JP7288769B2 - 断熱材の厚さ管理システムおよびサーバ - Google Patents
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Description
そして、断熱材の品質を保証するための施主等への報告は、施工部位の各所に測定ゲージを差し込んで読み取った厚さを所定の報告書に記載する、または、その厚さに関するマーク(例えば、厚さの計測値)を断熱材(壁)の表面に記し、その記載を含む断熱材の表面の一部または全体の写真を提示することにより行ってきた。
また上述したように断熱材の品質を正確に把握するためには詳細な情報が必要であり、従来のように施工者または検査者が断熱材の任意の部位に測定ゲージを突き刺して取得したピンポイントの厚さ情報では十分とはいえない。
つまり、たとえ、特許文献1のシステムの工程管理データベースに、従来の厚さ情報を記録していたとしても、断熱材の品質を正確に管理するものではなかった。
本発明は、信頼性の高い被覆材の厚さ管理システムおよびサーバを提供することを目的としている。
ここで「被覆材の三次元データ」とは、装置等によって計測された被覆材の三次元形状を特定するためのデータや、それ自体で被覆材の三次元形状を特定できるデータなどを含む。ここで「被覆材の厚さデータ」とは、被覆材の全体の厚さを特定するデータや、任意の点の厚さを特定するデータなどを含む。ここで「送信手段」は、赤外線通信等の送信のみ行うものや、WiFi、Bluetooth(登録商標)、LTE等のネットワークに接続しデータを送受信可能な各種ネットワーク通信手段を含む。
この場合、各担当者による検査の重複を防止できる。また現場において検査結果を確認することができるため、出戻り工数を削減でき、被覆材の仕上げ作業が容易になる。
この場合、煩雑な証明書の作成手続を簡素化できる。
従来のような被覆材の局所的な厚さの値ではなく、施工対象全体に亘る被覆材全体の大域的かつ詳細な厚さ情報を確認できるため、閲覧者もわかりやすく、データの信頼性も高い。
そのような被覆材の管理システムであって、前記被覆材の三次元データまたは前記被覆材に基づいた被覆材の厚さデータに基づき前記被覆材が所定の条件を満たしているかを検査する検査手段と、前記検査手段の検査結果を表示する検査表示手段を備えたものが好ましい。
本発明の被覆材の管理システムの第3の態様は、施工対象に吹き付けにより施工した被覆材の三次元データを計測する計測手段と、前記被覆材の三次元データまたは前記被覆材の三次元データに基づいた被覆材の厚さデータを改変不可能な状態で記憶する記憶媒体を備えたことを特徴としている。
本発明の記憶媒体は、本発明の被覆材の厚さ管理システムの被覆材の三次元データまたは前記被覆材の厚さデータを改変不可能な状態で記憶したことを特徴としている。
この被覆材の厚さ管理システム10は、現場端末100と、管理端末200と、サーバ300とがネットワーク20によって接続されている。この被覆材の管理システム10は、現場端末100で取得される被覆材の三次元データに基づいて算出される被覆材の厚さデータをサーバ300に接続されている記憶装置400に保管し、管理端末200から記憶装置400に保管されている被覆材の厚さデータを閲覧するものである。
ネットワーク20は、携帯電話網、無線LAN、光ケーブル等を介して構築される。
現場端末100は、CPU等からなる制御部110と、記憶部(図示せず)と、モニタ等の表示部120と、キーボードやマウス等の入力部(図示せず)等を有するコンピュータ等の情報処理装置である。また現場端末100には、三次元計測装置150が接続されている。
制御部110には、被覆材の厚さデータ作成手段111と、データ自動送信手段112とが設けられている。
現場端末100には、ネットワーク20に接続可能な専用の情報処理端末を用いてもよいし、必要なソフトウェアを搭載したネットワーク20に接続可能な汎用のノートパソコン、タブレット又はスマートフォン等であってもよい。
ここで対象面から距離が既知で同じである3点以上の基準三次元座標は、例えば、対象面に降ろした垂線が同じ長さとなるように3点以上の基準マーカーを被覆材上に設け、各基準マーカー上の点を基準三次元座標とする。図3a、図3bの施工形状30は、被覆材31の三次元座標および4つの基準マーカー32の表面の三次元座標を含む。基準マーカー32は、図3bに示すように、一方向に延びるピン32aを有する基準マーカー32をピン32aの先端が対象面35と当接するようにピンを被覆材31に挿通して設ける。
なお、この施工形状は、第1工程と同時に、現場端末100の記憶部に管理端末200を扱う管理者もしくはそれ以上の資格者以外による書換えができないようにロックされた状態で格納される。
具体的には、まず施工形状の中から色や形状の特徴に基づいて4つの基準マーカー32を自動的に認識させる。例えば、赤色の基準マーカーを用いた場合は、施工形状から赤色の領域を基準マーカーとして認識することができる。
次に認識した4つの基準マーカー32から3点以上の基準三次元座標を抽出する。例えば、各基準マーカーの重心座標をそれぞれ基準三次元座標としてもよい。必ずしも4つの基準マーカー全てを用いる必要はなく、1つの基準マーカー上から複数の基準三次元座標を抽出してもよい。次に、抽出した3点以上の基準三次元座標に基づいて平面S1を推定する。このとき、三次元計測装置150の計測誤差や、基準マーカーの対象面に対する傾き等の影響で、各基準三次元座標は厳密には同一平面上には乗らないことが予想される。そこで、複数の基準三次元座標に対して平面をフィッティングすればよい。これには既知の手法を用いることができる。例えば、最小二乗法で複数の基準三次元座標に対して最小二乗平面を求めればよい。この平面S1は、対象面35と平行であり、かつ、所定の距離L(図3b参照)だけ離れている。この平面S1を、対象面を対象面に対して垂直方向に所定の距離だけ平行移動させた位置および大きさまで拡大させることによって仮想平面Sを算出する。仮想平面Sは、対象面35から所定の基準厚さだけ離れた位置に算出してもよい。このとき被覆材31が基準厚さ通りに施工されていれば、被覆材表面は仮想平面Sと一致する。
この仮想平面は、第2工程と同時に、現場端末100の記憶部に管理端末200を扱う管理者もしくはそれ以上の資格以外による書換えができないようにロックされた状態で格納される。
具体的には、対象面に対する垂直線と交差する被覆材の表面の点および仮想平面の点の距離を算出し、対象面に対する仮想平面の距離Lを考慮して当該被覆材の表面の点の厚さを算出する。つまり、図3cに示すように、対象面に対する垂直線V1と交差する被覆材の表面の点C1と、それに対応する仮想平面の点T1の距離がZ1であり、点C1が仮想平面Sに覆われている場合、被覆材の点C1の厚さは、L-Z1となる。一方、対象面に対する垂直線と交差する被覆材の表面の点C2と、それに対応する仮想平面の点T2の距離がZ2であり、点C2が仮想平面Sから突出している場合、被覆材の点C2の厚さは、L+Z2となる(図示せず)。この方式で被覆材の全領域における厚さを算出することができる。このような計算は、被覆材の表面の点群座標および仮想表面の点群座標を減算して求めてもよく、点群からメッシュに変換して面同士の計算によって差分を計算してもよい。
この被覆材の厚さは、第3工程と同時に、現場端末100の記憶部に管理端末200を扱う管理者もしくはそれ以上の資格以外による書換えができないようにロックされた状態で格納される。
被覆材の表面を表示した画像としては、三次元的に表現したパースペクティブ画像や、施工形状を所定の平面(例えば、対象面と平行な平面)に投影した二次元画像が挙げられる。
この被覆材画像も、第4工程と同時に、現場端末100の記憶部に管理端末200を扱う管理者もしくはそれ以上の資格以外による書換えができないようにロックされた状態で格納される。
よりデータの客観性を高めるため、現場端末100及びサーバ300に作業開始認証手段を設けてもよい。例えば、計測を開始する際に作業者が現場端末100の認証ボタンを押す等作業者が計測の開始を要求したとき、現場端末100はサーバ300に対して認証を要求する。この際、作業者を特定するID情報や施工現場を特定する位置情報などを付加してもよい。サーバ300側は、認証要求に対して作業開始(計測開始)してもよいかを判断し、承認可否の結果を現場端末100に送信する。現場端末100は承認を受信した場合に限り計測機能が動作する。作業開始認証手段はサーバ300を経由し管理端末200で行ってもよい。例えば事務所の管理者が逐一認証要求をチェックし、承認可否を判断してもよい。サーバ300が自動的に判断する場合は、ID情報や位置情報等を予め登録しておいた施工予定情報と照会することで、正規の施工かどうかを判断し、承認可否を送信してもよい。
なお、被覆材の厚さデータ以外のデータ(例えば、後述するような製品情報等)については、現場端末100の入力部から入力して各データベースに格納される。
図1に戻って、管理端末200は、CPU等からなる制御部(図示せず)と、記憶部(図示せず)と、モニタ等の表示部(図示せず)と、キーボードやマウス等の入力部(図示せず)等を有するコンピュータ等の情報処理装置である。
管理端末200からサーバ300へと接続することにより、サーバ300の記憶装置400の各データベースを閲覧することができる。
サーバ300は、CPU等を備えた情報処理装置によって構成されており、厚さデータ格納手段301と、検査手段302と、証明手段303と、データ提供手段304と、認証手段305とを備えている。
被覆材の厚さデータの検査は、被覆材の厚さが所定の範囲にあるかを検査し、所定の条件を満たさない被覆材の部位を施工不良箇所として特定する。また施工不良の被覆材の厚さがどれくらい所定の範囲から外れているかを算出する。例えば、被覆材の厚さデータとして被覆材画像が送られてきたときは、所定の条件を満たさない被覆材の部位を特別な色、例えば、所定の範囲を超えているときは赤色、所定の範囲より下回っているときは青色で施工不良箇所を表示し、その差を色の濃度分布や数値で示す。また例えば、指示線で施工不良箇所を示し、数値で表してもよい。
送られてきた検査結果は、現場端末100の表示部(検査表示手段)において確認できる。なお検査結果は、現場端末100において見やすいような形にして送る。例えば、図5の評価欄に示すように、検査に合格している場合は「○」とし、施工不良箇所がある場合は「×」とし、施工不良箇所が表示された被覆材画像を送る。
なお、この実施形態では、検査結果を現場端末100に自動送信しているが、自動送信としなくてもよい。現場端末100からサーバ300に接続して記憶装置400の検査履歴データベース406より閲覧するようにしてもよい。
例えば、所定の機関が認定する品質を満たしていることを証明する証明書、施工評価書または検査成績書の発行を行う。また所定の機関のホームページまたはサーバに被覆材の厚さデータを含むデータを送信し、所定の機関の認定を受けた証明書を発行するようにしてもよい。
被覆材の厚さデータは、客観性の高いデータであるため、煩雑な手続を必要とする所定の機関の認定を、信頼性を落とすことなく簡単かつ迅速に入手することができる。
また管理端末200の管理者の接続資格以外に、閲覧のみ、もしくは、入力内容に応じて接続資格を定めてもよい。
記憶装置400は、被覆材の厚さデータベース401が設けられている。その他のデータベースとして、被覆材の吹き付けデータベース402、対象面の温度データベース403、被覆材の製品情報データベース404、施工履歴データベース405、検査履歴データベース406、証明書データベース407が設けられている。
なお、記憶装置400は、サーバ300の内部に設けられても、外部に接続されていてもよい。
証明書データベース407は、対象面に応じて証明手段によって作成された証明書等を格納したものである。
図4aに示すように、初めに現場端末100に対象面35の位置情報、施工日、施工者、対象面の温度等の基礎データを入力する。そして、被覆材を施工後、所定の場所に設定した三次元計測装置150によって施工形状(被覆材の三次元データ)の計測を開始させる。これにより、現場端末100は、施工形状(被覆材の三次元データ)を取得し、被覆材画像(被覆材の厚さデータ)を算出し、その被覆材画像を基礎データと共にサーバ300の記憶装置400に自動送信する。
サーバ300において、送信されてきた被覆材画像(被覆材の厚さデータ)は検査手段302により検査され、基礎データ、被覆材画像および検査結果を記憶装置400の各データベースに記憶させる。それと同時に、現場端末100に検査結果を送信する。施工者は、現場端末100の表示部(検査表示手段)において、検査結果を確認できる。検査結果において、施工不良箇所を有する場合、現場において、厚すぎる部位については余剰分を切削し、薄すぎる部位については追加する仕上げ処理を行う。その後、再度、三次元計測装置150によって2回目の施工形状の計測し、2回目の被覆材画像を算出し、再度、記憶装置400に送信する。検査結果が合格となったところで、当該対象面への被覆材の施工が完了する。
このように検査者は、Xビルの101号室の壁面の断熱材の品質を、実際に現場に行くことなく、客観性の高いデータを入手することができる。
一方、得られた被覆材の厚さデータは、サーバ300に保管されるため、客観性が保持される。特に、記憶装置400の被覆材の厚さデータベース401に登録された被覆材の厚さデータは、移動や編集ができないようにロックされているため、算出された被覆材の厚さデータの客観性が保持できる。そのため、信頼性の高いデータをいつでも確認することができる。
この被覆材の管理システム10は、検査手段を備えているため、各担当者による検査の重複を防止できる。また証明手段を備えているため、信頼性を低下させることなく、煩雑な証明書の作成手続を簡素化できる。
この被覆材の管理システム10は、被覆材の厚さデータの検査結果が現場端末100にフィードバックされるため、出戻り工数を削減でき、被覆材の施工作業が容易になる。そのため、余分や吹き付けを防止でき、施工時に使用する原料を削減できる。また作業者の熟練度に限らず、高精度に施工でき、かつ、施工品質の均一化が測れる。
また図1の被覆材の厚さ管理システム10では、検査手段302をサーバ300に設けているが、現場端末100に設けてもよい。しかし、検査結果の客観性を保つべく、サーバ300に設けるのが好ましい。
さらに図1の被覆材の厚さ管理システム10において、各データに対して電子署名やタイムスタンプを取得するようにしてもよい。このようにデータに電子的な時刻情報を入力することにより、基礎データとの比較ができ、一層、客観性を保つことができる。
詳しくは、三次元計測装置150に、GPS(Global Positioning System)受信機151と、三次元計測装置150の向きを検出するための電子コンパス152と備えている。そして、三次元計測装置150からサーバ300に向けてデータを送信するとき、GPS位置情報(緯度、軽度、標高)およびその向き情報をサーバ300に送信する。
一方、サーバ300の対象面特定手段は、記憶装置400に格納されている建物座標テーブル408と、対象面算出手段307とからなる。建物座標テーブル408には、設計図面等により当該建物および各部屋の緯度、経度、標高の位置座標が記録されている。
対象面算出手段307は、GPS位置情報および向き情報を受信し、建物座標テーブル408を参照してGPS位置情報から三次元計測装置150が建物のどの部屋のどの位置にいるか特定し、かつ、建物座標テーブル408を参照して向き情報から部屋のどの壁(対象面)に三次元計測装置150が向いているかを算出する。そして、その壁(対象面)を被覆材の厚さデータベース401に登録する。
このように構成されているため、対象面の位置の入力操作を省略することができ、作業者への負担を一層減少させることができる。なお、屋内等でGPSが利用できない場合は、WiFiやBluetooth(登録商標)等の電波を利用した屋内測位システムに、三次元計測装置に設けたモーションセンサー(加速度センサーやジャイロセンサー等)の情報を組み合わせて、位置情報および向き情報を取得してもよい。
コンピュータ500は、CPU等からなる制御部510と、記憶部520と、モニタ等の表示部(図示せず)と、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力部(図示せず)等を有する情報処理装置である。
制御部510は、被覆材の厚さデータ作成手段111と、検査手段302と、証明手段303とを備えている。これらの手段は、図1の被覆材の管理システム10の手段と実質的に同じものである。
記憶部520は、被覆材の厚さデータベース401と、吹き付けデータベース402と、対象面の温度データベース403と、被覆材の製品情報データベース404と、施工履歴データベース405と、検査履歴データベース406と、証明書データベース407とを備えている。これらのデータベースは、図1の被覆材の管理システム10のデータベースと実質的に同じものである。
この被覆材の厚さ管理システム10bは、証明手段303を備えているため、現場において信頼性の高い証明書を作成することができる。
記憶媒体650としては、CD-RやDVD-Rなどのデータを一回だけ書き込みが可能なディスク状の記憶媒体や、改ざん防止機能付きのUSBやメモリーカード等が好ましい。また、書き換え可能な記憶媒体であっても、データ自体を改変不可能とすればよい。例えば、データを記憶したPDF等の電子ファイルにパスワードでセキュリティを設定し編集不可として記録してもよいし、好ましくはデータを記録した電子ファイルにタイムスタンプを付与して非改ざん証明及び時刻証明を行った状態で記憶するのが良い。
コンピュータ600は、CPU等からなる制御部610と、記憶部620と、モニタ等の表示部(図示せず)と、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力部(図示せず)、DVDやCDなどのディスク状の記憶媒体を収容するディスクスロット、USBポート、メモリーカードスロット(図示せず)等を有する情報処理装置である。
制御部610は、被覆材の厚さデータ作成手段111と、検査手段302と、証明手段303と、記憶媒体にデータの出力を行うデータ出力手段308とを備えている。
このように改変不可能な状態で記憶媒体650に厚さデータを記憶させることにより、データの客観性を保つことができる。その他の構成は、図1の被覆材の管理システム10の手段と実質的に同じものである。
20 ネットワーク
30 施工形状
31 被覆材
32 基準マーカー
32a ピン
35 対象面
100 現場端末
110 制御部
111 厚さデータ作成手段
112 データ自動送信手段
120 表示部
150 三次元計測装置
151 受信機
152 電子コンパス
200 管理端末
300 サーバ
301 厚さデータ格納手段
302 検査手段
303 証明手段
304 データ提供手段
305 認証手段
307 対象面算出手段
308 データ出力手段
400 記憶装置
401 被覆材の厚さデータベース
402 吹き付けデータベース
403 対象面の温度データベース
404 被覆材の製品情報データベース
405 施工履歴データベース
406 検査履歴データベース
407 証明書データベース
408 建物座標テーブル
500、600 コンピュータ
510、610 制御部
520、620 記憶部
S 仮想平面
Claims (4)
- 施工対象に吹き付けにより施工した発泡型の硬質ウレタンフォームの断熱材の三次元データを計測する計測手段と、
前記断熱材の三次元データ、または前記断熱材の三次元データに基づいた前記断熱材の全体の厚さデータを送信する送信手段と、
前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の全体の厚さデータを保管する保管手段と、
前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の厚さデータに基づき前記断熱材が所定の条件を満たしているかを検査する検査手段と、
前記検査手段の検査結果を表示する検査表示手段とを備え、
前記計測手段、前記送信手段および前記検査表示手段を備えた現場端末と、前記保管手段および前記検査手段を備えたサーバとがネットワークで接続されており、
前記サーバは、前記現場端末から前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の全体の厚さデータを受信すると、前記検査手段による検査結果を前記現場端末に送信し、
前記現場端末は、前記サーバから受信した前記検査結果を前記検査表示手段に表示する、
断熱材の厚さ管理システム。 - 前記サーバが、前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の厚さデータに基づいて前記断熱材の施工結果を証明する証明手段を備えた、
請求項1に記載の断熱材の厚さ管理システム。 - 前記保管手段の前記断熱材の厚さデータを閲覧できる管理端末が、さらにネットワークで接続されている、
請求項1または2に記載の断熱材の厚さ管理システム。 - 施工対象に吹き付けにより施工した発泡型の硬質ウレタンフォームの断熱材の三次元データを計測する計測手段と、前記断熱材の三次元データ、または前記断熱材の三次元データに基づいた前記断熱材の全体の厚さデータを送信する送信手段とを備えた現場端末から、前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の全体の厚さデータをネットワークを介して受信し、
前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の全体の厚さデータを保管する保管手段と、
前記断熱材の三次元データまたは前記断熱材の厚さデータに基づき前記断熱材が所定の条件を満たしているかを検査する検査手段とを備え、
前記検査手段による検査結果を、前記現場端末に前記ネットワークを介して送信し、
前記現場端末は、受信した前記検査結果を検査表示手段に表示する、
サーバ。
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