JP7279444B2 - 指示装置、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

指示装置、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、指示装置、情報処理システム、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、電子黒板やタブレット端末のタッチパネルに対して、スタイラスペン等の指示装置を用いて手書き文字等の入力を可能とする技術が知られている。タッチパネルには、例えば、静電容量方式のタッチセンサを有するものが用いられている。静電容量方式のタッチセンサは、タッチパネルに指示装置が接触(接触には近接も含まれる。)することにより生じる静電容量の変化を検出することにより接触位置(座標)を検出する。
指示装置には、無電源のパッシブ型の指示装置の他に、電源を備えたアクティブ型の指示装置が知られている。パッシブ型の指示装置は、従来のペンのように、座標の入力指示のために使用される。このため、パッシブ型の指示装置では、当該指示装置の操作により、マーカー機能(線の色、透明度、太さ、マーカーテクスチャ等)を変更するなどの機能性を持たせることはできない。一方、アクティブ型の指示装置は、内部に電源や回路を有するので、上記のような機能性を持たせることが可能であり、ユーザは、指示装置によって機能選択を行うことができる。
しかし、アクティブ型の指示装置は、消費電力が大きく、かつ回路が複雑である。このため、低消費電力化及び回路の簡略化を図ったセミアクティブ型の指示装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、ペン先を複数のペン先構成要素に分割し、各ペン先構成要素を可変回路に接続したセミアクティブ型の指示装置が開示されている。このセミアクティブ型の指示装置によれば、ユーザは、指示装置の把持の仕方により、タッチパネルに接触させるペン先構成要素を選択することで、機能選択を行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の指示装置では、機能選択のためにタッチパネルに接触させるペン先構成要素を変更する際、ユーザは指示装置を回転させる等の煩雑な操作が必要であり、また指示装置の把持の仕方に制限が課されてしまう。また、特許文献1に記載の指示装置は、回路を有することから少なくともバッテリ等の電源が必要である。
開示の技術は、上記事情に鑑みてこれを解決すべくなされたものであり、無電源でかつ容易に機能変更を行うことを可能とする指示装置を提供することを目的としている。
開示の技術は、筐体と、筐体の先端側又は後端側の少なくとも一方に設けられた導電性の端部材と、前記筐体に設けられた少なくとも1つの導電性の把持部と、前記端部材が接触又は近接する位置を検出可能な情報処理装置が実行する機能と対応し、前記端部材と前記把持部との間に形成されるインピーダンスの異なる複数の導電経路とを有し、前記複数の導電経路は、操作部を有し、前記操作部を操作することにより、前記端部材及び前記把持部に導通する位置と、前記端部材及び前記把持部に導通しない位置との間で移動可能に構成されたインピーダンスの異なる複数の導電経路部材からなる指示装置である。

本発明によれば、無電源でかつ容易に機能変更を行うことを可能とする指示装置を提供することができる。
情報処理システムの外観構成を示す図である。 タッチパネルデバイスのハードウェア構成図である。 タッチセンサの構成例を示す図である。 スタイラスペンの接触により電流波形が変化する様子を説明する図である。 スタイラスペンの構造を示す図である。 タッチパネルデバイスに構成される機能構成図である。 座標検出処理及び機能検出処理の流れを示すフローチャートである。 第1変形例に係るスタイラスペンの構造を示す図である。 導電経路の切り替え動作を説明する図である。 第2変形例に係るスタイラスペンの構造を示す図である。 第3変形例に係るスタイラスペンの構造を示す図である。 第4変形例に係るスタイラスペンの構造を示す図である。 第5変形例に係るスタイラスペンの構造を示す図である。 スマートフォンのハードウェア構成図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
<情報処理システムの外観構成>
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの外観構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム100の外観構成を示す図である。なお、図1に示す例では、情報処理システム100に、更に、PC(Personal Computer)131を接続することで、PC131より供給される表示画像を表示可能な表示システム130を形成した場合を示している。
情報処理システム100は、座標検出機能を有する情報処理装置の一例であるタッチパネルデバイス110と、タッチパネルデバイス110に対して座標の入力を指示することで、手書き文字等の手書き入力を行うことを可能とする指示装置の一例であるスタイラスペン120とを有する。スタイラスペン120は、無電源のパッシブ型の指示装置である。タッチパネルデバイス110は、電子黒板を含む。電子黒板は、例えば、相互通信が可能な電子式の黒板機能を有するタッチパネルデバイスであり、IFPD(Interactive Flat Panel Display)とも称されるものである。
タッチパネルデバイス110は、PC131より表示画像の供給を受け、当該供給された表示画像を表示面111に表示させる。また、タッチパネルデバイス110の表示面111上に表示されている表示画像に、ユーザがスタイラスペン120を用いて手書き入力することで生成された描画画像を、重畳して表示させる。なお、手書き入力を実現するために、表示面111には、複数の電極が格子状に配置された電極部を有するタッチセンサ214(図2参照)が設けられている。そして、タッチパネルデバイス110では、当該電極部に配置された電極間の各交点部分における静電容量を測定することで、静電容量方式の座標検出機能を実現している。このように、表示面111とタッチセンサ214とによりタッチパネルが構成されている。
スタイラスペン120は、表示面111に接触する接触部として機能する先端部と、ユーザにより把持される把持部との間が導電性部材により構成されている。スタイラスペン120の先端部を表示面111に接触させると、表示面111では、接触位置に対応する交点部分の静電容量が変化する。これにより、タッチパネルデバイス110では、スタイラスペン120の先端部の接触位置を検出することができる。
PC131は、画像供給装置として機能し、タッチパネルデバイス110に表示すべき表示画像を記憶しており、当該表示画像を画像信号として出力するインターフェース(I/F)を介して、タッチパネルデバイス110に供給する。
<タッチパネルデバイスのハードウェア構成>
図2は、タッチパネルデバイス110のハードウェア構成図である。図2に示されているように、タッチパネルデバイス110は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F205、及び、外部機器接続I/F206を備えている。
CPU201は、タッチパネルデバイス110全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、タッチパネルデバイス用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークI/F205は、通信ネットワークとの通信を制御する。外部機器接続I/F206は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ230、外付け機器(マイク240、スピーカ250、カメラ260)である。
また、タッチパネルデバイス110は、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイコントローラ213、タッチセンサ214、センサコントローラ215、近距離通信回路219、及び近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222、及び選択スイッチ類223を備えている。
キャプチャデバイス211は、必ずしも備えている必要はないが、タッチパネルデバイス110と接続されているPC131のディスプレイの表示内容に対応する映像情報を、静止画または動画としてタッチパネルデバイス110の表示面111に表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ213は、GPU212からの出力画像を表示面111に表示させる制御及び管理を行う。
タッチセンサ214は、表示面111上にスタイラスペン120が接触したことを検知する。センサコントローラ215は、タッチセンサ214の処理を制御する。タッチセンサ214は、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式である。センサコントローラ215は、スタイラスペン120が接触した表示面111上における位置を特定する。また、センサコントローラ215は、スタイラスペン120のペン先とタッチセンサ214の電極との間に生じる静電容量に応じて変化する電流波形の検出を行う。
近距離通信回路219は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。電源スイッチ222は、タッチパネルデバイス110の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類223は、例えば、表示面111の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
<タッチセンサのハードウェア構成>
静電容量方式のタッチセンサとして、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式などが知られている。また、投影型静電容量方式として、主に駆動方法の違いから、自己容量方式、相互容量方式などがある。本実施形態では、タッチセンサ214として相互容量方式を用いる。相互容量方式では、同時に複数の接触点を検出することが可能となる。
<タッチセンサの構成>
図3は、タッチセンサ214の構成例を示す図である。タッチセンサ214は、パルス電圧出力回路300と、電流検出回路301と、複数の第1配線Txと、複数の第2配線Rxとを有する。
複数の第1配線Txは、X方向に延在しており、一端がパルス電圧出力回路300に接続されている。複数の第2配線Rxは、Y方向に延在しており、一端が電流検出回路301に接続されている。第1配線Txと第2配線Rxとは交差しており、第1配線Txと第2配線Rxとの間には容量Cpが形成される。
パルス電圧出力回路300は、複数の第1配線Txに順にパルス電圧(駆動パルス)を印加するための回路である。第1配線Txにパルス電圧が印加されることで、第1配線Txと第2配線Rxとの間に電界が生じる。この状態で、接地された誘電体である人により把持されたスタイラスペン120が検出面(表示面111)に接触すると、電界の一部がスタイラスペン120を介して人体側へ移動し、電界が減少する。この電界の減少によって容量Cpが増加する。ここで、接触とは、スタイラスペン120が検出面に物理的に接触することに限られず、スタイラスペン120が検出面に近接することも含む。
電流検出回路301は、第2配線Rxに流れる電流の変化を検出するための回路であり、特に、容量Cpの変化による電流の変化を検出する。この電流変化により、表示面111へのスタイラスペン120の接触を検出することができる。
また、パルス電圧を印加した第1配線Txと、電流変化が生じた第2配線Rxとを特定することにより、スタイラスペン120の接触位置を検出することができる。さらに、第2配線Rxに流れる電流値の変化量を検出することにより、容量Cpの変化量を検出することができる。
図4は、スタイラスペン120の接触により電流波形が変化する様子を説明する図である。図4に示すように、表示面111にスタイラスペン120が接触すると、電界の一部がスタイラスペン120を介して人体側へ移動し、人体と第1配線Txとの間に容量Cfが形成される。この容量Cfの形成により、電界が減少し、容量Cpが増加する。これにより、第2配線Rxに流れる電流量が減少し、電流波形が変化する。
図4では、表示面111にスタイラスペン120が接触していない状態における電流波形を破線で示しており、表示面111にスタイラスペン120が接触した状態における電流波形を実線で示している。
本実施形態に係るスタイラスペン120は、ユーザによる操作によって、インピーダンスが異なる複数の導電経路から1つの導電経路を選択することが可能に構成されている。選択された導電経路により人体とペン先の間が接続される。導電経路の選択によってインピーダンスが変更されることにより、容量Cfが変化し、この結果、容量Cpが変化して電流波形が変化する。
<スタイラスペンの構造>
次に、本実施形態に係るスタイラスペン120の構造について説明する。図5は、スタイラスペン120の構造を示す図である。スタイラスペン120は、いわゆるサイドノックスライド式構造を有する。
図5に示すように、スタイラスペン120は、筐体400と、先端部材410と、第1導電経路部材420と、第2導電経路部材430とを有する。筐体400は、例えば、円筒状であり、先端部401が円錐状となっている。先端部材410は、導電性を有する材料からなり、筐体400の内部に固設されている。筐体400及び先端部401の形状はこれらに限定されず適宜変更可能である。
先端部材410は、先端部401から筐体400の外部に突出している。先端部材410は、材料や形状は限定されないが、ペン先として表示面111に接触する部分であるので、筆記摩擦等を考慮して材料や形状を決定することが好ましい。
第1導電経路部材420及び第2導電経路部材430は、それぞれ導電性の棒状の部材であり、筐体400内にスライド可能に設けられている。第1導電経路部材420は、後端側に操作部421が設けられている。操作部421の一部は、筐体400に設けられた開口部402から露出している。同様に、第2導電経路部材430は、後端側に操作部431が設けられている。操作部431の一部は、筐体400に設けられた開口部403から露出している。
操作部421をスライドさせることにより、第1導電経路部材420の先端側を先端部材410に接触させることができる。同様に、操作部431をスライドさせることにより、第2導電経路部材430の先端側を先端部材410に接触させることができる。
第1導電経路部材420の先端側には、第1抵抗体422が設けられている。第2導電経路部材430の先端側には、第2抵抗体432が設けられている。第1抵抗体422と第2抵抗体432とは、互いに異なる抵抗値を有する。
筐体400には、ユーザにより手で把持される部分である把持部404が設けられている。例えば、把持部404は、導電性を有し、筐体400の周囲を囲うように円環状に形成されている。また、把持部404には、把持部404を第1導電経路部材420又は第2導電経路部材430に接触させるための導電性接触部材405が形成されている。
操作部421又は操作部431を先端側にスライドさせることにより、第1導電経路部材420又は第2導電経路部材430が導電性接触部材405に接触する。すなわち、操作部421又は操作部431を操作することにより、第1導電経路部材420又は第2導電経路部材430を、先端部材410及び把持部404に導通する位置と、先端部材410及び把持部404に導通しない位置との間で移動させることができる。
第1抵抗体422は、導電性接触部材405が第1導電経路部材420に接触した場合に、導電性接触部材405と先端部材410との間の導電経路上に位置するように配置されている。同様に、第2抵抗体432は、導電性接触部材405が第2導電経路部材430に接触した場合に、導電性接触部材405と先端部材410との間の導電経路上に位置するように配置されている。
以上のように構成されたスタイラスペン120によれば、ユーザは、操作部421又は操作部431をスライド操作することにより、第1導電経路部材420と第2導電経路部材430とのいずれかにより、先端部材410と把持部404との間を導通させることができる。第1抵抗体422と第2抵抗体432とは抵抗値が異なるので、第1導電経路部材420と第2導電経路部材430とのいずれを先端部材410に接触させるかにより、人体と先端部材410との間に形成される導電経路のインピーダンスが変更される。このように、ユーザは、スタイラスペン120の操作によって、インピーダンスが異なる複数の導電経路から1つの導電経路を選択することができる。スタイラスペン120の操作される導電経路は、タッチパネルデバイス110が実行する各種機能に割り当てられる。
<機能構成>
次に、スタイラスペン120による筆記に関する機能構成を説明する。図6は、タッチパネルデバイス110に構成される機能構成図である。図6に示すように、タッチパネルデバイス110には、電流波形検出部10と、座標検出部11と、機能判定部13と、機能実行部14とが構成される。これらの機能部は、CPU101、センサコントローラ215、GUP212等が協業することにより構成される。
電流波形検出部10は、上述の電流検出回路301が検出した電流に基づいて、電流波形を検出する。電流検出回路301が検出した電流波形は、座標検出部11と機能判定部13とに供給される。座標検出部11は、表示面111上にスタイラスペン120が接触することにより生じる電流波形の変化を検出することにより、接触位置の座標を検出する。
機能判定部13は、電流波形検出部10から供給される電流波形に基づき、スタイラスペン120の操作によってユーザにより選択された機能を判定する。機能判定部13は、スタイラスペン120の操作によって選択される導電経路(第1導電経路部材420又は第2導電経路部材430)のインピーダンスの差異に起因して静電容量が変化し、電流波形が変化することに基づいて導電経路を判定する。
機能実行部14は、機能判定部13により判定された機能を実行する。例えば、スタイラスペン120の操作による導電経路の選択が、筆記色の変更の機能に対応している場合には、描画データの生成に関する機能のため、機能実行部14は、判定された機能に対応する制御として描画データの色を変更し、変更した色で座標検出部11が検出した座標を時系列に結ぶことにより描画データ(筆記データ)を生成する。この描画データは、ディスプレイコントローラ213により表示面111に描画される。つまり、実行する機能が描画データの生成に関する機能の場合には、機能実行部14によって機能を実行した結果に基づいて描画データが生成される。例えば、第1導電経路部材420を先端部材410に接触させる操作が黒色による筆記機能に割り当てられ、第2導電経路部材430を先端部材410に接触させる操作が赤色による筆記機能に割り当てられてもよい。なお、機能実行部14は、判定された機能が描画データの生成に関する機能でない場合には、判定された機能に対応するデバイスやデータに対する制御を実行する。
なお、スタイラスペン120により選択される導電経路に割り当てる機能は、アプリケーションやデバイスに関する操作であればどのような機能であってもよい。描画アプリケーションに関する操作の場合には、マーカー機能(線の色、透明度、太さ、マーカーテクスチャ等)や、マーカー以外の描画機能(消しゴム、スタンプ、直線、OCR、切り取り、貼付け等)が挙げられる。描画以外のアプリケーションに関する操作やデバイスに関する操作の場合には、ページ送り、ページ一覧表示、画面分割、ファイル読み込み、保存、終了、送信、印刷、遠隔会議開始、ネットワーク情報表示、電源オフ、カメラオフ、スピーカーオフ、省電力モードへの移行などの機能が挙げられる。
<動作>
以下に、情報処理システム100の動作の一例を説明する。図7は、座標検出処理及び機能検出処理の流れを示すフローチャートである。図7に示すように、電流波形検出部10により電流波形が検出されると(ステップS10)、電流波形に変化があるか否かが判定される(ステップS11)。電流波形に一定以上の変化があると(ステップS11:Yes)、座標検出部11によりスタイラスペン120の接触位置の座標が検出される(ステップS12)。
また、機能判定部13により、電流波形の変化量に基づいてスタイラスペン120の操作によってユーザにより選択された機能が判定される(ステップS13)。そして、機能実行部14により、機能判定部13によって判定された機能が実行される(ステップS14)。さらに、機能実行部14は、座標検出部11により検出された座標と、機能実行部14により機能が実行された結果とに基づいて描画データを生成する(ステップS15)。なお、ステップS15の描画データの生成は必ずしも実行する必要はなく、ステップS14から直接後述のステップS16へ進んでもよい。
この後、終了操作が行われたか否かについて判定が行われ(ステップS16)、終了操作が行われていない場合には(ステップS16:No)、処理がステップS10に戻る。終了操作が行われると(ステップS16:Yes)、処理が終了する。
以上のように、ユーザは、無電源のパッシブ型のスタイラスペン120を用いて、スタイラスペン120の把持部における操作により簡単に所望する機能を選択することができる。
上記実施形態のようにインピーダンスが異なる複数の導電経路から1つの導電経路を選択可能とするスタイラスペンは、図5で示した構成に限られず、各種の変形が可能である。以下に、スタイラスペンの各種変形例について説明する。
[第1変形例]
図8は、第1変形例に係るスタイラスペン120aの構造を示す図である。本変形例に係るスタイラスペン120aは、いわゆるノック式構造を有する。
図8に示すように、スタイラスペン120aは、筐体500と、先端部材510と、回転子520と、ノック棒530とを有する。例えば、筐体500は、円筒状であり、先端部501が円錐状となっている。先端部材510は、導電性を有する材料からなる。先端部材510は、先端部501に接続されている。先端部材510は、先端部501から筐体500の外部に突出している。
筐体500には、ユーザにより手で把持される部分である把持部504が設けられている。例えば、把持部504は、導電性を有し、筐体500の周囲を囲うように円環状に形成されている。
また、筐体500の後部には、ノコギリ形状の溝(筐体溝)505が形成されている。筐体溝505には、1つの電気接点506が設けられている。この電気接点506は、配線507を介して把持部504に電気的に接続されている。
回転子520は、一端が先端部材510に接続されており、他端には、筐体溝505と噛み合う複数の突起521が形成されている。回転子520には、各突起521に対応して複数の導電経路が形成されている。各導電経路は、突起521と先端部材510との間に並列である。図8では、簡略化のため、第1導電経路522と第2導電経路523のみを示している。
第1導電経路522は第1抵抗体522aを有している。第2導電経路523は第2抵抗体523aを有している。第1抵抗体522aと第2抵抗体523aとは、互いに異なる抵抗値を有する。回転子520は、バネ511の弾性により筐体溝505向かって付勢されている。回転子520の突起521が筐体溝505に噛み合った状態では、複数の導電経路のうちいずれか1つが電気接点506に電気的に接続される。
ノック棒530は、回転子520を回転させる操作部材である。回転子520は、ノック棒530の操作により、先端部材510に沿った中心軸の周りに回転するように構成されている。ノック棒530には、回転子520の突起521と当接する複数の三角状の突起531が形成されている。ノック棒530は、筐体溝505内に挿通されており、中心軸方向に移動することによって回転子520に当接する。
図9は、第1変形例に係るスタイラスペン120aにおける導電経路の切り替え動作を説明する図である。図9(A)に示すように、ペン尻に位置するノック棒530をユーザが指で押し込むと、筐体溝505に噛み合っていた回転子520の突起521にノック棒530の突起531が当接し、回転子520をペン先方向へ移動させる。これにより、電気接点506に接続されていた第1導電経路522の導通が切断される。
回転子520は、突起521の先端が筐体溝505の位置を超えると、図9(B)に示すように、突起521がノック棒530の突起531に接触した状態でスライドする。これにより、回転子520が回転する。
この状態からユーザが指をノック棒530から離すと、バネ511の弾性により、回転子520及びノック棒530がペン尻方向へ移動し、図9(C)に示すように、回転子520の突起521が筐体溝505に当接する。そして、図9(D)に示すように、回転子520は、突起521が筐体溝505に接触した状態でスライドする。これにより、回転子520が回転し、第2導電経路523が電気接点506に接続される。このようにして、把持部504と先端部材510との間の導電経路が、第1導電経路522から第2導電経路523に変更される。
なお、図9では、第1導電経路522と第2導電経路523との2つの導電経路のみを示しているが、実際は、回転子520の各突起521にインピーダンスの異なる導電経路が設けられている。
以上の構成のスタイラスペン120aによれば、操作部材としてのノック棒530のノック操作により回転子520を回転させることにより、インピーダンスの異なる複数の導電経路のうちいずれか1つを先端部材510と把持部504との間に導通させることができる。したがって、ユーザは、ノック棒530をノックするたびに機能変更を行うことができる。
[第2変形例]
図10は、第2変形例に係るスタイラスペン120bの構造を示す図である。本変形例に係るスタイラスペン120bは、筐体600と、先端部材610と、後端部材620とを有する。例えば、筐体600は、円筒状であり、先端部601が円錐状となっている。先端部材610は、導電性を有する材料からなり、先端部601から筐体600の外部に突出している。
後端部材620は、筐体600の後端部602に設けられている。後端部材620は、導電性を有する材料からなり、外部に露出している。
筐体600には、ユーザにより手で把持される部分である把持部604が設けられている。例えば、把持部604は、導電性を有し、筐体600の周囲を囲うように円環状に形成されている。
把持部604と先端部材610との間には、第1導電経路631が形成されている。把持部604と後端部材620との間には、第2導電経路632が形成されている。第1導電経路631は第1抵抗体631aを有している。第2導電経路632は第2抵抗体632aを有している。第1抵抗体631aと第2抵抗体632aとは、互いに異なる抵抗値を有する。
以上の構成のスタイラスペン120bによれば、ペン先としての先端部材610が表示面111に接触した場合に第1導電経路631が選択され、ペン尻としての後端部材620が表示面111に接触した場合に第2導電経路632が選択される。したがって、ユーザは、先端部材610と後端部材620とのいずれを表示面111に接触させるかによって、導電経路を変更して所望する機能を選択することができる。例えば、ペン先側の第1導電経路631を筆記機能に割り当て、ペン尻側の第2導電経路632を消しゴム機能に割り当てることにより、一般的な消しゴム付き鉛筆と同様の操作性が得られる。
なお、先端部材610と後端部材620との内部抵抗値が異なる場合には、第1抵抗体631aと第2抵抗体632aとを同じ抵抗値としてもよいし、さらに第1抵抗体631aと第2抵抗体632aとを省略してもよい。
[第3変形例]
図11は、第3変形例に係るスタイラスペン120cの構造を示す図である。本変形例に係るスタイラスペン120cは、筐体700と、先端部材710とを有する。例えば、筐体700は、円筒状であり、先端部701が円錐状となっている。先端部材710は、導電性を有する材料からなり、先端部701から筐体700の外部に突出している。
筐体700には、ユーザにより手で把持される部分である3つの把持部704a~704cが設けられている。例えば、把持部704a~704cは、それぞれ導電性を有し、互いに絶縁されている。
筐体700には、先端側から、第1抵抗体721、第2抵抗体722、及び第3抵抗体723がこの順に直列接続された導電経路が形成されている。第1把持部704aは、第1抵抗体721と第2抵抗体722との間に接続されている。第2把持部704bは、第2抵抗体722と第3抵抗体723との間に接続されている。第3把持部704cは、第3抵抗体723の後端側に接続されている。また、第1抵抗体721の先端側は、先端部材710に接続されている。
したがって、第1把持部704aと先端部材710との間には、第1抵抗体721を有する第1導電経路が形成される。また、第2把持部704bと先端部材710との間には、第1抵抗体721及び第2抵抗体722が直列されてなる第2導電経路が形成される。さらに、第3把持部704cと先端部材710との間には、第1抵抗体721、第2抵抗体722、及び第3抵抗体723が直列されてなる第3導電経路が形成される。
以上の構成のスタイラスペン120cによれば、ユーザは、把持部704a~704cのいずれを把持するかによって、インピーダンスの異なる導電経路を切り替え、所望する機能を選択することができる。
なお、第3変形例では、3つの把持部を設けているが、把持部の数はこれに限定されない。把持部の数は適宜変更してよく、把持部の数に応じて抵抗体の数を変更すればよい。
[第4変形例]
図12は、第4変形例に係るスタイラスペン120dの構造を示す図である。本変形例に係るスタイラスペン120dは、筐体800と、先端部材810とを有する。例えば、筐体800は、円筒状であり、先端部801が円錐状となっている。先端部材810は、導電性を有する材料からなり、先端部801から筐体800の外部に突出している。
筐体800には、ユーザにより手で把持される部分である把持部802が設けられている。例えば、把持部802は、導電性を有し、筐体800の周囲を囲うように円環状に形成されている。
把持部802と先端部材810との間には、第1抵抗体821を有する導電経路が形成されている。第1抵抗体821には、スイッチ部830を介して第2抵抗体822が並列接続されている。スイッチ部830は、ユーザによる操作を可能とするように、筐体800の外面に設けられている。例えば、スイッチ部830は、把持部802の近傍で、かつ把持部802よりも先端側に配置される。
スイッチ部830がオフ(非導通状態)の場合には、把持部802と先端部材810との間に第1抵抗体821を有する第1導電経路が形成される。スイッチ部830がオン(導通状態)の場合には、把持部802と先端部材810との間に、第1抵抗体821及び第2抵抗体822が並列接続された第2導電経路が形成される。
以上の構成のスタイラスペン120dによれば、ユーザは、把持部802を把持しながら、スイッチ部830を押すか否かによって、インピーダンスの異なる第1導電経路と第2導電経路との間で切り替えを行い、所望する機能を選択することができる。
なお、スイッチ部は1つに限られず、2以上のスイッチ部を設けてもよい。すなわち、同時に押下するスイッチ部の数に応じて、並列接続される抵抗体の数が変更されるように構成してもよい。
[第5変形例]
図13は、第5変形例に係るスタイラスペン120eの構造を示す図である。本変形例に係るスタイラスペン120eは、上記実施形態に係るスタイラスペン120と同様のスライド式構造であるので、スタイラスペン120と同一の構成部については同一の符号を付して説明は省略する。
本変形例では、第1導電経路部材420a及び第2導電経路部材430aは、抵抗体を有していない点が上記実施形態の第1導電経路部材420及び第2導電経路部材430と異なる。
また、本変形例では、導電性の先端部材410に、第1抵抗体441と第2抵抗体442とが直列接続されている。第1抵抗体441と第2抵抗体442との間には、第1電気接点451が形成されている。第2抵抗体442の第1電気接点451とは反対側の端部には、第2電気接点452が形成されている。
操作部421をペン先側にスライドさせることにより、第1導電経路部材420aが、導電性接触部材405に接触するとともに、その先端が第1電気接点451に接触する。これにより、把持部404と先端部材410との間に、第1抵抗体441を有する第1導電経路が形成される。
一方、操作部431をペン先側にスライドさせることにより、第2導電経路部材430aが、導電性接触部材405に接触するとともに、その先端が第2電気接点452に接触する。これにより、把持部404と先端部材410との間に、第1抵抗体441及び第2抵抗体442が直列接続された第2導電経路が形成される。
以上の構成のスタイラスペン120eによれば、ユーザは、操作部421と操作部431とのいずれをスライド操作するかによって、インピーダンスの異なる第1導電経路と第2導電経路との間で切り替えを行い、所望する機能を選択することができる。
以上、スタイラスペンの各種変形例について説明したが、上記第1~第5変形例を組み合わせることも可能である。
[その他の変形例]
上記実施形態及び変形例では、抵抗体により各導電経路のインピーダンスを変えているが、抵抗体以外の要素(例えば、誘電体)を用いることも可能である。各導電経路は、インピーダンスが異なっていればよく、それぞれ固有の静電容量成分もしくは電気抵抗成分を有していればよい。
また、上記実施形態及び変形例では、表示面へのスタイラスペンの接触位置(座標)の検出を、静電容量方式のタッチセンサで行っているが、赤外線遮断方式などによる他の方式のタッチセンサを併用してもよい。赤外線遮断方式とは、表示面の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、表示面に平行して複数の赤外線を放射し、表示面の周囲に設けられた反射部材によって反射された後、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光することにより座標を検出する方法である。
また、上記実施形態及び変形例では、情報処理装置として電子黒板を含むタッチパネルデバイスを例に挙げて説明を行っているが、本発明に係る情報処理装置には、PC端末、タブレット端末、スマートフォン等の、静電容量方式のタッチセンサを備える情報処理端末も含まれる。
以下に、本発明に係る情報処理装置の一例としてスマートフォンの構成を説明する。図14は、スマートフォンのハードウェア構成図である。図14に示されているように、スマートフォン900は、CPU901、ROM902、RAM903、EEPROM904、CMOSセンサ905、撮像素子I/F906、加速度・方位センサ907、メディアI/F909、GPS受信部911を備えている。
CPU901は、スマートフォン900全体の動作を制御する。ROM902は、CPU901やIPL等のCPU901の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM903は、CPU901のワークエリアとして使用される。EEPROM904は、CPU901の制御にしたがって、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ905は、CPU901の制御にしたがって被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサに代えて、CCD(Charge Coupled Device)センサ等を撮像手段として用いてもよい。撮像素子I/F906は、CMOSセンサ905の駆動を制御する回路である。
加速度・方位センサ907は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F909は、フラッシュメモリ等の記録メディア908に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部911は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、スマートフォン900は、遠距離通信回路912、CMOSセンサ913、撮像素子I/F914、マイク915、スピーカ916、音入出力I/F917、ディスプレイ918、外部機器接続I/F919、近距離通信回路920、近距離通信回路920のアンテナ920a、及びタッチパネル921を備えている。
遠距離通信回路912は、通信ネットワークを介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ913は、CPU901の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F914は、CMOSセンサ913の駆動を制御する回路である。
マイク915は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ916は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F917は、CPU901の制御に従ってマイク915及びスピーカ916との間で音信号の入出力を処理する回路である。
ディスプレイ918は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F919は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路920は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。
タッチパネル921は、利用者がディスプレイ918を押下することで、スマートフォン900を操作する入力手段の一種である。ディスプレイ918の押下には、本発明のスタイラスペンを用いることが可能である。
また、スマートフォン900は、バスライン910を備えている。バスライン910は、CPU901等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。CPU901は、スタイラスペンの操作に応じた機能選択等を行う。なお、PC端末、タブレット端末等の情報処理端末についても、図14のハードウェア構成図で説明した構成と同様のハードウェア構成で実現することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 電流波形検出部
11 座標検出部
13 機能判定部
14 機能実行部
100 情報処理システム
110 タッチパネルデバイス
111 表示面
120,120a~120e スタイラスペン
130 表示システム
300 パルス電圧出力回路
301 電流検出回路
400 筐体
401 先端部
402,403 開口部
404 把持部
405 導電性接触部材
410 先端部材
420,420a 第1導電経路部材
421 操作部
422 第1抵抗体
430,430a 第2導電経路部材
431 操作部
432 第2抵抗体
441 第1抵抗体
442 第2抵抗体
451 第1電気接点
452 第2電気接点
500 筐体
501 先端部
504 把持部
505 筐体溝
506 電気接点
507 配線
510 先端部材
511 バネ
520 回転子
521 突起
522 第1導電経路
522a 第1抵抗体
523 第2導電経路
523a 第2抵抗体
530 ノック棒
531 突起
600 筐体
601 先端部
602 後端部
604 把持部
610 先端部材
620 後端部材
631 第1導電経路
631a 第1抵抗体
632 第2導電経路
632a 第2抵抗体
700 筐体
701 先端部
704a~704c 把持部
710 先端部材
721 第1抵抗体
722 第2抵抗体
723 第3抵抗体
800 筐体
801 先端部
802 把持部
810 先端部材
821 第1抵抗体
822 第2抵抗体
830 スイッチ部
特表2018-526734号公報

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体の先端側又は後端側の少なくとも一方に設けられた導電性の端部材と、
    前記筐体に設けられた少なくとも1つの導電性の把持部と、
    前記端部材が接触又は近接する位置を検出可能な情報処理装置が実行する機能と対応し、前記端部材と前記把持部との間に形成されるインピーダンスの異なる複数の導電経路と、
    を有し、
    前記複数の導電経路は、
    操作部を有し、前記操作部を操作することにより、前記端部材及び前記把持部に導通する位置と、前記端部材及び前記把持部に導通しない位置との間で移動可能に構成されたインピーダンスの異なる複数の導電経路部材からなる、
    示装置。
  2. 筐体と、
    前記筐体の先端側又は後端側の少なくとも一方に設けられた導電性の端部材と、
    前記筐体に設けられた少なくとも1つの導電性の把持部と、
    前記端部材が接触又は近接する位置を検出可能な情報処理装置が実行する機能と対応し、前記端部材と前記把持部との間に形成されるインピーダンスの異なる複数の導電経路と、
    前記複数の導電経路が形成され、前記端部材に接続された回転子と、
    操作により前記回転子を回転させる操作部材と、
    を有し、
    前記回転子が回転することにより、前記複数の導電経路のうちいずれか1つが前記端部材と前記把持部との間を導通させる、
    示装置。
  3. 筐体と、
    前記筐体の先端側又は後端側の少なくとも一方に設けられた導電性の端部材と、
    前記筐体に設けられた少なくとも1つの導電性の把持部と、
    前記端部材が接触又は近接する位置を検出可能な情報処理装置が実行する機能と対応し、前記端部材と前記把持部との間に形成されるインピーダンスの異なる複数の導電経路と、
    を有し、
    前記端部材は、前記筐体の先端側に設けられた先端部材と、前記筐体の後端側に設けられた後端部材とからなり、
    前記複数の導電経路は、前記先端部材と前記把持部との間に形成された第1導電経路と、前記後端部材と前記把持部との間に形成された第2導電経路とからなる、
    示装置。
  4. 筐体と、
    前記筐体の先端側又は後端側の少なくとも一方に設けられた導電性の端部材と、
    前記筐体に設けられた少なくとも1つの導電性の把持部と、
    前記端部材が接触又は近接する位置を検出可能な情報処理装置が実行する機能と対応し、前記端部材と前記把持部との間に形成されるインピーダンスの異なる複数の導電経路と、
    を有し、
    前記把持部は複数設けられており、
    前記複数の導電経路は、前記端部材と前記各把持部との間にそれぞれ接続されている、
    示装置。
  5. 筐体と、
    前記筐体の先端側又は後端側の少なくとも一方に設けられた導電性の端部材と、
    前記筐体に設けられた少なくとも1つの導電性の把持部と、
    前記端部材が接触又は近接する位置を検出可能な情報処理装置が実行する機能と対応し、前記端部材と前記把持部との間に形成されるインピーダンスの異なる複数の導電経路と、
    前記筐体に設けられたスイッチ部と、
    を有し、
    前記複数の導電経路は、前記スイッチ部により選択される、
    示装置。
  6. 前記請求項1ないし5のいずれか1項に記載の指示装置と、
    前記指示装置の前記端部材が接触又は近接することにより生じる静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチセンサと、
    前記複数の導電経路のインピーダンスの差異に起因した静電容量の変化に基づいて、前記機能を判定する機能判定部と、
    前記機能判定部により判定された前記機能を実行する機能実行部と、
    を有する情報処理システム。
  7. 前記請求項1ないし5のいずれか1項に記載の指示装置の前記端部材が接触又は近接することにより生じる静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチセンサを有する情報処理装置であって、
    前記複数の導電経路のインピーダンスの差異に起因した静電容量の変化に基づいて、前記機能を判定する機能判定部と、
    前記機能判定部により判定された前記機能を実行する機能実行部と、
    を有する情報処理装置。
  8. 前記請求項1ないし5のいずれか1項に記載の指示装置の前記端部材が接触又は近接することにより生じる静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチセンサを有する情報処理装置に処理を実行させるプログラムであって、
    前記複数の導電経路のインピーダンスの差異に起因した静電容量の変化に基づいて、前記機能を判定する機能判定処理と、
    前記機能判定処理により判定された前記機能を実行する機能実行処理と、
    を前記情報処理装置に実行させるプログラム。
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