JP7284185B2 - 監視装置、監視装置制御方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、監視装置、監視装置制御方法およびプログラムに関する。
道路の通行料金を徴収する料金収受システムが提案または実証実験あるいは実用化されている。例えば、シンガポールでは、フリーフロー(路上にバリアがなく自由に走行できる)の道路上に設置されたガントリ上の装置が、車両に搭載されている車載器とデータ通信を行う。そして、シンガポールでは、車載器に差し込む形で内蔵された料金記録装置内のプリペイド残高から金額を引き去る形で通行料金を徴収する仕組みがERP(Electronic Road Pricing)の名称で稼働している。そして、日本でも以下の仕組みがETC(Electronic Toll Collection System)という名称で稼働している。ETCでは、個別レーンでバリア付きのレーンを有する料金所で、車両に搭載された車載器とデータ通信を行う。また、ETCでは、車載器に差し込む形で内蔵されたクレジットカード情報を用いて、当該クレジットカードに対して金額を請求することで通行料金を徴収する。これらの仕組みは信頼性が高いが、高価な車載器を必要とする。このため開発途上国を中心に安価な手法が検討され、例えばRFID(Radio Frequency IDentifier)タグを利用する徴収システムが検討されている。
このようなシステムでは、課金に際して不払者が現れた場合に証拠として、課金対象の道路や駐車場へ進入したり退出した際の画像の提出を行う場合があり、さらに提出する画像の非改ざん証明が求められている。
特許文献1には、車両に搭載されているドライブレコーダーが、静止画や動画を所定時間毎に撮影し、撮影した画像毎にハッシュ値を算出する構成が記載されている。特許文献1に記載の技術は、算出したハッシュ値をハッシュ値サーバに送信し、さらにハッシュ値サーバがハッシュ値をタイムスタンプサーバに送信する。そして、特許文献1に記載の技術は、タイムスタンプサーバが発行したタイムスタンプをハッシュ値サーバが記憶する。また、特許文献1に記載の技術は、ドライブレコーダーが動画から静止画を取得し、動画から算出したハッシュ値と静止画と位置情報と日時刻を1つのファイルにまとめて、このまとめたファイルを保存し、かつこのまとめたファイルに対してハッシュ値をさらに求めてハッシュ値サーバに送信する。特許文献1に記載の技術では、このような構成によって日時刻が証明された静止画等によって画像の信憑性を高めている。
しかし、特許文献1に記載の技術では、車両の通行量に応じて演算量も保管するデータ量が増加する。このため、このように車両を監視したり課金するシステムを運用するための設備のコストが増大し運用費が増大する。
特開2010-072787号公報
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、車両を監視したり課金するシステムを運用するための設備の運用コストを削減することができる監視装置、監視装置制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る監視装置(20)は、車両(2)の進入検知時に、前記車両の静止画像を撮影する第1撮影装置(14)と、連続画像を撮影する第2撮影装置(16)と、記憶装置(30)と、前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行い、前記分類処理の結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出し、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて前記記憶装置に記憶させる処理部(205)と、を備える。
このような構成によれば、分類処理した結果に基づいて連続画像を切り出して記憶装置に記憶させるようにしたので、記憶装置に記憶させるデータ量を削減することができる。これにより、システムを運用するための設備の運用コストを削減することができる。
また、本発明の一態様に係る監視装置において、前記所定期間の連続動画は、前記静止画像が撮影された時刻から前記分類処理完了後の時刻までの連続画像であり、前記処理部は、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付け、関連付けた前記静止画像と前記連続画像のハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値についてタイムスタンプを取得し、前記静止画像と前記連続画像と前記タイムスタンプを関連付けて前記記憶装置に記憶させるようにしてもよい。
このような構成によれば、静止画像と、切り出した連続画像にハッシュ値を含むタイムスタンプを関連付けて記憶させたので、静止画像と、切り出した連続画像の非改ざんを証明することができる。また、静止画像が撮影された時刻から分類処理までの時刻(タイムスタンプを取得する直前の時刻)までの連続画像も保存するため、非改ざんの証明に役立つ。また、このような構成によれば、分類処理した結果に基づいてタイムスタンプの取得を行うようにしたので、タイムスタンプの取得回数を必要最低限とすることができ、タイムスタンプの取得に要する通信量を削減することができる。
また、本発明の一態様に係る監視装置(20)において、前記車両に取り付けられている無線タグから固有情報を取得するタグ情報読み取り装置(12)を備え、前記処理部(205)は、前記分類処理の結果に基づいて前記静止画像と前記連続画像と前記タイムスタンプに前記固有情報を関連付けて前記記憶装置に記憶させるようにしてもよい。
このような構成によれば、静止画像と切り出した連続画像に無線タグの固有情報も関連付けて記憶させるようにしたので、データ提出時の証明に役立てることができる。
また、本発明の一態様に係る監視装置(20)において、前記第2撮影装置が撮影できる範囲は、前記第1撮影装置が撮影できる範囲より広いようにしてもよい。
このような構成によれば、第1撮影装置でナンバープレートが読み取れる程度の画角で撮影し、第2撮影装置で車両の周辺(例えば、近接するレーンや近接する駐車位置等)を含めて撮影することができる。これにより、車両周辺も含めた状況を証拠として保存することができる。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る監視装置制御方法は、第1撮影装置が、車両の進入検知時に、前記車両の静止画像を撮影する第1撮影ステップと、第2撮影装置が、連続画像を撮影する第2撮影ステップと、処理部が、前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行う分類ステップと、前記処理部が、前記分類処理が行われた結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出す切り出しステップと、前記処理部が、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて記憶装置に記憶させる記憶ステップと、を含む。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る記憶装置を備えるプログラムは、監視装置のコンピュータに、車両の進入検知時に、前記車両の静止画像を撮影する第1撮影ステップと、連続画像を撮影する第2撮影ステップと、前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行う分類ステップと、前記分類処理が行われた結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出す切り出しステップと、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて前記記憶装置に記憶させる記憶ステップと、を実行させる。
本発明の監視装置によれば、システムを運用するための設備の運用コストを削減することができる。
本実施形態に係る料金収受システムの構成例を示す図である。 本実施形態に係る第3記憶装置が記憶する情報例を示す図である。 本実施形態に係る第4記憶装置が記憶する情報例を示す図である。 本実施形態に係る第5記憶装置が記憶する情報例を示す図である。 本実施形態に係る第9記憶装置が記憶する情報例を示す図である。 本実施形態に係るゲート付近に配置される構成要素例と通信領域例を示す図である。 本実施形態に係る撮影時刻t3と連続画像を切り出す時刻t3~t4の例を示す図である。 本実施形態に係るRFID受信処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る第1撮影装置が行う撮影処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る路側装置が行う第2画像データの保管処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る重み付け処理手順例のフローチャートである。 本実施形態に係る非改ざん証明が必要な場合の処理手順のフローチャートである。
<料金収受システム1の構成>
まず、料金収受システム1の構成例を説明する。
図1は、本実施形態に係る料金収受システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、料金収受システム1は、無線タグ3と、路側装置20(監視装置)と、中央装置40と、記憶装置50と、第1記憶装置60と、第2記憶装置70と、タイムスタンプ装置80と、ワレット管理装置90を備える。
路側装置20は、車両検知装置11と、RFID読み取り装置12(タグ情報読み取り装置)と、第1撮影装置14と、第2撮影装置16と、取得部201と、取得部202と、取得部203と、取得部204と、処理部205と、通信部206と、記憶装置30を備える。
記憶装置30は、第3記憶装置301と、第4記憶装置302と、第5記憶装置303と、第9記憶装置304を備える。
中央装置40は、通信部401と、処理部402を備える。
タイムスタンプ装置80は、通信部801と、処理部802を備える。
ワレット管理装置90は、通信部901と、処理部902と、記憶部903を備える。
(料金収受システム1の各部の説明)
次に、料金収受システム1の各構成要素を説明する。
無線タグ3は、車両それぞれに取り付けられている。無線タグには、少なくとも車両の固有情報(以下、TIDという)が記憶されている。無線タグ3は、路側装置20が備えるRFID読み取り装置12と通信を行う。TIDには、車両の利用者によって入金された後の残高情報が関連付けられている。
第1記憶装置60は、車輌のナンバープレートの記載情報に、ナンバープレートの入手者である車両の所有者名と、車両の所有者情報と、車種(カークラス)情報とを関連付けて記憶する。なお、車両のナンバープレートは、車両入手時に政府等の公的機関が管理している。また、第1記憶装置60は、例えば政府等の公的機関が管理している。
第2記憶装置70は、TIDに、取得者の情報と、車両情報(対象車両、対象車両のナンバープレート、車種等)と、入金方法(前払い、後払い、クレジット払い等)の情報と、課金用の電子口座と、残高情報を関連付けて記憶する。
(路側装置20)
路側装置20は、例えば有料道路の入り口と出口となる位置毎に設置されている。路側装置20は、第1撮影装置14の撮影タイミングを制御する。撮影タイミングは、車両検知装置11が車両を検出したとき、TIDを取得できたとき、第1撮影装置14の撮影画面において車両を正面から見た際の大きさが所定の大きさに達したとき等である。路側装置20は、RFID読み取り装置12が取得したTIDを第3記憶装置301に記憶させる。路側装置20は、第1撮影装置14が撮影した第1画像データ(静止画像)を第4記憶装置302に記憶させる。路側装置20は、第2撮影装置16が撮影した第2画像データ(連続画像)を第5記憶装置303に記憶させる。路側装置20は、第1画像データからナンバープレートに関するナンバープレート情報を抽出し、抽出した結果に基づいて連続画像の保管の要否を判別する。路側装置20は、保管する必要があると判別した場合、第2画像データから所定時間のデータを切り出し、切り出した第2画像データと第1画像データと結合する。なお、所定時間のデータは、第1画像データを撮影した撮影時刻t3から所定時刻後の時刻t4までの時間である。路側装置20は、結合したファイル(以下、結合ファイルという)のハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値に基づいてタイムスタンプ装置80にタイムスタンプトークンの発行依頼を行う。路側装置20は、結合ファイルとタイムスタンプトークンを関連付けて第9記憶装置304に記憶させる。なお、時刻t4は、重み付け処理が終了する時刻でありタイムスタンプトークンを取得する直前の時刻である。タイムスタンプトークンを取得する際、撮影された画像に対して処理に要する時間がかかる。このため、仮に静止画像と、当該静止画像のハッシュ値に対するタイムスタンプトークンを関連付けて記憶させた場合は、タイムスタンプトークンを取得した時刻t4の静止画像では無いとの主張される可能性がある。一方、本実施形態によれば、静止画像を撮影した時刻t3から、タイムスタンプトークンを取得する直前の時刻t4まで連続画像も関連付けて記憶させるようにしたので、非改ざんの証明を行うことができる。路側装置20は、中央装置40から発行依頼を受信した際、第9記憶装置304が記憶する結合ファイルとタイムスタンプトークンを中央装置40に送信する。なお、路側装置20と中央装置40は、例えばネットワークを介して接続されている。
車両検知装置11は、路側装置20が設置されている通信領域(後述)に車両が進入したことを検出し、検出した検出結果を取得部201に出力する。なお、車両検知装置11と取得部201は、有線で接続されていてもよく、無線で接続されていてもよい。
RFID読み取り装置12は、車両に取り付けられている無線タグ3と通信を行って固有ID(識別情報)(以下、固有IDをTIDともいう)を取得する。RFID読み取り装置12は、取得したTIDを取得部202に出力する。なお、RFID読み取り装置12は、出力するTIDに、TIDを取得した時刻情報を付加して送信するようにしてもよい。なお、RFID読み取り装置12と取得部202とは、有線で接続されていてもよく、無線で接続されていてもよい。
第1撮影装置14は、処理部205が制御する撮影タイミングのときナンバープレートを含む車両の静止画を撮影し、撮影した第1画像データ(静止画データ、静止画像)を取得部203に出力する。なお、第1画像データには撮影時刻t3(静止画撮影時刻)情報が付加されている。なお、第1撮影装置14と取得部203は、有線で接続されていてもよく、無線で接続されていてもよい。
第2撮影装置16は、車両を含む動画を連続して撮影し、撮影した第2画像データ(連続画像)を取得部204に出力する。なお、第2撮影装置16の画角は、第1撮影装置14の画角より広い。すなわち、第2撮影装置16が撮影できる範囲は、第1撮影装置14が撮影できる範囲より広い。例えば、第1撮影装置14の画角は、ナンバープレートを画像から認識でき、車両の全体を含む。第2撮影装置16の画角は、車両が走行している周辺を含む。例えば隣接するレーン等を含む。また、第2画像データには動画撮影時刻情報が付加されている。なお、第2撮影装置16と取得部204は、有線で接続されていてもよく、無線で接続されていてもよい。なお、第2撮影装置16が撮影する画像は動画に限らず、時間的に連続した静止画像であってもよい。
取得部201は、車両検知装置11が出力する検出結果を取得する。なお、取得部201は、時刻計測手段(不図示)を有していてもよい。この場合、取得部202は、検出結果を取得開始した時刻(取得時刻)を検出結果に付加して処理部205に出力するようにしてもよい。
取得部202は、RFID読み取り装置12が出力するTIDを取得する。なお、取得部202は、時刻計測手段(不図示)を有していてもよい。この場合、取得部202は、TIDを取得開始した時刻(取得時刻)をTIDに付加して処理部205に出力するようにしてもよい。
取得部203は、第1撮影装置14が出力する第1画像データを取得し、取得した第1画像データを処理部205に出力する。
取得部204は、第2撮影装置16が出力する第2画像データを取得し、取得した第2画像データを処理部205に出力する。
処理部205は、第1撮影装置14の撮影タイミング(シャッタータイミング)を制御する。なお、撮影タイミングは、例えば無線タグ3とRFID読み取り装置12が通信を行っている後述する通信領域を車両が走行しているときである。
処理部205は、TIDと自路側装置20の固有情報(以下、GIDという)と取得した時刻とレーンの固有情報(以下、レーンIDという)を関連付けて第3記憶装置301に記憶させる。
処理部205は、取得部203が出力する第1画像データを取得する。上述したように第1画像データには撮影時刻情報が含まれている。処理部205は、周知の画像認識の手法によって、取得した第1画像データからナンバープレート情報を抽出する。周知の画像認識の手法は、例えば特徴量抽出、二値化、パターンマッチング等の手法である。ナンバープレート情報は、ナンバープレートに記載されている数字、文字等を含む情報である。処理部205は、第1画像データかに識別情報(以下、PIDという)を付与する。処理部205は、第1画像データとナンバープレート情報とPIDと撮影時刻(t3)情報とレーンIDを関連付けて第4記憶装置302に記憶させる。
処理部205は、取得部204が出力する第2画像データを取得する。処理部205は、第2画像データを例えば動画ファイル毎、第5記憶装置303に記憶させる。
なお、処理部205は、第3記憶装置301~第5記憶装置303に記憶させた情報を、例えば1時間経過後に新たに取得した情報を上書きする。
処理部205は、取得したTIDと抽出したナンバープレート情報を用いて、ワレット管理装置90と第1記憶装置60を参照して、請求処理における画像の重要性に対して重み付けを行う。なお、画像の重要性に対する重み付けとは、例えばナンバープレートが変形していてナンバープレート情報を取得できない等、課金処理に問題が発生する可能性に対する重み付けである。なお、重み付け処理(分類処理)の具体的な内容については後述する。処理部205は、重み付け処理の結果に応じて連続画像を保管する必要がある場合、第2画像データから所定時間(時刻t3~t4)の連続画像を切り出し、時刻t3~t4の連続画像と、撮影時刻t3の静止画データを結合して結合ファイルを生成する。ここで、上述したように、時刻t4は重み付け処理が完了した時刻であって、当該重み付け処理の結果に基づきタイムスタンプトークンを取得しようとする直前の時刻である。また、所定期間(時刻t3~t4)は、第1画像データである静止画像が撮影された時刻t3から分類処理完了後の時刻t4までである。なお、結合ファイルは、時刻t3~t4の連続画像と、撮影時刻t3の静止画データが関連付けられていればよい。また、処理部205は、ハッシュアルゴリズムまたはハッシュ関数を用いて結合ファイルのハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値に対してタイムスタンプトークンの発行をタイムスタンプ装置80に要請する。処理部205は、タイムスタンプ装置80が発行したタイムスタンプトークンを受信し、受信したタイムスタンプトークンに結合ファイルを関連付けて第9記憶装置304に記憶させる。なお、タイムスタンプトークンとは、ハッシュ値を算出した時刻を証明する情報であり、ハッシュ値と時刻を合わせた情報である。なお、処理部205は、結合ファイルとタイムスタンプトークンに、TID、GID、レーンID、撮影時刻t3、動画を切り出した時刻t3~t4、ナンバープレート情報を関連付けて第9記憶装置304に記憶させるようにしてもよい。処理部205は、中央装置40から証明依頼を受信した場合、第9記憶装置304に記憶させた情報を提供する。有料道路の出口に自路側装置20が設置されている場合、処理部205は、取得したTIDと位置情報を中央装置40に送信する。
通信部206は、処理部205が出力する情報(結合ファイルとタイムスタンプトークン)を中央装置40に送信する。通信部206は、中央装置40が送信する証明依頼を受信したとき、受信した証明依頼を処理部205に出力する。
(記憶装置30が記憶する情報)
第3記憶装置301は、図2に示すように、TIDとGIDと取得時刻とレーンIDを関連付けて記憶する。図2は、本実施形態に係る第3記憶装置301が記憶する情報例を示す図である。なお、例えば車両に無線タグ3が取り付けられていない場合はTIDを取得できないため、第3記憶装置301は、無線タグ3が取り付けられていない車両に対するこれらの情報を記憶しない。
第4記憶装置302は、図3に示すように、静止画データとPIDとナンバープレート情報と撮影時刻t3とレーンIDを関連付けて記憶する。なお、例えばナンバープレートが破損している場合や故意に変形されているような場合は、ナンバープレート情報にはナンバープレートに関する情報を取得できなかったことを示す情報が含まれている。図3は、本実施形態に係る第4記憶装置302が記憶する情報例を示す図である。
第5記憶装置303は、図4に示すように、第2画像データを、例えば画像フォーマットに応じたファイル単位で記憶する。図4は、本実施形態に係る第5記憶装置303が記憶する情報例を示す図である。
第9記憶装置304は、図5に示すように、結合ファイルにタイムスタンプトークンを関連付けて記憶する。図5は、本実施形態に係る第9記憶装置304が記憶する情報例を示す図である。
なお、記憶装置30は、さらに利用料金の不払いを常習的に行っているTIDと、ナンバープレート情報を記憶する。なお、中央装置40が、利用料金の不払いを常習的に行っているTIDと、ナンバープレート情報を例えばワレット管理装置90から取得し、取得した情報を路側装置20に送信する。そして、路側装置20は、中央装置40から受信した利用料金の不払いを常習的に行っているTIDと、ナンバープレート情報を記憶装置30に記憶させる。また、同様の仕組みを、警察など公的機関等からの提供依頼があった場合にも適用する。
なお、図2~図5に示した例は一例であり、例えば記憶装置30は1つの記憶装置を複数の領域に分けて、第3記憶装置301~第5記憶装置303が記憶する情報を記憶するようにしてもよい。この場合であっても、非改ざん性の証明のため、第9記憶装置304が他の記憶装置(第3記憶装置301~第5記憶装置303)と独立していることが好ましい。また、記憶装置30は、他の情報も関連付けて記憶するようにしてもよい。他の情報とは、例えばTID、GID、路側装置20が設置されている位置情報等である。
また、第9記憶装置304は、路側装置20それぞれが備えるのでは無く、例えば中央装置40に接続されていてもよい。この場合、路側装置20が結合ファイルとタイムスタンプトークンを中央装置40に送信し、中央装置40の処理部402が第9記憶装置304に記憶させるようにしてもよい。
(中央装置40の機能)
図1に戻って中央装置40について説明する。
中央装置40は、路側装置20が送信する情報(TIDと位置情報)を収集する。中央装置40は、収集した情報を記憶装置50に記憶させる。中央装置40は、記憶装置50が記憶する情報に基づいて車両に対して課金等を行う。中央装置40は、課金処理の際、車両が有料道路を走行した際の利用料金を算出し、算出した利用料金情報をワレット管理装置90に通信部401を介して送信する。中央装置40は、例えば、有料道路の入り口に設置されている路側装置20から受信した位置情報と、有料道路の出口に設置されている路側装置20から受信した位置情報に基づいて走行距離を算出し、算出した走行距離に基づいて利用料金を決定する。
通信部401は、路側装置20が送信した情報を受信し、受信した情報を処理部402に出力する。通信部401は、処理部402が出力する情報をワレット管理装置90に送信する。
記憶装置50は、路側装置20から受信したTIDと設置されている位置情報(緯度経度)を記憶する。また、記憶装置50は、走行距離と利用料金を関連付けて記憶している。
(ゲート付近に設置される構成要素の概要)
次に、ゲート付近に設置される構成要素の概要を説明する。
図6は、本実施形態に係るゲート付近に配置される構成要素例と通信領域例を示す図である。図6において、車両2の進行方向をx方向とし、x方向に垂直な水平面の方向をy方向とする。
図6に示すように、車両2には無線タグ3とナンバープレート4が取り付けられている。
図6の例は、3つのレーンを有する道路の例である。第n(nは1~3の整数)レーンには、支持材5を介して車両検知装置11-nが設けられている。なお、車両検知装置11-1~11-3のうち1つを特定しない場合は車両検知装置11という。また、第nレーンには、支持材6を介してRFID読み取り装置12-nと第1撮影装置14-nと第2撮影装置16-nが設けられている。なお、また、RFID読み取り装置12-1~12-3のうち1つを特定しない場合はRFID読み取り装置12という。第1撮影装置14-1~14-3のうち1つを特定しない場合は第1撮影装置14という。第2撮影装置16-1~16-3のうち1つを特定しない場合は第2撮影装置16という。
また、図6に示すように、同じレーンに車両検知装置11とRFID読み取り装置12と第1撮影装置14と第2撮影装置16が設置されている。なお、レーンごとの識別が可能であれば、ひとつの第1撮影装置14で複数レーンを撮影するように配置してもよい。さらに、第2撮影装置16は、上述したように第1撮影装置14より画角が広いため、複数のレーンに対してひとつ設置されていてもよい。
領域101-nは無線タグ3とRFID読み取り装置12とのxy平面における通信領域である。なお、領域101-nのうち1つを特定しない場合は領域101という。位置111は通信を開始する位置である。位置113は通信を終了する位置である。第1撮影装置14は位置111において静止画像を撮影する。
位置111~位置113の区間、無線タグ3とRFID読み取り装置12とが通信を行う。第1撮影装置14は、ナンバープレート4を含む車両2を位置112で撮影する。第1撮影装置14が撮影した時刻を撮影時刻t3とする。第2撮影装置16は時間的に連続して撮影を行う。
(撮影時刻t3、連続画像を切り出す時刻t3~t4の例)
次に、撮影時刻t3と、連続画像を切り出す時刻t3~t4の例を説明する。
図7は、本実施形態に係る撮影時刻t3と連続画像を切り出す時刻t3~t4の例を示す図である。図7において、横軸は時刻であり、符号g1は第1画像データであり、符号g2は第2画像データである。また、符号g21は第1の動画ファイルであり、符号g22は第2の動画ファイルであり、符号g23は第3の動画ファイルである。また、符号g221は、第2画像データg2から切り出される連続画像である。
図7に示すように、第2画像データg2は連続していて複数のファイルから構成されている。また、第1画像データg1それぞれは、撮影時刻t3(mは1以上の整数)のとき撮影される。撮影時刻t3は、車両が通信領域に進入したときである。図7に示す例では、7台の車両が通信領域に順次進入した例である。
また、時刻t3は静止画像が撮影された時刻であり、時刻t4は、タイムスタンプトークンが取得される直前の時刻である。また、連続画像g221を切り出す時刻t3~t4は、処理部205が、時刻t3に取得された静止画像に基づいて連続画像の保管要否を判別している時間(即ち、重み付け処理に要する時間)である。
例えば、処理部205は、時刻t3のとき第1画像データg1の撮影を第1撮影装置14に指示する。そして、処理部205は、撮影後直ちに連続画像の保管要否の判別処理を開始する。図7の例において、処理部205は、時刻t3~t4の期間の連続画像の保管が不要であると判別し、第2画像データg2から時刻t3~t4の期間の連続画像の切り出しを行わず、第9記憶装置304への保存も行わない。
また、処理部205は、時刻t3のとき第1画像データg1の撮影を第1撮影装置14に指示する。そして、処理部205は、撮影後直ちに連続画像の保管要否の判別処理を開始する。図7の例において、処理部205は、時刻t3~t4の期間の連続画像の保管が必要であると判別し、第2画像データg2から時刻t3~t4の期間の連続画像g221の切り出しを行い、第9記憶装置304への保存を行う。なお、第9記憶装置304に保存されるファイルは、上述したように時刻t3のとき撮影された静止画データと、t3~t4の期間の連続画像が結合された結合ファイルである。
(路側装置20の処理例)
次に路側装置20が行う処理について説明する。まず、RFID読み取り処理について説明する。
図8は、本実施形態に係るRFID受信処理手順のフローチャートである。
(ステップS11)処理部205は、取得部202を介して、RFID読み取り装置12が取得したTIDを取得する。
(ステップS12)処理部205は、取得したTIDに基づいて、RFID情報を取得した無線タグが料金収受システム1によって発行されたものであるか認証確認を行う。
(ステップS13)処理部205は、認証OKの場合、すなわち取得したTIDの無線タグが料金収受システム1によって発行されたものであると認証された場合(ステップS13;YES)、ステップS15の処理に進める。処理部205は、認証NGの場合、すなわちRFID情報を取得した無線タグが料金収受システム1によって発行されたものではない認証された場合(ステップS13;NO)、ステップS14の処理に進める。
(ステップS14)処理部205は、取得したTIDを破棄する。ステップS14を終了後、処理部205は、処理を終了する。
(ステップS15)処理部205は、TIDとGIDとレーンIDと取得時刻を関連付けて第3記憶装置301に記憶させる。
次に、撮影処理について説明する。
図9は、本実施形態に係る第1撮影装置14が行う撮影処理手順のフローチャートである。
(ステップS21)処理部205は、例えば車両検知装置11が車両を検出したタイミングに基づいて撮影タイミングであるか否かを判別する。または、処理部205は、例えばRFID読み取り装置12がTIDを取得したタイミングに基づいて撮影タイミングであるか否かを判別する。あるいは、処理部205は、例えば第1撮影装置14における車両の画像が占める面積が所定値以上になったか否かに基づいて撮影タイミングであるか否かを判別するようにしてもよい。処理部205は、撮影タイミングであると判別した場合(ステップS21;YES)、ステップS22の処理に進める。処理部205は、撮影タイミングではないと判別した場合(ステップS21;NO)、ステップS21の処理を繰り返す。
(ステップS22)処理部205は、第1撮影装置14を制御して撮影を行う。
(ステップS23)処理部205は、第1撮影装置14が撮影した第1画像データに車両画像が含まれているか認識処理を行う。
(ステップS24)処理部205は、第1画像データに車両画像が含まれている(車両画像有り)と認識した場合(ステップS24;YES)、ステップS26の処理に進める。処理部205は、第1画像データに車両画像が含まれていない(車両画像無し)と認識した場合(ステップS24;NO)、ステップS25の処理に進める。
(ステップS25)処理部205は、取得した第1画像データを破棄する。ステップS25を終了後、処理部205は、処理を終了する。
(ステップS26)処理部205は、第1撮影装置14が撮影した第1画像データからナンバープレートの認識処理を行う。なお、認識できた場合の認識結果であるナンバープレート情報にはナンバープレートに関する情報が含まれている。認識できなかった場合の認識結果であるナンバープレート情報には認識できなかったことを示す情報が含まれている。処理後、処理部205はステップS27の処理に進める。
(ステップS27)処理部205は、第1画像データとナンバープレート情報と撮影時刻t3とレーンIDを関連付けて第4記憶装置302に記憶させる。
次に、路側装置20が行う第2画像データの保管処理について説明する。
図10は、本実施形態に係る路側装置20が行う第2画像データの保管処理手順のフローチャートである。
(ステップS101)処理部205は、撮影時刻t3に撮影された第1画像データに対して、第3記憶装置301が記憶するTIDと、第4記憶装置302が記憶するナンバープレート情報に基づいて重み付け処理(分類処理)を行う。なお、重み付け処理については図11を用いて後述する。
(ステップS102)処理部205は、ステップS101の重み付け処理の結果に基づいて連続画像の保管が必要であるか否かを判別する。処理部205は、連続画像の保管が必要であると判別した場合(ステップS102;YES)、ステップS103の処理に進める。処理部205は、連続画像の保管が必要ではないと判別した場合(ステップS102;NO)、ステップS110の処理に進める。
(ステップS103)処理部205は、第4記憶装置302が記憶する第1画像データから、撮影時刻t3の静止画データを取り出す。
(ステップS104)処理部205は、第5記憶装置303が記憶する第2画像データから時刻t3~t4の連続画像を切り出す。
(ステップS105)処理部205は、撮影時刻t3の静止画データと、時刻t3~t4の連続画像を結合して結合ファイルを生成する。
(ステップS106)処理部205は、結合ファイルに対して周知の手法を用いてハッシュ値を算出する。
(ステップS107)処理部205は、算出したハッシュ値を用いてタイムスタンプトークンの発行依頼をタイムスタンプ装置80に依頼する。
(ステップS108)処理部205は、タイムスタンプ装置80が発行したタイムスタンプトークンを受信する。
(ステップS109)処理部205は、結合ファイルとタイムスタンプトークンを関連付けて第9記憶装置304に記憶させて保管する。なお、保管されるファイルには、TIDやGIDやレーンIDや路側装置20の位置情報等が関連付けられていてもよい。処理後、処理部205は処理を終了する。
(ステップS110)処理部205は、静止画データと、第1画像データが撮影された時刻t3に基づく時刻t3~t4の連続画像を第9記憶装置304に保管しない。処理後、処理部205は処理を終了する。
(重み付け処理の説明)
次に、重み付け処理について説明する。
有料道路には、以下の3種類の車両が共存して走行している可能性がある。
・1類の車両;登録されたナンバープレートと登録された無線通信タグを備えた車両
・2類の車両;登録されたナンバープレートは備えるが、登録された無線通信タグは備えていない車両
・3類の車両;登録されたナンバープレートがない、ナンバープレートが破損、あるいは故意に変形、隠ぺいされ正しく視認されない、かつ登録された無線タグも備えていない車両
本実施形態では、このような3種類の車両に加え、1類~3類の車両にかかわらず利用料金の不払いを常習的に繰り返している車両それぞれに対して重み付けを行う。
図11は、本実施形態に係る重み付け処理手順例のフローチャートである。
(ステップS201)処理部205は、取得できたTIDと撮影された第1画像(含むナンバープレート情報)を用いて記憶装置30が記憶する情報を参照して、不払いの常習者であるか否かを判別する。処理部205は、不払いの常習者であると判別した場合(ステップS201;YES)、ステップS202の処理に進める。処理部205は、不払いの常習者ではないと判別した場合(ステップS201;NO)、ステップS203の処理に進める。
(ステップS202)処理部205は、重み付けを「重大」に決定する。処理後、処理部205は、重み付け処理を終了する。
(ステップS203)処理部205は、有効なTIDであるか?、正規のナンバープレートであるか?、ナンバープレートが無い又は破損しているか?を判別する。なお、処理部205は、認識したナンバープレート情報を用いて、第1記憶装置60を参照して、正規のナンバープレートであるか否かを判別する。処理部205は、有効なTIDであると判別した場合(ステップS203;有効なTID)、ステップS204の処理に進める。処理部205は、正規のナンバープレートであると判別した場合(ステップS203;正規のナンバープレート)、ステップS205の処理に進める。処理部205は、ナンバープレートが無い又は破損していると判別した場合(ステップS203;ナンバープレートが無い又は破損)、ステップS206の処理に進める。
(ステップS204)処理部205は、重み付けを「極小」に決定する。処理後、処理部205は、重み付け処理を終了する。
(ステップS205)処理部205は、重み付けを「普通」に決定する。処理後、処理部205は、重み付け処理を終了する。
(ステップS206)処理部205は、重み付けを「大」に決定する。処理後、処理部205は、重み付け処理を終了する。
処理部205は、運用環境と重み付けされた結果に基づいて、連続画像の保管を行うか否かをステップ102(図10)の処理において判別する。例えば、処理部205は、重み付けが「重大」と「大」の場合に連続画像を第9記憶装置304に記憶させると判別するようにしてもよい。
なお、図11に示した分類例と重み付けは一例であり、これに限らない。運用環境に応じて運用者が重み付けや分類を変更するようにしてもよい。なお、第9記憶装置304が保管する情報は、警察など公的機関等からの提供依頼があった場合にも提供する。
(証明処理)
次に、課金等の際にデータの提出、非改ざん証明が必要な場合の処理例を説明する。
図12は、本実施形態に係る非改ざん証明が必要な場合の処理手順のフローチャートである。なお、以下の処置は、例えば中央装置40が路側装置20に依頼して行う。
(ステップS301)中央装置40の処理部402は、必要な証拠データの特定を行う。
(ステップS302)処理部402は、必要な証拠データの提供依頼を路側装置20に行う。
(ステップS303)処理部402は、路側装置20が送信した証拠データ(結合ファイルとタイムスタンプトークン)を取得する。
(ステップS304)処理部402は、取得した結合ファイルのハッシュ値を算出する。
(ステップS305)処理部402は、算出したハッシュ値と、タイムスタンプトークンに含まれるハッシュ値と比較し、一致していることデータの非改ざんを証明する。
なお、上述した実施例では、車両が有料道路に進入した際にTIDの取得と静止画像の撮影と動画の撮影を行う例を説明したが、これに限らない。路側装置20は、車両が有料道路を退出した際にTIDの取得と静止画像の撮影と動画の撮影を行うようにしてもよい。また、路側装置20は、駐車場に設置されていてもよく、駐車場への車両の進入や退出の際にTIDの取得と静止画像の撮影と動画の撮影を行うようにしてもよい。
上述したように本実施形態では、静止画像を撮影した際、撮影した画像に含まれる車両に対して重み付けを行った結果に基づいて時刻t3~t4の連続画像を保管するか否かを判別するようにした。本実施形態では、時刻t3~t4の期間を静止画像が撮影された時刻t3から重み付け処理を行った時刻t4までとした。そして、本実施形態では、保管すると判別した後に静止画データと連続画像を結合した結合ファイルに対してハッシュ値を算出して、ハッシュ値に基づいてタイムスタンプトークンの発行を依頼するようにした。
これにより、本実施形態によれば、路側装置20の演算量を削減できる。また、本実施形態によれば、路側装置20とタイムスタンプ装置80との通信量を削減することができる。
また、本実施形態では、静止画像が撮影された時刻t3から、タイムスタンプトークンを取得する直前の時刻t4まで第2画像データから連続画像を切り出し、切り出した連続画像と静止画像とタイムスタンプトークンを関連付けて記憶させるようにした。
これにより、本実施形態によれば、静止画像が撮影された時刻t3からタイムスタンプトークンが取得される直前までの時刻t4を連続画像で証明することができる。このように、本実施形態によれば、保存されたデータを用いてデータの非改ざんを証明できる。
さらに、本実施形態では、撮影した全てのデータを第9記憶装置304に記憶させるのではなく、重み付けした結果に基づいて選別して保管するようにした。これにより、本実施形態によれば、保管するデータ量を従来技術と比較して削減することができる。
なお、上述した例では、重み付けした結果に基づいて、第9記憶装置304に記憶させるデータを選別する例を説明したが、これに限らない。処理部205は、重み付けした結果、保管すると判別したデータに対してハッシュ値の算出とタイムスタンプトークンの取得を行って、結合ファイルとタイムスタンプトークンを関連付けて第9記憶装置304に記憶させる。処理部205は、これに加えて保管しないと判別したデータについて、結合ファイル(静止画データと連続画像)と撮影時刻t3とPIDとGIDとレーンIDと未保管を示すフラグを関連付けて第9記憶装置304に記憶させるようにしてもよい。そして、処理部205は、未保管を示すフラグが関連付けられているデータを、所定の時間が経過した後に削除するようにしてもよい。ここで、所定の時間とは、課金請求が不払いの場合に証拠データを提出するまでに必要な時間である。
なお、上述の各実施形態においては、上述した路側装置20の各種処理の過程の全てまたは一部は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…料金収受システム
2…車両
3…無線タグ
4…ナンバープレート
11,11-1,11-2,11-3,11-n…車両検知装置
12,12-1,12-2,12-3,12-n…RFID読み取り装置
14,14-1,14-2,14-2,14-3,14-n…第1撮影装置
16,16-1,16-2,16-2,16-3,16-n…第2撮影装置
20…路側装置
30…記憶装置
40…中央装置
50…記憶装置
60…第1記憶装置
70…第2記憶装置
80…タイムスタンプ装置
90…ワレット管理装置
201,202,203,204…取得部
205…処理部
206…通信部
301…第3記憶装置
302…第4記憶装置
401…通信部
402…処理部
501…第6記憶装置
502…第7記憶装置
503…第8記憶装置
801…通信部
802…処理部
901…通信部
902…処理部
903…記憶部
t3…撮影時刻
t4…重み付け処理が終了する時刻でありタイムスタンプトークンを取得する直前の時刻

Claims (8)

  1. 車両検知装置によって、車両に取り付けられている無線タグと当該無線タグから固有情報を取得するタグ情報読み取り装置とが通信を開始する位置への車両の進入が検知された時に、監視装置の処理部からの制御に従って前記車両の静止画像を撮影する第1撮影装置と、
    連続画像を撮影する第2撮影装置と、
    記憶装置と、
    前記処理部と、を備え、
    前記処理部は、前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行い、前記分類処理の結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出し、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて前記記憶装置に記憶させる、
    監視装置。
  2. 前記所定期間の連続画像は、前記静止画像が撮影された時刻から前記分類処理完了後の時刻までの連続画像であり、
    前記処理部は、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付け、関連付けた前記静止画像と前記連続画像のハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値のタイムスタンプを取得し、前記静止画像と前記連続画像と前記タイムスタンプを関連付けて前記記憶装置に記憶させる、請求項1に記載の監視装置。
  3. 記処理部は、前記分類処理の結果に基づいて前記静止画像と前記連続画像と前記タイムスタンプに前記固有情報を関連付けて前記記憶装置に記憶させる、請求項2に記載の監視装置。
  4. 前記第2撮影装置が撮影でいる範囲は、前記第1撮影装置が撮影できる範囲より広い、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の監視装置。
  5. 第1撮影装置が、車両検知装置によって、車両に取り付けられている無線タグと当該無線タグから固有情報を取得するタグ情報読み取り装置とが通信を開始する位置への車両の進入が検知された時に、監視装置の処理部からの制御に従って前記車両の静止画像を撮影する第1撮影ステップと、
    第2撮影装置が、連続画像を撮影する第2撮影ステップと、
    前記処理部が、前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行う分類ステップと、
    前記処理部が、前記分類処理が行われた結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出す切り出しステップと、
    前記処理部が、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて記憶装置に記憶させる記憶ステップと、
    を含む監視装置制御方法。
  6. 記憶装置を備える監視装置のコンピュータに、
    車両検知装置によって、車両に取り付けられている無線タグと当該無線タグから固有情報を取得するタグ情報読み取り装置とが通信を開始する位置への車両の進入が検知された時に、前記監視装置の処理部からの制御に従って前記車両の静止画像を撮影する第1撮影ステップと、
    連続画像を撮影する第2撮影ステップと、
    前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行う分類ステップと、
    前記分類処理が行われた結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出す切り出しステップと、
    前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて前記記憶装置に記憶させる記憶ステップと、
    を実行させるプログラム。
  7. 車両検知装置によって、車両に取り付けられている無線タグと当該無線タグから固有情報を取得するタグ情報読み取り装置とが通信を開始する位置への車両の進入が検知された時に、監視装置の処理部からの制御に従って前記車両の静止画像を撮影する第1撮影装置と、
    連続画像を撮影する第2撮影装置と、
    記憶装置と、
    前記処理部と、を備え、
    前記処理部は、前記静止画像に基づいて前記車両に対して分類処理を行い、前記分類処理の結果に基づいて前記連続画像の保存の要否を判別して保存が必要な場合に前記連続画像から所定期間の連続画像を切り出し、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付けて前記記憶装置に記憶させ、
    前記所定期間の連続画像は、前記静止画像が撮影された時刻から前記分類処理完了後の時刻までの連続画像であり、
    前記処理部は、前記静止画像と、切り出した前記連続画像を関連付け、関連付けた前記静止画像と前記連続画像のハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値のタイムスタンプを取得し、前記静止画像と前記連続画像と前記タイムスタンプを関連付けて前記記憶装置に記憶させる、
    監視装置。
  8. 記処理部は、前記分類処理の結果に基づいて前記静止画像と前記連続画像と前記タイムスタンプに前記固有情報を関連付けて前記記憶装置に記憶させる、
    請求項7に記載の監視装置。
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