JP7277086B2 - 汚染除去実施範囲の可視化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、汚染除去作業を実施した範囲を可視化する方法に関する。
放射性物質や残留性有機汚染物質(POPs)に汚染された機器、建屋などの除染作業は、水や洗浄剤(中性洗剤や有機溶剤等)などの洗浄用液体を布等の拭き取り用資材に浸透させて汚染物質を拭き取るか、噴射装置を用いて洗浄用液体を汚染箇所に噴射して汚染物質を洗浄除去するのが一般的である。
特開昭59-132342号公報 特開2000-338043号公報
放射性物質や残留性有機汚染物質は、目視によりその存在を確認することが困難である。また、汚染物質を洗浄除去する洗浄用液体も汚染除去作業後に蒸発する。そのため、汚染除去作業未実施箇所が発生したり、汚染除去作業が重複したりするおそれがある。例えば、PCB汚染物の場合、汚染除去作業を適切に実施しないと、PCBの蒸散によって周辺環境が汚染され健康被害を招くことになるが、汚染除去作業が適切になされたかどうか確認することは困難である。
他方、特許文献1には、被測定物表面の探傷領域に蛍光体を付加し、該領域に紫外線等の放射線を照射して欠陥部位に侵入した蛍光体を発光させることにより、被測定物表面の欠陥を検出する方法が開示されている。しかし、金属等の部分的欠陥の検出を目的としており、上記課題を解決するものではない。
また、特許文献2には、タバコヤニ汚れに紫外線を照射し、タバコヤニ自体の発光特性によりタバコヤニ汚れを可視化し、効率的に除去する方法が開示されている。しかし、汚染物質が紫外線の照射で発光しない場合には汚染除去には適用できないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、汚染除去実施範囲を簡易な手段を用いて可視化することにより、汚染除去作業未実施箇所の発生や汚染除去作業の重複を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、洗浄用液体を用いて汚染除去箇所(除染箇所)から汚染物質であるPCBを洗浄除去する汚染除去作業において、
汚染除去作業を実施した範囲に、紫外線照射時に発光する蛍光体を付加し、
汚染除去作業終了後に汚染除去箇所に紫外線を照射して前記蛍光体を発光させることにより、
汚染除去作業を実施した範囲を可視化する。
本発明が対象とする汚染物質は環境中で分解されにくく、生物の体内に蓄積しやすいため、生態系に悪影響を及ぼす化学物質でありPCB(ポリ塩化ビフェニルが挙げられる。
本発明に係る汚染除去実施範囲の可視化方法では、前記蛍光体を前記洗浄用液体に事前に添加するか、もしくは前記洗浄用液体を含浸させた布類の拭き取り面に前記蛍光体を塗布し、汚染除去作業の際に、汚染除去作業を実施した範囲に前記蛍光体を付加してもよいし、あるいは、前記洗浄用液体を用いて汚染除去箇所の汚染除去作業を実施した後、汚染除去作業を実施した範囲に残留する前記洗浄用液体が蒸発する前に、前記蛍光体を塗布した布類で汚染除去作業を実施した範囲を拭くか、もしくは前記蛍光体を含む液状物を汚染除去作業を実施した範囲に噴霧してもよい。
本発明では、汚染除去作業を実施した範囲に蛍光体を付加し、汚染除去箇所に紫外線を照射して蛍光体を発光させることにより、汚染除去作業を実施した範囲を可視化するので、汚染除去作業未実施箇所の発生や汚染除去作業の重複を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法のフロー図である。 汚染除去箇所に紫外線を照射しているイメージ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法のフロー図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
[第1の実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法]
本実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法は、汚染物質に汚染された機器、建屋などの汚染除去作業に当たって、汚染除去作業を実施した範囲を可視化して認識できるようにする方法である。
対象とする汚染物質は、放射性物質又は残留性有機汚染物質(POPs)である。
図1に、本実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法の作業手順を示す。
[第1ステップ]
汚染物質を洗浄除去する洗浄用液体に蛍光体を付加する(ST11)。具体的には、蛍光体を洗浄用液体に事前に添加するか、もしくは洗浄用液体を含浸させた布類の拭き取り面に蛍光体を塗布する。
洗浄用液体には、炭化水素系洗浄剤(例えばNSクリーン(登録商標))や中性洗剤などを使用することができる。
また、蛍光体には、有機蛍光顔料などを使用することができる。洗浄用液体に対する蛍光体の割合は0.5~20.0質量%、好ましくは2.0~7.0質量%とする。
蛍光体の濃度が0.5質量%未満であると、発光が不十分となる一方、蛍光体の濃度が20.0質量%を超えると、洗浄用液体の洗浄効果が減殺される。
[第2ステップ]
洗浄用液体で汚染除去箇所を洗浄して、汚染除去箇所から汚染物質を除去する(ST12)。この汚染除去作業の際に、汚染除去作業を実施した範囲に蛍光体が付加される。
[第3ステップ]
汚染除去箇所に紫外線を照射して蛍光体を発光させる(ST13)。図2に、汚染除去箇所10に紫外線12を照射しているイメージ図を示す。本実施の形態では、紫外線源としてブラックライト11を使用している。
汚染除去箇所10に紫外線12を照射することにより、汚染除去作業を実施した範囲に残存している発光体13が発光し、汚染除去作業を実施した範囲が確認できる。
なお、汚染除去実施範囲を可視化する方法として、洗浄用液体に一般の塗料を付加し、汚染除去作業実施後に塗料を残留させる方法も考えられるが、一般の塗料が残存すると、作業後に著しく美感を損ねることになる。また、汚染除去箇所がプラント機器の場合、機器には機器名称の記載、配管には流体名称の記載や流体識別色が塗布されている場合が多いので、その識別を妨げることになる。一方、洗浄用液体に蛍光体を付加した場合、作業後に著しく美感を損ねることもなく、たとえ拭き取る事態が発生したとしても、拭き取りは極めて容易である。
[第2の実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法]
本実施の形態に係る汚染除去実施範囲の可視化方法の作業手順を図3に示す。
本実施の形態では、先ず最初に、蛍光体を含まない洗浄用液体を用いて汚染除去箇所の洗浄除去作業を行う(ST21)。
次いで、汚染除去実施範囲に蛍光体を付加する(ST22)。具体的には、汚染除去実施範囲(汚染除去作業を実施した範囲)に残留する洗浄用液体が蒸発する前に、蛍光体を塗布した布類で汚染除去実施範囲を拭くか、もしくは蛍光体を含む液状物を汚染除去実施範囲に噴霧する。
その後、汚染除去箇所に紫外線を照射して蛍光体を発光させる(ST23)。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
10:汚染除去箇所、11:ブラックライト、12:紫外線、13:発光体

Claims (1)

  1. 洗浄用液体を用いて汚染除去箇所から汚染物質であるPCBを洗浄除去する汚染除去作業において、
    汚染除去作業を実施した範囲に、紫外線照射時に発光する蛍光体を付加し、
    汚染除去作業終了後に汚染除去箇所に紫外線を照射して前記蛍光体を発光させることにより、
    汚染除去作業を実施した範囲を可視化することを特徴とする汚染除去実施範囲の可視化方法。
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