JP7280568B2 - グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置 - Google Patents

グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7280568B2
JP7280568B2 JP2019062063A JP2019062063A JP7280568B2 JP 7280568 B2 JP7280568 B2 JP 7280568B2 JP 2019062063 A JP2019062063 A JP 2019062063A JP 2019062063 A JP2019062063 A JP 2019062063A JP 7280568 B2 JP7280568 B2 JP 7280568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
group
region
represented
graphene nanoribbons
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019062063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020158373A (ja
Inventor
真名歩 大伴
宏暢 林
容子 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Nara Institute of Science and Technology NUC
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nara Institute of Science and Technology NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Nara Institute of Science and Technology NUC filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2019062063A priority Critical patent/JP7280568B2/ja
Publication of JP2020158373A publication Critical patent/JP2020158373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7280568B2 publication Critical patent/JP7280568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

本発明は、グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置に関する。
グラフェンをナノメートル程度の幅を持つリボン〔グラフェンナノリボン:GNR(graphene nanoribbon)〕に加工すると、幅と大よそ逆比例する大きさのバンドギャップを持つようになることが知られている。これを利用して、グラフェンを電子ビームリソグラフィなどのトップダウン手法で加工し、トランジスタなどのデバイスを作成する試みが行われている。その一方で必要なバンドギャップを実現するには、1nm前後という極めて狭い幅が必要になるため、トップダウン手法で再現性良く実現することはきわめて難しい。
その一方で、前駆体分子の表面重合によって、1nm以下の幅を実現する手法が報告されている。前駆体分子としては臭素化芳香族化合物が用いられ、これを加熱した金基板上でウルマン反応を起こさせ、重合させる。GNRの幅は、前駆体分子の設計次第で制御が可能である。このようなボトムアップ・GNRは、高周波デバイスなどとしての応用が期待されている。
またPN接合を形成して、例えば、トンネルFET(Field-Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を作製すると、シリコンのMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を上回る特性が可能であることを示唆するシミュレーション結果も得られている。
Nature 466, 470(2010) IEEE Electron Device Letters 29, 1344-1346(2008)
トンネルFETをはじめとした、GNRのPN接合を利用したデバイスを作製する際には、設計どおりの位置にPN接合を作成することが重要である。例えば、GNRのPN接合形成を目的として、異なる前駆体を逐次蒸着したとする。例えば、通常の水素エッジGNRを与える前駆体を蒸着したあと、水素エッジGNRより深い位置にLUMOが来て、N型として動作することが期待されるフッ素エッジGNRを与える前駆体を蒸着したとする。この場合、図1に示すように、水素エッジGNRの両端にフッ素エッジGNRが成長するという、期待とは異なる成長が起きる。それと同時に、接合の位置もGNRによって異なってしまい、PN接合デバイスとして動作することは期待できない。
本発明は、PN接合を利用した電子装置に利用可能なグラフェンナノリボン、その製造方法、及び電子装置、並びにPN接合を利用した電子装置に利用可能なグラフェンナノリボンの前駆体となりうるグラフェンナノリボンを提供することを目的とする。
1つの態様では、グラフェンナノリボン(第二の態様)は、
長さ方向の一方の側の第1領域と、前記長さ方向の他方の側の第2領域と、を有するグラフェンナノリボンであって、
前記第1領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有し、
前記第2領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかを有する。
Figure 0007280568000001
Figure 0007280568000002
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000003
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
また1つの態様では、グラフェンナノリボン(第一の態様)は、
幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有する。
Figure 0007280568000004
Figure 0007280568000005
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000006
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
また1つの態様では、グラフェンナノリボンの製造方法は、
第二の態様のグラフェンナノリボンを製造する、グラフェンナノリボンの製造方法であって、
第一の態様のグラフェンナノリボンの前記一般式(1)で表される基及び前記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかの一部を、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかに転化する工程を含む。
また1つの態様では、電子装置は、
グラフェンナノリボンと、前記グラフェンナノリボンの長さ方向の両側にそれぞれ設けられた第1電極及び第2電極と、を備える電子装置であって、
前記グラフェンナノリボンが、長さ方向の一方の側の第1領域と、前記長さ方向の他方の側の第2領域とを有し、
前記第1領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有し、
前記第2領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかを有する。
Figure 0007280568000007
Figure 0007280568000008
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000009
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
1つの側面として、PN接合を利用した電子装置に利用可能なグラフェンナノリボンを提供できる。
また、1つの側面として、PN接合を利用した電子装置に利用可能なグラフェンナノリボンの前駆体となりうるグラフェンナノリボンを提供できる。
また、1つの側面として、PN接合を利用した電子装置に利用可能なグラフェンナノリボンを製造できる。
また、1つの側面として、PN接合を利用した電子装置を提供できる。
図1は、異なる前駆体を逐次蒸着して作成したグラフェンナノリボンの概略図である。 図2Aは、末端の一部がメトキシ基により修飾されたグラフェンナノリボンの一例の模式図である。 図2Bは、図2Aのグラフェンナノリボンのバンド分散図である。 図3Aは、末端の一部がアセトニド基により修飾されたグラフェンナノリボンの一例の模式図である。 図3Bは、図3Aのグラフェンナノリボンのバンド分散図である。 図4Aは、末端が未修飾のグラフェンナノリボンの一例の模式図である。 図4Bは、図4Aのグラフェンナノリボンのバンド分散図である。 図5Aは、末端の一部が水酸基により修飾されたグラフェンナノリボンの一例の模式図である。 図5Bは、図5Aのグラフェンナノリボンのバンド分散図である。 図6Aは、第一の態様のグラフェンナノリボンの官能基の一部を酸加水分解する方法の一例を説明するための模式図である(その1)。 図6Bは、第一の態様のグラフェンナノリボンの官能基の一部を酸加水分解する方法の一例を説明するための模式図である(その2)。 図6Cは、第一の態様のグラフェンナノリボンの官能基の一部を酸加水分解する方法の一例を説明するための模式図である(その3)。 図6Dは、第一の態様のグラフェンナノリボンの官能基の一部を酸加水分解する方法の一例を説明するための模式図である(その4)。 図7は、電子装置の一例の概略図である。 図8Aは、電子装置の製造方法の一例を説明するための模式図である(その1)。 図8Bは、電子装置の製造方法の一例を説明するための模式図である(その2)。 図8Cは、電子装置の製造方法の一例を説明するための模式図である(その3)。 図8Dは、電子装置の製造方法の一例を説明するための模式図である(その4)。 図8Eは、電子装置の製造方法の一例を説明するための模式図である(その5)。
(グラフェンナノリボン<第一の態様>)
開示のグラフェンナノリボンの一例(第一の態様)は、PN接合を利用した電子装置に利用可能なグラフェンナノリボン(第二の態様)の前駆体となりうる。
第一の態様のグラフェンナノリボンは、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有する。
Figure 0007280568000010
Figure 0007280568000011
ただし、一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000012
ただし、一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
におけるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。
ここで、一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基は、グラフェンナノリボンの幅方向の端部のsp炭素に結合している。
第一の態様のグラフェンナノリボンの幅方向の両端部における一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基の量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、両端部のsp炭素に結合する基における25モル%~50モル%を占めることが挙げられる。ここでの基には、水素原子が含まれる。
第一の態様のグラフェンナノリボンは、例えば、下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有する。
Figure 0007280568000013
Figure 0007280568000014
ただし、一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表し、1~6の整数が好ましい。
ただし、一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表し、1~6の整数が好ましい。
Figure 0007280568000015
ただし、一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
におけるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。
一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び一般式(B)で表される繰り返し単位の数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、それぞれ1~1,000,000が好ましく、10~100,000がより好ましい。
<第一の態様のグラフェンナノリボンの製造方法>
第一の態様のグラフェンナノリボンの製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、非特許文献〔Nature 466, 470(2010)〕を参照した方法が挙げられる。その方法を以下に説明する。
ここで、GNRのボトムアップ合成法について説明する。この合成法では、前駆体分子を真空中で触媒金属基板に真空蒸着する。前駆体分子は、例えば、以下に例示するような、脱離基であるハロゲン基(主に臭素、ヨウ素)を含む、芳香族化合物である。
Figure 0007280568000016
触媒金属基板としては、金、銀、銅などの(111)面のほかに、(110)面や(788)面などの高指数面も用いられる。ここでは、金の(111)単結晶面を例として説明する。超高真空中で清浄化したAu(111)面を200℃程度に保持し、前駆体分子を真空蒸着する。このときの蒸着量は、1分子層程度になるように調節することが好ましい。この際Au(111)面上では、前駆体分子からハロゲン基が脱離してUllmann反応を起こし、芳香族化合物のポリマー鎖ができる。さらに350℃~450℃程度で真空中で加熱すると、水素が取れて芳香環化し、以下に示すようなグラフェンのナノリボンを得ることができる。
Figure 0007280568000017
上記の製造方法において、上記前駆体分子に変えて、下記一般式(A-1)で表される分子、下記一般式(B-1)で表される分子などを用いることで、第一の態様のグラフェンナノリボンを製造することができる。
Figure 0007280568000018
Figure 0007280568000019
ただし、一般式(A-1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、一般式(B-1)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000020
ただし、一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
におけるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。
(グラフェンナノリボン<第二の態様>)
開示のグラフェンナノリボンの一例(第二の態様)は、長さ方向の一方の側の第1領域と、長さ方向の他方の側の第2領域と、を有するグラフェンナノリボンである。
第1領域は、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有する。
第2領域は、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかを有する。
Figure 0007280568000021
Figure 0007280568000022
ただし、一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000023
ただし、一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
におけるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。
ここで、一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基は、グラフェンナノリボンの幅方向の端部のsp炭素に結合している。
水素原子、及び水酸基は、グラフェンナノリボンの幅方向の端部のsp炭素に結合している。
第二の態様のグラフェンナノリボンの第1領域の幅方向の両端部における一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基の量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、両端部のsp炭素に結合する基における25モル%~50モル%を占めることが挙げられる。ここでの基には、水素原子が含まれる。
第二の態様のグラフェンナノリボンの第2領域の幅方向の両端部における水酸基の量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、両端部のsp炭素に結合する基における25モル%~50モル%を占めることが挙げられる。ここでの基には、水素原子が含まれる。
第1領域は、例えば、下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有する。
第2領域は、例えば、下記一般式(C)で表される繰り返し単位を有する。
Figure 0007280568000024
Figure 0007280568000025
Figure 0007280568000026
ただし、一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表し、1~6の整数が好ましい。
ただし、一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表し、1~6の整数が好ましい。
ただし、一般式(C)中、mは、1~10の整数を表し、1~6の整数が好ましい。
Figure 0007280568000027
ただし、一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
におけるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。
一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び一般式(B)で表される繰り返し単位の数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、それぞれ1~1,000,000が好ましく、10~100,000がより好ましい。
一般式(C)で表される繰り返し単位の数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1~1,000,000が好ましく、10~100,000がより好ましい。
グラフェンナノリボンの第1領域と第2領域との境は、グラフェンナノリボンの長さ方向の略中央であることが好ましい。ここで、略中央とは、例えば、グラフェンナノリボンを用いたPN接合デバイスにおいて、デバイスが良好に動作する程度の位置であればよい。
第1領域の仕事関数と、第2領域の仕事関数との差の絶対値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.01eV以上が好ましく、0.03eV以上がより好ましく、0.1eV以上が特に好ましい。
第1領域と第2領域との仕事関数の差の絶対値の上限値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、第1領域と第2領域との仕事関数の差の絶対値は、0.8eV以下であってもよいし、0.6eV以下であってもよい。
幅方向の両端部に官能基を付与したグラフェンナノリボンの仕事関数を、密度汎関数法を用いて計算した。
図2Aで示される繰り返し単位を有するグラフェンナノリボンのバンド分散図は、図2Bのようになる。
図3Aで示される繰り返し単位を有するグラフェンナノリボンのバンド分散図は、図3Bのようになる。
図4Aで示される繰り返し単位を有するグラフェンナノリボンのバンド分散図は、図4Bのようになる。
図5Aで示される繰り返し単位を有するグラフェンナノリボンのバンド分散図は、図5Bのようになる。
これらから各グラフェンナノリボンの仕事関数を求めると以下のようになる。
Figure 0007280568000028
上記の通り、これらの仕事関数には、数百meV程度の差があり、これらを組み合わせることでPN接合を形成可能である。例えばAcetonide-N7とHO-N7とを組み合わせた場合、Acetonide-N7がP型として動作し、HO-N7がN型として動作する。これは、Acetonide-NとPristine N7と組み合わせた場合も同様で、Acetonide-N7がP型として動作する。その一方でMeO-N7とAcetonide-N7とを組み合わせた場合は、MeO-N7がN型として動作し、Acetonide-N7がP型として動作する。MeO-N7とHO-N7との組み合わせの場合は、MeO-N7がP型として動作し、HO-N7がN型として動作する。このようなエッジ修飾基の違いによるPN接合を含む電子デバイスの例を図7に示す。
第二の態様のグラフェンナノリボンの製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、以下のグラフェンナノリボンの製造方法が好ましい。
(グラフェンナノリボンの製造方法)
開示のグラフェンナノリボンの製造方法は、第二の態様のグラフェンナノリボンを製造する方法である。
グラフェンナノリボンの製造方法は、第一の態様のグラフェンナノリボンの一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基の少なくともいずれかの一部を、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかに転化する工程を含む。
転化する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水酸基に転化する方法としては、酸加水分解などが挙げられる。酸加水分解の方法としては、例えば、溶媒(例えば、メタノールなど)と酸(例えば、塩酸など)とを含む酸溶液にグラフェンナノリボンを浸漬させる方法が挙げられる。また、例えば、水素原子に転化する方法としては、金触媒存在下で、原子状水素を接触させる方法が挙げられる。原子状水素を発生させる方法としては、例えば、超高真空下で水素ガスを高温フィラメントに接触させる方法が挙げられる。
第一の態様のグラフェンナノリボンの一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基の少なくともいずれかの一部を水酸基に転化する方法としては、例えば、第一の態様のグラフェンナノリボンの長さ方向の一方の側を被膜により被覆しつつ、長さ方向の他方の側に酸を接触させる方法が挙げられる。
被膜としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フォトレジストの被膜などが挙げられる。
被膜は、酸加水分解の後に除去されることが好ましい。
以下に、第一の態様のグラフェンナノリボンの一般式(1)で表される基(Rがメチル基)の一部を、酸加水分解により水酸基に転化する方法を、説明する。
図6Aに、第一の態様のグラフェンナノリボンの一例を示す。
図6Bに示すように、図6Aのグラフェンナノリボンの長さ方向の一方の側(図6Bにおいて左側)を、グラフェンナノリボンの中央部を境に、フォトレジストの被膜10で被覆する。フォトレジストの被膜を一方の側にのみ被覆する方法としては、例えば、グラフェンナノリボン全体をポジ型フォトレジストの被膜で被覆した後に、グラフェンナノリボンの長さ方向の他方の側のみをフォトマスクを用いて選択的に露光した後にアルカリ現像し、他方の側のフォトレジストの被膜を選択的に溶解除去する方法が挙げられる。
次に、図6Bに示す状態でグラフェンナノリボン全体に酸を付与する。そうすると、グラフェンナノリボンの左側は、フォトレジストの被膜10により保護されているため、グラフェンナノリボンの左側のメトキシ基は、酸加水分解されない。一方、グラフェンナノリボンの右側は、フォトレジストの被膜10により保護されていないため、グラフェンナノリボンの右側のメトキシ基は、酸加水分解され、水酸基となる(図6C)。
フォトレジストの被膜10は、不要であれば、除去してもよい(図6D)。フォトレジストの被膜10の除去は、例えば、フォトレジストの被膜10を露光した後にアルカリ現像すればよい。
(電子装置)
開示の電子装置は、グラフェンナノリボンと、グラフェンナノリボンの長さ方向の両側にそれぞれ設けられた第1電極及び第2電極と、を備える。
グラフェンナノリボンは、第二の態様のグラフェンナノリボンである。すなわち、グラフェンナノリボンは、長さ方向の一方の側の第1領域と、長さ方向の他方の側の第2領域とを有する。
そして、第1領域は、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、一般式(1)で表される基及び一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有し、第2領域は、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかを有する。
図7に電子装置の一例を示す。
図7の電子装置は、サファイヤ基板等の支持基板2上に、第1領域1Aと第2領域1Bとを有する。更に電子装置は、第1領域1Aに接続する第1電極3、及び第2領域1Bに接続する第2電極4を有する。第1電極及び第2電極としては、例えば、Au電極、Ti/Au積層体などが挙げられる。
次に、図7の電子装置の製造方法の一例を、図を用いて説明する。
図8A~図8Eは、電子装置の製造方法の一例を説明するための模式図である。
まず、支持基板2上に第一の態様のグラフェンナノリボン1を配する(図8A)。支持基板2上に第一の態様のグラフェンナノリボン1を配する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、<第一の態様のグラフェンナノリボンの製造方法>に記載の方法で触媒金属基板上に製造した第一の態様のグラフェンナノリボンを支持基板2上に転写する方法が挙げられる。
次に、第一の態様のグラフェンナノリボン1の長さ方向の一方の側をフォトレジストの被膜10で被覆する(図8B)。
次に、図8Bに示す状態でグラフェンナノリボン全体に酸を付与し、第一の態様のグラフェンナノリボン1の長さ方向の他方の側の官能基(一般式(1)で表される基、一般式(2)で表される基)を酸加水分解により水酸基に転化する。そうすることで、第一の態様のグラフェンナノリボン1が、第1領域1A及び第2領域1Bを有する第二の態様のグラフェンナノリボンに変化する(図8C)。
次に、不要なフォトレジストの被膜10を除去する(図8D)。
次に、第1電極3を第1領域1Aに接続するように、かつ第2電極4を第2領域1Bに接続するようにそれぞれ形成する。そうすることで、図8Eに示す電子装置が得られる。
電子装置は、例えば、PN接合ダイオードである。
更に以下の付記を開示する。
(付記1)
長さ方向の一方の側の第1領域と、前記長さ方向の他方の側の第2領域と、を有するグラフェンナノリボンであって、
前記第1領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有し、
前記第2領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかを有することを特徴とするグラフェンナノリボン。
Figure 0007280568000029
Figure 0007280568000030
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000031
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
(付記2)
前記第2領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水酸基を有する、付記1に記載のグラフェンナノリボン。
(付記3)
前記第1領域が、下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有し、
前記第2領域が、下記一般式(C)で表される繰り返し単位を有する、付記1に記載のグラフェンナノリボン。
Figure 0007280568000032
Figure 0007280568000033
Figure 0007280568000034
ただし、前記一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表す。
ただし、前記一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表す。
ただし、前記一般式(C)中、mは、1~10の整数を表す。
Figure 0007280568000035
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
(付記4)
前記一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び前記一般式(B)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000であり、
前記一般式(C)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000である、付記3に記載のグラフェンナノリボン。
(付記5)
前記第1領域の仕事関数と、前記第2領域の仕事関数との差の絶対値が、0.01eV以上である付記1から4のいずれかに記載のグラフェンナノリボン。
(付記6)
幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有することを特徴とするグラフェンナノリボン。
Figure 0007280568000036
Figure 0007280568000037
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000038
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
(付記7)
下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有する、付記6に記載のグラフェンナノリボン。
Figure 0007280568000039
Figure 0007280568000040
ただし、前記一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表す。
ただし、前記一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表す。
Figure 0007280568000041
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
(付記8)
前記一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び前記一般式(B)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000である、付記7に記載のグラフェンナノリボン。
(付記9)
付記1から5のいずれかに記載のグラフェンナノリボンを製造する、グラフェンナノリボンの製造方法であって、
付記6から8のいずれかに記載のグラフェンナノリボンの前記一般式(1)で表される基及び前記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかの一部を、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかに転化する工程を含む、ことを特徴とするグラフェンナノリボンの製造方法。
(付記10)
グラフェンナノリボンと、前記グラフェンナノリボンの長さ方向の両側にそれぞれ設けられた第1電極及び第2電極と、を備える電子装置であって、
前記グラフェンナノリボンが、長さ方向の一方の側の第1領域と、前記長さ方向の他方の側の第2領域とを有し、
前記第1領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、下記一般式(1)で表される基及び下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかを有し、
前記第2領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかを有することを特徴とする電子装置。
Figure 0007280568000042
Figure 0007280568000043
ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
Figure 0007280568000044
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
(付記11)
前記第2領域が、幅方向の両端部の少なくともいずれかに、水酸基を有する、付記10に記載の電子装置。
(付記12)
前記第1領域が、下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有し、
前記第2領域が、下記一般式(C)で表される繰り返し単位を有する、付記10に記載の電子装置。
Figure 0007280568000045
Figure 0007280568000046
Figure 0007280568000047
ただし、前記一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表す。
ただし、前記一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表す。
ただし、前記一般式(C)中、mは、1~10の整数を表す。
Figure 0007280568000048
ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
(付記13)
前記一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び前記一般式(B)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000であり、
前記一般式(C)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000である、付記12に記載の電子装置。
(付記14)
前記第1領域の仕事関数と、前記第2領域の仕事関数との差の絶対値が、0.01eV以上である付記10から13のいずれかに記載の電子装置。
1 第一の態様のグラフェンナノリボン
1A 第1領域
1B 第2領域
2 支持基板
3 第1電極
4 第2電極
10 フォトレジストの被膜

Claims (7)

  1. 長さ方向の一方の側の第1領域と、前記長さ方向の他方の側の第2領域と、を有するグラフェンナノリボンであって、
    前記第1領域が、下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有し、
    前記第2領域が、下記一般式(C)で表される繰り返し単位を有することを特徴とするグラフェンナノリボン。
    Figure 0007280568000049
    Figure 0007280568000050
    Figure 0007280568000051
    ただし、前記一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表す。
    ただし、前記一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表す。
    ただし、前記一般式(C)中、mは、1~10の整数を表す。
    Figure 0007280568000052
    ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
  2. 前記一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び前記一般式(B)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000であり、
    前記一般式(C)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000である、請求項1に記載のグラフェンナノリボン。
  3. 前記第1領域の仕事関数と、前記第2領域の仕事関数との差の絶対値が、0.01eV以上である請求項1から2のいずれかに記載のグラフェンナノリボン。
  4. 下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有することを特徴とするグラフェンナノリボン。
    Figure 0007280568000053
    Figure 0007280568000054
    ただし、前記一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表す。
    ただし、前記一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表す。
    Figure 0007280568000055
    ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
  5. 前記一般式(A)で表される繰り返し単位の数、及び前記一般式(B)で表される繰り返し単位の数が、1~1,000,000である、請求項4に記載のグラフェンナノリボン。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載のグラフェンナノリボンを製造する、グラフェンナノリボンの製造方法であって、
    請求項4から5のいずれかに記載のグラフェンナノリボンの前記一般式(A)における下記一般式(1)で表される基及び前記一般式(B)における下記一般式(2)で表される基の少なくともいずれかの一部を、水素原子、及び水酸基の少なくともいずれかに転化する工程を含む、ことを特徴とするグラフェンナノリボンの製造方法。
    Figure 0007280568000056
    Figure 0007280568000057
    ただし、前記一般式(1)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。
    ただし、前記一般式(2)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。
    Figure 0007280568000058
    ただし、前記一般式(3)中、R 21 は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
  7. グラフェンナノリボンと、前記グラフェンナノリボンの長さ方向の両側にそれぞれ設けられた第1電極及び第2電極と、を備える電子装置であって、
    前記グラフェンナノリボンが、長さ方向の一方の側の第1領域と、前記長さ方向の他方の側の第2領域とを有し、
    前記第1領域が、下記一般式(A)で表される繰り返し単位及び下記一般式(B)で表される繰り返し単位のいずれかを有し、
    前記第2領域が、下記一般式(C)で表される繰り返し単位を有することを特徴とする電子装置。
    Figure 0007280568000059
    Figure 0007280568000060
    Figure 0007280568000061
    ただし、前記一般式(A)中、Rは、炭素数1~20のアルキル基を表す。mは、1~10の整数を表す。
    ただし、前記一般式(B)中、Rは、メチレン基、及び下記一般式(3)で表される基のいずれかを表す。mは、1~10の整数を表す。
    ただし、前記一般式(C)中、mは、1~10の整数を表す。
    Figure 0007280568000062
    ただし、前記一般式(3)中、R21は、それぞれ独立して、メチル基、及びエチル基のいずれかを表す。
JP2019062063A 2019-03-28 2019-03-28 グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置 Active JP7280568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019062063A JP7280568B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019062063A JP7280568B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020158373A JP2020158373A (ja) 2020-10-01
JP7280568B2 true JP7280568B2 (ja) 2023-05-24

Family

ID=72641738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019062063A Active JP7280568B2 (ja) 2019-03-28 2019-03-28 グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7280568B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502415A (ja) 2011-10-26 2015-01-22 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se グラフェンナノリボン前駆体およびその製造に適したモノマー
JP2017050424A (ja) 2015-09-02 2017-03-09 富士通株式会社 電子デバイス及びその製造方法
JP2017216319A (ja) 2016-05-31 2017-12-07 富士通株式会社 ショットキーバリアダイオード及び電子装置
JP2019001754A (ja) 2017-06-16 2019-01-10 富士通株式会社 化合物、化合物の製造方法及びグラフェンナノリボンの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502415A (ja) 2011-10-26 2015-01-22 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se グラフェンナノリボン前駆体およびその製造に適したモノマー
JP2017050424A (ja) 2015-09-02 2017-03-09 富士通株式会社 電子デバイス及びその製造方法
JP2017216319A (ja) 2016-05-31 2017-12-07 富士通株式会社 ショットキーバリアダイオード及び電子装置
JP2019001754A (ja) 2017-06-16 2019-01-10 富士通株式会社 化合物、化合物の製造方法及びグラフェンナノリボンの製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SAATHOFF et al.,Journal of Physical Chemistry B,米国,2015年04月02日,Vol.119, No.13,p.4766-4776

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020158373A (ja) 2020-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8802514B2 (en) Graphene and nanotube/nanowire transistor with a self-aligned gate structure on transparent substrates and method of making same
Son et al. Sub‐10 nm Graphene Nanoribbon Array Field‐Effect Transistors Fabricated by Block Copolymer Lithography
Liu et al. Large scale pattern graphene electrode for high performance in transparent organic single crystal field-effect transistors
Gao et al. Heat-initiated chemical functionalization of graphene
JP5135825B2 (ja) グラフェントランジスタ及びその製造方法
Che et al. Selective synthesis and device applications of semiconducting single-walled carbon nanotubes using isopropyl alcohol as feedstock
JP5186831B2 (ja) グラフェンを用いた電子デバイスの製造方法
Way et al. Seed-initiated anisotropic growth of unidirectional armchair graphene nanoribbon arrays on germanium
Zhou et al. Synthesis of high-density, large-diameter, and aligned single-walled carbon nanotubes by multiple-cycle growth methods
JP6241318B2 (ja) グラフェン膜の製造方法及び半導体装置の製造方法
Candini et al. High photoresponsivity in graphene nanoribbon field-effect transistor devices contacted with graphene electrodes
US9061912B2 (en) Methods of fabrication of graphene nanoribbons
JP2013542546A (ja) グラフェン/格子混成構造に基づいた透明電極
CN105977142A (zh) 使用外延阻止层的选择性外延
KR20110018851A (ko) 탄소 나노구조물 패턴 및 이의 제조 방법, 그리고 탄소 나노구조물 박막 트랜지스터 및 그의 제조 방법
JP7280568B2 (ja) グラフェンナノリボン、及びその製造方法、並びに電子装置
JP6659956B2 (ja) ショットキーバリアダイオード及び電子装置
Sun et al. Poly (ethylene imine)-modulated transport behaviors of graphene field effect transistors with double Dirac points
Tang et al. High-performance carbon nanotube complementary logic with end-bonded contacts
JPH10330188A (ja) ダイヤモンドの微細加工方法
Dai et al. Spatial confinement approach using ni to modulate local carbon supply for the growth of uniform transfer-free graphene monolayers
KR101941923B1 (ko) 수평 p-n 접합 흑린박막 및 이의 제조방법
JP2017043495A (ja) ヘテロ接合グラフェンナノリボン、共鳴トンネルダイオード及びその製造方法
KR101399347B1 (ko) 탄소나노튜브 이용한 나노 채널 제조 방법 및 이를 이용한 나노 구조물
KR101260606B1 (ko) 플래쉬 램프를 이용한 그래핀 제조장치, 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 그래핀 반도체 소자

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190412

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211201

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20220527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7280568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150