JP7272227B2 - ネットワーク制御装置およびネットワーク制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを制御する装置および方法に係わる。
近年、通信に係わる多様な要求に答えるために、マルチレイヤネットワークが実用化されている。マルチレイヤネットワークは、複数のレイヤ(又は、階層)を含む。そして、各レイヤに属するネットワークは、共通の物理ネットワーク上に構築される。ここで、各レイヤに属するネットワークは、論理的に互いに異なるトポロジで構成され得る。
また、ネットワーク障害に対する耐性を高めるために、冗長構成(または、パスプロテクション)が実用化されている。冗長構成は、送信元ノードと宛先ノードとの間に、現用回線(即ち、primary path)および予備回線(即ち、protecting path)を設定することで実現される。そして、通常時は、現用回線を介して通信が行われる。また、現用回線において障害が発生すると、予備回線を介して通信が行われる。このため、現用回線および予備回線は、可能な限り、互いに物理的に異なるリソースを使用して設定されることが好ましい。
現用回線に対して適切な予備回線を設定するために使用される技術の1つとして、SRLG(Shared Risk Link Group)が提案されている。SRLGは、物理的な構成を共有することに起因して、現用回線および予備回線において同時に障害が発生し得るリンクのグループを表す。また、各SRLGには、それぞれ固有の値(以下、SRLG値)が割り当てられる。例えば、各ノードに設けられる通信機器に対してそれぞれ異なるSRLG値が与えられ、各ケーブルまたは各光ファイバに対してそれぞれ異なるSRLG値が与えられる。そして、送信元ノードと宛先ノードとの間にパスを設定する際には、例えば、予備回線により使用される各リンクに対応するSRLG値が、現用回線により使用されるリンクに対応するいずれのSRLG値にも一致しないように、現用回線および予備回線が決定される。これにより、現用回線および予備回線の双方において同時に障害が発生するリスクが抑制される。なお、マルチレイヤネットワークにおいて、下位レイヤにおけるバックアップ構成を考慮して上位レイヤにおける適切な予備経路を設定する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
WO2017/170103
ところが、下位レイヤ(例えば、L0/L1)で設定されるSRLG値を使用して上位レイヤ(例えば、L3)の冗長パスを決定するためには、複雑な計算が必要となる。このため、特に大規模なネットワークにおいては、SRLGを利用して適切な冗長パスを設定することが困難なことがある。また、ネットワーク管理者が冗長パスを決定する場合、そのネットワーク管理者は、下位レイヤの知識(例えば、通信機器の構成に係わる知識)および上位レイヤの知識(例えば、帯域保証型やベストエフォート型等の提供するサービス品質に係る知識)の双方を有していることが要求される。しかしながら、現状、このような知識を有するネットワーク管理者は不足している。或いは、下位レイヤの知識を有する技術者と上位レイヤの知識を有する技術者との間でコミュニケーションが必要となり、冗長パスを決定するために長い時間を要することがある。
本発明の1つの側面に係わる目的は、マルチレイヤネットワークにおいて冗長パスの設定に要する時間を短縮することである。
本発明の1つの態様のネットワーク制御装置は、ネットワークを構成する各ネットワーク要素について、ネットワーク要素間の包含関係に従って階層化された識別情報と、当該ネットワーク要素の障害発生リスクを共有することの深刻度(階層化クラス毎の障害発生リスク)を表す深刻度値と、が対応づけられた制御情報を保存する保存部と、送信元ノードと宛先ノードとを接続する第1の回線および第2の回線が指定されたときに、前記第1の回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数の対象識別情報それぞれについて、前記第2の回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数の識別情報のうちで、前記対象識別情報と一致する領域が最も長い最長一致識別情報を検出する検出部と、前記検出部により検出された複数の最長一致識別情報にそれぞれ対応付けられた複数の深刻度値の総和を計算する計算部と、前記計算部により計算される総和に基づいて、前記第1の回線に対して前記第2の回線を評価する評価部と、を備える。
上述の態様によれば、マルチレイヤネットワークにおいて冗長パスの設定に要する時間が短縮される。
マルチレイヤネットワークの一例を示す図である。 下位レイヤに設定される現用回線および予備回線の一例を示す図である。 伝送路に付与されるSRLG値の階層化の一例を示す図である。 階層化SRLGの構成の一例を示す図である。 SRLGデータベースの一例を示す図である。 ネットワーク制御装置の一例を示す図である。 指定された回線に対応するSRLG情報の一例を示す図である。 指定された回線に対応するSRLG情報の他の例を示す図である。 指定された回線を評価する方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す図である。 階層化SRLGを指定する方法の実施例を示す図である。 SRLGの違反コストの上限値および最適化指標を指定する方法の実施例を示す図である。 累積コストを計算する方法の一例を示すフローチャート(その1)である。 累積コストを計算する方法の一例を示すフローチャート(その2)である。 累積コストを計算する方法の一例を示すフローチャート(その3)である。 累積コストを計算する方法の一例を示すフローチャート(その4)である。
図1は、マルチレイヤネットワークの一例を示す。マルチレイヤネットワークは、上位レイヤおよび下位レイヤを含む。上位レイヤはルーティング(L3)層に相当し、下位レイヤはトランスポート(L0/L1)層に相当する。
上位レイヤは、論理的なネットワークトポロジを表す。また、上位レイヤは、複数の通信ノードを備える。図1に示す例では、上位レイヤにおいて送信元ノードSNおよび宛先ノードDNが描かれている。そして、送信元ノードSNと宛先ノードDNとの間に、現用回線(すなわち、primary path)および予備回線(すなわち、protecting path)が設定される。なお、送信元ノードSNおよび宛先ノードDNには、それぞれ、例えば、ルータが実装されている。
下位レイヤは、物理的なネットワークトポロジを表す。また、下位レイヤは、複数の通信ノードおよびノード間を接続する伝送路を備える。図1に示す例では、送信元ノードSNと宛先ノードDNとの間に、複数の光分岐挿入装置(ROADM)R1~R6が実装されている。また、ノード間は、光ファイバ伝送路により接続されている。
ネットワーク制御装置1は、上位レイヤと下位レイヤとを連携させる機能を提供する。例えば、上位レイヤにおいて現用回線および予備回線が指定されたときに、ネットワーク制御装置1は、それらの回線が下位レイヤにおいて適切か否かを判定する。具体的には、ネットワーク制御装置1は、SRLG(Shared Risk Link Group)を利用して、指定された現用回線および予備回線において同時に障害が発生し得るリスクを計算する。
図2は、下位レイヤに設定される現用回線および予備回線の一例を示す。この実施例では、送信元ノードSNと宛先ノードDNとの間に、複数のROADM(R1~R6)が実装されている。また、ノード間に光ファイバ伝送路L1~L13が敷設されている。
マルチレイヤネットワーク上の各ネットワーク要素に対して予めSRLG値が付与されている。即ち、各ノードに実装される通信機器およびノード間を接続する各伝送路に対してSRLG値が付与されている。具体的には、ROADM_R1~ROADM_R6、送信元ノードSN、宛先ノードDNに対して異なるSRLG値が付与されている。また、光ファイバ伝送路L1~L13に対して異なるSRLG値が付与されている。なお、SRLG値は、この実施例では、最大で32ビットである。
ここで、上位レイヤにおいて現用回線および予備回線が指定される。この実施例では、現用回線は、送信元ノードSNからROADM_R3、ROADM_R4を経由して宛先ノードDNに信号を伝送する。また、予備回線は、送信元ノードSNからROADM_R3、ROADM_R5、ROADM_R6を経由して宛先ノードDNに信号を伝送する。
そうすると、ネットワーク制御装置1は、SRLG値を利用して、現用回線に対して予備回線が適切か否かを判定する。図2に示す例では、現用回線を構成するネットワーク要素は、伝送路L4、ROADM_R3、伝送路L6、ROADM_R4、伝送路L8である。よって、ネットワーク制御装置1は、伝送路L4、ROADM_R3、伝送路L6、ROADM_R4、伝送路L8に対応するSRLG値を取得する。また、予備回線を構成するネットワーク要素は、伝送路L4、ROADM_R3、伝送路L10、ROADM_R5、伝送路L11、ROADM_R6、伝送路L13である。よって、ネットワーク制御装置1は、伝送路L4、ROADM_R3、伝送路L10、ROADM_R5、伝送路L11、ROADM_R6、伝送路L13に対応するSRLG値を取得する。そして、ネットワーク制御装置1は、現用回線に対応する各SRLG値と予備回線に対応する各SRLG値とを比較することにより、現用回線に対して予備回線が適切か否かを判定する。具体的には、現用回線に対応する各SRLG値と予備回線に対応する各SRLG値との一致長に応じて、現用回線および予備回線において同時に障害が発生し得るリスクを計算する。
図2に示す例では、伝送路L4は、現用回線および予備回線により共有される。また、ROADM_R3も、現用回線および予備回線により共有される。よって、この冗長構成では、現用回線および予備回線において同時に障害が発生し得る。
ただし、ノード間を接続するケーブルは、複数の光ファイバを収容することがある。このため、現用回線および予備回線において同時に障害が発生するリスクは、現用/予備回線に対するネットワーク要素(すなわち、光ファイバ)の割当てに応じて変化する。例えば、伝送路L4が複数の光ファイバを収容するものとする。この場合、伝送路L4において、現用回線および予備回線に対して同じ光ファイバが割り当てられると、現用回線および予備回線において同時に障害が発生するリスクが高くなる。一方、伝送路L4において、現用回線および予備回線に対して異なる光ファイバが割り当てられると、現用回線および予備回線において同時に障害が発生するリスクが低くなる。
また、通信機器は、多種多様な通信を実現するために、互いに分離された複数の通信処理ユニットを備えることがある。よって、現用回線および予備回線において同時に障害が発生するリスクは、現用/予備回線に対するネットワーク要素(すなわち、通信処理ユニット)の割当てに応じて変化する。例えば、ROADM_R3が複数の光スイッチを収容するものとする。この場合、ROADM_R3において、現用回線および予備回線に対して同じ光スイッチが割り当てられると、現用回線および予備回線において同時に障害が発生するリスクが高くなる。一方、ROADM_R3において、現用回線および予備回線に対して異なる光スイッチが割り当てられると、現用回線および予備回線において同時に障害が発生するリスクが低くなる。
したがって、本発明の実施形態においては、各ネットワーク要素に付与されるSRLG値は階層化される。この実施例では、各伝送路に付与されるSRLG値および各通信機器に対して付与されるSRLG値が階層化される。
図3は、伝送路に付与されるSRLG値の階層化の一例を示す。この実施例では、ノード間にケーブル群が敷設される。このケーブル群は、4本の個別ケーブルから構成される。また、各個別ケーブルは、10本の光ファイバを収容する。更に、各光ファイバを介してCバンド光信号およびLバンド光信号が伝送される。
この場合、ケーブル群に対して1つのSRLG値が付与される。この実施例では、ケーブル群に対して16ビットのSRLG値「0xABCD」が付与されている。
ケーブル群を構成する4本の個別ケーブルは、同一経路上を並走して敷設される。したがって、各個別ケーブルのSRLG値は、ケーブル群のSRLG値に、各個別ケーブルを識別する値を加えることで生成される。具体的には、4本の個別ケーブルのSRLG値は、「0xABCD」に8ビットの識別情報「0x01」~「0x04」をそれぞれ加えることで得られる。すなわち、各個別ケーブル群に対して24ビットのSRLG値「0xABCD01」~「0xABCD04」が付与されている。
10本の光ファイバは、個別ケーブル内に収容される。したがって、各光ファイバのSRLG値は、個別ケーブルのSRLG値に、各光ファイバを識別する値を加えることで生成される。具体的には、SRLG値「0xABCD01」で識別される個別ケーブルに収容される10本の光ファイバのSRLG値は、「0xABCD01」に4ビットの識別情報「0x1」~「0xA」をそれぞれ加えることで得られる。すなわち、各個別ケーブル群に対して28ビットのSRLG値「0xABCD011」~「0xABCD01A」が付与されている。
各光ファイバにおいて、CバンドおよびLバンドは互いに識別される。例えば、SRLG値「0xABCD011」で識別される光ファイバにおいて使用される信号帯のSRLG値は、「0xABCD011」に4ビットの識別情報「0x0」~「0x1」をそれぞれ加えることで得られる。すなわち、各個別ケーブル群に対して32ビットのSRLG値「0xABCD0110」~「0xABCD0111」が付与されている。
同様に、通信機器のSRLG値も階層化される。例えば、ROADMに対して16ビットのSRLG値「0xFEDC」が付与される。この場合、ROADMに実装される各波長選択スイッチ(WSS:wavelength selective switch)のSRLG値は、このROADMのSRLG値に4ビットの識別情報を付与することで生成される。例えば、1つのWSSに対して20ビットのSRLG値「0xFEDCB」が付与される。WSSに接続される各トランスポンダブレードのSRLG値は、このWSSのSRLG値に4ビットの識別情報を付与することで生成される。例えば、1つのトランスポンダブレードに対して24ビットのSRLG値「0xFEDCBA」が付与される。トランスポンダブレード中に実装されるPIU(plug-in unit)のSRLG値は、このトランスポンダブレードのSRLG値に4ビットの識別情報を付与することで生成される。例えば、1つのPIUに対して28ビットのSRLG値「0xFEDCBA9」が付与される。PIU中に実装されるDSP(digital signal processor)のSRLG値は、このPIUのSRLG値に4ビットの識別情報を付与することで生成される。例えば、1つのDSPに対して32ビットのSRLG値「0xFEDCBA98」が付与される。
図4は、階層化SRLGの構成の一例を示す。この例では、SRLG値は、最大で32ビットである。「タイプ」は、共通の階層構造および共通の共有リスクの深刻度を有するネットワーク要素を表す。例えば、異なるベンダによる光ファイバケーブルに対して異なるタイプが付与される。また、同じベンダによる光ファイバケーブルであっても、架空ケーブルおよび地中に埋設されるケーブルに対して異なるタイプが付与される。或いは、異なるベンダによる通信機器に対して異なるタイプが付与される。また、同じベンダによる通信機器であっても、製品のバージョンが異なる場合には異なるタイプが付与される。
階層構造は、タイプごとに定義される。図4に示す例では、SRLGは、3つのクラスを含む。クラス#1は、タイプを識別する情報、およびクラス#1に属するネットワーク要素を識別する情報で表される。クラス#2は、タイプを識別する情報、クラス#1に属するネットワーク要素を識別する情報、およびクラス#2に属するネットワーク要素を識別する情報で表される。クラス#3は、タイプを識別する情報、クラス#1に属するネットワーク要素を識別する情報、クラス#2に属するネットワーク要素を識別する情報、およびクラス#3に属するネットワーク要素を識別する情報で表される。例えば、図3に示す例では、「A」がタイプ(すなわち、光ファイバケーブルのタイプ)を表し、「ABCD」(すなわち、ケーブル群)がクラス#1に相当し、「ABCD01」(すなわち、個別ケーブル)がクラス#2に相当する。
なお、SRLGの構成は、タイプ毎に定義される。すなわち、各クラスの長さは、ネットワーク要素の構成または特性等に応じて任意に決定される。
図5は、各ネットワーク要素のSRLG値を管理するSRLGデータベースの一例を示す。SRLGデータベースは、ネットワーク制御装置1がアクセス可能なサイトに実装される。或いは、SRLGデータベースは、ネットワーク制御装置1の中に実装されてもよい。
SRLGデータベースは、各ネットワーク要素について、SRLG値および深刻度を管理する。SRLG値は、上述したように、ネットワーク要素間の包含関係に従って階層化された識別情報の一例である。また、深刻度は、ネットワーク要素の障害発生リスクを共有することの深刻度(階層化クラス毎の障害発生リスク、ないしは共有リスクの深刻度)を表す。
例えば、現用回線および予備回線が同じ個別ケーブル上に設定されるものとする。図2に示すケースでは、伝送路L4上に現用回線および予備回線が設定される。この場合、現用回線および予備回線が同じ個別ケーブル内の異なる光ファイバ上に設定されるものとすると、現用回線が設定された光ファイバに障害が発生しても、予備回線が設定された光ファイバが正常であれば、通信を継続することが可能である。これに対して、現用回線および予備回線が同じ光ファイバ上に設定されるケースでは、この光ファイバに障害が発生すると、通信を継続できない。すなわち、現用回線および予備回線が同じ個別ケーブル上に設定されるケースよりも、現用回線および予備回線が同じ個別ケーブル内の同じ光ファイバ上に設定されるケースの方が、障害発生時の深刻度が高くなる。
なお、各ネットワーク要素の深刻度は、例えば、シミュレーションまたは過去の事例等に基づいてネットワーク管理者により決定される。そして、ネットワーク制御装置1は、この深刻度を利用して、現用回線および予備回線において同時に障害が発生し得るリスクを計算する。
図6は、ネットワーク制御装置1の一例を示す。ネットワーク制御装置1は、図6に示すように、プロセッサ10およびメモリ20を備える。ただし、ネットワーク制御装置1は、図6に示していない他の回路または機能を備えていてもよい。例えば、ネットワーク制御装置1は、入力/出力インタフェース、通信インタフェース、記憶装置などを備えてもよい。
プロセッサ10は、メモリ20に保存されているプログラムを実行することにより、ネットワークを制御する機能を提供する。この実施例では、プロセッサ10は、メモリ20に保存されているプログラムを実行することにより、上位レイヤにおいて指定される現用回線および予備回線が適切か否かを評価することができる。具体的には、プロセッサ10は、検出部11、計算部12、および評価部13の機能を提供する。
メモリ20は、プロセッサ10により実行されるプログラムを保存することができる。また、メモリ20は、SRLG情報を保存することができる。SRLG情報は、ネットワークを構成する各ネットワーク要素について、ネットワーク要素間の包含関係に従って階層化された識別情報、および、ネットワーク要素の障害発生リスクを共有することの深刻度(階層化クラス毎の障害発生リスク、ないしは共有リスクの深刻度)を表す深刻度値を含む。
なお、メモリ20には、ネットワークを構成するすべてのネットワーク要素についてのSRLG情報が保存されていてもよい。また、ネットワーク制御装置1とは別の記憶装置にSRLG情報が保存されているときは、ネットワーク制御装置1は、指定された回線に対応するSRLG情報をその記憶装置から取得してメモリ20に保存してもよい。
検出部11には、パス情報が与えられる。パス情報は、例えば、設定すべきL3パスを決定するパス計算機により生成される。また、パス情報は、L3において送信元ノードと宛先ノードとを接続する現用回線(または、第1の回線)および予備回線(または、第2の回線)を指定する。そして、検出部11は、現用回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数のSRLG値それぞれについて、予備回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数のSRLG値のうちで一致するビット長が最も長い最長一致SRLG値を検出する。
計算部12は、検出部11により検出された複数の最長一致SRLG値にそれぞれ対応付けられた複数の深刻度値の総和を計算する。評価部13は、計算部12により計算される総和に基づいて、現用回線に対して予備回線を評価する。例えば、ネットワーク管理者から評価部13に対して、ネットワークのSRLG違反コストを表す上限値が与えられる。この場合、評価部13は、計算部12により計算される総和と上限値とを比較することで、現用回線に対して予備回線が適切か否かを判定する。また、現用回線に対して複数の予備回線候補が指定されている場合には、ネットワーク管理者から評価部13に対して評価ポリシが与えられてもよい。一例としては、「評価ポリシ:深刻度値の総和は最小」が与えられる。この場合、評価部13は、複数の予備回線候補の中から、深刻度値の総和が最小になる予備回線候補を選択する。
次に、現用回線および予備回線において同時に障害が発生し得るリスクを計算する方法について説明する。この実施例では、上位レイヤにおいて、図2に示す現用回線および予備回線が指定されるものとする。すなわち、図2に示す現用回線および予備回線を指定するパス情報がネットワーク制御装置1に与えられる。
ネットワーク制御装置1は、現用回線を実現するネットワーク要素および予備回線を実現するネットワーク要素のSRLG情報を取得する。この実施例では、検出部11は、図7に示すSRLG情報を取得する。
各伝送路のSRLG情報の第1~第4ビットは、タイプを表す。この実施例では、すべての伝送路が同じタイプに属する。したがって、SRLG情報の第5~第32ビットの定義は、すべての伝送路に対して同じである。すなわち、第5~第16ビットは、ケーブル群を識別する。第17~第24ビットは、個別ケーブルを識別する。第25~第31ビットは、光ファイバを識別する。第32ビットは、波長帯を識別する。また、深刻度の定義も、すべての伝送路に対して同じである。
各ROADMのSRLG情報の第1~第4ビットは、タイプを表す。この実施例では、すべてのROADMが同じタイプに属する。したがって、SRLG情報の第5~第32ビットの定義は、すべてのROADMに対して同じである。すなわち、第5~第16ビットは、ROADMノードを識別する。第17~第20ビットは、ROADM内に実装されるWSSを識別する。第21~第24ビットは、WSSに接続するトランスポンダブレードを識別する。第25~第28ビットは、トランスポンダブレード内に実装されるPIUを識別する。第29~第32ビットは、PIU内に実装されるDSPを識別する。また、深刻度の定義も、すべてのROADMに対して同じである。
深刻度情報は、図7では、「i(j)」で表記されている。「i(j)」は、1組のSRLG値の上位jビットが互いに一致するときは、深刻度の値が「i」であることを意味する。例えば、伝送路に係わるSRLGが参照される場合、1組のSRLG値の上位16ビットが互いに一致するときは深刻度が「10」であり、1組のSRLG値の上位24ビットが互いに一致するときは深刻度が「20」であり、1組のSRLG値の上位31ビットが互いに一致するときは深刻度が「40」であり、1組のSRLG値の上位32ビットが互いに一致するときは深刻度が「50」である。
検出部11は、上述したように、現用回線を実現するネットワーク要素(L4、R3、L6、R4、L8)に対応する各SRLG値について、予備回線を実現するネットワーク要素(L4、R3、L10、R5、L11、R6、L13)に対応する各SRLG値のうちで、一致するビット長が最も長い最長一致SRLG値を検出する。
検出部11は、現用回線のL4のSRLG値と、予備回線に対応する7個のSRLG値とをそれぞれ対比し、互いに値が一致する領域のビット長をカウントする。この場合、上位ビットが連続して一致する領域の長さは、以下の通りである。
(1)現用回線のL4と予備回線のL4:24ビット
(2)現用回線のL4と予備回線のR3:1ビット
(3)現用回線のL4と予備回線のL10:8ビット
(4)現用回線のL4と予備回線のR5:1ビット
(5)現用回線のL4と予備回線のL11:10ビット
(6)現用回線のL4と予備回線のR6:1ビット
(7)現用回線のL4と予備回線のL13:8ビット
即ち、現用回線のL4のSRLG値と一致する領域のビット長が最も長くなるSRLG値は、予備回線のL4のSRLG値であり、一致する領域のビット長は24ビットである。
検出部11は、現用回線のR3のSRLG値と、予備回線に対応する7個のSRLG値とをそれぞれ対比し、互いに値が一致する領域のビット長をカウントする。この場合、上位ビットが連続して一致する領域の長さは、以下の通りである。
(1)現用回線のR3と予備回線のL4:1ビット
(2)現用回線のR3と予備回線のR3:16ビット
(3)現用回線のR3と予備回線のL10:1ビット
(4)現用回線のR3と予備回線のR5:12ビット
(5)現用回線のR3と予備回線のL11:1ビット
(6)現用回線のR3と予備回線のR6:9ビット
(7)現用回線のR3と予備回線のL13:1ビット
即ち、現用回線のR3のSRLG値と一致する領域のビット長が最も長くなるSRLG値は、予備回線のR3のSRLG値であり、一致する領域のビット長は16ビットである。
検出部11は、現用回線のL6のSRLG値と、予備回線に対応する7個のSRLG値とをそれぞれ対比し、互いに値が一致する領域のビット長をカウントする。この場合、上位ビットが連続して一致する領域の長さは、以下の通りである。
(1)現用回線のL6と予備回線のL4:8ビット
(2)現用回線のL6と予備回線のR3:1ビット
(3)現用回線のL6と予備回線のL10:9ビット
(4)現用回線のL6と予備回線のR5:1ビット
(5)現用回線のL6と予備回線のL11:8ビット
(6)現用回線のL6と予備回線のR6:1ビット
(7)現用回線のL6と予備回線のL13:9ビット
即ち、現用回線のL6のSRLG値と一致する領域のビット長が最も長くなるSRLG値は、予備回線のL10のSRLG値または予備回線のL13のSRLG値であり、一致する領域のビット長は9ビットである。
検出部11は、現用回線のR4のSRLG値と、予備回線に対応する7個のSRLG値とをそれぞれ対比し、互いに値が一致する領域のビット長をカウントする。この場合、上位ビットが連続して一致する領域の長さは、以下の通りである。
(1)現用回線のR4と予備回線のL4:1ビット
(2)現用回線のR4と予備回線のR3:8ビット
(3)現用回線のR4と予備回線のL10:1ビット
(4)現用回線のR4と予備回線のR5:8ビット
(5)現用回線のR4と予備回線のL11:1ビット
(6)現用回線のR4と予備回線のR6:8ビット
(7)現用回線のR4と予備回線のL13:1ビット
即ち、現用回線のR4のSRLG値と一致する領域のビット長が最も長くなるSRLG値は、予備回線のR3のSRLG値、予備回線のR5のSRLG値、または予備回線のR6のSRLG値であり、一致するビット長は8ビットである。
検出部11は、現用回線のL8のSRLG値と、予備回線に対応する7個のSRLG値とをそれぞれ対比し、互いに値が一致する領域のビット長をカウントする。この場合、上位ビットが連続して一致する領域の長さは、以下の通りである。
(1)現用回線のL8と予備回線のL4:8ビット
(2)現用回線のL8と予備回線のR3:1ビット
(3)現用回線のL8と予備回線のL10:9ビット
(4)現用回線のL8と予備回線のR5:1ビット
(5)現用回線のL8と予備回線のL11:8ビット
(6)現用回線のL8と予備回線のR6:1ビット
(7)現用回線のL8と予備回線のL13:9ビット
即ち、現用回線のL8のSRLG値と一致する領域のビット長が最も長くなるSRLG値は、予備回線のL10のSRLG値または予備回線のL13のSRLG値であり、一致する領域のビット長は9ビットである。
続いて、計算部12は、検出部11により検出された各最長一致SRLG値に対応付けられた深刻度値の総和を計算する。ここで、例えば、現用回線の伝送路L4のSRLG値に対応する最長一致ビット長は24ビットである。そうすると、図7に示すように、深刻度値として「20」が得られる。また、現用回線のROADM_R3のSRLG値に対応する最長一致ビット長は16ビットである。そうすると、図7に示すように、深刻度値として「10」が得られる。他のケースは、いずれも最長一致ビット長が16未満なので、深刻度値はゼロである。この結果、深刻度値の総和として「30」が得られる。
評価部13は、計算部12により計算される総和に基づいて、現用回線に対して予備回線を評価する。例えば、ネットワーク管理者からネットワーク制御装置1に対して、ネットワークのコストを表す上限値として「25」が与えられるものとする。この場合、深刻度値の総和が上限値を超えている。そうすると、評価部13は、現用回線に対して指定された予備回線が適切でないと判定する。
このように、ネットワーク制御装置1は、現用回線および予備回線を指定するパス情報を受け取ると、現用回線を構成する各ネットワーク要素のSRLG値および予備回線を構成する各ネットワーク要素のSRLG値を取得する。ここで、SRLG値は、ネットワーク要素間の包含関係に従って階層化された、各ネットワーク要素を識別する識別情報である。そして、ネットワーク制御装置1は、SRLG値間の最長一致ビット長に基づいて、現用回線および予備回線の双方において同時に障害が発生するリスクの深刻度を計算し、それらの深刻度の和に基づいて現用回線および予備回線が適切か否かを評価する。したがって、自動的に且つ短時間で、現用回線に対して予備回線が適切であるか否かの評価が可能になる。
なお、図7に示す例では、各ネットワーク要素に対して深刻度が設定されているが、本発明はこの方法に限定されるものではない。例えば、本発明の実施形態に係わるSRLGの階層化においては、ネットワーク要素のタイプ毎に深刻度の構成が定義されている。よって、ネットワーク制御装置1は、図8に示すように、ネットワーク要素のタイプ毎に深刻度に係わる情報を管理してもよい。この場合、SRLG情報を格納するためのメモリ領域を小さくできる。
また、上述の実施例では、送信元ノードと宛先ノードとの間のネットワーク要素(実施例では、ROADM等の通信機器および光ファイバ伝送路)のSRLG値を利用して回線の評価が行われるが、本発明はこの方法に限定されるものではない。例えば、送信元ノードおよび宛先ノードがルータである場合、各ルータのラインカードのSRLG値を考慮して回線を評価することが好ましい。
図9は、指定された回線を評価する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、現用回線および予備回線が指定されたときにネットワーク制御装置1により実行される。
S1において、検出部11は、指定された現用回線を構成する各ネットワーク要素のSRLG情報、および指定された予備回線を構成する各ネットワーク要素のSRLG情報を取得する。SRLG情報は、例えば、SRLG値(すなわち、識別情報)および深刻度値を含む。S2において、検出部11は、現用回線を構成する複数のネットワーク要素に対応する複数のSRLG値の中から、処理対象のSRLG値を選択する。以下の記載では、S2で選択されるSRLG値を「対象SRLG値」と呼ぶことがある。
S3において、検出部11は、予備回線を構成する複数のネットワーク要素に対応する複数のSRLG値の中から、対象SRLG値と一致する領域のビット長が最も長い最長一致SRLG値を検出する。S4において、計算部12は、対象SRLG値と最長一致SRLG値とが一致する領域のビット長に基づいて、深刻度値を決定する。
S5において、検出部11は、現用回線に対応するすべてのSRLG値についてS3~S4の処理が終了したか判定する。このとき、S3~S4の処理が終了していないSRLG値が残っていれば、ネットワーク制御装置1の処理はS2に戻る。そして、現用回線に対応するすべてのSRLG値についてS3~S4の処理が終了すると、ネットワーク制御装置1の処理はS6に進む。
S6において、計算部12は、S2~S5の処理を繰り返し実行することで得られた複数の深刻度値の総和を計算する。深刻度値の総和は、送信元ノートと宛先ノードとの間の回線のSRLG違反コストに相当する。そして、S7において、評価部13は、深刻度値の総和に基づいて、現用回線に対して予備回線が適切に指定されているか否かを判定する。このとき、評価部13は、たとえば、深刻度値の総和と予め与えられている上限値とを比較することで、指定された回線を評価してもよい。或いは、複数の予備回線候補が指定されているときは、評価部13は、予め与えられている評価ポリシに基づいて、複数の予備回線候補の中から好ましい1つを選択してもよい。
<実施例>
図10は、本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す。この実施例では、ネットワークは、複数のL3ルータにより構成されている。L3ルータ間は、光ファイバケーブルにより接続される。また、L3ルータ間には、それぞれ1または複数のROADMが設けられる。
SDN(software defined network)コントローラは、ソフトウェアでネットワークの構成、動作、性能を定義する。パス計算機(PCE:path computing element)は、イングレスルータからの要求に応じて、イングレスルータとエグレスルータとの間のパスを指定する。イングレスルータおよびエグレスルータは、それぞれ、図2に示す送信元ノードおよび宛先ノードに相当する。また、パス計算機は、イングレスルータからの要求に応じて、現用回線および予備回線を指定する。このとき、パス計算機は、1本の現用回線に対して複数の予備回線を指定してもよい。
TED(traffic engineering database)は、RSVP-TE等で回線を設定するための情報を格納する。SRLGデータベースは、SRLG情報を格納する。
上記構成のネットワークシステムにおいて、SDNコントローラは、ネットワーク要素のタイプ毎に、階層化クラスを定義する。階層化クラスは、ネットワーク要素のタイプを識別する情報および各クラスを識別する情報に対してそれぞれ何ビットずつ割り当てるかを表す。また、各クラスに対して深刻度が設定される。そして、SDNコントローラは、階層化クラスをSRLGデータベースに登録する。このとき、SDNコントローラは、例えば、SQL等のAPIを介してSRLGデータベースにアクセスする。
SDNコントローラは、各ネットワーク要素に対してSRLG値を割り当てる。また、SDNコントローラは、SRLG値をSRLGデータベースに登録する。このとき、SDNコントローラは、例えば、SQL等のAPIを介してSRLGデータベースにアクセスする。
SDNコントローラは、各ルータ間リンクを構成する全てのネットワーク要素のSRLG番号リストを各L3ルータに設定する。このSRLG番号リストは、SDNコントローラにより監視または制御されるすべてのレイヤのネットワーク要素に対応するSRLG番号を含む。
SRLG番号リストを広告することにより、TEDが構築される。例えば、IGPプロトコルにより広告が行われる。或いは、BGP-LSにより広告が行われる。
パス計算機は、イングレスルータから受信するリクエストに応じて、現用回線および予備回線を指定する。ここで、パス計算機は、本発明の実施形態のネットワーク制御装置1の機能を提供する。すなわち、パス計算機は、階層化SRLGを利用して、現用回線および予備回線を決定する。そして、パス計算機は、決定した現用回線および予備回線をイングレスルータに通知する。そうすると、イングレスルータは、例えば、RSVP-TEシグナリングまたはSR(Segment Routing)によりTEパスを設定する。
イングレスルータおよびパス計算機は、例えば、PCEプロトコルを使用する。この場合、イングレスルータは、PCReqメッセージを使用して、現用回線および予備回線のパス計算をパス計算機に依頼する。このとき、Metric_objectにより、エンドツーエンドでのSRLG値の累積値の上限(すなわち、Bound)が指定される。あるいは、OF(Object Function)objectにより、エンドツーエンドでのSRLG値の累積値の最適化指標が指定される。
図11は、階層化SRLGを指定する方法の実施例を示す。この例では、階層化SRLGは、図11(a)に示すように、SRLGタイプ、タイプマスク、クラス数、各クラスの内容を含む。SRLGタイプ(SRLG Type)は、ネットワーク要素のタイプを表す。タイプマスク(Type Mask)は、SRLGタイプの長さを指定する。クラス数(# of Classes)は、SRLGタイプに対して与えられる、クラスの数を指定する。各クラスの内容は、クラスマスクおよびクラス深刻度を含む。クラスマスク(Class Mask)は、SRLGタイプに対して与えられる、クラスのマスク長を指定する。なお、クラスマスクは、下記の条件で指定される。なお、nは、クラスの数を表す。
0≦ Type Mask ≦ Class #i Mask ≦ Class #j Mask ≦32(1≦i<j<n)
クラス深刻度(Class Severity)は、SRLGタイプに対して与えられる、クラスの深刻度(violation cost)を指定する。なお、クラス深刻度は、下記の条件で指定される。
0≦ Class #i Severity ≦ Class #j Severity ≦255(1≦i<j<n)
図11(b)は、階層化SRLGの具体例を示す。なお、この階層化SRLGは、図3に示すケーブル(L0/L1トランスポート伝送路)に相当する。
この実施例では、タイプマスクは「4」である。この場合、SRLGタイプの上位4ビットがネットワーク要素のタイプを表す。また、SRLGタイプの他のビットにはゼロが設定される。クラス数は「4」である。この場合、4個のクラス(#1~#4)が定義される。例えば、クラス#1は、マスクが16ビットであり、深刻度が10である。すなわち、「上位16ビットが一致したときは、深刻度が10である」が定義されている。また、クラス#2は、マスクが24ビットであり、深刻度が20である。すなわち、「上位24ビットが一致したときは、深刻度が20である」が定義されている。
図11(c)は、階層化SRLGの他の具体例を示す。この例では、5個のクラスが定義されている。
図12は、SRLGの違反コストの上限値および最適化指標を指定する方法の実施例を示す。この実施例では、SRLGの違反コストの上限値および最適化指標は、PCEプロトコルのPCReqメッセージに設定される。
PCReqメッセージに上限値を設定するときには、Object-Classが「6」、Object-Typeが「1」のMetric Objectを使用する。また、Boundビットに「1」を設定する。Object-Type及びBoundビットは、図12では、それぞれ「OT」及び「B」で表記されている。Metric Typeは、メトリックタイプを指定する。現在、Metric Typeとして1~21が規定されており、22~255は未使用である。よって、未使用のMetric Typeのうちの1つをSRLG違反コストの「上限値」に割り当てる。Metric-valueには、メトリック値が設定される。よって、Boundビットに「1」が設定され、且つ、Metric Typeとして上限値を識別する値が設定されたときは、Metric-valueに設定される値が「上限値」を表す。この場合、パス計算機は、エンドツーエンドのSRLG値の総和が「Metric-value」に設定される上限値を超えないように、パス計算を実行する。
PCReqメッセージに最適化指標を設定するときには、Object-Classが「21」、Object-Typeが「1」のOF(objective function) objectを使用する。OF(objective function)コードは、所望の指標を指定できる。現在、OFコードとして1~14が規定されており、15~32767は未使用である。よって、未使用のOFコードのうちの1つをSRLG違反コストの「最適化指標」に割り当てる。この実施例では、例えば、OFコードを利用して「SRLG違反コスト(または、エンドツーエンドのSRLG値の総和)を最小化する」が定義される。
図13~図16は、累積コストを計算する方法の一例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、例えば、現用回線および予備回線が指定された後に、図6に示すネットワーク制御装置1により実行される。各ネットワーク要素のSRLGを表すSRLG情報は、予め作成されているものとする。累積コストは、深刻度の総和に相当する。
S11において、検出部11は、累積コストを表す変数Cumulative_Costをゼロに初期化する。累積コストは、送信元ノートと宛先ノードとの間で、現用回線および予備回線の双方において同時に障害が発生するリスクを表す。
S12において、検出部11は、現用回線のSRLGリストから階層化SRLGを選択する。すなわち、検出部11は、現用回線を構成するネットワーク要素のうちの1つを選択し、選択したネットワーク要素に対応する階層化SRLG情報を取得する。ここで、現用回線のSRLGリストは、現用回線を構成する各ネットワーク要素の階層化SRLG情報を含む。階層化SRLG情報は、例えば、図7に示すように、SRLG値および深刻度値を含む。また、階層化SRLG情報は、図11に示す形式で指定してもよい。現用回線のSRLGリストから選択された階層化SRLG情報は、変数Pri_SRLGに格納される。
S13において、最長の一致マスク長を表す変数Longest_Matchをゼロに初期化する。一致マスク長は、現用回線を構成するネットワーク要素に対応するSRLG値と予備回線を構成するネットワーク要素に対応するSRLG値とが連続して一致する領域の長さを表す。
S14において、検出部11は、予備回線のSRLGリストから階層化SRLGを選択する。すなわち、検出部11は、予備回線を構成するネットワーク要素のうちの1つを選択し、選択したネットワーク要素に対応する階層化SRLG情報を取得する。ここで、予備回線のSRLGリストは、予備回線を構成する各ネットワーク要素の階層化SRLG情報を含む。予備回線のSRLGリストから選択された階層化SRLG情報は、変数Pro_SRLGに格納される。
S15において、検出部11は、S12で選択した現用回線のSRLG値とS14で選択した予備回線のSRLG値との間の一致マスク長Matched_Maskを検出する。また、S16において、検出部11は、S15で検出した一致マスク長Matched_Maskと最長の一致マスク長Longest_Matchとを比較する。この結果、S15で検出した一致マスク長Matched_Maskが最長の一致マスク長Longest_Matchより長ければ、S17において、検出部11は、S15で検出した一致マスク長を変数Longest_Matchに格納する。
S18において、検出部11は、予備回線のSRLGリスト内のすべての階層化SRLGに対してS15~S17の処理が実行されたか判定する。そして、S15~S17の処理が実行されていない階層化SRLGが残っているときは、検出部11の処理はS14に戻る。すなわち、現用回線を構成するネットワーク要素のうちの1つに対応するSRLG値と、予備回線を構成する各ネットワーク要素に対応するSRLG値との間で、最長の一致マスク長が検出される。この後、S21~S27およびS31~S36の処理は、最長の一致マスク長が検出されたビット列について実行される。
S21において、計算部12は、最長のタイプ一致長を表す変数Longest_Typeをゼロに初期化する。タイプ一致長は、32ビットのSRLG値の中でタイプ情報が格納される領域の長さを表す。
S22において、計算部12は、深刻度を表す変数Violation_Costをゼロに初期化する。なお、この変数Violation_Costは、S21~S26において特定されるタイプに対応する深刻度を表す。
S23において、計算部12は、階層化SRLGデータベースから階層化SRLG情報を選択する。階層化SRLG情報は、例えば、図11に示すように、SRLGタイプ、タイプマスク、クラス数、各クラスの内容を含む。なお、選択した階層化SRLG情報は、構造体変数Hsrlgに格納される。
S24において、計算部12は、Longest_Matchのマスク部が、S23で選択された階層化SRLG情報中のタイプとなり得るか否かを判定する。具体的には、Longest_Matchのマスク部の長さが、S23で選択された階層化SRLG情報(構造体変数Hsrlg)中のメンバ「TypeMask」以上であるか否かが判定される。そして、Longest_Matchのマスク部の長さが「Type_Mask」以上であれば、計算部12の処理はS25に進む。
S25において、計算部12は、S23で選択された階層化SRLG情報(構造体変数Hsrlg)中のメンバ「TypeMask」が現在までに選択された階層化SRLG情報中のタイプの中で最も詳しいか否かを判定する。具体的には、S23で選択された階層化SRLG情報中の「TypeMask」が、Longest_Typeより大きいか否かが判定される。この結果、「TypeMask」がLongest_Typeより大きいときは、計算部12の処理はS26に進む。
S26において、計算部12は、S12で選択された現用回線の階層化SRLGのタイプが、S23で選択された階層化SRLG情報中のタイプと一致するか否かを判定する。そして、これらのタイプが互いに一致するときは、S27において、計算部12は、最長のタイプ一致長を表す変数Longest_Typeを、S23で選択された階層化SRLG情報(構造体変数Hsrlg)中のTypeMaskの値に更新する。
このように、S21~S27においては、最長の一致マスク長が検出されたビット列に対して、最も詳細なタイプが特定される。すなわち、最も長いビット列で表されるタイプが特定される。なお、S24、S25、またはS26の判定が「No」であったときは、計算部12の処理はS37に進む。
S31において、計算部12は、深刻度を表す変数Violation_Costをゼロに初期化する。なお、この変数Violation_Costは、S21~S27において特定されるタイプに対応する深刻度を表す。
S32において、計算部12は、S23で選択された階層化SRLG情報から1つのクラスに対応する情報を選択する。1つのクラスに対応する情報は、図11に示すように、クラスマスクおよび深刻度(即ち、Class Mask, Class Severity)から構成される。選択した情報は、構造体変数Hsrlg_Classに格納される。
S33において、計算部12は、S12~S18で得られている最長の一致マスク長Longest_Matchが、S32で選択されたクラスのマスク長以上であるか否かを判定する。例えば、図11(b)に示す実施例でクラス#1が選択されたときには、最長の一致マスク長が16ビット以上であるか否かが判定される。そして、最長の一致マスク長が、選択されたクラスのマスク長以上であれば、計算部12の処理はS34に進む。
S34において、計算部12は、S32で選択されたクラスの深刻度が、変数Violation_Costより深刻か否かを判定する。そして、S32で選択されたクラスの深刻度が、現在までに選択されたクラスの中で最も深刻であるときは、計算部12は、S35において、変数Violation_Costを更新する。具体的には、変数Violation_Costが、S32で選択されたクラスの深刻度に更新される。
S36において、計算部12は、S23で選択された階層化SRLG情報中のすべてのクラスに対してS33~S35の処理が実行されたか否かを判定する。そして、S33~S35の処理が実行されていないクラスが残っていれば、計算部12の処理はS32に戻る。すなわち、S23で選択された階層化SRLG情報中のすべてのクラスに対してS33~S35の処理が実行される。
例えば、現用回線を構成するネットワーク要素のうちの1つに対応するSRLG値と、予備回線を構成する各ネットワーク要素に対応するSRLG値との間での最長の一致マスク長が25ビットであるものとする。また、図11(b)に示す階層化SRLG情報が得られているものとする。この場合、最長の一致マスク長は、クラス#2のマスク長より長く、クラス#3のマスク長より短い。そうすると、最悪の深刻度を表す変数Violation_Costとして、クラス#2に対応する深刻度「20」が得られる。
S37において、計算部12は、S23の階層化SRLGデータベース内のすべての階層化SRLG情報に対してS24~S27およびS31~S36の処理を実行したか否かを判定する。そして、S24~S27およびS31~S36の処理を実行していない階層化SRLG情報が残っているときは、計算部12の処理はS23に戻る。すなわち、計算部12は、すべての階層化SRLG情報に対してS24~S27およびS31~S36の処理を実行する。この結果、最悪の深刻度が得られる。なお、S24~S27およびS31~S36の処理により得られる深刻度は、現用回線を構成するネットワーク要素のうちの1つに対する最悪の深刻度を表す。
S41において、累積コストを表す変数Cumulative_Costに、S24~S27およびS31~S36の処理を実行することで得られる最悪の深刻度を加算する。
S42において、ネットワーク制御装置1は、現用回線のSRLGリスト内のすべての階層化SRLGに対してS13~S18、S21~S27、S31~S37、およびS41の処理を実行したか否かを判定する。そして、S13~S18、S21~S27、S31~S37、およびS41の処理を実行していない階層化SRLGが残っていれば、ネットワーク制御装置1の処理はS12に戻る。すなわち、ネットワーク制御装置1は、現用回線を構成する各ネットワーク要素に対応する階層化SRLGに対してS13~S18、S21~S27、S31~S37、およびS41の処理を実行する。この結果、送信元ノードと宛先ノードとの間の現用回線の各ネットワーク要素に対してそれぞれ最悪の深刻度値が計算され、さらに、それらの総和が計算される。この総和は、送信元ノードと宛先ノードとの間の回線の累積SRLG違反コストを表す。
1 ネットワーク制御装置
10 プロセッサ
11 検出部
12 計算部
13 評価部
20メモリ

Claims (8)

  1. ネットワークを構成する各ネットワーク要素について、ネットワーク要素間の包含関係に従って階層化された識別情報と、当該ネットワーク要素の障害発生リスクを共有することの深刻度を表す深刻度値と、が対応づけられた制御情報を保存する保存部と、
    送信元ノードと宛先ノードとを接続する第1の回線および第2の回線が指定されたときに、前記第1の回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数の対象識別情報それぞれについて、前記第2の回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数の識別情報のうちで、前記対象識別情報と一致する領域が最も長い最長一致識別情報を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された複数の最長一致識別情報にそれぞれ対応付けられた複数の深刻度値の総和を計算する計算部と、
    前記計算部により計算される総和に基づいて、前記第1の回線に対して前記第2の回線を評価する評価部と、
    を備えるネットワーク制御装置。
  2. 前記計算部により計算される総和が所定の上限値を超えるときは、前記評価部は、前記第1の回線に対して前記第2の回線が適切でないと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  3. 送信元ノードと宛先ノードとを接続する第1の回線、第2の回線、および第3の回線が指定されたときに、
    前記計算部は、前記第1の回線と前記第2の回線との間で前記深刻度値の総和を表す第1の総和値を計算すると共に、前記第1の回線と前記第3の回線との間で前記深刻度値の総和を表す第2の総和値を計算し、
    前記評価部は、所定の評価ポリシに従って前記第1の総和値と前記第2の総和値とを比較することにより、前記第1の回線に対して、前記第2の回線または前記第3の回線のいずれが適切かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  4. 第1のネットワーク要素の識別情報は、前記第1のネットワーク要素を識別する第1の識別情報を含み、
    前記第1のネットワーク要素に包含される第2のネットワーク要素の識別情報は、前記第1の識別情報および前記第2のネットワーク要素を識別する第2の識別情報を含む
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のネットワーク制御装置。
  5. 前記第2のネットワーク要素の識別情報に対応する深刻度値は、前記第1のネットワーク要素の識別情報に対応する深刻度値より大きい
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク制御装置。
  6. 第1のネットワーク要素の識別情報は、前記第1のネットワーク要素のタイプを表すタイプ情報および前記第1のネットワーク要素を識別する第1の識別情報を含み、
    前記第1のネットワーク要素に包含される第2のネットワーク要素の識別情報は、前記タイプ情報、前記第1の識別情報、および前記第2のネットワーク要素を識別する第2の識別情報を含む
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のネットワーク制御装置。
  7. 前記第1のネットワーク要素の識別情報に対応する深刻度値および前記第2のネットワーク要素の識別情報に対応する深刻度値は、前記タイプ情報に対応づけられて設定されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のネットワーク制御装置。
  8. ネットワークを構成する各ネットワーク要素について、ネットワーク要素間の包含関係に従って階層化された識別情報と、当該ネットワーク要素の障害発生リスクを共有することの深刻度を表す深刻度値と、が対応づけられた制御情報を取得し、
    送信元ノードと宛先ノードとを接続する第1の回線および第2の回線が指定されたときに、前記第1の回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数の対象識別情報それぞれについて、前記第2の回線を実現する複数のネットワーク要素に対応する複数の識別情報のうちで、前記対象識別情報と一致する領域が最も長い最長一致識別情報を検出し、
    検出された複数の最長一致識別情報にそれぞれ対応付けられた複数の深刻度値の総和を計算し、
    前記総和に基づいて、前記第1の回線に対して前記第2の回線を評価する
    ことを特徴とするネットワーク制御方法。
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