JP7271531B2 - マクラギ及びマクラギの製造方法 - Google Patents
マクラギ及びマクラギの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7271531B2 JP7271531B2 JP2020522585A JP2020522585A JP7271531B2 JP 7271531 B2 JP7271531 B2 JP 7271531B2 JP 2020522585 A JP2020522585 A JP 2020522585A JP 2020522585 A JP2020522585 A JP 2020522585A JP 7271531 B2 JP7271531 B2 JP 7271531B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- central axis
- sleeper
- embedding
- hole
- plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B3/00—Transverse or longitudinal sleepers; Other means resting directly on the ballastway for supporting rails
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B3/00—Transverse or longitudinal sleepers; Other means resting directly on the ballastway for supporting rails
- E01B3/46—Transverse or longitudinal sleepers; Other means resting directly on the ballastway for supporting rails made from different materials
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B9/00—Fastening rails on sleepers, or the like
- E01B9/02—Fastening rails, tie-plates, or chairs directly on sleepers or foundations; Means therefor
- E01B9/04—Fastening on wooden or concrete sleepers or on masonry without clamp members
- E01B9/14—Plugs, sleeves, thread linings, or other inserts for holes in sleepers
Description
本願は、2018年06月01日に、日本に出願された日本国特願2018-106064号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
本発明の一態様に係るマクラギは、レールが配置される上面及び接地面に対向させる底面を有し、上面から底面に貫通する複数の埋込み孔が形成されたマクラギ本体と、前記埋込み孔内に少なくとも一部が配置された複数の埋込み栓と、を備え、前記埋込み孔は、その底部に大幅孔部を有し、複数の前記埋込み孔の大幅孔部は、互いに離間し、前記埋込み栓は、ねじ部と、前記ねじ部の下端部に設けられ、前記大幅孔部に配置された鍔部と、を有し、前記鍔部は、前記ねじ部の中心軸線に沿う方向に見たときに楕円形状を呈し、
前記マクラギ本体を前記ねじ部の中心軸線方向から見たときに、前記ねじ部の中心軸線と前記鍔部の中心軸線とが、前記楕円形状の長軸方向に互いに離間し、前記大幅孔部の内周面は、前記埋込み栓が前記ねじ部の中心軸線周りに回転するときに、前記鍔部が係止する係止部分を備えていることを特徴としている。
また、マクラギ本体に複数の埋込み孔が形成され、かつ、マクラギが複数の埋込み栓を備えている。したがって、1つの埋込み孔に1つの埋込み栓を配置することができる。よって、例えば2つの埋込み孔を横断するように1つの埋込み栓を配置するような場合に比べて、埋込み孔への埋込み栓の配置作業を簡便化することができる。
また、埋込み栓がねじ部の中心軸線周りに回転するときに、鍔部が大幅孔部の係止部分にねじ部の周方向に係止することで、埋込み栓がねじ部の中心軸線周りに回転するのを抑制することができる。
このマクラギによれば、中心軸線に沿う方向に見たときに鍔部が楕円状を呈する場合に、埋込み栓がねじ部の中心軸線周りに回転するのを抑制することができる。
このマクラギによれば、埋込み栓がねじ部の中心軸線周りに回転するときに、鍔部が接着体にねじ部の周方向に係止することで、埋込み栓がねじ部の中心軸線周りに回転するのを抑制することができる。
本発明の一態様に係るマクラギの製造方法は、前記マクラギ本体に前記埋込み孔を形成する孔形成工程と、前記埋込み栓の少なくとも前記鍔部の一部を、前記埋込み孔内に挿入する配置工程と、を行う。
以下、本発明に係るマクラギの一実施形態を、図1から図16を参照し、説明する。
図1に示すように、本実施形態のマクラギ1は、マクラギ本体11と、埋込み栓16と、接着体21と、を備えている。
図1は、軌条51を構成する一対のレール52のうち一方のみを示している。
埋込み孔12の下端部以外の部分には、小径孔部12aが形成されている。小径孔部12aは、上下方向に沿う方向に見た平面視で円形状である。小径孔部12aは、上下方向に延びている。
埋込み孔12の下端部には、大径孔部(大幅孔部)12bが形成されている。
言い換えると、埋込み孔12は、その底部に大径孔部12bを有している。大径孔部12bは、平面視で小径孔部12aよりも内径が大きい円形状である。大径孔部12bは、小径孔部12aに連なっている。
複数の埋込み孔12の大径孔部12aは、互いに離間している。言い換えると、複数の埋込み孔12の大径孔部12aは、幅方向(水平方向)に連続していない。図示の例では、複数の埋込み孔12そのものが、幅方向に連続していない。複数の埋込み孔12は、マクラギ本体11内で互いに独立している。
マクラギ本体11の端部に形成された一対の埋込み孔12において、一方の埋込み孔12における小径孔部12aの中心軸線は、大径孔部12bの中心軸線に対して長手方向の一方側にずれて(離間して)いる。同様に、一対の埋込み孔12において、他方の埋込み孔12における小径孔部12aの中心軸線は、大径孔部12bの中心軸線に対して長手方向の他方側にずれ(離間し)ている。
小径孔部12aの中心軸線をこのようにずらすことにより、埋込み栓16にネジをねじ込んだ際に、後述する鍔部18が大径孔部12b内で回転することがないため、供回りを防ぐことができる。
筒状部17の下端部の内部空間は、筒状部17の内部に浸入した雨水等を筒状部17の外部に排出する水抜き孔に相当する。
鍔部18の重心P1は、中心軸線C1から離間した位置に配置している。この例では、中心軸線C1は、鍔部18の楕円の長軸上に配置している。言い換えると、マクラギ10を筒状部17の中心軸線C1方向から見たときに、筒状部17の中心軸線C1と鍔部18の中心軸線とが互いに離間している。
図3に示すように、鍔部18は、鍔部18の外周面に近接外面部18a及び離間外面部(所定の部分)18bを備える。近接外面部18aは、鍔部18の外周面のうち、筒状部17の中心軸線C1との距離L1が最小(所定の値)になる部分である。離間外面部18bは、鍔部18の外周面のうち、中心軸線C1との距離L2が最大になる部分である。
離間外面部18bは、鍔部18の楕円の長軸上における中心軸線C1から離間した側の端に配置している。離間外面部18bと中心軸線C1との距離L2は、近接外面部18aと中心軸線C1との距離L1よりも長い。
距離L3は、離間外面部18bと中心軸線C1との距離L2よりも短い。鍔部18の離間外面部18bは、大径孔部12bの近接内面部12b1に対向しないように配置されている。図4に示すように、本実施形態では、埋込み栓16の全体が埋込み孔12内に配置されている。
なお、例えば、埋込み栓16の筒状部17が埋込み孔12の小径孔部12aから上方に突出し、埋込み栓16の一部が埋込み孔12内に配置されているように構成してもよい。筒状部17及び鍔部18に、突起や溝が形成されていてもよい。鍔部18は、筒状部17の周方向の一部のみに設けられてもよい。
筒状部17及び鍔部18は、ステンレス鋼等で形成してもよい。埋込み栓16を構成する筒状部17及び鍔部18を、ナイロン等の樹脂等により一体に形成してもよい。
このとき、マクラギ1は、軽量化が期待できる。すなわち、複数の埋込み栓が1つの鍔部を介して一体に固定されている場合、鍔部が大きくなる分、重くなる。しかしながら、このマクラギ1では、複数の埋込み栓16が互いに独立していることから埋込み栓16の軽量化が可能であり、ひいてはマクラギ1全体の軽量化が期待できる。
図4に示すように、接着体21の下面は、マクラギ本体11の下面と面一である。
なお、図1においては、レール52を固定する一対の固定ボルト55のうちの一方を示していない。
まず、孔形成工程(図5に示すステップS11)において、図6に示すようにマクラギ本体11に埋込み孔12を形成する。埋込み孔12の形成には、例えば円柱状のドリル刃を有するドリルが用いられる。埋込み孔12として、小径孔部12a及び大径孔部12bをそれぞれ形成する。
孔形成工程S11が終了すると、ステップS13に移行する。
なお、小径孔部12aから筒状部17が外部に突出するように筒状部17を挿入してもよいし、大径孔部12bから鍔部18が外部に突出するように鍔部18を挿入してもよい。このように、埋込み孔12内に埋込み栓16の少なくとも鍔部18の一部を挿入する。このとき、前述のように、鍔部18の離間外面部18bが大径孔部12bの近接内面部12b1に対向しないように配置する。
埋込み栓配置工程S13が終了すると、ステップS15に移行する。
このとき、埋込み栓16の雌ネジに鍔部18側からボルト71を挿入する。ボルト71の雄ネジと、固定ボルト55の雄ネジとは、同一の外径及びネジのピッチである。マクラギ本体11の埋込み孔12から外部にボルト71の頭部が突出するように、ボルト71の軸部の長さ等を選ぶことが好ましい。
なお、予め孔塞ぎ栓配置工程S15を行ってから、埋込み栓配置工程S13を行ってもよい。
孔塞ぎ栓配置工程S15が終了すると、ステップS17に移行する。
ポリオールとジイソシアネートとが重合により硬化してポリウレタンである接着体21になったときに、接着体21はマクラギ本体11と埋込み栓16とを固定する。
接着性組成物21Aが重合して接着体21に変化したときに、接着体21が埋込み孔12から外部に突出するように、埋込み孔12に流し込む接着性組成物21Aの量を決めることが好ましい。
接着体21Aの種類は、ポリオールとジイソシアネートの混合物に限定しない。例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂などである。
固定工程S17が終了すると、ステップS19に移行する。
具体的には、ボルト71の頭部に図示しないスパナ等を係合させ、ボルト71を軸線周りに回転させることにより、埋込み栓16の雌ネジからボルト71の雄ネジを取外す。このとき、仮に埋込み栓16が筒状部17の中心軸線C1周りに回転したとしても、鍔部18が大径孔部12bの所定の部分(係止部分)に係止する。すなわち、本実施形態では、鍔部18の離間外面部18bが大径孔部12bの近接内面部b1(係止部分)に、筒状部17の周方向に係止する。これにより、埋込み栓16の供回りが規制される。
除去工程S19が終了すると、ステップS21に移行する。
以上で、製造方法S10の全工程が終了し、マクラギ1が製造される。マクラギ1を製造した後で、マクラギ本体11の下面が下方になるように配置する。マクラギ1に固定ボルト55等によりタイプレート54を固定し、さらに、タイプレート54にボルト58等によりレール52を固定する。
鍔部18が埋込み孔12の大径孔部12b内に配置された状態から、埋込み栓16を中心軸線C1周りに回転させる。大径孔部12bの近接内面部12b1と中心軸線C1との距離L3は鍔部18の離間外面部18bと中心軸線C1との距離L2よりも短い。このため、埋込み栓16が中心軸線C1周りに回転するときに、離間外面部18bが近接内面部b1に筒状部17の周方向に係止する。
従って、本実施形態のマクラギ1及び製造方法S10は、埋込み栓16が筒状部17の中心軸線C1周りに回転するのを抑制する。
図8及び図9に示すマクラギ2は、マクラギ1の埋込み栓16に代えて埋込み栓26を備えている。なお、図8では接着体21の一部を示していない。埋込み栓26は、埋込み栓16の鍔部18に代えて鍔部27を備えている。
鍔部27は、板状に形成されている。鍔部27は、筒状部17の下端部の外周面に、筒状部17の全周にわたって設けられている。鍔部27は、平面視で矩形状を呈している。鍔部27の重心P5は、筒状部17の中心軸線C1から離間した位置に配置されている。鍔部27の重心P5は、中心軸線C1から鍔部27の矩形の長辺に沿ってずれた(離間した)位置に配置されている。
離間外面部27bは、鍔部27の中心軸線C1から離間した側の矩形の角部に配置している。離間外面部27bと中心軸線C1との距離L6は、近接外面部27aと中心軸線C1との距離(最小の距離)L5よりも長い。
大径孔部12bの内周面と中心軸線C1との距離は、大径孔部12bの内周面の一部である近接内面部12b2において最小値である距離L7となる。距離L7は、離間外面部27bと中心軸線C1との距離L6よりも短い。鍔部27の離間外面部27bは、大径孔部12bの近接内面部12b2に対向しないように配置されている。
大径孔部12bの近接内面部12b2と中心軸線C1との距離L7は、離間外面部27bと中心軸線C1との距離L6よりも短い。このため、埋込み栓26が中心軸線C1周りに回転するときに、離間外面部27bが近接内面部b2に筒状部17の周方向に係止する。
従って、変形例のマクラギ2によっても、埋込み栓26が筒状部17の中心軸線C1周りの回転を抑制することができる。
鍔部32は、板状に形成されている。鍔部32は、筒状部17の下端部の外周面に、筒状部17の全周に設けられている。鍔部32は、平面視で多角形状を呈している。鍔部32の外接円C3の中心P11は、筒状部17の中心軸線C1から離間した位置に配置されている。鍔部32の重心P11は、中心軸線C1から鍔部27の多角形の辺の中央部にずれた(離間した)位置に配置されている。
大径孔部12bの内周面と中心軸線C1との距離は、大径孔部12bの内周面の一部である近接内面部12b3において最小値である距離L11である。距離L11は、離間外面部32bと中心軸線C1との距離L10よりも短い。
大径孔部12bの近接内面部12b3と中心軸線C1との距離L11は、離間外面部32bと中心軸線C1との距離L10よりも短い。このため、埋込み栓31が中心軸線C1周りに回転するときに、離間外面部32bが、近接内面部12b3に筒状部17の周方向に係止する。
なお、この変形例では、鍔部は、平面視で四角形状、八角形状等や、円形状(真円形状)でもよい。
2対の埋込み孔12において、長手方向の一方側に配置された一対の埋込み孔12における小径孔部12aの中心軸線は、大径孔部12bの中心軸線に対して長手方向の他方側にずれて(離間して)いる。長手方向の他方側に配置された一対の埋込み孔12における小径孔部12aの中心軸線は、大径孔部12bの中心軸線に対して長手方向の一方側にずれて(離間して)いる。
埋込み孔12の引抜き耐力は、鍔部18がマクラギ本体11を引き抜き剪断する抗力により強くなる。マクラギ本体11内に幅方向(マクラギ本体11の長軸方向)に沿って補強の繊維(ガラス長繊維)が配置されている為に、この引き抜き剪断抗力が更に強くなる。図12のように小径孔部12aの中心軸線が大径孔部12bの中心軸線に対して長手方向(マクラギ本体11の幅方向)にずれ(離間し)ていると、幅方向に沿って配置している長繊維のより多くの本数が鍔部18に引っかかり、剪断抗力が高くなる。その結果、埋込み孔12の引き抜き耐力を大きくすることができる。
このように構成されたマクラギでは、近接外面部18aと中心軸線C1との距離L1よりも離間外面部18bと中心軸線C1との距離L2が長い。よって、埋込み栓16が中心軸線C1周りに回転するとき、離間外面部18bが、近接外面部の径方向外側で近接外面部に接触した状態で覆っていた接着体に筒状部の周方向に係止する。従って、埋込み栓が筒状部の中心軸線周りへの回転を抑制することができる。
例えば、前記実施形態のマクラギ1では、近接外面部18aにおける所定の値は最小の値であるとした。ただし、所定の値は最大値よりも小さければ特に限定されない。離間外面部18bは、中心軸線C1との距離が所定の値よりも長い鍔部18の外周面の部分であれば、特に限定されない。
大径孔部は、中心軸線C1周りに埋込み栓16を回転させて鍔部18を回転させたときに、鍔部18が大径孔部に交錯する限り大きくてもよい。
マクラギ1は、接着体21を備えなくてもよい。この場合、製造方法S10では、固定工程S17及び平坦化工程S21を行わなくてもよい。
前記実施形態の製造方法S10では、孔塞ぎ栓配置工程S15、除去工程S19、及び平坦化工程S21を行わなくてもよい。
以下では、本発明の実施例及び比較例を具体的に示してより詳細に説明する。本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例のマクラギを、以下のように構成した。
・マクラギ本体:実施例及び比較例ともに、ガラス長繊維で補強された発泡ウレタンで形成した。マクラギ本体は、軌条の幅方向の長さが2400mm、長手方向の長さが200mm、上下方向の長さが200mmである。
・埋込み栓:埋込み栓を、表1のように形成した。
図13及び図14に示すように、実施例の埋込み栓36の鍔部38は、平面視で外径が79mmの円形状であるとし、厚さを19mmとした。筒状部37の中心軸線と鍔部38の中心軸線とのずれは、7.5mmとした。
図15及び図16に示すように、比較例の埋込み栓41の鍔部42は、平面視で一辺が70mmの正方形状であるとし、厚さを19mmとした。筒状部37の中心軸線と鍔部42の中心軸線とのずれは0mm、すなわち筒状部37の中心軸線と鍔部42の中心軸線とは同軸上に決定した。
比較例のマクラギに形成する埋込み孔の小径孔部は、φ30mmのキリ等で形成した。埋込み孔の大径孔部は、φ60mmのキリ等を用い4回位置をずらして穿孔することにより形成した。
1本のマクラギ本体に、埋込み孔が4つ形成されているとする。この場合、実施例のマクラギ本体に埋込み孔を形成するのに必要な穿孔時間は、320秒になる。比較例のマクラギ本体に埋込み孔を形成するのに必要な穿孔時間は、800秒である。
比較例のマクラギに比べて実施例のマクラギでは、埋込み孔を形成する為に必要な穿孔時間を短く抑えられることが分かった。
以下、本発明に係るマクラギの第2実施形態を、図17を参照し、説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
埋込み栓16は、ねじ部47と、鍔部18と、を備えている。ねじ部47は、軸状である。ねじ部47の外周面には、雄ネジが形成されている。鍔部18は、ねじ部47の端部に設けられている。埋込み栓16は、全体としてアンカーボルトのような形態である。ねじ部47は、接着体21を介してマクラギ本体21と固定されている。ねじ部47は、雌ネジを有する部材65を上から締め込むことでマクラギ本体21に固定されている。部材65は、頂部を有するねじである。部材65の内周面に前記雌ネジが形成されている。部材65の一部は、埋込み孔12内に配置されている。
なお前記実施形態では、大径孔部が円形状であるが、円形状でなくてもよい。
11 マクラギ本体
12 埋込み孔
12b1,12b2,12b3 近接内面部
16,26,31,36 埋込み栓
17,37 筒状部(ねじ部)
18,27,32,38 鍔部
18a,27a,32a 近接外面部
18b,27b,32b 離間外面部(所定の部分)
21 接着体
47 ねじ部
C1 中心軸線
C3 外接円
L1,L2,L3 距離
P1 重心
P11 中心
S10 製造方法(マクラギの製造方法)
S11 孔形成工程
S13 埋込み栓配置工程(配置工程)
S17 固定工程
Claims (6)
- レールが配置される上面及び接地面に対向させる底面を有し、上面から底面に貫通する複数の埋込み孔が形成されたマクラギ本体と、
前記埋込み孔内に少なくとも一部が配置された複数の埋込み栓と、を備え、
前記埋込み孔は、その底部に大幅孔部を有し、
複数の前記埋込み孔の大幅孔部は、互いに離間し、
前記埋込み栓は、
ねじ部と、
前記ねじ部の下端部に設けられ、前記大幅孔部に配置された鍔部と、を有し、
前記鍔部は、前記ねじ部の中心軸線に沿う方向に見たときに楕円形状を呈し、
前記マクラギ本体を前記ねじ部の中心軸線方向から見たときに、前記ねじ部の中心軸線と前記鍔部の中心軸線とが、前記楕円形状の長軸方向に互いに離間し、
前記大幅孔部の内周面は、前記埋込み栓が前記ねじ部の中心軸線周りに回転するときに、前記鍔部が係止する係止部分を備えているマクラギ。 - 前記鍔部の重心は、前記ねじ部の中心軸線から離間した位置に配置されている請求項1に記載のマクラギ。
- 前記係止部分は、前記ねじ部の中心軸線との距離が所定の値になる部分である近接内面部であり、
前記ねじ部の中心軸線から前記鍔部の外周面の所定の部分までの距離が、前記所定の値よりも長い請求項1または2に記載のマクラギ。 - 前記埋込み孔の内面と前記埋込み栓の外面とを固定する接着体を更に備える請求項1から3のいずれか1項に記載のマクラギ。
- 前記鍔部は、
前記鍔部の外周面のうち、前記ねじ部の中心軸線との距離が所定の値になる部分である近接外面部と、
前記鍔部の外周面のうち、前記ねじ部の中心軸線との距離が、前記所定の値よりも長くなる部分である離間外面部と、を備え、
前記接着体は、前記鍔部の外周面と前記大幅孔部の内周面との間に全周にわたって配置されている請求項4に記載のマクラギ。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のマクラギの製造方法であって、
前記マクラギ本体に前記埋込み孔を形成する孔形成工程と、
前記埋込み栓の少なくとも前記鍔部の一部を、前記埋込み孔内に挿入する配置工程と、を行うマクラギの製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018106064 | 2018-06-01 | ||
JP2018106064 | 2018-06-01 | ||
PCT/JP2019/021486 WO2019230873A1 (ja) | 2018-06-01 | 2019-05-30 | マクラギ及びマクラギの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019230873A1 JPWO2019230873A1 (ja) | 2021-06-10 |
JP7271531B2 true JP7271531B2 (ja) | 2023-05-11 |
Family
ID=68698958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020522585A Active JP7271531B2 (ja) | 2018-06-01 | 2019-05-30 | マクラギ及びマクラギの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7271531B2 (ja) |
WO (1) | WO2019230873A1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000345501A (ja) | 1999-06-07 | 2000-12-12 | Kowa Kasei Kk | レール締結装置 |
JP2003326513A (ja) | 2002-05-15 | 2003-11-19 | Sato Kogyosho:Kk | ポストテンションコンクリート製品 |
US20060214018A1 (en) | 2005-03-24 | 2006-09-28 | David Ollendick | Spikeless tie plate fasteners, pre-plated railroad ties and related assemblies and methods |
JP2010229784A (ja) | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Hokkaido Railway Co | レール締結装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58157013U (ja) * | 1982-04-15 | 1983-10-20 | 東芝設備機器株式会社 | 家具等の連結装置 |
JP4116259B2 (ja) * | 2001-01-29 | 2008-07-09 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 固着装置及び転てつ機類据付装置 |
-
2019
- 2019-05-30 JP JP2020522585A patent/JP7271531B2/ja active Active
- 2019-05-30 WO PCT/JP2019/021486 patent/WO2019230873A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000345501A (ja) | 1999-06-07 | 2000-12-12 | Kowa Kasei Kk | レール締結装置 |
JP2003326513A (ja) | 2002-05-15 | 2003-11-19 | Sato Kogyosho:Kk | ポストテンションコンクリート製品 |
US20060214018A1 (en) | 2005-03-24 | 2006-09-28 | David Ollendick | Spikeless tie plate fasteners, pre-plated railroad ties and related assemblies and methods |
JP2010229784A (ja) | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Hokkaido Railway Co | レール締結装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019230873A1 (ja) | 2019-12-05 |
JPWO2019230873A1 (ja) | 2021-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8297873B1 (en) | Locking ground post | |
KR101945369B1 (ko) | Phc 말뚝 연결장치 및 그 제조방법 | |
KR101036505B1 (ko) | 슬래브용 슬리브 결합체 및 이를 이용한 슬리브의 매설 시공법 | |
JP7271531B2 (ja) | マクラギ及びマクラギの製造方法 | |
US10870999B1 (en) | Method for repairing a damaged hollow pole | |
KR101465514B1 (ko) | 철근 이음용 슬리브 | |
AU2021204090B2 (en) | Supporting post improvements | |
KR101080923B1 (ko) | 마이크로파일의 정착구조 및 정착방법 | |
KR20120029607A (ko) | 볼트캡을 이용한 피에이치씨 파일의 연결구조 및 이를 적용한 말뚝 | |
US2235442A (en) | Support for concrete forms | |
KR20170022635A (ko) | 플랜지를 갖는 캡을 구비한 스크루 파일 | |
KR20180032151A (ko) | 구조물의 파공 보수 및 보강용 볼트 | |
KR101231905B1 (ko) | 록볼트 시공의 품질 향상을 위한 안전캡 | |
KR101705256B1 (ko) | 분리식 선단부를 구비한 헬리칼 말뚝오거를 이용한 파일 시공방법 | |
KR20170115206A (ko) | 콘크리트 구조물의 누수보수용 팩커 | |
KR101192605B1 (ko) | 선단 고정 락볼트 고정장치와 그 시공방법 | |
KR102018804B1 (ko) | 기초 보강 공법 및 구조 | |
JP6832239B2 (ja) | マクラギの製造方法 | |
KR101845870B1 (ko) | 중공 내부의 강관 설치에 의한 phc 말뚝의 보강구조 및 이를 구비한 phc 말뚝과 그 시공방법 | |
KR100596932B1 (ko) | 록볼트용 고정장치 | |
KR101059161B1 (ko) | 커플러를 이용한 강관말뚝 두부 보강공법 | |
KR20160088479A (ko) | 기능성 파형강판 구조물 시공방법 | |
KR101897162B1 (ko) | 소구경 말뚝의 연결구조와 연결방법 | |
KR20210082739A (ko) | 파일 연결장치 및 이를 이용한 파일 연결방법 | |
KR20080004179U (ko) | 콘크리트 파일용 헤드캡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200518 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230426 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7271531 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |