JP7284441B1 - 異常診断装置、方法、およびプログラム - Google Patents

異常診断装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の異常箇所の特定の精度を向上させる。【解決手段】本開示の一実施形態に係る装置は、機器の異常箇所を特定する、制御部を備えた装置であって、前記制御部は、前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時の推定値を取得し、前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値を取得し、前記複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度を算出し、前記算出された複数の乖離度から、前記センサーの異常を特定する。【選択図】図1

Description

本開示は、異常診断装置、方法、およびプログラムに関する。
従来、空気調和機に設けられているセンサーの異常を検知する方法として、1つの判定対象のセンサーの出力の推定値と当該センサーの出力の実測値とに基づいて、当該センサーの劣化度を判定する方法が知られている(特許文献1)。
特許6905960号公報
しかしながら、1つのセンサーに対して、センサーの推定値と実測値の乖離度と、閾値と、の比較によりセンサーの異常を検知する方法では、他の要因によって乖離度が発生している場合(つまり、センサーの異常以外の要因によって乖離度が発生している場合)、異常を誤検知してしまう。
本開示では、機器の異常箇所の特定の精度を向上させることを目的とする。
本開示の第1の態様による装置は、
機器の異常箇所を特定する、制御部を備えた装置であって、
前記制御部は、
前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時の推定値を取得し、
前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値を取得し、
前記複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度を算出し、
前記算出された複数の乖離度から、前記センサーの異常を特定する。
本開示の第1の態様によれば、複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度を用いてセンサーの異常を特定するので、機器の異常箇所の特定の精度を向上させることができる。
本開示の第2の態様による装置は、第1の態様に記載の装置であって、
前記制御部は、
前記算出された複数の乖離度から、機械学習モデルにより、前記センサーの異常を特定する。
本開示の第2の態様によれば、機械学習されたモデルにしたがってセンサーの異常を特定することができる。
本開示の第3の態様による装置は、第1の態様に記載の装置であって、
前記制御部は、
前記算出された複数の乖離度から、ルールベースにより、前記センサーの異常を特定する。
本開示の第3の態様によれば、事前に定めたルールにしたがってセンサーの異常を特定することができる。
本開示の第4の態様による装置は、第1の態様または第2の態様に記載の装置であって、
前記センサーに関する値を推定するためのモデルは、センサーごとに生成される。
本開示の第4の態様によれば、センサーごとに生成されたモデルを用いるので、センサーに関する値の推定の精度を向上させることができる。
本開示の第5の態様による装置は、第4の態様に記載の装置であって、
前記センサーに関する値は、他の複数のセンサーに関する値の実測値から推定される。
本開示の第5の態様によれば、センサーに関する値を推定する際に、他の複数のセンサーの状態を反映させることができる。
本開示の第6の態様による装置は、第1の態様または第2の態様に記載の装置であって、
前記機器は、空気調和機であり、
前記センサーに関する値は、外気温度、吸入管温度、吐出管温度、熱交換器温度、過冷却熱交換器ガス管温度、過冷却熱交換器液管温度、レシーバ液管温度、アキュムレータ入口温度、室内熱交換器ガス管温度、室内熱交換器液管温度、吸込温度、吹出温度、高圧圧力、低圧圧力、インバータ電流値、インバータ回転数、電磁弁開度のうちの少なくとも1つである。
本開示の第6の態様によれば、空気調和機の種々のセンサーに関する値を用いて、空気調和機のセンサーの異常を特定することができる。
本開示の第7の態様による方法は、
機器の異常箇所を特定する、制御部を備えた装置が実行する方法であって、
前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時の推定値を取得するステップと、
前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値を取得するステップと、
前記複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度を算出するステップと、
前記算出された複数の乖離度から、前記センサーの異常を特定するステップと、
を含む。
本開示の第8の態様によるプログラムは、
機器の異常箇所を特定する、制御部を備えた装置に、
前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時の推定値を取得する手順、
前記機器に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値を取得する手順、
前記複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度を算出する手順、
前記算出された複数の乖離度から、前記センサーの異常を特定する手順、
を実行させる。
本開示の一実施形態に係る全体の構成例である。 本開示の一実施形態に係る異常診断装置のハードウェア構成図である。 本開示の一実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。 本開示の一実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。 本開示の一実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。 本開示の一実施形態に係る空気調和機のハードウェア構成図である。 本開示の一実施形態に係る空気調和機のハードウェア構成図である。 本開示の一実施形態に係る異常診断処理のフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る学習処理のフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る学習処理のフローチャートである。
以下、図面に基づいて本開示の実施の形態を説明する。
<全体の構成例>
図1は、本開示の全体の構成例である。異常診断システム1は、異常診断装置10と、機器20と、を含む。異常診断装置10と機器20は、任意のネットワークを介して、互いにデータを送受信することができる。
異常診断装置10は、機器20の異常を診断する装置である。異常診断装置10は、1つまたは複数のコンピュータから構成される。
具体的には、異常診断装置10は、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時の推定値を取得し、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値を取得する。異常診断装置10は、複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度を算出し、当該複数の乖離度から、センサーの異常を特定する。
なお、本明細書では、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度から、センサーの異常を特定する場合を主に説明するが、センサーに限らず、機器20を構成する複数の部品(例えば、膨張弁など)に関する各値(つまり、指令により可変な値)の推定値と実測値との乖離度から、部品の異常を特定することもできる。
機器20は、任意の機器であってよい。例えば、機器20は、空気調和機である。図1では一例として5つの機器20を示しているが、異常診断装置10は、1つまたは複数の機器の各機器の異常を診断することができる。
なお、図1では、異常診断装置10が機器20から離れた遠隔にある(例えば、クラウドサーバである)場合を説明したが、異常診断装置10は、機器20の内部にあってもよいし、あるいは、機器20が設置されている物件内に設置されてもよい。
<ハードウェア構成>
図2は、本開示の一実施形態に係る異常診断装置10のハードウェア構成図である。異常診断装置10は、制御部1001と、主記憶部1002と、補助記憶部1003と、入力部1004と、出力部1005と、インタフェース部1006と、を備えることができる。以下、それぞれについて説明する。
制御部1001は、補助記憶部1003にインストールされている各種プログラムを実行するプロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)など)である。
主記憶部1002は、不揮発性メモリ(ROM(Read Only Memory))および揮発性メモリ(RAM(Random Access Memory))を含む。ROMは、補助記憶部1003にインストールされている各種プログラムを制御部1001が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する。RAMは、補助記憶部1003にインストールされている各種プログラムが制御部1001によって実行される際に展開される作業領域を提供する。
補助記憶部1003は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。
入力部1004は、異常診断装置10の操作者が異常診断装置10に対して各種指示を入力する入力デバイスである。
出力部1005は、異常診断装置10の内部状態等を出力する出力デバイスである。
インタフェース部1006は、ネットワークに接続し、他の装置(機器20等)と通信を行うための通信デバイスである。
<機能ブロック>
以下、図3~図5を参照しながら、制御部1001の機能ブロックについて説明する。
[異常診断]
図3は、本開示の一実施形態に係る制御部1001の機能ブロック図である。図3は、異常診断の処理を示す。制御部1001は、推定部101と、実測値取得部102と、乖離度算出部103と、異常箇所特定部104と、を備える。制御部1001は、プログラムを実行することによって、推定部101、実測値取得部102、乖離度算出部103、異常箇所特定部104、として機能する。以下、それぞれについて説明する。なお、ある1つの機器20にセンサーA、センサーB、センサーC、・・・といった複数のセンサーが搭載されているものとする。
推定部101は、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時(機器20が正常に運転しているとき)の推定値を取得する。具体的には、推定部101は、機器20に搭載されたセンサーAに関する値の正常運転時の推定値、機器20に搭載されたセンサーBに関する値の正常運転時の推定値、機器20に搭載されたセンサーCに関する値の正常運転時の推定値、・・・を取得する。
例えば、推定部101は、センサーごとに生成された正常値推定モデル(つまり、センサーAに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデル、センサーBに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデル、センサーCに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデル、・・・)を用いて、センサーに関する値の正常運転時の値を推定する。
例えば、センサーに関する値は、他の複数のセンサーに関する値の実測値(実際に測定された値)から推定される。つまり、推定部101は、センサーAに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデルに、センサーA以外のセンサーに関する値の実測値を入力して、センサーAに関する値の正常運転時の値を出力させる。また、推定部101は、センサーBに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデルに、センサーB以外のセンサーに関する値の実測値を入力して、センサーBに関する値の正常運転時の値を出力させる。また、推定部101は、センサーCに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデルに、センサーC以外のセンサーに関する値の実測値を入力して、センサーCに関する値の正常運転時の値を出力させる。
実測値取得部102は、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値(実際に測定された値)を取得する。具体的には、実測値取得部102は、機器20に搭載されたセンサーAに関する値の実測値、機器20に搭載されたセンサーBに関する値の実測値、機器20に搭載されたセンサーCに関する値の実測値、・・・を取得する。
乖離度算出部103は、推定部101が取得した複数のセンサーに関する各値の推定値と、実測値取得部102が取得した複数のセンサーに関する各値の実測値と、の乖離度を算出する。具体的には、乖離度算出部103は、センサーAに関する値の推定値とセンサーAに関する値の実測値との乖離度、センサーBに関する値の推定値とセンサーBに関する値の実測値との乖離度、センサーCに関する値の推定値とセンサーCに関する値の実測値との乖離度、・・・を算出する。
異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度から、センサーの異常を特定する。例えば、異常箇所特定部104は、複数のセンサーのうち、どのセンサーが異常であるかを特定する。
[機械学習モデル]
例えば、異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度から、機械学習モデルにより、センサーの異常を特定する。つまり、異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度を機械学習モデル(異常箇所特定モデル)に入力して、センサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)を出力させる。異常箇所特定モデルは、複数の乖離度が入力されると、センサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)が出力されるモデルである。
[ルールベース]
例えば、異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度から、ルールベースにより、センサーの異常を特定する。つまり、異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度と、予め定められているルール(異常箇所特定ルール)と、にしたがって、センサーの異常を特定する。異常箇所特定ルールは、複数の乖離度から、センサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)を導き出すルールである。
<乖離度と他のデータに基づく異常箇所の特定>
本開示の一実施形態では、乖離度だけでなく、乖離度と他のデータに基づいて異常箇所を特定することができる。
例えば、異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度、および、機器20に搭載されている任意のセンサーが測定した値から、機械学習モデルによりあるいはルールベースにより、センサーの異常を特定する。
例えば、異常箇所特定部104は、乖離度算出部103が算出した複数の乖離度、および、機器20に搭載されている任意のセンサーが測定した値を用いて算出した指標(例えば、空気調和機の冷媒の漏洩を示す指標)から、機械学習モデルによりあるいはルールベースにより、センサーの異常を特定する。
[学習]
図4は、本開示の一実施形態に係る制御部1001の機能ブロック図である。図4は、学習の処理(異常箇所特定モデルを生成する処理)を示す。制御部1001は、学習部111を備える。制御部1001は、プログラムを実行することによって、学習部111として機能する。なお、ある1つの機器20にセンサーA、センサーB、センサーC、・・・といった複数のセンサーが搭載されているものとする。
学習部111は、異常箇所特定モデルを生成する。具体的には、学習部111は、学習データ(入力データが、複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度(例えば、センサーAに関する値の推定値と実測値との乖離度とセンサーBに関する値の推定値と実測値との乖離度とセンサーCに関する値の推定値と実測値との乖離度)であり、出力データが、センサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)である、学習データ)を取得する。学習部111は、学習データを用いて機械学習をして、複数のセンサーの乖離度(例えば、センサーAに関する値の推定値と実測値との乖離度とセンサーBに関する値の推定値と実測値との乖離度とセンサーCに関する値の推定値と実測値との乖離度)が入力されるとセンサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)が出力されるモデル(異常箇所特定モデル)を生成する。
[学習]
図5は、本開示の一実施形態に係る制御部1001の機能ブロック図である。図5は、学習の処理(正常値推定モデルを生成する処理)を示す。制御部1001は、学習部111を備える。制御部1001は、プログラムを実行することによって、学習部111として機能する。なお、ある1つの機器20にセンサーA、センサーB、センサーC、・・・といった複数のセンサーが搭載されているものとする。
学習部111は、正常値推定モデルを生成する。具体的には、学習部111は、学習データ(入力データが、対象センサー以外のセンサーに関する値の正常運転時の実測値であり、出力データが、対象センサーに関する値の正常運転時の実測値である、学習データ)を取得する。例えば、センサーAに関する値を推定するためのモデルの場合、学習部111は、入力がセンサーA以外のセンサーに関する値の実測値であり、出力データがセンサーAに関する値の実測値である学習データを取得する。例えば、センサーBに関する値を推定するためのモデルの場合、学習部111は、入力がセンサーB以外のセンサーに関する値の実測値であり、出力データがセンサーBに関する値の実測値である学習データを取得する。例えば、センサーCに関する値を推定するためのモデルの場合、学習部111は、入力がセンサーC以外のセンサーに関する値の実測値であり、出力データがセンサーCに関する値の実測値である学習データを取得する。
学習部111は、学習データを用いて機械学習をして、対象センサー以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると対象センサーに関する値が出力されるモデル(正常値推定モデル)を生成する。例えば、センサーAに関する値を推定するためのモデルは、センサーA以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると、センサーAに関する値が出力されるモデルである。例えば、センサーBに関する値を推定するためのモデルは、センサーB以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると、センサーBに関する値が出力されるモデルである。例えば、センサーCに関する値を推定するためのモデルは、センサーC以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると、センサーCに関する値が出力されるモデルである。
[空気調和機]
ここで、機器20の一例である空気調和機について説明する。
図6は、本開示の一実施形態に係る機器20の室外機2000の構成の一例を示す図である。図7は、本開示の一実施形態に係る機器20の室内機2500の構成の一例を示す図である。
空気調和装置である機器20は、機器20の各部を制御する制御装置を有する。制御装置は、例えば、機器20の室外機2000または室内機2500に内蔵されてもよい。機器20の制御装置は、プロセッサ、メモリ、入出力部が一つの集積回路に組み込まれているマイコン(Micro controller) により実現されてもよい。また、機器20の制御装置は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)等の回路により実現されてもよい。また、機器20の制御装置は、上述した図2に示すコンピュータにより実現されてもよい。
機器20は、冷媒回路を構成する各種の機器と、各種のセンサーとを備えている。冷媒回路を構成する各機器は、制御装置により制御される。冷媒回路は、例えば、フロンガス等の冷媒が充填された閉回路である。冷媒回路は、例えば、冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うように構成されてもよい。
(機器20の室外機2000の構成)
図6の例では、機器20の室外機2000(室外ユニット)は、圧縮機(コンプレッサ)201、室外熱交換器202、電子膨張弁203、電子膨張弁204、電磁弁205(油分離器油戻し)、電磁弁206(油分離器バイパス)、電磁弁207(アキュムレータ油戻し)、四路切換弁208、高圧圧力センサー209、低圧圧力センサー210、高圧圧力開閉器211、圧力調整弁212、過冷却熱交換器213、キャピラリーチューブ214、サーミスタ215、サーミスタ216、サーミスタ217、サーミスタ218、サーミスタ219、サーミスタ220、サーミスタ221、サーミスタ222、冷媒冷却板223、油分離器224、アキュムレータ225、サーミスタ226等を有する。
圧縮機201は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。例えば、圧縮機201のインバータからモータ(図示省略)に供給する交流の周波数を変更してモータの回転速度(圧縮機201の回転速度)を変化させることにより、圧縮機201の容量を変化させることができる。なお、回転速度は、例えば、単位時間当たりの回転数等でもよい。
室外熱交換器202(空気熱交)では、室外ファンによって取り込まれた室外空気と冷媒が熱交換される。
電子膨張弁203(メイン)および電子膨張弁204(インジェクション)は、例えば、弁体がパルスモータで駆動されることにより開度(穴の大きさ)が調整される。電子膨張弁203は、暖房運転時に、室外熱交換器の出口過熱度が一定となるように制御される。
電子膨張弁204は、過冷却熱交換器213の出口過熱度が一定となるように制御される。
電磁弁205(油分離器油戻し)および電磁弁206(油分離器バイパス)は、油分離器224より圧縮機201へ戻す油の量をコントロールする。
電磁弁207(アキュムレータ油戻し)は、アキュムレータ225より圧縮機201へ油を戻す際に使用される。
四路切換弁208は、冷房運転と暖房運転とを切り換える。
高圧圧力センサー209は、高圧圧力を検知するセンサーである。なお、高圧圧力は、機器20の冷凍サイクルにおける高圧圧力(以下で、適宜、単に「高圧」とも称する。)であり、例えば、圧縮機201により圧縮されて吐出される冷媒の圧力(圧縮機201の吐出圧力)でもよいし、凝縮器における冷媒の圧力でもよい。
低圧圧力センサー210は、低圧圧力を検知するセンサーである。なお、低圧圧力は、機器20の冷凍サイクルにおける低圧圧力(以下で、適宜、単に「低圧」とも称する。)であり、例えば、圧縮機201に吸入される冷媒の圧力(圧縮機201に圧縮される前の冷媒の圧力。)でもよい。
高圧圧力開閉器211は、圧縮機201の異常時に高圧圧力が上昇することを回避するため、所定の圧力以上の場合に機器20の運転を停止させる。
圧力調整弁212は、輸送および保管時の圧力上昇による機能部品破損を防止するため、所定の圧力以上の場合に液管を開いて圧力上昇を回避させる。
過冷却熱交換器213は、液冷媒を過冷却する。
キャピラリーチューブ214は、油分離器224で分離した冷凍機油を圧縮機201に戻す。
サーミスタ215は、外気温度を検出(測定)するセンサー(温度センサー)である。サーミスタ215で測定された外気温度は、例えば、吐出管温度の補正等に使用されてもよい。
サーミスタ216は、圧縮機201から吐き出された冷媒の温度を示す吐出管温度を検出するセンサーである。サーミスタ216で測定された吐出管温度は、例えば、圧縮機201の温度保護制御等に使用されてもよい。
サーミスタ217は、アキュムレータ225の入口のガス管温度を検出するセンサーである。サーミスタ217で測定されたガス管温度は、例えば、暖房時の吸入過熱度を一定にする制御等に使用されてもよい。
サーミスタ218は、室外熱交換器202の液管温度を検出するセンサーである。サーミスタ218で測定された液管温度は、例えば、試運転時の過充てん判定等に使用されてもよい。
サーミスタ219は、過冷却熱交換器213の液管温度を検出するセンサーである。
サーミスタ220は、過冷却熱交換器213の蒸発側ガス管温度を検出するセンサーである。サーミスタ219で測定された蒸発側ガス管温度は、例えば、過冷却熱交換器213の出口の過熱度を一定に制御する等のために使用されてもよい。
サーミスタ221は、室外熱交換器202の液管温度を検出するセンサーである。サーミスタ221で測定された液管温度は、例えば、デフロスト運転の判定等に使用されてもよい。
サーミスタ222は、圧縮機201の表面温度を検出するセンサーである。なお、制御装置40は、異常時に圧縮機201の温度が上昇することを回避するため、表面温度が閾値を超えた場合は機器20の運転を停止させてもよい。
冷媒冷却板223は、冷媒液を冷やすための冷却板である。
アキュムレータ225は、例えば、圧縮機201に吸入される冷媒の液体と気体を分離し、気体のみを圧縮機201に吸入させる装置である。なお、室外機2000は、アキュムレータ225に代えて、またはこれに加えて、レシーバ(冷媒量調整容器)を有してもよい。なお、レシーバは、凝縮器で凝縮された冷媒の液体を一時的に貯める容器である。レシーバにより、例えば、空調負荷の変動により蒸発器の中の冷媒量が変化した際に、冷媒の液体を一時的に貯めることができる。
サーミスタ226は、圧縮機201に吸入される冷媒の温度を示す吸入管温度を検出するセンサーである。
(機器20の室内機2500の構成)
図7の例では、機器20の室内機2500(室外ユニット)は、電子膨張弁251、サーミスタ252、サーミスタ253、サーミスタ254、サーミスタ255、室内熱交換器256等を有する。
電子膨張弁251は、冷房運転時のガス過熱度制御および暖房運転時の過冷却度制御に使用されてもよい。
サーミスタ252は、室内熱交換器256のファンで吸い込まれる空気の温度(室内温度)を検出するセンサーである。
サーミスタ253は、電子膨張弁251と室内熱交換器256との間の液管温度を検出するセンサーである。サーミスタ253で測定された液管温度は、例えば、冷房運転時のガス過熱度制御、暖房運転時の過冷却度制御等に使用されてもよい。
サーミスタ254は、室内熱交換器256と室外機2000へのガス側配管との間のガス管温度を検出するセンサーである。サーミスタ254で測定されたガス管温度は、例えば、冷房運転時のガス過熱度制御等に使用されてもよい。
サーミスタ255は、室内熱交換器256から吹き出される空気の温度を検出するセンサーである。
室内熱交換器256では、室内ファンによって取り込まれた室内空気と冷媒が熱交換する。室内ファンは、例えば、回転方向に前傾した羽根車を回転させることにより、吸い込み口から空気を吸い込み、吐き出し口から空気を吐き出す、円柱状のファン(クロスフローファン)でもよい。室内ファンの回転により、室内空気が室内機に取り込まれ、温度等が調整された空気が室内に吐き出される。
冷房運転時には、四路切換弁208が第1状態に設定される。この状態で圧縮機201が運転されると、室外熱交換器202が凝縮器(放熱器)となり、室内熱交換器256が蒸発器となって冷凍サイクルが行われる。この場合、圧縮機201から吐出された冷媒は、室外熱交換器202に流れて室外空気へ放熱する。そして、放熱した冷媒は、室内機2500の電子膨張弁251を通過する際に膨張して(減圧されて)室内熱交換器256へ流れる。室内熱交換器256では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発し、冷却された室内空気が室内へ供給される。蒸発した冷媒は、圧縮機201へ吸入されて圧縮される。
暖房運転時には、四路切換弁208が第2状態に設定される。この状態で圧縮機201が運転されると、室内熱交換器256が凝縮器(放熱器)となり、室外熱交換器202が蒸発器となって冷凍サイクルが行われる。この場合、圧縮機201から吐出された冷媒は、室内熱交換器256に流れて室内空気へ放熱する。これにより、加熱された室内空気が室内へ供給される。放熱した冷媒は、電子膨張弁203を通過する際に膨張する(減圧される)。電子膨張弁203で膨張した冷媒は、室外熱交換器202に流れて室外空気から吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機201へ吸入されて圧縮される。
[センサーに関する値]
ここで、センサーに関する値について説明する。センサーに関する値は、機器20に搭載されているセンサーが測定した値である。例えば、機器20が空気調和機である場合、センサーに関する値は、外気温度、吸入管温度、吐出管温度、熱交換器温度、過冷却熱交換器ガス管温度、過冷却熱交換器液管温度、レシーバ液管温度、アキュムレータ入口温度、室内熱交換器ガス管温度、室内熱交換器液管温度、吸込温度、吹出温度、高圧圧力、低圧圧力、インバータ電流値、インバータ回転数、電磁弁開度のうちの少なくとも1つである。
外気温度は、例えば、サーミスタ215で測定される外気温度である。
吸入管温度は、例えば、サーミスタ226で測定される、圧縮機201に吸入される冷媒の温度である。
吐出管温度は、例えば、サーミスタ216で測定される、圧縮機201から吐き出された冷媒の温度である。
熱交換器温度は、例えば、サーミスタ218で測定される室外熱交換器202の液管温度である。
過冷却熱交換器ガス管温度・過冷却熱交換器液管温度、は、例えば、サーミスタ219で測定される過冷却熱交換器213の液管温度、および、サーミスタ220で測定される過冷却熱交換器213の蒸発側ガス管温度の少なくとも一方である。
レシーバ液管温度は、例えば、室外機2000がアキュムレータ225に代えて、またはこれに加えて、レシーバ(冷媒量調整容器)を有する場合の、レシーバの入口の液管温度を検出するセンサ(サーミスタ)で測定される液管温度である。
アキュムレータ入口温度は、例えば、サーミスタ217で測定される、アキュムレータ225の入口のガス管温度である。
高圧圧力は、例えば、高圧圧力センサー209により測定される高圧圧力である。
低圧圧力は、例えば、低圧圧力センサー210により測定される低圧圧力である。
インバータ電流値は、例えば、圧縮機201のモータの回転速度を変えるインバータへ供給される電流値である。
インバータ回転数は、例えば、圧縮機201のモータの単位時間当たりの回転数(回転速度)である。
電磁弁開度は、例えば、電磁弁205、電磁弁206、電磁弁207等の開度である。
<方法>
以下、図8を参照しながら異常診断処理について説明し、図9を参照しながら学習処理(異常箇所特定モデルを生成する処理)について説明し、図10を参照しながら学習処理(正常値推定モデルを生成する処理)について説明する。
図8は、本開示の一実施形態に係る異常診断処理のフローチャートである。なお、ある1つの機器20にセンサーA、センサーB、センサーC、・・・といった複数のセンサーが搭載されているものとする。
ステップ101(S101)において、異常診断装置10は、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の正常運転時の推定値を取得する。具体的には、異常診断装置10は、機器20に搭載されたセンサーAに関する値の正常運転時の推定値、機器20に搭載されたセンサーBに関する値の正常運転時の推定値、機器20に搭載されたセンサーCに関する値の正常運転時の推定値、・・・を取得する。
例えば、異常診断装置10は、センサーごとに生成された正常値推定モデル(つまり、センサーAに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデル、センサーBに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデル、センサーCに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデル、・・・)を用いて、センサーに関する値の正常運転時の値を推定する。
例えば、センサーに関する値は、他の複数のセンサーに関する値の実測値から推定される。つまり、センサーAに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデルに、センサーA以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると、センサーAに関する値の正常運転時の値が出力される。また、センサーBに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデルに、センサーB以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると、センサーBに関する値の正常運転時の値が出力される。また、センサーCに関する値の正常運転時の値を推定するためのモデルに、センサーC以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると、センサーCに関する値の正常運転時の値が出力される。
ステップ102(S102)において、異常診断装置10は、機器20に搭載された複数のセンサーに関する各値の実測値を取得する。具体的には、異常診断装置10は、機器20に搭載されたセンサーAに関する値の実測値、機器20に搭載されたセンサーBに関する値の実測値、機器20に搭載されたセンサーCに関する値の実測値、・・・を取得する。
なお、S101とS102は、順序が逆であってもよいし、同時に実行されてもよい。
ステップ103(S103)において、異常診断装置10は、S101で取得した複数のセンサーに関する各値の推定値と、S102で取得した複数のセンサーに関する各値の実測値と、の乖離度を算出する。具体的には、異常診断装置10は、センサーAに関する値の推定値とセンサーAに関する値の実測値との乖離度、センサーBに関する値の推定値とセンサーBに関する値の実測値との乖離度、センサーCに関する値の推定値とセンサーCに関する値の実測値との乖離度、・・・を算出する。
ステップ104(S104)において、異常診断装置10は、S103で算出された複数の乖離度から、センサーの異常を特定する。例えば、異常診断装置10は、複数のセンサーのうち、どのセンサーが異常であるかを特定する。
例えば、異常診断装置10は、S103で算出された複数の乖離度から、機械学習モデルにより、センサーの異常を特定する。つまり、異常診断装置10は、S103で算出された乖離度を機械学習モデル(異常箇所特定モデル)に入力して、センサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)を出力させる。
例えば、異常診断装置10は、S103で算出された複数の乖離度から、ルールベースにより、センサーの異常を特定する。つまり、異常診断装置10は、S103で算出された乖離度と、予め定められているルール(異常箇所特定ルール)と、にしたがって、センサーの異常を特定する。
図9は、本開示の一実施形態に係る学習処理のフローチャートである。
ステップ201(S201)において、異常診断装置10は、学習データ(入力データが複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度であり、出力データがセンサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)である、学習データ)を取得する。
ステップ202(S202)において、異常診断装置10は、S201の学習データを用いて機械学習をして、複数のセンサーに関する各値の推定値と実測値との乖離度が入力されるとセンサーの異常を特定するための情報(例えば、どのセンサーが異常であるかの情報)が出力されるモデル(異常箇所特定モデル)を生成する。
図10は、本開示の一実施形態に係る学習処理のフローチャートである。
ステップ211(S211)において、異常診断装置10は、学習データ(入力データが対象センサー以外のセンサーに関する値の正常運転時の実測値であり、出力データが対象センサーに関する値の正常運転時の実測値である、学習データ)を取得する。
ステップ212(S212)において、異常診断装置10は、S211の学習データを用いて機械学習をして、対象センサー以外のセンサーに関する値の実測値が入力されると対象センサーに関する値が出力されるモデル(正常値推定モデル)を生成する。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 異常診断システム
10 異常診断装置
20 機器
101 推定部
102 実測値取得部
103 乖離度算出部
104 異常箇所特定部
111 学習部
2000 室外機
201 圧縮機
202 室外熱交換器
203 電子膨張弁
204 電子膨張弁
205 電磁弁
206 電磁弁
207 電磁弁
208 四路切換弁
209 高圧圧力センサー
210 低圧圧力センサー
211 高圧圧力開閉器
212 圧力調整弁
213 過冷却熱交換器
214 キャピラリーチューブ
215 サーミスタ
216 サーミスタ
217 サーミスタ
218 サーミスタ
219 サーミスタ
220 サーミスタ
221 サーミスタ
222 サーミスタ
223 冷媒冷却板
224 油分離器
225 アキュムレータ
226 サーミスタ
2500 室内機
251 電子膨張弁
252 サーミスタ
253 サーミスタ
254 サーミスタ
255 サーミスタ
256 室内熱交換器
1001 制御部
1002 主記憶部
1003 補助記憶部
1004 入力部
1005 出力部
1006 インタフェース部

Claims (8)

  1. 機器に搭載された複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する、制御部を備えた装置であって、
    前記制御部は、
    前記機器に搭載された複数のセンサーの各センサーの正常運転時の推定値を取得し、
    前記機器に搭載された複数のセンサーの各センサーの実測値を取得し、
    前記複数のセンサーの各センサーの推定値と実測値との乖離度を算出し、
    前記算出された複数の乖離度から、前記複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する、
    装置。
  2. 前記制御部は、
    前記算出された複数の乖離度から、機械学習モデルにより、前記複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御部は、
    前記算出された複数の乖離度から、ルールベースにより、前記複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記センサーの正常運転時の推定値を推定するためのモデルは、センサーごとに生成される、請求項1または2に記載の装置。
  5. 前記センサーの正常運転時の推定値は、他の複数のセンサーの値の実測値から推定される、請求項4に記載の装置。
  6. 前記機器は、空気調和機であり、
    前記センサーの値は、外気温度、吸入管温度、吐出管温度、熱交換器温度、過冷却熱交換器ガス管温度、過冷却熱交換器液管温度、レシーバ液管温度、アキュムレータ入口温度、室内熱交換器ガス管温度、室内熱交換器液管温度、吸込温度、吹出温度、高圧圧力、低圧圧力、インバータ電流値、インバータ回転数、電磁弁開度のうちの少なくとも1つである、請求項1または2に記載の装置。
  7. 機器に搭載された複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する、制御部を備えた装置が実行する方法であって、
    前記機器に搭載された複数のセンサーの各センサーの正常運転時の推定値を取得するステップと、
    前記機器に搭載された複数のセンサーの各センサーの実測値を取得するステップと、
    前記複数のセンサーの各センサーの推定値と実測値との乖離度を算出するステップと、
    前記算出された複数の乖離度から、前記複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定するステップと、
    を含む方法。
  8. 機器に搭載された複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する、制御部を備えた装置に、
    前記機器に搭載された複数のセンサーの各センサーの正常運転時の推定値を取得する手順、
    前記機器に搭載された複数のセンサーの各センサーの実測値を取得する手順、
    前記複数のセンサーの各センサーの推定値と実測値との乖離度を算出する手順、
    前記算出された複数の乖離度から、前記複数のセンサーのうち異常であるセンサーを特定する手順、
    を実行させるためのプログラム。
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