JP7291131B2 - エアクリーナアセンブリ及び使用方法 - Google Patents

Description

関連出願
本出願は２０１８年１１月２７日に国際ＰＣＴ出願として出願されている。また本出願は２０１７年１１月２７日に出願された米国仮特許出願第６２／５９１，１６９号に付与された優先権の利益を主張する。その仮特許出願の全体は本明細書に参照により組み込まれている。

本発明は、典型的には内燃機関の吸気などの空気をろ過する際に使用するためのフィルタ構成に関し、より詳細には、所望のろ過能力を提供するためにハウジング内に配置された複数の構成要素を含むフィルタアセンブリに関する。

空気又は他のガスのろ過が、多くのシステムにおいて望ましい。典型的な用途は、内燃機関へ至る吸気のろ過である。別の用途は、クランクケース換気フィルタアセンブリのろ過である。典型的には、そのようなシステムは、保守整備可能なフィルタカートリッジをその中に有するフィルタアセンブリを含む。一定期間使用した後、フィルタハウジング内のフィルタ媒体は、クリーニング又は完全な交換により、保守整備が必要になる。通常、例えば車両の内燃機関で使用されるエアクリーナ又はクランクケース換気フィルタアセンブリの場合、フィルタ媒体は、典型的にフィルタエレメント又はカートリッジと呼ばれる、取り外し可能で交換可能な、すなわち保守整備可能な構成要素に含まれている。フィルタカートリッジは、使用時に、エアクリーナ内に取り外し可能にシールされるように構成されている。組み立て、保守整備性、及び／又は使用に関連するフィルタ構成の改善が望ましい。フィルタカートリッジは、第１の（例えば、一次）フィルタカートリッジ又は第２の（例えば、二次又は安全）フィルタカートリッジとして提供することができる。エアクリーナアセンブリには、第１のフィルタカートリッジのみ、又は第１のフィルタカートリッジと第２のフィルタカートリッジの両方を含めることができる。

エアクリーナアセンブリ用のフィルタカートリッジが開示されている。

一例では、フィルタカートリッジは、反対側の入口流れ端部及び出口流れ端部の間で長手方向軸に沿って延びる媒体パックを含むことができる。媒体パックは、外周を定める長さ及び幅を有することができ、長さは幅よりも大きい。媒体パックは、１つ又は複数の長い側面を有すると称することもできる。フィルタカートリッジは、媒体パックの外周の周りに配置された半径方向に向けられたシール部材を含むことができる。フィルタカートリッジは、エアクリーナアセンブリのハウジング上に配置された突出部－受け入れ部構成の第２の部材と係合するための突出部－受け入れ部構成の第１の部材をさらに含むことができ、第１の部材は媒体パックの外周の長さに沿って配置される。

一例では、第１の部材は、媒体パックの外周から半径方向に延びるフランジ上に提供される。

一例では、媒体パックの外周の少なくとも一部を取り囲む円周方向シェル。

一例では、第１の部材は、円周方向シェルから半径方向に延びるフランジ上に提供される。

一例では、第１の部材は、第２の部材の突出部を受け入れるための開口部を画定する。

一例では、第１の部材は複数の第１の部材を含む。

一例では、複数の第１の部材の少なくともいくつかは、開口部を画定する。

一例では、複数の第１の部材は離間している。

一例では、半径方向に向けられたシール部材及び第１の部材は、媒体パック出口端部よりも媒体パック入口端部の近くに配置される。

一例では、第１の部材は、半径方向に向けられたシール部材と比較して、媒体パック入口端部の近くに配置される。

一例では、第１の部材は、媒体パックの第１の長い側面に沿って配置された少なくとも１つの第１の部材と、媒体パックの第２の長い側面に沿って配置された少なくとも１つの第１の部材とを含む。

一例では、第１の部材は、媒体パックの第１の長い側面に配置された２つの第１の部材を含む。

一例では、第１の部材は突出部である。

一例では、第１の部材は、軸方向に延びる突出部である。

一例では、フランジは、媒体パックの外周の周りに連続的に延在する。

一例では、内部領域及び内部シール面を画定する開放可能なクリーナハウジングと、本明細書に開示される任意のフィルタカートリッジとを含むエアクリーナが開示される。

一例では、エアクリーナアセンブリは、第１の部材及び第２の部材を含む突出部－受け入れ部構成を含む。第１の部材は、媒体パックの外周の長さに沿って配置することができる。第２の部材は、ハウジング上に配置することができる。

一例では、第１の部材は複数の開口部を含み、第２の部材は複数の突出部を含む。

一例では、開放可能なクリーナハウジングのカバーは、複数の突出部の少なくとも一部を受け入れるためのキャビティを含む。

一例では、第２の部材はテーパを付けられる。

一例では、半径方向に向けられたシール部材は、ベース部分から延びる少なくとも１つのリップシールを含み、リップシールは、ハウジングの内部シール面に対してシールを形成するためのものであり、ベース部分は、媒体パックに向かう方向のハウジングの撓みを抑制するためにハウジングに当接する。

一例では、フィルタカートリッジは、エアクリーナハウジング内に取り付けるように構成された媒体パックを含むことができ、媒体パックは、反対側の入口流れ端部及び出口流れ端部の間で長手方向軸に沿って延在し、媒体パックは外周を画定する。フィルタカートリッジはまた、媒体パックの外周の少なくとも一部を取り囲む円周方向シェルを含むことができる。媒体パック入口端部の近くの円周方向シェルから延びる半径方向フランジを提供することもできる。フランジは、エアクリーナアセンブリのハウジング本体上の突起を受け入れるように構成された複数の開口部を画定することができる。いくつかの例では、開口部は、半径方向フランジの厚さを完全に貫いて延びる。いくつかの例では、開口部は、突起を受け入れるための開口端部を備えたポケット構造である。

一例では、フィルタカートリッジは、第１の長さ及び第１の幅を有し、第１の長さは第１の幅よりも大きく、複数の開口部は、フィルタカートリッジの第１の長さに沿って配置される。

一例では、複数の開口部は、半径方向フランジを貫いて延びるスロットとして構成される。

一例では、円周方向シェルは、媒体パックを部分的にのみ取り囲む。

一例では、フィルタカートリッジは長円形状を有する。

一例では、媒体パックは縦溝流路付きの媒体である。

一例では、複数の開口部は、少なくとも２つの開口部を含む。一例では、複数の開口部は、少なくとも３つの開口部を含む。一例では、複数の開口部は、４つ以上の開口部を含む。

一例では、複数の開口部は、少なくとも２つの開口部を含む。一例では、複数の開口部は、少なくとも３つの開口部を含む。

一例では、複数の開口部は、第１のフランジセグメント上の少なくとも１つの開口部と、第１のフランジセグメントの反対側の第２のフランジセグメント上の少なくとも１つの開口部とを含む。一例では、第１のフランジセグメントの開口部の数は、第２のフランジセグメントの開口部の数と等しくない。一例では、第１のフランジセグメントの開口部の数は、第２のフランジセグメントの開口部の数に等しい。一例では、第１のフランジセグメントは１つの開口部を含み、第２のフランジセグメントは２つの開口部を含む。

一例では、エアクリーナアセンブリ用のフィルタカートリッジは、反対側の入口流れ端部及び出口流れ端部の間で長手方向軸に沿って延びる媒体パックであって、外周を定める長さ及び幅を有し、長さは幅より大きい、媒体パックと；媒体パックの外周の周囲に配置された半径方向に向けられたシール部材であって、ベース部分から延びる少なくとも１つのリップシールを含み、リップシールは、エアクリーナアセンブリのハウジングに対するシールを形成するためのものであり、ベース部分は、媒体パックに向かう方向のハウジングの撓みを抑制するためにハウジングに当接するように構成される、半径方向に向けられたシール部材とを含む。

一例では、フィルタカートリッジは、エアクリーナアセンブリのハウジング上に位置する突出部－受け入れ部構成の第２の部材と係合するための突出部－受け入れ部構成の第１の部材を含み、第１の部材は、媒体パックの外周の長さに沿って位置する。

一例では、少なくとも１つのリップシールは、一対のリップシールを含む。

一例では、フィルタカートリッジは、シールベース部分から延びる突出部材を含む。一例では、突出部材は、一対のリップシールの間に配置される。

一例では、反対側の入口流れ端部と出口流れ端部との間で長手方向軸に沿って延びる媒体パックであって、外周を定める長さ及び幅を有し、長さは幅よりも大きい、媒体パックと、媒体パックの外周の周りに少なくとも部分的に延在するシール部材と、エアクリーナアセンブリのハウジング上に配置された突出部－受け入れ部構成の第２の部材と係合するための突出部－受け入れ部構成の第１の部材であって、媒体パックの外周の長さに沿って配置された第１の部材とを含むフィルタカートリッジが開示されている。

一例では、第１の部材は、シール部材と媒体パック入口流れ端部との間に配置される。

一例では、第１の部材は、シール部材と媒体パック出口流れ端部との間に配置される。

一例では、フィルタカートリッジは、媒体パックの外周の周りに延びる支持構造を含み、第１の部材は、支持構造によって支持される。

一例では、支持構造は円周方向シェルである。

一例では、第１の部材は、複数の第１の部材を含む。

一例では、複数の第１の部材は、フィルタカートリッジ上で個別に支持される別個の構成要素である。

一例では、複数の第１の部材は、支持構造によって共通に支持される。

一例では、複数の第１の部材は、フランジ部材によって共通に支持される。

一例では、フィルタカートリッジは、半径方向内向き方向のハウジングの撓みを抑制するための半径方向外向きの接触面をさらに含む。

一例では、半径方向外向きの接触面及びシール部材は、同じ材料から形成される。

一例では、シール部材は、射出成形されたＴＰＥ材料として形成される。

一例では、第１の部材は、半径方向外向き方向のハウジングの撓みを抑制するためにハウジング上の第２の部材と係合するための半径方向内向きの接触面を有する。

一例では、シール部材は、少なくとも１つのリップシールを含む。

一例では、シール部材は、一対のリップシールを含む。

一例では、シール部材は、シールベース部分から延びる突出部材を含む。

一例では、突出部材は、一対のリップシールの間に配置される。

一例では、シール部材は、第１の部材と半径方向外向きの接触面との間に軸方向に配置される。

一例では、第１の部材は、出口端部よりも媒体パックの入口端部に近い。

一例では、反対側の入口流れ端部と出口流れ端部との間で長手方向軸に沿って延びる媒体パックであって、外周を定める長さと幅を有し、長さは幅より大きい、媒体パックと、媒体パックの外周の周りに少なくとも部分的に延在するシール部材と、エアクリーナアセンブリのハウジング上に配置された取り付け構成の第２の部材と係合するための取り付け構成の第１の部材であって、フィルタカートリッジをハウジングに固定するために第２の部材と協働する第１の部材とを含むフィルタカートリッジが開示される。

一例では、第１の部材は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で移動可能である。

一例では、第１の部材は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で回転可能である。

一例では、第１の部材は、リビングヒンジを中心に回転可能である。

一例では、フィルタカートリッジは、２つの第１の部材を含む。

一例では、第１の部材は、フィルタカートリッジの反対側にある２つの第１の側面に配置される。

一例では、フィルタカートリッジの反対側にある２つの第１の側面は、フィルタカートリッジの反対側にある２つの第２の側面よりも大きな寸法を有する。

一例では、フィルタカートリッジは、フィルタカートリッジの長手方向軸に平行な方向にフィルタカートリッジ媒体の出口流れ端部を越えて延びるスタンドオフ部材を含む。

一例では、スタンドオフ部材は、４つのスタンドオフ部材を含む。

一例では、スタンドオフ部材は、媒体パックを取り囲むフレームと一体的に形成される。

一例では、エアクリーナアセンブリ用のフィルタカートリッジは、反対側の入口流れ端部と出口流れ端部との間で長手方向軸に沿って延びる媒体パックであって、外周を定める長さ及び幅を有し、長さは幅より大きい、媒体パックと、半径方向に向けられたシール部材であって、第１のセグメント及び第２のセグメントを含み、第１及び第２のセグメントは互いに平行であり、第１のセグメントは入口流れ端部と出口流れ端部との間で軸方向に配置され、第２のセグメントは入口端部又は出口端部を越えて軸方向に配置される、シール部材とを含む。

一例では、半径方向に向けられたシール部材は、媒体パックの外周を囲むフレーム上に射出成形される。

一例では、フィルタカートリッジは、媒体パック入口端部に近接する円周方向フランジ構造を含む。

一例では、円周方向フランジは、媒体パックを囲む外側フレームと一体的に形成される。

一例では、円周方向フランジは、フィルタカートリッジを取り付ける且つ取り外すためのハンドル構造を形成する。

一例では、シール部材の第１及び第２のセグメントは、第３及び第４のセグメントによって接合されて閉ループを形成し、第３及び第４のセグメントは、第１及び第２のセグメントに対して斜めの角度で延びる。

一例では、エアクリーナ用のプレクリーナアセンブリは、少なくとも１つのセパレータ管を画定する第１のハウジング構成要素と、少なくとも１つのセパレータ管によって受け取られる少なくとも１つの出口管を画定する第２のハウジング構成要素とを含み、第１及び第２のハウジング構成要素は、スナップ嵌め接続によって一緒に固定される。

一例では、スナップ嵌め接続は、第１及び第２のハウジング構成要素の一方の少なくとも１つの開口部と、第１及び第２のハウジング構成要素の他方の少なくとも１つの開口部によって受け取られる少なくとも１つの偏向可能なラッチアームとを含む。

一例では、少なくとも１つの開口部は２つの開口部を含み、少なくとも１つの偏向可能なラッチアームは２つの偏向可能なラッチアームを含む。

一例では、エアクリーナアセンブリ用のフィルタカートリッジは、エアクリーナハウジング内に取り付けるように構成された媒体パックであって、反対側の入口流れ端部及び出口流れ端部の間で長手方向軸に沿って延在し、外周を定める媒体パックと、媒体パックの外周の少なくとも一部を取り囲む円周方向シェルと、媒体パック入口端部の近くで円周方向シェルから延びるフランジ構造と、半径方向フランジによって画定された複数の開放ポケット領域であって、エアクリーナアセンブリのハウジング本体上の突起を受け入れるように構成されている複数の開放ポケット領域と、フランジ構造上に支持されたシール構成とを含む。

一例では、シール構成は、外向きの半径方向シールである。

一例では、複数の開放ポケット領域の少なくとも１つは、円周方向シェルとシール構成との間に半径方向に配置される。

一例では、シール構成は、エアクリーナハウジングの内面に対してシールを形成するための少なくとも１つの半径方向外向きのリップシールを含む。

様々な追加の態様が、以下の記載に示されている。それら態様は個々の特徴に、及び特徴の組み合わせに関連付けることができる。前述の一般的な記載と以下の詳細な記載はどちらも例示及び説明に過ぎず、本明細書で開示される例の基礎となる広範な発明的概念を制限するものではないことを理解されたい。

本記載に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、本開示のいくつかの態様を示している。図面の簡単な説明は次のとおりである。

本開示による特徴を有するエアクリーナアセンブリの概略図である第１の斜視図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第２の斜視図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第３の斜視図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第４の斜視図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第１の側面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第２の側面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第３の側面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第４の側面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第１の端面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第２の端面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第１の斜視分解図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第２の斜視分解図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第１の断面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの第２の図である。 カバーアセンブリが取り外された図１に示されるエアクリーナアセンブリの第１の斜視図である。 図１５に示されるアセンブリの第２の斜視図である。 図１５に示されるアセンブリの第１の側面図である。 図１５に示されるアセンブリの第２の側面図である。 図１５に示されるアセンブリの第１の端面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリに取り付けられたフィルタカートリッジの第１の斜視図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第２の斜視図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第１の側面図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第２の側面図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第１の端面図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第２の端面図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの断面図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第１の分解斜視図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジの第２の分解斜視図である。 図２０に示されるフィルタカートリッジのシェルの第１の斜視図である。 図２９に示されるシェルの第２の斜視図である。 図２９に示されるシェルの第１の端面図である。 図２９に示されるシェルの第２の端面図である。 図２９に示されるシェルの第１の側面図である。 図２９に示されるシェルの第２の側面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリのカバーアセンブリの第１の斜視図である。 図３５に示されるカバーアセンブリの第２の斜視図である。 図３５に示されるカバーアセンブリの第１の側面図である。 図３５に示されるカバーアセンブリの第２の側面図である。 図３５に示されるカバーアセンブリの第３の側面図である。 図３５に示されるカバーアセンブリの第１の端面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリのハウジングの第１の斜視図である。 図４１に示されるハウジングの第２の斜視図である。 図４１に示されるハウジングの第１の端面図である。 図４１に示されるハウジングの第１の側面図である。 図４１に示されるハウジングの第２の側面図である。 図４１に示されるハウジングの第３の側面図である。 図４１に示されるハウジングの第４の側面図である。 図１に示されるエアクリーナアセンブリの部分断面図であり、フィルタカートリッジがエアクリーナアセンブリのハウジングに取り付けられつつある。 図４８に示されるエアクリーナアセンブリの部分断面図であり、フィルタカートリッジがさらに取り付けられつつある。 図４８に示されるエアクリーナアセンブリの部分断面図であり、フィルタカートリッジが完全に取り付けられている。 本開示による特徴を有するエアクリーナアセンブリの第２の例の概略図である第１の斜視図である。 図５１に示されるエアクリーナアセンブリの部分断面図であり、フィルタカートリッジがエアクリーナアセンブリのハウジングに取り付けられつつある。 図５１に示されるエアクリーナアセンブリの部分断面図であり、フィルタカートリッジがさらに取り付けられつつある。 図５２に示されるエアクリーナアセンブリの部分断面図であり、フィルタカートリッジが完全に取り付けられている。 本開示による特徴を有するエアクリーナアセンブリの第３の例の概略図である第１の斜視図であり、エアクリーナアセンブリのカバーは取り外されている。 図５５に示されるエアクリーナの側面図であり、フィルタカートリッジの取り付け部材がラッチ位置で示されている。 図５６に示されるエアクリーナの上面図である。 図５６に示されるエアクリーナの部分断面図であり、ラッチ位置にある第１の取り付け部材を示している。 図５６に示されるエアクリーナの部分断面図であり、ラッチ位置にある第２の取り付け部材を示している。 図５５に示されるエアクリーナアセンブリのエアフィルタカートリッジの斜視図である。 図５５に示されるエアクリーナアセンブリのハウジングの斜視図である。 図６０に示されるエアフィルタカートリッジの上面図である。 図６０に示されるエアフィルタカートリッジの第１の側面図である。 図６０に示されるエアフィルタカートリッジの第２の側面図である。 本開示による特徴を有するフィルタカートリッジの第４の例の概略的な第１の側面図である。 図６５に示されるフィルタカートリッジの概略的な第２の側面図である。 本開示による特徴を有するエアクリーナアセンブリの第４の例の概略図である斜視図である。 図６７に示されるエアクリーナアセンブリの分解斜視図である。 図６７に示されるエアクリーナアセンブリの第１の断面図である。 図６７に示されるエアクリーナアセンブリの第２の断面図である。 図６７に示されるエアクリーナアセンブリの一次及び二次フィルタカートリッジの側面図である。 図７１に示される一次フィルタカートリッジの斜視図である。 図７１に示される一次フィルタカートリッジの第１の側面図である。 図７１に示される一次フィルタカートリッジの第２の側面図である。 図７１に示される一次フィルタカートリッジの上面図である。 図７６に示される一次フィルタカートリッジの底面図である。 図７１に示される一次フィルタカートリッジの断面図である。 図７１に示される二次フィルタカートリッジの斜視図である。 図７１に示される二次フィルタカートリッジの上面図である。 図７１に示される二次フィルタカートリッジの第１の側面図である。 図７１に示される二次フィルタカートリッジの第２の側面図である。 本開示による特徴を有するエアクリーナアセンブリの第５の例の概略図である斜視図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの分解斜視図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの第１の側面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの第２の側面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの第３の側面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの第４の側面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの底面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの上面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの第１の断面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリの第２の断面図である。 図８２に示されるエアクリーナアセンブリのプレクリーナアセンブリの上面斜視図である。 図９２に示されるプレクリーナアセンブリの底面斜視図である。 図９２に示されるプレクリーナアセンブリの分解図である。 図９２に示されるプレクリーナアセンブリの断面図である。 図９２に示されるエアクリーナアセンブリの二次フィルタカートリッジの底面斜視図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの上面斜視図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの側面図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの断面図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの底面図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの上面図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの第１の端面図である。 図９６に示される二次フィルタカートリッジの第２の端面図である。 本開示による特徴を有するエアクリーナアセンブリの第６の例の概略図である斜視図である。 図１０４に示されるエアクリーナアセンブリの分解斜視図である。 図１０４に示されるエアクリーナアセンブリの第１の断面図である。 図１０４に示されるエアクリーナアセンブリの第２の断面図である。 図１０４に示されるエアクリーナアセンブリのハウジングの斜視図である。 図１０８に示されるハウジングの上面図である。 図１０４に示されるエアクリーナアセンブリの主フィルタカートリッジの斜視図である。 図１１０に示される主フィルタカートリッジの第１の側面図である。 図１１０に示される主フィルタカートリッジの第２の側面図である。 図１１０に示される主フィルタカートリッジの底面図である。 図１１０に示される主フィルタカートリッジの上面図である。 図１１０に示される主フィルタカートリッジの外側シェルの第１の斜視図である。 図１１５に示される外側シェルの第２の斜視図である。

様々な例が図面を参照して詳細に記載されている。同様の参照番号は、いくつかの図を通して同様の部品及びアセンブリを表す。様々な例への言及は、本明細書に添付された特許請求の範囲を限定しない。さらに、本明細書に記載されている例は、限定することを意図したものではなく、添付の特許請求の範囲の多くの可能な例のいくつかを記載しているに過ぎない。図面を参照すると、同様の参照番号はいくつかの図を通して同様又は類似の構成要素に対応している。
全体的な構成
図１～１４を参照すると、フィルタアセンブリ１００が示されている。多くの例において、図示されたフィルタアセンブリ１００は、例えば、内燃機関の吸気をろ過するために使用されるエアクリーナアセンブリ１００である。さらなる用途は、例えば、フィルタアセンブリ１００がクランクケース換気フィルタアセンブリである用途が可能であり、ここでフィルタカートリッジは、通常、粒子状及び液状汚染物質の両方を含むクランクケースブローバイガスをろ過するために使用される。両方のタイプのフィルタアセンブリは、一般に「ガスフィルタアセンブリ」である。それというのも、ろ過されるキャリアステージがガス（空気又はクランクケースの換気ガス）だからである。本明細書に記載の技術は、典型的にはガスろ過の用途で使用されるが、それらは必要に応じて他の材料、例えば液体のろ過で使用することができる。

ここで図を参照すると、いくつかの図を通して構成要素は同様の数字でラベル付けされており、図１は、本発明の実施形態によるエアクリーナ１０の斜視図である。エアクリーナ１０は、一次取り外し可能フィルタカートリッジ１００及び二次取り外し可能フィルタカートリッジ２００が配置される内部領域２０ｉを協働して画定するハウジング本体２０及びカバーアセンブリ３０を含む。エアクリーナアセンブリ１０はさらに、ろ過される空気がアセンブリ１０に入る空気入口端部５０を含む。エアクリーナアセンブリ１０は、ろ過された空気の出口のために配置される出口４０をさらに含む。出口４０は、ハウジング本体２０とは別個に作製してそれに取り付けることができ、又はハウジング本体２０の一部として一体的に構成することができる。

一態様では、図示のエアクリーナアセンブリ１０は、カバーアセンブリ３０の一部としてプレクリーナ６０を含む２段式エアクリーナアセンブリである。一態様では、カバーアセンブリ３０は、２つの分離可能な構成要素３０ａ、３０ｂとして提供され、ここで、カバー本体３０ａが側壁３２内に具体化され、プレクリーナ６０が第２の構成要素３０ｂとして具体化される。構成要素３０ａ、３０ｂは、留め具（例えば、ねじ）３０ｃを介してハウジング本体２０に固定することができる。プレクリーナ６０は一般に、空気がその中に配置されたフィルタカートリッジに到達する前に、空気流によってエアクリーナアセンブリ１０に運び込まれる選択された材料又は汚染物質を浄化するために使用される。プレクリーナは、一般に、空気を受け取り、大きな粒子を除去するために空気を回転させ、その後、予備浄化された空気がプレクリーナを出ることを可能にする複数のセパレータ管６２又は遠心セパレータを含む。セパレータ管６２は、図１３及び１４に示される断面図で最も容易に見ることができる。セパレータ管６２からの予備浄化された空気は、プレクリーナ６０の出口６４で出て、次にフィルタカートリッジ１００の入口流れ面に流入する。分離された大きな粒子を除去するために、スカベンジポート又は出口６６をカバーアセンブリ３０に設けることができる。図１４に示される実施形態では、１４個のセパレータ管６４が提供される。より多くの又はより少ないセパレータ管が提供されてもよい。エアクリーナアセンブリ１０は、プレクリーナアセンブリなしで提供されてもよく、その結果、エアクリーナアセンブリ１０は、一次フィルタカートリッジ１００のみ又は一次及び二次フィルタカートリッジ１００、２００を備えた単段式アセンブリである。

一態様では、ハウジング本体２０は、一対の長い直線状の側面２２ａと一対の短い湾曲した側面２２ｂとによって画定される周囲側壁２２によって画定される。一態様では、長い直線状の側面２２ａは、特に側面２２ｂと比較して、比較的柔軟である。側壁２２は、フィルタカートリッジ１００、２００を受け入れるための開放端２２ｃから出口４０に近接する出口端部２２ｄまで延びる。ハウジング本体２０は、図４１から図４７に分離して示されている。示されるように、周囲側壁２２は、開放端２２ａに近接する半径方向フランジ壁２４まで延びる。フランジ壁２４は、フィルタカートリッジ１００の対応するフランジ１２５（後述）を支持するためのものである。軸方向フランジ壁２６が、半径方向フランジ壁２４から延びるものとして同様に示されている。ハウジング本体２０の軸方向フランジ壁２６は、カバーアセンブリ３０の軸方向フランジ壁２６と協働して、湿気や汚染物質がフィルタハウジングに全体的に侵入するのを防ぐための対候性バリアを形成する。示されるように、複数の軸方向突起２８が半径方向フランジ壁２４から延びる。

軸方向突起２８は、フィルタカートリッジ１００の対応する開口部１２７（後述）によって受け入れられる。一緒にされると、突起２８及び開口部１２７は、突出部－受け入れ部構成の協働構成要素を形成し、ここで開口部１２７は突出部－受け入れ部構成の第１の構成要素１２７と呼ぶことができ、突起は第２の構成要素２８と呼ぶことができる。一態様では、軸方向突起２８は、傾斜面２８ａによりテーパ状になっており、開口部１２７内の突起２８のより容易な初期整列を可能にし、及び突起２８の全厚への滑らかな移行を可能にし、その結果、張力を徐々に増加させることができる。傾斜面２８ａは、ハウジング本体２０から外向きに面しているように示されているが、傾斜面２８ａは、ハウジング本体の長手方向軸に向かって内向きに面するように配置することもできる。図示の実施形態では、突起２８は、もっぱら傾斜面２８ａの側で開口部１２７の半径方向内側に面する部分に接触するため、開口部１２７と突起２８との間の相互作用は、比較的柔軟なハウジングの側壁の長い側面２２ａの半径方向外向きの撓みを抑制するようにのみ作用する。突起２８と開口部１２７との相互作用が側壁の長い側面２２ａを内向き及び外向き半径方向の両方において拘束するように傾斜面２８ａを備えた突起２８を突起２８の両側に設けることができるが、突起の位置を半径方向外側に移動する必要があるためにより大きなフィルタカートリッジ１００がもたらされ得る。したがって、ハウジング側壁２２ａに外向きの拘束を提供するために突起２８及び開口部を利用する開示された構成は、よりコンパクトな構成をもたらす。

示されるように、突起２８は、フランジ壁２４の長い側面２２ａに沿って配置される。示される実施形態では、突起２８は、フランジ壁２４の長い側面２４ａと平行な長手方向に延在する細長い部材として構成される。図示のように、フランジ壁２４の長い側面２４ａの一方に１つの突起２８が設けられ、他方に２つの突起２８が設けられる。しかしながら、各長い側面２４ａに２つ以上の突起２８を設けるなど、他の構成が可能である。突起２８は細長い部材として示されているが、突起２８は、様々な形状、例えば、円、三角形、正方形、その他などのプリズム状の幾何学的形状から形成することができる。

一態様では、ハウジング本体２０は、ハウジング本体２０の短い側面２２ｂに沿って配置された一対の凹部又はキャビティ２２ｅを画定する。凹部２２ｅは、受け入れ部－突出部構成の一部を形成し、フィルタカートリッジ１００の対応する形状の突出部１２１を受け入れるように構成される。協働して受け入れ部－突出部構成を形成する凹部２２ｅと突出部１２１との間の相互作用は、フィルタカートリッジ１００がハウジング本体２０と適切に整列されることを可能にし、その結果、フィルタカートリッジのシール部材１３０は、ハウジング本体２０のシール面２２ｆに対して適切にシールを形成する。フィルタカートリッジ１００の突出部１２１及びシール部材１３０は、以下のセクションでさらに考察される。

一態様では、エアクリーナアセンブリ１０は、エアクリーナアセンブリ１０を車両の一部などの構造物に取り付けるための取り付けシステム１２を備えることができる。図示のように、取り付けシステム１２は、ハウジング本体２０から延びる一対の足又はリブ１２ａとして提示される。足１２ａには、ねじ又はボルトを受け入れるための開口部１２ｂを設けることができる。いくつかの例では、開口部１２ｂには、ねじ山が切られている。

一態様では、エアクリーナアセンブリ１０は、エアクリーナアセンブリ１０を出る空気流を測定するための空気流感知システム１４を備えることができる。一態様では、空気流感知システム１４は、空気流測定構成要素１４ａを含む。一例では、空気流測定構成要素１４ａは、機械的空気流制限インジケータを含む。ハウジング本体２０は、空気流測定構成要素１４ａを受け入れるためのポート１４ｂを含むことができる。

一態様では、エアクリーナアセンブリ１０は、カバーアセンブリ３０をハウジング本体２０に固定するためのロック又はラッチ機構９０を含むことができる。図示の実施形態では、ラッチ機構９０は、カバーアセンブリ３０とハウジング本体２０との間のインターフェースの片側を固定する一対のオーバーセンタータイプのラッチ９２を含む。より多い又はより少ないラッチ９２が提供されてもよい。また、異なるスタイルのラッチを設けることもできる。示される実施形態では、ラッチ９２は、カバーアセンブリ３０に取り付けられ、ハウジング本体２０上に配置されたラッチ接続部分９２ａと係合する。代替的にラッチ９２はハウジング本体２０に取り付けることができる。

ラッチ９０の反対側のエアクリーナアセンブリ１０の側で、ハウジング本体２０は、一対の第１のインターフェース部材９４を含み、カバーアセンブリ３０は、一対の第２のインターフェース部材９６を含む。構成されるように、第１のインターフェース部材９４のそれぞれは、一対の中央開口部９４ａを画定し、第２のインターフェース部材９６のそれぞれは、一対の横方向に延びる突起９６ａを画定する。各第１のインターフェース部材９４の中央開口部９４ａは、第２のインターフェース部材９６の１つの横方向に延びる突起９６ａを受け入れるが、ハウジング本体２０に対するカバーアセンブリ３０の回転を可能にする。横方向に延びる突起９６ａを最初に開口部９４ａに挿入し、次にカバーアセンブリ３０をハウジング本体２０に対して閉位置に回転させることにより、カバーアセンブリ３０はハウジング本体２０に導入される。閉位置において、カバーアセンブリ３０をハウジング本体２０に固定するためにラッチ９２はハウジング本体ラッチ接続部分９２ａと係合することができる。２つのインターフェース部材９４、９６が示され、２つの開口部９４ａ及び２つの突起９６ａが各インターフェース部材９４、９６について示されているが、より多い又はより少ないインターフェース部材及び／又は突起及び開口部が提供されてもよい。さらに、いくつかの構成では、開口部９４ａをカバーアセンブリ３０に設けることができ、突起９６ａをハウジング本体２０に設けることができる。

示される実施形態では、カバーアセンブリ３０は、周囲壁３２及びフランジ壁３４によって画定される。カバーアセンブリ３０は、図３５～４０に分離して示されている。一態様では、周囲壁３２及びフランジ壁３４のそれぞれは、一対の短い湾曲した側面３２ｂ、３４ｂに隣接する一対の直線状の長い側面３２ａ、３４ａを有する。ハウジング本体２８の突起２８の位置で、カバーアセンブリ３０は、突起２８を受け入れるための凹部又はキャビティ部分３６を備えている。したがって、カバーアセンブリ３０が閉位置に回転されるとき、突起２８は閉動作と干渉しない。カバーアセンブリ３０にはまた、周囲壁３２から延びる半径方向のフランジ壁３４が設けられる。カバーアセンブリ３０が閉位置にあるとき、カバーアセンブリ３０のフランジ壁３４及び本体２０のフランジ壁２４はフィルタカートリッジ１００のフランジ壁１２５を挟んで、フィルタカートリッジ１００を導入位置に固定する。前述のように、カバーアセンブリ３０は、ハウジング本体２０のフランジ壁２６と共に耐候性バリアとして機能する軸方向に延びるフランジ壁３８も含む。フランジ壁３８は、フランジ壁３４の周りに完全に延びるものとして示されていないが、そのような構成が可能である。
フィルタカートリッジ１００
ここで図２０～３４を参照すると、エアクリーナアセンブリ１０のフィルタカートリッジ１００の例示的な実施形態が示されている。フィルタカートリッジ１００は、第１の端部１０２と第２の端部１０４との間に延びる。一態様では、第１の端部１０２は、フィルタカートリッジ１００の上流端として特徴付けることができ、第２の端部１０４は、フィルタカートリッジ１００の下流端として特徴付けることができる。フィルタカートリッジ１００は、主要又は一次フィルタカートリッジと考えることができ、所望の量の粒子状物質又は閉じ込め物質を選択的に分離するために使用される。

通常、フィルタカートリッジ１００はサービス部品又は取り外し可能構成要素であるので、エアクリーナ１０の寿命の間に所望又は必要に応じて定期的に取り外し可能及び交換可能である。特に、カートリッジ１００が閉塞されると、又は交換が必要になると、カバーアセンブリ３０はハウジング本体２０からロック解除され、閉塞されたフィルタ１００は取り外される。このような取り外しの後、フィルタカートリッジ１００を挿入することにより、別のフィルタ１００をハウジング本体２０内に配置することができる。

フィルタカートリッジ１００は、一般に、媒体パック１１０、シェル１２０、媒体パック１１０の入口端部のシール部材１３０、及び第２のシェル１４０を含む。

一態様では、一般にシール部材１３０は、比較的可撓性の材料で作られ、本明細書では「可撓性シール部材」と呼ばれることがあり、ピンチ、軸方向（すなわち、フィルタカートリッジの長手方向軸に直交する方向又は平面に面している）、又は半径方向（すなわち、フィルタカートリッジの長手方向軸に平行な方向又は平面に面している）シール部材を含むことができる。示されている例では、可撓性材料は射出成形された熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）である。シール部材１３０はまた、ポリウレタンなどの他の材料から形成されてもよい。本明細書に開示されるハウジング及びフィルタカートリッジの保持機能は、半径方向のシール部材を備えたフィルタカートリッジを備えた構成での使用に特に有利である。一例では、シール部材１３０は、シェル１２０上に直接成形された射出成形ガスケットとして提供される。図示の実施形態では、シール部材１３０は、一対の半径方向に作用する平行なリップシール１３２（１３２ａ、１３２ｂ）を有する射出成形されたガスケットとして提供される。いくつかの構成では、シール部材１３０は、媒体パック１１０上に直接形成するか、又は媒体パック１１０に直接固定することができる。一態様では、リップシール１３２は、内部領域２０ｉ内のハウジング本体２０の内面又は内側表面に対してシールする外向きの半径方向シールとして特徴付けることができる。

図２６を参照すると、シール部材１３０の詳細がさらに示されている。一態様では、２つのシールリップ１３２ａ、１３２ｂは、ベース部分１３０ａからフィルタカートリッジの長手方向軸に対して斜めの角度で延在し、その結果、シールリップは半径方向外向き方向及び第１の端部１０２に向かって軸方向に延在する。シール構成１３０はまた、シールリップ１３２ａ、１３２ｂの間の位置でベース部分１３０ａから延びるバンパー突出部１３３を含む。半径方向外向きに延びる厚い材料の領域であるバンパー突出部１３３は、フィルタカートリッジ１００をハウジング本体２０内のほぼ中央の位置に維持するのに役立ち、ハウジング本体２０内のフィルタカートリッジ１００の半径方向の動きを制限する。したがって、バンパー突出部１３３は、シールリップ１３２ａ、１３２ｂが一方の側で過度に圧縮され、次いで反対側で圧縮を解除され、ハウジング本体２０に対して潜在的にシールを解除しないことを確実にする。バンパー突出部１３３は、他の場所に配置することもできる。

図示のように、シェル１２０は、ハウジング本体２０内に画定された対応する凹部２２ｅに受け入れられる一対の突出部１２１を含む。図示の例では、突出部１２１は台形であり、その中央部分はシェル１２０の周囲壁１２２及びフランジ壁１２５から延びる傾斜面によって隣接されている。シール部材１３０は、突出部１２１に近接してフィルタカートリッジ１００の第２の端部１０４に向かって偏向しており、その結果、シール部材１３０は突出部１２１とフィルタカートリッジ１００の第２の端部１０４との間に位置する。他の場所では、シール部材１３０の一部は、突出部１２１と同一平面の関係に配置される。代替の構成では、突出部１２１はハウジング本体２０に提供され得、受け入れ構成２２はフィルタカートリッジ１００に提供され得る。一態様では、シェル突出部１２１及びシール部材１３０は、その全体が本明細書に参照により組み込まれる２０１７年６月２２日に公開されたＰＣＴ特許出願公開物の国際公開第２０１７／１０６７５２号パンフレットに示され記載されているのと同様の方法で構成される。国際公開第'７５２号パンフレット公開物は、台形形状の傾斜した突出部及び軸方向に偏向するシール部材を開示している。一態様では、フランジ壁１２５及び突出部１２１は、ハウジング２０と協働して、耐候性バリアを形成して、シール部材１３０を外部環境から遮蔽する。一態様では、突出部１２１は、ハウジング２０に対するフィルタカートリッジ１００の回転位置及び／又は軸方向位置を固定するように機能する。

図示の例では、媒体パック１１０は、プレクリーナ（提供されている場合）から未ろ過空気又は予備浄化済み空気を受け取る入口流れ面１１２と、ろ過済み空気を送出する出口流れ面１１４とを有する。媒体パック１１０は、図７０に単独で示されている。図示の例では、媒体パック１１０は長円形の断面形状を有し、それにより媒体パック１１０及びフィルタカートリッジ１００は、一対の長い直線状の側面１１０ａ、１００ａと、一対の短い丸みを帯びた側面１１０ｂ、１００ｂとを有する。しかしながら、湾曲した、丸みを帯びた、楕円形の、腎臓形の、レムニスケート形（すなわち、図８、ピーナッツ形、又は双眼鏡形）の、及び長方形の断面形状などの他の形状も可能である。そのような他の形状が提供される場合、ハウジング２０は、同様に、シール部材１３０がハウジング本体２０のシール面２２ｆとシールを形成できるように、同様の形状を備えることができる。そのような構成において、フィルタ及びハウジングの「長い側面」又は「長さ」は、最も長い寸法を有する、及び／又はフィルタ及びハウジングを通って延びる最も長い寸法の軸にほぼ沿って又は平行に走る周囲の各側面又は部分であるとして特徴付けることができる。同様に、フィルタ及びハウジングの「短い側面」又は「幅」は、最も短い寸法を有する、及び／又はフィルタ及びハウジングを通って延びるより短い寸法の軸にほぼ沿って又は平行に走る周囲の各側面又は部分として特徴付けることができる。例えば、腎臓形のフィルタは、より短い側面又は幅として特徴付けられる２つのより短い端部によって相互接続される、長い側面又は長さとして特徴付けられるより長い凹面及び凸面形状の側面を有する。同様に、レムニスケート形状のフィルタ要素は、２つの端部ローブと、相互接続する凹部との間に延在する２つの長い側面を有し、各ローブの端部の周りに延在する２つの短い側面を有するだろう。

一態様では、媒体パック１１０は、入口流れ面１１２と出口流れ面１１４との間に延びる外周１１６を画定する。図示の例では、媒体パック１１０は、コイル状媒体構造、例えば、縦溝流路付き又はｚフィルタ媒体構造を形成するために平行な縦溝流路を一緒に画定する縦溝流路の付いた（通常は波形の）媒体シートと、対面する媒体シートとを有する媒体構造から形成される。媒体パック１１０に適した媒体構成については、媒体のタイプと構成のセクションでより詳しく考察する。

一態様では、フィルタカートリッジ１００のシェル１２０及び１４０は、ＡＢＳプラスチックなどのポリマー材料から形成される。シェル１２０は、図２７～３４に分離して示されている。一態様では、シェル１２０は、媒体パック１１０の外周１１６の一部を取り囲む周囲壁１２２を画定し、シェル１４０は、媒体パックの外周１１６の一部を取り囲む周囲壁１４２を画定する。グリッド構造１２３が、媒体パック１１０の入口流れ面１１４を支持するためのシェル１２０を備えているものとして同じく示されている。グリッド構造１４３が、媒体パック１１０の出口流れ面１１４を支持するためのシェル１４０を同じく備えている。シェル１２０、１４０は、グリッド構造１２３、１４３なしで提供することができる。しかしながら、グリッド構造１２３、１４３は、巻かれた媒体パック１１０が入れ子式になるのを防ぐのに一役買う。シェル１２０、１４０は、接着剤によって媒体パック１１０に固定されてもよい。注目すべきことに、グリッド構造１２３は、フィルタカートリッジ１００が突起２８と開口部１２７との間の相互作用の力によって引き離されないように、開口部１２７間の方向においてフィルタカートリッジに構造的一体性を提供するのに一役買う。一態様では、周囲壁１２２は、図示のように、媒体パックの外周１１６の一部を取り囲んでもよく、又は媒体パックの外周１１６全体を取り囲んでもよい。後者の場合、シェル１２０及び１４０は、一体的に形成され得る。

一態様では、シェル１２０は、フランジ１２５（及び開口部１２７）及びグリッド構造１２３を支持する支持構造としてより一般的に特徴付けることができる。さらに、支持構造は、媒体パックの周囲に延びるシェル状の構造が必ずしも存在することなく媒体パック１１０に直接接続される支持リング又はフレームとして構成することができる。

シェル１２０はまた、オペレータがフィルタカートリッジ１００を取り外すこと及び取り付けることを可能にするための、フランジ壁１２５から延びる一対のハンドル１２４と一体的に形成されるものとして示されている。図示の例では、オープンスペース１２４ａがシェル１２０のハンドル１２４とフランジ壁１２５との間に存在し、オペレータがハンドル１２４を把持することを可能にするように、ハンドル１２４はシェル１２０と共に形成される。

シェル１２０はまた、半径方向に延びるフランジ壁１２５を含むものとして示されている。フランジ壁１２５は、シェル周囲壁１２２から、媒体パック１１０の外周１１６を越えて半径方向に延在する。媒体パック１１０と同様に、フランジ壁１２５は、一対の長い直線状の側面１２５ａと、一対の短い丸みを帯びた側面１２５ｂとを含む。フランジ壁１２５は、入口流れ面１１２に近接して配置され、ハンドル１２４の存在にもかかわらず、フィルタカートリッジ１００の入口の最遠位端を定める。フィルタカートリッジ１００がハウジング本体２０内に取り付けられると、フランジ壁１２５は、ハウジング本体２０上の対応するフランジ２４に当接する。したがって、フィルタカートリッジ１００は、フランジ壁１２５を介してハウジング本体２０によって支持される。

一態様では、フランジ壁１２５は、フランジ壁１２５の長い側面１２５ａに沿って配置された複数の開口部１２７を含む。図２６で最も容易に分かるように、開口部１２７は、媒体パックの外周１１６及びシェル周囲壁１２２から横方向にオフセットされる。このオフセットにより、開口部１２７は、ハウジング本体２０から延びる対応する形状の突出部２８を受け入れることができる。図示の実施形態では、開口部１２７は、フランジ壁１２５の長い側面１２５ａと平行な長手方向に延びるスロットとして構成される。示されるように、１つの開口部１２７が長い側面１２５ａの一方に設けられ、２つの開口部１２７がフランジ壁１２５の長い側面１２５ａの他方に設けられる。しかしながら、各長い側面１２５ａに２つ以上の開口部１２７を設けるなど、他の構成も可能である。開口部１２７は細長い開口部として示されているが、開口部１２７は、様々な形状、例えば、円、三角形、正方形、その他などの幾何学的形状から形成することができる。さらに、開口部１２７は、示されている単一の連続的なフランジ１２５ではなく、離散した又は別個のフランジ型部材から形成することができる。

フィルタカートリッジ１００がハウジング２０に取り付けられると、ハウジング本体２０の突出部２８は、フィルタカートリッジ１００の開口部１２７に完全に受け入れられ、ハウジング本体２０の可撓性側面２２ａを安定させる。同時に、シェル１２０の側壁１２２がハウジング本体内部領域２０ｉに引き込まれ、シール部材１３０のベース部材１３０ａがハウジング本体周囲壁１２２の内面に接触する。したがって、シェル側壁１２２及びベース部材１３０ａは、突出部２８及び開口部１２７が本体側壁１２２の内向き及び外向きの両方の撓みを提供する一方で、ハウジング本体側壁２２の内向きの撓みを防止する外向きの拘束をハウジング本体側壁２２に提供する。開示された構成はまた、フィルタカートリッジシール部材１３０に対してシール面２２ｆを積極的に配置することによって製造誤差を補償することができる。一構成では、フィルタカートリッジ１００と本体２２は、ベース部材１０３ａ／シェル側壁１２２とハウジング本体周囲壁１２２との間に接触がないように設計されており、ここで突出部２８及び開口部１２７は、ハウジング本体２０を安定させる唯一の特徴である。しかしながら、そのような接触が提供される場合、ハウジング本体２０の安定性が向上する。図１３～１９は、ハウジング本体２０に対してそのような位置にあるフィルタカートリッジ１００を示す。

フィルタカートリッジ１００は、ハウジング本体２０の内部のシール面２２ｆに対してシールする外向きの半径方向シール部材１３０を備えるので、ハウジング本体２０の外向きの撓みにより、ハウジング本体２０とシール部材１３０との間に漏れ経路が形成される可能性がある。このような撓みが最も発生しやすい場所は、ハウジング本体２０の長い側面２２ａに沿って存在する。この状況は、比較的高い長さ対幅のアスペクト比の楕円形又は長方形のフィルタカートリッジ１００及びハウジング本体２０が使用される場合に特に一般的である。そのような外向きの撓みが生じないことを確実にするために、突出部２８及び開口部１２７は、ハウジング本体２０の長い側面２２ａに沿って配置される。フィルタカートリッジ１００がハウジング本体２０内に取り付けられると、突出部２８は、開口部１２７にロックされる。したがって、突出部２８は、フィルタカートリッジ１００の開口部１２７によって半径方向外向きに撓むことが防止される。突出部２８はハウジング本体２０の一部であるので、ハウジング本体２０の長い側面２２ａは同様に、開口部１２７と突出部２８との間の相互作用によって半径方向外向きに撓むことが防止される。

図示の例では、開口部１２７は突出部２８に作用して、ハウジング本体２０を内側に所望の形状に引き寄せ、それにより、ハウジング本体の形状が制御され、より効果的なシールが形成される。このような構成では、傾斜面２８ａは、突出部２８を開口部１２７に最初に位置合わせするのに一役買う。例えば、図４８及び図４９を参照すると、突出部２８がハウジング本体の周囲壁２２をフィルタカートリッジ１００に引き寄せることが分かる。図５０は周囲壁２２の最終的な引き込み位置を示し、ここでは突出部２８がフィルタカートリッジ１００の開口部１２７内に完全に着座している。

突出部２８はハウジング本体２９に関連するものとして示され、開口部１２７はフィルタカートリッジ１００に関連するものとして示されているが、フィルタカートリッジ１００が突出部を備え、ハウジング本体２０が開口部を備えることができる。さらに、開口部１２７は、フランジ壁１２５を完全に貫通するように示されているが、開口部１２７は、同様に突出部２８の動きを制限するポケット又はキャビティ構造として形成することができる。
フィルタカートリッジ２００
図１１～２０を参照すると、例示的なエアクリーナアセンブリ１０は、任意選択の二次又は安全フィルタカートリッジ２００を含む。安全フィルタカートリッジ２００は、図１１及び１２に分離して示されている。安全フィルタ２００は一般に、主フィルタカートリッジ１００とハウジング本体２０の出口４０との間に配置可能である。典型的な配置では、安全フィルタ２００は、エアクリーナアセンブリ１０内に取り外し可能に配置され、また、所望により及び／又は必要に応じて、取り外し可能で交換可能なサービス構成要素であると通常考えられ得る。

安全フィルタ２００の例示的な実施形態は、シール部材２０４を担持し、一般にハウジング本体２０の内部領域のサイズ及び形状に一致し、及び好ましくは隙間なくハウジング本体２０の内面にシールすることができる外側フレーム２０２を含む。このようにして、安全フィルタ２００は、最初に安全フィルタ２００を通過しなければ空気が出口に到達できないように、ハウジングの壁に対して摩擦嵌合でハウジングに押し込むことができる。安全フィルタ２００はまた、プリーツ付き媒体などのろ過媒体２２０を含むことができる。ハンドル２０６もまた、フィルタカートリッジ２００の取り付け及びハウジング２０からの取り外しを支援するために提供され得る。ハウジング本体２０の凹部に受容されるタブ２０６ａがまた、フィルタカートリッジ２００上に提供され得、フィルタカートリッジ２００を適切な位置に保持するのに一役買う。
媒体のタイプと構成
任意のタイプのフィルタ媒体を、本発明の実施形態によるフィルタカートリッジ１００、２００用の媒体パックとして使用することができる。例示的な構成は、ｚフィルタ構造などの縦溝流路付きフィルタ媒体を含む。本明細書で使用される際「ｚフィルタ構造」という用語は、波形の、折り畳まれた、又は他の方法で形成されたフィルタ縦溝流路の個々のものを使用して、媒体を通る流体の流れのための長手方向の、通常は平行な入口及び出口フィルタ縦溝流路のセットを画定するタイプのフィルタ構造を指すことを意味し；流体は媒体の反対側の入口と出口の流れ端部（又は流れ面）の間の縦溝流路の長さに沿って流れる。フィルタ媒体のいくつかの例は、米国特許第５，８２０，６４６号明細書；同第５，７７２，８８３号明細書；同第５，９０２，３６４号明細書；同第５，７９２，２４７号明細書；同第５，８９５，５７４号明細書；同第６，２１０，４６９号明細書；同第６，１９０，４３２号明細書；同第６，３５０，２９６号明細書；同第６，１７９，８９０号明細書；同第６，２３５，１９５号明細書；同第Ｄ３９９，９４４号明細書；同第Ｄ４２８，１２８号明細書；同第Ｄ３９６，０９８号明細書；同第Ｄ３９８，０４６号明細書；及び同第Ｄ４３７，４０１号明細書に提供されており、これらはそれぞれ、参照により本明細書に組み込まれる。

１つのタイプのｚ－フィルタ媒体は、一緒に接合されて媒体構造を形成する２つの特定の媒体構成要素を利用する。２つの構成要素には、縦溝流路付き（通常は波形）の媒体シートと、対面する媒体シートとが含まれる。通常、対面する媒体シートは波形ではないが、参照により本明細書に組み込まれる、２００４年２月１１日に出願され、２００５年８月２５日にＰＣＴ国際公開第０５／０７７４８７号パンフレットとして公開された米国仮特許出願第６０／５４３，８０４号明細書に記載されているように、波形（例えば、縦溝流路方向に垂直）にすることも可能である。

縦溝流路付き媒体シート及び対面媒体シートは、平行な入口及び出口縦溝流路を有する媒体を画定するために一緒に使用される。いくつかの例では、縦溝流路付きシート及び対面シートは一緒に固定され、次に媒体ストリップとしてコイル状にされて、ｚフィルタ媒体構造を形成する。そのような構成は、例えば、米国特許第６，２３５，１９５号明細書及び同第６，１７９，８９０号明細書に記載されており、これらはそれぞれ、参照により本明細書に組み込まれる。

他の特定の構成では、対面媒体に固定された縦溝流路付き（通常は波形）媒体のいくつかの非コイル状セクション又はストリップが互いに積み重ねられて、フィルタ構造を形成する。

波形媒体は縦溝流路付き媒体の特定の形態であり、ここで縦溝流路付き媒体は、それを横切って延びる個々の縦溝流路又は隆起（例えば、波形又は折り曲げによって形成される）を有する。本明細書では、「波形」という用語は、２つの波形ローラ間に（例えば、得られる媒体に波形をもたらす適切な表面特徴をそれぞれ有する２つのローラ間のニップ又はバイトに）媒体を通過させることから生じる縦溝流路構造を有する媒体などの媒体中の構造を指すために使用される。

ｚ－フィルタ媒体を利用する保守整備可能なフィルタ要素又はフィルタカートリッジ構成は、「直線状貫流構成」又はその変化した形で呼ばれることもある。一般に、保守整備可能なフィルタ要素又はカートリッジには、入口流れ端部（又は面）と反対の出口流れ端部（又は面）があり、流れは概ね同じ直線貫通方向においてフィルタカートリッジを出入りする。この文脈における「保守整備可能」という用語は、対応する流体（例えば、空気）クリーナから定期的に取り外され、交換される媒体含有型フィルタカートリッジを指すことを意味する。
エアクリーナ１０（図５１～５４）
図５１～５４を参照すると、エアクリーナ１０の第２の例が示されている。エアクリーナ１０は、図１～５０に示されるエアクリーナ１０と概ね同様である。したがって、そのような類似性が存在する場合、前述の記載がこの例にも当てはまる。図５１～５４のエアクリーナ１０は、ハウジング本体２０の周囲壁２２が拘束される方法において第１の例とは異なる。この例では、開口部１２７は、ハウジング本体２０上の突起２８を受け入れる半径方向フランジ構造１２５によって画定されたポケット構造１２７として構成される。第１の例と同様に、フィルタカートリッジ１００が完全に取り付けられると、ポケット構造１２７は突起２８と接触し、周囲壁を所望の形状に引き込み、シール部材１３０とハウジング本体２０の内部シール面２２ｆとの間にシールが完全に形成されることを確実にする。
エアクリーナ１０（図５５～６０）
図５５～６０を参照すると、エアクリーナ１０の第３の例が提示されている。エアクリーナ１０は、図１～５０に示されるエアクリーナ１０と概ね同様である。したがって、そのような類似性が存在する場合、前述の記載がこの例にも当てはまる。図５５～６０のエアクリーナ１０は、２つの突出部２８及び開口部１２７のみがハウジング本体２０及びフランジ１２５の長い側面にそれぞれ設けられている点で第１の例とは異なる。さらに、シール部材１３０は、第１の例と比較して、フィルタカートリッジ１０２の第２の端部１０４にさらに向かって、及びフランジ１２５からより離れて配置されているように示されている。したがって、シール部材１３０は、フランジ１２５に隣接して、又はフランジ１２５から離れた位置に配置できることが示されている。図５５～６０のエアクリーナ１０はまた、第１の例の突出部１２１と同じ機能をフランジセグメント１２５ｄが果たすようにフィルタカートリッジの短い端部１２５ｂにおいて２つのセグメント１２５ｃ、１２５ｄに分割するフランジ１２５を有するものとしても示されている。

他の実施形態とは対照的に、フランジ１２５は、第１の端部１０２に隣接して配置されるのではなく、第１の端部１０２と第２の端部１０４との間の中間点に同様に配置される。フランジ１２５は第２の端部１０４の近くに配置することもできることに留意されたい。一態様では、ハウジング側壁２２を保持する開口部／突出部をシール部材１３０の近くに配置して、可撓性側壁２２の潜在的な撓みがシールの位置で最小になるようにすることが有利である。

一態様では、図５５～６４のエアクリーナは、フィルタカートリッジ１００をハウジング本体２０に固定するための取り付け構成１５０を含む。図示の実施形態では、フィルタカートリッジ１００は、第１の取り付け部材１５２を備え、これは本例では一対のヒンジ式ラッチ部材１５２として構成されている。ハウジング本体２０は、第１の取り付け部材１５２と相互接続する第２の取り付け部材１５４を備えている。図示の例では、第２の取り付け部材１５４は、ハウジング本体の側壁２２に設けられたリブ構造１５４として構成されている。一態様では、取り付け構成１５０は、ハウジング本体の側壁２２の長い側面２２ａ及びフィルタカートリッジ１００の長い側面１００ａに設けられる。

図５８、５９、及び６２で最も容易に分かるように、ヒンジ式ラッチ部材１５２は、第２の取り付け部材１５４が延在することができる開口部１５２ｂを画定する本体１５２ａを有する。ヒンジ式ラッチ部材１５２はまた、オペレータがラッチ部材１５２を把持するために使用することができ且つ本体１５２ａに強度を与えることもできるフランジ付き部材を備えているものとして示される。図示の例では、本体１５２ａは、リビングヒンジ１５２ｄを介してフランジ１２５に接続されている。リブ構造１５４は、ハウジング本体側壁２２から半径方向外向きに延びる本体１５４ａを含み、傾斜面１５４ｂ及びラッチ面１５４ｃを含む。傾斜面１５４ｂは、本体１５４ａがラッチ部材１５２の開口部１５２ｂとより容易に整列して通過することを可能にし、一方、ラッチ面１５４ｃは、開口部１５２ｂによって画定されたラッチ部材本体１５２ａの側縁部と係合する。したがって、ラッチ部材１５２とリブ構造１５４との間の相互作用は、互いにスナップ嵌め接続を形成すると言える。

図５５は、フィルタカートリッジ１００がハウジング本体２０から分離され得るように開放又は非ラッチ位置にあるラッチ部材１５２を示し、一方、図５６～５９は、フィルタカートリッジ１００がハウジング本体２０に固定されるようにラッチ又は閉鎖位置にあるラッチ部材１５２を示す。理解されるべきであるように、取り付け構成１５０は、ハウジング側壁２２が内側及び外側に撓むのをさらに抑制し、したがって、突出部－受け入れ部構成２８／１２７と共に使用して、ハウジング本体側壁２２の長い側面２２ａを安定させることができる。フィルタカートリッジ１００はヒンジ式ラッチ部材１５２を備えて示され、ハウジング２０はリブ構造１５４を備えて示されているが、ラッチ部材１５２の一方又は両方がハウジング本体２０上に配置され、リブ突出部１５４の１つ又は両方がフィルタカートリッジ１００上に配置されるように逆の構造を採用することができる。２つの取り付け構成１５０が示されているが、より少ない又はより多くのそれを提供することができる。
エアクリーナ１０（図６７～８１）
図６７～８１を参照すると、エアクリーナ１０の第４の例が提示されている。エアクリーナ１０は、図１～５０に示されるエアクリーナ１０と概ね同様である。したがって、そのような類似性が存在する場合、前述の記載がこの例に当てはまる。図６７～８１のエアクリーナ１０は、いくつかの点で第１の例とは異なる。例えば、エアフィルタカートリッジ１００のシール構成１３０は、追加の軸方向シール部材１３２ｃを含む。また、フィルタカートリッジ１００のハンドル１２４は、異なって構成されている。フィルタカートリッジ１００はまた、フィルタカートリッジ２００がハウジング本体２０内に完全に着座及び保持されることを確実にするためのスタンドオフ脚部１４４を含む。フィルタカートリッジ２００はまた、タブ２０６ａを備えずに示されている。次のセクションで考察するように、エアフィルタカートリッジ１００には、プレクリーナ又はカバーアセンブリ３０の突出部又はガイド部材６７を受け入れるための凹部１２１ａが突出部１２１に設けられている。

図７１～７５及び７７で最も容易に分かるように、シール構成１３０は、シール部材１３２ｃをさらに備えている。構成されるように、シール部材１３２ｃは、例えば、フランジ上にＴＰＥリップタイプシールを射出成形することによって、フランジ１２５上に形成される。一態様では、シール部材１３２ｃは、フランジ１２５上に閉ループを形成し、長手方向軸Ｘに対して斜めの角度でフランジ１２５から軸方向に離れる方向に延びる。取り付けられると、シール部材１３２ｃは、プレクリーナアセンブリ６０のフランジ壁３４と軸方向シールを形成する。図６９で最も容易に分かるように、フランジ壁３４及びフランジ１２４は、互いにほぼ平行であり、シール部材１３２ｃがそれらの間に延在する。この位置でのシールの形成は、プレクリーナアセンブリ６０を介して処理された全ての空気がエアフィルタカートリッジ１００に案内されることを確実にする。

エアフィルタカートリッジ１００は、第１の開示された実施形態と比較してより薄型であり且つ異なる位置にあるハンドル１２４も備えている。示されるように、２つのハンドル１２４は、フランジ１２５から軸方向に延在し、対向する対角コーナに配置される。各ハンドル１２４には、オペレータの指を受け入れるための開口部１２４ａを設けることができ、その結果、ハンドル１２４に引っ張り力を加えて、フィルタカートリッジ１００を取り外すことができる。薄型ハンドル１２４を設計に組み込むことにより、プレクリーナ出口とエアフィルタカートリッジ入口との間はより少ないスペースで済み、これにより、エアクリーナアセンブリ１０の全長を短くすることができる。さらに、ハンドル１２４の開示された設計は、シェル１２０全体がスライドゲートを使用することなく開閉射出成形プロセスで形成され得るという点で、より単純な成形手順を可能にする。

エアフィルタカートリッジ１００はさらに、長手方向軸Ｘ及び周囲壁１４２と概して平行な方向にシェル１４０の周囲壁１４２から延びるスタンドオフ脚部１４４を備える。図示の例では、スタンドオフ脚部１４４は、シェル１４０と一体的に形成される。しかしながら、スタンドオフ脚部１４４は、別個に形成され、後で取り付けられてもよい。図示の例では、４つのスタンドオフ脚部１４４が設けられている。しかしながら、より多い又はより少ないスタンドオフ脚部１４４が設けられてもよい。フィルタカートリッジ２００が少なくとも部分的に取り付けられると、フィルタカートリッジ１００のスタンドオフ脚部１４４は、フィルタカートリッジフレーム２０２の上面又はフランジ２０２ａに当接する。この接触が起こると、取り付け力及びフィルタカートリッジ１００の動きは、スタンドオフ脚部１４４を介してフィルタカートリッジ２００に圧力を加えて、フィルタカートリッジ２００を取り付け位置に完全に着座させる。取り付け後、スタンドオフ脚部１４４は、フィルタカートリッジ２００を所定の位置に保持するように機能する。図７８で最も容易に分かるように、フィルタカートリッジ２００は、スタンドオフ脚部１４４の反対方向に延びるハンドル２０６を含み、スタンドオフ脚部１４４によって形成されるフィルタカートリッジ１００の出口とフィルタカートリッジ２００の入口との間に画定される間隙内に存在する。
エアクリーナ１０（図８２～１０３）
図８２～８１を参照すると、エアクリーナ１０の第５の例が提示されている。エアクリーナ１０は、図６７～８１に示されるエアクリーナ１０と概ね同様である。例えば、エアフィルタカートリッジ１００は概ね同じ設計のものである。図１～５０に示されるエアクリーナ１０に関しても類似点が存在する。したがって、そのような類似性が存在する場合、前述の記載はこの例にも当てはまる。図８２～１０３のエアクリーナ１０は、いくつかの点で他の例とは異なる。例えば、エアクリーナ１０は、異なる安全フィルタカートリッジ２００の設計を備えており、異なるカバーアセンブリ３０の設計も備えている。

図９２～９５を参照すると、カバーアセンブリ３０が分離して示されている。カバーアセンブリ３０は、プレクリーナアセンブリ３０と呼ばれる場合があり、プレクリーナアセンブリ３０はプレクリーナ６０を収容する。一態様では、第１の構成要素３０ａは、第２の構成要素３０ｂに接続され、プレクリーナアセンブリ３０及びプレクリーナ６０を形成する。空気漏れを防ぐために、第１の構成要素３０ａとハウジング本体２０との間にシール部材３０ｄが設けられてもよい。プレクリーナ６０は一般に、空気がその中に配置されたフィルタカートリッジに到達する前に、空気流によってエアクリーナアセンブリ１０に運ばれる選択された材料又は汚染物質を浄化するために使用される。プレクリーナ６０は、一般に、大きな粒子を除去するために空気を受け取り、空気を回転させ、その後、予備浄化された空気がプレクリーナを出ることができるようにする複数のセパレータ管６２又は遠心セパレータを含む。示されるように、セパレータ管６２は、プレクリーナアセンブリ３０の第２の構成要素３０ｂ上に形成される。セパレータ管６２からの予備浄化された空気は、プレクリーナ６０の出口管６４に出て、次にフィルタカートリッジ１００の入口流れ面に流れ込む。示されるように、出口管６４は、プレクリーナアセンブリ３０の第１の構成要素３０ａ上に形成される。分離された大きな粒子を除去するために、スカベンジポート又は出口６６を設けることができる。図９２に示される実施形態では、１４個のセパレータ管７０が提供される。より多くの又はより少ないセパレータ管６２及び対応する出口管６４が提供されてもよい。エアプレクリーナアセンブリ３０はまた、第１の構成要素３０ａからハウジング本体２０及びフィルタカートリッジ１００の内部に向かって延びるガイド部材６７を備えることができる。一態様では、ガイド部材６７は、フィルタカートリッジ１００内の突出部１２１によって形成された凹部１２１ａに受けられる。このような構成は、ハウジング本体２０内でのフィルタカートリッジ１００の安定化をさらに位置決めすることを提供する。この特徴は、図６７～８１に示す例にも存在し、図７０及び７２～７５で最も容易に分かる。プレクリーナアセンブリ３０の第１の構成要素３０ａはまた、第１の構成要素３０ａとハウジング本体２０との間の半径方向の間隙を閉じて汚染物質の進入を防ぐための半径方向フランジ部分３５を備え得る。

図１～５０に示される例とは対照的に、第１及び第２の構成要素３０ａ、３０ｂは、外部留め具（例えば、留め具３０ｃ）とは無関係に、スナップ嵌め式の接続３３を介して一緒に固定される。したがって、図９２～９５のプレクリーナアセンブリ３０がハウジング本体２０から取り外されるとき、第１及び第２の構成要素３０ａ、３０ｂは、互いに接続されたままである。図１～５０に示す例では、第１及び第２の部分３０ａ、３０ｂは、構成要素３０ａ、３０ｂをハウジング本体２０に保持する同じ留め具３０ｃによって一緒に保持される。したがって、フィルタカートリッジ１００にアクセスするために留め具３０ｃが取り除かれると、構成要素３０ａ、３０ｂは分離される。したがって、スナップ嵌め接続３３は、フィルタカートリッジ１００及び／又は２００を保守整備するためにハウジング本体２０の内部にアクセスするときに、オペレータが２つの別個の構成要素を取り扱う必要がないという利点を有する。一態様では、スナップ嵌め接続３３は、第１の構成要素３０ａに形成された一対の凹部又は開口部３３ａと、第２の構成要素３０ｂに形成された対応する一対の偏向可能なラッチアーム３３ｂとによって形成される。図９５で最も容易に分かるように、偏向可能なラッチアーム３３ｂはそれぞれ、開口部３３ａに隣接する第１の構成要素３０ａに形成された捕捉面３３ｄと係合する外向きに傾斜したラッチ部分３３ｃを含む。

第２の構成要素３０ｂが第１の構成要素上に取り付けられているとき、ラッチ部分３３ｃの傾斜面３３ｅは、偏向可能なラッチアームを開口部３３ａに向かって内側に案内し、偏向させる。第２の構成要素３０ｂが第１の構成要素３０ｃにさらに取り付けられるとき、傾斜面３３ｅが第１の構成要素の捕捉面３３ｄを通過し、ラッチ部分３３ｃのラッチ面３３ｆが捕捉面３３ｄと係合するまで、偏向可能なラッチアーム３３ｂがその自然な状態に向かって外側に偏向する。この時点で、第１の構成要素３０ａは第２の構成要素３０ｂに固定される。図８２及び８４～８７で最も容易に分かるように、組み立てられたカバー又はプレクリーナアセンブリ３０は、クリップ又はラッチ９０を介してハウジング本体２０に固定され得る。図示の例では、クリップ又はラッチ９０は、第２の構成要素３０ｂと係合する。したがって、ラッチ９０は、第１及び第２の構成要素３０ａ、３０ｂを一緒にさらに固定するように動作する。図示の例では、クリップ又はラッチ９０は、ばね鋼ラッチである。本明細書に提示された概念から逸脱することなく、様々な材料から形成された他のタイプのラッチも使用可能である。

図９６～１０３を参照すると、フィルタカートリッジ２００がさらに詳細に示されている。一態様では、フィルタカートリッジ２００は、外側フレーム２０２、半径方向シール部材２０４、円周方向フランジ構造２０６、及び入口端部２２０ａと出口端部２２０ｂとの間に延びるろ過媒体２２０を含む。示されているように、ろ過媒体はプリーツ付き媒体である。しかしながら、縦溝流路付き媒体など、他のタイプの構成も可能である。図示の例では、円周方向フランジ構造２０６は、ろ過媒体２２０の入口端部２２０ａに近接し、外側フレーム２０２と一体に形成される。円周方向フランジ構造２０６は、外側フレーム２０２から半径方向外向きに延び、フィルタカートリッジ２００の取り付け及び取り外しの間、オペレータ用のハンドル面を提供するように機能する。円周方向フランジ構造２０６はまた、ハウジング本体２０の一部（例えばリブ２０ａ）に当接し、フィルタカートリッジ２００がハウジング本体２０内の所望の位置を越えて取り付けられないことを保証する。さらに、フランジ構造２０６は、フィルタカートリッジ２００の挿入中にハウジング本体２０の（非シール）内面とシール部材２０４との間の間隔を維持するように機能し、それにより、ハウジング本体２０の指定されたシール面と係合するまでシール部材２０４がハウジング本体２０と接触しないようにする。この機能は、シール部材２０４が、ハウジング本体２０の内面に存在する可能性がある汚染物質に曝されないようにするのに一役買う。外側フレーム２０２はまた、プリーツが適切に離間及び保持されることを保証するためのプリーツ管理構造２１０を備えて形成されるものとして示されている。

図示の例では、シール部材２０４は、射出成形された熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）である。シール部材２０４はまた、ポリウレタンなどの他の材料から形成されてもよい。一例では、シール部材２０４は、外側フレーム２０２上に直接成形された射出成形ガスケットとして提供される。図示の実施形態では、シール部材２０２は、半径方向リップシール２０４ａ及びバンパー部分２０４ｂを備えた射出成形ガスケットとして提供される。一態様では、シール部材２０４は、ろ過媒体２２０を取り囲む第１のセグメント２０４ｃを含み、セグメント２０４ｃは、ろ過媒体２２０の入口端部２２０ａ及び出口端部２２０ｂによって画定される平面間に軸方向に配置される。シール部材２０４はまた、ろ過媒体の出口端部２２０ｂによって定められる平面を越えて配置される第２のセグメント２０４ｄを含むものとして示されている。この構成を容易にするために、図９９に示すように、外側フレーム２０２には、第１のセグメント２０４ｃを支持する支持フレーム部分の高さＨ１よりも高い第２のセグメント２０４ｄを支持する延長高さＨ２が設けられている。第１及び第２のセグメント２０４ｃ、２０４ｄを一緒に接合するシール部材２０４の第３及び第４のセグメント２０４ｅ、２０４ｆが提供される。一態様では、第１及び第２のセグメント２０４ｃ、２０４ｄは、ろ過媒体２２０の入口及び出口端部２２０ａ、２２０ｂによって定められた平面に概ね平行であり、一方、セグメント２０４ｅ、２０４ｆはセグメント２０４ｃ、２０４ｄ及び入口及び出口端部２２０ａ、２２０ｂによって定められた平面に対して斜めの角度で延びる。フィルタカートリッジ２００の開示された設計の１つの利点は、図９０の内部空間２０ｂによって示されるように、ハウジング本体２０内のハンドル／フランジ構造２０６の下面にアクセスして把持するためにより多くの内部空間が利用できることである。
エアクリーナ１０（図１０４～１１５）
図１０４～１１５を参照すると、エアクリーナ１０の第６の例が提示されている。エアクリーナ１０は、図８２～１０３に示されるエアクリーナ１０と概ね同様である。例えば、安全フィルタカートリッジ２００及びプレクリーナアセンブリ６０は、（寸法は異なるが）同じ一般設計概念を組み込んでいる。図１～５０に示されるエアクリーナ１０に関しても、及び図５１～５４に示されるエアクリーナ１０に関しても、類似点が存在する。したがって、そのような類似性が存在する場合、前述の記載はこの例にも当てはまる。図１０４～１１５のエアクリーナ１０は、いくつかの点で他の例とは異なる。例えば、エアクリーナ１０は、異なる構成の主フィルタカートリッジ１００の設計及びハウジング本体２０の関連する構成の変更を備えている。

図１０４～１１５のエアクリーナ１０は、フィルタカートリッジ１００がポケットタイプの構造でハウジング本体２０の周囲壁２２を拘束するという点で、図５１～５４に示されるものと同様である。したがって、この例では、開口部１２７は、ハウジング本体２０上の突起２８を受け入れる半径方向フランジ構造１２５によって画定されるポケット構造１２７として構成される。ポケット構造１２７が突起２８に接触すると、周囲壁は、フィルタカートリッジ１００が完全に取り付けられると、所望の形状に引き込まれ、これにより、シール部材１３０とハウジング本体２０の内部シール面２２ｆとの間にシールが完全に形成されることが保証される。この例では、ハウジング本体２０には、追加の突起２９が設けられ、それらは半径方向フランジ構造１２５によって画定された追加のポケット構造又はチャネルによって受け入れられる。図１０６と１０７の断面図で最も簡単に分かるように、この構成により、シール部材１３０は、突起２８及びシール部材１３０が半径方向に整列されるように、ハウジング本体２０の突起２８の反対側に配置される。したがって、突起２８は、ポケット構造１２７及びシール部材１３０により直接的に作用して、シール部材１３０とハウジング本体内部シール面２２ｆとの間のシールを保証することができる。
その他の特徴及び利点
本明細書に開示されるフィルタカートリッジ１００のいくつかの例では、シール部材１３０は、先に説明したように、射出成形材料（例えば、ＴＰＥ）から形成される。他のタイプのシール材料（例えば、ポリウレタン）と比較して、シールリップ１３２を備えた射出成形シールは、ハウジングに対するシール１３０の過小及び過大な圧縮を補償する能力が低い。したがって、シールリップを備えた射出成形シール部材は、過大圧縮状態又は過少縮状態においてハウジングシール面２２ｆとシール部材１３０との間に漏れ経路を形成する可能性が高い。前述のように、ハウジング側壁２２は、長い側面２２ａに沿って比較的可撓性であり、したがって、より一般的には、シール部材に対して内向き及び外向きに撓む傾向がある。さらに、比較的長い側面を有するハウジングの製造公差は、シール部材１３０とシール面２２ｆとの間のシール性を損なう可能性のある不規則性をもたらす可能性がある。これらの両方の条件が存在する場合、リップシールを備えた射出成形シール部材を使用すると、望ましくない漏れ経路が特に形成されやすくなる。しかしながら、一緒に突出部－受け入れ部構成を形成する開口部１２７と突出部２８との間の相互作用は、これらの条件に対する解決策を提供し、シール部材１３０とシール面２２ｆとの間のシール性が適切に維持されるようにハウジング側壁２２を固定位置に拘束及び安定化するように働く。このシール性は、シール部材のベース部材１３０ａがハウジング側壁２２の内面に当接してハウジング側壁２２に内向きの拘束を提供する構成によってさらに強化される。このような拘束が提供される場合、ハウジング側壁２２は、シール部材１３０とシール面２２ｆとの間のシール性を有利に維持するために、内向き及び外向きの両方向において安定化される。バンパー突出部１３３はまた、ハウジング側壁２２を過度の内向きの撓みから拘束するための別の手段を提供することができる。特に、シール部材１３０は、突出部－受け入れ部構成２８／１２７とハウジング２２に接触するベース部材１３０ａの部分との間に軸方向に配置され、完全な拘束効果がシールが形成される場所に向けられるようにする。シール部材１３０が突出部－受け入れ部構成２８／１２７に近接しているほど、十分なシール性をより容易に維持することができる。しかしながら、シール部材１３０の位置は、特定の構成において、突出部－受け入れ部構成２８／１２７の位置から独立し得ることを理解されたい。

本明細書に開示されるエアフィルタカートリッジ１００のいずれにも、開口部１２７に近接した、又は開口部１２７から離れたシール部材１３０を設けることができる。例えば、シール部材１３０をフィルタカートリッジの第２の端部１０４に近接して配置することができる一方、開口部１２７をフィルタカートリッジの第１の端部１０２に近接して配置することができる。反対に、シール部材１３０をフィルタカートリッジの第１の端部１０２に近接して配置することができる一方、開口部１２７をフィルタカートリッジの第２の端部１０４に近接して配置することができる。さらに、シール部材１３０及び開口部１２７のどちらか又は両方は、フィルタカートリッジ１００の中間点又は中心位置（例えば、第１及び第２の端部１０２、１０４の間のカートリッジの中央４分の１、中央３分の１等）に配置することができる。シェル１２０は、シール部材１３０の位置に対応するフィルタカートリッジ１００の任意の地点に配置することができる。

前述のように、フィルタカートリッジ１００は、開口部１２７の代わりに突出部２８を代替的に備えてもよく、この際、開口部はハウジング本体２０に設けられる。そのような構成の例は、図６１及び６２に示され、そこでは突出部２８はフィルタカートリッジ１００の第２の端部１０４に向かう方向にフランジ１２５から延びている。さらに、フィルタカートリッジ１００に開口部１２７と突出部２８の両方を設けることができる一方、ハウジング本体２８にも同様に対応する開口部１２７及び突出部２８を設けることができる。さらに、フィルタカートリッジ１００及びハウジング本体２０には、例えば１、２、３、４、又はそれ以上など、各長い側面に沿って任意の数の所望の開口部１２７及び突出部２８を設けることができる。

前述の詳細な記載から、本開示の態様の趣旨又は範囲から逸脱することなく本開示の態様に修正及び変更を加えることができることは明らかであろう。本教示の多くの態様を実行するための最良の形態を詳細に記載してきたが、これらの教示が関連する技術に精通している者は、添付の特許請求の範囲内にある本教示を実施するための様々な代替態様を認識するであろう。

Claims (11)

1. エアクリーナアセンブリ用のフィルタカートリッジであって、
   ａ）反対側の入口流れ端部及び出口流れ端部の間で長手方向軸に沿って延びる媒体パックであって、外周を定める長さ及び幅を有し、前記長さは前記幅よりも大きい、媒体パックと、
   ｂ）前記媒体パックの外周の周りに配置された半径方向に向けられたシール部材と、
   ｃ）前記エアクリーナアセンブリのハウジング上に配置された突出部－受け入れ部構成の第２の部材と係合するための前記突出部－受け入れ部構成の第１の部材であって、前記媒体パックの外周の前記長さに沿って配置された第１の部材と
   を含み、
   前記第１の部材が、前記媒体パックの外周から半径方向に延びるフランジ上に提供され、
   前記第１の部材が開口部を画定する、
   フィルタカートリッジ。
2. さらに円周方向シェルが前記媒体パックの外周の少なくとも一部を取り囲む、請求項１に記載のフィルタカートリッジ。
3. 前記第１の部材が、前記円周方向シェルから半径方向に延びるフランジ上に提供される、請求項２に記載のフィルタカートリッジ。
4. 前記第１の部材が、前記第２の部材の突出部を受け入れるための開口部を画定する、請求項１～３のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
5. 前記第１の部材が、複数の第１の部材を含む、請求項１～４のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
6. 前記複数の第１の部材が離間している、請求項５に記載のフィルタカートリッジ。
7. 前記半径方向に向けられたシール部材及び前記第１の部材が、前記媒体パック出口端部よりも前記媒体パック入口端部の近くに配置される、請求項１～６のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
8. 前記第１の部材が、前記媒体パックの第１の長い側面に沿って配置された少なくとも１つの第１の部材と、前記媒体パックの第２の長い側面に沿って配置された少なくとも１つの第１の部材とを含む、請求項１～７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
9. 前記第１の部材が、前記媒体パックの前記第１の長い側面に配置された２つの第１の部材を含む、請求項８に記載のフィルタカートリッジ。
10. 前記開口部が、半径方向外向きの前記ハウジングの撓みを抑制するために半径方向内向きの接触面を画定する、請求項１～９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
11. 前記第１の部材が、前記半径方向に向けられたシール部材と比較して、前記媒体パック入口端部の近くに配置される、請求項１～１０のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

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