JP7276111B2 - 殺菌装置 - Google Patents

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Description

本開示は、殺菌装置に関するものである。
殺菌装置においては、殺菌対象を収容する処理室と、処理室内に紫外光を照射する光源とを備え、処理室の壁は、フッ素系樹脂材料の第1層と、紫外光反射性を有する材料の第2層とを含む積層構造であって、第1層が処理室の内側となる積層構造を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-034020号公報
特許文献1に示されるような殺菌装置においては、フッ素系樹脂材料の第1層を含む処理室の壁に、流入口及び流出口が孔として形成されている。円筒形状又は角筒形状の側壁に切削加工により孔(流入口及び流出口)を形成する場合は、開口の貫通する方向に沿って切削を進める必要がある。ここで、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂の弾性率は、一般に、金属、エンジニアリング・プラスチックと比較して低い。このため、円筒形状又は角筒形状のフッ素系樹脂の端部を固定して孔に穴を形成する切削加工の場合に、切削加工機がフッ素系樹脂に触れた箇所の近傍が変形する。そして、切削加工時の変形に起因して加工精度が低くなってしまい、処理室筐体の耐圧強度、耐久性、耐腐食性の低下を招き、流体を通す処理室筐体の水密性又は気密性について信頼性が低下してしまう。また、切削加工時にフッ素系樹脂の変形を抑制するための治具等を使用する場合は、加工に要する時間が増え、加工コストが増大し経済性が損なわれる。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、フッ素系樹脂の処理室筐体内壁の側面に流入口及び流出口の一方又は両方を形成する場合に、加工コストの増加を抑制しつつ、製造時の加工精度の低下を抑制でき、処理室筐体の耐圧強度、耐久性、耐腐食性の向上を図ることが可能である殺菌装置を提供することにある。
本開示に係る殺菌装置は、殺菌対象の流体を収容する処理室を形成し、処理室内に流体を流入させるための流入口と、処理室内から流体を流出させるための流出口とが形成された処理室壁部と、処理室内に紫外光を照射する光源と、を備え、処理室壁部は、少なくとも一部の形状が筒状を呈する側壁を有するとともに、フッ素系樹脂材料からなる処理室第1層と、射出成型可能な樹脂材料からなる処理室第2層と、を含む積層構造を有し、処理室第1層は、処理室の内側に露出して設けられ、処理室第2層は、処理室第1層よりも処理室の外側に設けられ、光源は、筒状の軸方向と平行に紫外光を照射し、流入口は、軸方向における側壁の一方の端部に配置され、流出口は、軸方向における側壁の他方の端部に配置され、軸方向における側壁の両端部の一方又は両方には、切り欠き部が形成され、流入口及び流出口の一方又は両方は、切り欠き部の内側に配置され、切り欠き部は、側壁の処理室第1層に形成される。
本開示に係る殺菌装置によれば、フッ素系樹脂の処理室筐体内壁の側面に流入口及び流出口の一方又は両方を形成する場合に、加工コストの増加を抑制しつつ、製造時の加工精度の低下を抑制でき、処理室筐体の耐圧強度、耐久性、耐腐食性の向上を図ることが可能であるという効果を奏する。
実施の形態1に係る殺菌装置の構成を示す断面図である。 図1の断面A-Aによる断面図である。 図2の要部を抜き出した断面図である。
本開示に係る殺菌装置を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1から図3を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は実施の形態1に係る殺菌装置の構成を示す断面図である。図2は図1の断面A-Aによる断面図である。そして、図3は図2の要部を抜き出した断面図である。
この実施の形態に係る殺菌装置1は、対象に紫外光を照射して殺菌処理を施す紫外光殺菌装置である。殺菌装置1の殺菌対象は、例えば水等の流体である。図1に示すように、この実施の形態に係る殺菌装置1は、処理室筐体2、光源室筐体3、流入管4、流出管5及び光源6を備えている。処理室筐体2は、処理室7を区画する容器である。処理室7は、殺菌対象の流体を収容する空間である。
処理室筐体2は、第1端壁21、第2端壁22及び側壁23を備えている。第1端壁21、第2端壁22及び側壁23は、処理室7を形成する処理室壁部である。すなわち、処理室7を形成する処理室壁部は、側壁23を有している。側壁23は、少なくとも一部の形状が筒状を呈している。ここで説明する構成例では、側壁23の全体が円筒状を呈している。第1端壁21と第2端壁22は、筒状の側壁23の2つの底面に相当する。すなわち、第1端壁21と第2端壁22は、前述した側壁23の筒状の軸方向(以降において、単に「軸方向」という)において対向する位置に配置されている。そして、側壁23は、第1端壁21と第2端壁22との間に軸方向に沿って延在している。
光源室筐体3は、処理室筐体2の第1端壁21に隣接して設けられている。光源室筐体3と第1端壁21とにより、光源室8が区画されている。光源室8の内部には、光源6が収容されている。光源6は、紫外光LED(発光ダイオード)又は紫外光ランプである。光源6は、予め設定された波長の光を発生させる。光源6が発する光の波長は、紫外光領域であり具体的に例えば200nm以上300nm未満である。光源室筐体3は、アルミニウム(Al)等の紫外光を遮蔽可能な材料で構成されることが望ましい。
処理室筐体2の第1端壁21は、処理室7と光源室8の間を仕切るようにして設けられている。第1端壁21の少なくとも光源6と対向する部分には、窓部21aが設けられている。窓部21aは、光源6から照射される紫外光の透過率が高い部材で構成される。窓部21aを構成する部材として、具体的に例えば、石英(SiO2)、サファイア(Al2O3)、非晶性のフッ素系樹脂等が挙げられる。光源6から発せられた紫外光は、第1端壁21の窓部21aを透過して処理室7の内部に照射される。すなわち、光源6は、処理室7内に紫外光を照射する。この際の光源6から照射される紫外光の光軸は、軸方向と平行である。すなわち、光源6は、前述した筒状の軸方向と平行に紫外光を照射する。
処理室筐体2の処理室壁部には、流入口24と流出口25とが形成されている。この実施の形態では、流入口24及び流出口25は、処理室壁部の側壁23に形成されている。流入口24は、処理室7内に殺菌対象の流体を流入させるための開口である。流出口25は、処理室7内から流体を流出させるための開口である。図示の構成例では、流入口24は、側壁23の第2端壁22側の端部に配置されている。また、流出口25は、側壁23の第1端壁21側の端部に配置されている。つまり、流入口24は軸方向における側壁23の一方の端部に配置されている。そして、流出口25は軸方向における側壁23の他方の端部に配置されている。
流入口24及び流出口25の一方又は両方には、管状の流路壁部が接続されている。ここで説明する構成例では、流入口24及び流出口25の両方のそれぞれに、管状の流路壁部が接続されている。すなわち、流入口24には流入管4が接続されている。また、流出口25には流出管5が接続されている。そして、流入管4及び流出管5が、管状の流路壁部に相当する。流入管4及び流出管5は、軸方向と直交する径方向に延びて配置されている。
流路壁部である流入管4及び流出管5のそれぞれは、処理室7の内部と外部とを接続する流路を形成している。すなわち、流入管4の内部には、流入口24を介して処理室7の内部と外部とを接続する流路が形成されている。また、流出管5の内部には、流出口25を介して処理室7の内部と外部とを接続する流路が形成されている。
以上のように構成された殺菌装置1において、殺菌対象の流体は、流入管4内の流路を通って流入口24から処理室7内に流入する。光源6が発した紫外光は、窓部21aを透過して処理室7内の流体に照射される。流入口24から入った殺菌対象の流体は、処理室7内を流出口25に向かって流れながら、光源6から照射された紫外光を受けて殺菌される。光源6からの紫外光の照射を受けて殺菌された流体は、流出口25から流出管5内の流路を通り処理室7外に流出する。
処理室壁部のうち少なくとも側壁23は、処理室積層構造30aを有している。図示の構成例では、側壁23及び第2端壁22が処理室積層構造30aを有している。処理室積層構造30aは、処理室第1層31aと処理室第2層32aとを含み、これらの層が積層された構造である。処理室第1層31aは、処理室7の内側に露出して設けられている。処理室第2層32aは、処理室第1層31aよりも処理室7の外側に設けられている。
処理室第1層31aは、フッ素系樹脂材料からなる。処理室第1層31aを構成するフッ素系樹脂材料として、具体的に例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を挙げることができる。処理室第2層32aは、射出成型可能な樹脂材料からなる。処理室第2層32aを構成する樹脂材料として、具体的に例えば、ポリフェニレンエーテル(PPE)等を挙げることができる。
処理室第1層31aと処理室第2層32aの処理室積層構造30aは、インサート成形による一体化構造を有している。処理室積層構造30aを一体的に成形することで、処理室筐体2の強度を向上できる。このため、フッ素系樹脂材料の厚みを削減することが可能である。そして、一般的に高価なフッ素系樹脂材料の使用量を削減でき、経済性の向上を図ることが可能である。
処理室積層構造30aは、処理室壁部の全体に用いられてもよいし、一部のみに用いられてもよい。ただし、処理室積層構造30aは、少なくとも、光源6からの紫外光が直接的に照射される箇所に用いられることが好ましい。
処理室第1層31aの厚さは、例えば3mm以上である。処理室第1層31aの厚さをある程度以上とすることにより、側壁23に入射する紫外光の反射率を高めることができる。特に処理室第1層31aがPTFEで構成される場合、処理室第1層の厚さを3mm以上とすることで、処理室第1層31aによる紫外光の拡散反射率を90%以上にできる。
流路壁部である流入管4及び流出管5のそれぞれは、流路積層構造30bを有している。流路積層構造30bは、流路第1層31bと流路第2層32bとを含み、これらの層が積層された構造である。流路第1層31bは、流路の内側に露出して設けられている。流路第2層32bは、流路第1層31bよりも流路の外側に設けられている。
流路第1層31bは、フッ素系樹脂材料からなる。流路第1層31bを構成するフッ素系樹脂材料として、具体的に例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を挙げることができる。流路第2層32bは、射出成型可能な樹脂材料からなる。流路第2層32bを構成する樹脂材料として、具体的に例えば、ポリフェニレンエーテル(PPE)等を挙げることができる。
流路第1層31bと流路第2層32bの流路積層構造30bは、インサート成形による一体化構造を有している。流路積層構造30bを一体的に成形することで、流入管4及び流出管5の強度を向上できる。このため、フッ素系樹脂材料の厚みを削減することが可能である。そして、一般的に高価なフッ素系樹脂材料の使用量を削減でき、経済性の向上を図ることが可能である。
流路積層構造30bは、流路壁部の全体に用いられてもよいし、一部のみに用いられてもよい。ただし、流路積層構造30bは、少なくとも、光源6からの紫外光が直接的に照射される箇所に用いられることが好ましい。
図2に示すように、処理室筐体2の側壁23には、切り欠き部40が形成されている。切り欠き部40は、軸方向における側壁23の両端部の一方又は両方に形成されている。そして、流入口24及び流出口25の一方又は両方は、切り欠き部40の内側に配置されている。ここで説明する構成例では、側壁23の両端部のそれぞれに切り欠き部40が形成されている。そして、流入口24及び流出口25の両方が、それぞれ切り欠き部40の内側に配置されている。なお、切り欠き部40は、軸方向における側壁23の一端部のみに形成されていてもよい。この場合、流入口24及び流出口25の2つの開口のうち、切り欠き部40が形成された側の端部にある開口が、切り欠き部40の内側に配置される。
図3は、図2の処理室第1層31aの部分を抜き出して示すものである。同図に示すように、切り欠き部40は、側壁23の処理室積層構造30aのうちの処理室第1層31aに形成されている。そして、図1に示すように、側壁23の処理室第2層32aには、切り欠き部40に対応する位置に貫通孔50が形成されている。
図1に示すように、流入管4の端部は、処理室第2層32aの貫通孔50内と、処理室第1層31aの切り欠き部40内とを通されて、流入口24に接続される。そして、流路壁部である流入管4が流入口24に接続される側の流路第1層31bの端部は、側壁23の処理室第1層31aの切り欠き部40に当接している。同様に、流出管5の端部は、処理室第2層32aの貫通孔50内と、処理室第1層31aの切り欠き部40内とを通されて、流出口25に接続される。流路壁部である流出管5が流出口25に接続される側の流路第1層31bの端部は、側壁23の処理室第1層31aの切り欠き部40に当接している。
本実施の形態によれば、処理室7の内壁が、紫外光の反射率の高いフッ素系樹脂材料の処理室第1層31aである。このため、光源6から照射される紫外光を処理室7の内壁で反射し、効率的に紫外光を利用できる。また、処理室筐体2の耐久性、耐腐食性を向上できる。さらに、流入口24及び流出口25の部分に流路第1層31bが配置されるため、流入口24及び流出口25の耐久性、耐腐食性を向上できるとともに、流路第1層31bでも紫外光を拡散反射させて処理室7の内部の紫外光強度分布の均一化を図ることが可能である。
一般にフッ素系樹脂材料の弾性率は、金属、エンジニアリング・プラスチックと比較して低い。このため、フッ素系樹脂材料は、切削加工等の加工時に応力を与えると加工精度の悪化につながる変形が発生しやすい傾向がある。この実施の形態に係る殺菌装置1においては、流入口24及び流出口25が形成される部分に処理室第1層31aに切り欠き部40が形成されている。そして、流入口24及び流出口25が切り欠き部40の内側に配置される。よって、処理室積層構造30aを有する処理室7の側壁23に流入口24及び流出口25を形成する場合に、処理室第1層31aに切り欠き部40を形成することで流入口24及び流出口25となる開放部分をフッ素系樹脂材料の処理室第1層31aに形成できる。
つまり、フッ素系樹脂材料の処理室第1層31aについては、軸方向に直交する径方向に沿った切削加工でなく、軸方向沿った切削加工により流入口24及び流出口25となる開放部分を形成できる。これにより、処理室筐体2の径方向から切削する場合と比較して、切削工具の接触によるフッ素系樹脂材料の変形を抑制でき、加工精度の低下を抑制することが可能である。また、この際に、フッ素系樹脂の変形を抑制するための特別な治具等を使用する必要もない。そして、加工精度の向上により、加工コストの増加を抑制しつつ、処理室筐体2、流入管4及び流出管5の耐圧強度、耐久性、耐腐食性を向上することができる。したがって、フッ素系樹脂の処理室筐体2内壁の側面に流入口24又は流出口25を形成する場合に、経済性が損なわれず、かつ、製造時の加工精度の低下を抑制し、処理室筐体2の耐圧強度、耐久性、耐腐食性の向上を図ることができる。
図3に示すように、この実施の形態においては、切り欠き部40は、矩形状部41と半円状部42とが組み合わされて形成されている。側壁23の端部側の切り欠き部40は、矩形状部41である。そして、側壁23の端部から離れた側の切り欠き部40は、角が丸められて半円状部42になっている。すなわち、矩形状部41の一端は、側壁23の端部まで延びて形成されている。そして、半円状部42は、矩形状部41の他端から延びて形成されている。
半円状部42は、矩形状部41の前述した他端の辺の長さに等しい直径の半円状を呈する。つまり、矩形状部41の幅と半円状部42の直径とが等しい。このため、矩形状部41の幅と同じ径の円柱形状の切削工具だけを使用した切削加工により切り欠き部40を形成できる。よって、側壁23を含む殺菌装置1を製造するときの加工コストの低減を図ることができる。
さらに、処理室第1層31aの半円状部42と処理室第2層32aの貫通孔50とは、同心かつ同径な配置及び形状にするとよい。このようにすることで、予め処理室第1層31aの切り欠き部を切削加工により形成した後、処理室第2層32aを射出成型する際に、この射出成型により処理室第2層32aに貫通孔50を形成できる。このため、処理室第2層32aに貫通孔50を形成するための第2層32の孔を成型するための切削加工等を不要にでき、側壁23を含む殺菌装置1を製造するときの加工コストの低減を図ること可能である。
この実施の形態においては、流入口24及び流出口25は、前述した筒状の軸から見て同じ側に配置されている。このようにすることで、第1層31の切り欠き形状を切削加工により成形する際に、加工機のワークの固定部及び切削工具の移動を最小限にできる。よって、側壁23を含む殺菌装置1を製造するときの加工時間の短縮、加工コストの低減を図ること可能である。
なお、流路壁部である流入管4及び流出管5の流路第2層32bを構成する樹脂材料は、紫外線耐候性を有するものにするとよい。流路第2層32bに使用する紫外線耐候性を有する樹脂材料として、具体的に例えば、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)が挙げられる。図2に示すように、側壁23の切り欠き部40と流入管4又は流出管5の流路第1層31bとの間には隙間が生じる。この隙間には、流路第2層32bが処理室7に対して露出する。そして、処理室7内に露出した流路第2層32bには、光源6から照射された紫外光が当たり得る。そこで、この部分の流路第2層32bを紫外線耐候性を有する樹脂材料にすることで、耐久性、耐腐食性の向上を図ることができる。したがって、特に少なくとも流入管4及び流出管5が流入口24又は流出口25に接続される側の流路第2層32bを紫外線耐候性を有する樹脂材料にするとよい。また、切り欠き部40と流入管4又は流出管5との間には隙間には、処理室第2層32aも処理室7内に露出し得る。そこで、処理室第2層32aの露出部分を紫外線耐候性を有する樹脂材料にしてもよい。
1 殺菌装置
2 処理室筐体
3 光源室筐体
4 流入管
5 流出管
6 光源
7 処理室
8 光源室
21 第1端壁
21a 窓部
22 第2端壁
23 側壁
24 流入口
25 流出口
30a 処理室積層構造
30b 流路積層構造
31a 処理室第1層
32a 処理室第2層
31b 流路第1層
32b 流路第2層
40 切り欠き部
41 矩形状部
42 半円状部
50 貫通孔

Claims (11)

  1. 殺菌対象の流体を収容する処理室を形成し、前記処理室内に流体を流入させるための流入口と、前記処理室内から流体を流出させるための流出口とが形成された処理室壁部と、
    前記処理室内に紫外光を照射する光源と、を備え、
    前記処理室壁部は、
    少なくとも一部の形状が筒状を呈する側壁を有するとともに、
    フッ素系樹脂材料からなる処理室第1層と、射出成型可能な樹脂材料からなる処理室第2層と、を含む積層構造を有し、
    前記処理室第1層は、前記処理室の内側に露出して設けられ、
    前記処理室第2層は、前記処理室第1層よりも前記処理室の外側に設けられ、
    前記光源は、前記筒状の軸方向と平行に紫外光を照射し、
    前記流入口は、前記軸方向における前記側壁の一方の端部に配置され、
    前記流出口は、前記軸方向における前記側壁の他方の端部に配置され、
    前記軸方向における前記側壁の両端部の一方又は両方には、切り欠き部が形成され、
    前記流入口及び前記流出口の一方又は両方は、前記切り欠き部の内側に配置され
    前記切り欠き部は、前記側壁の前記処理室第1層に形成された殺菌装置。
  2. 前記処理室第1層は、ポリテトラフルオロエチレンからなる請求項1に記載の殺菌装置。
  3. 前記処理室第1層は、3mm以上の厚さのポリテトラフルオロエチレンからなる請求項2に記載の殺菌装置。
  4. 記側壁の前記処理室第2層には、前記切り欠き部に対応する位置に貫通孔が形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  5. 前記流入口及び前記流出口は、前記筒状の軸から見て同じ側に配置される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  6. 前記切り欠き部は、
    一端が前記側壁の端部まで延びて形成された矩形状部と、
    前記矩形状部の他端から延びて形成され、前記矩形状部の前記他端の辺の長さに等しい直径の半円状部と、を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  7. 前記処理室第1層と前記処理室第2層の積層構造は、インサート成形による一体化構造を有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  8. 前記流入口及び前記流出口の一方又は両方に接続され、前記処理室の内部と外部とを接続する流路を形成する管状の流路壁部をさらに備え、
    前記流路壁部は、フッ素系樹脂材料からなる流路第1層と、射出成型可能な樹脂材料からなる流路第2層と、を含む積層構造を有し、
    前記流路第1層は、前記流路の内側に露出して設けられ、
    前記流路第2層は、前記流路第1層よりも前記流路の外側に設けられ、
    前記流路壁部が前記流入口又は前記流出口に接続される側の前記流路第1層の端部は、前記側壁の前記切り欠き部に当接している請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  9. 前記流路第1層は、ポリテトラフルオロエチレンからなる請求項8に記載の殺菌装置。
  10. 前記流路壁部が前記流入口又は前記流出口に接続される側の前記流路第2層は、紫外線耐候性を有する樹脂材料からなる請求項8又は請求項9に記載の殺菌装置。
  11. 前記流路第1層と前記流路第2層の積層構造は、インサート成形による一体化構造を有する請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の殺菌装置。
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