JP7291784B2 - ヘッドマウントデバイス用のモジュールシステム - Google Patents

Description

本明細書は、概してヘッドマウントデバイスに関し、より具体的には、ヘッドマウントデバイス用のモジュール構成に関する。

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１８年１２月１９日に出願された、「ＭＯＤＵＬＡＲ ＳＹＳＴＥＭ ＦＯＲ ＨＥＡＤ－ＭＯＵＮＴＥＤ ＤＥＶＩＣＥ」と題する米国特許仮出願第６２／７８２，２６０号の利益を主張するものであり、同出願の全体が参照により本明細書に援用される。

ヘッドマウントデバイスは、ユーザが着用して、ユーザの視野内に視覚情報を表示することができる。ヘッドマウントデバイスは、仮想現実（ＶＲ）システム、拡張現実（ＡＲ）システム、及び／又は混合現実（ＭＲ）システムとして使用することができる。ユーザは、ディスプレイ上に提供される視覚情報などの、ヘッドマウントデバイスによって提供される出力を観察することができる。ディスプレイは、任意選択的に、ユーザがヘッドマウントデバイスの外部の環境を観察できるようにすることができる。ヘッドマウントデバイスによって提供される他の出力には、音声出力及び／又は触覚フィードバックが含まれ得る。ユーザは、ヘッドマウントデバイスの１つ以上の構成要素による処理のための入力を提供することによって、ヘッドマウントデバイスと更に相互作用することができる。例えば、ユーザは、デバイスがユーザの頭部に装着されている間、触覚入力、音声コマンド、及びその他の入力を提供することができる。
主題の技術の一定の特徴を、添付の特許請求の範囲に示す。しかしながら、説明の目的のため、主題の技術のいくつかの実施形態を、以下の図に示す。

本発明のいくつかの実施形態に係る、組み立てられた構成のヘッドマウントデバイスの斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、組み立てられていない構成のヘッドマウントデバイスの斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、組み立てられていない構成のヘッドマウントデバイスの一部分の斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、ヘッドマウントデバイスのアームモジュールの一部分の斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、組み立てられていない構成のヘッドマウントデバイスの部分の斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、組み立てられた構成のヘッドマウントデバイスの部分の斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、フレームモジュール及び２つのアームモジュールを有するヘッドマウントデバイスのブロック図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、ヘッドマウントデバイスの第１のアームモジュールの正面図及び側面図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、ヘッドマウントデバイスの第２のアームモジュールの正面図及び側面図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、ヘッドマウントデバイスの第３のアームモジュールの正面図及び側面図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、アームモジュール及び追加モジュールの斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、アームモジュール及び追加モジュールのブロック図を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係る、交換可能な表示要素を有するヘッドマウントデバイスの斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、交換可能な表示要素を有するヘッドマウントデバイスのフレームモジュールの斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、フレームモジュール及び追加モジュールの斜視図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、フレームモジュール及び追加モジュールのブロック図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、第１の支持部材を備えたフレームモジュールの背面図を示す。 本発明のいくつかの実施形態に係る、第２の支持部材を備えたフレームモジュールの背面図を示す。

以下に述べる詳細な説明は、主題の技術の様々な構成の説明として意図されており、主題の技術を実施できる唯一の構成を表すことを意図するものではない。添付の図面は、本明細書に組み込まれ、詳細な説明の一部を構成する。詳細な説明は、主題の技術の完全な理解を提供するために特定の詳細を含む。しかし、主題の技術は、本明細書において説明されている特定の詳細に限定されず、これらの特定の詳細なしに実施され得ることが当業者には明確であり、明らかであろう。一部の例では、主題の技術の概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造体及び構成要素がブロック図の形式で示されている。

ヘッドマウントディスプレイ、ヘッドセット、バイザー、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイなどのヘッドマウントデバイスは、製造されるウェアラブルデバイスに含まれる構成要素（例えば、センサ、回路、及びその他のハードウェア）によって決定される様々な機能を実行することができる。しかしながら、空間、コスト、及びその他の考慮事項により、所望の機能を提供し得るあらゆる構成要素を提供する能力が制限される場合がある。例えば、所与のヘッドマウントデバイスによって提供される構成要素及び機能に関して、様々なユーザは異なる好みを有し得る。高解像度ディスプレイ及び長いバッテリ寿命などの特定の機能を望むユーザもいれば、より小さいフォームファクタなどの他の機能を望むユーザもいる。更に、特定のユーザは、異なる時間に異なる機能を望む場合がある。例えば、特定のユーザは、自宅では高解像度ディスプレイを望み、自宅外では長いバッテリ寿命を望む場合がある。

所望の構成要素及び機能の多様性を考慮すると、ユーザがヘッドマウントデバイスの構成要素及び機能を変更して、ユーザの希望に応じてユーザエクスペリエンスをカスタマイズできるようにすることが有益であろう。本開示のヘッドマウントデバイスは、ユーザの要望に応じて、ユーザによるカスタマイズ、適応性、及び修正を容易にする。

本開示のシステムは、ユーザが望む結果を達成するために、様々な異なる構成要素及び機能を提供する交換可能なモジュールを備えたヘッドマウントデバイスを提供することができる。モジュール構成により、ユーザが１つ以上のアームモジュールを有するヘッドマウントデバイスを容易にカスタマイズすることが可能となり、ヘッドマウントデバイスのフレームモジュールの他の動作と一体化する特徴が提供される。アームモジュールは、互いに容易に交換できて、異なる構成要素及び機能を異なる時間に提供することができる。したがって、本開示のフレームモジュールは、後でユーザが望むであろう全ての機能を提供する恒久的な構成要素を含む必要はない。その代わりに、ヘッドマウントデバイスは、１つ以上のアームモジュールを使用することによって、拡張された、カスタマイズ可能な機能を有することができる。

以下では、図１～１８を参照して、これらの実施形態及び他の実施形態を説明する。しかしながら、当業者であれば、これらの図に関して本明細書に与えられた発明を実施するための形態は、説明の目的のためのものに過ぎず、限定するものとして解釈されるべきではないことを容易に理解するであろう。

いくつかの実施形態によれば、例えば図１に示すように、ヘッドマウントデバイス１０は、１つ以上のアームモジュール２００と共に頭部に装着されるフレームモジュール１００を含む。フレームモジュール１００は、ユーザの視野内に情報を提供するために、ユーザの眼の前に配置することができる。フレームモジュール１００は、ノーズパッド１０６又はユーザの鼻に載る別の特徴を提供するフレーム１０２を含むことができる。フレーム１０２は、１つ以上の表示要素１０４と、ノーズパッド１０６の上方のブリッジ１０８とを更に含み、複数の表示要素１０４を接続する。

フレーム１０２は、フレームモジュール１００の周辺領域を取り囲むように機能することができ、また、組み立てられた位置でフレームモジュール１００の任意の内部構成要素を支持するように機能することができる。例えば、フレーム１０２は、本明細書でさらに説明するように、ヘッドマウントデバイス１０にコンピューティング及び機能動作を提供するために、様々な内部構成要素（例えば、集積回路チップ、プロセッサ、メモリデバイス及び他の回路を含む）を取り囲み、支持することができる。

表示要素１０４は、ユーザが見るために、物理的環境から光を伝送することができる。そのような表示要素１０４は、物理的環境からの入射光に基づく視覚補正のためのレンズのような光学特性を含むことができる。追加的又は代替的に、表示要素１０４は、ユーザの視野内のディスプレイとして情報を提供することができる。そのような情報は、物理的環境の視界を除外するように、又は物理的環境に追加して（例えば、重ね合わせて）提供することができる。

物理的環境とは、人々が電子システムの助けなしに、感知及び／又は相互作用することができる物理的世界を指す。物理的な公園などの物理的環境には、物理的な木々、物理的な建物、及び物理的な人々などの物理的物品が挙げられる。人々は、視覚、触覚、聴覚、味覚、及び臭覚などを介して、物理的環境を直接感知し、及び／又はそれと相互作用することができる。

対照的に、コンピュータ生成現実（computer-generated reality、ＣＧＲ）環境は、人々が電子システムを介して感知及び／又は相互作用する全体的又は部分的シミュレーション環境を指す。ＣＧＲでは、人の身体運動のサブセット又はその表現が追跡され、それに応じて、ＣＧＲ環境内でシミュレートされた１つ以上の仮想オブジェクトの１つ以上の特性が、少なくとも１つの物理学の法則でふるまうように調整される。例えば、ＣＧＲシステムは、人の頭部の回転を検出し、それに応じて、そのようなビュー及び音が物理的環境において変化し得るのと同様に、人に提示されるグラフィックコンテンツ及び音場を調整することができる。状況によっては（例えば、アクセス性の理由から）、ＣＧＲ環境における仮想オブジェクト（単数又は複数）の特性（単数又は複数）に対する調整が、物理的な動きの表現（例えば、音声コマンド）に応答して行われてもよい。

人は、視覚、聴覚、触覚、味覚及び嗅覚を含むこれらの感覚のうちのいずれか１つを使用して、ＣＧＲオブジェクトを感知し、かつ／又はＣＧＲオブジェクトと相互作用してもよい。例えば、人は、３Ｄ空間において点音源の知覚を提供する、３Ｄ又は空間的広がりを有するオーディオ環境を作り出すオーディオオブジェクトを感知し、かつ／又はそれと相互作用することができる。別の例では、オーディオオブジェクトは、コンピュータ生成オーディオを含め、又は含めずに、物理的環境から周囲音を選択的に組み込むオーディオ透過性を可能にすることができる。いくつかのＣＧＲ環境では、人は、オーディオオブジェクトのみを感知し、及び／又はそれと相互作用することができる。

ＣＧＲの例としては、仮想現実及び複合現実が挙げられる。

仮想現実（virtual reality、ＶＲ）環境とは、１つ以上の感覚について、コンピュータ生成感覚入力に全面的に基づくように設計されたシミュレーション環境を指す。ＶＲ環境は、人が感知及び／又は相互作用することができる複数の仮想オブジェクトを含む。例えば、木、建物、及び人々を表すアバターのコンピュータ生成画像は、仮想オブジェクトの例である。人は、コンピュータ生成環境内に人が存在することのシミュレーションを通じて、かつ／又はコンピュータ生成環境内での人の身体運動のサブセットのシミュレーションを通じて、ＶＲ環境における仮想オブジェクトを感知し、かつ／又はそれと相互作用することができる。

コンピュータ生成感覚入力に全面的に基づくように設計されたＶＲ環境とは対照的に、複合現実（mixed reality、ＭＲ）環境は、コンピュータ生成感覚入力（例えば、仮想オブジェクト）を含むことに加えて、物理的環境からの感覚入力又はその表現を組み込むように設計されたシミュレーション環境を指す。仮想の連続体上では、複合現実環境は、一方の端部における完全な物理的環境と、他方の端部における仮想現実環境との間であるがこれらを含まない、任意の場所である。

いくつかのＭＲ環境では、コンピュータ生成感覚入力は、物理的環境からの感覚入力の変更に応答し得る。また、ＭＲ環境を提示するためのいくつかの電子システムは、仮想オブジェクトが現実のオブジェクト（すなわち、物理的環境からの物理的物品又はその表現）と相互作用することを可能にするために、物理的環境に対する位置及び／又は向きを追跡することができる。例えば、システムは、仮想の木が物理的な地面に対して静止して見えるように、動きを考慮することができる。

複合現実の例としては、拡張現実及び拡張仮想が挙げられる。

拡張現実（augmented reality、ＡＲ）環境は、１つ以上の仮想オブジェクトが物理的環境上又はその表現上に重ねられたシミュレーション環境を指す。例えば、ＡＲ環境を提示するための電子システムは、人が物理的環境を直接見ることができる透明又は半透明のディスプレイを有してもよい。システムは、透明又は半透明のディスプレイ上に仮想オブジェクトを提示するように構成されていてもよく、それによって、人はシステムを使用して、物理的環境上に重ねられた仮想オブジェクトを知覚する。あるいは、システムは、不透明ディスプレイと、物理的環境の表現である、物理的環境の画像又はビデオをキャプチャする１つ以上の撮像センサとを有してもよい。システムは、画像又はビデオを仮想オブジェクトと合成し、その合成物を不透明ディスプレイ上に提示する。人は、システムを使用して、物理的環境の画像又はビデオによって物理的環境を間接的に見て、物理的環境上に重ねられた仮想オブジェクトを知覚する。本明細書で使用するとき、不透明ディスプレイ上に示される物理的環境のビデオは、「パススルービデオ」と呼ばれ、システムが、１つ以上の撮像センサ（単数又は複数）を使用して、物理的環境の画像をキャプチャし、不透明ディスプレイ上にＡＲ環境を提示する際にそれらの画像を使用することを意味する。更に代替的に、システムは、仮想オブジェクトを、物理的環境に、例えば、ホログラムとして又は物理的表面上に投影するプロジェクションシステムを有してもよく、それによって、人は、システムを使用して、物理的環境上に重ねられた仮想オブジェクトを知覚する。

拡張現実環境はまた、物理的環境の表現がコンピュータ生成感覚情報によって変換されるシミュレーション環境を指す。例えば、パススルービデオを提供する際に、システムは、１つ以上のセンサ画像を変換して、撮像センサによってキャプチャされた遠近法とは異なる選択された遠近法（例えば、視点）による面付けを行うことができる。別の例として、物理的環境の表現は、その一部分をグラフィカルに変更（例えば、拡大）することによって変換されてもよく、それにより、変更された部分を元のキャプチャ画像を表すが非写実的であるバージョンとすることができる。更なる例として、物理的環境の表現は、その一部分をグラフィカルに除去又は曖昧化することによって変換されてもよい。

拡張仮想（augmented virtuality、ＡＶ）環境は、物理的環境からの１つ以上の感覚入力を仮想環境又はコンピュータ生成環境が組み込むシミュレーション環境を指す。感覚入力は、物理的環境の１つ以上の特性の表現であり得る。例えば、ＡＶの公園には、仮想の木及び仮想の建物があり得るが、顔がある人々は、物理的な人々が撮られた画像から写実的に再現される。別の例として、仮想オブジェクトは、１つ以上の撮像センサによって撮像された物理的物品の形状又は色を採用してもよい。更なる例として、仮想オブジェクトは、物理的環境における太陽の位置と一致する影を採用することができる。

多種多様の電子システムが存在することによって、人が様々なＣＧＲ環境を感知し、かつ／又はＣＧＲ環境と相互作用できるようになる。例としては、ヘッドマウントシステム、プロジェクションベースシステム、ヘッドアップディスプレイ（ＨＵＤ）、統合表示機能を有する車両フロントガラス、統合表示機能を有する窓、人の眼の上に配置されるように設計されたレンズとして形成されたディスプレイ（例えば、コンタクトレンズ類）、ヘッドホン／イヤフォン、スピーカアレイ、入力システム（例えば、触覚フィードバックを有する又は有さない、ウェアラブルコントローラ又はハンドヘルドコントローラ）、スマートフォン、タブレット、及びデスクトップ／ラップトップコンピュータ、が挙げられる。ヘッドマウントシステムは、１つ以上のスピーカ（単数又は複数）及び一体型不透明ディスプレイを有してもよい。代替的に、ヘッドマウントシステムは、外部の不透明ディスプレイ（例えば、スマートフォン）を受け入れるように構成されていてもよい。ヘッドマウントシステムは、物理的環境の画像若しくは動画をキャプチャするための１つ以上の撮像センサ、及び／又は物理的環境の音声をキャプチャするための１つ以上のマイクロフォンを組み込んでいてもよい。ヘッドマウントシステムは、不透明ディスプレイではなく、透明又は半透明のディスプレイを有してもよい。透明又は半透明のディスプレイは、画像を表す光が人の眼に向けられる媒体を有してもよい。ディスプレイは、デジタル光投影、ＯＬＥＤ、ＬＥＤ、ｕＬＥＤ、液晶オンシリコン、レーザスキャン光源、又はこれらの技術の任意の組み合わせを利用することができる。媒体は、光導波路、ホログラム媒体、光結合器、光反射器、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。一実施形態では、透明又は半透明のディスプレイは、選択的に不透明になるように構成されていてもよい。プロジェクションベースシステムは、グラフィック画像を人間の網膜上に投影する網膜投影技術を採用することができる。プロジェクションシステムはまた、例えば、ホログラムとして、又は物理的表面上に、仮想オブジェクトを物理的環境内に投影するように構成されていてもよい。

再び図１を参照すると、フレームモジュール１００は、アームモジュール２００を用いてユーザの頭部で支持され得る。アームモジュール２００は、テンプル構成要素と同様に、ユーザの頭部の対向する側面に沿って包むか又は延在することができる。アームモジュール２００は、ユーザの耳を包むか、さもなければ別の方法で係合するためのイヤピース２９８を更に含むことができる。ヘッドマウントデバイス１０をユーザの頭部に固定するために、他の構成を適用することができることが理解されるであろう。例えば、ヘッドマウントデバイス１０の図示された構成要素に加えて、又はその代わりに、１つ以上のバンド、ストラップ、ベルト、キャップ、帽子、又はその他の構成要素を使用することができる。更なる例により、アームモジュールは、フレームモジュール１００の両側にユーザの頭部の周りに延在し得る。

図２を参照すると、本開示のシステムは、ユーザが望む結果を達成するために、様々な異なる構成要素及び機能を提供する交換可能なモジュールを備えたヘッドマウントデバイスを提供する。例えば、ヘッドマウントデバイス１０は、フレームモジュール１００から取り外すことができるアームモジュール２００を備えることができる。フレームモジュール１００のフレーム取り付け要素１１０は、アームモジュール２００のアーム取り付け要素２１０と相互作用して、確実かつ可逆的なカップリングを提供することができる。モジュール構成により、ユーザが１つ以上のアームモジュールを有するヘッドマウントデバイスを容易にカスタマイズすることが可能となり、ヘッドマウントデバイスのフレームモジュールの他の動作と一体化する特徴が提供される。アームモジュール２００は、互いに容易に交換できて、異なる構成要素及び機能を異なる時間で提供することができる。

本明細書で使用する場合、「モジュラー」又は「モジュール」とは、ユーザがアームモジュールなどのアイテムを、ヘッドマウントデバイスのフレームモジュールなどの他のアイテムと共に、接続、設置、取り外し、取換え、及び／又は交換されることを可能にする特性を指すことができる。アームモジュールとフレームモジュールの接続は実行されて、元に戻すことができ、続いて、同じフレームモジュールと別のアームモジュール、又は別のフレームモジュールと同じアームモジュールを接続及び接続解除することができる。したがって、複数のアームモジュールは、所与のフレームモジュールに対して互いに交換可能であり得る。更に、複数のフレームモジュールは、所与のアームモジュールに対して互いに交換可能であり得る。

アームモジュールは、その後アームモジュールを取り外すことができるように、フレームモジュールに接続することができる。接続は、アームモジュールとフレームモジュールを接続解除した時に、それぞれが接続前に保持された状態に復元されるように、完全に可逆的であり得る。接続は、アームモジュールとフレームモジュールを接続解除した後に、同じ又は異なるフレームモジュールとアームモジュールの一組が同じ方法で接続できるように、完全に反復可能であり得る。アームモジュールとフレームモジュールは、（例えば、化学結合及び／又は分子結合を介して）恒久的に、固定的に、又は弾性的に接続されるのではなく、確実かつ一時的に接続され得る。例えば、アームモジュールとフレームモジュールの接続及び接続解除は、アームモジュール又はフレームモジュールに対する恒久的な損傷、害、又は変形を引き起こさないように促進される。

アームモジュールは、ユーザによって容易にフレームモジュールに接続され、フレームモジュールから接続解除され得る。接続及び／又は接続解除は、工具を必要とせずに、手作業で繰り返しかつ可逆的に行うことができる。例えば、ロック機構及び／又は解除機構は、ユーザがすぐにアクセスできるように、アームモジュール及び／又はフレームモジュール上に提供することができる。アームモジュールとフレームモジュールを接続及び／又は接続解除するためにユーザが必要とする力は、ユーザの指の一般的な範囲内であり得る。例えば、アームモジュールとフレームモジュールを接続及び／又は接続解除するために必要な力は、１Ｎ、５Ｎ、１０Ｎ、１５Ｎ、２０Ｎ、２５Ｎ、又は３０Ｎ未満であり得る。追加的又は代替的に、接続及び／又は接続解除は、工具を使用することによって達成及び／又は容易にすることができる。

アームモジュール及びフレームモジュールは、アームモジュール及びフレームモジュールの相対位置を相互に固定するように接続することができる。アームモジュール及びフレームモジュールは、それらの間に通信リンクを提供する方法で接続することができる。アームモジュール及びフレームモジュールを接続すると、固定された位置と通信リンクの両方を実現及び維持することができる。フレームモジュールからアームモジュールを接続解除すると、固定された位置と通信リンクの両方が除去され得る。

異なるアームモジュールは、異なる特徴及び／又は機能を提供することができるが、複数のアームモジュール間で類似した又は同じである少なくともいくつかの特徴を提供することによって、複数のアームモジュールを互いに交換可能とすることができる。例えば、異なるアームモジュールは、同じ固定機構によって所与のフレームモジュールに固定され得る。更なる例として、異なるアームモジュールは、同じ通信機構を介して所与のフレームモジュールとの通信リンクを確立することができる。したがって、フレームモジュールは、異なるアームモジュールにわたって同じ固定機構及び通信機構を提供することによって、異なるアームモジュールの交換に適応することができる。同様に、アームモジュールは、異なるフレームモジュールにわたって同じ固定機構及び通信機構を提供することによって、異なるフレームモジュールの交換に適応することができる。

複数のアームモジュールは、複数のアームモジュール間で類似であるか、又は同じであるその他の特徴を有することができる。例えば、複数のアームモジュールは、同じ又は類似のサイズ、形状、外形、寸法、アスペクト比、表面特徴、テクスチャ、色、及び／又はマーキングを有するエンクロージャを含むことができる。共通の特徴により、ユーザが、異なる時間に使用したとき、異なるアームモジュールにわたって一貫したユーザエクスペリエンスを維持しながら、アームモジュールを互いに交換することが可能となる。

追加的又は代替的に、サイズ、形状、外形、寸法、アスペクト比、表面特徴、テクスチャ、色、及び／又はマーキングのうちの少なくとも１つは、複数のアームモジュール間で異なることができる。例えば、異なるアームモジュールは、異なる頭及び／又は顔の構造に対応するために、異なるサイズ及び／又は形状を有することができる。これにより、ユーザは異なる人間工学的特徴を提供する複数のアームモジュールの中から選ぶことができるため、ユーザは提供された快適性に応じて１つを選択することができる。更なる例として、異なるアームモジュールは、ファッション及び外観のために異なる選択肢をユーザに提供するために、異なる美的特徴を有することができる。

追加的又は代替的に、サイズ、形状、外形、寸法、アスペクト比、表面特徴、テクスチャ、色、及び／又はマーキングのうちの少なくとも１つは、複数のフレームモジュール間で異なることができる。例えば、異なるフレームモジュールは、異なる頭及び／又は顔の構造に対応するために、異なるサイズ及び／又は形状を有することができる。これにより、ユーザは異なる人間工学的特徴を提供する複数のフレームモジュールの中から選ぶことができるため、ユーザは提供された快適性に応じて１つを選択することができる。更なる例として、異なるフレームモジュールは、視覚補正のための異なるレンズなどの異なる機能的特徴を提供することができ、それにより、ユーザは、所与の活動（例えば、ドライブ、読書など）に適切なフレームモジュールを選択することができる。更なる例として、異なるフレームモジュールは、ファッション及び外観のために異なる選択肢をユーザに提供するために、異なる美的特徴を有することができる。

図３は、本開示のいくつかの実施形態による、機械的取り付け機構及び通信リンクをそれぞれ有するフレームモジュール及びアームモジュールの斜視図を示す。図３には１つのアームモジュールしか示されてないが、本明細書の説明は、複数のアームモジュールのそれぞれに適用され得ることが理解されるであろう。

図３に示すように、アームモジュール２００は、フレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０を用いてヘッドマウントデバイス１０のフレームモジュール１００に取り付けることができる。例えば、フレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０は、アームモジュール２００をフレームモジュール１００に固定するために、互いに機械的に係合することができる。フレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０は、係合を容易にするために補完的な形状を有することができる。例えば、フレーム取り付け要素１１０及び／又はアーム取り付け要素２１０は、突出部を形成することができ、アーム取り付け要素２１０及び／又はフレーム取り付け要素１１０は、溝を形成することができる。溝は、フレーム取り付け要素１１０の形状及び／又はサイズを補完する形状及び／又はサイズを有することができる。フレーム取り付け要素１１０とアーム取り付け要素２１０との間の係合を達成するために、様々な形状及び／又はサイズが提供され得ることが理解されるであろう。任意の数のフレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０が提供され得ることが更に理解されるであろう。特定の機械的取り付け機構が示されているが、他の機械的取り付け機構も企図されることが理解されるであろう。

フレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０は、アームモジュール２００がフレームモジュール１００に対して枢動できるように、回転係合を提供することができる。これは、アームモジュール２００が、使用されていない間、保管のためにフレームモジュール１００に近い、折り畳まれた構成を提供する。このようなアタッチメントは、相対的な回転運動を可能にする機械的蝶着又は磁気カップリングによって提供され得る。

図３及び図４に更に示されるように、フレームモジュール１００は、フレーム通信インタフェース１２０を備えることができ、アームモジュール２００は、アーム通信インタフェース２２０を備えることができる。通信インタフェース１２０及び２２０は、フレーム取り付け要素１１０とアーム取り付け要素２１０とが互いに係合されたときに電気的接触を形成するように構成された導電性接触部のペアを含むことができる。例えば、通信インタフェース１２０及び２２０のうちの任意の１つ以上は、少なくとも部分的に折り畳み可能なポゴピン及び／又は少なくとも部分的に可撓性である接触パッドなどの電気的接続を行うための可動要素を含むことができる。更なる実施例により、ポゴピンは、ばね仕掛けにすることができ、及び／又は接触パッドは、導電性発泡体又はエラストマーから形成することができる。

追加的又は代替的に、通信インタフェース１２０及び２２０は、取り付け要素１１０及び２１０との機械的取り付けから離れて通信インタフェースを確立するために手動で接続するコネクタを含むことができる。このようなコネクタは、ＺＩＦコネクタ、非ＺＩＦコネクタ、スライダコネクタ、フリップアクチュエータコネクタ、及び／又はＦＰＣ対ボードコネクタを含むことができる。追加的又は代替的に、フレーム通信インタフェース１２０及び／又はアーム通信インタフェース２２０は、フレームモジュール１００及びアームモジュール２００のコントローラ間で直接（例えば、ボード間）接続を提供することができる。

追加的又は代替的に、通信インタフェース１２０及び２２０は、フレームモジュールとアームモジュールとの間で光を伝導するための導波路を形成することができる。例えば、このような導波路は、アームモジュール内で生成された光を、ユーザが見るためにフレームモジュールの表示要素に向けられることを可能にする。

フレーム通信インタフェース１２０とアーム通信インタフェース２２０との間に様々な他の通信リンクが提供され得ることが理解されるであろう。通信リンクを確立するための直接接触は必要とされない場合がある。例えば、フレーム通信インタフェース１２０とアーム通信インタフェースとの間の通信リンクは、無線インタフェース、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈインタフェース、近距離無線通信インタフェース、磁気インタフェース、誘導性インタフェース、共振インタフェース、容量性カップリングインタフェース、Ｗｉ－Ｆｉインタフェース、光学インタフェース、音響インタフェース、及び／又は他の通信インタフェースを含むことができる。

図５及び図６は、機械的接続及び通信接続の例の斜視図を示す。図５及び図６には１つのアームモジュールしか示されていないが、本明細書の説明は、複数のアームモジュールのそれぞれに適用することができることが理解されるであろう。

図５に示すように、アームモジュール２００のアーム取り付け要素２１０は、フレームモジュール１００のフレーム取り付け要素１１０内に横方向に、ないしは別の方法で挿入され得る。したがって、アームモジュール２００は、フレームモジュール１００に対して摺動するように構成され得る。追加的又は代替的に、アーム取り付け要素２１０は、押圧されるか、スナップ嵌めされるか、ないしは別の方法でフレーム取り付け要素１１０に前方に挿入されてもよい。挿入されると、アーム取り付け要素２１０は、フレーム取り付け要素１１０内でロックするか、又は別の方法で固定することができる。例えば、フレーム通信インタフェース１２０及びアーム通信インタフェース２２０を介して、フレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０の機械的固定の際に、電気的な接続が行われ、維持することができる。フレームモジュール１００がアームモジュール２００に接続されている場合、その構成要素は動作可能に通信することができる。

フレームモジュール１００に対してアームモジュール２００を定位置にロックするために、追加的又は代替的な機構を提供することができる。例えば、フレーム取り付け要素１１０及びアーム取り付け要素２１０が互いに係合するときに、アームモジュール２００をフレームモジュール１００にロックするために、ロック、ラッチ、スナップ、ネジ、留め金、ねじ、磁石、ピン、干渉（例えば、摩擦）嵌め、刻み圧、差し込み、及び／又はこれらの組み合わせなどの機構が含まれ得る。アームモジュール２００は、解除機構１９２が作動されるまで、フレームモジュール１００に対して摺動しないようにロックされたままであり得る。解除機構１９２は、ユーザがアクセスできるようにヘッドマウントデバイス１０の外側表面上に設けることができる。例えば、解除機構１９２は、フレームモジュール１００及び／又はアームモジュール２００の外側表面上に設けることができる。ロック機構がフレームモジュール１００に対してアームモジュール２００を定位置にロックしている場合、解除機構１９２は、作動されると、移動して、ロック機構に作用して、それを解除させることができる。例えば、解除機構１９２は、作動されると、アームモジュール２００をフレームモジュール１００に以前にロックしていた、１つ以上のロック、ラッチ、スナップ、ネジ、留め金、ねじ、磁石、ピン、干渉（例えば、摩擦）嵌め、刻み押し、差し込み、及び／又はそれらの組み合わせを解除することができる。解除機構１９２とロック機構との間の相互作用の少なくとも一部は、フレームモジュール１００及び／又はアームモジュール２００内にあってもよい。

図７は、本開示のいくつかの実施形態に係る、フレームモジュール及びアームモジュールのブロック図を示す。本明細書に記載される構成要素は、フレームモジュール及び／又はアームモジュールのいずれか又は両方に提供され得ることが理解されるであろう。いくつかの実施形態では、構成要素は、冗長性を低減し、アームモジュールの選択に基づいてカスタマイズを増すために、フレームモジュールの代わりにアームモジュールによって提供されている。

図７に示すように、フレームモジュール１００は、その上に記憶された命令を有するメモリを含む又はメモリにアクセスするように構成された、１つ以上の処理ユニットを備えたコントローラ１８０を含むことができる。命令又はコンピュータプログラムは、フレームモジュール１００に関して説明された動作又は機能のうちの任意の１つ以上を実行するように構成され得る。コントローラ１８０は、データ又は命令を処理、受信又は送信することができる任意の電子デバイスとして実装することができる。例えば、コントローラ１８０は、マイクロプロセッサ、中央演算処理装置（ＣＰＵ）、特定用途向け集積回路（application-specific integrated circuit、ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、又はそのようなデバイスの組み合わせのうちの１つ以上を含み得る。本明細書に記載する場合、用語「プロセッサ」とは、単一のプロセッサ若しくは処理ユニット、複数のプロセッサ若しくは複数の処理ユニット、他の適切に構成されたコンピューティング要素（単数又は複数）を包含することを意図するものである。メモリは、フレームモジュール１００によって使用され得る電子データを記憶することができる。例えば、メモリは、例えば、オーディオ及びビデオファイル、文書及びアプリケーション、デバイス設定及びユーザプリファレンス、各種モジュール用タイミング及び制御信号又はデータ、データ構造又はデータベースなどの、電子データ又はコンテンツを記憶することができる。メモリは、任意の種類のメモリとして構成することができる。単なる例示であるが、メモリは、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、フラッシュメモリ、取り外し可能メモリ、若しくは他の種類の記憶素子、又はそのようなデバイスの組み合わせとして実装されてもよい。

フレームモジュール１００は、ユーザの視覚情報を表示するための表示要素１０４を更に含むことができる。表示要素１０４は、視覚的（例えば、画像又はビデオ）出力を提供することができる。表示要素１０４は、不透明、透明、及び／又は半透明のディスプレイであり得るか、又はそれを含むことができる。透明又は半透明の表示要素１０４は、画像を表す光がユーザの眼に向けられる媒体を有するとしてもよい。表示要素１０４は、デジタル光投影、ＯＬＥＤ、ＬＥＤ、ｕＬＥＤ、液晶オンシリコンＬＣＯＳ（liquid crystal on silicon）、レーザスキャン光源、又はこれらの技術の任意の組み合わせを利用することができる。媒体は、光導波路、ホログラム媒体、光結合器、光反射器、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。一実施形態では、透明又は半透明のディスプレイは、選択的に不透明になるように構成されていてもよい。プロジェクションベースシステムは、グラフィック画像を人間の網膜上に投影する網膜投影技術を採用することができる。プロジェクションシステムはまた、例えば、ホログラムとして、又は物理的表面上に、仮想オブジェクトを物理的環境内に投影するように構成されていてもよい。

フレームモジュール１００は、任意の数の補助フレーム電子コンポーネント１９０を更に含み得る。補助フレーム電子コンポーネント１９０の例としては、ユーザからの入力を受信したり、及び／又はユーザに出力を提供したりするためのインタフェースを含む。このようなインタフェースの例としては、スピーカ、マイクロフォン、触覚デバイス、及び／又は別のＩ／Ｏ構成要素が挙げられる。例えば、スピーカ（例えば、イヤピース）は、フレームモジュール及び／又はアームモジュールによって提供されるか、又はそれらに接続可能であり得る。このようなスピーカ構成要素は、ヘッドマウントデバイスとは独立して、及び／又はヘッドマウントデバイスと協調して、動作し得るモジュール式構成要素とすることができる。スピーカ構成要素は、ヘッドマウントデバイス及び／又は別のデバイスと無線通信することができる。スピーカ構成要素は、ヘッドマウントデバイス及び／又は別のデバイスに電力を伝送したり、及び／又はそれらのデバイスから電力を受信したりすることができる。このような電力伝送は、有線及び／又は無線で行うことができる。

触覚デバイスは、力フィードバック、振動フィードバック、触感などを提供するように構成された任意の好適なデバイスとして実装することができる。例えば、一実施形態では、触覚デバイスは、タップ又はノックなどの断続触覚フィードバックを提供するように構成されたリニアアクチュエータとして実装することができる。その他のユーザインタフェースの例には、１つ以上のボタン、ダイヤル、クラウン、スイッチが含まれ、又はユーザから入力を受け取るための他のデバイスが提供され得る。補助フレーム電子コンポーネント１９０は、ヘッドマウントデバイス以外の表面に画像を表示するための追加のディスプレイ及び／又はプロジェクタを含むことができる。

補助フレーム電子コンポーネント１９０の更なる例には、センサが含まれる。そのようなセンサは、画像、圧力、光、タッチ、力、温度、位置、動きなどであるがこれらに限定されない、実質的に任意の種類の特性を感知するように構成することができる。例えば、センサは、光検出器、温度センサ、光又は光学センサ、気圧センサ、湿度センサ、磁石、ジャイロスコープ、加速度計、化学センサ、オゾンセンサ、粒子カウントセンサなどであり得る。更なる例として、センサは、健康及び活動指標などのバイオメトリック特性を追跡するためのバイオセンサであり得る。

補助フレーム電子コンポーネント１９０の更なる例には、電源及び／又は電源を再充電するための電力伝送構成要素が含まれる。補助フレーム電子コンポーネント１９０の更なる例には、標準又は独自プロトコルにわたって他の電子デバイスへの若しくは他の電子デバイスからのデータ及び／又は電力の伝送を容易にする通信構成要素が含まれる。

図７に更に示すように、アームモジュール２００は、選択された機能を実行し、フレームモジュール１００と相互作用する構成要素を含んでいる。図７のアームモジュール２００は実質的に類似しているものとして図示されているが、別個のアームモジュール２００が、異なる特徴と同時に提供され得ることが理解されるであろう。

フレームモジュール１００は、フレーム通信インタフェース１２０を含むことができ、アームモジュール２００はそれぞれ、フレームモジュール１００とアームモジュール２００との間の通信リンクを容易にするためにアーム通信インタフェース２２０を含むことができる。例えば、通信リンクは、コントローラ１８０などのフレームモジュール１００の構成要素をアームモジュール２００の構成要素に動作可能に接続することができる。

各アームモジュール２００は、その上に記憶された命令を有するメモリを含むか又はメモリにアクセスするように構成された、１つ以上の処理ユニットを備えたコントローラ２８０を含むことができる。アームモジュール２００のコントローラ２８０及び／又はメモリは、フレームモジュール１００のコントローラ１８０及び／又はメモリと同じであっても、類似していても、又は異なっていてもよい。

フレームモジュール１００は、アームモジュール２００のコントローラ２８０によって少なくとも部分的に制御され得る。例えば、アームモジュール２００がフレームモジュール１００に接続されている間、アームモジュール２００のコントローラ２８０は、フレーム通信インタフェース１２０及びアーム通信インタフェース２２０によって提供される通信リンクを介してフレームモジュール１００の１つ以上の構成要素に動作可能に接続し、かつ／又は制御することができる。

追加的又は代替的に、各アームモジュール２００は、フレームモジュール１００のコントローラ１８０によって少なくとも部分的に制御され得る。例えば、アームモジュール２００がフレームモジュール１００に接続されている間、フレームモジュール１００のコントローラ１８０は、フレーム通信インタフェース１２０及びアーム通信インタフェース２２０によって提供される通信リンクを介してアームモジュール２００の１つ以上の構成要素に動作可能に接続し、かつ／又は制御することができる。

アームモジュール２００は、フレームモジュール１００の電源として動作することができる。着脱可能なモジュールで電力を提供することにより、ユーザは、予想される電力要求に応じてそのようなアームモジュールを選択することができる。図７に示されるように、各アームモジュール２００は、フレームモジュール１００及び／又はアームモジュール２００に電力を貯蔵し、供給するために使用されるバッテリ２２４を含むことができる。任意選択的に、アームモジュール２００は、例えば、フレーム通信インタフェース１２０及びアーム通信インタフェース２２０にわたってバッテリ２２４から電力を導くことによって、フレームモジュール１００のバッテリを再充電することができる。別のリンク又は無線充電などの他の経路が考えられる。バッテリ２２４は、交換可能なバッテリ、再充電可能なバッテリ、又は、ＵＳＢケーブル、ライトニングケーブル、又は他のインタフェースからのような、アームモジュール２００の外部電源から電力を受け取るテザー電源であり得る。ヘッドマウントデバイスの１つ以上のバッテリは、別のデバイスに電力を伝送し、及び／又は別のデバイスから電力を受け取ることができる。このような電力伝送は、有線及び／又は無線で行うことができる。

各アームモジュール２００は、任意の数の補助アーム電子コンポーネント２９０を更に含むことができる。着脱可能なモジュールに電子コンポーネントを提供することにより、ユーザは、所望に応じて選んだ機能を提供するアームモジュールを選択することができる。またある時には、他のアームモジュールを選択することができるため、フレームモジュール又は固定アームモジュールで全ての機能を常に使用できるようにする必要がなくなる。各アームモジュールは、同じ又は異なる補助アーム電子コンポーネント２９０を有することができる。

補助アーム電子コンポーネント２９０の例には、ディスプレイドライバが含まれる。着脱可能なモジュールでディスプレイドライバを提供することにより、ユーザは、特定のディスプレイ機構が所望されるときに、そのようなアームモジュールを選択することができる。そのようなディスプレイドライバは、フレームモジュール１００の表示要素１０４を制御するように構成することができる。

補助アーム電子コンポーネント２９０の更なる例には、センサが含まれる。着脱可能なモジュールで感知機能を提供することにより、ユーザは、特定の状態を感知する際に、そのようなアームモジュールを選択することができる。そのようなセンサは、画像、圧力、光、タッチ、力、温度、位置、動きなどであるがこれらに限定されない、実質的に任意の種類の特性を感知するように構成することができる。例えば、センサは、光検出器、温度センサ、光又は光学センサ、気圧センサ、湿度センサ、磁石、ジャイロスコープ、加速度計、化学センサ、オゾンセンサ、粒子カウントセンサなどでもよい。センサは、隣接環境における周囲状態を感知するために使用できる。センサは、例えば、アームモジュール２００内の開口部を用いて、環境への暴露を提供することができる。

補助アーム電子コンポーネント２９０の更なる例には、バイオセンサが含まれる。着脱可能なモジュールを用いて生体感知機能を提供することにより、ユーザは、健康及び活動指標などのバイオメトリック特性を追跡する際に、そのようなアームモジュールを選択することができる。１つ以上のバイオセンサは、１つ以上のバイオメトリック特性を計算するために使用することができる光学及び／又は電子バイオメトリックセンサを含むことができる。例えば、バイオセンサは、フォトプレチスモグラフィ（ＰＰＧ）センサを形成するように光源及び光検出器を含むことができる。光学（例えば、ＰＰＧ）センサ又は複数のセンサは、心拍数、呼吸数、血中酸素濃度、血液量推定値、血圧、又はこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない、様々なバイオメトリック特性の計算に使用することができる。バイオセンサのうちの１つ以上はまた、１つ以上の電極を使用して電気測定を行うように構成されてもよい。電気センサ（単数又は複数）を使用して、ユーザの身体の心電図（ＥＣＧ）特性、電気皮膚抵抗、及びその他の電気特性を測定することができる。追加的又は代替的に、バイオセンサは、体温、紫外線への曝露、及びその他の健康関連情報を測定するように構成することができる。

補助アーム電子コンポーネント２９０の更なる例には、ユーザセンサが含まれる。このようなセンサは、ヘッドマウントデバイスを着用しているユーザ及び／又は他の個人に関する特徴を検出するために使用することができる。例えば、ユーザセンサは、顔特徴検出、顔の動き検出、顔認識、アイトラッキング、ユーザ気分検出、ユーザ感情検出、音声検出などを実行することができる。

補助アーム電子コンポーネント２９０の更なる例には、ユーザから入力を受信し、ユーザに出力を提供する、及び／又は他の機能を実行するための構成要素を含む。このような構成要素の例には、スピーカ、マイクロフォン、ディスプレイ、タッチセンサ、触覚デバイス、カメラ、光学センサ、磁石、ジャイロスコープ、加速度計、及び／又は別のＩ／Ｏ構成要素が含まれる。Ｉ／Ｏ構成要素は、ユーザ入力を検出し、解明するために使用することができる。Ｉ／Ｏ構成要素は、ユーザに情報を提供するために使用することができる。Ｉ／Ｏ構成要素はまた、ユーザ及び／又は環境に関する情報をキャプチャするために使用され得る。

本明細書で論じられるフレームモジュール又はアームモジュールのいずれかの構成要素は、フレームモジュール及び／又はアームモジュールのいずれか又は両方に提供され得ることが理解されるであろう。更に、異なるモジュールの選択は、ユーザにとってカスタマイズされたエクスペリエンスを提供する。

図８～１０に示すように、様々なアームモジュールのうちの任意の１つ以上を、ヘッドマウントデバイスの所与のフレームモジュールと共に異なる時間に使用することができる。図８～１０は、本開示のいくつかの実施形態による、フレームモジュールと共に使用するための異なるアームモジュールの正面図及び側面図を示す。図８～１０のそれぞれには１つのアームモジュールしか示されていないが、本明細書の説明は、複数のアームモジュールのそれぞれに適用され得ることが理解されるであろう。任意の数のフレームモジュール及びアームモジュールが提供されてもよい。アームモジュールは、それぞれ異なる方式で構成することができる。例えば、機能的態様及び審美的態様を、異なる方式で構成することができる。追加のアームモジュールはまた、同じ又は異なる構成要素を有することができる。本明細書で更に説明するように、異なる構成要素は異なる機能を提供することができるため、所与のアームモジュールの取り付けは、ヘッドマウントデバイスの同じフレームモジュールに異なる機能を提供する。本明細書で更に説明するように、各アームモジュールは、センサ、バイオセンサ、バッテリ、Ｉ／Ｏ構成要素、通信インタフェース、コントローラなどの１つ以上の機能構成要素を含むことができる。

図８に示すように、第１のアームモジュール２００は、フレームモジュールと通信するためのアーム通信インタフェース２２０を含むことができる。アームモジュール２００は、コントローラ２８０と、フレームモジュールの表示要素を制御するように構成されたディスプレイドライバ２３０と、バッテリ２２４とを更に含むことができる。

図９に示すように、第２のアームモジュール３００は、図８の第１のアームモジュール２００に対して異なる及び／又は追加の構成要素を備えることができる。例えば、第２のアームモジュール３００は、フレームモジュールと通信するためのアーム通信インタフェース３２０を含むことができる。アーム通信インタフェース３２０は、より大きい通信帯域幅を管理するための追加の接続を含むことができる。第２のアームモジュール３００は、コントローラ３８０と、フレームモジュールの表示要素を制御するように構成されたディスプレイドライバ３３０と、バッテリ３２４とを更に含むことができる。コントローラ３８０は、第１のアームモジュール２００のコントローラ２８０よりも優れた処理能力を有することができる。ディスプレイドライバ３３０は、第１のアームモジュール２００のディスプレイドライバ２３０よりも優れた表示能力（例えば、解像度、フレームレートなど）を有することができる。バッテリ３２４は、第１のアームモジュール２００のバッテリ２２４よりも大きい充電容量を有し得る。第２のアームモジュール３００は、第１のアームモジュール２００に含まれない追加の構成要素（図示せず）を任意選択的に含むことができる。したがって、第２のアームモジュール３００の構成要素のうちの１つ以上は、より大きな機能を提供することができる。第１のアームモジュール２００では提供されない、サイズ、形状、及び他の視覚的特徴などの他の特徴が、第２のアームモジュール３００によって提供され得ることが認識されるであろう。したがって、ユーザは、第２のアームモジュール３００を選択して設置して、第１のアームモジュール２００では提供されない、選択した機能的特徴及び／又は審美的特徴を提供することができる。

図１０に示すように、第３のアームモジュール４００は、図８の第１のアームモジュール２００及び／又は図９の第２のアームモジュール３００に対して、異なる及び／又は追加の構成要素を備えることができる。例えば、第３のアームモジュール４００は、フレームモジュールと通信するためのアーム通信インタフェース４２０を含むことができる。アーム通信インタフェース４２０は、より大きい通信帯域幅を管理するための追加の接続を含むことができる。第３のアームモジュール４００は、コントローラ４８０と、フレームモジュールの表示要素を制御するように構成されたディスプレイドライバ４３０と、バッテリ４２４とを更に含むことができる。コントローラ４８０は、第１のアームモジュール２００のコントローラ３８０及び／又は第２のアームモジュール３００のコントローラ２８０よりも優れた処理能力を有することができる。ディスプレイドライバ４３０は、第１のアームモジュール２００のディスプレイドライバ２３０及び／又は第２のアームモジュール３００のディスプレイドライバ３３０よりも優れた表示能力（例えば、解像度、フレームレートなど）を有することができる。バッテリ４２４は、第１のアームモジュール２００のバッテリ２２４及び／又は第２のアームモジュール３００のバッテリ３２４よりも大きい充電容量を有し得る。第３のアームモジュール４００は、第１のアームモジュール２００及び／又は第２のアームモジュール３００には含まれない補助電子コンポーネント４９０を任意選択的に含むことができる。したがって、第３のアームモジュール４００の構成要素のうちの１つ以上は、より大きな機能を提供することができる。第１のアームモジュール２００及び／又は第２のアームモジュール３００では提供されない、サイズ、形状、及び他の視覚的特徴などの他の特徴が、第３のアームモジュール４００によって提供され得ることが認識されるであろう。したがって、ユーザは、第３のアームモジュール４００を選択及び設置して、第１のアームモジュール２００及び／又は第２のアームモジュール３００によって提供されない選択した機能的特徴及び／又は審美的特徴を提供することができる。

アームモジュール間の機能の違いは、構成要素並びにその動作のパラメータの両方を指すことができることが認識されるであろう。例えば、異なるアームモジュールの構成要素は両方とも共通の目的のためであり得るが、その構成要素は、目的を達成するために異なる働きをすることができる。例えば、異なる構成要素は、ユーザが望む操作に基づいて、異なる状態を感知するためのものであり得る。サイズ、形状、及び材料選択などの他のバリエーションを提供できるので、ユーザは、構成要素の快適さ及び／又はパフォーマンスに最適のアームモジュールを選択することができる。

異なるアームモジュールはまた、材料特性及び／又は構造的特徴などの機械的構成においても異なる場合があり、これは、異なる外観及び感触を提供するために、色、パターン、及び／又は材料などの形状、サイズ、可撓性、剛性、触感、及び／又は審美的特性を画定するのに役立ち得る。更に、アームモジュールのそれぞれは、異なる色、材料、形状、装飾、パターンなどを有する異なるエンクロージャを有してもよい。エンクロージャは、システム内の他のエンクロージャとは異なる審美的特徴、装飾的特徴、及び／又は外観及び感触を提供することができる。

異なるアームモジュールの構成要素が異なる場合があるが、アームモジュール２００、３００、及び４００は、アームモジュール２００、３００、及び４００のそれぞれが同じ又は類似の方法で同じフレームモジュール１００に取り付けられ、通信できるように、同じ又は類似のアーム通信インタフェース２２０、３２０、及び４２０を有することができる。

したがって、各アームモジュールは、システム内の１つ以上の他のアームモジュールとは異なる機能及び／又は審美的特徴を提供するように構成される。そのため、ユーザは、所望の機能性及び／又は外観及び感触を備えたアームモジュールを選択することができる。これは、購入時であるため、他の購入者との差別化を可能にし得るものであり、又は、ユーザが、適切な瞬間に所望のアームモジュールを選択することができるように、アームモジュールの全て又は一部の部分が、セットで提供される場合もある。一実施例では、一方のアームモジュールは、自宅外で使用するように構成されてもよく、他方のアームモジュールは、自宅で使用するように構成されてもよい。審美的特徴と機能的特徴との任意の組み合わせを提供することにより、異なるヘッドマウントデバイスを作り出すことができる。異なるフレームモジュールと組み合わされる場合、そのシステムは、極めてカスタマイズ可能となる。ユーザは、１組のアームモジュールと共に１つのフレームモジュールを選択することによって、異なるヘッドマウントデバイスを作り出すことができる。複数のシステムが提供される場合には、任意の数の異なるヘッドマウントデバイス構成を作成することができる。

図１１及び図１２に示すように、アームモジュールは、ヘッドマウントデバイスの機能を更に向上させるために、１つ以上の追加のモジュールを備えることができる。例えば、図１１に示すように、追加モジュール５００は、アームモジュール２００のフレームモジュールへの取り付けとは無関係に、アームモジュール２００に取り付けられ、動作可能に接続することができる。図１１及び図１２には１つのアームモジュールしか示されていないが、本明細書の説明は、複数のアームモジュールのそれぞれに適用され得ることが理解されるであろう。

追加モジュール５００は、アームモジュール２００の任意の部分に提供され得る。例えば、追加モジュール５００は、アームモジュール２００の内側、外側、頂部、底部、前側、又は後側に設けられてもよい。追加モジュール５００は、アームモジュール２００の表面から突出することができる。そのため、アームモジュール２００は、ユーザが望むときに追加モジュール５００を受容しながら、その外周に連続表面を提供することができる。そのような構成では、追加モジュール５００は、指向性感知などの特定の機能を実行するように効果的に位置することができる。例えば、追加モジュールに取り付けられたセンサは、アームモジュール２００の近傍で感知する方向に配向され得る。代替的に、追加モジュール５００は、追加モジュール５００の一部がアームモジュール２００の一部と同一平面になるように、アームモジュール２００の凹部内に挿入され得る。

図１２に示すように、アームモジュール２００は、フレームモジュールと通信するためのアーム通信インタフェース２２０に加えて、追加のアーム通信インタフェース２２２を含むことができる。追加モジュール５００は、アームモジュール２００と通信するための追加の通信インタフェース５２０を含むことができる。

追加モジュール５００は、その上に記憶された命令を有するメモリを含む又はメモリにアクセスするように構成された、１つ以上の処理ユニットを備えたコントローラ５８０を含むことができる。コントローラ５８０及び／又は追加モジュール５００のメモリは、コントローラ２８０及び／又はアームモジュール２００のメモリと同じか、類似しているか、又は異なっていてもよい。

追加モジュール５００は、任意の数の補助追加電子コンポーネント５９０を更に含むことができる。着脱可能なモジュール上に電子コンポーネントを提供することにより、ユーザは、選択した機能を望むときに、追加モジュール５００を任意選択的に提供することができる。またある時には、他の追加モジュールを選択することも、追加モジュールを選択しないこともできるため、アームモジュール２００で全ての機能を常に使用できるようにする必要がなくなる。補助追加電子コンポーネント５９０の例には、補助フレーム電子コンポーネント１９０及び補助アーム電子コンポーネント２９０に関して本明細書で論じる任意の電子コンポーネントが含まれる。

図１３及び図１４に示すように、フレームモジュールは、交換可能な表示要素を備えることができる。例えば、図１３に示すように、１つの構成の表示要素１０４は、少なくとも１つの異なる特徴（例えば、解像度、色、厚さなど）を有する追加の表示要素７０４と交換することができる。例えば、表示要素のうちの一方は不透明であってもよく、他方は透明又は半透明であってもよい。追加的又は代替的に、一方の表示要素は、片方の眼に表示機能を提供することができ、他方の表示要素は、片方の眼にのみ又はどちらの眼にも表示機能を提供することができない。追加的又は代替的に、一方の表示要素は光学的補正を提供することができ、他方の表示要素は異なる光学的補正を提供するか、又は全く光学的補正を提供することができない。

図１４に示すように、表示要素１０４は、フレームモジュール１００に対して摺動するように構成することができる。追加的又は代替的に、表示要素１０４は、フレームモジュール１００のフレーム１２０に押圧され、スナップ嵌めされ、又は別の方法で前方に挿入され得る。挿入されると、表示要素１０４は、フレーム１２０内にロックされるか、さもなければ別の方法で固定され得る。表示要素１０４の機械的固定の際に電気的接続を行い、維持することができる。

図１５及び図１６に示すように、フレームモジュールは、ヘッドマウントデバイスの機能を更に向上させるための１つ以上の追加のモジュールを備えることができる。例えば、図１５に示すように、追加モジュール６００は、フレームモジュール１００のアームモジュールへの取り付けとは無関係に、フレームモジュール１００に取り付けられ、動作可能に接続され得る。

追加モジュール６００は、フレームモジュール１００の任意の部分に設けることができる。例えば、追加モジュール６００は、フレームモジュール１００の内側、外側、頂部、底部、前側、又は後側に設けることができる。追加モジュール６００は、フレームモジュール１００の表面から突出することができる。そのため、フレームモジュール１００は、ユーザが望む時に追加モジュール６００を受容しながら、その外周に連続表面を設けることができる。そのような構成では、追加モジュール６００は、指向性感知などの特定の機能を行うように効果的に位置することができる。例えば、追加モジュールに取り付けられたセンサは、フレームモジュール１００の近傍で感知する方向に配向され得る。代替的に、追加モジュール６００は、追加モジュール６００の一部分がフレームモジュール１００の一部分と同一平面になるように、フレームモジュール１００の凹部内に挿入され得る。

図１６に示すように、フレームモジュール１００は、任意のアームモジュールと通信するためのフレーム通信インタフェースに加えて、追加のフレーム通信インタフェース１２２を含むことができる。追加モジュール６００は、フレームモジュール１００と通信するための追加の通信インタフェース６２０を含むことができる。

追加モジュール６００は、その上に記憶された命令を有するメモリを含む又はメモリにアクセスするように構成された、１つ以上の処理ユニットを備えたコントローラ６８０を含むことができる。コントローラ６８０及び／又は追加モジュール６００のメモリは、コントローラ１８０及び／又はフレームモジュール１００のメモリと同じか、類似しているか、又は異なっていてもよい。

追加モジュール６００は、任意の数の補助追加電子コンポーネント６９０を更に含むことができる。着脱可能なモジュール上に電子コンポーネントを提供することにより、ユーザは、選択した機能を所望する時に、追加モジュール６００を任意選択的に備えることができる。またある時には、他の追加のモジュールを選択することも、追加のモジュールを選択しないこともできるため、フレームモジュール１００で全ての機能を常に使用できるようにする必要がなくなる。補助追加電子コンポーネント６９０の例には、補助フレーム電子コンポーネント１９０及び補助アーム電子コンポーネント２９０に関して本明細書で論じる任意の電子コンポーネントが含まれる。

図１７及び図１８に示すように、フレームモジュールは、交換可能なユーザ係合部分を備えることができる。例えば、図１７に示すように、使用のために、ユーザ係合部分１５０を１つの構成で備えることができる。ユーザ係合部分１５０は、フレーム１０２を含むか又はフレーム１０２に連結されてもよく、任意選択的に、フレームモジュール１００のブリッジ１０８及び／又はノーズパッド１０６を横切って延在してもよい。ユーザ係合部１５０は、表示要素１０４の少なくとも一部分を視認用に露出させたままにすることができる。

別の構成では図１８に示されるように、追加のユーザ係合部分８５０が備えられている。追加のユーザ係合部分８５０は、ユーザ係合部分１５０に対して異なる特徴を有することができる。例えば、追加のユーザ係合部分８５０は、ユーザの顔とのより大きな係合を提供することができる。更なる例により、追加のユーザ係合部分８５０は、ユーザの眼と表示要素１０４との間の空間を包囲し、それによって外部光源を遮断するように成形することができる。追加のユーザ係合部分８５０は、フレーム１０２を含むか又はフレーム１０２に連結されてもよく、任意選択的に、フレームモジュール１００のブリッジ８０８及び／又はノーズパッド８０６を横切って延在することができる。ユーザ係合部分１５０及び８５０の一方又は両方は、ユーザの顔の輪郭に一致するように構成することができる。例えば、ユーザ係合部分１５０及び８５０は、可撓性材料を含むことができる。更なる例として、ユーザ係合部分１５０及び８５０は、初期段階の間に順応し、初期段階を超えて維持される所望の形状に硬くする（例えば、硬化）材料を含むことができる。

したがって、異なるユーザ係合部分１５０及び８５０のうちの１つは、異なる時間に選択してヘッドマウントデバイスの所望の性能を達成することができる。

したがって、本開示の実施形態は、様々な異なる構成要素及び機能を提供する交換可能なモジュールを備えたヘッドマウントデバイスを提供して、ユーザが望む結果を達成する。モジュール構成により、ユーザが１つ以上のアームモジュールを有するヘッドマウントデバイスを容易にカスタマイズすることが可能となり、ヘッドマウントデバイスのフレームモジュールの他の動作と一体化する特徴が提供される。アームモジュールは、互いに容易に交換できて、異なる構成要素及び機能を異なる時間に提供することができる。したがって、本開示のフレームモジュールは、後でユーザが望むであろう全ての機能を提供する恒久的な構成要素を含む必要はない。その代わりに、ヘッドマウントデバイスは、１つ以上のアームモジュールを使用することによって、拡張された、カスタマイズ可能な機能を有することができる。

上述したように、本技術の一態様は、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用することである。本開示は、いくつかの例において、この収集されたデータは、特定の人を一意に識別する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを想到している。そのような個人情報データとしては、人口統計データ、ロケーションベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターＩＤ、自宅の住所、ユーザの健康又はフィットネスのレベル（例えば、バイタルサイン測定値、服薬情報、運動情報）に関するデータ若しくは記録、誕生日、又は任意のその他の識別情報若しくは個人情報を挙げることができる。

本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用が、ユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、健康データ及びフィットネスデータは、ユーザの全般的なウェルネスについての洞察を提供するために使用することができ、又は、ウェルネスの目標を追求するための技術を使用している個人への、積極的なフィードバックとして使用することもできる。

本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び／又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び／又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集／共有は、ユーザに告知して同意を得た後に実施されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び／又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律（Health Insurance Portability and Accountability Act、ＨＩＰＡＡ）などの、連邦法及び／又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国の異なる個人データのタイプに関して、異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。

前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び／又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、広告配信サービスの場合において、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択できるように構成され得る。別の実施例では、ユーザは、ターゲットコンテンツ配信サービスにムード関連データを提供しないように選択することができる。更に別の実施例では、ユーザは、ムード関連データが維持される期間を制限するか、又は基準ムードプロファイルの展開を完全に禁止することを選択することができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。

更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションにおいて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子（例えば、生年月日など）を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること（例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること）、データがどのように記憶されるかを制御すること（例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること）及び／又は他の方法によって、容易にすることができる。

それゆえ、本開示は、１つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものではあるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することもまた可能であることを想到している。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。例えば、コンテンツは、ユーザに関連付けられたデバイスによりリクエストされたコンテンツ、コンテンツ配信サービスで使用可能な他の非個人情報、若しくは公的に使用可能な情報などの、非個人情報データ又は個人情報の最小限の量のみに基づいて嗜好を推測することにより、選択してユーザに配信することができる。

単数形のエレメントへの言及は、具体的に述べられていない限り、１つ及び唯一のものを意味するものではなく、むしろ１つ以上を意味することを意図している。例えば、「ａ」モジュールは、１つ以上のモジュールを指すことができる。「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」、又は「ｓａｉｄ」によって続けられたエレメントは、更なる制約なしに、追加の同じエレメントの存在を排除しない。

もしあれば、見出し及び小見出しは、便宜上のみに使用され、発明を限定しない。例示的という単語は、例又は例示として働くことを意味するために使用される。含む、有するなどの用語が使用される限りにおいて、そのような用語は、備えるが特許請求の範囲において移行語として使用されるときに解釈されるように、備えるという用語と同様の方法で包括的であることを意図する。第１及び第２などの関係的な用語は、そのようなエンティティ又はアクション間の実際のそのような関係又は順序を必ずしも要求又は示唆することなく、あるエンティティ又はアクションを別のエンティティ又はアクションから区別するために使用され得る。

１つの態様、その態様、別の態様、いくつかの態様、１つ以上の態様、１つの実装形態、その実装形態、別の実装形態、いくつかの実装形態、１つ以上の実装形態、１つの実施形態、その実施形態、別の実施形態、いくつかの実施形態、１つ以上の実施形態、１つの構成、その構成、別の構成、いくつかの構成、１つ以上の構成、主題の技術、開示、本開示、それらの他の変形、及び同様のフレーズは、便宜上のものであり、そのようなフレーズ（単数又は複数）に関する開示が主題の技術に不可欠であること、又はそのような開示が主題の技術の全ての構成に適用されること、の意味を含むものではない。そのようなフレーズ（単数又は複数）に関する開示は、全ての構成、又は１つ以上の構成に適用することができる。そのようなフレーズ（単数又は複数）に関する開示は、１つ以上の例を提供することができる。態様又はいくつかの態様などのフレーズは、１つ以上の態様を指すことができ、その逆も同様であり、これは他の前述のフレーズと同様に適用される。

本明細書で使用する、一連の項目に先行する「少なくとも１つ」というフレーズは、項目のいずれかを分離する「及び」又は「又は」という用語とともに、リストの各要素ではなく、全体としてリストを修飾する。「少なくとも１つ」というフレーズは、各項目の少なくとも１つの選択を必要とはせず、むしろ、そのフレーズは、項目のうちのいずれか１つの少なくとも１つ、及び／又は項目の任意の組み合わせのうちの少なくとも１つ、及び／又は項目のそれぞれのうちの少なくとも１つ、を含む意味を可能にする。例として、「Ａ、Ｂ、及びＣのうちの少なくとも１つ」又は「Ａ、Ｂ、又はＣのうちの少なくとも１つ」というフレーズは、それぞれが、Ａのみ、Ｂのみ、又はＣのみ、Ａ、Ｂ、及びＣの任意の組み合わせ、並びに／又は、Ａ、Ｂ、及びＣのそれぞれのうちの少なくとも１つを指す。

開示されたステップ、操作、又は工程の特定の順序又は階層は、例示的なアプローチの一例であることが理解されよう。特に明記しない限り、ステップ、操作、又は工程の特定の順序又は階層は、異なる順序で実行されてもよいことが理解されよう。一部のステップ、操作、又は工程のいくつかは、同時に実行されてもよい。もしあれば、付随する方法の特許請求の範囲は、サンプル順序での様々なステップ、操作、又は工程のエレメントを提示し、提示された特定の順序又は階層に限定されることを意味しない。これらは、連続的に、直線的に、並行して、又は異なる順序で実行されてもよい。説明された命令、操作、及びシステムは、一般に、単一のソフトウェア／ハードウェア製品に一緒に統合され得るか、又は複数のソフトウェア／ハードウェア製品にパッケージ化され得ることが理解されるべきである。

一つの態様では、結合された、などの用語は、直接的に結合されていることを指すことがある。別の態様では、結合された、などの用語は、間接的に結合されていることを指すことがある。

頂部、底部、前部、後部、側部、水平、垂直などの用語は、通常の重力基準フレームではなく、任意の基準フレームを指す。したがって、このような用語は、重力基準フレームにおいて、上方、下方、斜め、又は水平に延在することができる。

本開示は、当業者が本明細書で説明した様々な態様を実施することを可能にするために提供される。一部の例では、主題の技術の概念を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造体及び構成要素がブロック図の形式で示されている。本開示は、主題技術の様々な例を提供するものであり、主題技術はこれらの例に限定されない。これらの態様に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で説明される原理は、他の態様にも適用することができる。

当業者に知られているか又は後に知られるようになる、本開示を通じて説明される様々な態様のエレメントに対する全ての構造的及び機能的な均等物は、参照により明示的に本明細書に組み込まれ、かつ、特許請求の範囲に包含されるものと意図する。更に、本明細書で開示されたいかなるものも、そのような開示が特許請求の範囲に明白に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなる特許請求の範囲のエレメントも、エレメントがフレーズ「手段（means for）」を使用して明示的に列挙するか、又は方法の請求項の場合には、エレメントがフレーズ「ステップ（step for）」を使用して列挙しない限り、米国特許法第１１２条第６項の規定に基づいて解釈されるべきではない。

発明の名称、背景、図面の簡単な説明、要約、及び図面は、これによって本開示に組み込まれ、限定的な説明ではなく、本開示の用例として提供される。それらは、請求項の範囲又は意味を制限するために使用されないことを理解して提出されている。加えて、詳細な説明では、説明が用例を提供し、様々な特徴が開示を合理化する目的で様々な実装形態において一緒にグループ化されていることが分かり得るであろう。開示された方法は、特許請求された主題が、それぞれの請求項において明示的に列挙されているよりも多くの特長を必要とするという意図を表すものと、解釈してはならない。むしろ、特許請求の範囲が表すように、本発明の主題は、単一の開示された構成又は動作の全ての特徴よりも少ない。特許請求の範囲は、これによって詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別々に請求される主題として独立して存在している。

特許請求の範囲は、本明細書に記載される態様に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する全ての範囲が与えられ、全ての法的等価物を包含するものとする。それにもかかわらず、請求項のいずれも、適用され得る特許法の要件を満たし損なう主題を包含することを意図するものではなく、そのように解釈されるべきでもない。

Claims (15)

1. フレームモジュールであって、
   フレーム、
   前記フレームによって支持された光プロジェクタを含む表示要素、
   前記フレームによって支持された導波路、
   第１の取り付け要素、及び
   第１の通信インタフェースを含む、フレームモジュールと、
   アームモジュールであって、
   ディスプレイドライバを含む電子コンポーネント、
   第２の取り付け要素、及び
   第２の通信インタフェースを含み、前記アームモジュールが前記フレームモジュールに取り付けられたときに、前記光プロジェクタが前記第１の通信インタフェース及び前記第２の通信インタフェースを介して前記ディスプレイドライバに動作可能に接続される、アームモジュールと、
   前記アームモジュールを前記フレームモジュールから解除する解除機構と、
   を備えるヘッドマウントデバイス。
2. 前記アームモジュールが、
   前記フレームモジュールの前記表示要素を動作させるコントローラと、
   マイクロフォンと、
   スピーカと、
   前記フレームモジュールの前記表示要素に電力を供給するバッテリと、
   を更に含む、請求項１に記載のヘッドマウントデバイス。
3. 前記ディスプレイドライバが、第１のディスプレイドライバであり、
   前記アームモジュールは、
   第３の取り付け要素と、
   第３の通信インタフェースと、を更に含み、
   前記ヘッドマウントデバイスが、第４の取り付け要素と、
   第４の通信インタフェースと、
   第２のディスプレイドライバと、
   を含む追加のモジュールを更に備える、請求項１に記載のヘッドマウントデバイス。
4. 前記追加のモジュールが、前記第３の取り付け要素と前記第４の取り付け要素との間の磁気カップリングによって、前記アームモジュールに磁気的に取り付け可能である、請求項３に記載のヘッドマウントデバイス。
5. 前記フレームモジュールが、前記ヘッドマウントデバイスを装着しているユーザの特徴を検出するように構成されたセンサ素子を更に含む、請求項１に記載のヘッドマウントデバイス。
6. 前記第１の通信インタフェースが前記第１の取り付け要素に支持され、前記第２の通信インタフェースが前記第２の取り付け要素に支持される、請求項１に記載のヘッドマウントデバイス。
7. フレームモジュールであって、
   フレーム、
   前記フレームによって支持される光プロジェクタ、及び
   前記フレームによって支持される導波路を含む、フレームモジュールと、
   前記フレームモジュールに着脱可能に取り付け可能であるアームモジュールであって、前記アームモジュールが前記フレームモジュールに取り付けられたときに、前記光プロジェクタに動作可能に接続されるディスプレイドライバを含み、前記アームモジュールが、前記フレームモジュールに着脱可能に取り付け可能な他のアームモジュールと交換可能である、アームモジュールと、を備える、ヘッドマウントデバイス。
8. 前記フレームモジュールが、
   コントローラと、
   第１の取り付け要素と、
   第１の通信インタフェースとを更に含み、
   前記アームモジュールが、
   第２の取り付け要素と、
   第２の通信インタフェースであって、前記アームモジュールが前記フレームモジュールに取り付けられたとき、前記コントローラは、前記第１の通信インタフェース及び前記第２の通信インタフェースを介して前記ディスプレイドライバに動作可能に接続される、第２の通信インタフェースと、
   前記アームモジュールを前記フレームモジュールから解除する、前記ヘッドマウントデバイスの外側表面上の解除機構と、
   を更に含む、請求項７に記載のヘッドマウントデバイス。
9. 前記アームモジュールが、
   第３の取り付け要素と、
   第３の通信インタフェースと、を更に含み、
   前記ヘッドマウントデバイスは、
   追加のディスプレイドライバと、
   第４の取り付け要素と、
   第４の通信インタフェースとを含む追加のモジュールを更に備え、前記追加のモジュールが前記アームモジュールに取り付けられたとき、前記追加のディスプレイドライバが、前記第３の通信インタフェース及び前記第４の通信インタフェースを介して前記コントローラに動作可能に接続される、請求項８に記載のヘッドマウントデバイス。
10. 前記フレームモジュールが、
    第３の取り付け要素と、
    第３の通信インタフェースと、を更に含み、
    前記ヘッドマウントデバイスは、
    追加のディスプレイドライバと、
    第４の取り付け要素と、
    第４の通信インタフェースとを含む追加のモジュールを更に備え、前記追加のモジュールが前記フレームモジュールに取り付けられたとき、前記追加のディスプレイドライバが、前記第３の通信インタフェース及び前記第４の通信インタフェースを介して前記コントローラに動作可能に接続される、請求項８に記載のヘッドマウントデバイス。
11. 前記アームモジュールが、第１のアームモジュールであり、
    前記ディスプレイドライバは、第１のディスプレイドライバであり、
    前記フレームモジュールは、
    第３の取り付け要素と、
    第３の通信インタフェースと、を更に含み、
    前記ヘッドマウントデバイスは、
    第２のディスプレイドライバと、
    第４の取り付け要素と、
    第４の通信インタフェースと、を含む第２のアームモジュールを更に備え、前記第２のアームモジュールが前記第１のアームモジュールと対向側で前記フレームモジュールに取り付けられたとき、前記コントローラは、前記第３の通信インタフェース及び前記第４の通信インタフェースを介して前記第２のディスプレイドライバに動作可能に接続される、請求項８に記載のヘッドマウントデバイス。
12. 前記アームモジュールが、前記アームモジュール又は前記フレームモジュールの変形を必要とせずに、前記フレームモジュールから着脱可能である、請求項７に記載のヘッドマウントデバイス。
13. 前記アームモジュールが、工具を必要とせずに、前記フレームモジュール上の他のアームモジュールと交換可能である、請求項７に記載のヘッドマウントデバイス。
14. フレームモジュールであって、
    フレーム、
    前記フレーム内のコントローラ、
    取り付け要素、
    光プロジェクタを含む表示要素、及び
    前記フレームによって支持される導波路
    を含む、フレームモジュールと、
    第１の解像度で前記表示要素を動作させることを含む第１の機能を実行するための第１のディスプレイドライバを含む第１の電子コンポーネントを含む第１のアームモジュールであって、前記第１のディスプレイドライバは、前記第１のアームモジュールが前記取り付け要素に取り付けられたときに前記コントローラ及び前記光プロジェクタに動作可能に接続される、第１のアームモジュールと、
    第２の解像度で前記表示要素を動作させることを含む、前記第１の機能とは異なる第２の機能を実行するための第２のディスプレイドライバを含む第２の電子コンポーネントを含む第２のアームモジュールであって、前記第２のディスプレイドライバは、前記第２のアームモジュールが前記取り付け要素に取り付けられたときに、前記コントローラ及び前記光プロジェクタに動作可能に接続される、第２のアームモジュールと、を備える、ヘッドマウントデバイス。
15. 前記フレームモジュールが、前記第１のアームモジュール又は前記第２のアームモジュールを前記取り付け要素から解除する、前記フレームモジュールの外側表面上に解除機構を更に含む、請求項１４に記載のヘッドマウントデバイス。

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