JP7290097B2 - ガラスフィルムの変形測定方法、ガラスフィルムの検査方法及びガラスフィルムの製造方法 - Google Patents

ガラスフィルムの変形測定方法、ガラスフィルムの検査方法及びガラスフィルムの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばダイヤフラムに使用されるガラスフィルムの変形を測定する方法、ガラスフィルムの検査方法及びガラスフィルムの製造方法に関する。
近年、生化学分野において、マイクロリアクタを用いて微量の試薬の分離、合成、抽出または分析などを行う手法が注目されている。マイクロリアクタは、例えばガラス等により構成される基板上に、半導体微細加工技術によって分析用の微小流路が形成されたマイクロチップにより構成される。
マイクロリアクタを用いた反応分析システムは、マイクロ・トータル・アナリシス・システム(μ-TAS)と呼ばれ、小型で高速及び高精度の反応分析を可能にする。マイクロリアクタに用いられるマイクロチップには、微小流路を開閉するバルブとしてダイヤフラムが使用されたものがある。
例えば特許文献1には、マイクロチップに適用可能なダイヤフラム装置(アクチュエータ)が開示される。ダイヤフラム装置は、中空部が設けられたガラス基板と、中空部を閉塞する、ダイヤフラムとしてのガラスフィルム(ガラス薄板)とを備える流体制御デバイスにより構成される。このダイヤフラム装置では、ガラスフィルムの厚さが1~50μmとされており、このガラスフィルムの変形によってガラス基板に係る中空部の容積を変化させることで、当該中空部に充填された流体の流れ及び出入等を制御する。
特開2014-29327号公報
マイクロチップが所期の機能を発揮するために、ガラスフィルムを精度良く変形させる必要がある。このため、ガラスフィルムの製造工程において、又はガラスフィルムを製造した後において、当該ガラスフィルムがダイヤフラムとして要求される変形特性を備えているか否かを検査することが必要となる。
そこで本発明は、ダイヤフラムとして使用されるガラスフィルムの変形特性を測定することを技術的課題とする。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、第一主面及び第二主面を有するガラスフィルムの変形を測定する方法において、開口部を有する支持基板に前記ガラスフィルムの前記第一主面を接触させる準備工程と、前記開口部に重なる前記ガラスフィルムの一部を膨出変形させる変形工程と、前記ガラスフィルムの変形を測定装置によって測定する測定工程と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、準備工程においてガラスフィルムを支持基板に支持させることで、ガラスフィルムの取り扱いが容易になる。また、変形工程によりガラスフィルムを変形させた後に、測定工程において測定装置によってガラスフィルムの変形を測定することで、ダイヤフラムとして使用されるガラスフィルムの変形特性を好適に測定できる。
前記支持基板は、前記ガラスフィルムの前記第一主面に接触する支持面を備え、前記支持面の表面粗さSaは、0.5nm未満であってもよい。また、前記支持面の表面粗さRaは、0.3nm未満であってもよく、前記支持面の表面粗さSaは、0.3nm未満であってもよい。
支持面の表面粗さRa,Saを上記の範囲とすることで、ガラスフィルムの第一主面を支持基板の支持面に密着させることが可能となる。これにより、支持基板は、ガラスフィルムの位置ずれを生じさせることなく、当該ガラスフィルムを好適に支持できる。
本発明に係るガラスフィルムの変形測定方法において、前記支持基板はガラス基板であってもよい。また、前記支持基板の厚みは、1mm以上とすることができる。
前記測定装置は、前記支持基板を固定する固定装置を備え、前記準備工程は、前記支持基板を前記固定装置に固定する工程を備え得る。ガラスフィルムを支持する支持基板を固定装置に固定することで、後の変形工程において、ガラスフィルムの位置ずれを生じさせることなく、当該ガラスフィルムに所望の変形を生じさせることが可能になる。
前記固定装置は、前記ガラスフィルムの前記第二主面を支持する基台と、前記支持基板を前記基台へ向けて押圧する押さえ部材とを備え、前記準備工程において、前記ガラスフィルムを前記支持基板と前記基台との間に挟持してもよい。基台と押さえ部材とによって支持基板を挟むことで、支持基板に支持されるガラスフィルムを好適に固定することが可能になる。
前記基台は、加圧した気体または液体を前記ガラスフィルムの前記第二主面へ誘導する圧力室を内部に有し、前記圧力室は前記支持基板の前記開口部と対向する位置に開口する圧出口を備え、前記変形工程において、前記圧出口から前記ガラスフィルムに圧力を印加し、前記ガラスフィルムの前記一部が前記圧力の印加方向に膨出するように変形させてもよい。これにより、ガラスフィルムの一部を確実に変形させることができる。
前記基台は、前記ガラスフィルムを支持する支持面に弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記圧出口から前記ガラスフィルムの前記第二主面へ連通する連通孔を備え、前記準備工程では、前記ガラスフィルムの前記第二主面を前記弾性部材に接触させてもよい。これにより、ガラスフィルムを支持基板と弾性部材とによって好適に支持できる。
前記測定装置は、前記ガラスフィルムの膨出変形方向側に配置されるとともに、前記ガラスフィルムの前記第一主面の変位量を測定するための変位計を備え、前記測定工程において、前記変形工程前後の前記変位量を測定してもよい。この変位計によって、ガラスフィルムの変形に伴う変位を精度良く測定できる。
前記変位計は、レーザ変位計であってもよく、前記押さえ部材は、前記ガラスフィルムの前記一部を前記変位計に対して露出させる開口窓を備えてもよい。かかる構成によれば、押さえ部材によってガラスフィルム及び支持基板を固定した状態で、当該押さえ部材の開口部を通じて露出するガラスフィルムの一部にレーザ変形計のレーザ光を照射することが可能になる。
前記開口窓は、前記変位計に対向する第一開口端と、前記支持基板に対向する第二開口端と、前記第二開口端から前記第一開口端に向かうにつれて拡径するテーパ状の内壁面とを備え、前記第一開口端の開口面積は、前記第二開口端の開口面積よりも大きく設定されてもよい。これにより、別の測定機器を変位計と並設した場合であっても、ガラスフィルムの変形を好適に測定することが可能になる。
また、本発明のガラスフィルムの変形測定方法において、前記支持基板の前記支持面は、前記ガラスフィルムの前記第一主面に対して分離可能に接触する面であり、前記準備工程では、前記ガラスフィルムの縁部が前記支持基板の縁部から食み出るように前記ガラスフィルムの前記第一主面を前記支持基板の前記支持面に接触させてもよい。
かかる構成によれば、支持基板の縁部から食み出しているガラスフィルムの縁部を指やチャックツールで掴み、支持基板から離れるように引くことで、ガラスフィルムを支持基板から容易に剥離させることができる。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、ガラスフィルムの変形測定方法を実施することにより、前記ガラスフィルムを検査する方法において、前記測定工程において測定されたガラスフィルムの変形に基づいて前記ガラスフィルムの良否を判定する判定工程を備えることを特徴とする。かかる構成によれば、ダイヤフラムに適したガラスフィルムを選別することが可能になる。
本発明に係るガラスフィルムの製造方法は、上記の課題を解決するためのものであり、上記いずれかのガラスフィルムの変形測定方法を実施した後に、前記ガラスフィルムを前記支持基板から剥離させる剥離工程を備えることを特徴とする。かかる構成によれば、ダイヤフラムに要求される変形特性を備えるガラスフィルムを好適に製造できる。
本発明によれば、ダイヤフラムとして使用されるガラスフィルムの変形特性を測定できる。
ガラスフィルムの測定装置を示す側面図である。 ガラスフィルムの測定装置の要部を示す断面図である。 ガラスフィルムが重ねられた支持基板を示す平面図である。 固定装置を示す分解斜視図である。 ガラスフィルムの製造方法を示すフローチャートである。 ガラスフィルムの製造方法における準備工程を示す斜視図である。 ガラスフィルムの製造方法における変形工程を示す断面図である。 ガラスフィルムの製造方法における剥離工程を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1乃至図8は、本発明に係るガラスフィルムの製造方法及び本方法に使用される測定装置の一実施形態を示す。
本実施形態に係る測定装置1は、ガラスフィルムGFを支持基板SPによって支持した状態で当該ガラスフィルムGFの一部に圧力を作用させ、その変形特性を測定するためのものである。
図1及び図2に示すように、測定装置1は、支持基板SP及びガラスフィルムGFを固定する固定装置2と、当該固定装置2の上方(ガラスフィルムGFの膨出変形方向側)に配される変位計3及び撮像カメラ4と、ガラスフィルムGFに圧力を付与する圧力付与装置としての流体圧式ポンプ5と、測定データを管理する管理装置6と、を備える。
ガラスフィルムGFは、矩形状(例えば長方形状)に構成されるが、この形状に限定されるものではない。ガラスフィルムGFは、例えばオーバーフローダウンドロー法によって成形されたガラスリボンを切断することにより構成されるが、これに限らず、他の成形法によって成形されてもよい。
ガラスフィルムGFの材料としては、例えば、無アルカリガラスが使用されるが、これに限定されない。本実施形態において、無アルカリガラスとは、アルカリ成分(アルカリ金属酸化物)が実質的に含まれていないガラスのことであって、具体的には、アルカリ成分の重量比が3000ppm以下のガラスのことである。本発明におけるアルカリ成分の重量比は、好ましくは1000ppm以下であり、より好ましくは500ppm以下であり、最も好ましくは300ppm以下である。
ガラスフィルムGFは、可撓性を有する超薄板ガラスにより構成される。ガラスフィルムGFの厚みは、1~500μmとされることが好ましく、より好ましくは、4~50μmである。可撓性を有する超薄板ガラスとしては、日本電気硝子株式会社製の「G-Leaf」(登録商標)が好適に使用される。
ガラスフィルムGFは、支持基板SPに接触する第一主面GFaと、第一主面GFaの反対側に位置する第二主面GFbとを含む。さらにガラスフィルムGFは、短辺としての第一縁部GF1及び第二縁部GF2と、長辺としての第三縁部GF3及び第四縁部GF4と、を有する。第一主面GFa及び第二主面GFbの表面粗さ(算術平均粗さ)Raは、0.1nm以上0.5nm未満とされ、好ましくは0.1nm以上0.3nm未満とされる。第一主面GFa及び第二主面GFbの表面粗さ(算出平均粗さ)Saは、0.1nm以上0.5nm未満とされ、好ましくは0.1nm以上0.3nm未満とされる。
支持基板SPは、ガラス基板により構成されるが、この構成に限らず、樹脂、金属その他の材料により板状又はブロック状に構成されてもよい。支持基板SPの厚みは、1mm以上とされることが好ましい。支持基板SPは、矩形状(例えば正方形状)に構成されるが、この形状に限定されるものではない。支持基板SPは、第一の面SPa及び第二の面SPbと、厚み方向に貫通する開口部SPcとを含む。さらに支持基板SPは、ほぼ平行な第一縁部SP1及び第二縁部SP2と、第一縁部SP1及び第二縁部SP2とほぼ直角を為す第三縁部SP3及び第四縁部SP4と、を有する。
支持基板SPの第一の面SPaは、ガラスフィルムGFの第一主面GFaを分離可能に支持する面(支持面)として機能する。ここで、「分離可能に支持する」とは、支持基板SPの第一の面SPaが、接着や溶着といった固定手段を用いることなく、ガラスフィルムGFの第一主面GFaに密着することをいう。
支持基板SPの第一の面SPa及び第二の面SPbの表面粗さ(算術平均粗さ)Raは、0.1nm以上0.5nm未満とされ、好ましくは0.1nm以上0.3nm未満とされる。第一の面SPa及び第二の面SPbの表面粗さ(算出平均粗さ)Saは、0.1nm以上0.5nm未満とされ、好ましくは0.1nm以上0.3nm未満とされる。
支持基板SPの開口部SPcは円形状に構成されるが、この形状に限定されるものではない。支持基板SPに支持された状態において、ガラスフィルムGFは、開口部SPcに重なる部分が支持基板SPと接触せずに変形可能な状態となる。
図3に示すように、ガラスフィルムGFは、支持基板SPの開口部SPcを覆うように、当該支持基板SPの第一の面SPaに重ねられる。この状態において、ガラスフィルムGFの第一縁部GF1及び第二縁部GF2は、支持基板SPの第一縁部SP1及び第二縁部SP2とほぼ平行となり、ガラスフィルムGFの第三縁部GF3及び第四縁部GF4が支持基板SPの第三縁部SP3及び第四縁部SP4とほぼ平行となるが、この配置態様に限定されない。
ガラスフィルムGFは、第一縁部GF1及び第二縁部GF2が支持基板SPと重ならないように当該支持基板SPに重ねられる。すなわち、ガラスフィルムGFの第一縁部GF1は、支持基板SPの第一縁部SP1から食み出た状態となる。また、ガラスフィルムGFの第二縁部GF2は、支持基板SPの第二縁部SP2から食み出た状態となる。この構成に限らず、ガラスフィルムGFは、その第一縁部GF1及び第二縁部GF2のうち、一方のみが支持基板SPの縁部SP1,SP2から食み出るように配置されてもよい。
ガラスフィルムGFの第一縁部GF1が支持基板SPの第一縁部SP1から食み出る量、すなわち、ガラスフィルムGFの第一縁部GF1と支持基板SPの第一縁部SP1との距離L1は、1mm以上とされ、好ましくは5~10mmとされる。
ガラスフィルムGFの第二縁部GF2が支持基板SPの第二縁部SP2から食み出る量、すなわち、ガラスフィルムGFの第二縁部GF2と支持基板SPの第二縁部SP2との距離L2は、1mm以上とされ、好ましくは5~10mmとされる。
ガラスフィルムGFの第三縁部GF3及び第四縁部GF4は、その一部が支持基板SPの第一の面SPaと重なるように配置され、他の一部が支持基板SPの第一縁部SP1及び第二縁部SP2から食み出るように配置される。
ガラスフィルムGFの第三縁部SP3と支持基板SPの開口部SPcとの最短距離L3は、0.5mm以上とされ、好ましくは、1mm以上とされる。ガラスフィルムGFの第四縁部GF4と支持基板SPの開口部SPcとの最短距離L4は、0.5mm以上とされ、好ましくは1mm以上とされる。
図1、図2及び図4に示すように、固定装置2は、ガラスフィルムGF及び支持基板SPが載置される基台7と、基台7の下部に配置されるXYテーブル8と、ガラスフィルムGF及び支持基板SPを押圧する押さえ部材9と、基台7と押さえ部材9との間に配される複数のスペーサ10と、押さえ部材9を基台7に固定する固定具11と、を備える。
基台7は、基部12と、当該基部12の上面(ガラスフィルムGFを支持するための支持面)に配される弾性部材13とを備える。
基部12は、ステンレス鋼その他の金属によりブロック状又は板状に構成される。基部12は、ガラスフィルムGFに圧力を作用させる圧力室14と、固定具11が挿通される貫通孔15とを有する。圧力室14は、基台7に載置されるガラスフィルムGFに対向する圧出口14aを有する。圧出口14aは円形状に構成されるが、この形状に限定されない。圧力室14は、この圧出口14aを通じてガラスフィルムGFに圧力を作用させる。
弾性部材13は、例えばゴム等の樹脂によりシート状に構成される。弾性部材13は、ガラスフィルムGFを支持する緩衝材として機能し、圧力室14の圧出口14aからの流体の漏出を防止するシール部材としても機能する。
弾性部材13は、厚み方向に貫通する連通孔16と、固定具11が挿通される貫通孔17とを有する。連通孔16は、円形状に構成されるが、この形状に限定されない。連通孔16は、圧力室14の圧出口14aと重なるように、すなわち開口断面が圧出口14aと同一形状且つ同一寸法となるように形成および配置されている。これにより、連通孔16は圧力室14の圧出口14aと連通し、ガラスフィルムGFを支持した状態で、圧力室14の圧力を当該ガラスフィルムGFの第二主面GFbに作用させることができる。
XYテーブル8は、基台7の水平方向における位置を変更できる。すなわち、XYテーブル8は、変位計3及び撮像カメラ4によるガラスフィルムGFの測定が可能となるように、水平方向における基台7の位置を調整できる。
押さえ部材9は、ステンレス鋼その他の金属により板状又はブロック状に構成される。押さえ部材9は、基台7に載置された支持基板SPに接触する押圧面18と、厚み方向に貫通する開口窓19と、固定具11が挿通される貫通孔20とを有する。
押圧面18は、基台7に対向するように配される。押圧面18は、基台7に載置される、支持基板SPの第二の面SPb及びスペーサ10に接触する。
開口窓19は、基台7と押さえ部材9とによって固定されるガラスフィルムGFの一部を変位計3及び撮像カメラ4に対して露出させるためのものである。開口窓19は、変位計3に対向する第一開口端19aと、基台7に対向する第二開口端19bと、第二開口端19bから第一開口端19aに向かうにつれて拡径するテーパ状の内壁面19cとを有する。
第一開口端19a及び第二開口端19bは円形状に構成されるが、この形状に限定されるものではない。第一開口端19aの直径は、第二開口端19bの直径よりも大きい。すなわち、第一開口端19aの開口面積は、第二開口端19bの開口面積よりも大きく設定されている。
スペーサ10は、矩形状のガラス板により構成されるが、これに限らず、金属、樹脂その他の材料により板状又はブロック状に構成されてもよい。複数のスペーサ10は、ガラスフィルムGF及び支持基板SPとともに基台7の弾性部材13上に配置される。各スペーサ10は、弾性部材13に載置されたガラスフィルムGF及び支持基板SPに接触しないように、これらから離れた位置に配される。
固定具11は、押さえ部材9を基台7に固定するためのものである。固定具11は、ボルト11a及びナット11bにより構成されるが、この構成に限定されない。
変位計3は、反射型のレーザ変位計により構成されるが、この構成に限定されない。変位計3は、押さえ部材9の開口窓19の直上に配置されている。変位計3は、第一開口端19aを通じて第二開口端19bの範囲内におけるガラスフィルムGFの一部にレーザ光Lを照射する。ガラスフィルムGFから反射したレーザ光を受光することで、変位計3は、鉛直方向における当該変位計3とガラスフィルムGFとの距離を測定する。また、変位計3は、管理装置6に対して通信可能に接続されている。
撮像カメラ4は、固定装置2の上方において、変位計3と並設されている。撮像カメラ4は、押さえ部材9の第一開口端19aを通じて、第二開口端19bの範囲内におけるガラスフィルムGFの一部の挙動を動画及び静止画として撮影する。また、撮像カメラ4は、管理装置6に対して通信可能に接続されている。
ポンプ5は、空圧ポンプにより構成されるが、これに限らず水圧ポンプにより構成され得る。ポンプ5は、固定装置2における基台7の圧力室14に接続されている。本実施形態に係るポンプ5は、圧力室14に正圧を付与するが、これに限らず負圧を付与するものであってもよい。
管理装置6は、例えばCPU、ROM、RAM、HDD、モニタ、入出力インターフェース等の各種ハードウェアを実装するコンピュータ(制御盤、PC等)を含む。管理装置6は、各種の演算を実行する演算処理部と、各種のデータを格納する記憶部とを備える。
演算処理部は、変位計3により測定されたガラスフィルムGFの変位データ及び撮像カメラ4により撮像された画像データをモニタに表示させる。演算処理部は、変位計3により測定されたデータに基づいて、ガラスフィルムGFの変形量を算出する。演算処理部は、算出したガラスフィルムGFの変形量を基準値(閾値)と比較し、当該変形量の良否を判定する。
記憶部は、変位計3により測定されたデータ、撮像カメラ4により撮像された画像データ、及び演算処理部による演算処理を実行するための各種プログラム等を保存する。
以下、上記構成の測定装置1の使用を伴うガラスフィルムGFの製造方法(ガラスフィルムGFの検査方法及び測定方法を含む)について説明する。この製造方法では、オーバーフローダウンドロー法によって形成されたガラスリボンを切断することで、矩形状のガラスフィルムGFを形成した後、測定装置1によってガラスフィルムGFの変形量及び変形の態様を測定及び評価し、ガラスフィルムGFの製品(ダイヤフラム)としての良否を判定する。
図5に示すように、ガラスフィルムGFの製造方法は、ガラスフィルムGFを固定装置2に装着する準備工程S1と、測定装置1に装着されたガラスフィルムGFを変形させる変形工程S2と、ガラスフィルムGFの変形量及び変形態様を測定する測定工程S3と、測定工程S3の測定結果に基づいてガラスフィルムGFの良否を判定する判定工程S4と、ガラスフィルムGFを支持基板SPから剥離させる剥離工程S5と、を備える。
図6に示すように、準備工程S1では、まずガラスフィルムGFを支持基板SPの第一の面SPaに接触させる。この場合において、ガラスフィルムGFは、その第一縁部GF1及び第二縁部GF2が支持基板SPの第一縁部SP1及び第二縁部SP2から食み出るように、当該支持基板SPに重ねられる。さらに、ガラスフィルムGFの第一主面GFaは、支持基板SPの第一の面SPaに接触する。ガラスフィルムGFの第一主面GFaと支持基板SPの第一の面SPaは、その表面張力によって密着する。これにより、ガラスフィルムGFは、支持基板SPに支持される。
その後、ガラスフィルムGF及び支持基板SPは、固定装置2の基台7上に配置される。ガラスフィルムGFは、第二主面GFbが下方に向いた状態で基台7に載置される。このとき、ガラスフィルムGFの第二主面GFbは、基台7の弾性部材13に接触する。これにより、ガラスフィルムGFは、支持基板SPと基台7の弾性部材13とによって挟まれた状態となる。この場合において、支持基板SPの開口部SPcは、ガラスフィルムGFを介して対向する弾性部材13の連通孔16と重なるように配置される。
複数のスペーサ10は、ガラスフィルムGF及び支持基板SPが基台7に載置される前に基台7に載置されてもよく、ガラスフィルムGF及び支持基板SPが基台7に載置された後に基台7に載置されてもよい。
ガラスフィルムGF、支持基板SP及びスペーサ10が基台7に載置されると、押さえ部材9が基台7に載置される。この場合において、押さえ部材9の押圧面18は、支持基板SPの第二の面SPb及び各スペーサ10に接触する。また、押さえ部材9の第二開口端19bは、基台7に載置されている支持基板SPの開口部SPcに重ねられる。
その後、押さえ部材9の貫通孔20、及び基台7の貫通孔15,17に、固定具11におけるボルト11aの軸部が挿通され、当該軸部の端部にナット11bが螺合する。これにより、ガラスフィルムGF及び支持基板SPは、押さえ部材9の押圧面18と基台7の弾性部材13とに挟まれた状態で固定装置2に固定される。この場合において、ガラスフィルムGFの第一主面GFaは、押さえ部材9の第二開口端19bに重なる部分が変位計3及び撮像カメラ4に対して露出した状態となる。また、ガラスフィルムGFの第二主面GFbは、基台7の弾性部材13の連通孔16に重なる部分が圧力室14に面し、圧力室14による圧力を受けることが可能な状態となる。
その後、必要に応じ、基台7の位置がXYテーブル8によって微調整される。基台7の位置は、押さえ部材9の第二開口端19bの中心位置に変位計3のレーザ光Lが照射されるように調整される。この場合において、第一開口端19aの開口面積が第二開口端19bの開口面積よりも大きく設定されていることから、第二開口端19bの範囲内で露出するガラスフィルムGFの一部の位置を、押さえ部材9の斜め上方位置から目視で確認できる。したがって、変位計3及び撮像カメラ4が邪魔になることなく、基台7の位置を調整できる。基台7の位置決めが終了すると、準備工程S1が完了する。
変形工程S2では、ポンプ5によって基台7の圧力室14に圧縮空気が送り込まれて圧力室14が加圧され(圧縮空気が圧出口14aに誘導され)、弾性部材13の連通孔16を通じてガラスフィルムGFの一部に圧力が作用する。具体的には、支持基板SPの開口部SPcと基台7の弾性部材13の連通孔16とに重なるガラスフィルムGFの一部に圧力が作用する。図7に示すように、ガラスフィルムGFは、支持基板SPの開口部SPcの範囲内で、上方(圧力の印加方向)に膨らむように弾性変形する(二点鎖線で示す)。
測定工程S3において、変位計3は、押さえ部材9の第二開口端19bの範囲内にあるガラスフィルムGFの一部にレーザ光Lを照射し、変位計3と照射部位との距離を測定する。また、撮像カメラ4は、押さえ部材9の第二開口端19bの範囲内において、ガラスフィルムGFの変形前と変形後の態様を静止画像又は動画として撮影する。変位計3及び撮像カメラ4は、取得したデータを管理装置6に送信する。
判定工程S4において、管理装置6の演算処理部は、変位計3から受信した測定データに基づいて、ガラスフィルムGFの変形量を算出する。記憶部には、変形前のガラスフィルムGFの位置データ(変位計3とガラスフィルムGFとの距離に係るデータ)が保存されている。演算処理部は、変形前のガラスフィルムGFの位置データと、変位計3から受信した測定データとの差により、ガラスフィルムGFの変形量(第一主面GFaの変位量)を算出する。
その後、演算処理部は、記憶部に保存される変形量の基準値(閾値)と、算出した変形量とを比較する。演算処理部は、変形量が基準値以上である場合に良と判定し、そのガラスフィルムGFを良品として認定する。演算処理部は、変形量が基準値未満である場合に不良と判定し、そのガラスフィルムGFを不良品と認定する。
管理装置6は、変位計3によって測定されたデータ、演算処理部による変形量の判定結果、ガラスフィルムGFの良否、及び撮像カメラ4によって撮影されたガラスフィルムGFの挙動に関する画像データをモニタに表示する。管理装置6の使用者は、モニタに表示される画像データに画像処理を施すことで、ガラスフィルムGFの変形の態様を解析できる。
剥離工程S5では、固定装置2によるガラスフィルムGFの固定が解除される。すなわち、固定具11による押さえ部材9と基台7との連結が解除され、押さえ部材9が基台7から取り外される。その後、基台7から支持基板SPが取り出される。この際、ガラスフィルムGFは支持基板SPと密着していることから、支持基板SPとともに基台7から取り出される。
その後、図8に示すように、支持基板SPの第一縁部SP1から食み出しているガラスフィルムGFの第一縁部GF1を指又はチャックツール等によって掴み、支持基板SPから離れるように移動させる。これにより、ガラスフィルムGFは支持基板SPから引き剥がされる。なお、判定工程S4において不良と判定されたガラスフィルムGFは、支持基板SPから剥離されずに廃棄されてもよい。
以上説明した本発明に係るガラスフィルムGFの製造方法(ガラスフィルムGFの測定方法及び検査方法)によれば、準備工程S1においてガラスフィルムGFを支持基板SPに支持させることで、支持基板SPを指又はチャックツールによって把持し、ガラスフィルムGFを移動させることができる。したがって、可撓性を有する薄膜状のガラスフィルムGFの取り扱いが容易となり、固定装置2に対するガラスフィルムGFの装着作業、又は当該固定装置2からのガラスフィルムGFの取り出し作業を効率良く行うことができる。
また、変形工程S2において、ポンプ5及び圧力室14を介してガラスフィルムGFの一部に圧力を作用させることで、支持基板SPの開口部SPcの範囲内に位置するガラスフィルムGFの一部を変形させることができる。さらに、測定工程S3において、変位計3及び撮像カメラ4によってガラスフィルムGFの変形を測定し、判定工程S4において変形量の良否を判定することで、ガラスフィルムGFの変形特性を好適に測定及び評価できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、ガラスフィルムGFを変形させる手段として、流体圧式のポンプ5を使用する例を示したが、本発明はこの構成に限定されものではない。例えば、ガラスフィルムGFに接触させた押圧部材をガラスフィルムGFの厚み方向に沿って往復移動させることで、当該ガラスフィルムGFを変形させてもよい。
上記の実施形態では、ガラスフィルムGFの良否の判定を管理装置6により行う例を示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、測定装置1の測定値を当該測定装置1の使用者が所定の基準値と比較することにより、測定値の良否及びガラスフィルムGFの良否を判定してもよい。
上記の実施形態では、ガラスフィルムGFを一枚の支持基板SPによって支持させる例を示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。他の実施形態として、ガラスフィルムGFは、二枚の支持基板SPによって挟まれることで支持されてもよい。
上記の実施形態では、管理装置6によってガラスフィルムGFの変形量を算出する例を示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、変位計3に内蔵されるコンピュータによってガラスフィルムGFの変形量を算出し、当該変形量に係るデータを管理装置6に送信する構成を採用してもよい。
上記の実施形態では、ガラスフィルムGFの製造工程中に当該ガラスフィルムGFの測定及び検査を行う例を示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。本発明に係るガラスフィルムの測定方法及び検査方法は、ガラスフィルムが製品として出荷された後に実施されてもよい。
上記実施形態では、空気を圧縮して圧力室14を加圧し、ガラスフィルムGFを変形させる例を示したが、本発明は上記形態に限られず、圧力を印加可能な媒質であれば任意の媒質を圧縮してガラスフィルムGFに圧力を作用させて良い。例えば、窒素ガスなどの任意のガスや、水などの任意の液体を圧縮することによりガラスフィルムGFに圧力を作用させて良い。
1 測定装置
2 固定装置
3 変位計
7 基台
9 押さえ部材
13 弾性部材
14 圧力室
14a 圧出口
16 連通孔
19 押さえ部材の開口窓
19a 第一開口端
19b 第二開口端
19c テーパ状の内壁面
GF ガラスフィルム
GFa 第一主面
GFb 第二主面
GF1 ガラスフィルムの第一縁部
GF2 ガラスフィルムの第二縁部
S1 準備工程
S2 変形工程
S3 測定工程
S4 判定工程
S5 剥離工程
SP 支持基板
SPa 第一の面(支持面)
SPc 支持基板の開口部
SP1 支持基板の第一縁部
SP2 支持基板の第二縁部

Claims (13)

  1. 第一主面及び第二主面を有するガラスフィルムの変形を測定する方法において、
    開口部を有する支持基板に前記ガラスフィルムの前記第一主面を接触させる準備工程と、
    前記開口部に重なる前記ガラスフィルムの一部を膨出変形させる変形工程と、
    前記ガラスフィルムの変形を測定装置によって測定する測定工程と、を備え
    前記測定装置は、前記支持基板を固定する固定装置を備え、
    前記準備工程は、前記支持基板を前記固定装置に固定する工程を備え、
    前記固定装置は、前記ガラスフィルムの前記第二主面を支持する基台と、前記支持基板を前記基台へ向けて押圧する押さえ部材とを備え、
    前記準備工程において、前記ガラスフィルムを前記支持基板と前記基台との間に挟持することを特徴とする、ガラスフィルムの変形測定方法。
  2. 前記支持基板は、前記ガラスフィルムの前記第一主面に接触する支持面を備え、
    前記支持面の表面粗さSaは、0.5nm未満である、請求項1に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  3. 前記支持面の表面粗さRaは、0.3nm未満であり、
    前記支持面の表面粗さSaは、0.3nm未満である、請求項2に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  4. 前記支持基板は、ガラス基板である、請求項1から3のいずれか一項に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  5. 前記支持基板の厚みは、1mm以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  6. 前記基台は、加圧した気体または液体を前記ガラスフィルムの前記第二主面へ誘導する圧力室を内部に有し、
    前記圧力室は前記支持基板の前記開口部と対向する位置に開口する圧出口を備え、
    前記変形工程において、前記圧出口から前記ガラスフィルムに圧力を印加し、前記ガラスフィルムの前記一部が前記圧力の印加方向に膨出するように変形させる、請求項1から5のいずれか一項に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  7. 前記基台は、前記ガラスフィルムを支持する支持面に弾性部材を備え、
    前記弾性部材は、前記圧出口から前記ガラスフィルムの前記第二主面へ連通する連通孔を備え、
    前記準備工程では、前記ガラスフィルムの前記第二主面を前記弾性部材に接触させる、請求項に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  8. 前記測定装置は、前記ガラスフィルムの膨出変形方向側に配置されるとともに、前記ガラスフィルムの前記第一主面の変位量を測定するための変位計を備え、
    前記測定工程において、前記変形工程前後の前記変位量を測定する、請求項又はに記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  9. 前記変位計は、レーザ変位計であり、
    前記押さえ部材は、前記ガラスフィルムの前記一部を前記変位計に対して露出させる開口窓を備える、請求項に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  10. 前記開口窓は、前記変位計に対向する第一開口端と、前記支持基板に対向する第二開口端と、前記第二開口端から前記第一開口端に向かうにつれて拡径するテーパ状の内壁面とを備え、
    前記第一開口端の開口面積は、前記第二開口端の開口面積よりも大きく設定される、請求項に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  11. 前記支持基板の前記支持面は、前記ガラスフィルムの前記第一主面に対して分離可能に接触する面であり、
    前記準備工程では、前記ガラスフィルムの縁部が前記支持基板の縁部から食み出るように前記ガラスフィルムの前記第一主面を前記支持基板の前記支持面に接触させる、請求項2又は3に記載のガラスフィルムの変形測定方法。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のガラスフィルムの変形測定方法を実施することにより、前記ガラスフィルムを検査する方法において、
    前記測定工程において測定されたガラスフィルムの変形に基づいて前記ガラスフィルムの良否を判定する判定工程を備えることを特徴とする、ガラスフィルムの検査方法。
  13. 請求項1から11のいずれか一項に記載のガラスフィルムの変形測定方法を実施した後に、前記ガラスフィルムを前記支持基板から剥離させる剥離工程を備えることを特徴とする、ガラスフィルムの製造方法。
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