JP7276260B2 - 発光装置 - Google Patents
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Description
具体的には、特許文献1に紹介されている発光装置によると、主導光部の明るさが十分でないように見える場合がある。また、主導光部を流れる光や、主導光部の輝度や発光色の連続的な変化が滑らかでないように見える場合もある。さらに、主導光部のうち、入射面や副導光部との連結面は明るく見えるが、その他の部分が十分に明るく見えず、明るさにムラがあるように見える場合もある。
本発明の発明者は、このように発光装置による発光表示が好適に為されないことの一因が、光源から導光体までの光学的な経路にあると考えた。そして、当該経路を適宜適切に規制することで、光源が発する光を十分に活用して、発光表示を好適に行い得る発光装置を得ることを志向した。
基板と複数の光源とを有する発光部材と、長尺形状をなし前記光源の光路上に配置されている導光体と、前記発光部材および前記導光体を収容保持するハウジングと、を具備し、
前記導光体は、
前記光源の一つに対面する入射面を有するベース入射領域と、前記ベース入射領域に連なるベース合流領域と、前記ベース合流領域に連なる定常領域と、を有するベース導光部と、
前記光源の他の一つに対面する並列入射面を有し前記ベース入射領域に並列する並列入射領域と、前記並列入射領域に連なり前記ベース合流領域に連結される並列合流領域と、を有する1または複数の並列導光部と、
前記ベース入射領域および前記並列入射領域を連結する連結部と、を一体に有し、
前記ハウジングは、前記連結部に対して前記発光部材側の位置に、前記導光体よりも光透過率の低い遮光壁を有する、発光装置である。
また、並列導光部は、並列入射領域と、当該並列入射領域に連なる並列合流領域とを有する。並列入射領域はベース入射領域に並列し、並列合流領域はベース合流領域に連結される。これにより、当該1または複数の並列導光部がベース導光部に一体化される。
よって、本発明の発光装置によると、既述した特許文献1に紹介されている発光装置と同様の作用機序によって、各種の動的な意匠を表示することが可能である。勿論、本発明の発光装置によると、ベース導光部の全体を一定の色や明るさで光らせるだけの静的な意匠を表示することも可能である。
以下、本発明の発光装置をその構成要素毎に説明する。
光源の数は、導光体の入射面および並列入射面の数以上であれば良い。本発明の発光装置は、例えば、入射面および並列入射面の各々につき光源を一つずつ有しても良いし、光源を複数ずつ有しても良い。
本発明の発光装置における発光部材において、一つの光源につき一つの基板が接続されても良いが、省スペース化およびコストの低減を考慮すると、一つの基板に複数の光源が接続されるのが好ましい。なお、一つの光源につき一つの基板が接続される場合には、本発明の発光装置における発光部材は複数の基板を有するといい得る。
この場合、ベース導光部の長手方向における中央部を定常領域とし、当該定常領域と二つのベース入射領域との間に、各々、ベース合流領域を設けるのが良い。そしてこの場合には、ベース導光部の長手方向における両端部に各々別の並列導光部を配置して、各ベース合流領域に、各々異なる並列導光部の並列合流領域を連結するのが良い。
このうち並列入射領域は、光源の他の一つに対面する並列入射面を有し、ベース入射領域に並列する。並列入射領域がベース入射領域に並列することで、既述した連結部によってベース入射領域と並列入射領域とを効率よく連結することが可能である。
既述したようにベース導光部が長手方向の両端部に各々ベース入射領域およびベース合流領域を有し、並列導光部もまたベース導光部の長手方向の両端部に各々配置される場合には、連結部もまたベース導光部の長手方向の両端部に各々配置されて、各々対応するベース入射領域と並列入射領域とを連結するのが良い。
導光体をコンパクトにし、ひいては本発明の発光装置をコンパクトにすることを考慮すると、並列入射領域とベース入射領域とは互いに平行または略平行に延びるのが好ましい。両者の交差角の好ましい範囲として、劣角で、0°以上30°以下の範囲内、0°以上15°以下の範囲内、0°以上5°以下の範囲内の各範囲を挙げることができる。
このような連結部のベース入射領域および並列入射領域に対する位置は特に問わないが、ベース入射領域における発光部材側の端部、および、並列入射領域における発光部材側の端部は、連結部における発光部材側の端部よりもやや発光部材側にあるのが好ましい。
連結部、ベース入射領域および並列入射領域をこのような位置関係にすることにより、後述するハウジングの遮光壁によって連結部、ベース入射領域および並列入射領域を光学的に遮断することができる。このため、当該遮光壁によって連結部から外部へ漏れた光を遮るだけでなく、当該連結部から漏れた光がベース入射領域や並列入射領域に映り込んだりこれらの領域に入射したりする不具合を効率よく抑制できる。
ハウジングの光透過部は、透明材料で構成されているか、または、窓状に開口しているのが好ましい。
遮光壁は、既述したように連結部から外部へ漏れた光を遮るための部分である。したがって、遮光壁は、連結部からの光の漏れや、連結部から漏れた光がベース入射領域や並列入射領域に映り込んだりこれらの領域に入射したりすることを阻害できるような形状であるのが好ましい。遮光壁の好ましい形状として、具体的には、連結部を発光部材側から覆い得る立壁状、連結部ならびに隣り合うベース入射領域および並列入射領域の隙間に入り込む立壁状、または、連結部および隣り合う並列入射領域の隙間に入り込む立壁状等の形状が挙げられる。
遮光壁の機能を考慮すると、遮光壁は、連結部をその厚さ方向に覆うのが好ましく、ベース導光部の光表示面よりも高い位置にまで延びるのが好ましい。なお、ここでいう厚さ方向とは、光表示面とそれに背向する面とをむすぶ方向をいい、長手方向に交差する方向である。
なおハウジング自体の光透過性は特に問わないが、本発明の発光装置の製造コストを低減することを考慮すると、ハウジングと遮光壁とは同じ材料からなり一体に成形されたものであるのが好ましく、ハウジング全体の光透過率は遮光壁と同じであるのが好ましい。
このような機能を発揮するために、連結部係止突部は連結部の近傍に位置するのが好ましく、連結部係止突部が遮光壁と別体である場合には、遮光壁よりもさらに連結部の近くに位置するのが好ましい。連結部係止突部は突起状をなせば良く、ピン状や立壁状等に代表される種々の形状をとり得る。
なお、上記したように導光体がその長手方向の両端部の各々に連結部を有する場合には、ハウジングは、各々の連結部に対面する発光部材側の位置に、個別の連結部係止突部を有するのが好ましい。
発光部材のうち比較的剛性に優れる部分である基板をハウジングの切欠部に嵌め込み、ハウジングの切欠部と基板とを係合させることで、ハウジングに発光部材を安定的に固定することが可能である。これにより、発光部材と導光体とをより精密に位置決めすることが可能である。
導光リブは、導光体の如何なる部分に設けても良いが、光源からの光が入射するベース入射領域および並列入射領域、ならびに、光の合流部分となるベース合流領域および並列合流領域を避けるのが好ましい。つまり、導光リブは、定常領域に設けるのが好ましい。
実施例1の発光装置を模式的に表す説明図を図1に示す。また、図1の要部拡大図を図2、図3および図4に示す。なお、図2は図1に示す発光装置の左側部分を拡大した図であり、図3は図1に示す発光装置の右側部分を拡大した図であり、図4は図1に示す発光装置の中央部分を拡大した図である。
以下、前、後、左、右とは図1に示す前、後、左、右を指すものとする。前後方向は導光体の短手方向に一致し、左右方向は導光体の長手方向に一致する。長手方向は短手方向に直交する。なお、図1における紙面手前側が上側であり、紙面奥側が下側である。
図1、図2および図3に示すように、各々の発光部材2は、3つの光源20と、当該光源20が固定された基板29とを具備し、光源20を導光体3側に向けつつ、導光体3の長手方向の両端部に各々配置されている。図1中左側に位置する発光部材2を第1発光部材2fと称し、図1中右側に位置する発光部材2を第2発光部材2sと称する。各発光部材2における3つの光源20は、各々、LEDであり、短手方向に配列する。各光源20を、前側から後側に向けて、第1光源20f、第2光源20sおよび第3光源20tと称する。
定常領域30stには、長手方向に延び反射面32から後方に突出する導光リブ33が設けられている。導光リブ33の上面はレンズカットされている。導光リブ33には上下に貫通する孔部34が設けられている。
第1並列導光部40fの並列入射領域40iおよび第2並列導光部40sの並列入射領域40iは、第1ベース入射領域30fiに並列している。第1並列導光部40fの並列合流領域40cは第1ベース合流領域30fcの後側部分に連結され、第2並列導光部40sの並列合流領域40cは第2ベース合流領域30scの後側部分に連結される。
各ベース入射領域30iの端面は、ベース入射面30efである。
図3に示すように、第3並列導光部40tの並列入射領域40iの端面は第2発光部材2sの第2光源20sに対面し、第4並列導光部40foの並列入射領域40iの端面は第2発光部材2sの第3光源20tに対面する。
各並列入射領域40iの端面は、並列入射面40efである。
同様に、図3に示すように、ハウジング6の下壁60lには、第3並列導光部40tの並列入射領域40iと第4並列導光部40foの並列入射領域40iとを連結する連結部50に対応する位置に、遮光壁65および連結部係止突部66が設けられている。
より詳しくは、遮光壁65は、連結部50に対して発光部材2側の位置に配置され、上方に突出し長手方向に延びる。遮光壁65は、連結部50よりも発光部材2側において、隣り合う並列導光部40の並列入射領域40i同士の間に各々配置されている。
実施例1の発光装置において、遮光壁65は、連結部50と光源20との間、連結部50と並列入射領域40iの間、隣り合う並列入射領域40i同士の間、および、隣り合う並列入射領域40iとベース入射領域30iとの間に、各々介在するといい得る。
また、並列導光部40には、各並列入射領域40iの並列入射面40efを経て、対応する光源20が発した光が入射する。並列導光部40に入射した光は、並列入射領域40iから並列合流領域40cに進み、ベース合流領域30cを経てベース導光部30に入射する。並列導光部40からベース導光部30に入射した光は、反射面32で反射し光表示面31を経て徐々に導光体3の外部に出射されつつ、ベース合流領域30cを経て定常領域30stに到達する。
実施例1の発光装置1によると、各光源20の点灯および消灯のタイミングや光色を適宜設定することで、様々な色の光を様々なタイミングで各ベース合流領域30cに入射させることができる。これにより、ベース導光部30には光が流れているように表示されたり、ベース導光部30の光色が様々に変化しているように表示されたりする。
また、導光リブ33の上面はレンズカットされているために、導光リブ33自体も光る。このことによっても、定常領域30stをより明るく見せることが可能である。
20:光源 29:基板
3:導光体 30:ベース導光部
30ef:ベース入射面(入射面) 30i:ベース入射領域
30c:ベース合流領域 30st:定常領域
31:光表示面 33:導光リブ
34:孔部 40:並列導光部
40ef:並列入射面 40i:並列入射領域
40c:並列合流領域 50:連結部
6:ハウジング 62:切欠部
64:導光体係合突起 65:遮光壁
66:連結部係止突部
Claims (5)
- 基板と複数の光源とを有する発光部材と、長尺形状をなし前記光源の光路上に配置されている導光体と、前記発光部材および前記導光体を収容保持するハウジングと、を具備し、
前記導光体は、
光を外部に表示する光表示面を有し、かつ、前記光源の一つに対面する入射面を有するベース入射領域と、前記ベース入射領域に連なるベース合流領域と、前記ベース合流領域に連なる定常領域と、を有するベース導光部と、
前記光源の他の一つに対面する並列入射面を有し前記ベース入射領域に並列する並列入射領域と、前記並列入射領域に連なり前記ベース合流領域に連結される並列合流領域と、を有する1または複数の並列導光部と、
前記ベース入射領域および前記並列入射領域を連結する連結部と、を一体に有し、
前記ハウジングは、前記連結部に対して前記発光部材側の位置に、前記導光体よりも光透過率の低い遮光壁を有する、発光装置。 - 前記ハウジングは、前記連結部に対して前記発光部材側から対面する連結部係止突部を有する、請求項1に記載の発光装置。
- 前記ハウジングは、前記基板に対応する位置に、前記基板と係合する切欠部を有する、請求項1または請求項2に記載の発光装置。
- 前記導光体は、孔部を有しかつ前記導光体の長手方向に延びる導光リブを、前記定常領域と一体に有し、
前記ハウジングは、前記孔部と係合する導光体係合突起を有する、請求項1~請求項3の何れか一項に記載の発光装置。 - 前記導光リブの表面はレンズカットされている、請求項4に記載の発光装置。
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WO2019159828A1 (ja) | 2018-02-16 | 2019-08-22 | 株式会社小糸製作所 | 自動運転およびバッテリー充電量を表示する車両用灯具システム |
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WO2019159828A1 (ja) | 2018-02-16 | 2019-08-22 | 株式会社小糸製作所 | 自動運転およびバッテリー充電量を表示する車両用灯具システム |
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