JP7273673B2 - フレーム部材、表示装置、および、テレビ受信装置 - Google Patents

フレーム部材、表示装置、および、テレビ受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、フレーム部材、表示装置、およびテレビ受信装置に関する。
例えば、特許文献1には、フレーム(フレーム部材)の一例が記載されている。特許文献1に記載のフレームは、金属製のフレーム材を曲げ加工することにより形成されている。フレームは、金属製のフレーム材の曲げ加工位置に曲げ孔部と該曲げ孔部につながるV字状のカット部が設けられ、V字状のカット部によってフレーム材に形成された2辺が対向するまで折り曲げられている。曲げ加工されたフレームのコーナ部には、V字状のカット部の両側でフレームに固着されるフックと、フレーム材の2辺が対向する間隙部を遮光する遮光部を有するフレーム補強部材が設けられている。
特開2015-191078号公報
しかしながら、特許文献1では、フレーム材に形成された間隙部を遮光するためにフレーム補強部材が必要であり、部品点数が増加していた。
本開示の主な目的は、部品点数を増加することなく、光の漏れを抑制することができるフレーム部材、表示装置、及びテレビ受信装置を提供する。
一態様に係るフレーム部材は、矩形板状の表示パネルの第1辺に沿う第1周壁部と、前記第1周壁部と連続し、前記表示パネルの第2辺に沿う第2周壁部と、前記第1周壁部から突出した第1突出片と、前記第2周壁部から突出した第2突出片と、を備えている。前記第1突出片は、前記表示パネルの後面と前後方向に対向する第1主部と、前記第1主部における前記第2周壁部側の端部である第1端部と、を有している。前記第2突出片は、前記表示パネルの後面と前後方向に対向する第2主部と、前記第2主部における前記第1周壁側の端部である第2端部と、を有している。前記第1端部と前記第2端部とは、前記表示パネルの後面に対して前後方向に重なっている。
一態様に係る表示装置は、フレーム部材と、前記表示パネルと、を備える。
一態様に係るテレビ受信装置は、表示装置を備える。
実施形態1に係る表示装置及びテレビ受信装置の模式的分解斜視図である。 実施形態1に係るフレーム部材の模式的斜視図である。 実施形態1に係るフレーム部材の右上部を拡大した模式的正面図である。 実施形態1に係るフレーム部材の左上部を拡大した正面図である。 実施形態1に係るフレーム部材の模式的断面図である。 実施形態1に係る加工途中のフレーム部材の模式的平面図である。 実施形態1の変形例に係るフレーム部材の右上部を拡大した模式的正面図である。 実施形態2に係るフレーム部材の右上部を拡大した模式的正面図である。 実施形態2に係るフレーム部材の模式的断面図である。 実施形態2の変形例に係るフレーム部材の右上部を拡大した模式的正面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
(実施形態1)
以下、図面を参照しながら、本発明のフレーム部材4、表示装置1、及びテレビ受信装置10に係る好適な実施の形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。
本実施形態のフレーム部材4は、矩形板状の表示パネル3の少なくとも2辺を囲むように構成されている。以下の説明では、表示パネル3の長手方向を左右方向、表示パネル3の短手方向を上下方向、表示パネル3の厚さ方向を前後方向と規定して説明する(図1参照)。ただし、これらの方向は、説明のために便宜上規定した方向であって、使用時の方向を限定する趣旨ではない。
図1に示すように、テレビ受信装置10は、例えば液晶テレビである。テレビ受信装置10は、表示装置1と、アンテナからのテレビ放送信号を受信する受信回路と、受信したテレビ放送信号に基づいた映像を表示装置1に表示させる表示回路と、を備えている。
図1に示すように、表示装置1は、フロントキャビネット2と、表示パネル3と、フレーム部材4と、リアキャビネット5と、を備えている。
表示パネル3は、前方から順に配置された液晶パネル31、光学シート群32、導光板33、ミドルシャーシ34、及びバックライトシャーシ35を備えている。導光板33は、バックライトシャーシ35に設けられた光源からの光を、光学シート群32に導くように構成されている。導光板33と光学シート群32とによって、光源からの光が液晶パネル31の背面に均一に照射される。液晶パネル31は、バックライトシャーシ35に設けられた取り付けた映像駆動回路からの信号によって、光の透過率を増減させることで像を表示する。
フロントキャビネット2は、矩形板状に形成された表示パネル3の全周を囲むように構成されている。
フレーム部材4は、フロントキャビネット2の外側から、表示パネル3を囲む化粧枠である。本実施形態では、フレーム部材4は、表示パネル3の上辺301、右辺302、及び左辺303の3辺に沿うように構成されている。
リアキャビネット5は、後方から、フロントキャビネット2、表示パネル3、及びフレーム部材4を支持するように構成されている。リアキャビネット5は、受信回路、表示回路などが構成された回路基板を更に支持している。
以下に、フレーム部材4の詳細について、図2~図5を参照して説明する。図2は、フレーム部材4全体の斜視図である。図3は、フレーム部材4の右上部を拡大した正面図である。図4は、フレーム部材4の左上部の拡大した正面図である。図5は、図3のA-A線断面図である。
フレーム部材4は、矩形板状の表示パネル3の上辺301、右辺302、及び左辺303に沿うように形成されている。フレーム部材4は、表示パネル3の上辺301(第1辺)に沿った上壁部41(第1周壁部)と、表示パネル3の右辺302(第2辺)に沿った右壁部42(第2周壁部)と、表示パネル3の左辺303(第3辺)に沿った左壁部43(第3周壁部)と、を備えている。上壁部41と右壁部42と左壁部43とは、連続して形成されている。言い換えれば、フレーム部材4は、上壁部41と右壁部42と左壁部43とが一体形成されている。フレーム部材4は、金属により構成されている。フレーム部材4は、押出成形品に曲げ加工を行うことにより形成されている。フレーム部材4の製造方法については、後述する。
上壁部41は、左右方向を長手方向、前後方向を短手方向、上下方向を厚さ方向とする矩形板状に形成されている。右壁部42は、上下方向を長手方向、前後方向を短手方向、左右方向を厚さ方向とする矩形板状に形成されている。左壁部43は、上下方向を長手方向、前後方向を短手方向、左右方向を厚さ方向とする矩形板状に形成されている。
上壁部41の右端部と右壁部42の上端部とは、連続している。フレーム部材4における、上壁部41の右端部と右壁部42の上端部とを接続している部分を、右側接続部401とする。また、上壁部41の左端部と左壁部43の上端部とは、連続している。フレーム部材4における、上壁部41の左端部と左壁部43の上端部とを接続している部分を、左側接続部402とする。
図3、及び図4に示すように、フレーム部材4は、上壁部41から突出した上突出片410(第1突出片)及び上リブ414を備えている。図3に示すように、フレーム部材4は、右壁部42から突出した右突出片420(第2突出片)及び右リブ423を備えている。図4に示すように、フレーム部材4は、左壁部43から突出した左突出片430(第3突出片)及び左リブ433を備えている。
上突出片410は、上壁部41の後端から前方に突出するように形成されている。上突出片410は、上壁部41の後端における左右方向の一端から他端にわたって形成されている。上突出片410は、前後方向を厚さ方向とする矩形板状に形成されている。
上突出片410は、上側主部411(第1主部)と、右端部412(第1端部)と、左端部413と、を有する。上側主部411は、表示パネル3(図1参照)の後面と前後方向に対向する。右端部412は、上側主部411における右壁部42側(右側)の端部である。左端部413は、上側主部411における左壁部43側(左側)の端部である。
上側主部411は、前後方向を厚さ方向とする板状に形成されている。上側主部411は、正面視が略台形状であり、下辺4111と、上辺4112と、下辺及び上辺を接続する2つの接続辺4113,4114と、を有する。上側主部411は、下辺4111が上辺4112に比べて短く形成されている。上側主部411は、上辺4112が、上壁部41の後端における左右方向の一端から他端と一体である。上側主部411は、下辺4111と接続辺4113,4114とのなす角が約135度となるように形成されている。
図3に示すように、右端部412は、上側主部411から右方向に突出するように形成されている。具体的には、右端部412は、上側主部411における右側の接続辺4113から右方向に突出するように形成されている。右端部412は、正面視が略台形の板状に形成されている。右端部412は、先端4121(辺)と、先端4121及び上側主部411の右側の接続辺4111を接続する2つの接続辺4122,4123と、を有する。右端部412の先端4121は、上側主部411の右側の接続辺4113と略平行に形成されており、上側主部411の右側の接続辺4113よりも短い。右端部412における下側の接続辺4122は、左右方向に沿って形成されている。右端部412における右側の接続辺4123は、上下方向に沿って形成されている。より具体的には、右端部412における右側の接続辺4123は、上部が、上壁部41と右壁部42とを接続する右側接続部401に沿うように湾曲している。
また、右端部412の厚さ寸法(前後方向の寸法)は、上側主部411の厚さ寸法(前後方向の寸法)の半分以下である。本実施形態では、右端部412の厚さ寸法は、上側主部411の厚さ寸法の半分よりも僅かに短い。また、右端部412の前面4120は、上側主部411の前面4110と面一である。つまり、右端部412の後面は、上側主部411の後面よりも前方に位置している。すなわち、上突出片410は、右側の端部が前方に凹んでいる。
図4に示すように、左端部413は、上側主部411から左方向に突出するように形成されている。具体的には、左端部413は、上側主部411における左側の接続辺4114から左方向に突出するように形成されている。左端部413は、右端部412と左右対称構造であるので、詳細な説明を省略する。
上リブ414は、上壁部41の下面から下方に突出するように形成されている。上リブ414は、左右方向を長手方向とする矩形板状に形成されている。上リブ414は、上突出片410よりも前方に形成されている。上リブ414は、左右方向の長さが、上側主部411の下辺4111の長さと略同じである。上リブ414は、上下方向の長さが、上突出片410の長さよりも短い。
図3に示すように、右突出片420は、右壁部42の後端から左方に突出するように形成されている。右突出片420は、右壁部42の後端における上下方向の一端から他端にわたって形成されている。右突出片420は、前後方向を厚さ方向とする板状に形成されている。右突出片420は、正面視が略台形状である。右突出片420の左辺4201は、上下方向に沿って形成されており、右壁部42の後端よりも上下方向の長さが短い。右突出片420は、左辺4201の上端と、右壁部42の上端とを接続する接続辺4202を有する。右突出片420は、左辺4201と接続辺4202とのなす角が約135度となるように形成されている。
右突出片420は、右側主部421(第2主部)と、上端部422(第2端部)と、を有する。右側主部421は、表示パネル3(図1参照)の後面と前後方向に対向する。上端部422は、右側主部421における上壁部41側(上側)の端部である。
右側主部421は、前後方向を厚さ方向とする板状に形成されている。
上端部422は、右側主部421から上方向に突出するように形成されている。上端部422は、正面視が略台形の板状に形成されている。上端部422は、先端(辺)が右突出片420の接続辺4202と一体である。以下、上端部422の先端を、先端4202ともいう。上端部422は、先端4202(辺)と平行に形成された基端4221(辺)と、先端4202と基端4221とを接続する2つの接続辺4222,4223と、を有する。上端部422において、基端4221の長さは、先端4202の長さよりも短い。上端部422における下側の接続辺4222は、左右方向に沿って形成されている。上端部422における右側の接続辺4223は、上下方向に沿って形成されている。接続辺4223は、右突出片420の右辺(右壁部42の後端)の一部である。
また、上端部422の厚さ寸法(前後方向の寸法)は、右側主部421の厚さ寸法(前後方向の寸法)の半分以下である。本実施形態では、上端部422の厚さ寸法は、右側主部421の厚さ寸法の半分よりも僅かに短い。また、上端部422の後面4220は、右側主部421の後面4210と面一である。つまり、上端部422の前面は、右側主部421の前面4211よりも後方に位置している。すなわち、右突出片420は、上側の端部が後方に凹んでいる。
図3及び図5に示すように、上突出片410の右端部412と右突出片420の上端部422とは、前後方向に重なるように形成されている。具体的には、フレーム部材4は、右端部412が上端部422の前方に位置するように形成されている。本実施形態では、右端部412の一部と、上端部422の一部とが重なっている。したがって、正面視において、右端部412と右側主部421及び右壁部42との間には、第1隙間441が形成されている。言い換えれば、上下方向及び左右方向において、右端部412は、右側主部421及び右壁部42から離れている。第1隙間441全体の後方には、右突出片420の上端部422が位置している。つまり、第1隙間441は、右突出片420の上端部422により後方から全体的に塞がれている。
また、正面視において、上端部422と上側主部411との間には、第2隙間442が形成されている。言い換えれば、上下方向及び左右方向において、上端部422は、上側主部411から離れている。第2隙間442全体の前方には、上突出片410の右端部412が位置している。つまり、第2隙間442は、上突出片410の上端部422により前方から全体的に塞がれている。
また、本実施形態では、右端部412における上側主部411からの突出寸法、及び上端部422における右側主部421からの突出寸法は、上側主部411及び右側主部421の厚さ寸法以上である。本実施形態における「右端部412における上側主部411からの突出寸法」とは、右端部412の先端に沿った方向と直交する方向において、右端部412の先端と基端との間の距離の最大値である。また、本実施形態における「上端部422における右側主部421からの突出寸法」とは、上端部422の先端に沿った方向と直交する方向において、上端部422の先端と基端との間の距離の最大値である。
右リブ423は、右壁部42の左面から左方に突出するように形成されている。右リブ423は、上下方向を長手方向とする矩形板状に形成されている。右リブ423は、右突出片420よりも前方に形成されている。
図4に示すように、左突出片430は、左壁部43の後端から右方に突出するように形成されている。左突出片430は、左壁部43の後端における上下方向の一端から他端にわたって形成されている。左突出片430は、上下方向を厚さ方向とする板状に形成されている。
左突出片430は、左側主部431と、上端部432と、を有する。左側主部431は、表示パネル3(図1参照)の後面と前後方向に対向する。上端部432は、左側主部431における上壁部41側(上側)の端部である。
左側主部431は、前後方向を厚さ方向とする板状に形成されている。
上端部432は、左側主部431から上方向に突出するように形成されている。上端部432は、正面視が略台形の板状に形成されている。上端部432は、先端(辺)が左突出片430の接続辺4302と一体である。以下、上端部432の先端を、先端4302ともいう。上端部422は、先端4302(辺)と平行に形成された基端4321(辺)と、先端4302と基端4321とを接続する2つの接続辺4322,4323と、を有する。
左突出片430は、右突出片420と左右対称構造であるので、詳細な説明を省略する。
左リブ433は、左壁部43の右面から右方に突出するように形成されている。左リブ433は、上下方向を長手方向とする矩形板状に形成されている。左リブ433は、左突出片430よりも前方に形成されている。
このように、本実施形態のフレーム部材4は、上突出片410の右端部412と、右突出片420の上端部422とが前後方向に重なるように構成されている。これにより、前後方向において、上突出片410の右端部412と右突出片420の右側主部421との第1隙間441、及び上突出片410の上側主部411と右突出片420の上端部422との第2隙間442が塞がれる。同様に、上突出片410の左端部413と、左突出片430の上端部42とが前後方向に重なるように構成されている。これにより、前後方向において、上突出片410の左端部413と左突出片430の左側主部431との隙間443、及び上突出片410の上側主部411と左突出片430の上端部422との隙間444が塞がれる。
したがって、表示パネル3を囲むようにフレーム部材4を設けた際に、正面視において、表示パネル3とフレーム部材4との隙間を通して、フレーム部材4の後方に光が漏れることが抑制される。また、隙間を塞ぐ閉塞部材等の別部材が不要であるため、部品点数の増加を抑制することができる。
次に、フレーム部材4の製造方法について説明する。
フレーム部材4は、例えばアルミニウム、ステンレスなどの金属で構成されている。フレーム部材4は、押出成形により形成された金属材に対して、曲げ加工を行うことにより形成されている。図6に、加工途中のフレーム部材4の平面図を示す。以下の説明では、加工途中であっても、加工後のフレーム部材4の構成要素の名称を用いて説明する。
フレーム部材4の製造方法は、カット工程、切削工程、第1屈曲工程、及び第2屈曲工程を含む。
カット工程では、押出成形品に対して、上突出片410と右突出片420及び左突出片430との間、及び、上リブ414と右リブ423及び左リブ433との間に空間が形成されるように一部をカットする。
切削工程では、上突出片410の右端部412及び左端部413の厚さ寸法が、上側主部411の厚さ寸法の半分以下となるように、上突出片410の後面を切削する。また、切削工程では、右突出片420の上端部422の厚さ寸法が、右側主部421の厚さ寸法の半分以下となるように、右突出片420の前面を切削する。また、切削工程では、左突出片430の上端部432の厚さ寸法が、左側主部431の厚さ寸法の半分以下となるように、左突出部の前面を切削する。
第1屈曲工程では、上壁部41と上突出片410とのなす角、右壁部42と右突出片420とのなす角、及び、左壁部43と左突出片430とのなす角が、それぞれ約90度となるように折り曲げる。
第2屈曲工程では、上突出片410と右突出片420とが近づくように、右側接続部401を折り曲げる(図6参照)。これにより、上突出片410の右端部412と、右突出片420の上端部422とが重なる。ここで、上壁部41と右壁部42とのなす角が90度とするためには、金属材の弾性変形を考慮して90度以上に折り曲げる必要がある。本実施形態では、上壁部41と右壁部42とのなす角を90度した場合に、上突出片410の右端部412と右突出片420の右側主部421との第1隙間441、及び上突出片410の上側主部411と右突出片420の上端部422との第2隙間442が形成されるように構成されている。したがって、第2屈曲工程において、上壁部41と右壁部42とのなす角が90度以上となるように折り曲げても、上突出片410の右端部412と右突出片420の右側主部421との干渉、及び上突出片410の上側主部411と右突出片420の上端部422との干渉が抑制される。
また、第2屈曲工程では、上突出片410と左突出片430とが近づくように、左側接続部402を折り曲げる。これにより、上突出片410の左端部413と、右突出片420の上端部432とが重なる。
(実施形態1の変形例)
実施形態1に係るフレーム部材4の変形例について、図7を参照して説明する。本変形例では、上突出片410と右突出片420との構成についてのみ説明し、左突出片430の構成については右突出片420と左右対称構成であるため説明を省略する。また、上述した実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
上述した実施形態1では、右端部412は、上突出片410の上端から下端にわたって形成されている。一方、本変形例では、右端部412は、上突出片410の上下方向の中央部から上端にわたってのみ形成されている。つまり、本変形例では、右端部412は、上側主部411の右端における上部のみから右方に突出するように形成されている。
また、上述した実施形態1では、上端部422は、右突出片420の左端から右端にわたって形成されている。一方、本変形例では、上端部422は、右突出片420の左右方向の中央部から右端にわたってのみ形成されている。つまり、本変形例では、上端部422は、右側主部421の上端における右部のみから上方に突出するように形成されている。
また、本変形例では、上側主部411と右側主部421との間に隙間451が形成されている。
このように、本変形例では、上壁部41と右壁部42とを接続する右側接続部401の付近のみ、上突出片410の右端部412と、右突出片420の上端部422とが前後方向に重なり、前後方向において第1隙間441及び第2隙間442を塞ぐように構成されている。上突出片410及び右突出片420の前方には、表示パネル3が配置される。したがって、右側接続部401から離れた位置における上側主部411と右側主部421との隙間451は、表示パネル3で塞がれる。また、右側接続部401の付近では、右端部412と上端部422とが前後方向に重なるため、第1隙間441及び第2隙間442が塞がれる。これにより、正面視において、表示パネル3とフレーム部材4との間の隙間を通して、フレーム部材4の後方に光が漏れることが抑制される。
(その他の変形例)
以下、フレーム部材4のその他の変形例について列挙する。
上述した例では、上突出片410の右端部412が、右突出片420の上端部422の前方に位置しているが、右端部412が上端部422の後方の位置するように構成されていてもよい。同様に、上突出片410の左端部413が、左側突出部の上端部422の後方に位置するように構成されていてもよい。
また、上述した例では、フレーム部材4は、表示パネル3の上辺301、右辺302、及び左辺303に沿うように形成されているが、これに限らない。フレーム部材4は、表示パネル3における連続する少なくとも2辺に沿うように形成されていてもよい。また、フレーム部材4は、表示パネル3の全周を囲むように構成されていてもよい。
また、フレーム部材4は、金属製に限らず、例えば樹脂成形品であってもよい。
(実施形態2)
実施形態2に係るフレーム部材4について、図8、及び図9を参照して説明する。図8は、実施形態2に係るフレーム部材4の一部を拡大した正面図である。図9は、図8のB-B線断面図である。
本実施形態のフレーム部材4は、上突出片410、右突出片420、及び左突出片430の構成が、実施形態1のフレーム部材4と異なる。なお、本実施形態では、上突出片410と右突出片420との構成についてのみ説明し、左突出片430の構成については右突出片420と左右対称構成であるため説明を省略する。また、上述した実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図9に示すように、本実施形態のフレーム部材4は、上突出片410の右端部412と右突出片420の上端部422とは、それぞれ傾斜面4124,4224を有しており、傾斜面4124,4224が前後方向に重なるように構成されている。
右端部412は、傾斜面4124を有している。具体的には、傾斜面4124は、前後方向に対して傾斜した平面である。傾斜面4124は、前端4125が後端4126よりも右側に位置するように傾斜している。図8、及び図9に示すように、前端4125及び後端4126は、互いに平行であり、上下方向に対して約45度傾斜している。右端部412は、前端4125の前後方向の位置が上側主部411の前面4110と同じとなるように形成されている。また、右端部412は、後端4126の前後方向の位置が上側主部411の後面と同じとなるように形成されている。
上端部422は、傾斜面4224を有している。具体的には、傾斜面4224は、前後方向に対して傾斜した平面である。傾斜面4224は、前端4225が後端4226よりも右側に位置するように傾斜している。図8、及び図9に示すように、前端4225及び後端4226は、互いに平行であり、上下方向に対して約45度傾斜している。右端部412は、前端4225の前後方向の位置が右側主部421の前面と同じとなるように形成されている。また、右端部412は、後端4226の前後方向の位置が右側主部421の後面と同じとなるように形成されている。
右端部412の傾斜面4124と、上端部422の傾斜面4224とは、略平行となるように形成されている。傾斜面4124と傾斜面4224との間には、隙間445が形成されている。言い換えれば、傾斜面4124の前端4125と、傾斜面4224の前端4225とは、左右方向に離れている。傾斜面4124の後端4126と、傾斜面4224の後端4226とは、左右方向に離れている。
また、右端部412の傾斜面4124と、上端部422の傾斜面4224とは、前後方向に重なっている。言い換えれば、傾斜面4124の前端4125は、傾斜面4224の後端4226よりも右側に位置している。
したがって、正面視において、右端部412の傾斜面4124の前端4125と、上端部422の傾斜面4224の前端4225との間の隙間は、後方に傾斜面4224が位置する、つまり傾斜面4224で塞がれている。正面視において、表示パネル3とフレーム部材4との間の隙間を通して、フレーム部材4の後方に光が漏れることが抑制される。また、隙間を塞ぐ閉塞部材等の別部材が不要であるため、部品点数の増加を抑制することができる。
(実施形態2の変形例)
実施形態2に係るフレーム部材4の変形例について、図10を参照して説明する。本変形例では、上突出片410と右突出片420との構成についてのみ説明し、左突出片430の構成については右突出片420と左右対称構成であるため説明を省略する。また、上述した実施形態2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
上述した実施形態2では、右端部412(傾斜面4124)は、上突出片410の上端から下端にわたって形成されている。一方、本変形例では、右端部412(傾斜面4124)は、上突出片410の上下方向の中央部から上端にわたってのみ形成されている。つまり、本変形例では、右端部412は、上側主部411の右端における上部のみから右方に突出するように形成されている。
また、上述した実施形態2では、上端部422(傾斜面4224)は、右突出片420の左端から右端にわたって形成されている。一方、本変形例では、上端部422(傾斜面4224)は、右突出片420の左右方向の中央部から右端にわたってのみ形成されている。つまり、本変形例では、上端部422は、右側主部421の上端における右部のみから上方に突出するように形成されている。
また、本変形例では、上側主部411と右側主部421との間に隙間452が形成されている。
このように、本変形例では、上壁部41と右壁部42とを接続する右側接続部401の付近のみ、右端部412の傾斜面4124と上端部422の傾斜面4224とが前後方向に重なり、前後方向において隙間を塞ぐように構成されている。上突出片410及び右突出片420の前方には、表示パネル3が配置される。したがって、上側主部411と右側主部421との間の隙間452は、表示パネル3で塞がれる。また、右側接続部401の付近では、傾斜面4124と傾斜面4224とが前後方向に重なるため、傾斜面4124の前端4125と、傾斜面4224の前端4225との間の隙間は、傾斜面4224で塞がれる。これにより、正面視において、表示パネル3とフレーム部材4との間の隙間を通して、フレーム部材4の後方に光が漏れることが抑制される。
また、実施形態2及び実施形態2の変形例に係るフレーム部材は、実施形態1のその他の変形例の構成を適宜適用可能である。
1 表示装置
4 フレーム部材
3 表示パネル
10 テレビ受信装置
301 上辺(第1辺)
302 右辺(第2辺)
303 左辺(第3辺)
41 上壁部(第1周壁部)
42 右壁部(第2周壁部)
43 左壁部(第3周壁部)
410 上突出片(第1突出片)
420 右突出片(第2突出片)
430 左突出片(第3突出片)
411 上側主部(第1主部)
421 右側主部(第2主部)
412 右端部(第1端部)
413 左端部
422 上端部(第2端部)
432 上端部
4110 上側主部の前面
4211 右側主部の前面
4124 傾斜面(第1傾斜面)
4224 傾斜面(第2傾斜面)
441 第1隙間
442 第2隙間

Claims (9)

  1. 矩形板状の表示パネルの第1辺に沿う第1周壁部と、
    前記第1周壁部と連続し、前記表示パネルの第2辺に沿う第2周壁部と、
    前記第1周壁部から突出した第1突出片と、
    前記第2周壁部から突出した第2突出片と、
    を備え、
    前記第1突出片は、前記表示パネルの後面と前後方向に対向する第1主部と、前記第1主部における前記第2周壁部側の端部である第1端部と、を有し、
    前記第2突出片は、前記表示パネルの後面と前後方向に対向する第2主部と、前記第2主部における前記第1周壁側の端部である第2端部と、を有し、
    前記第1端部と前記第2端部とは、前後方向に重なっている、
    フレーム部材。
  2. 前記第1主部の前面と前記第2主部における前記第2端部を除く部分の前面とが面一である、
    請求項1に記載のフレーム部材。
  3. 前記第1端部の、前記第1主部の前面からの厚さ寸法は、前記第1主部の厚さ寸法の半分以下であり、
    前記第2端部の、前記第2主部の後面からの厚さ寸法は、前記第2主部の厚さ寸法の半分以下である、
    請求項1または2に記載のフレーム部材。
  4. 前記第1端部は、前後方向に対して傾斜した第1傾斜面を有し、
    前記第2端部は、前後方向に対して傾斜した第2傾斜面を有し、
    前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが平行に対向する、
    請求項1または2に記載のフレーム部材。
  5. 第1端部における第1主部からの突出寸法および第2端部における第2主部からの突出寸法は、前記第1主部および前記第2主部の厚さ寸法以上である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載のフレーム部材。
  6. 前記第1端部と前記第2主部との間に第1隙間を有し、前記第2端部と前記第1主部との間に第2隙間を有する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載のフレーム部材。
  7. 前記第1周壁部と連続し、前記表示パネルの第3辺に沿う第3周壁部と、
    前記第3周壁部から突出した第3突出片と、をさらに備え、
    前記第1突出片は、前記第1主部と、前記第1端部である右端部と、前記第1主部における前記第3周壁側の左端部と、を有し、
    前記第3突出片は、前記表示パネルの後面と前後方向に対向する第3主部と、前記第3主部における前記第1周壁側の上端部と、を有し、
    前記左端部と前記上端部とは、前後方向に重なっている、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のフレーム部材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフレーム部材と、
    前記表示パネルと、を備える、
    表示装置。
  9. 請求項8に記載の表示装置を備えるテレビ受信装置。
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