JP7274588B2 - エアロゾル生成装置 - Google Patents

Description

本発明は、エアロゾル生成装置に係り、さらに詳細には、液状組成物を移送する中空の管が形成されたヒータ部を含むエアロゾル生成装置に関する。

最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではないシガレットまたは、カートリッジ内のエアロゾル生成物質を加熱することにより、エアロゾルを生成する方法に係わる需要が増加している。これにより、加熱式シガレット及び加熱式カートリッジに係わる研究が活発に進められている。

従来のエアロゾル生成装置は、カートリッジに保存された液状組成物を加熱部に移送させるために、液状組成物移送手段が必要である。液状組成物移送手段は、カートリッジから加熱部に延びる形状を有する。液状組成物移送手段は、例えば、液状組成物を吸収する多孔性物質を含んでもよい。

そのような別途の液状組成物移送手段は、エアロゾル生成装置の内部構造の単純化を困難にする要因として作用する。

１以上の実施例に係わるエアロゾル生成装置は、液状組成物を移送する中空の管が形成されたヒータ部を含むエアロゾル生成装置に関するものである。エアロゾル生成装置のヒータ部は、液状組成物を加熱するだけではなく、カートリッジに保存された液状組成物を所望の所定の位置に移送することができる。

１以上の実施例によるエアロゾル生成装置は、液状組成物を移送すると共に、液状組成物を加熱することができるヒータ部を含むエアロゾル生成装置を提供する。

１以上の実施例によるエアロゾル生成装置は、液状組成物と顆粒組成物とを加熱して移送するヒータ部を含むエアロゾル生成装置を提供する。

本実施例が解決しようとする技術的手段は、上述した例に限定されず、様々な手段が多様な形態によっても具現される。

１以上の実施例によれば、エアロゾル生成装置は、ハウジングと、前記ハウジング内に位置し、第１側面に形成された開口を介して挿入されるシガレットを収容するシガレット収容部と、前記シガレット収容部内に位置して熱を発生させるヒータ部と、前記シガレット収容部の第２側面に隣接して液状組成物を保存するカートリッジを収容するカートリッジ収容部と、を含み、前記ヒータ部の一側端部は、前記カートリッジ収容部に連結され、前記ヒータ部の内部に中空管が形成されて前記カートリッジに保存された液状組成物が前記中空管を通じて前記シガレット収容部に移送される。

前記ヒータ部は、前記カートリッジの液状組成物が前記中空管に流入される流入口を含んでもよい。

前記カートリッジの液状組成物は、前記ヒータ部の他側端部に形成された流出口を介して前記シガレット収容部に流出されうる。

前記液状組成物が前記中空管を通過するとき、蒸気組成物に霧化されるように前記ヒータ部が前記中空管に熱を伝達し、前記蒸気組成物は、前記シガレット収容部に収容されたシガレットに導入されうる。

前記シガレット収容部、前記ヒータ部、及び前記カートリッジ収容部は、前記エアロゾル生成装置のハウジング内に直列に配列されうる。

エアロゾル生成装置は、前記ヒータ部の前記流入口及び前記流出口の開放及び閉鎖を制御するスイッチをさらに含む。

前記スイッチは、前記エアロゾル生成装置のハウジングに突設されうる。

前記カートリッジが前記カバー部を通じて前記カートリッジ収容部から分離されるように前記ハウジングは、前記カートリッジ収容部の少なくとも一部を覆い包むカバー部を含んでもよい。

エアロゾル生成装置は、前記カートリッジ収容部に隣接するパッド収容部をさらに含み、前記カートリッジ収容部は、前記シガレット収容部と前記パッド収容部との間に位置し、前記パッド収容部は、顆粒組成物を含むパッドを収容することができる。

前記ヒータ部によって発生した熱が前記パッドに伝達されるように前記ヒータ部は、前記カートリッジ収容部を通過して前記パッド収容部に延び、前記パッドが香味を放出し、香味が前記中空管を通過して前記シガレット収容部に移動することができる。

前記ヒータ部は、前記パッドから放出された香味が前記中空管に流入される第１流入口と、前記カートリッジの液状組成物が前記中空管に流入される第２流入口と、前記第１流入口を介して流入された香味及び前記第２流入口を介して流入された液状組成物が前記シガレット収容部に流出される流出口を含んでもよい。

液状組成物は、前記中空管を通過するとき、加熱されて蒸気組成物に霧化されうる。

実施例に係わるエアロゾル生成装置のヒータ部は、液状組成物を移送する中空の管を含んで液状組成物を移送すると共に、液状組成物を加熱することができる。これにより、エアロゾル生成装置内でエアロゾルがさらに迅速で効率的に生成されうる。

実施例に係わるエアロゾル生成装置は、別途の液状組成物移送手段なしにエアロゾルを生成することができる。エアロゾル生成装置の内部構成が単純化され、エアロゾル生成装置の小型化が可能である。エアロゾル生成装置の小型化によってユーザがさらに容易にエアロゾル生成装置を携帯及び使用することができる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置及びシガレットの斜視図である。 図１Ａに図示されたエアロゾル生成装置及びシガレットの断面図である。 図１Ａに図示されたエアロゾル生成装置のヒータ部の断面図である。 他の実施例に係わるエアロゾル生成装置及びシガレットの斜視図である。 さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置及びシガレットの斜視図である。 さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置及びシガレットの斜視図である。 図５Ａに図示されたエアロゾル生成装置及びシガレットの断面図である。

実施例で使用される用語は、本実施例での機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に係わる技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本実施例で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本実施例の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。

明細書全体において、ある部分がある構成要素を「包含」または「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載の「～部」、「～モジュール」などの用語は、少なくとも１つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。

ここで使用される要素のリストの前に位置する「少なくとも１つの」のような表現は、要素の全体リストを修飾するものであり、リストの個別要素を修飾するのではない。例えば、「ａ、ｂ、及びｃの少なくとも１つ」は、単に「ａ」、単に「ｂ」、単に「ｃ」、「ａとｂ」、「ａとｃ」、「ｂとｃ」、または「ａ、ｂ及びｃ」をいずれも含むと理解されねばならない。

１つの要素や層が他の要素や層の「上に」、「上方に」、「上部に」、「連結された」、「結合された」と言及するとき、１つの要素や層が他の要素や層の真上に、上方に、上部に、連結されるか、または結合されうる。逆に、１つの要素が他の要素や層の「直ぐ上に」、「直上に」、「直ぐ上部に」、「直接連結された」、または「直接結合された」と言及するときには、中間に介在された要素や層が存在しない。全体として同じ番号は、同じ要素を指称する。

一方、本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本実施例を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形表現は、特に言及しない限り、複数形も含む。

明細書全体で構成要素の「長手方向」は、構成要素が構成要素の一方向軸に沿って延びる方向であり、このとき、構成要素の一方向軸は、一方向軸を横切る他方向軸よりも構成要素がさらに長く延びる方向を意味する。例えば、ヒータ部１２０の「長手方向」は、ヒータ部１２０の一方向軸（縦軸）に沿ってヒータ部１２０が延びる方向でもある。

図１Ａは、一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００及びシガレット２００の斜視図であり、図１Ｂは、図１Ａに図示されたエアロゾル生成装置１００及びシガレット２００の断面図である。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、エアロゾル生成装置１００のハウジング１０１内に位置し、一側（以下、「第１側面」と称する）に挿入されるシガレット２００を収容するシガレット収容部１１０、シガレット収容部１１０内に位置し、収容されたシガレット２００を加熱するヒータ部１２０、及びシガレット収容部１１０の他側（以下、「第２側面」と称する）に位置し、液状組成物を保存するカートリッジ１３５を収容するカートリッジ収容部１３０を含むが、ヒータ部１２０の一側末端１２０ａ（以下、「第１端部」と称する）は、シガレット収容部１１０に位置し、ヒータ部１２０の他側末端１２０ｂ（以下、「第２端部」と称する）は、カートリッジ収容部１３０に位置し、ヒータ部１２０の内部には、中空管１２５が形成され、カートリッジ１３５に保存された液状組成物をシガレット収容部１１０に移送することができる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、シガレット収容部１１０を含んでもよい。シガレット収容部１１０は、エアロゾル生成装置１００のハウジング１０１内に位置し、第１側面に挿入されるシガレット２００を収容することができる。シガレット収容部１１０は、例えば、ハウジング１０１の一側末端に位置し、シガレット収容部１１０の第１端部に挿入されるシガレット２００を直接収容することができる。

シガレット収容部１１０は、シガレット２００を収容するようにシガレット２００と対応する形状及び大きさを有することができる。例えば、シガレット２００が円柱状を有するとき、シガレット収容部１１０もシガレット２００を収容するように円柱状を有することができる。但し、シガレット２００及びシガレット収容部１１０の形状は、それに制限されず、必要に応じて変更されうる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、シガレット収容部１１０に位置し、収容されたシガレット２００を加熱するヒータ部１２０を含んでもよい。例えば、シガレット２００がエアロゾル生成装置１００のシガレット収容部１１０に挿入されれば、ヒータ部１２０は、シガレット２００に挿入されてシガレット２００を加熱することができる。他の例示として、ヒータ部１２０は、シガレット２００の外面近くに位置してシガレット２００の外部を加熱することができる。

ヒータ部１２０は、電気抵抗性ヒータ部１２０でもある。例えば、ヒータ部１２０には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ部１２０が加熱される。しかし、ヒータ部１２０は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当しうる。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置１００に既設定の温度であるか、ユーザによって設定された温度である。

他の例として、ヒータ部１２０は、誘導加熱式でもある。具体的に、ヒータ部１２０には、シガレット２００を誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み、シガレット２００は、誘導加熱式ヒータ部１２０によって加熱されうるサセプタを含む。

ヒータ部１２０は、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素、または棒状加熱要素のうち、少なくとも１つを含み、加熱要素の形状によってシガレット２００の内部または外部を加熱することができる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、シガレット収容部１１０の第２側面（すなわち、底）に位置し、液状組成物を保存するカートリッジ１３５を収容するカートリッジ収容部１３０を含んでもよい。

カートリッジ収容部１３０は、シガレット収容部１１０の第２側面に位置してもよい。すなわち、カートリッジ収容部１３０は、シガレット２００がシガレット収容部１１０に挿入される開口の反対側に位置してもよい。

カートリッジ収容部１３０は、液状組成物を保存するカートリッジ１３５を収容することができる。カートリッジ１３５に保存された液状組成物は、例えば、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、または、ビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、それらに制限されるものではない。

香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンＡ、ビタミンＢ、ビタミンＣ及びビタミンＥのうち、少なくとも１つが混合されたものでもあるが、それに制限されない。また、液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含んでもよい。

例えば、液状組成物は、ニコチン塩が添加された任意の重量比のグリセリン及びプロピレングリコール溶液を含んでもよい。液状組成物には、２種以上のニコチン塩が含まれうる。ニコチン塩は、ニコチンに有機酸または無機酸を含む適切な酸を添加することで形成されうる。ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンであって、液状組成物の総溶液重量に対する任意の適切な重量の濃度を有することができる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００の構成要素は、図面に図示された構成要素に限定されず、付加的な要素をさらに含んでもよい。

例えば、エアロゾル生成装置１００は、ヒータ部１２０に電力を供給するバッテリ（図示せず）をさらに含んでもよい。

バッテリは、エアロゾル生成装置１００の動作に用いられる電力を供給することができる。例えば、バッテリは、ヒータ部１２０が加熱されうるように電力を供給することができる。また、バッテリは、エアロゾル生成装置１００内に設けられるディスプレイ、センサ、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００において、ヒータ部１２０の第１端部１２０ａは、シガレット収容部１１０に位置し、第２端部１２０ｂは、カートリッジ収容部１３０に位置する。ヒータ部１２０は、シガレット収容部１１０からカートリッジ収容部１３０に延びる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００において、ヒータ部１２０の内部には、中空管１２５が形成されうる。中空管１２５は、ヒータ部１２０の長手方向に沿ってヒータ部１２０内部に形成され、ヒータ部１２０と同一な長手方向軸を有することができる。

中空管１２５は、カートリッジ１３５に保存された液状組成物をシガレット収容部１１０に移送させうる。中空管１２５の一側端部は、シガレット収容部１１０に向かって開放され、中空管１２５の他側端部は、カートリッジ収容部１３０に向かって開放されうる。

カートリッジ１３５に保存された液状組成物は、ユーザの吸入時にカートリッジ収容部１３０からシガレット収容部１１０に移送されうる。例えば、吸入によるシガレット収容部１１０の内部の圧力変化によって中空管１２５の第１端部１２０ａと第２端部１２０ｂとの圧力が変化しうる。中空管１２５の第１端部１２０ａと第２端部１２０ｂとの圧力変化は、カートリッジ１３５に保存された液状組成物をシガレット収容部１１０に移動させうる。

ヒータ部１２０は、カートリッジ１３５に保存された液状組成物をシガレット収容部１１０に移動させる動力部（図示せず）を含んでもよい。動力部は、カートリッジ収容部１３０に近く配置されうる。例えば、動力部は、ポンプでもある。動力部は、バッテリから電力を供給されてカートリッジ１３５に保存された液状組成物をヒータ部１２０内部の中空管１２５に引き込むことができる。中空管１２５を通過した液状組成物は、シガレット収容部１１０に移送されうる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００において、シガレット収容部１１０、ヒータ部１２０、及びカートリッジ収容部１３０は、エアロゾル生成装置１００のハウジング１０１の長手方向に直列に配列されうる。例えば、シガレット収容部１１０、ヒータ部１２０、及びカートリッジ収容部１３０は、ハウジング１０１の長手方向軸に沿って直列に配列されうる。図示されていないエアロゾル生成装置１００の他の構成要素も、エアロゾル生成装置１００のハウジング１０１内に直列に配列されうる。

シガレット収容部１１０、ヒータ部１２０、及びカートリッジ収容部１３０がハウジング１０１内に直列に配列されることにより、一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、細長形を有することができる。例えば、エアロゾル生成装置１００は、幅方向（長手方向を横切る方向）に延びるより長手方向（すなわち、シガレット２００が収容される方向）にさらに延びることができる。ハウジング１０１の幅に対する長さの比は、ユーザの把持及び携帯に容易に設定され、必要に応じて変更されうる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００に挿入されるシガレット２００は、エアロゾル生成物質を含む基材部を含んでもよい。エアロゾル生成物質は、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも１つでもあるが、それらに制限されない。

シガレット２００は、媒質を含む媒質部を含んでもよい。媒質部は、ニコチンを含むタバコ(tobacco)でもある。媒質部は、多様にも製作されるが、媒質部は、例えば、シート(sheet)によっても製作され、ストランド(strand)によっても製作される。また、媒質部は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても製作される。

本文書において図１Ａ及び図１Ｂに図示された構成と同じ参照符号を有する構成は、図１Ａ及び図１Ｂで説明した内容が同一に適用されるところ、それと重複する範囲における詳細な説明は省略する。

図２は、図１Ａに図示されたエアロゾル生成装置１００のヒータ部１２０の断面図である。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００のヒータ部１２０の第１端部１２０ａには、流出口１２２が形成され、ヒータ部１２０の第２端部１２０ｂには、流入口１２１が形成される。流入口１２１と流出口１２２は、中空管１２５を通じて流体連通することができる。

カートリッジ１３５に保存された液状組成物は、ヒータ部１２０の第２端部１２０ｂに形成された流入口１２１を通じて中空管１２５に流入されうる。流入口１２１を介して流入された液状組成物は、中空管１２５を介してヒータ部１２０の第１端部１２０ａに形成された流出口１２２に移送され、以後、流出口１２２を介してシガレット収容部１１０に流出されうる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００において、カートリッジ１３５の液状組成物は、中空管１２５を通過する間、加熱されて蒸気組成物に霧化されうる。ヒータ部１２０で生成された熱は、ヒータ部１２０内部に形成された中空管１２５に伝達されうる。中空管１２５に伝達された熱は、液状組成物を霧化させるために使用され、液状組成物は、蒸気組成物に変化されうる。

蒸気組成物は、以後、シガレット収容部１１０に移送されてシガレット２００に導入されうる。シガレット２００に導入された蒸気組成物は、シガレット２００が加熱されて生成されたエアロゾルと共にユーザに提供されうる。

蒸気組成物は、エアロゾルに多様な香味または風味を提供するか、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成物質をシガレット２００が加熱されて生成されたエアロゾルに追加的に提供されうる。

図３は、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００及びシガレット２００の斜視図である。

本実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、液状組成物の移送のためのヒータ部１２０の流入口１２１及び流出口１２２の開閉を制御するスイッチ１０５をさらに含んでもよい。

スイッチ１０５は、エアロゾル生成装置１００のハウジング１０１に突設されうる。ハウジング１０１を突設されたスイッチ１０５は、ユーザに露出されうる。ユーザは、スイッチ１０５をオン(on)またはオフ(off)にすることで、ヒータ部１２０の流入口１２１及び流出口１２２の開閉を制御することができる。例えば、ユーザがスイッチ１０５を押せば、スイッチ１０５が第１位置から第２位置に移動してオン(on)になり、ユーザがスイッチ１０５を再び押せば、スイッチ１０５が第２位置から第１位置に移動してオフ(off)になる。

ユーザがスイッチ１０５をオン(on)にすれば、ヒータ部１２０の流入口１２１及び流出口１２２は、開放されうる。流入口１２１及び流出口１２２が開放されることにより、カートリッジ１３５の液状組成物が流入口１２１を介してヒータ部１２０の中空管１２５に流動する。中空管１２５に流動した液状組成物は、開放された流出口１２２を介してシガレット収容部１１０に流出されうる。

ユーザがスイッチ１０５をオフ(off)にすれば、ヒータ部１２０の流入口１２１及び流出口１２２は閉鎖される。流入口１２１及び流出口１２２が閉鎖されることにより、カートリッジ１３５の液状組成物がヒータ部１２０の中空管１２５を介してシガレット収容部１１０に流動することが防止されうる。

ユーザは、エアロゾル生成装置１００が生成するエアロゾルの成分及び香味を変更させるために、スイッチ１０５をオン(on)またはオフ(off)にすることができる。すなわち、スイッチ１０５のオン(on)またはオフ(off)によって液状組成物の流動如何が決定され、ユーザが吸い込むエアロゾルの香味またはエアロゾルの成分が変更されうる。

図４は、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００及びシガレット２００の斜視図である。

本実施例に係わるエアロゾル生成装置１００のハウジング１０１は、カートリッジ収容部１３０の少なくとも一部を覆い包むカバー部１３１を含んでもよい。カートリッジ１３５は、カバー部１３１を通じてカートリッジ収容部１３０から除去されうる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００のカバー部１３１は、ハウジング１０１でカートリッジ収容部１３０に対応する位置に配置されうる。カバー部１３１は、カートリッジ収容部１３０の少なくとも一部を覆い包むように形成されうる。

カートリッジ１３５は、カバー部１３１を通じてカートリッジ収容部１３０に脱着可能である。カートリッジ１３５に保存された液状組成物が消尽される場合、カートリッジ収容部１３０に収容されたカートリッジ１３５の交換が必要である。ユーザは、カバー部１３１を通じてカートリッジ１３５を交換することができる。

例えば、ユーザは、カバー部１３１を開放してカートリッジ収容部１３０に接近することができる。カバー部１３１は、開放されるとき、カートリッジ収容部１３０への接近を可能にする開口を形成することができる。開口は、ユーザがカートリッジ収容部１３０からカートリッジ１３５を分離するのに適した大きさ及び形状を有することができる。

ユーザは、カバー部１３１の開放時、カートリッジ収容部１３０に装着されたカートリッジ１３５を除去し、新たなカートリッジ１３５を装着させうる。カバー部１３１は、例えば、ヒンジ(hinge)によって開放及び閉鎖されうる。しかし、カバー部１３１の開閉方式は、それに制限されず、必要に応じて変更されうる。

図５Ａは、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置１００及びシガレット２００の斜視図であり、図５Ｂは、図５Ａに図示されたエアロゾル生成装置１００及びシガレット２００の断面図である。

本実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、カートリッジ収容部１３０の下部に位置するパッド（図示せず）を収容するパッド収容部１４０をさらに含んでもよい。

すなわち、カートリッジ収容部１３０は、シガレット収容部１１０とパッド収容部１４０との間に位置する。パッド収容部１４０に収容されるパッドは、顆粒組成物を含んでもよい。顆粒組成物は、固状の物質でもある。

顆粒組成物は、加熱されることで、香味を放出する加香物質を含んでもよいが、加香物質は、ハブ顆粒のような天産物になり、香成分を含むシリカ、ゼオライト、デキストリン(dextrin)などの物質でもある。

また、顆粒組成物は、甘草、ショ糖、果糖シロップ、イソ甘味剤（isosweet）、ココア、ラベンダ、シナモン、カルダモン、セロリ、フェヌグリーク、カスカリラ、白檀、ベルガモット、ゼラニウム、蜂蜜エッセンス、ローズオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、ミントオイル、桂皮、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、カモマイル、メントール、桂皮、イランイラン、サルビア、スペアミント、生姜、コリアンダー、またはコーヒーなどの顆粒化された加香物質を含んでもよい。

本実施例に係わるエアロゾル生成装置１００において、ヒータ部１２０は、カートリッジ収容部１３０を通過してパッド収容部１４０に延びる。すなわち、ヒータ部１２０は、シガレット収容部１１０からカートリッジ収容部１３０を経てパッド収容部１４０に延びる。

パッドは、ヒータ部１２０から伝達される熱を伝達されうる。ヒータ部１２０から伝達される熱は、パッドの加香物質を加熱することができる。加香物質は、加熱されることで香味を放出することができる。パッドから放出される香味は、パッドに含有される加香物質の種類によって変更されうる。

例えば、パッドがヒータ部１２０から伝達された熱によって加熱されれば、パッドは、ミント香味を放出する。パッドから放出された香味は、中空管１２５を介してシガレット収容部１１０に移動する。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００のヒータ部１２０の第２端部には、パッドから放出された香味が流入される第１流入口１２０１が形成されうる。第１流入口１２０１は、ヒータ部１２０がパッドと接する部分でパッドに向かって開放されうる。第１流入口１２０１は、パッドから放出された香味を中空管１２５に流動させうる。

ヒータ部１２０の円周面には、カートリッジ１３５の液状組成物が流動する第２流入口１２０２が形成されうる。第２流入口１２０２は、中空管１２５とカートリッジ１３５を流体連通させうる。図５Ｂに図示されたように、第２流入口１２０２は、ヒータ部１２０の円周面に複数個形成され、ヒータ部１２０の長手方向を横切る方向に形成されうる。

パッドから放出された香味及びカートリッジ１３５の液状組成物が流出口１２０３を介してシガレット収容部１１０に流出されるようにヒータ部１２０の一側端部に流出口１２０３が形成されうる。ヒータ部１２０の第１流入口１２０１を介して流入された香味とヒータ部１２０の第２流入口１２０２を介して流入された液状組成物は、中空管１２５を通過してヒータ部１２０の一側末端に形成された流出口１２０３を介してシガレット収容部１１０に流出されうる。この際、液状組成物は、中空管１２５を通過する間、加熱されて蒸気組成物に霧化されうる。

上述したようにパッドは、ヒータ部１２０の第２端部から熱を伝達されて香味を放出することができる。放出された香味は、ヒータ部１２０の第１流入口１２０１を通じて中空管１２５に流入されて流出口１２０３を介してシガレット収容部１１０に流出されうる。カートリッジ１３５の液状組成物は、第２流入口１２０２を通じて中空管１２５に流入され、流出口１２０３を介してシガレット収容部１１０に流出されうる。第２流入口１２０２を通じて中空管１２５に流入された液状組成物は、蒸気組成物に霧化された状態で、シガレット収容部１１０に流出されうる。

香味及び蒸気組成物は、互いに混合されてシガレット収容部１１０に移動することができる。シガレット２００から生成されたエアロゾルに香味及び蒸気組成物が付け加えられてユーザに伝達されうる。

エアロゾル生成装置１００のヒータ部１２０には、液状組成物及び香味を移送する中空の管１２５が形成されて液状組成物を移送すると共に、液状組成物を加熱することができる。これにより、エアロゾル生成装置１００内でエアロゾルがさらに迅速で効率的に生成されうる。

一実施例に係わるエアロゾル生成装置１００は、別途の液状組成物移送手段なしにもエアロゾルを生成することができ、エアロゾル生成装置１００の内部構成が単純化され、エアロゾル生成装置１００の小型化が可能である。

本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態として具現可能であるということを理解することができるであろう。したがって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、請求範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれるものと解釈されねばならない。

実施例は、液状組成物を移送する中空の管が形成されたヒータ部を含むエアロゾル生成装置に関するものである。

Claims (11)

1. ハウジングと、
   前記ハウジング内に位置し、第１側面に形成された開口を介して挿入されるシガレットを収容するシガレット収容部と、
   前記シガレット収容部内に位置して熱を発生させるヒータ部と、
   前記シガレット収容部の第２側面に隣接して液状組成物を保存するカートリッジを収容するカートリッジ収容部と、を含み、
   前記ヒータ部は、前記カートリッジ収容部側に設けられた流入口と、前記シガレット収容部側に設けられた流出口と、内部に形成された中空管と、を有し、
   前記カートリッジに保存された液状組成物が前記流入口、前記中空管及び前記流出口を通じて前記シガレット収容部に移送され、
   前記ヒータ部の前記流入口及び前記流出口の開放及び閉鎖を制御するスイッチをさらに含む、エアロゾル生成装置。
2. 前記カートリッジの液状組成物は、前記流入口を介して前記中空管に流入される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
3. 前記カートリッジの液状組成物は、前記流出口を介して前記シガレット収容部に流出される、請求項２に記載のエアロゾル生成装置。
4. 前記液状組成物が前記中空管を通過するとき、蒸気組成物に霧化されるように前記ヒータ部が前記中空管に熱を伝達し、
   前記蒸気組成物は、前記シガレット収容部に収容されたシガレットに導入される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
5. 前記シガレット収容部、前記ヒータ部、及び前記カートリッジ収容部は、前記エアロゾル生成装置のハウジング内に直列に配列される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
6. 前記スイッチは、前記エアロゾル生成装置のハウジングに突設される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
7. 前記ハウジングは、前記カートリッジ収容部の少なくとも一部を覆い包むカバー部を含み、
   前記カートリッジは、前記カバー部を通じて前記カートリッジ収容部から分離可能である、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。
8. ハウジングと、
   前記ハウジング内に位置し、第１側面に形成された開口を介して挿入されるシガレットを収容するシガレット収容部と、
   前記シガレット収容部内に位置して熱を発生させるヒータ部と、
   前記シガレット収容部の第２側面に隣接して液状組成物を保存するカートリッジを収容するカートリッジ収容部と、
   前記カートリッジ収容部に隣接するパッド収容部と、を含み、
   前記ヒータ部の一側端部は、前記カートリッジ収容部に連結され、
   前記ヒータ部の内部に中空管が形成されて前記カートリッジに保存された液状組成物が前記中空管を通じて前記シガレット収容部に移送され、
   前記カートリッジ収容部は、前記シガレット収容部と前記パッド収容部との間に位置し、前記パッド収容部は、顆粒組成物を含むパッドを収容する、エアロゾル生成装置。
9. 前記ヒータ部によって発生した熱が前記パッドに伝達されるように前記ヒータ部は、前記カートリッジ収容部を通過して前記パッド収容部に延び、
   前記パッドが香味を放出し、香味が前記中空管を通過して前記シガレット収容部に移動する、請求項８に記載のエアロゾル生成装置。
10. 前記ヒータ部は、
    前記パッドから放出された香味が前記中空管に流入される第１流入口と、
    前記カートリッジの液状組成物が前記中空管に流入される第２流入口と、
    前記第１流入口を介して流入された香味及び前記第２流入口を介して流入された液状組成物が前記シガレット収容部に流出される流出口を含む、請求項９に記載のエアロゾル生成装置。
11. 液状組成物は、前記中空管を通過するとき、加熱されて蒸気組成物に霧化される、請求項１に記載のエアロゾル生成装置。

Images