JP7275878B2 - 液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 Download PDF

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Description

本発明は液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドとして、複数のノズルを二次状にマトリクス配置し、供給流路本流から供給流路支流を通じて圧力室に液体を供給し、圧力室から回収流路支流を通じて回収流路本流に液体を回収し、回収流路支流と供給流路支流又は回収流路支流と供給流路本流を接続する1又は2以上のバイパス流路を備え、バイパス流路は、回収流路支流が回収流路本流に接続していない他端側であって、回収流路支流の他端側の最も先に接続された個別回収流路よりも先で接続される構成としたものが知られている(特許文献1)。
特開2015-036238号公報
上述した特許文献1に開示されているような共通流路を本流と支流の構成とする流路を有する場合、特に支流の端部において気泡が滞留しやすいという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、気泡排出性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
前記複数の圧力室に各々連通する複数の個別供給流路と、
2以上の前記個別供給流路にそれぞれ供給口を介して連通する複数の共通供給流路支流と、
前記複数の共通供給流路支流に連通する共通供給流路本流と、を備え、
前記共通供給流路支流の最下流端の壁面には、支流上流側に向かって突き出す複数の第1凸部を有している
構成とした。
本発明によれば、気泡排出性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図である。 図1のA-A線に沿う断面説明図である。 同実施形態における共通供給流路支流の説明に供する最下流端部分の拡大説明図である。 同じく作用説明に供する拡大説明図である。 比較例1の作用説明に供する説明図である。 同実施形態における共通回収流路支流の説明に供する最上流端部分の拡大説明図である。 同じく作用説明に供する拡大説明図である。 比較例2の作用説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に共通供給流路支流の最下流部分の平面説明図である。 本発明の第3実施形態における共通供給流路支流の最下流部分の平面説明図である。 本発明の第4実施形態における流路構成の要部平面説明図である。 本発明に係るヘッドモジュールの一例の分解斜視説明図である。 同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。 同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の他の例の要部平面説明図である。 同装置の要部側面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例の要部平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例の正面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図、図2は図1のA-A線に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッド1は、ノズル板10と、流路板(個別流路部材)20と、振動板部材30と、圧電素子40と、共通流路部材50などを備えている。
ノズル板10には、液体を吐出する複数のノズル11を有している。複数のノズル11は、二次元状にマトリクス配置されている。
個別流路部材20は、複数のノズル11に各々連通する複数の圧力室(個別液室)21と、複数の圧力室21に各々通じる複数の個別供給流路22と、複数の圧力室21に各々通じる複数の個別回収流路23とを形成している。個別供給流路22には供給側流体抵抗部26を、個別回収流路23には回収側流体抵抗部27を含む。
振動板部材30は、圧力室21の変形な可能な壁面である振動板31を形成し、振動板31には圧電素子40が一体に設けられている。また、振動板部材30には、個別供給流路22に通じる供給側開口32と、個別回収流路23に通じる回収側開口33とが形成されている。圧電素子40は、振動板31を変形させて圧力室21内の液体を加圧する圧力発生手段である。
共通流路部材50は、2以上の個別供給流路22に通じる複数の共通供給流路支流52と、2以上の個別回収流路23に通じる複数の共通回収流路支流53とを交互に隣接して形成している。
共通流路部材50には、個別供給流路22の供給側開口32と共通供給流路支流52を通じる供給口54と、個別回収流路23の回収側開口33と共通回収流路支流53を通じる回収口55が形成されている。
また、共通流路部材50は、複数の共通供給流路支流52に通じる1又は複数の共通供給流路本流56と、複数の共通回収流路支流53に通じる1又は複数の共通回収流路本流57を形成している。共通供給流路本流56には外部の循環装置と接続される供給ポート71,71を設け、共通回収流路本流57には外部の循環装置と接続される回収ポート72,72を設けている。
これらの共通供給流路本流56と複数の共通供給流路支流52によって共通供給流路を構成し、共通回収流路本流57と複数の共通回収流路支流53によって共通回収流路を構成している。
液体吐出ヘッド1においては、圧電素子40を駆動することで振動板31をノズル11に向かう方向に変形させて圧力室21の容積を収縮させることにより、圧力室21内の液体が加圧され、ノズル11から液体が吐出される。
ノズル11から液体が吐出された後、振動板31が初期位置に復元し、圧力室21が膨張することで、共通供給流路本流56、共通供給流路支流52から供給口54、個別供給流路22を通じて、圧力室21に液体が充填される(リフィル)。
一方、ノズル11から吐出されない液体は、個別回収流路23から回収口55を通じて共通回収流路支流53に流入し、共通回収流路支流53から共通回収流路本流57に回収される。そして、共通回収流路本流57から外部の循環経路を通じて、共通供給流路本流56に再度供給される。また、液体吐出を行っていないときも、共通供給流路本流56から共通回収流路本流57に液体が流れ、更に外部の循環経路を通じて共通供給流路本流56に再度供給される。
次に、本実施形態における共通供給流路支流について図3ないし図5も参照して説明する。図3は共通供給流路支流の最下流端部分の拡大説明図、図4は同じく作用説明に供する拡大説明図、図5は比較例1の作用説明に供する説明図である。
図3に示すように、共通供給流路支流52の最下流端の壁面52aには、支流上流側に向かって突き出す第1凸部152を有している。
ここで、第1凸部152は、支流における流れの方向と交差する方向に並ぶ最下流側の2つの供給口54、54の間に突き出している。
本実施形態では、第1凸部152の先端152aは、最下流側の2つの供給口54、54の接線aよりも支流下流側に位置している構成としている。ただし、第1凸部152の先端152aは、仮想線で示すように、接線aよりも支流上流側に位置している構成とすることもできる。
このように構成したので、図4に示すように、共通供給流路支流52を流れる液体は、凸部152の側面で案内されて、最下流側の供給口54、54に向かって流れ、気泡300が滞留することなく、供給口54に送られる。
これにより、気泡排出性が向上する。
これに対して、図5に示すように、共通供給流路支流52の最下流端の壁面52aに第1凸部152がない比較例1の場合には、最下流側の供給口54と壁面52との間に、液体の流れが遅くなる澱み部が発生し、気泡300が壁面52aで滞留する。
なお、本実施形態では、共通供給流路支流52の下流側に共通回収流路本流57に通じるバイパス流路がないので、共通供給流路支流52内での流速のばらつきの増大を抑制できるが、バイパス流路を設ける構成とすることもできる。
次に、本実施形態における共通回収流路支流について図6ないし図8も参照して説明する。図6は共通回収流路支流の最上流端部分の拡大説明図、図7は同じく作用説明に供する拡大説明図、図8は比較例2の作用説明に供する説明図である。
図6に示すように、共通回収流路支流53の最上流端の壁面53aには、支流下流側に向かって突き出す第2凸部153を有している。
ここで、第2凸部153は、支流における流れの方向と交差する方向に並ぶ最上流側の2つの回収口55、55の間に突き出している。
本実施形態では、第2凸部153の先端153aは、最上流側の2つの回収口55、55の接線bよりも支流上流側に位置している構成としている。ただし、第2凸部153の先端153aは、仮想線で示すように、接線bよりも支流下流側に位置している構成とすることもできる。
このように構成したので、図7に示すように、回収口55の共通回収流路支流53に臨む開口部付近の流路幅は狭くなり、回収口55から流出する液体は、第2凸部153の側面で案内されて下流側に向かって流れ、気泡300を下流側に送り出す。
これにより、気泡排出性が向上する。
これに対して、図8に示すように、共通回収流路支流53の最上流端の壁面53aに第2凸部153がない比較例2の場合には、最上流側の回収口55と壁面53との間に、液体の流れが遅くなる澱み部が発生し、気泡300が壁面53aで滞留する。
なお、本実施形態では、共通回収流路支流53の上流側に共通供給流路本流56に通じるバイパス流路がないので、共通回収流路支流53内での流速のばらつきの増大を抑制できるが、バイパス流路を設ける構成とすることもできる。
次に、本発明の第2実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態における共通供給流路支流の最下流部分の平面説明図である。
本実施形態では、共通供給流路支流52の該支流の流れに沿った側壁面52bには、最下流側の供給口54の上流側に、支流における流れの方向と交差する方向に突き出す第3凸部154が設けられている。
具体的には、複数の供給口54の中で共通供給流路支流52の最下流に位置する供給口54aと、支流の流れ方向で供給口54aと隣接している供給口54bとの間に、第3凸部は突き出している。
これにより、最下流側の供給口54の臨む共通供給流路支流52の流路領域が更に狭くなることで、澱み領域が一層少なくなり、気泡の排出性が更に向上する。
次に、本発明の第3実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態における共通供給流路支流の最下流部分の平面説明図である。
本実施形態では、共通供給流路支流52の最下流側に4つの供給口54が配置されており、最下流端の壁面52aには、支流上流側に向かって突き出す複数(ここでは3個)の第1凸部152を有している。
このように構成した場合も、共通供給流路支流52の最下流側に配置される供給口54近傍における澱み部分を小さくすることができるので、気泡排出性が向上する。
次に、本発明の第4実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態における流路構成の要部平面説明図である。
本実施形態では、共通回収流路支流53には、回収口55が2個単位で互い違い(千鳥状)に配置されている。
そして、共通回収流路支流53は、最上流側の回収口55(55a)が臨む流路部分の面内方向の幅w2は、最上流側よりも下流側の回収口55(55b)が臨む流路部分の面内方向の幅w1よりも小さい(狭い)。なお、最上流側の回収口55は2個単位とすることもできる。
これにより、共通回収流路支流53の最上流側の回収口54aが臨む流路部分における澱み部分が小さくなり、流速も速くなるので、気泡排出性が向上する。
なお、本実施形態では、共通回収流路支流53の構成について説明しているが、共通供給流路支流52についても同様に構成することができる。
つまり、共通回収流路支流53の最上流側の回収口55が臨む流路部分の面内方向の幅は、最上流側よりも下流側の回収口55が臨む流路部分の面内方向の幅よりも小さい(狭い)構成とすることができる。これにより、気泡排出性が向上する。
次に、本発明に係るヘッドモジュールの一例について図12及び図13を参照して説明する。図12は同ヘッドモジュールの分解斜視説明図、図13は同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。
ヘッドモジュール100は、液体を吐出する複数の液体吐出ヘッド1(以下、「ヘッド」という。)と、複数のヘッド1を保持するベース部材103と、複数のヘッド1のノズルカバーとなるカバー部材113とを備えている。
また、ヘッドモジュール100は、放熱部材104と、複数のヘッドに対して液体を供給する流路を形成しているマニホールド105と、フレキシブル配線部材101と接続するプリント基板(PCB)106と、モジュールケース107とを備えている。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図14及び図15を参照して説明する。図14は同装置の概略説明図、図15は同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連続体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続体510を乾燥する乾燥手段507と、連続体510を搬出する搬出手段509などを備えている。
連続体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
この連続体510は、印刷手段505において、ヘッドユニット550に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が印刷される。
ここで、ヘッドユニット550には、本発明に係る2つのヘッドモジュール100A、100Bを共通ベース部材552に備えている。
そして、ヘッドモジュール100の搬送方向と直交する方向におけるヘッド1の並び方向をヘッド配列方向とするとき、ヘッドモジュール100Aのヘッド列1A1,1A2で同じ色の液体を吐出する。同様に、ヘッドモジュール100Aのヘッド列1B1、1B2を組とし、ヘッドモジュール100Bのヘッド列1C1、1C2を組とし、ヘッド列1D1、1D2を組として、それぞれ所要の色の液体を吐出する。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の他の例について図16及び図17を参照して説明する。図16は同装置の要部平面説明図、図17は同装置の要部側面説明図である。
この印刷装置500は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係るヘッド1及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440のヘッド1は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド1は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
この印刷装置500は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着してヘッド1に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド1の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えばヘッド1のノズル面をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの印刷装置500においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じてヘッド1を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成
する。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの他の例について図18を参照して説明する。図18は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニット440、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、ヘッド1で構成されている。
なお、この液体吐出ユニット440の例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420を更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図19を参照して説明する。図19は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニット440は、流路部品444が取付けられたヘッド1と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド1と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構、液体循環装置の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
なお、ここでは、「液体吐出ユニット」について、液体吐出ヘッドとの組み合わせで説明しているが、「液体吐出ユニット」には上述した液体吐出ヘッドを含むヘッドモジュールやヘッドユニットと上述したような機能部品、機構が一体化したものも含まれる。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、ヘッドモジュール、ヘッドユニットなどを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 液体吐出ヘッド
10 ノズル板
11 ノズル
20 個別流路部材
21 圧力室
22 個別供給流路
23 個別回収流路
50 共通流路部材
52 共通供給流路支流
53 共通回収流路支流
54 供給口
55 回収口
56 共通供給流路本流
57 共通回収流路本流
100 ヘッドモジュール
152 第1凸部
153 第2凸部
154 第3凸部
403 キャリッジ
440 液体吐出ユニット
500 印刷装置(液体を吐出する装置)
550 ヘッドユニット

Claims (16)

  1. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に各々連通する複数の個別供給流路と、
    2以上の前記個別供給流路にそれぞれ供給口を介して連通する複数の共通供給流路支流と、
    前記複数の共通供給流路支流に連通する共通供給流路本流と、を備え、
    前記共通供給流路支流の最下流端の壁面には、支流上流側に向かって突き出す複数の第1凸部を有している
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記第1凸部は、支流における流れの方向と交差する方向に並ぶ2つの前記供給口の間に突き出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記第1凸部の先端は、前記2つの供給口よりも支流上流側に位置している
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記複数の圧力室に各々連通する複数の個別回収流路と、
    2以上の前記個別回収流路にそれぞれ回収口を介して連通する複数の共通回収流路支流と、
    前記複数の共通回収流路支流に連通する共通回収流路本流と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記共通回収流路支流の最上流端の壁面には、支流下流側に向かって突き出す第2凸部を有している
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記共通供給流路支流の該支流の流れに沿った下流側の側壁面における最下流側の前記供給口の上流側には、支流における流れの方向と交差する方向に突き出す第3凸部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記共通供給流路支流の最下流に位置する前記供給口と、支流における流れの方向で該供給口と隣接する他の前記供給口との間に、前記第3凸部は突き出している
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に各々連通する複数の個別回収流路と、
    2以上の前記個別回収流路にそれぞれ回収口を介して連通する複数の共通回収流路支流と、
    前記複数の共通回収流路支流に連通する共通回収流路本流と、を備え、
    前記共通回収流路支流の最上流端の壁面には、支流下流側に向かって突き出す第2凸部を有している
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  9. 前記第2凸部は、支流における流れの方向と交差する方向に並ぶ2つの前記回収口の間に突き出している
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記第2凸部の先端は、前記2つの回収口よりも支流下流側に位置している
    ことを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に各々連通する複数の個別回収流路と、
    2以上の前記個別回収流路にそれぞれ回収口を介して連通する複数の共通回収流路支流と、
    前記複数の共通回収流路支流に連通する共通回収流路本流と、を備え、
    前記共通回収流路支流の最上流側の前記回収口が臨む流路部分の面内方向の幅は、前記最上流側よりも下流側の前記回収口が臨む流路部分の面内方向の幅よりも小さい
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の液体吐出ヘッドが複数配列されている
    ことを特徴とするヘッドモジュール。
  13. 請求項12に記載のヘッドモジュールが並べて配置されている
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  14. 請求項1ないし11のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、請求項12に記載のヘッドモジュール、又は、請求項13に記載のヘッドユニットを含む
    ことを特徴とする液体吐出ユニット。
  15. 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化した
    ことを特徴とする請求項14に記載の液体吐出ユニット。
  16. 請求項1ないし11のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、請求項12に記載のヘッドモジュール、請求項13に記載のヘッドユニット、請求項14又は請求項15に記載の液体吐出ユニット、の少なくともいずれかを備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
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