャトル21は、本体部31、材料載置面32、第1挟持ブロック33、第2挟持ブロック34、および押え用ボルト35等を有している。本体部31は、略直方体状をなす。各挟持ブロック33,34は、段部36を有する薄板状部材であり、ボルト37により本体部31と一体に締結固定されている。段部36と本体部31の上面との間には隙間38が形成され、この隙間38に、破断した材料10を側方から挿入することが可能である。
第1挟持ブロック33と第2挟持ブロック34の構成は同じであり、ガイドワイヤ23,24を張ったときに、搬送方向Aと直交する平面に対して対称に本体部31の上面に設けられている。第1挟持ブロック33の隙間38には、一方側から材料10を挿入可能である。第2挟持ブロック34の隙間38には、他方側から材料10を挿入可能である。
材料載置面32は、本体部31の上面に形成されている。各挟持ブロック33,34には、2つの押え用ボルト35が搬送方向Aと直交する方向に並設して設けられている。挟持ブロック33,34と本体部31との隙間38に材料10が挿入された状態で、押え用ボルト35が締結方向に回転されると、材料10はボルト35と材料載置面32との間に押し付けられて、シャトル21に固定される。
シャトル21の本体部31の中央には、牽引ワイヤ22が挿通して固定されている。シャトル21の本体部31の両側方には、ガイドワイヤ23,24が挿通されている。2本のガイドワイヤ23,24は、牽引ワイヤ22とは異なり、シャトル21の本体部31の挿通孔39に対して余裕をもって挿通されている。このため、シャトル21は、ガイドワイヤ23,24に対して可動する。
牽引ワイヤ22および2本のガイドワイヤ23,24は、炉内に張られたとき、材料10の搬送経路Bに沿うように、炉4の入口42から出口43へ連続している。牽引ワイヤ22および2本のガイドワイヤ23,24の一方側は、入口用巻取りドラム25に接続している。牽引ワイヤ22の他方側は、アイドルローラ29を経由して出口用巻取りドラム26に巻き取られるようになっている。2本のガイドワイヤ23,24の他方側は、それぞれのガイドワイヤ固定ブロック27に固定され、さらに他方先端にはガイドワイヤ先端ウェイト28が固定されている。ガイドワイヤ先端ウェイト28を他方側へ引っ張ることにより、2本のガイドワイヤ23,24は、炉内に張力のある状態でピーンと張った状態となる。
なお、通常の乾燥処理稼働時における材料搬送時には、2本のガイドワイヤ23,24および牽引ワイヤ22は、撓んだ状態で炉内の床に置かれており、シャトル21は入口42の外側付近に置かれた状態である。そして、材料10が破断し、材料10を炉内に再び通す必要が生じたときに、後述する材料10を再び通す作業が実施される。
乾燥炉4を通過して熱くなった材料10は、冷却部5において冷やされ、ガイドローラ9を介してリコイラ6で巻き取られる。リコイラ6は、「巻取装置」に相当する。こうした、フラックス塗布、乾燥、および冷却の一連の製造ライン1は、一旦運転が開始されると生産性を考慮して連続運転が行なわれる。
[材料通し作業]
次に、上記説明した材料通し装置20を有する乾燥炉4において、稼働中に材料10が切れた場合の材料通し方法について説明する。図5に示すように、材料通し方法は、シャトル引出工程S100と、材料取付工程S200と、ガイド張り工程S300と、シャトル移動工程S400と、材料取外工程S500と、材料つなぎ工程S600とを含む。本実施形態の材料通し作業は、入口側作業者と出口側作業者との合計2人により行われる。
炉内で材料10が切れたという異常信号が検知されると、まず、切れた材料10の入口側端部11(図1参照)は、アンコイラ2により入口42から外側へ巻き出される。切れた材料10の出口側端部12(図1参照)は、リコイラ6により出口43から外側へ巻き出される。炉内には材料10が通っていない状態である。
まず、両作業者は、入口42および出口43の安全カバーを外す。シャトル引出工程S100では、入口側作業者は、入口42の外側付近にあるシャトル21を、牽引ワイヤ22を引っ張ることで、入口用巻取りドラム25付近まで引き出す。次いで、材料取付工程200では、図2~図4に示すように、シャトル21の第1挟持ブロック33の隙間38に、切れた材料10の入口側端部11を挟み込み、押え用ボルト35を回して材料10を上から押さえる。これにより、材料10はシャトル21に固定される。
次に、ガイド張り工程S300では、まず、出口側作業者は、出口側の各ガイドワイヤ固定ブロック27のボルトを緩め、各ガイドワイヤ先端ウェイト28を順次他方へ引っ張り、2本のガイドワイヤ23,24を炉内にピーンと張った状態とする。そして、この状態がキープされるように、ガイドワイヤ固定ブロック27のボルトを締めて固定する。
次に、シャトル移動工程S400では、まず、入口用巻取りドラム25のストッパーピンと出口用巻取りドラム26のストッパーピンを抜き、出口側作業者は、出口用巻取りドラム26を巻き上げて、牽引ワイヤ22に固定してあるシャトル21をたぐり寄せる。同時に入口側作業者は、出口側作業者の巻取りドラム26の巻上げに合わせて、入口用巻取りドラム25から牽引ワイヤ22を送り出す。この時、牽引ワイヤ22に固定されたシャトル21は、両サイドのガイドワイヤ23,24にガイドされ出口43側に送られる。
次に、材料取外工程S500では、出口側作業者は、出口43側にたぐり寄せられたシャトル21から材料10を取外す。この時、出口用巻取りドラム26と入口用巻取りドラム25のストッパーピンを入れて回転しないようにしておく。次いで、材料つなぎ工程S600では、取り外した材料10の入口側端部11と、出口43側の出口側端部12とをつなぎ合わせる。一連の作業により、材料10は入口42から出口43まで再び通された状態となる。
なお、材料10が通ったあとは、出口43側にシャトル21をたぐり寄せたのと反対の動作で、入口42の外側付近にシャトル21を戻しておく。なお、シャトル21を、入口スロープ44を通して炉外へ出す際には、作業者はデレッキを使用する。そして、入口42側および出口用巻取りドラム26のストッパーピンを戻し、ドラム25,26の回転を固定しておく。この時、牽引ワイヤ22は緩めて、通常運転時に、搬送経路Bを搬送される材料10が牽引ワイヤ22と接触しない様に、炉内底面に弛ませておく。また、出口43側でガイドワイヤ固定ブロック27を緩め、2本のガイドワイヤ23,24も炉内の底面に弛ませておく。すべての作業が終わったら、入口42、出口43の安全カバーを元に戻す。
[効果]
(1)上記実施形態では、材料10が生産中に炉内で切れた場合に、炉内の温度が冷えるまで待つ必要がなく、作業時間を短縮することができる。また、シャトル21を入口42から外へ引き出し、材料10をシャトル21に固定し、シャトル21を出口43側へ移動させるという簡単な作業で、材料10を再び炉内に通すことができる。
例えば、従来のように、まず炉の電気ヒータを停止し、循環ファンと排気ファンで炉内温度を下げるという工程を省略でき、炉内温度の降温時間、材料つなぎ後の昇温時間もなくなり、稼働停止時間を大幅に短縮して作業効率を向上させることができる。また、上記材料通し方法および装置では、人が中に入ることが容易ではない炉内で材料10が破断した際に、容易に材料10を装置内に通し直すことができる。
(2)上記実施形態では、材料10の通常搬送時には、2本のガイドワイヤ23,24および牽引ワイヤ22は、撓んだ状態で炉内の床に置かれている。このため、通常搬送時には、各ワイヤ22,23,24やシャトル21が材料10の搬送経路Bに干渉することを防止できる。
(3)上記実施形態では、ガイドワイヤ23,24を牽引ワイヤ22に並行して両側に1本ずつ設けているため、シャトル21の姿勢が安定しやすく、シャトル移動工程S400において、シャトル21の搬送を円滑に行うことができ、また、材料10がひっくり返ってしまうことを抑制できる。
(4)上記実施形態では、シャトル21は、第1挟持ブロック33と第2挟持ブロック34とを有している。このため、上記実施形態のように、第1挟持ブロック33に材料10の入口側端部11を挟んで出口43側へ材料10を通すこともできるし、第2挟持ブロック34に材料10の出口側端部12を挟み込んで入口42側へ材料10を通すこともできる。
〈他の実施形態〉
上記実施形態では、材料10を入口42から出口43へ通して出口43側で切れた材料10をつないだが、入口42側で切れた材料10をつないでも良い。この場合、通常、シャトル21は出口43の外側付近においておくようにして、シャトル引出工程S100では、シャトル21を出口43側へ引き出す。そして、第2挟持ブロック34に材料10の出口側端部12を挟み込む。そして、シャトル移動工程S400では、シャトル21を出口43から入口42側へ移動させるようにして実施できる。
上記実施形態では、材料取付工程S200において、押え用ボルト35を回転させることで材料10をシャトル21に固定するものとしたが、シャトル21に材料10を固定できれば良く、ボルト35による締め付けに限られない。材料10や処理装置の種類に応じて可能であればエア吸着等でも良い。
上記実施形態では、各工程を作業者による人が行うものとして説明したが、機械やロボットにより行ってもよいし、また、作業を自動化しても良い。
上記実施形態では、材料10はコイルシート状の鋼材としたが、シート状の材料10でなくても良い。連続して通されるものであれば、細い紐状の線状部材でも良い。
上記実施形態では、処理装置として乾燥炉4としたが、他の加熱炉であっても良いし、その他、処理装置は「炉」に限られない。加熱装置に限らず、クリーンルームやその他一定環境条件の制約により、人が中に入ることが容易ではない装置内で材料10が破断した際に、上記方法および装置を適用すると、材料を通し直す際に装置内の環境変化を極力抑えることができ有効である。
また、上記実施形態では「乾燥炉」であったため、牽引ロープ材およびガイドロープ材は、耐熱性の高いワイヤで形成したが、装置内の環境によってはワイヤではなく、チェーンや紐状部材でも良い。炉では耐熱性が必要だが、クリーンルームなどでは繊維からなる部材でも構わない。
上記実施形態では、シャトル21は通常時に入口42の外側付近においておくものとしたが、耐熱に問題なければ炉内のスロープ44,45付近や他の位置でも良い。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
4 ・・・乾燥炉(処理装置)
10 ・・・材料
11 ・・・入口側端部
12 ・・・出口側端部
21 ・・・シャフト
22 ・・・牽引ワイヤ(牽引ロープ材)
23,24 ・・・ガイドワイヤ(ガイドロープ材)
42 ・・・入口
43 ・・・出口

Claims (5)

  1. 処理装置(4)の入口(42)から直進して出口(43)へ通された状態で搬送される長尺の材料(10)が、前記処理装置内で破断した際に、前記材料を再び前記入口から前記出口へ通すための材料通し方法であって、
    前記入口から前記出口へ連続する牽引ロープ材(22)が固定されるシャトル(21)に、前記入口側で前記材料の破断した部位における入口側端部(11)を取り付ける、または前記出口側で出口側端部(12)を取り付ける材料取付工程(S200)と、
    前記牽引ロープ材の側方に設けられ前記入口から前記出口へ連続するガイドロープ材(23,24)を、張力の架かった状態で前記牽引ロープ材と並行に張るガイド張り工程(S300)と、
    前記シャトルを、前記ガイドロープ材に支持させつつ、前記材料の前記入口側端部が前記シャトルに取り付けられている場合には前記出口へ、前記材料の前記出口側端部が前記シャトルに取り付けられている場合は前記入口へ、前記牽引ロープ材を引き寄せることで移動させるシャトル移動工程(S400)と、
    を含む材料通し方法。
  2. 前記材料の通常搬送時、前記牽引ロープ材および前記ガイドロープ材は、前記処理装置内において前記材料の搬送経路より下方へ撓んだ状態で配されており、
    前記ガイド張り工程では、前記下方へ撓んだ前記ガイドロープ材を、前記材料の前記搬送経路と略同じ高さ位置となるように張る請求項1に記載の材料通し方法。
  3. 前記処理装置は前記材料としてのコイルシート状の鋼材を搬送しながら前記鋼材の表面を乾燥させる炉であり、前記入口(42)の外側に設けられる巻出装置(25)と前記出口(43)の外側に設けられる巻取装置(26)により、前記鋼材である前記材料前記処理装置の前記入口から直進して前記出口まで連続して前記処理装置内を搬送されるものである請求項1または請求項2に記載の材料通し方法。
  4. 処理装置(4)の入口(42)から直進して出口(43)へ通された状態で搬送される長尺の材料(10)が、前記処理装置内で破断した際に、前記材料を再び前記入口から前記出口へ通すための材料通し装置であって、
    前記入口から前記出口へ連続する牽引ロープ材(22)と、
    前記牽引ロープ材が固定され、前記材料が取り付け可能なシャトル(21)と、
    前記牽引ロープ材の側方に前記シャトルに挿通して設けられ、前記入口から前記出口へ連続し、張力の架かった状態では前記牽引ロープ材と並行して前記入口から前記出口へ張り渡されて前記シャトルを支持可能なガイドロープ材(23,24)と、
    を備える材料通し装置。
  5. 前記ガイドロープ材は、前記牽引ロープ材の両側にそれぞれ設けられている請求項4に記載の材料通し装置。
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