JP7286050B1 - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

本開示技術に係るレーダ装置は、複素数の符号系列を用いて、基準信号に位相変調を実施する位相変調部(2)と、あらかじめ設定された閾値と受信信号のスペクトルピーク値とを比較する干渉検出部(7)と、干渉検出部(7)が実施する比較により得られる情報に基づいて、干渉信号に影響を受けた領域の部分を0(ゼロ)にする干渉除去部(8)と、干渉除去部(8)により0(ゼロ)にされた部分に対し、基準信号の情報と符号系列の偏角情報とを用いて、所望信号復元を実施する所望信号復元部(9)と、を備えるものである。

Description

本開示技術はレーダ装置に関する。
レーダ装置は、その用途に応じて、使用してよい周波数が決められている。例えば、気象レーダの場合、使用可能な周波数帯域はCバンド又はXバンドと決められている。気象レーダは、使用可能な周波数帯域において、2.5[MHz]間隔の周波数のうち、免許制により使用してよい周波数が割り当てられる。
このように、意図的に同一周波数を使用するレーダを複数設置する場合を除き、制度上、自局と他局とで送信周波数が同じになることはない。しかし、自局と他局とで送信周波数が異なっていても、設置場所が近い場合、お互いの受信信号に電波干渉を与えることがある。
また、違法電波により、自局が用いる送信周波数と非常に近い電波が入り、電波干渉が生じることもあり得る。
レーダの技術分野において、レーダ装置間の電波干渉を回避する様々な試みがなされている。例えば特許文献1には、複数のレーダ装置を設置して観測を行うレーダシステムに適用され、生成した所定のタイミング信号を用いて他レーダ装置の送受信動作時に自己の送信装置及び受信装置の動作をブランク制御するレーダ装置において、タイミング信号と自装置のレーダアンテナの角度信号に基づいて、他のレーダ装置の方向に対して、自装置の送受信時に自己のレーダ覆域を部分的に広くするよう送信電波出力を大きくするよう自己の送信装置を制御するとともに、他のレーダ装置の送受信動作時に自己の受信利得を小さくするように自己の受信装置を制御する技術が開示されている。
特開2004-325130号公報
従来のレーダ装置間の干渉回避技術は、干渉側の諸元を事前に入手可能であるという前提のものであるか、干渉の諸元を得るために本来の観測を一旦停止し干渉波を観測するというものである。しかし、干渉側の諸元を事前に入手可能であるという状況は稀であり、干渉の諸元を得るために本来の観測を一旦停止し干渉波を観測しなければならない、という課題がある。
本開示技術は、上記課題を解決し、干渉側の諸元が事前に入手不可能な場合においても本来の観測を停止させることなく干渉成分のみを抑圧し、抑圧した部分を復元できるレーダ装置を提供することを目的とする。
本開示技術に係るレーダ装置は、複素数の符号系列を用いて、基準信号に位相変調を実施する位相変調部と、あらかじめ設定された閾値と受信信号のスペクトルピーク値とを比較する干渉検出部と、干渉検出部が実施する比較により得られる情報に基づいて、干渉信号に影響を受けた領域の部分を0(ゼロ)にする干渉除去部と、干渉除去部により0(ゼロ)にされた部分に対し、基準信号の情報と符号系列の偏角情報とを用いて、所望信号復元を実施する所望信号復元部と、を備え、所望信号復元部は、符号系列をd (k)としたとき、以下のd (k)に関する参照テーブルを用い、


Figure 0007286050000001

参照テーブルから偏角についての誤差が最も小さい複素数列を選択し、選択した複素数列における偏角の情報を用いて干渉除去部によって0(ゼロ)にされた部分に所望信号を復元する、ただし、デコンボリューションを実施するものを除く、というものである。
本開示技術に係るレーダ装置は上記構成を備えるため、干渉側の諸元が事前入手不可の場合においても本来の観測を停止させることなく干渉成分のみを抑圧し、抑圧した部分を復元できる。
図1は、実施の形態1に係るレーダ装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係るレーダ装置の処理工程を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態3に係るレーダ装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態3に係るレーダ装置の処理工程を示すフローチャートである。 図5は、本開示技術に係るレーダ装置の一部の機能のハードウエア構成を示したハードウエア構成図である。
気象レーダの技術分野において、複数のレーダが協調して動作する協調制御型レーダシステムも知られている(例えば、特開2016-166836号公報)。協調制御型レーダシステムは、他レーダの諸元を通知等により事前に入手可能なため、干渉回避が容易である。
しかし、自レーダの近隣に設置されている他レーダは、他社により管理されていることが一般的である。したがって、本開示技術は、干渉側の諸元は、事前に入手できないという前提に立つ。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るレーダ装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示されるとおり、実施の形態1に係るレーダ装置は、基準信号発生部1と、位相変調部2と、パルス変調部3と、送受切替部4と、空中線5と、受信部6と、干渉検出部7と、干渉除去部8と、所望信号復元部9と、所望信号復調部10と、所望参照信号生成部11と、を含む。
《基準信号発生部1》
基準信号発生部1は、送信信号の元となる基準信号を発生する構成要素である。基準信号発生部1が発生する基準信号は、後述するパルス変調部3から複数のパルス波動が出力される時間にわたって、周波数が安定している、という性質を有する。基準信号発生部1が発生する基準信号は、後に実施される信号処理において、位相情報を用いた信号処理、すなわち、コヒーレントな信号処理が可能な信号である。
《位相変調部2》
位相変調部2は、基準信号発生部1が発生する基準信号に位相変調を実施する構成要素である。位相変調部2が実施する位相変調は、後述するパルス変調部3が出力するパルス波動ごとに、すなわち送信ごとに、初期位相が変化する態様のものである。位相変調部2は、例えば、パルス間変調符号を使用する。
位相変調部2が実施する位相変調の詳細は、後述する具体例に沿った説明により明らかとなる。位相変調部2が使用する符号の詳細も、後述する具体例に沿った説明により明らかとなる。
《パルス変調部3》
パルス変調部3は、位相変調部2により位相変調された送信信号を、パルス化する構成要素である。パルス変調部3は、具体的には、位相変調部2により位相変調された送信信号に対してパルス間変調を施し、さらに増幅処理を行う。
パルス変調部3によりパルス化された複数の信号は、複数のパルス波動として出力される。前述のとおり、パルス変調部3から出力されるパルス波動は、それぞれ初期位相が異なっている。パルス変調部3から出力されるパルス波動は、「送信波」とも称される。
本明細書において、基準信号発生部1、位相変調部2、及びパルス変調部3は、まとめて「位相変調波生成部」と称されるものとする。
位相変調波生成部は、送信ごとに初期位相が変化するパルス波動を生成する。
《送受切替部4》
送受切替部4は、位相変調波生成部により生成されたパルス波動の送信と、後述する空中線5からの受信と、を切り替える構成要素である。別の言い方をすれば、送受切替部4は、パルス変調部3によりパルス化された送信波を空中線5へと出力するとともに、空中線5から受信波を取り込む、中継点の役割を担う構成要素である。送受切替部4は、例えば、3つのポートを有するサーキュレータにより実現されてよい。
《空中線5》
空中線5は、パルス波動を送信波として空間に放射するとともに、空間中に存在する物体で反射されて到来した電波(反射波動)を受信波として取得する構成要素である。空中線5は、別の言い方をすれば、アンテナである。空中線5は、指向特性を有し、ある特定の方向(「ビーム方向」と称される)に、送信波の放射を集中させることができる。空中線5を備えるレーダ装置は、例えば、デジタルビームフォーミングにより、観測方向を時間とともに変化させることもできる。
空中線5が受信する受信波には、自レーダに起因するもの(以降、「所望波」と称する)のほか、他レーダに起因するもの(以降、「干渉波」と称する)が含まれることがある。
《受信部6》
受信部6は、空中線5で受信され送受切替部4を経由して送られる受信波を取り込み、受信波を検波することにより受信信号を生成する構成要素である。受信部6が実施する検波処理は、振幅検波のみならず、受信信号の位相情報を抽出する必要がある場合、位相検波も含まれる。受信部6が実施する検波の方法は、例えば、ヘテロダイン検波であってよい。ヘテロダイン検波とは、受信した電波の周波数と受信装置内で発生させた第二の周波数とを混合し、より低い第三の周波数を合成する検波方法である。受信部6がヘテロダイン検波を行う場合、具体的に言えば受信部6は、送受切替部4を経由して入力される受信波と、基準信号発生部1により生成された基準信号の一部とを混合し、両信号の周波数の差として得られる中間周波数を取得する。
本明細書において、受信部6が生成する受信信号のうち、所望波に由来する成分は「所望信号」と、干渉波に由来する成分は「干渉信号」と、それぞれ称されるものとする。
受信部6は、入力された基準信号を2系統に分割し、一方はそのままの形で使用し、もう一方は位相を90度遅らせて(又は進めて)使用してもよい。互いの位相差が90度である信号は、複素数で表される信号として扱うことができる。互いの位相差が90度である基準信号を用いることにより、受信信号を実部と虚部とに分けて検波することができる。
《干渉検出部7》
干渉検出部7は、受信部6から出力される受信信号をフーリエ変換し、周波数領域でみた極大値、すなわちスペクトルのピーク値(以降、単に「スペクトルピーク値」と称する)を算出する構成要素である。干渉検出部7は、あらかじめ設定された閾値とスペクトルピーク値とを比較する。この閾値は、受信信号に干渉信号が含まれているか否かの判断に使用される。本明細書において、受信信号に干渉信号が含まれているか否かを判断する処理は、「干渉検出」と称されるものとする。スペクトルピーク値が閾値よりも大きい場合、受信信号には干渉信号が含まれている可能性が大きい、と判断できる。スペクトルピーク値が閾値よりも大きい場合、レーダ装置の処理フローは、干渉除去部8の処理フローへと進められる。一方、スペクトルピーク値が閾値以下の場合、レーダ装置の処理フローは、所望信号に対する処理フローへと進められる。レーダ装置が実施する処理フローの詳細は、後述により明らかとなる。
《干渉除去部8》
干渉除去部8は、簡単に言えば、周波数領域でみた受信信号において、干渉信号の影響を受けた領域に対応する部分を0(ゼロ)にする構成要素である。本明細書において、干渉信号の影響を受けた領域に対応する部分を0(ゼロ)にすることは、単に「干渉除去」と称されるものとする。
本来実施したいことは、周波数領域でみた受信信号から、干渉信号成分のみを除去することである。本開示技術は、まず、干渉信号の影響を受けた領域に対応する部分を0(ゼロ)にし、次に、干渉信号の影響を受けた領域に対応する部分に本来あるべき値に戻す、という2段階を踏む。すなわち本開示技術は、まず「干渉除去」をし、次に「所望信号復元」をする、という2段階を踏む。
干渉除去部8が行う干渉除去の範囲は、周波数領域でみたときに、閾値を超えたスペクトルピークに対し、例えばガウス分布曲線等の統計分布曲線をフィッティングさせ、「閾値を超え、かつ、ガウス分布の範囲内」と定義してもよい。このときにフィッティングさせるガウス分布は、閾値を超えた部分のスペクトルピーク値、スペクトル幅、及び推定できる干渉物のドップラ速度に基づいて決めるとよい。
《所望信号復元部9》
所望信号復元部9は、干渉信号の影響を受けた領域に対応する部分に本来あるべき値に戻す構成要素である。本来あるべき値に戻す操作は、「復元」と称される。所望信号復元部9は、干渉信号の影響を受けた領域に対応する部分に対し、所望信号復元を実施する。
本開示技術の大きな特徴の一つは、所望信号復元部9が、位相変調部2が使用するパルス間変調符号に基づいて、所望信号復元を実施する点にある。パルス間変調符号に基づく所望信号復元の詳細は、後述の説明により明らかとなる。
《所望信号復調部10》
所望信号復調部10は、所望信号復元部9により部分的に復元された信号を、後述する参照信号に基づいて、復調する構成要素である。ここで、「復調」とは、電気技術用語であり、変調信号からもとの信号を取り出す操作を意味する。「復調」の用語は、「変調」の対義語である。すなわち所望信号復調部10は、位相変調部2及びパルス変調部3と対をなす構成要素だ、とも言える。
所望信号復調部10が復調に用いる参照信号は、後述する所望参照信号生成部11により生成される。
所望信号復調部10は、復調した信号に対し、逆フーリエ変換を行う。逆フーリエ変換された信号は、レーダ装置の使用目的に応じた方法で利用される。
《所望参照信号生成部11》
所望参照信号生成部11は、自レーダの送信波形情報に基づき、所望信号の参照信号を生成する構成要素である。
図2は、実施の形態1に係るレーダ装置の処理工程を示すフローチャートである。
図2に示される「受信信号入力」(ST1)と記載された部分は、受信部6が実施する処理ステップである。
図2に示される「フーリエ変換」(ST2)、「スペクトルピーク値算出」(ST3)、及び「ピーク値>閾値?」(ST4)と記載された部分は、いずれも干渉検出部7が実施する処理ステップである。
図2に示される「干渉位置・抑圧点数推定」(ST5)、及び「干渉抑圧」(ST6)と記載された部分は、いずれも干渉除去部8が実施する処理ステップである。
図2に示される「所望信号位相推定」(ST7)、及び「所望信号復元」(ST8)と記載された部分は、いずれも所望信号復元部9が実施する処理ステップである。
図2に示される「所望参照信号復調」(ST9)、及び「逆フーリエ変換」(ST10)と記載された部分は、いずれも所望信号復調部10が実施する処理ステップである。
前述のとおり、位相変調部2は、基準信号発生部1が発生する基準信号に位相変調を実施する。位相変調部2は、位相変調の実施に際し、擬似ランダム符号、又はSZ符号、等の符号を使用する。
《符号の具体例その1、Cubic Phase Code》
Cubic Phase Codeは、擬似ランダム符号の一つである。Cubic Phase Codeを使用した場合の多次元系列(c(k))は、以下の数式により与えられる。


Figure 0007286050000002

ここで、数式(1)に登場するiは虚数を表す(本明細書に記載される他の数式に登場するiについても同じ)。Nは、符号長であり、奇素数である。kは、0からN-1までを取る整数である。また、数式(1)に用いられる変数のAは、以下範囲で与えられる。


Figure 0007286050000003

数式(1)に示される符号は、符号長がNであり有限長であるが、これを連続して繰返し利用するのが一般的である。つまり、符号は、特徴的なパターンが繰り返される、周期性を有するものである。
数式(1)に登場するωは、複素平面における単位円上の点(単位円をN等分したときの角度順でみた1番目の点)と考えられる。複素平面におけるωと実軸とがなす角度、すなわちωの偏角は2π/N[rad]であるがこれをθ[rad]とすると、或る別の複素数、例えばα、にωを乗算することは、複素平面においてこのαをθ[rad]だけ回転させることと同義となる。本明細書は、複素平面においてωの偏角の分だけ回転させることを、便宜上、複素数のωを使って「arg(ω)回転」と称するものとする。Aを自然数ととれば写像関数であるf(k)の値も自然数となる。すなわちf(k)の値は、何回このarg(ω)回転をさせるか、ということを表すものである。
arg(ω)回転が2π/N[rad]回転させること、及び2π[rad]回転が0[rad]回転と結局は同じことだということに着目すれば、以下の関係式が成立することが理解できる。


Figure 0007286050000004

ここで、数式(3)に登場するmodは、剰余を表す。modは、剰余を意味するmoduloという単語に由来する。
ところで、本開示技術に係るレーダ装置は、気象レーダの装置として応用することが考えられる。気象レーダの装置として応用する場合、雨雲に反射して返ってくる信号の強度は微小であるため、コヒーレント積分が実施される。
反射波に用いる符号長(以降、「反射符号長」と称する)は、自レーダのコヒーレント積分数、すなわちヒット数に対応させるとよい。例えばヒット数が32の場合、数式(1)においてN=31として与えられる擬似ランダム符号系列の最初又は最後の0を付加することで、ヒット数=32に対応した符号系列を作成できる。
数式(1)で与えられた写像f(k)に関連し、以下の数式を満たす写像g(k)が与えられる。


Figure 0007286050000005

数式(4)で与えられる写像g(k)の初期値であるg(0)は、0であってよい。数式(4)に示される写像g(k)のように、擬似ランダム符号系列は、絶対値として使うのではなく相対値(差分値)として使うことも考えられる。
位相変調部2が位相変調に用いる複素数の符号系列は、例えば、写像g(k)を用いた以下のものであってもよい。


Figure 0007286050000006

位相変調部2は、例えば数式(5)で与えられたd(k)等の符号系列で、送信パルスを位相変調する。この場合、所望信号復調部10が行う位相復調は、d(k)の複素共役が用いられる。
このように、位相変調部2が位相変調に用いる複素数の符号系列は、その複素共役という形で所望信号復調部10が行う位相復調で用いられるため、共有される。位相変調部2が位相変調に用いる複素数の符号系列は、記憶装置に格納する(保存する)という方法で共有されてもよい。
本開示技術は、数式(5)で与えられたd(k)等の符号系列の情報を、所望信号復元部9が実施する「所望信号位相推定」(ST7)、及び「所望信号復元」(ST8)においても利用する。
時間領域の信号列に対して、時間に依存しない定数である複素数を乗算することの意味は、ラプラス変換の線形性を表す以下の数式により明らかとなる。


Figure 0007286050000007

ここで、スクリプト書体のLは、ラプラス変換を表す。この線形性の性質は、s=iωと置いて得られるフーリエ変換にも見られる性質である。
数式(6)は、時間領域の信号列に対して、時間に依存しない定数である複素数を乗算することは、その信号列を周波数領域に変換した結果に対して、同じ定数である複素数を乗算することを意味する。
前述のとおり、基準信号発生部1が発生する基準信号は位相がそろった信号、すなわちコヒーレントな信号であるため、所望信号復元部9は、位相情報に基づいた信号処理を実施することができる。
前述のとおり、符号は、特徴的なパターンが繰り返される、周期性を有するものである。この性質を利用し、所望信号復元部9は、「所望信号位相推定」(ST7)、及び「所望信号復元」(ST8)を実施する。
所望信号復元部9は、以下のような参照テーブルを用いてもよい。


Figure 0007286050000008

所望信号復元部9は、参照テーブルにあるN個の複素数列と、干渉除去部8により干渉除去された周波数領域上の受信信号とを比較する。特に、参照テーブルにあるN個の複素数列の偏角が重要となる。所望信号復元部9は、参照テーブルから偏角についての誤差が最も小さい複素数列を選択し、偏角の情報を用いて干渉除去部8によって干渉除去された部分に所望信号を復元する。
所望信号復元部9がこのように符号そのものを利用して所望信号を復元できる背景には、物体で反射されて到来する反射波動は、TOF(Time of Travel)による時間差、ドップラ効果、及び空間伝搬による減衰はあるものの、送信波であるパルス波動と同じ波形をしている、という性質による。すなわち、理想的な状態において、送信波と受信波との間には、アナロジーがある。したがって、自レーダにおいて近隣の他レーダでは用いられていない特徴的な位相パターンの符号を用いることが、所望信号復元部9による所望信号復元を確実なものにする。
《符号の具体例その2、SZ符号》
SZ符号は、ドップラ気象レーダ用に開発された位相コードである。SZ符号の名称は、提唱者であるM.Sachidananda、Dusan S. ZRNICの頭文字に由来する。SZ符号を用いた信号処理技術は、例えば、米国特許第6081221号公報に開示されている。
SZ符号系列は、以下の数式により与えられる。


Figure 0007286050000009

ここで、Nは符号長であり、mは分割数である。SZ符号は、「SZ(m/N)」と表現される。Nとmとは、ともに正の整数であるが、Nがmの倍数となるように選択される。例えば、N=64であれば、m=4、8、16等が使用される。例えば、N=32であれば、m=4、8等が使用される。
SZ符号を相対値(差分値)として使うため、以下の系列が定義される。


Figure 0007286050000010
位相変調部2が位相変調に用いる複素数の符号系列は、例えば、以下のものであってもよい。


Figure 0007286050000011

位相変調部2は、例えば数式(9)で与えられたα等の符号系列で、送信パルスを位相変調する。この場合、所望信号復調部10が行う位相復調は、αの複素共役が用いられる。位相変調部2が位相変調に用いる複素数の符号系列は、記憶装置に格納する(保存する)という方法で共有されてもよい。
所望信号復元部9は、以下のような参照テーブルを用いてもよい。


Figure 0007286050000012

このように所望信号復元部9は、基準信号の情報、及び複素数である符号系列の偏角情報を用いて、所望信号を復元する。
前述のとおり、理想的な状態において、送信波と受信波との間には、アナロジーがある。本開示技術は、このアナロジーの性質を利用したものだと言える。SZ符号は、まだ多くのレーダでは用いられていないため、所望信号復元に適した符号であると言える。
実施の形態1に係るレーダ装置の優れた効果は、干渉側の諸元が事前入手不可の場合においても本来の観測を停止させることなく干渉のみを抑圧し、抑圧した部分を復元できる、というものである。
実施の形態2.
実施の形態2に係るレーダ装置は、本開示技術に係るレーダ装置の変形例である。実施の形態2に係るレーダ装置の機能構成は、実施の形態1に示したものと同じである。実施の形態2においては、特に明記する場合を除き、実施の形態1で用いた符号と同じものが使用される。実施の形態2において、実施の形態1と重複する説明は、適宜、省略される。
実施の形態1は、レーダ装置の送信波形にパルス間変調を行う本開示技術のベーシックな実施態様を明らかにした。本開示技術に係るレーダ装置は、送信波形に対して、パルス間変調だけではなく、さらにパルス内変調を実施するものであってもよい。
送信波形に対して、パルス間変調だけではなくパルス内変調を実施する場合、所望信号復調部10は、パルス圧縮と復調とを実施し、逆フーリエ変換を実施する。図2に示されるフローチャートを参照して言えば、実施の形態2に係る所望信号復調部10は、パルス圧縮を含む「所望参照信号復調」(ST9)と、「逆フーリエ変換」(ST10)とを実施する。
実施の形態2に係るレーダ装置の有利な効果は、パルス内変調が実施されることによって、パルス内変調を実施しない場合と比較して、より分解能の高い測距が行えることである。
実施の形態3.
実施の形態3に係るレーダ装置は、本開示技術に係るレーダ装置の応用例である。実施の形態3においては、特に明記する場合を除き、既出の実施の形態で用いた符号と同じものが使用される。実施の形態3において、既出の実施の形態と重複する説明は、適宜、省略される。
前述のとおり、本開示技術は、干渉波の諸元が事前入手不可の場合においても本来の観測を停止させることなく干渉波のみを抑圧し、抑圧した部分を復元できるレーダ装置を提供するものである。
実施の形態3は、事前には干渉波の諸元を入手できないが、観測等によりその後に一部の他レーダ信号の諸元を知り得た場合に、特にその他レーダ信号にパルス内変調が施されている場合に、対応する態様を示すものである。
図3は、実施の形態3に係るレーダ装置の機能構成を示すブロック図である。図3に示さるとおり実施の形態3に係るレーダ装置は、実施の形態1に係る図1で示される構成要素に加え、干渉信号パルス圧縮部12と、干渉信号情報保存部13と、を備える。
図3に示されるとおり、干渉信号パルス圧縮部12を示す機能ブロックは、受信部6の後段に位置する。干渉信号情報保存部13の出力は、干渉信号パルス圧縮部12及び所望信号復元部9へと送られる。
図4は、実施の形態3に係るレーダ装置の処理工程を示すフローチャートである。
図4に示される「干渉波パルス圧縮」(ST20)と記載された部分は、干渉信号パルス圧縮部12が実施する処理ステップである。
《干渉信号情報保存部13》
干渉信号情報保存部13は、後に他レーダ信号の諸元を入手できた場合に、その情報を保存するための構成要素である。干渉信号情報保存部13に保存される情報は、特に、他レーダ信号にパルス内変調が実施されているときのパルス内変調に関するものである。
《干渉信号パルス圧縮部12》
干渉信号パルス圧縮部12は、他レーダ信号にパルス圧縮を実施する構成要素である。
図4に示されるとおり、干渉信号情報保存部13に保存される情報は、所望信号復元部9が参照してもよい。また、図4に矢印は示されていないが、干渉信号情報保存部13に保存される情報は、所望信号復調部10が参照してもよい。
実施の形態3に係るレーダ装置の有利な効果は、後に一部の他レーダ信号の諸元を入手できた場合に、干渉波による影響を緩和してターゲットの推定が可能である点にある。
なお、実施の形態3に示した技術は、協調制御型レーダシステムに適用することもできる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るレーダ装置は、本開示技術に係るレーダ装置の変形例である。実施の形態4に係るレーダ装置の機能構成は、実施の形態3に示したものと同じである。実施の形態4においては、特に明記する場合を除き、既出の実施の形態で用いた符号と同じものが使用される。実施の形態4において、既出の実施の形態と重複する説明は、適宜、省略される。
前述のとおり本開示技術に係るレーダ装置は、送信波形に対してパルス間変調だけではなく、さらにパルス内変調を実施するものであってもよい。
送信波形に対して、パルス間変調だけではなくパルス内変調を実施する場合、所望信号復調部10は、パルス圧縮と復調とを実施し、逆フーリエ変換を実施する。図4に示されるフローチャートを参照して言えば、実施の形態4に係る所望信号復調部10は、パルス圧縮を含む「所望参照信号復調」(ST9)と、「逆フーリエ変換」(ST10)とを実施する。
実施の形態4に係るレーダ装置の有利な効果は、パルス内変調が実施されることによって、パルス内変調を実施しない場合と比較して、より分解能の高い測距が行えることである。
実施の形態5.
図5は、本開示技術に係るレーダ装置の一部の機能のハードウエア構成を示したハードウエア構成図である。
本開示技術に係るレーダ装置における基準信号発生部1、位相変調部2、パルス変調部3、受信部6、干渉検出部7、干渉除去部8、所望信号復元部9、所望信号復調部10、所望参照信号生成部11、及び干渉信号パルス圧縮部12の各機能は、処理回路120、又はプロセッサ122とメモリ124により実現される。
簡単のため、本明細書において、レーダ装置における基準信号発生部1、位相変調部2、パルス変調部3、受信部6、干渉検出部7、干渉除去部8、所望信号復元部9、所望信号復調部10、所望参照信号生成部11、及び干渉信号パルス圧縮部12の各部は、「レーダ信号処理装置」と称されるものとする。
図5Aは、本開示技術に係るレーダ信号処理装置の機能が専用のハードウエアで実行される場合のハードウエア構成を示したハードウエア構成図である。図5Aに示されるとおり、専用のハードウエアで実行される場合のハードウエア構成には、入力インタフェース110と、処理回路120と、出力インタフェース130と、が含まれる。
処理回路120は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。レーダ装置の各機能は、それぞれ別個の処理回路120により実現されてもよいし、まとめてひとつの処理回路120により実現されてもよい。
図5Bは、本開示技術に係るレーダ信号処理装置の機能がソフトウエアで実行される場合のハードウエア構成を示したハードウエア構成図である。図5Bに示されるとおり、ソフトウエアで実行される場合のハードウエア構成には、入力インタフェース110と、プロセッサ122と、メモリ124と、出力インタフェース130と、が含まれる。
プロセッサ122は、一般に、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)とも称される。
レーダ信号処理装置のハードウエア構成が図5Bに示されたものである場合、レーダ信号処理装置の上記各機能は、ソフトウエア、ファームウエア、又はソフトウエアとファームウエアとの組合せにより実現される。ソフトウエア及びファームウエアはプログラムとして記述され、メモリ124に格納される。プロセッサ122は、メモリ124に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、上記各機能を実現する。すなわちレーダ信号処理装置は、プロセッサ122により実行されるときに、図2又は図4に示される各処理ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ124を備える。また、これらのプログラムは、レーダ信号処理装置の手順及び方法をプロセッサ122に実行させるものであるとも言える。ここでメモリ124は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリであってよい。またメモリ124は、磁器ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等のディスクを備えるものであってもよい。さらにメモリ124は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)の態様であってもよい。
なお、本開示技術に係るレーダ信号処理装置の各機能は、一部が専用のハードウエアで実現され、残りがソフトウエア又はファームウエアで実現されてもよい。
このように本開示技術に係るレーダ信号処理装置は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、又はこれらの組合せによって、上記各機能が実現される。
以上のとおり本開示技術に係るレーダ装置は、その一部であるレーダ信号処理装置においてハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、又はこれらの組合せによって各機能を実現し、既出の実施の形態に記載された効果を奏するものである。
本開示技術に係るレーダ装置は、例えば気象レーダとして応用でき、産業上の利用可能性を有する。
1 基準信号発生部、2 位相変調部、3 パルス変調部、4 送受切替部、5 空中線、6 受信部、7 干渉検出部、8 干渉除去部、9 所望信号復元部、10 所望信号復調部、11 所望参照信号生成部、12 干渉信号パルス圧縮部、13 干渉信号情報保存部、110 入力インタフェース、120 処理回路、122 プロセッサ、124 メモリ、130 出力インタフェース。

Claims (4)

  1. 複素数の符号系列を用いて、基準信号に位相変調を実施する位相変調部と、
    あらかじめ設定された閾値と受信信号のスペクトルピーク値とを比較する干渉検出部と、
    前記干渉検出部が実施する比較により得られる情報に基づいて、干渉信号に影響を受けた領域の部分を0(ゼロ)にする干渉除去部と、
    前記干渉除去部により0(ゼロ)にされた部分に対し、前記基準信号の情報と前記符号系列の偏角情報とを用いて、所望信号復元を実施する所望信号復元部と、を備え、
    前記所望信号復元部は、前記符号系列をd(k)としたとき、以下のd(k)に関する参照テーブルを用い、


    Figure 0007286050000013

    前記参照テーブルから偏角についての誤差が最も小さい複素数列を選択し、選択した前記複素数列における偏角の情報を用いて前記干渉除去部によって0(ゼロ)にされた部分に所望信号を復元する、
    ただし、デコンボリューションを実施するものを除く、
    レーダ装置。
  2. 複素数の符号系列を用いて、基準信号に位相変調を実施する位相変調部と、
    あらかじめ設定された閾値と受信信号のスペクトルピーク値とを比較する干渉検出部と、
    前記干渉検出部が実施する比較により得られる情報に基づいて、干渉信号に影響を受けた領域の部分を0(ゼロ)にする干渉除去部と、
    前記干渉除去部により0(ゼロ)にされた部分に対し、前記基準信号の情報と前記符号系列の偏角情報とを用いて、所望信号復元を実施する所望信号復元部と、を備え、
    前記所望信号復元部は、前記符号系列をα としたとき、以下のα に関する参照テーブルを用い、

    Figure 0007286050000014

    前記参照テーブルから偏角についての誤差が最も小さい複素数列を選択し、選択した前記複素数列における偏角の情報を用いて前記干渉除去部によって0(ゼロ)にされた部分に所望信号を復元する、
    ただし、デコンボリューションを実施するものを除く、
    レーダ装置。
  3. 前記位相変調部により位相変調された送信信号をパルス化するパルス変調部と、
    前記所望信号復元部により復元された信号を、参照信号に基づいて復調する所望信号復調部と、をさらに備える、
    請求項1に記載のレーダ装置。
  4. 他レーダ信号の諸元を保存する干渉信号情報保存部と、
    前記干渉信号情報保存部に保存された情報に基づいて、前記他レーダ信号にパルス圧縮を実施する干渉信号パルス圧縮部と、をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレーダ装置。
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加藤万莉絵 ほか: "2種の符号系列を用いるレーダの2次エコー抑圧方式", 2013年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集1, JPN6016048262, 3 September 2013 (2013-09-03), pages 263, ISSN: 0005013089 *

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