JP7288208B2 - 風向風速測定装置及び風向風速測定用プログラム - Google Patents

風向風速測定装置及び風向風速測定用プログラム Download PDF

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Description

この発明は、風向風速測定装置及び風向風速測定用プログラムに関するものである。
従来、プロペラ型により風速を計測し、飛行機型尾翼により風向を計測する、所謂飛行機型の風向風速測定装置が知られている。この風向風速測定装置は、主に、設置して利用するものであり、装置を移動させて複数の測定点で簡便に測定することを狙ったものではない。また、室内など微風かつ狭小の空間での測定は極めて困難である。
超音波やレーザー式による風向風速測定装置も知られているが、これらも、主に、装置を設置して利用するタイプのもので、装置を移動させて複数の測定点で測定する簡便なものではない。
特許文献1には、風向風速計測装置および風向風速計測システムが開示されている。このシステムでは、所定の回転軸と、回転軸を中心として回転する回転体と、回転体の表面に回転軸に垂直な方向に向けて開口した圧力孔と、圧力孔から導入される風の圧力を検出する圧力検出器を用いて測定する方法が採られているが、風向を知るためには、常に回転体を回転させておく必要がある。
また、特許文献2には、風力発電装置及び風力発電施設の運転制御方法が開示されている。この特許文献2の装置では、自然力により回転する物の先端にセンサを取り付ける構成を採用しているため、風向をセンシングするために装置自体を回転動作させるなどの構成が必要となるわけではないが、圧力センサについては風力発電に使えるほどの風力を感知するもので、例えば、室内での微弱な風を感知することはできない。
また、特許文献3には、風向風速の測定方法及び風向風速測定装置が開示されている。この装置では、台板に取り付けられた棒の先端に球状材を取り付けた状態のものをカメラで撮影し、球状材が動いた方向と動いた距離によって風向風速を測定するものであるが、棒や球状材を動かすほどの風力を測定するものであり、微細な風を測定するものではない。
台板、棒、カメラを既定の組み合わせで測定する必要があり、鉄道橋や橋梁或いは建造物に付設した測定を顧慮した大型のもので、所望の場所の風向風速を測定するために設置変更が簡便にできるような測定装置ではない。
更に、特許文献4には、側方散乱光を用いた遠隔レーザーレーダー微粒子計測装置が開示されている。この装置は、光をシート状に照射し、発生させたエアロゾルにより拡散された光をカメラで撮影するというものであるが、レーザー光発生装置、エアロゾル発生装置、カメラの組み合わせで測定する必要があり、所望の場所の風向風速を測定するには大型であり、必要な場所へ簡便に移動させて測定することができるものではなかった。
特開2011-89842号公報 特開2018-123762号公報 特開2016-133433号公報 特開2005-62055号公報
本発明は上記のような従来の風向風速測定装置における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、小型の構成とすることができ、必要な場所へ移動させて簡便に風向風速の測定が可能な風向風速測定装置及び風向風速測定用プログラムを提供することである。
本実施形態の風向風速測定装置は、到来する風を水平面上で、2方向においてそれぞれ捉え、前記2方向毎に風強度情報を得る水平風強度取得手段と、到来する風を、前記水平面と直交する垂直面上で、1方向において捉え、前記1方向の風強度情報を得る垂直風強度取得手段と、前記水平風強度取得手段を水平面において回転させる水平回転手段と、前記垂直風強度取得手段を垂直面において回転させる垂直回転手段と、前記水平回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向毎に風強度情報を得て2つの風強度情報が均等になる均等水平回転位置を得ると共に前記垂直回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向の少なくとも一方から風強度情報を得て、更に前記垂直風強度取得手段から連続的に前記1方向の風強度情報を得て、前記2方向の少なくとも一方から得た風強度情報と前記1方向の風強度情報の組において均等になる均等垂直回転位置を得る均等回転位置特定手段と、風の方向と風速とにより構成される風情報を出力するための風情報出力手段と、前記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に前記均等水平回転位置における前記2方向の情報及び前記均等垂直回転位置における前記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て前記風情報出力手段に出力する出力制御手段と、を具備することを特徴とする。
本実施形態の風向風速測定用プログラムは、到来する風を水平面上で、2方向においてそれぞれ捉え、前記2方向毎に風強度情報を得る水平風強度取得手段と、到来する風を、前記水平面と直交する垂直面上で、1方向において捉え、前記1方向の風強度情報を得る垂直風強度取得手段と、前記水平風強度取得手段を水平面において回転させる水平回転手段と、前記垂直風強度取得手段を垂直面において回転させる垂直回転手段と、風の方向と風速とにより構成される風情報を出力するための風情報出力手段と、を備え、風速を得ると共に風向を得て前記風情報出力手段に出力する風向風速測定装置のコンピュータを、前記水平回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向毎に風強度情報を得て2つの風強度情報が均等になる均等水平回転位置を得ると共に前記垂直回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向の少なくとも一方から風強度情報を得て、更に前記垂直風強度取得手段から連続的に前記1方向の風強度情報を得て、前記2方向の少なくとも一方から得た風強度情報と前記1方向の風強度情報の組において均等になる均等垂直回転位置を得る均等回転位置特定手段、前記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に前記均等水平回転位置における前記2方向の情報及び前記均等垂直回転位置における前記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て前記風情報出力手段に出力する出力制御手段、として機能させることを特徴とする。
本発明の風向風速測定装置の第1の実施形態の構成図。 本発明の風向風速測定装置の第1の実施形態の要部構成図。 本発明の風向風速測定装置の第1の実施形態の要部斜視図。 本発明の風向風速測定装置の第1の実施形態の要部分解斜視図。 本発明の風向風速測定装置の実施形態の動作を示すフローチャート。 本発明の風向風速測定装置の実施形態において得られる第1の風量センサの出力曲線P1と、第2の風量センサの出力曲線P2を示す波形図。 本発明の風向風速測定装置の実施形態において得られる第2の風量センサの出力曲線P3と、第3の風量センサの出力曲線P4を示す波形図。 本発明の風向風速測定装置の実施形態において表示される風向風速の表示例を示す図。
以下添付図面を参照して、本発明に係る風向風速測定装置及び風向風速測定用プログラムの実施形態の構成を説明する。本実施形態では、図1に示すようなコンピュータの構成により第1の実施形態に係る風向風速測定装置を実現する。即ち、図1のコンピュータは、CPU101が主メモリ102に記憶されたプログラムとデータに基づき各部を制御して演算を行い、風向風速情報を得るものである。CPU101には、バス103を介して、外部記憶インタフェース111、入力インタフェース112、出力インタフェース113、I/Oインタフェース114、I/Oインタフェース115が接続されている。
外部記憶インタフェース111には、外部記憶装置121が接続されており、この外部記憶装置121には、図2に示されるように、風向風速測定装置を実現するための、均等回転位置特定手段181、出力制御手段182が備えられている。これら均等回転位置特定手段181、出力制御手段182は、プログラムであり、主メモリ102に読み出してCPU101がプログラムを実行して各手段の機能が実現される。
入力インタフェース112には、キーボードやタッチパネル或いはスイッチなどのコマンド入力装置122が接続されることが可能であるが、本実施形態ではコマンド入力装置122は電源スイッチが設けられていれば良い。
出力インタフェース113には、風の方向と風速とにより構成される風情報を出力するための風情報の出力手段としての、表示機器123が接続されている。表示機器123は、後に説明するように液晶モニタにより構成することができる。
I/Oインタフェース114には、到来する風を水平面上で、2方向においてそれぞれ捉える水平風強度取得手段である風量センサ124-1、124-2が接続されている。また、I/Oインタフェース114には、1方向の風強度情報を得る垂直風強度取得手段である風量センサ124-3が接続されている。
また、I/Oインタフェース115には、第1のサーボモータ126、第2のサーボモータ129が接続されている。第1のサーボモータ126は、水平面における回転によって風量センサ124-1、124-2、124-3の風の取込口の方向を変えて風方向の検索に寄与する。第2のサーボモータ129は、垂直面における回転によって風量センサ124-1、124-2、124-3の風の取込口の方向を変えて風方向の検索に寄与する。
本実施形態に係る風向風速測定装置の要部は、その斜視図を図3に示すように、本体30の基部側に円盤状基台33が設けられ、この円盤状基台33の中心から上方に延びる回転軸31を設け、回転軸31によって第1の平板基台32を結合している。第1の平板基台32上には、風量センサ124-1、124-2が固定配置されている。風量センサ124-1、124-2はそれぞれの風の取込口125-1、125-2が例えば60度の角度をもって配置されている。風量センサ124-1、124-2は、到来する風を水平面上で、2方向においてそれぞれ捉え、上記2方向毎に風強度情報を得る水平風強度取得手段を構成する。
円盤状基台33には第1のサーボモータ126が設けられており、第1のサーボモータ126の回転により回転軸31を回転させて第1の平板基台32を矢印Xのように水平面において回転させることができる。第1のサーボモータ126と回転軸31等は、上記水平風強度取得手段を水平面において回転させる水平回転手段を構成するものである。
第1の平板基台32の概ねセンタから直角に上方へ延びた支持柱34が立設されており、支持柱34の先端部には、その風の取込口125-3が平面よりもやや上方を向くように取り付けられている。この風量センサ124-3は、到来する風を、上記水平面と直交し、上記2方向の中央を通る線を含む垂直面上で、1方向(図3のA3)において捉え、上記1方向の風強度情報を得る垂直風強度取得手段を構成する。この1方向は、上記2方向と一致しない方向で、上記1方向と上記2方向は、同じ半球の中心から半球面へ向かう3つの方向である。
上記の垂直風強度取得手段である第3の風量センサ124-3については、上記第1の風量センサ124-1における風の取込口125-1の向き(図3のA1)と第2の風量センサ124-2における風の取込口125-2の向き(図3のA2)に対し、立体的に同じ所定角度をなすように風の取込口125-3の向き(図3のA3)が設定されている。
円盤状基台33の側方には、対向する位置に支持支柱127-1、127-2が立設されている。支持支柱127-1、127-2は、円盤状基台33における上面の円の直径を伸ばした線分上に対向して設けられている。支持支柱127-1、127-2の上部側部からは、上記円盤状基台33に向けて回転軸128-1、128-2が突出して設けられている。回転軸128-1、128-2は、同一線分の方向に延びており、回転軸128-2には円盤状基台33内の第2のサーボモータ129の軸が接続されている。第2のサーボモータ129が回転すると回転軸128-1、128-2を矢印Yのように回転させることができ、この回転によって円盤状基台33と第1の平板基台32と支持柱34が垂直面において回転し、風量センサ124-1、124-2、124-3も回転する。このように、第2のサーボモータ129と回転軸128-1、128-2等は、上記垂直風強度取得手段を垂直面において回転させる垂直回転手段を構成する。
風量センサ124-1~124-3は、特に限定するものではないが、本実施形態ではオムロン株式会社製のMEMS風量センサを用いている。風量センサ124-1~124-3は、やや平たい直方体形状を有している。このセンサは、シリコン基板上に薄膜を形成し、この薄膜上にヒータと、このヒータの両側にサーモパイルを設け、風の取込口125-1~125-3から風を取り込み、風(気体)の移動に伴って生じる熱の移動を気流の変化として捕らえて流量を測定する形式の熱式質量流量センサである。
次に、水平風強度取得手段と垂直風強度取得手段を含む、風向風速測定装置の要部の第2の実施形態を、図4に示す。図3と同じ構成要素には同一の符号をしてある。本実施形態では、図3では円盤状であった第1の平板基台32を、四角板状の第1の平板基台32Sとしてある。第1の平板基台32Sの概ねセンタから直角に上方へ延びた支持柱34の先端部には、第1の平板基台32Sと平行に第2の平板基台38を設けている。第2の平板基台38の本来の位置は、図4の一点鎖線の四角い平板H1の位置であり、第1の平板基台32Sと第2の平板基台38の間を比較的に狭くして風が通り易くしてある。第1の風量センサ124-1と第2の風量センサ124-2の間には、長方形形状の平板H2が立設されてパーテーションとされており、第1の風量センサ124-1と第2の風量センサ124-2が独立して風をセンスできるようにしてある。
風量を検出する第1の風量センサ124-1と風量を検出する第2の風量センサ124-2により構成される水平風強度取得手段においては、それぞれの風の取込口125-1、125-2の向きが所定角度(ここでは、例えば60度)となるように第1の平板基台32Sに配置されている。第2の平板基台38上には、風の取込口125-3が固定配置されている。第3の風量センサ124-3により構成されている上記垂直風強度取得手段では、上記第1の平板基台32Sの上下のいずれかに平行に設けられた第2の平板基台38に配置され、上記所定角度の中間の角度方向に、その風の取込口が125-3向くように配置されている。
即ち、本実施形態においては、第3の風量センサ124-3については、上記第1の風量センサ124-1における風の取込口125-1の向き(図4のA1)と第2の風量センサ124-2における風の取込口125-2の向き(図4のA2)の成す角度は所定角度(ここでは、60度)である。第3の風量センサ124-3については、風の取込口125-3の向き(図4のA3)と風の取込口125-1の向き(図4のA1)の成す角度と、風の取込口125-3の向き(図4のA3)と風の取込口125-2の向き(図4のA2)の成す角度とが、立体的に同じ所定角度をなすように設定されている。
上記のように、水平風強度取得手段と垂直風強度取得手段を含む、風向風速測定装置の要部の構成については、図3に示す第1の実施形態と図4に示す第2の実施形態が存在するが、その他の装置構成については同一とすることができる。
再び図3に戻って説明を行う。本実施形態では、風速測定装置を構成する本体30を備え、風情報の出力手段としての、表示機器123は、前述の通り液晶モニタにより構成することができる。表示機器123は、無線通信の機能を有するようにし、出力インタフェース113を無線通信部を備える構成とし、無線により出力を行っても良い。
円盤状基台33内には、図1に示すようなコンピュータの構成により風向風速測定装置におけるコマンド入力装置122、表示機器123、風強度取得手段としての風量センサ124-1~124-3以外の構成が備えられている。
円盤状基台33内に備えられたCPU101は、均等回転位置特定手段181、出力制御手段182として機能するプログラムを、主メモリ102に読み出して、このプログラムを実行して各手段の機能が実現される。
上記の均等回転位置特定手段181は、前記水平回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向毎に風強度情報を得て2つの風強度情報が均等になる均等水平回転位置を得ると共に前記垂直回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向の少なくとも一方から風強度情報を得て、更に前記垂直風強度取得手段から連続的に前記1方向の風強度情報を得て、前記2方向の少なくとも一方から得た風強度情報と前記1方向の風強度情報の組において均等になる均等垂直回転位置を得るものである。出力制御手段182は、上記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に上記均等水平回転位置における上記2方向の情報及び上記均等垂直回転位置における上記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て上記風情報出力手段である表示機器123に出力するものである。
以上の構成を有する風向風速測定装置は、図5に示すフローチャートに対応するプログラムに基づき動作を行う。本実施形態では、コマンド入力装置122により構成される電源スイッチのオン操作により動作が開始されるものとする。動作開始となると、サーボモータ126が起動され、水平面における回転を行いながら、第1の風量センサ124-1と第2の風量センサ124-2により風強度情報を得る(S11)。
ステップS11の次に、CPU101は2つの風強度情報を比較し、均等になったかを検出する(S12)。このステップS12において検出の結果、均等にならなければ、ステップS11に戻って処理を続ける。第1の風量センサ124-1と第2の風量センサ124-2により風強度情報と、水平面における回転角度情報が得られるので、これを表示すると図6のようになる。第1の風量センサ124-1の出力曲線P1と、第2の風量センサ124-2の出力曲線P2が角度30度あたりで交差しており、風強度情報は0.4m/sである。ここが、均等水平回転位置である。
上記のように、均等となる位置である均等水平回転位置が求まると、第1のサーボモータ126の回転を停止し、第2のサーボモータ129の回転を開始し、第2の風量センサ124-2と第3の風量センサ124-3から風強度情報を得て(S13)、この組の風強度情報が均等な値となっているかを検出する(S14)。なお、ここでは、第2の風量センサ124-2と第3の風量センサ124-3から風強度情報を比較したが、第1の風量センサ124-1と第3の風量センサ124-3から風強度情報を比較しても良い。このステップS14においてNOへ分岐した場合には、ステップS13へ戻って処理を行う。
第2の風量センサ124-2と第3の風量センサ124-3により風強度情報と、垂直面における回転角度情報が得られるので、これを表示すると図7のようになる。角度がマイナスであるのは、図の下側へ回転したときである。第2の風量センサ124-2の出力曲線P3と、第3の風量センサ124-3の出力曲線P4が角度65度の周辺で交差しており、風強度情報は0.5m/sである。ここが、均等垂直回転位置である。
上記のように、均等となる位置である均等垂直回転位置が求まると、サーボモータ129の回転を停止し、このときの水平面における回転の角度(図6)と、垂直面における回転の角度(図7)に基づき風方向情報を求め、均等な風強度情報(風速情報)を検出する(S15)。次に、ステップS16において風方向情報に基づき風向情報を求め、風速情報を用いて、表示する画像を作成し、風情報出力手段である表示器123へ出力する。
本実施形態では、外部記憶装置121に、本実施形態の本体30が置かれる部屋の画像50が記憶されている。この部屋の画像50は、図8に示されるように、家具51、52や窓53、エアコンの送風口54が映し出されるような画像であり、本実施形態の本体30が所定方向に向けて置かれたときのものである。また、外部記憶装置121には、水平面における回転の角度(図6)と例えば16方位の情報が対応付けて記憶されており、水平面における回転の角度(図6)と垂直面における回転の角度(図7)に対応する矢印の画像情報が記憶されている。矢印の画像情報は風向により向きが変更された情報であり、風速に応じて大きさや太さが異なる情報である。矢印の画像情報に対応する矢印55が図8に図示されている。本実施形態では、風向と風速は文字によっても表示するものとし、文字情報欄Dに表示されている。垂直面における回転の角度(図7)は、そのまま使用され、本実施形態では「上方65度」から風が吹いていることが示される。即ち、本実施形態では、水平平面における回転が30度であったから、これが「南東」に変換されている。以上の規則によって、文字情報欄Dに「風向:南東の上方65度 風速:0.5/s」と表示されている。
なお、本実施形態では、第2の風量センサ124-2の値と第3の風量センサ124-3の値の均等な値を用いたが、更に、第1の風量センサ124-1の値と第3の風量センサ124-3の値の均等な値を求め、これと第2の風量センサ124-2の値と第3の風量センサ124-3の値の均等な値の平均値を最終的な値としても良い。
また、上記実施形態では、まず、水平面において回転を行って均等水平回転位置を求め、次に垂直面において回転を行って均等垂直回転位置を求めるようにしたが、この逆でも良い。また、水平面における回転と垂直面における回転を全て行って所定期刻みで風強度情報と回転角度情報とを得てデータ蓄積をし、全ての回転終了後に、上記の蓄積しておいたデータを用いて均等水平回転位置と均等垂直回転位置を求めるようにしても良い。更に、水平面における回転と垂直面における回転とを同時に行うようにしても良い。
30 本体 31 回転軸
32 第1の平板基台 32S 第1の平板基台
33 円盤状基台 34 支持柱
38 第2の平板基台 101 CPU
102 主メモリ 103 バス
111 外部記憶インタフェース 112 入力インタフェース
113 出力インタフェース 114 I/Oインタフェース
115 I/Oインタフェース 121 外部記憶装置
122 コマンド入力装置 123 表示機器
124-1 第1の風量センサ 124-2 第2の風量センサ
124-3 第3の風量センサ 125-1~125-3 風の取込口
126 第1のサーボモータ 127-1、127-2 支持支柱
128-1、128-2 回転軸 129 第2のサーボモータ
181 均等回転位置特定手段 182 出力制御手段

Claims (10)

  1. 到来する風を水平面上で、2方向においてそれぞれ捉え、前記2方向毎に風強度情報を得る水平風強度取得手段と、
    到来する風を、前記水平面と直交する垂直面上で、1方向において捉え、前記1方向の風強度情報を得る垂直風強度取得手段と、
    前記水平風強度取得手段を水平面において回転させる水平回転手段と、
    前記垂直風強度取得手段を垂直面において回転させる垂直回転手段と、
    前記水平回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向毎に風強度情報を得て2つの風強度情報が均等になる均等水平回転位置を得ると共に前記垂直回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向の少なくとも一方から風強度情報を得て、更に前記垂直風強度取得手段から連続的に前記1方向の風強度情報を得て、前記2方向の少なくとも一方から得た風強度情報と前記1方向の風強度情報の組において均等になる均等垂直回転位置を得る均等回転位置特定手段と、
    風の方向と風速とにより構成される風情報を出力するための風情報出力手段と、
    前記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に前記均等水平回転位置における前記2方向の情報及び前記均等垂直回転位置における前記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て前記風情報出力手段に出力する出力制御手段と、
    を具備することを特徴とする風向風速測定装置。
  2. 前記出力制御手段は、前記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に前記均等水平回転位置における前記水平回転手段の回転角度情報及び前記均等垂直回転位置における前記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て前記風情報出力手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の風向風速測定装置。
  3. 前記水平風強度取得手段は、それぞれの風の取込口の向きが所定角度となるように第1の平板基台に配置した、風量を検出する第1の風量センサと風量を検出する第2の風量センサとにより構成され、
    前記垂直風強度取得手段は、前記第1の風量センサにおける風の取込口の向きと第2の風量センサにおける風の取込口の向きに対し、立体的に同じ所定角度をなすように配置された風量を検出する第3の風量センサにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の風向風速測定装置。
  4. 前記水平風強度取得手段は、それぞれの風の取込口の向きが所定角度となるように第1の平板基台に配置した、風量を検出する第1の風量センサと風量を検出する第2の風量センサとにより構成され、
    前記垂直風強度取得手段は、第1の平板基台の上下のいずれかに平行に設けられた第2の平板基台に配置され、前記所定角度の中間の角度方向に、その風の取込口が向くように配置された風量を検出する第3の風量センサにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の風向風速測定装置。
  5. 前記垂直風強度取得手段は、前記第1の風量センサにおける風の取込口と第2の風量センサにおける風の取込口との中央位置に前記第1の平板基台に対し垂直に立てた平面が、その風の取込口を中央から2分する位置に設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の風向風速測定装置。
  6. 到来する風を水平面上で、2方向においてそれぞれ捉え、前記2方向毎に風強度情報を得る水平風強度取得手段と、
    到来する風を、前記水平面と直交する垂直面上で、1方向において捉え、前記1方向の風強度情報を得る垂直風強度取得手段と、
    前記水平風強度取得手段を水平面において回転させる水平回転手段と、
    前記垂直風強度取得手段を垂直面において回転させる垂直回転手段と、
    風の方向と風速とにより構成される風情報を出力するための風情報出力手段と、
    を備え、風速を得ると共に風向を得て前記風情報出力手段に出力する風向風速測定装置のコンピュータを、
    前記水平回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向毎に風強度情報を得て2つの風強度情報が均等になる均等水平回転位置を得ると共に前記垂直回転手段により回転が行われているときに、前記水平風強度取得手段から連続的に前記2方向の少なくとも一方から風強度情報を得て、更に前記垂直風強度取得手段から連続的に前記1方向の風強度情報を得て、前記2方向の少なくとも一方から得た風強度情報と前記1方向の風強度情報の組において均等になる均等垂直回転位置を得る均等回転位置特定手段、
    前記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に前記均等水平回転位置における前記2方向の情報及び前記均等垂直回転位置における前記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て前記風情報出力手段に出力する出力制御手段、
    として機能させることを特徴とする風向風速測定用プログラム。
  7. 前記コンピュータを前記出力制御手段として、前記均等垂直回転位置における風強度情報に基づき風速を得ると共に前記均等水平回転位置における前記水平回転手段の回転角度情報及び前記均等垂直回転位置における前記垂直回転手段の回転角度情報に基づき風向を得て前記風情報出力手段に出力するように機能させることを特徴とする請求項6に記載の風向風速測定用プログラム。
  8. 前記水平風強度取得手段は、それぞれの風の取込口の向きが所定角度となるように第1の平板基台に配置した、風量を検出する第1の風量センサと風量を検出する第2の風量センサとにより構成され、
    前記垂直風強度取得手段は、前記第1の風量センサにおける風の取込口の向きと第2の風量センサにおける風の取込口の向きに対し、立体的に同じ所定角度をなすように配置された風量を検出する第3の風量センサにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の風向風速測定用プログラム。
  9. 前記水平風強度取得手段は、それぞれの風の取込口の向きが所定角度となるように第1の平板基台に配置した、風量を検出する第1の風量センサと風量を検出する第2の風量センサとにより構成され、
    前記垂直風強度取得手段は、第1の平板基台の上下のいずれかに平行に設けられた第2の平板基台に配置され、前記所定角度の中間の角度方向に、その風の取込口が向くように配置された風量を検出する第3の風量センサにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の風向風速測定用プログラム。
  10. 前記垂直風強度取得手段は、前記第1の風量センサにおける風の取込口と第2の風量センサにおける風の取込口との中央位置に前記第1の平板基台に対し垂直に立てた平面が、その風の取込口を中央から2分する位置に設けられている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の風向風速測定用プログラム。
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