JP7291692B2 - ヘアカラーのクロスメーカー提案を決定するためのプロセス - Google Patents

ヘアカラーのクロスメーカー提案を決定するためのプロセス Download PDF

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Description

本発明は、ヘアカラーについてのクロスメーカー(cross-manufacturer)提案を決定するためのプロセス及びデータ処理装置に関する。
アプリ又はインターネット系製品提案は今日多くの製品について標準であるが、毛髪着色(毛髪着色剤とも称される)の一製品セグメントに関しては、特定の課題を有している。これは、毛髪着色結果が個人の毛髪色(元毛髪色又は基礎毛髪色とも称される)と毛髪着色剤との複雑な相互作用の結果であり、様々な着色結果が生じ得るためである。
したがって、これらのあらゆる着色結果を個々に提示することはユーザーにとって非常に重要である。これは、異なるアプリ/インターネットページから入手され得る結果の比較が可能であろうとなかろうと、これがさらに疑わしい場合にユーザーに複数のアプリ又はインターネットページで負荷をかけないために、ユーザーにクロスメーカー製品提案を提供することに関して取引及びユーザーにとっても重要であり得る。
種々の設計例において、クロスメーカーヘアカラー提案の提供を可能にするプロセスが提供されている。
この方法において、ユーザーの元毛髪色及び所望される毛髪色に基づいて、ユーザーの毛髪が着色された際に、所望される毛髪色を生じるに適する又はこれにできるだけ近い第1提案毛髪着色剤を決定することができる。
第1提案毛髪着色剤を決定するために、種々の設計モデルにおいて従来のプロセス、例えばWO 2017/103050 A1に記載され、以下に要約されるようなプレディクティブアナリティクスを用いるプロセスが使用され得る。
プレディクティブアナリティクスプロセスを適用するためには、利用可能な毛髪着色剤の色素前駆体に関する組成の知識を有することが必要であり得る。そのため、第1提案毛髪着色剤については、その組成が既知であるもののみが考慮され得る。通常、毛髪着色剤の正確な組成はその製造者が知るのみであるため、第1提案毛髪着色剤は通常、第1製造者によって製造されたものである。
ヘアカラー結果が第1毛髪着色剤によって生じた着色結果に似ていると予想される、第2製造者による第2毛髪着色剤を提案可能にするために、種々の設計モデルにおいて、組成が既知の毛髪着色剤を組成が知られていない全ての入手可能な毛髪着色剤(通常、第1製造者とは異なる製造者からのもの)に割り当てるために、いわゆるマッチングプロセス(割当プロセス、割当(allocation)又は割付(allocating)とも称される)が、初期に(例えば事前に実験室で)行われ得る。
割当のために、既知の組成を有するもの並びに未知の組成を有するものの両方の各毛髪着色剤が、毛髪サンプルに適用され得る。
着色が行われる各毛髪サンプルは、複数の標準元毛髪色からのある標準元毛髪色(standard source hair color)を有し得る。このようにして、それぞれの場合にいわゆる「平均スコープ(medial scope)」を用いて、該標準元毛髪色を、毛髪着色剤を用いる着色用に割り当てることができる。平均スコープは、毛髪着色剤に通常備えられており、どの元毛髪色に該毛髪着色剤が適当であるかを示す業界標準の情報である。
種々の設計モデルにおいて、標準元毛髪色の数は、2つ、3つ、4つ又は5つの標準元毛髪色であり得る。標準元毛髪色が1つのみでは、異なる標準元毛髪色を1つのグループにまとめねばならず、多すぎる標準元毛髪色を用いると、所定の標準元毛髪色に割り当てられる着色剤との良好な一致を達成する毛髪着色剤が少なすぎることにつながり得ることを示すであろう。
2~5つの標準元毛髪色が使用される場合に達成できることは、様々な「平均スコープ」を十分に細かいグラデーションで示すことができることである。それとは別に、各標準元毛髪色を、既知の組成を有する複数の(a number of)毛髪着色剤、ならびに未知の組成を有する複数の(a number of)毛髪着色剤に割り当てることができるため、未知の組成を有する毛髪着色剤の特定の標準元毛髪色を、既知の組成を有する毛髪着色剤の1つに割り当てる際に、小さな色差を達成することができる。
未知の組成を有する毛髪着色剤の、既知の組成を有する毛髪着色剤への決定された割り当ては、種々の設計モデルにおいて、データベース内に保存することができる。
第2提案毛髪着色剤は、データベースを用いて、未知の組成を有する毛髪着色剤の既知の組成を有する毛髪着色剤に対する割り当てを決定することによって、決定することができる。このようにして、第2提案毛髪着色剤は、第1提案毛髪着色剤に割り当てられた毛髪着色剤となり得る。
種々の設計モデルにおいて、第3、第4(・・・)提案毛髪着色剤を決定することができる。本質的に、第2提案毛髪着色剤の決定と同様にしてさらに進めることが可能である。しかし、対照的に、さらに提案される毛髪着色剤は、第1提案毛髪着色剤に割り当てることはできず、所望される色に対して、第2番目、第3番目(・・・)に小さい色差を示す既知の組成を有する毛髪着色剤に割り当てられる。
種々の設計モデルにおいて、該プロセスは、販売時点に関する特定の情報(例えば、ベンダーの一般的な製品パレット及び/又は現在の入手可能性)が含まれ得るように販売時点において行われ得る、消費者への電子的アドバイスの提供における不可欠な部分であり得る。
1つの設計モデルによれば、該プロセス、例えばソフトウェアが、現在入手可能な(例えば在庫がある)適当な製品のみをユーザーに示すように設計され得る。該ソフトウェアは、ユーザーが現在位置する時点でのポイントオブセール(Point-of-Sale、PoS)と称される入手可能性についての情報(例えば在庫情報)を使用可能にすることができる。ポイントオブセール情報は、種々の設計モデルにおいて、種々の設計モデルにおけるソフトウェアに対する起動信号としても作用し得る例えばNFCチップ、URL、音声コマンド又は同様のものにより提供され得る。
ポイントオブセール情報は、例えば、店の名前又は住所であり得る。かかる販売時点において入手可能な製品に関する結論は、ポイントオブセール情報から引き出すことができる。種々の設計モデルにおいて、ポイントオブセール情報は店のオペレータにより提供され得、例えば、該データベース又はさらなるデータベース内に保管される、又は、保管されることになる。
このようにして、ユーザーは、ユーザーの元の毛髪色に基づきユーザーが所望する毛髪色を達成するにどの毛髪着色剤が適当か、クロスメーカー製品提案を受けることが可能となるだけでなく、さらに、提案された製品が販売時点において実際に入手可能とし、あるいは、少なくともそこで注文し得ることも可能にする。
種々の設計モデルにおいて、(例えば繰り返しの)マッチング手順の前に、フィルターを配備することができ、これによって、以下の着色剤が毛髪着色剤の割り当てに使用される:未知の組成の毛髪着色剤、事前に定められたフィルター基準を満たす、組成が既知の毛髪着色剤。
あるいは又は追加的に、着色剤間における最小の色差の割り当てからさらに割り当て(マッチング)する際に、情報を(例えばデータベース内に)記録してよく、(次善としての)この割り当ては次に小さい色差等を生じるだろう。該割り当てによりデータベース上のフィルターが発達することで、割り当てられた毛髪着色剤がない場合に、第2提案毛髪着色剤として次善に割り当てられた毛髪着色剤を提案することが可能となるだろう。
入手可能性に加えて、例えば洗浄堅牢度、耐光性、灰色をカバーする能力、特定の成分(例えばアレルゲン)がないこと、メーカー等の他の基準が、ユーザーが毛髪着色剤を選択する際に重要であり得り、提案プロセス中に(例えばフィルターとして)含まれ得る。
提案される毛髪着色剤は、視覚的に及び/又は音声で(orally)ユーザーに示され得る。
種々の設計モデルにおいて、ユーザーに、毛髪着色剤の提示前又は提示後に、期待される結果のシミュレーションを示してよく、その結果、ユーザーは所望する結果を達成すること、又は、達成に近づくことが可能となる。
種々の設計モデルにおいて、決定されたヘアカラー結果で再着色された中間色の毛髪束(又はそのデジタル写真)を該目的で示すことができる。
あるいは又は追加的に、種々の設計モデルにおいて、ユーザーの写真を使用することができ、これは、ポータブルデータ処理装置におけるカメラによって撮影されるか、もしくは撮影されるであろう、又は、ポータブルデータ処理装置に(例えば転送データとして)提供される。
ポータブルデータ処理装置は、例えば該ソフトウェア又は他のソフトウェアによって、提供された化粧品を適用後のユーザーのシミュレート画像が生成されるように、写真中に、ユーザーの毛髪が示される毛髪の領域を示し、変更後の該イメージを示すように構成され得る。該プロセスは原則として既知の方法で行ってよい。例えば、ユーザーのデジタル写真において、新たに着色された毛髪を画像化するためのこのようなプロセスはよく知られている。
種々の成形モデルを以下に述べる。
例1は、クロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのプロセスである。該プロセスは、以下を含む:複数の毛髪着色剤を、それぞれ、複数の標準元毛髪色のうちの1つの標準元毛髪色に割り当てること、ここで、該複数の毛髪着色剤は、既知の組成の複数の毛髪着色剤及び未知の組成の複数の毛髪着色剤を有する、該複数の毛髪着色剤を用いる毛髪サンプルの着色、ここで、該毛髪着色剤のそれぞれ1つが、割り当てられた標準元毛髪色を有する毛髪サンプルに適用される、複数の毛髪サンプルの測色測定(colorimetric measurement)、標準元毛髪色ごとに個別に、未知の組成を有する毛髪着色剤で着色された複数の着色のそれぞれと、既知の組成の複数の毛髪着色剤で着色された着色のそれぞれとの間の色差を測定すること、互いに割り当てられる毛髪着色剤間の色差が最小化されるように、未知の組成を有する毛髪着色剤のそれぞれを、既知の組成を有する毛髪着色剤の1つに割り当てること、ユーザーの元毛髪色の決定、ユーザーの所望する毛髪色の決定、第1提案毛髪着色剤の決定、ここで、該毛髪着色剤は、複数の既知の組成の毛髪着色剤からプレディクティブアナリティクスによって第1提案毛髪着色剤として決定され、ユーザーの元毛髪色の毛髪が着色される際に、着色結果と所望される毛髪色との間の最小の色差が期待される、及び、第2提案毛髪着色剤の決定、ここで、第2提案毛髪着色剤は第1提案毛髪着色剤に割り当てられた未知の組成の毛髪着色剤である。
例2において、例1の対象が、定められた測定色が色空間においてパラメータ化されることを示す。
例3において、例2の対象が、該色空間がL色空間であることを示す。
例4において、例1~3のいずれかの対象が、複数の標準元毛髪色の数が2、3、4又は5であることを示す。
例5において、例1~4のいずれかの対象が、ユーザーの元毛髪色の決定は毛髪色測定装置を用いて達成されることを示す。
例6において、例1~5のいずれかの対象が、ユーザーの元毛髪色の決定は、提供された複数の元毛髪色からの選択により達成されることを示す。
例7において、例1~6のいずれかの対象は、期待される着色結果の表示を、着色された毛髪束の画像として、又は、毛髪の一部が期待される着色結果で着色された毛髪の一部として示されるユーザーのデジタル写真として表示することをさらに含むことを示している。
例8において、例1~7のいずれかの対象は、割り当てられた標準元毛髪色が、与えられた着色についての特定の中間範囲(medial scope)に基づいて割り当てられることを示す。
例9において、例1~8のいずれかの対象は、未知の組成の各毛髪着色剤の、既知の組成を有する毛髪着色剤への割り当ては、さらなる特定の特徴に関して対応する毛髪着色剤についてのみ該割り当てが達成されるように達成されることを示す。
例10において、例9における特定の特徴は、特徴群から選択される特徴であり得ることを示す、ここで、該特徴群としては、洗浄堅牢度、耐光性、灰色をカバーする能力、特定の成分(例えばアレルゲン)がないこと、および、製造者が挙げられる。
例11は、クロスメーカー毛髪着色剤提案の決定を実行するためのデータ処理装置であり、ここで、該データ処理装置は例1~10のいずれかによる手順を実行するために設計される。
例12において、例11の対象は、該データ処理装置が、外部のデータ処理装置とデータ交換し、少なくとも第1提案毛髪着色剤の決定を該外部のテータ処理装置を用いて実行実行可能なように設計されることを示す。
例13において、例11又は例12の対象は、データ処理装置がポータブルデータ処理装置であることを示し得る。
例14において、例13において言及されるポータブルデータ処理装置は、スマートフォン、タブレット、ラップトップ又はファブレット/スマートレットであってよい。
例15において、例11~14のいずれかの対象は、データ処理装置が、所望される毛髪色を記録し、期待される着色結果の画像を記録するためのタッチセンシティブスクリーンを有することを示す。
例16において、例11~15のいずれかの対象は、該プロセスがアプリとしてのデータ処理装置を通じて実行され得ることを示す。
例16において、例11~15のいずれかの対象は、該プロセスが、ウェブサイト及び外部のデータ処理ユニットを通じて実行されることを示す。
本発明の設計モデルは図に示され、以下に明らかにされる。
種々の設計モデルによるクロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのプロセスの概略図を示す。 種々の設計モデルによって決定された提案毛髪着色剤を用いることによる色結果の例示的表示を示す。 種々の設計モデルによるクロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのフローチャートを示す。
以下の詳細な説明において、本明細書の一部を形成し、本発明を使用することができる特定の設計モデルが図により示されている、添付の図面を参照する。本発明の保護範囲から逸脱することなく、他の設計モデルを使用することができ、構造的又は論理的変更も可能であると理解されるべきである。本明細書に記載される種々の例示的設計モデルの特徴は、特にそうでないことが示されない限り、互いに組み合わせることができると理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で読まれるべきではなく、本発明の保護の範囲は添付の請求項によって定義される。
図1は、種々の設計モデルによるクロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのプロセスの、(100-1~100-4に分けられた)4つの側面における概略図100を示す。
100-1が示すように、複数の毛髪着色剤125は、既知の組成を有する複数の毛髪着色剤120(ここで、異なる組成物は、例F1~F6にラベル付けされている)及び未知の組成を有する複数の毛髪着色剤130(例F7~F12にラベル付けされている)を有し得る。
図1において、既知の組成を有する毛髪着色剤120は第1のメーカーMAにより販売されるとしてマークされており、未知の組成を有する毛髪着色剤130は他の異なるメーカーMB、MC、MD及びMEにより製造されるとしてマークされている。しかし、これは単なる例示である。種々の設計モデルにおいて、毛髪着色剤の組成は1より多いメーカーから既知であり得り、及び/又は、4つの他のメーカのものより多いかより少ない組成は未知であってもよい。
毛髪着色剤は種々の色素前駆体の混合物を有し得る。着色プロセス中、多くの異なる染料が生じてよく、その純粋な物質としての特性を知ることは不可能である。
さらに、着色された毛髪中の染料の濃度はわからず、着色された毛髪中の着色剤のどの濃度が毛髪着色剤中の色素前駆体のどの濃度に対応するかも不明であり得る。これは少なくとも部分的に、種々の色の発色中に色素前駆体が互いに相互作用し得るためである。
したがって、毛髪着色剤の組成を知らなければ、特定の元の色を有する毛髪が着色される際にどの毛髪色が生成されるかを事前に予想することは困難又は不可能である。
それにも関わらず、(例えば、メーカーMA製の)既知の組成を有する毛髪着色剤120、(例えば、メーカーMB、MC、MD及び/又はMEの1つ製の)未知の組成の少なくとも1つのさらなる毛髪着色剤130の全てを提案可能にするために、100-1及び100-2中に提示される未知の組成を有する毛髪着色剤130の1つの割り当てが、既知の組成を有する毛髪着色剤120に対して行われ得る。
このために、複数の異なる標準元毛髪色110が定義され得る(B1、B2及びB3にラベル付けされる)。上記に述べたように、2つ~約5つの標準元毛髪色110(ここでは例えば3つ)の使用を通じて、小さい色差を有する割り当て結果が予想され、ここで、2つの異なる色の間の色差が、最小として知覚される(ΔE<2.0)、訓練された目によってのみ認識される(ΔE<1.0)、又は、ほとんど感知できないであろう(ΔE<0.5)場合、色差は小さいと考えられ得る。
種々の設計モデルにおいて、毛髪着色剤125の標準元毛髪色110への割り当ては、複数の毛髪着色剤125のそれぞれが、複数の標準元毛髪色110の1つの標準元毛髪色に割り当てられるように行われ得る。
毛髪着色剤125を標準元毛髪色110へ割り当てるために、種々の設計モデルにおいて平均スコープが使用され得る。平均スコープは通常、使用説明書と共にメーカーより提供され、例えばこれはパッケージに印刷されていてよい。毛髪着色剤125のそれぞれを、該平均スコープに最も近い(例えばそれに対して最も小さい色差を示す)これらの標準元毛髪色110に割り当てることができる。
100-2に示すように、該プロセスはさらに毛髪サンプルHPの複数の毛髪着色剤125を用いる着色を示し得る、ここで、例えば組成F1を有する毛髪着色剤は標準元毛髪色B1を有する毛髪サンプルHP-B1に適用され、組成F5を有する毛髪着色剤は標準元毛髪色B2を有する毛髪サンプルHP-B2に適用され、組成F12を有する毛髪着色剤は標準元毛髪色B3を有する毛髪サンプルHP-B3に適用されるように、毛髪着色剤125のそれぞれ1つが、割り当てられた標準元毛髪色を有する毛髪サンプルHPに適用される。
この結果、100-2においてHP-CR1~HP-CR3としてマークされ、異なる色を示し得る、(例として種々の塗りつぶし及びクロスハッチングにより示される)ヘアカラー結果(カラー結果又は(毛髪)カラーアウトカムとも称される)が生じる。
本質的に既知の方法により達成可能である、例えば分光計を用いることにより達成可能な、複数の毛髪サンプルの測色測定を用いることにより、生成された毛髪色をそれぞれの色結果に対して決定することができる。
本明細書において「カラー(色)」は、色合い(color shade)(すなわち、色相としても知られるスペクトル色印象、これは「実際の色」として視認されるものであると理解され得る)の、色強度(すなわち、該色が、例えばニュートラルグレーとの比較においてどの程度の濃さであるか、彩度、色再度、色鮮やかさ、色度、色度又は色の深さとしても知られる)の、及び、輝度(すなわち該色がどの程度の明るさ又は暗さであるか)の、相互作用を含むものとして理解され得る。
種々の設計モデルにおいて、色情報は、既知の色空間における、例えばL色空間における(ここで、Lは色の輝度を示し、aは色の緑及び赤の部分であり、bは色の青及び黄色の部分である;本明細書中のある部分では、略語Lab又は個々にL、a又はbも使用される)、赤、緑及び青の色部分を有するRGB色空間における、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの部分を有するCMYK色空間における、又は任意の所望の色空間における、パラメータ設定も示し得る。
種々の設計モデルにおいて、色情報(例えば、着色された毛髪の毛髪色情報又は着色前の毛髪の毛髪色情報(基礎毛髪色とも称される))が導出されるか、又は、色情報が示される(例えば毛髪色が示される場合、以下を参照)色空間は、決定された又は示された毛髪色が、それを通じて色が決定又は示される媒体(例えば測色計、スクリーン、プリンターmスキャナ、人の目等)から独立するように条件付けられ得る。色空間は例えばL色空間であってよく、色情報は例えばa及びbでパラメータ化された色相であってよい。媒体から独立した色空間における均一な表現は、例えば着色により達成される色を、例えばパッケージ、広告又はコンピュータスクリーン、又は同様のものに印刷されたものである期待される結果の表示と同じ色印象を与えるように、例えば現実的であることが期待される色結果を生じることを可能にする。
あるいは、L色空間とは異なる適当な色空間(例えばCIELab又は同様のもの)を使用することも可能である。
色差ΔEは、既知の方法で、例えばユークリッド差として決定でき、例えば同じ標準元毛髪色110を対象とする全ての毛髪色の(L、a、b)ベクトルのユークリッド距離行列の形式における。あるいは、色差を計算するための他の適当な式、例えば、IE94後のΔE94又はCIEDE2000後のΔE00を使用してよい。
色差の決定は、種々の設計モデルにおいて、各標準元毛髪色110に対して個別に行うことができる(これは、第3番目のHP-CR2色の第1番目のHP-CR3色への割り当てが、取り消し線によって無効としてマークされていることを示す)。これは、色差の決定が、標準元毛髪色110に適用された未知の組成の毛髪着色剤130に伴う複数の色のそれぞれと、標準元毛髪色110に適用された既知の毛髪着色剤120に伴う複数の色のそれぞれとの間で計算されることを意味する。
100-3が示すように、該プロセスは、未知の組成を有する毛髪着色剤130のそれぞれを、既知の組成を有する毛髪着色剤120の1つへ割り当てることをさらに有してよく、このようにして、互いに割り当てられた毛髪着色剤に対して、色差ΔEが最小化される。
色差最小化の基準を示すために、100-3は、それぞれの毛髪着色剤125の代わりに、着色された毛髪サンプルHP-CR1、HP-CR2及びHP-CR3についての割り当てを示す(矢印としてマークされる)。同様の濃さのクロスハッチングは、同様の色であることを表し、そのため、同様のクロスハッチング濃さを有する着色された毛髪サンプルHP-CRは、比較的小さい色差を示す。着色結果HP-CR1について示されるように、第3行の未知の組成を有する毛髪着色剤130は、色差を最小化するために、(矢印がクロスされている)第1行の既知の組成を有する毛髪着色剤120ではなく、第2行の既知の組成を有する毛髪着色剤120に割り当てられる。
第1提案毛髪着色剤の決定のために、種々の設計モデルにおいて、100-4に示されるように、該プロセスはユーザーの元毛髪色BNの決定を有し得る。
ユーザーの元毛髪色BNは、例えば、(例えばタッチセンシティブスクリーン上でタイプすることによって、キーボード、マウス、音声コマンド又は同様のものによって)可能性がある複数の毛髪色から選択することができる。
種々の設計モデルにおいて、ユーザーの元毛髪色BNは、測定装置、例えば、分光計、カメラ、測色計、光度計又は他の同様の装置を用いて決定することができる。
該プロセスは、例えばユーザーの元毛髪色BNについて上記に記載したようにして、例えばメニューから選択することによる、所望される毛髪色DCの決定をさらに有し得る。
種々の設計モデルにおいて、例えば、プレディクティブアナリティクスの分野から、WO 2017/103050 A1に記載されるような、本質的によく知られた方法(これに対しては通常、対応する英語表現「predictive analytics」が使用される(「ビッグデータ」(「ラージデータマス(large data mass)」と直訳される)、「データマイニング」(「ラージデータマスの分析)」と訳される)又は「機械学習」(「マシンラーニング」と訳されえる)としても知られる)を、色混合物における多くの考えられる不明点にも関わらず、ヘアカラー結果の正確な計算を生じるために使用することができる。
種々の設計モデルによれば、試験的着色により、データセット(毛髪着色データとも称される)を提供することも可能であり、これは、それぞれの試験的着色について、色の事前条件パラメータとして少なくとも元毛髪色及び着色剤組成物を含み、着色結果パラメータとして少なくとも着色後の(色空間においてパラメータ化された)毛髪色を含む。
着色結果パラメータはさらに、種々の設計モデルにおいて、着色された毛髪色の追加的品質、例えば、耐光性、洗浄堅牢度又は灰色をカバーする能力をさらに有し得る。
種々の設計モデルによれば、データセットは、プレディクティブアナリティクスプロセスの適用のための基準として使用され得る。
例えば、色の事前条件パラメータ又は色の事前条件パラメータの一部、及び、これに割り当てられた着色結果パラメータ又は着色結果パラメータの一部を、できるだけ正確なデータセットを記載するモデルを生じるために使用することができる。
種々の設計モデルにおいて、データセットの測定データ(すなわち、着色により生じた毛髪色の特徴(例えば、色についてのL、洗浄堅牢度、耐光性、灰色をカバーする能力又は同様のもの)を記載する毛髪色データの測定された情報)に関して、従属変数が含まれてもよい。プレディクティブアナリティクスプロセスを用いることにより到達され得る複雑な数学的モデルを用いることにより、従属変数の独立変数(例えば、色素前駆体の濃度、例えば、その毛髪上に存在する濃度(「オンヘッド(on head)」)への従属変数の依存度をモデル化することができる。このことは、プレディクティブアナリティクスプロセスを通じて、独立変数と従属変数との関係(あるいは、色の事前条件パラメータと着色結果パラメータとの間とも表現される)を決定することができることを意味する。色について、これは例えば、以下:
=f(c、c、c、・・・、c
[ここで、Lは色パラメータを表し、c(i=1、・・・、n、n>1
)は色素前駆体の濃度を表す]
として表され得る。該係数は既知であるか、不明である。分析関数が分からない場合、(着色結果パラメータの)従属変数の値を数値アルゴリズムを用いて計算することもできる。
プレディクティブアナリティクスによって生じたモデルを使用すると、種々の設計モデルにおいて毛髪着色剤の決定が可能になり、これは、ユーザーの元毛髪色BNの毛髪が着色される際、ユーザーが所望する毛髪色DCに対して最小の差を有するヘアカラー結果をもたらす。
100-4において、図1は、ユーザーの元毛髪色BN及び所望される毛髪色DCに対する、既知の組成を有する、既知の組成物F2を用いる毛髪着色剤についてのプレディクティブアナリティクスモデルを示し、色差ΔEが最小化される。
したがって、100-4の例において、第1提案毛髪着色剤はメーカーMA製のF2である。
種々の設計モデルにおいて、該プロセスは第2提案毛髪着色剤の決定も有し得る、ここで、第2提案毛髪着色剤は、第1提案毛髪着色剤に割り当てられた未知の組成の毛髪着色剤130である。
100-4の例において第1提案毛髪着色剤に割り当てられた毛髪着色剤は、メーカーMC製のF8である。したがって、F8が第2提案毛髪着色剤である。
よって、ユーザーは、所望される毛髪色を達成するためのクロスメーカー毛髪着色剤提案として、毛髪着色剤F2及びF8を提案され得る。
種々の設計モデルにおいて、ユーザーは、さらなる毛髪着色剤、例えば上記に記載したように、次に最小の色差を示す毛髪着色剤(図示せず)も提案され得る。
さらに、上記に記載したように、該ユーザーによって特定され得る追加的な基準、例えばユーザーがアレルギー反応を有する原料を含有すべきでないこと((例えばパッケージ上の「不使用」等として)未知の組成を有する着色剤130についても入手可能であり得る情報)、洗浄堅牢度等、を考慮することができる。
追加的な基準は、例えば質問に対するユーザーによる回答として提供され得る。
種々の設計モデルにおいて、該プロセスは、該プロセスを実行するために設計された電子的データ処理装置を用いて実行され得る。
種々の設計モデルにおいて、データ処理装置はポータブルデータ処理装置、例えばスマートフォン、タブレット、iPad(登録商標)、ラップトップ又はファブレット/スマートレットであり得る。あるいは、この目的で例えば据え付けのコンピュータを使用することもできる。
このプロセスを実行するためにソフトウェア、例えばコンピュータプログラム、特にアプリが提供され得る。
本明細書に関して、「アプリ」は、非システム技術機能を処理するため、またはサポートを提供するために使用されるコンピュータプログラムを示す。用語「アプリ」は、スマートフォンやタブレットのようなスマートエンドデバイス向けのアプリケーションソフトウェア(「モバイルアプリ」)、ならびに、デスクトップアプリケーションソフトウェアも含む。アプリは、1つのプラットフォーム又はWebでのみ動作するネイティブアプリ、プラットフォームに依存しないハイブリッド又はクロスプラットフォームアプリであり得る。
該アプリは、例えば、当該スマートエンドデバイスの操作システム中に統合されたインターネットプラットフォームを介してダウンロードすることができる。オペレーティングシステム「Apple iOS」を用いるスマートエンドデバイスの場合、これは例えば「App store」であってよく、オペレーティングシステム「Android」を用いるスマートエンドデバイスの場合、これは「Google Play Store」であり得る。
種々の設計モデルにおいて、少なくとも一部のプロセス(例えば第1提案毛髪着色剤の決定)をさらなる(例えば外部の)データ処理装置にて可能となるようにウェブサイトが設計され得る。これは、電子的データ処理装置が比較的小さい容量を有する場合、例えばスマートフォン又はタブレット等を使用する場合に、特に有利である。あるいは、外部に保存されたデータベース、例えば未知の組成を有する毛髪着色剤の既知の組成を有する毛髪着色剤に対する割り当てを実行する中央管理データベースのアップデート又はメンテナンスが簡略化され得る。例えば、外部に保存されたデータベース(例えば中央管理データベース)を用いて、例えば、新製品、現在の製品についての新しい試験結果等の情報を簡単に、後日、補充することができる。
該ウェブサイトは、例えば、ポータブルデータ処理装置にインストールされたウェブブラウザ内に開設することができる。
種々の設計モデルにおいて、データ処理装置は、例えば、所望される毛髪色を記録するため、及び/又は期待される着色結果を使用するために使用され得るタッチセンシティブスクリーンを有し得る。
図2は、種々の設計モデルに従い決定された提案毛髪着色剤を使用することによる着色結果CRの例示的な表示200を示す。
測色L値としての着色結果の送信は、確かに正確であり得るが、きわめて抽象的であるため、ユーザーの評価には適当ではない。
値のRGB値への変換も、あまり直感的ではない可能性があり、ユーザーに着色結果に対する漠然とした感覚を与えるのみであり得る。
したがって、ソースと共にニュートラルに着色された毛髪束の色(又は、例えばそのデジタル画像)及びターゲットカラーが、より適当であり得る。
対応して、図2は着色された毛髪束としてのヘアカラー結果を示し、ここで、例として、元毛髪色BN及び所望される毛髪色DCの両方が、適切に着色された毛髪の束として示されている。
所望される毛髪色DC及び予想される着色結果CRとの間の色差の評価がカラー画像でのみ可能であるとしても、白黒表示は、例えばスマートフォン又はタブレットのスクリーン上でのこのような表示は、ユーザーが期待される着色結果を評価できるようにすることを説明する。
あるいは、又は、追加的に、上記に記載の期待される着色結果は、ユーザー自身の写真としてユーザーに示され得、ここで、それらの毛髪が描かれた一部が通常の方法で決定され、新しい毛髪色で着色される。
種々の設計モデルにおいて、他の/さらなるユーザー情報入力(例えば質問に対する回答)が、例えば、キーボ-ド、マウス及び/又は音声を用いて実行され得る。音声情報について、電子的データ処理ユニットに音声認識ソフトウェアが備えられ得る
図3は、種々の設計モデルによるクロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのプロセスのフローチャート300を示す。
該プロセスは、以下を含む:複数の毛髪着色剤を、それぞれ、複数の元毛髪色のうちの1つの標準元毛髪色へ割り当てること、ここで、該複数の毛髪着色剤は、複数の既知の組成の毛髪着色剤及び複数の未知の組成の毛髪着色剤を有する(310中)、複数の毛髪着色剤での毛髪サンプルの着色、ここで、毛髪着剤の1つが、それぞれ、割り当てられた標準元毛髪色を有する毛髪サンプルに適用される(320中)、複数の毛髪サンプルの測色測定(330中)、標準元毛髪色ごとに個別に、未知の組成を有する毛髪着色剤で着色された複数の着色のそれぞれと、既知の組成を有する複数の毛髪着色剤で着色された着色のそれぞれとの間の色差を決定する(340中)、互いに割り当てられる毛髪着色剤についての色差が最小化されるように、未知の組成を有する毛髪着色剤のそれぞれを、既知の組成を有する毛髪着色剤の1つに割り当てる(350中)、ユーザーの元毛髪色の決定(360中)、ユーザーが所望する毛髪色の決定(370中)、第1提案毛髪着色剤の決定、ここで、毛髪着色剤が既知の組成の複数の毛髪着色剤からプレディクティブアナリティクスによって第一提案毛髪着色剤として決定され、これに対して、ユーザーの元の色の毛髪が着色される際に、着色結果と所望される毛髪色との間の最小の色差が期待される(380中)、及び、第2提案毛髪着色剤の決定、ここで、第2提案毛髪着色剤は該第1提案毛髪着色剤に割り当てられた未知の組成の毛髪着色剤である(390中)。
さらに、該プロセスの有利な形態は、装置の記載からも生じ、逆もまた同様である。
本明細書の当初の開示は、少なくとも下記の態様を包含する。
〔1〕以下:
・複数の毛髪着色剤をそれぞれ複数の元毛髪色の1つの標準元毛髪色に割り当てること、ここで、該複数の毛髪着色剤は、複数の既知の組成の毛髪着色剤及び複数の未知の組成の毛髪着色剤を有する;
・毛髪サンプルを該複数の毛髪着色剤で着色すること、ここで、それぞれ1つの毛髪着色剤が、割り当てられた標準元毛髪色を有する毛髪サンプルに適用される;
・該複数の毛髪サンプルの測色測定;
・標準元毛髪色ごとに個々に、未知の組成を有する毛髪着色剤で着色された複数の色のそれぞれと、複数の既知の組成の毛髪着色剤で着色された各色との間の色差を決定する;
・色差が最小化されるように、未知の組成を有する毛髪着色剤のそれぞれを、既知の組成を有する毛髪着色剤の1つに割り当てること;
・ユーザーの元毛髪色の決定;
・ユーザーが所望する毛髪色の決定;
・第1提案毛髪着色剤の決定、ここで、既知の組成の複数の毛髪着色剤からプレディクティブアナリティクスによって毛髪着色剤が第1提案毛髪着色剤として決定され、これに対して、ユーザーの元の色の毛髪が着色される際に着色結果と所望される毛髪色との間の最小限の色差が期待される;及び
・第2提案毛髪着色剤の決定、ここで、第2提案毛髪着色剤は該第1提案毛髪着色剤に割り当てられた未知の組成の毛髪着色剤である、
を含む、クロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのプロセス。
〔2〕それぞれの測定される色が色空間においてパラメータ化される、〔1〕に記載のプロセス。
〔3〕色空間はL 色空間である、〔2〕に記載のプロセス。
〔4〕複数の標準元毛髪色の数は2、3、4又は5である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載のプロセス。
〔5〕ユーザーの元毛髪色の決定は毛髪色測定装置を用いて達成される、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載のプロセス。
〔6〕ユーザーの元毛髪色の決定は、提供された複数の元毛髪色からの選択により達成される、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載のプロセス。
〔7〕以下:
期待される着色結果の表示を、着色された毛髪束の画像として、又は、ユーザーのデジタル写真として表示することをさらに含む、ここで、毛髪の一部が期待される着色結果で着色された毛髪の一部として示される
をさらに含む、〔1〕~〔6〕のいずれかに記載のプロセス。
〔8〕割り当てられた標準元毛髪色は、それぞれの毛髪着色剤に対する特定の平均スコープ(medial scope)に基づいて割り当てられる、〔1〕~〔7〕のいずれかに記載のプロセス。
〔9〕未知の組成を有する各毛髪着色剤の、既知の組成を有する毛髪着色剤への割り当ては、さらにあらかじめ定められた特徴に関して対応する毛髪着色剤に対してのみ該割り当てが達成されるようになされる、〔1〕~〔8〕のいずれかに記載のプロセス。
〔10〕データ処理装置が〔1〕~〔9〕のいずれかに記載のプロセスを実行するために設計された、クロスメーカー毛髪着色剤提案の決定を実行するためのデータ処理装置。
〔11〕データ処理装置は、外部のデータ処理装置とデータ交換し、少なくとも第1提案毛髪着色剤の決定を実行可能なように設計される、〔10〕に記載のデータ処理装置。
〔12〕データ処理装置はポータブルデータ処理装置である、〔10〕又は〔11〕に記載のデータ処理装置。
〔13〕データ処理装置は、所望される毛髪色を記録し、期待される着色結果を示すためのタッチセンシティブスクリーンを有する、〔10〕~〔12〕のいずれかに記載のデータ処理装置。
〔14〕前記プロセスはアプリを用いて行われる、〔10〕~〔13〕のいずれかに記載のデータ処理装置。
〔15〕前記プロセスはウェブサイト及び外部のデータ処理装置を用いて実行される、〔10〕~〔13〕のいずれかに記載のデータ処理装置。

Claims (14)

  1. 以下:
    ・複数の毛髪着色剤をそれぞれ複数の元毛髪色の1つの標準元毛髪色に割り当てるステップ、ここで、該複数の毛髪着色剤は、複数の既知の組成の毛髪着色剤及び複数の未知の組成の毛髪着色剤を有する;
    ・毛髪サンプルを該複数の毛髪着色剤で着色するステップ、ここで、それぞれ1つの毛髪着色剤が、割り当てられた標準元毛髪色を有する毛髪サンプルに適用される;
    ・該複数の毛髪サンプルの測色測定を行うステップ
    ・標準元毛髪色ごとに個々に、未知の組成を有する毛髪着色剤で着色された複数の色のそれぞれと、複数の既知の組成の毛髪着色剤で着色された各色との間の色差を決定するステップ
    ・色差が最小化されるように、未知の組成を有する毛髪着色剤のそれぞれを、既知の組成を有する毛髪着色剤の1つに割り当てるステップ
    ・ユーザーの元毛髪色決定するステップ
    ・ユーザーが所望する毛髪色決定するステップ
    ・第1提案毛髪着色剤決定するステップ、ここで、既知の組成の複数の毛髪着色剤からプレディクティブアナリティクスによって毛髪着色剤が第1提案毛髪着色剤として決定され、これに対して、ユーザーの元の色の毛髪が着色される際に着色結果と所望される毛髪色との間の最小限の色差が期待される;及び
    ・第2提案毛髪着色剤決定するステップ、ここで、第2提案毛髪着色剤は該第1提案毛髪着色剤に割り当てられた未知の組成の毛髪着色剤である、
    を含む、クロスメーカー毛髪着色剤提案を決定するためのプロセス。
  2. それぞれの測定される色が色空間においてパラメータ化される、請求項1に記載のプロセス。
  3. 色空間はL色空間である、請求項2に記載のプロセス。
  4. 複数の標準元毛髪色の数は2、3、4又は5である、請求項1~3のいずれかに記載のプロセス。
  5. ユーザーの元毛髪色の決定は毛髪色測定装置を用いて達成される、請求項1~4のいずれかに記載のプロセス。
  6. ユーザーの元毛髪色の決定は、提供された複数の元毛髪色からの選択により達成される、請求項1~4のいずれかに記載のプロセス。
  7. 待される着色結果を、着色された毛髪束の画像として、又は、ユーザーのデジタル写真として表示するステップをさらに含む、ここで、毛髪の一部が期待される着色結果で着色された毛髪の一部として示される、請求項1~6のいずれかに記載のプロセス。
  8. 未知の組成を有する各毛髪着色剤の、既知の組成を有する毛髪着色剤への割り当ては、洗浄堅牢度、耐光性、灰色をカバーする能力、特定の成分がないこと、または、製造者に関するあらかじめ定められた特徴を満たす毛髪着色剤に対してのみ該割り当てが達成されるようになされる、請求項1~のいずれかに記載のプロセス。
  9. データ処理装置が請求項1~のいずれかに記載のプロセスを実行、クロスメーカー毛髪着色剤提案の決定を実行するデータ処理装置。
  10. データ処理装置は、外部のデータ処理装置とデータ交換し、少なくとも第1提案毛髪着色剤の決定を実行可能なように設計される、請求項に記載のデータ処理装置。
  11. データ処理装置はポータブルデータ処理装置である、請求項又は10に記載のデータ処理装置。
  12. データ処理装置は、所望される毛髪色を記録し、期待される着色結果を示すためのタッチセンシティブスクリーンを有する、請求項11のいずれかに記載のデータ処理装置。
  13. 前記プロセスはアプリを用いて行われる、請求項12のいずれかに記載のデータ処理装置。
  14. 前記プロセスはウェブサイト及び外部のデータ処理装置を用いて実行される、請求項12のいずれかに記載のデータ処理装置。
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