JP7287420B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理装置に関する。
従来、プロセスオートメーションの分野では、位置、速度、温度、流量等のプロセス量を制御するため、PID制御器が使われている。PID制御器は、制御対象と共に閉ループ系を構成しており、制御対象に合わせて、比例、積分、微分の各制御パラメータを適正な値に調整する必要がある。各制御パラメータの適正な値は、チューナーによって試行錯誤的に求められる。
しかし、試行錯誤的なパラメータ調整には、個人のスキル(専門的知識、経験、熟練度)に依存することや、開発効率の低下等の問題がある。
例えば、特許文献1には、フィードフォワード制御器の制御パラメータを自動調整する手法が開示されている。
制御パラメータを自動調整することができるゲインスケジュール制御によるモデル参照制御が知られている。図1は、ゲインスケジュール制御によるモデル参照制御のブロック線図である。図1に示すr,u,y,yは、それぞれ、目標値(参照入力)、制御入力(操作量)、制御対象出力(制御量)、参照モデル出力、である。また、C(θ)は制御器、θは制御パラメータ、Mは参照モデルであり目標値rから制御量yまでの目標応答伝達関数(目標相補感度関数)である。なお、sはラプラス演算子、zはシフトオペレータを表す。目標値rから出力yまでの入出力特性が、設計者が決めた参照モデルMに一致するような制御パラメータθを自動で調整する問題を考える。次の評価関数を最小にする最適パラメータを得ることを目標とする。
Figure 0007287420000001
例えば、制御器が誤差の関数である場合における直接的自動調整には、データ駆動アプローチの自動調整手法として、FRIT(Fictitious Reference Iterative Tuning)が知られている。FRITのコンセプトは、擬似参照信号を用いることで、一組の入出力データから制御パラメータを最適化可能にする。図2に制御器が誤差の関数である場合のFRITの概念図を示す。記号チルダは疑似的な信号を表す。
図2より、FRITの評価関数は下記となる。
Figure 0007287420000002
ここで、擬似参照信号(rチルダ)は次式で与えられる。
Figure 0007287420000003
また、擬似誤差(eチルダ)は次式である。
Figure 0007287420000004
特開2020-134375号公報
ところで、制御器Cは、擬似誤差の関数であるため、初期入力から擬似誤差を一意に決めることができないという問題がある。
換言すれば、制御器が誤差の関数である場合、一組の実験データから自動で最適な制御パラメータを得る手法がなかった。
本開示の目的は、一組の実験データから自動で最適な制御パラメータを得ることが可能な情報処理装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における情報処理装置は、
制御器と、前記制御器の出力を入力とする制御対象と、前記制御対象および前記制御器を含む閉ループ系に入力される参照信号に対する参照応答の伝達関数である参照モデルとを備え、前記制御対象の出力が前記制御器の入力にフィードバックされる制御システムにおいて、前記制御器の制御パラメータを算出する情報処理装置であって、
前記制御対象の入力および出力のそれぞれのデータを取得する取得部と、
取得された前記制御対象の出力、および、前記参照モデルの伝達関数に基づいて、前記閉ループ系に入力される擬似参照信号を算出する擬似参照信号算出部と、
前記擬似参照信号と前記制御対象の出力との誤差である擬似誤差を算出する擬似誤差算出部と、
取得された前記制御対象の入力と前記擬似誤差に前記制御器の関数を乗算した値との差分に関する評価関数において、前記差分が最小となるように、前記制御パラメータを調整するパラメータ調整部と、
を備える。
本開示によれば、一組の実験データから自動で最適な制御パラメータを得ることができる。
図1は、ゲインスケジュール制御によるモデル参照制御のブロック線図である。 図2は、制御器が誤差の関数である場合のFRITの概念図である。 図3は、擬似参照信号と仮想参照信号とを対応させ、擬似誤差と仮想誤差とを対応させた場合のVRFTの概念図である。 図4は、制御対象としての電子スロットルモータの構成を示す図である。 図5は、スロットルバルブのためのフィードバック制御則の一例を示す図である 図6はLUTの構造の一例を示す図である。 図7は、LUTの一例を示す図である。 図8は、目標値、制御対象の出力値、参照モデルの出力値のそれぞれを対比して示す図である。 図9は、情報処理装置の構成を示す図である。 図10は、情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本開示の実施の形態に係るゲインスケジュール制御によるモデル参照制御においては、擬似参照信号の最適な時系列データを求めた後、制御パラメータを求める手法をとる。
擬似参照信号の最適解は、次式により得られる。
Figure 0007287420000005
ここで、評価関数が“0”になると仮定した場合、擬似参照信号は次式となる。
Figure 0007287420000006
また、擬似誤差は次式となる。
Figure 0007287420000007
得られた擬似誤差と初期の制御入力の関係から次式の評価関数を得ることができる。
Figure 0007287420000008
あるいは、次式の評価関数を得る。
Figure 0007287420000009
ここで、rチルダ(θ,k)=M -1として、擬似参照信号の最適値を求める場合には次式の評価関数を最小化することと等価になる。
Figure 0007287420000010
式(10)の形は、図3に示すように、VRFT(Virtual Reference Feedback Tuning)の仮想参照信号(rバー)と仮想誤差(eバー)に対応すると考えることもできる。ここで、参照モデルの逆行列はインプロパーなので、プレフィルタLをVRFTと同様に導入すると、次式が得られる。
Figure 0007287420000011
ここで、
Figure 0007287420000012
Figure 0007287420000013
次に、制御パラメータの自動調整法に関するアルゴリズムについて説明する。
ステップS1において、実験により制御対象の入出力データを計測する。
ステップS2において、参照モデルを設定する。
ステップS3において、プレフィルタを設計する。
ステップS4において、評価関数を最小にするルックアプテーブル(LUT)のパラメータを求める。
ステップS3におけるプレフィルタには、シミュレーションおよび実験にて実績のある次式のプレフィルタが用いられる。
Figure 0007287420000014
次に、制御対象であるインスロットルおよびその制御則について図4を参照して説明する。
図4は、制御対象としての電子スロットルモータの構成を示す図である。
図4に示すように、スロットルモータは、DCモータで発生するトルクを減速ギアを介して、スロットルバルブを開閉させる。スロットルバルブはリターンスプリングの反力を受ける。すなわち、モータトルクが“0”のときにはスロットルバルブは閉じている。単純な構造であるが、バックラッシュを含む非線形要素があり、単純なPID制御では所望の制御性能を実現できない。電子スロットル制御系には、従来から比例、積分、微分の各制御(PID制御)が適用されている。そして、PID制御では、制御対象の非線形性を補償するために、制御偏差に応じた制御ゲインの調整が必要となり、この行程に過大な労力を伴うことが課題となる。
本実施の形態では、制御対象のモデルを知ることなく、制御パラメータを自動調整することが可能であるため、制御対象については簡単に説明する。DCモータの電気回路は次式となる。
Figure 0007287420000015
ここで、N=ωm/ωL、Kバー=KNを代入すると、次式となる。
Figure 0007287420000016
トルクのつり合いは、次式となる。
Figure 0007287420000017
負荷トルクは次式となる。
Figure 0007287420000018
ここで、TPLはセット時の負荷トルク、Tはフリクションに関する負荷トルクである。
Figure 0007287420000019
式(17),(18)より、次式が得られる。
Figure 0007287420000020
ここで、Jeq=(N+J)、Beq=(N+B)、K(バー)=NKである。
次に、スロットルバルブのためのフィードバック制御則について図5及び図6を参照して説明する。図5は、スロットルバルブのためのフィードバック制御則の一例を示す図である。図6はLUTの構造の一例を示す図である。図5に示すように、スロットルバルブは、PID制御器を有する。PID制御器は、偏差に比例ゲイン、積分ゲインおよび微分ゲインのそれぞれを乗じる構造となっている。比例ゲイン、積分ゲインおよび微分ゲインのそれぞれは、図6に示すLUTで構成され、偏差に応じて変化する。
PID制御則を使用した場合、評価関数は次式で表すことができる。
Figure 0007287420000021
ここで、仮想制御入力(uバー(t))は、次式となる。
Figure 0007287420000022
次に、LUTの自動調整について説明する。
標準VRFTではPIDゲインが定数なので、PIDゲインに関して線形な評価関数として表現できるため、最小二乗法が使える。一方で、LUTのパラメータ調整では評価関数は非線形となる。さらに、LUTのパラメータは固定PIDゲインと比較してはるかに多くなる。したがって、グローバル最適化手法により評価関数を最小化する。本実施の形態では、CMA-ES法(共分散行列適応進化戦略)を用いる。また、最適化計算の向上のため、PIDゲインの最大値と最小値を設定し、次式によりLUTパラメータを“0”から“1”の間でスケーリング(正規化)する。
Figure 0007287420000023
ここで、θ,θ,θのそれぞれは正規化前のPIDパラメータ、θ’,θ’,θ’のそれぞれは正規化後のPIDパラメータ、Kp,max,Ki,max,Kd,maxのそれぞれはPIDゲインの最大値、Kp,min,Ki,min,Kd,minのそれぞれはPIDゲインの最小値である。
実装時に用いるLUTパラメータは下記の式から得られる。
Figure 0007287420000024
次に、シミュレーションについて説明する。設定したパラメータを図6に表す。サンプリング周期は8msとする。参照モデルを次式に示す。
Figure 0007287420000025
ここで、z()は離散化を表す。sはラプラス演算子、τは時定数を表す。参照モデルの次数n=2、応答が99%に到達する時間T99=0.3sとした。
次に、シミュレーションの結果について説明する。
ゲインスケジューラから初期のゲインと入出力データを取得する。
最適化されたLUTを取得する。
最適化されたLUTを用いたときの応答を取得する。また、固定ゲインを用いたときの応答と比較する。
次に、実験について説明する。実験において、サンプリング周期は8msである。実験で計測した初期の入出力の時系列データを用いて、制御パラメータを本開示に適用した場合、図7に示すLUTを自動で取得した。図7の横軸に誤差を示し、縦軸に比例、積分,微分のそれぞれの制御パラメータK,K,Kを示す。
本実施の形態では、スロットルバルブの開度制御に対し、システム同定を行うことなく、偏差に応じて変化するPID制御器の制御パラメータの自動調整法を説明した。本手法では、偏差により可変するPIDゲインをLUTsで表し、LUTsのパラメータを標準VRFTを拡張させることで求めた。本手法は、1組の入出力データからシステム同定をすることなく、直接的にLUTで表現されるPID制御器の制御パラメータが得られる。本手法の有効性をシミュレーションおよび実験により検討した。その結果、LUTを構成する大量の制御パラメータを制御対象の特性を知ることなく、得られることを確認した。図8は、目標値、制御対象の出力値、参照モデルの出力値のそれぞれを対比して示す図である。図8に示す実線、一点鎖線、破線のそれぞれは、目標値、制御対象の出力値、参照モデルの出力値を示す。図8に示すように、制御対象の出力値(一点鎖線)と参照モデルの出力値(破線)とが互いに近接していることを確認した。これにより、試行錯誤的なパラメータ調整を不要となることや、個人のスキルに依存しなくなる。よって、開発効率の向上や製品の安定性につながる。
<実施の形態に係る情報処理装置1の機能構成>
以上の技術を前提にして、実施の形態に係る情報処理装置1を説明する。
図9は、本開示の実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を模式的に示す図である。情報処理装置1は、記憶部2と制御部3とを備える。図9において、矢印は主なデータの流れを示しており、図5に示していないデータの流れがあってもよい。図9において、各機能ブロックはハードウェア(装置)単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。そのため、図9に示す機能ブロックは単一の装置内に実装されてもよく、あるいは複数の装置内に分かれて実装されてもよい。機能ブロック間のデータの授受は、データバス、ネットワーク、可搬記憶媒体等、任意の手段を介して行われてもよい。
記憶部2は、情報処理装置1を実現するコンピュータのBIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)や情報処理装置1の作業領域となるRAM(Random Access Memory)、OS(Operating System)やアプリケーションプログラム、当該アプリケーションプログラムの実行時に参照される種々の情報、制御対象Gの状態と制御器Cの制御パラメータとを紐づけて格納するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置である。
制御部3は、情報処理装置1のCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサであり、記憶部2に記憶されたプログラムを実行することによって状態取得部30、擬似参照信号算出部31、擬似誤差算出部32、および、パラメータ調整部33として機能する。
なお、図9は、情報処理装置1が単一の装置で構成されている場合の例を示している。しかしながら、情報処理装置1は、例えばクラウドコンピューティングシステムのように複数のプロセッサやメモリ等の計算リソースによって実現されてもよい。この場合、制御部3を構成する各部は、複数の異なるプロセッサの中の少なくともいずれかのプロセッサがプログラムを実行することによって実現される。
状態取得部30は、制御対象の入出力データを取得する。状態取得部30により取得された入出力データは記憶部2に記憶される。具体的には、状態取得部30は、入出力データu,yを取得する。
擬似参照信号算出部31は、制御対象の出力、および、参照モデルの伝達関数に基づいて、擬似参照信号を算出する。具体的には、状態取得部30が取得した出力データ、および、参照モデルの伝達関数に基づいて、擬似参照信号算出部31は、式(5)または式(6)を参照して、擬似参照信号を最適化する。
擬似誤差算出部32は、擬似参照信号と制御対象の出力との誤差である擬似誤差を算出する。具体的には、擬似誤差算出部32は、擬似参照信号算出部31により最適化された擬似参照信号と状態取得部30が取得した出力データとに基づいて、式(7)を参照して擬似誤差を算出する。
パラメータ調整部33は、制御対象の入力と擬似誤差に制御器の関数を乗算した値との差分に関する評価関数に基づいて、前記制御パラメータを調整する。具体的には、パラメータ調整部33は、状態取得部30により取得した入力データと擬似誤差に制御器の関数を乗算した値との差分に関する評価関数に基づいて、式(11)を参照して制御パラメータを調整する。
<情報処理装置1が実行する情報処理の処理フロー>
図10は、実施の形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば、情報処理装置1が起動したときに開始される。
状態取得部30は、制御対象の入出力データを取得する(ステップS100)。
擬似参照信号算出部31は、制御対象の出力および参照モデルの伝達関数に基づいて、擬似参照信号を算出する(ステップS110)。
擬似誤差算出部32は、擬似参照信号と制御対象の出力との誤差である擬似誤差を算出する(ステップS120)。
パラメータ調整部33は、制御対象の入力と擬似誤差に制御器の関数を乗算した値との差分に関する評価関数に基づいて、フィードバック制御器の制御パラメータを調整する(ステップS130)。
<実施の形態に係る情報処理装置1が奏する効果>
以上説明したように、情報処理装置1は、制御器と、制御器の出力を入力とする制御対象と、制御対象および制御器を含む閉ループ系に入力される参照信号に対する参照応答の伝達関数である参照モデルとを備え、制御対象の出力が制御器の入力にフィードバックされる制御システムにおいて、制御器の制御パラメータを算出する情報処理装置であって、制御対象の入出力データを取得する状態取得部30と、制御対象の出力、および、参照モデルの伝達関数に基づいて、閉ループ系に入力される擬似参照信号を算出する擬似参照信号算出部31と、擬似参照信号と制御対象の出力との誤差である擬似誤差を算出する擬似誤差算出部32と、制御対象の入力と擬似誤差に制御器の関数を乗算した値との差分に関する評価関数に基づいて、制御パラメータを調整するパラメータ調整部33と、を備える。これにより、取得した一組の入出力データ(実験データ)基づいて、最適な制御パラメータを自動調整することが可能となる。また、擬似誤差に基づいて制御パラメータを調整する場合、制御対象の状態に拘わらず制御器を非線形化することで、例えば、ファジィ制御等の制御性能を高めることが可能となる。
なお、本実施の形態では、擬似参照信号の最適値を求める場合、式(10)に示す評価関数に基づいて、制御パラメータを調整するパラメータ調整部33を示したが、本開示はこれに限らない。例えば、擬似参照信号の最適値を求めない場合、式(8)または式(9)に示す評価関数に基づいて、制御パラメータを調整してもよい。
以上、本開示を実施の形態を用いて説明したが、本開示の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本開示の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、一組の実験データから自動で最適な制御パラメータを得ることが要求される情報処理装置を備えた産業システム、特に、スロットルモータ等の非線形性の強い産業システムに好適に利用される。
1 情報処理装置
2 記憶部
3 制御部
30 状態取得部
31 擬似参照信号算出部
32 擬似誤差算出部
33 パラメータ調整部
C フィードバック制御器
参照モデル

Claims (2)

  1. 制御器と、前記制御器の出力を入力とする制御対象と、前記制御対象および前記制御器を含む閉ループ系に入力される参照信号に対する参照応答の伝達関数である参照モデルとを備え、前記制御対象の出力が前記制御器の入力にフィードバックされる制御システムにおいて、前記制御器の制御パラメータを算出する情報処理装置であって、
    前記制御対象の入力および出力のそれぞれのデータを取得する取得部と、
    取得された前記制御対象の出力、および、前記参照モデルの伝達関数に基づいて、前記閉ループ系に入力される擬似参照信号を算出する擬似参照信号算出部と、
    前記擬似参照信号と前記制御対象の出力との誤差である擬似誤差を算出する擬似誤差算出部と、
    取得された前記制御対象の入力と前記擬似誤差に前記制御器の関数を乗算した値との差分に関する評価関数において、前記差分が最小となるように、前記制御パラメータを調整するパラメータ調整部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記擬似参照信号算出部は、前記制御対象の出力、および、前記参照モデルの伝達関数に基づいて前記擬似参照信号を最適化する、請求項1に記載の情報処理装置。
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