JP7271276B2 - 表示制御装置および表示制御方法、プログラム - Google Patents

表示制御装置および表示制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置および表示制御方法、プログラムに関する。
近年、動画配信技術の発展により、VR画像における表示範囲の移動を可能とした動画配信技術が実現されている。このような動画配信技術では、ユーザは、スマートフォンやヘッドマウントディスプレイなどの情報端末の向きを操作することにより、様々な範囲(角度)から動画を観賞することができる(特許文献1)。
また、例えば、特許文献1には、ヘッドマウントディスプレイの傾きに応じて、早送り、巻き戻しなどの操作を行う技術が記載されている。
特開2017-111539号公報
VR画像におけるオブジェクトを追跡(トラッキング)して、ユーザが観賞する際、そのオブジェクトの動きが速い場合には、ユーザは、当該オブジェクトを見失ってしまうことがある。これは、当該オブジェクトが、ユーザが観賞している領域の範囲外に移動してしまうことで発生する。従って、ユーザは、表示されているオブジェクトを、容易に追跡することができなかった。
よって、本発明は、VR画像の一部を表示する場合において、表示されているオブジェクトをユーザが追跡しやすくすることを目的とする。
本発明の第1の態様は、
VR画像の一部である視点領域を表示手段に表示することにより、動画として再生する表示制御装置であって、
前記視点領域におけるオブジェクトの位置を取得する物体認識手段と、
前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動するか否かを判定する判定手段と、
前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動すると判定されれば、前記VR画像の再生速度を現在よりも遅くする制御手段と、
を有する、
ことを特徴とする表示制御装置である。
本発明の第2の態様は、
VR画像の一部である視点領域を表示手段に表示することにより、動画として再生する表示制御方法であって、
前記視点領域におけるオブジェクトの位置を取得する物体認識工程と、
前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動するか否かを判定する判定工程と、
前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動すると判定されれば、前記VR画像の再生速度を現在よりも遅くする制御工程と、
を有する、
ことを特徴とする表示制御方法である。
本発明によれば、VR画像の一部を表示する場合において、表示されているオブジェクトをユーザが追跡しやすくすることができる。
実施形態1に係る表示制御装置の構成図である。 実施形態1に係るディスプレイの表示とVR画像との関係を示す図である。 実施形態1に係るディスプレイの表示とVR画像との関係を示す図である。 実施形態1に係る表示データリストを示す図である。 実施形態1に係る表示データリストを示す図である。 実施形態1に係る追跡するオブジェクトを説明する図である。 実施形態1に係るオブジェクトの移動の判定を説明する図である。 実施形態1に係る再生速度の変更を説明する図である。 実施形態1に係るVR画像の再生の処理を示すフローチャートである。 変形例1に係る表示制御装置を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<実施形態1>
本実施形態では、VR画像の一部である視点領域を表示する表示制御装置であって、視点領域(画像表示領域)に含まれているオブジェクトが、視点領域の範囲外に移動する場合に、VR画像の再生速度を現在よりも遅くする表示制御装置を説明する。これによれば、オブジェクトが、視点領域(画像表示領域)から消えてしまう場合には、VR画像の再生速度が遅くなるため、ユーザが、当該オブジェクトの追跡を容易に行える。具体的には、当該オブジェクトが視点領域から消える前に、ユーザは、VR画像の一部を変更することによって、例えば、視点領域の中央に当該オブジェクトを移動させるなどの追跡を容易にすることができる。
[表示制御装置100の構成]
実施形態1に係る表示制御装置100のハードウェア構成について、図1の構成図を用いて説明する。表示制御装置100は、CPU101、DRAM102、ROM103、RAM104、表示制御部105、入力部106、方向検出部107、通信IF部108、内部バス109、ディスプレイ110、物体認識部111を有する。なお、表示制御装置100は、スマートフォンやヘッドマウントディスプレイなどである。本実施形態では、表示制御装置100には、自身の向きを検出可能であれば任意の装置を用いることができる。
CPU101は、内部バス109を介して、表示制御装置100の各機能部を制御する制御部である。CPU101は、例えば、ユーザ操作に応じて入力部106が生成する制御信号に基づき、表示制御装置100の各機能部を制御する。これにより、表示制御装置100は、ユーザ操作に応じた処理を行うことができる。
DRAM102は、表示制御装置100のメインメモリである。本実施形態では、DRAM102は、ディスプレイ110に画像を表示するための再生画像データや、動画配信サーバ10との通信に用いる表示データリストなどを記憶する。
ROM103は、表示制御装置100の全体動作を制御するプログラムや、後述する動画プレーヤのアプリケーションプログラムなどの各種プログラムを記憶する。なお、これ
らのプログラムは、CPU101によって実行可能である。
RAM104は、CPU101の一時記憶に用いられるワークメモリである。
表示制御部105には、CPU101が生成した表示制御信号が入力される。また、表示制御部105は、表示制御信号に基づき表示信号を生成して、ディスプレイ110に対して、当該表示信号を出力することによって、ディスプレイ110に画像を表示する。なお、表示制御部105を介さずに、CPU101がディスプレイ110の表示を表示制御信号に基づいて制御してもよい。
入力部106は、ユーザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じた制御信号を生成して、CPU101に出力する。入力部106は、例えば、タッチパネルといったポインティングデバイスなどを有する。タッチパネルは、平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。本実施形態では、入力部106は、ディスプレイ110に備えられたタッチパネルによってユーザ操作を受けつける。つまり、本実施形態では、入力部106とディスプレイ110は一体であるといえる。
方向検出部107は、ジャイロセンサや磁気センサから構成され、表示制御装置100の向いている方向である視点方向(視点角度Θ、視点仰角Φ)の情報を検出(取得)し、CPU101に出力する。
通信IF部108は、CPU101の制御に基づき、インターネットなどのネットワーク120に対する通信を行う通信部である。表示制御装置100は、VR画像のデータの一部である再生画像データを配信する動画配信サーバ10と、通信IF部108を介して接続される。
内部バス109には、CPU101、DRAM102、ROM103、RAM104、表示制御部105、入力部106、方向検出部107、通信IF部108、物体認識部111が接続される。内部バス109に接続される各機能部は、内部バス109を介して互いにデータのやり取りを行うことができる。
ディスプレイ110は、液晶パネルなどの表示デバイスを有する表示部である。ディスプレイ110は、表示制御部105によって、後述する動画プレーヤに応じた表示の制御がされる。
物体認識部111は、再生画像データを取得すると、予め登録されたオブジェクトを示す画像データと比較することによって、再生画像データに当該オブジェクトが存在するか否かを判定する。物体認識部111は、再生画像データにおいてオブジェクトが存在すれば、そのオブジェクトの位置情報を取得して、CPU101に出力する。
動画配信サーバ10は、VR画像のデータ(全天球画像データ)を記憶している。動画配信サーバ10は、VR画像の再生の要求が表示制御装置100からあると、表示制御装置100の向いている方向(視点方向)および再生時間位置に応じて、VR画像のデータから対応する領域を再生画像データとして切り出す。ここで、再生時間位置とは、再生するVR画像の時間的な位置であり、例えば、VR画像における何フレーム目の画像を表示するかを示す。
そして、動画配信サーバ10は、ネットワーク120を介して、表示制御装置100に再生画像データを送信する。また、CPU101は、再生画像データに基づいた画像をデ
ィスプレイ110に表示する。つまり、CPU101は、視点方向および再生時間位置に応じた、VR画像の一部をディスプレイ110に表示する。この処理を、CPU101は、表示制御装置100の表示更新タイミングごとに行うことで、視点方向および再生時間位置に応じたVR画像の一部を動画として再生することができる。
なお、動画配信サーバ10が切り出す再生画像データのサイズは固定でもよいし、表示制御装置100における入力部106に対するユーザ操作よって当該サイズの変更ができてもよい。また、再生画像データを受信した表示制御装置100が、表示する際に当該データを縮小または拡大してもよい。なお、VR画像のデータから再生画像データを切り出す方法などには、公知の技術を用いることができる。
[ディスプレイの表示]
図2(A)は、表示制御装置100におけるディスプレイ110の表示を説明する図であり、表示制御装置100の外観を示している。RОM103に記憶された動画プレーヤのアプリケーションプログラムをCPU101が起動することによって、図2に示すような表示がされる。ディスプレイ110には、動画プレーヤとして、画像表示領域301、再生ボタン302、一時停止ボタン303、停止ボタン304、早送りボタン305が表示されている。
なお、画像表示領域301および各ボタンに対して、ユーザがタッチすることによって、ユーザ操作を入力部106に入力することが可能である。そのため、入力部106が、画像表示領域301、再生ボタン302、一時停止ボタン303、停止ボタン304、早送りボタン305を有しているということもできる。
画像表示領域301は、再生時間位置および表示制御装置100の向き(視点方向)に応じたVR画像の一部を表示する領域である。
再生ボタン302は、VR画像を再生するためのボタンである。
一時停止ボタン303は、再生されているVR画像の一時停止を行うためのボタンである。
停止ボタン304は、VR画像の再生を終了(停止)するためのボタンである。
早送りボタン305は、VR画像の再生速度を変更するためのボタンである。CPU101は、早送りボタン305が1回押下されると、再生速度を通常の5倍に設定し、さらにもう一度、早送りボタン305が押下されると、再生速度を通常の10倍に設定する。
[ディスプレイの表示とVR画像との関係]
図2(B)、図3(A)~図3(D)を用いて、ディスプレイ110の表示とVR画像との関係について説明する。図2(B)は、動画配信サーバ10が記憶するVR画像のVR空間401を示している。なお、VR空間401は、半球状の空間として示されているが、全球状の空間であってもよい。
基準面402は、水平面と平行な面であり、基準方向403は、VR画像の再生開始時に表示制御装置100が向いていた方向の基準面402と平行な成分である。しかしながら、これに限らず、基準方向403が基準面402と平行であれば、基準方向403と基準面402のそれぞれは、任意なものであってよい。
ここで、図2(A)において画像表示領域301が表示する画像が、図2(B)のVR空間401(VR画像)における視点領域404である。従って、本実施形態では、再生画像データとは、視点領域404の画像データである。なお、視点領域404は、表示制
御装置100の向きである視点方向405に応じて決定(変更)される。
また、視点方向405は、基準方向403に対する、基準面402に平行な方向の傾きである視点角度Θと、基準面402に垂直な方向の傾きである視点仰角Φとから構成される。図2(B)が示す例では、視点角度Θは、基準方向403と直線TPとがなす角度であり、視点仰角Φは、視点方向405と直線TPとがなす角度である。なお、点Tは、VR空間401における中心点(基準点)である。点Pは、視点領域404の中心から基準面402に対する垂線と基準面402との交点である。
図3(B)は、「円柱」が表示されている視点領域404が存在する方向に、表示制御装置100が向いている場合のVR空間401を示している。一方、図3(A)は、当該場合におけるディスプレイ110の表示を示しており、画像表示領域301には、VR空間401における視点領域404の「円柱」の画像が表示されている。
図3(D)は、「星」が表示されている視点領域404が存在する方向に、表示制御装置100が向いている場合のVR空間401を示している。ここで、図3(B)が示す場合と比較して、図3(D)が示す場合では、表示制御装置100が向いている方向が左回転しているため、視点領域404が当該回転分だけ移動している。一方、図3(C)は、当該場合におけるディスプレイ110の表示を示しており、画像表示領域301には、VR空間401における視点領域404の「星」の画像が表示されている。
このように、ユーザは、表示制御装置100の向き(視点方向;視点角度Θおよび視点仰角Φ)を変更することにより、視点領域404を自由に移動(変更)させることが可能である。つまり、ユーザは、VR画像の任意の領域を画像表示領域301に表示させることができる。
[表示データリスト]
次に、表示制御装置100が行うVR画像の再生に用いられる表示データリストについて説明する。図4(A)~図5(B)は、様々な再生形態における表示データリストを示している。
表示データリストは、CPU101が生成して、DRAM102に記憶されている。表示データリストは、カウンタごとの、再生時間位置と視点角度Θと視点仰角Φを有する。なお、表示制御装置100は、カウンタが増加するごとに、表示データリストに基づいて、当該カウンタに対応する再生時間位置と視点角度Θと視点仰角Φを動画配信サーバ10に出力する。これにより、表示制御装置100は、カウンタが増加するごとに、動画配信サーバから、再生時間位置と視点角度Θと視点仰角Φとに応じた再生画像データを取得することができる。
カウンタは、再生開始時点の値を1として、表示更新タイミングごとに1ずつ増加(カウントアップ)する値を示す。本実施形態では、カウンタは、30フレーム/秒の速度のフレーム単位ごとに増加する。
再生時間位置は、当該カウンタにおけるVR画像の再生時間の位置を示す。つまり、再生時間位置は、VR画像を再生開始してから、何フレーム目の画像を表示しているかを示す情報であるといえる。
表示データリストにおける視点角度Θと視点仰角Φは、当該カウンタにおける視点方向を示す視点方向情報である。
(通常再生の場合)
図4(A)は、表示制御装置100が、30フレーム/秒の速度でVR画像を再生(通常再生)している場合の表示データリストを示している。
この場合には、カウンタが1から増加するごとに、再生時間位置が1フレーム増加している。また、カウンタが1から5までは、視点角度Θが120度であり、視点仰角Φが20度である。一方、カウンタが6以降は、視点角度Θが100度であり、視点仰角Φが20度である。このため、カウンタが5と6の間の期間において、表示制御装置100が向いている方向が変化したことを示している。
(一時停止再生の場合)
図4(B)は、表示制御装置100が、VR画像を一時停止再生している場合の表示データリストを示している。
この場合には、カウンタが1から4までは、再生時間位置がフレーム単位で更新されているため、VR画像は通常再生をしている。しかし、カウンタが5以降は、再生時間位置は00:00:04から更新されていないため、VR画像は一時停止再生している。
また、視点方向情報については、カウンタが1から5までは視点角度Θが120度であり、視点仰角Φが20度である。一方、カウンタが6以降は、視点角度Θが100度であり、視点仰角Φが20度である。このため、一時停止再生中に、表示制御装置100が向いている方向が変化したことを示している。
(早送り再生の場合)
図5(A)は、表示制御装置100が、VR画像を早送り再生している場合の表示データリストを示している。
この場合には、カウンタが1から30までは、再生時間位置は00:00:00のまま更新がなく、カウンタが31をとると再生時間位置が00:05:00に更新されている。なお、更新せずに再生時間位置を維持する期間は任意であり、早送り中のVR画像をユーザに認識させるために、図5(A)が示す例では、1秒としている。
30フレーム/秒でカウンタが更新されるのであれば、カウンタが31である場合、カウンタが1である時点から1秒経過しているため、通常再生の場合には、再生時間位置が00:01:00の位置のVR画像が再生される。一方、5倍の早送り再生の場合には、00:05:00(5秒)の位置のVR画像が再生される。同様に、カウンタが61である時点では、00:10:00(10秒)の位置のVR画像が再生される。
なお、早送り再生の速度は、早送りボタン305をユーザが押すごとに10倍速、20倍速と変更することが可能である。すなわち、ユーザは、早送りボタン305を押下することにより、再生時間位置を更新する(増加させる)量(更新量)が変更されるため、様々な速度におけるVR画像を視点できる。
(スロー再生の場合)
図5(B)は、表示制御装置100が、VR画像を0.5倍速のスロー再生している場合の表示データリストを示している。
カウンタが1から2までは、再生時間位置は00:00:00のまま更新がなく、カウンタが3に変化すると、再生時間位置が00:00:01と1フレーム更新されている。
このように、カウンタが2増加するごとに、再生時間位置が1フレーム更新されることによって0.5倍速のスロー再生が実現可能である。また、カウンタが4増加すると、再生時間位置が1フレーム更新されることによって0.25倍速のスロー再生が実現可能である。なお、スロー再生については、例えば、早送りボタン305を、所定の期間以上、ユーザがタッチし続けることによって行われる。
[オブジェクトの移動の判定]
図6(A)~図7(B)を用いて、ユーザが視点可能なVR画像が表示される画像表示領域301の範囲外に、ユーザが追跡するオブジェクトの移動を判定する移動判定処理について説明する。なお、画像表示領域301は、視点領域404を表示する領域であるため、当該オブジェクトが画像表示領域301の範囲外に移動するとは、当該オブジェクトが視点領域404の範囲外に移動するともいえる。
(オブジェクトの選択と位置)
まず、以下では、ユーザが追跡をするオブジェクトを選択する方法および、当該オブジェクトの位置の決定方法について説明する。
図6(A)は、画像表示領域301(視点領域404)が、「円柱」を示すオブジェクト604を表示している(含んでいる)例を示している。ここで、「円柱」を示すオブジェクトを含む画像領域602を、ユーザの指603がタッチすることにより、追跡するオブジェクト604が選択される。なお、追跡するオブジェクト604の選択の解除は、もう一度、画像領域602にタッチされることにより可能である。
図6(B)は、物体認識部111が行う、画像表示領域301におけるオブジェクト604の位置の決定方法を説明する図である。ここで、画像表示領域301の幅はWであり、画像表示領域301の高さがHである。なお、幅W、高さHは、ディスプレイ110の物理的な画面のサイズに依存しない、ピクセルなどによって示される値であるとよい。つまり、画像表示領域301の幅W、高さHは、視点領域404(再生画像データ)の幅W、高さHということもできる。
図6(B)において、オブジェクト604は、画像表示領域301における位置601(x,y)=(X,Y)に表示されている。なお、位置601は、オブジェクト604における中心点の位置であってもよいし、画像領域602の中心点の位置であってもよい。また、画像表示領域301の左下を原点(x,y)=(0,0)であり、右上を頂点(x,y)=(W,H)である。
物体認識部111は、オブジェクト604の位置601の情報に基づき、幅W1、幅W2、高さH1、高さH2を決定する。なお、物体認識部111は、再生画像データを取得するごと(カウンタが更新されるごと)に、幅W1、幅W2、高さH1、高さH2を決定して、位置情報としてCPU101に出力する。
幅W1は、(x,y)=(X,0)から位置601までの長さであり、幅W2は、位置601から(x,y)=(W,0)までの長さである。高さH2は、(x,y)=(X,0)から位置601までの長さであり、高さH1は、位置601から(x,y)=(X,H)までの長さである。すなわち、W1+W2=W、H1+H2=Hという関係が常に成り立つ。また、位置601は(x,y)=(X,Y)=(W1,H1)である。また、幅W1、幅W2、高さH1、高さH2は、位置601から、画像表示領域301の境界である各辺までの距離であるともいえる。
なお、本実施形態では、幅W1,W2、高さH1,H2のそれぞれは、位置601から
画像表示領域301の各辺までの距離としたが、これには限られない。例えば、画像領域602の各辺(境界)から画像表示領域301の各辺(境界)までの距離のそれぞれを、幅W1,W2、高さH1,H2としてもよい。なお、この場合には、W1+W2=W、H1+H2=Hという関係が成り立つ必要はない。
(オブジェクトの移動の判定の処理)
以下にて、画像表示領域301において、追跡するオブジェクトの移動を判定する処理について説明する。
ここで、当該判定を行うために、CPU101は、図7(A)が示すような位置データリストを用いる。位置データリストは、カウンタが1からNまでの、追跡するオブジェクトの幅W1、高さH1、幅W2、高さH2を記憶している。なお、CPU101が、物体認識部111から取得した位置情報を用いて位置データリストを生成して、DRAM102に記憶している。
なお、CPU101は、現在の再生時間位置より進んだ再生時間位置に該当する再生画像データを動画配信サーバ10から受信し、当該再生画像データに基づき位置データリストを生成してもよい。つまり、CPU101は、カウンタがN以降の幅W1などを有する位置データリストを生成していてもよい。
(移動判定処理の処理フロー)
図7(B)は、追跡するオブジェクトの移動を判定する処理のフローチャートである。なお、本フローチャート開始時におけるカウンタは、Nであるとする。なお、本フローチャートの処理は、CPU101によって行われるため、CPU101は、各機能部を制御する制御手段でもあり、判定手段でもあるといえる。
S701において、CPU101は、DRAM102が記憶する位置データリストから、カウンタがNの時点の幅W1,幅W2、高さH1、高さH2などの位置情報を取得する。図7(A)が示す例では、W1=50、W2=3950、H1=100、H2=1900である。
S702において、CPU101は、幅W1,幅W2、高さH1、高さH2のうちの最小値であるM(N)を抽出する。従って、画像表示領域301の境界とオブジェクトの位置との最小距離が最小値M(N)として抽出されている。図7(A)の例では、CPU101は、幅W1が最も小さいため、最小値M(N)=W1=50を抽出する。
S703において、CPU101は、過去のカウンタにおける最小値として、カウンタがN-4およびN-9である場合の最小値M(N-4)、最小値M(N-9)を抽出する。なお、図7(A)の例では、M(N-4)=90、M(N-9)=100である。
S704において、CPU101は、M(N)が予め決定されている閾値より小さい否か判定する。閾値より小さいと判定されるとS705に進み、それ以外の場合には、S708に進む。なお、閾値は、予め決定されている必要はなく、例えば、幅Wと高さHとの大きさに応じて、CPU101が決定してもよい。具体的には、CPU101は、幅Wと高さHとうち小さい値が、大きいほど、閾値を大きく決定する。図7(A)の例において、閾値を40であるとした場合、M(N)=50であるため、M(N)は閾値以上であると判定される。
S705において、CPU101は、M(N)とM(N-4)の大きさを比較する。つまり、S705では、カウンタがNのときのオブジェクトが、カウンタがN-4のときの
オブジェクトよりも、画像表示領域301の境界に近づいているか否かが判定されている。M(N-4)の方が大きいと判定されるとS706に進み、それ以外の場合にはS708に進む。
S706において、CPU101は、M(N-4)とM(N-9)の大きさを比較する。つまり、S705では、カウンタがN-4のときのオブジェクトが、カウンタがN-9のときのオブジェクトよりも、画像表示領域301の境界に近づいているか否かが判定されている。M(N-9)の方が大きいと判定されるとS707に進む、それ以外の場合には、S708に進む。
S707において、CPU101は、画像表示領域301(視点領域404)の範囲外にオブジェクトが移動すると判定する。つまり、CPU101は、現在のオブジェクトの位置が、過去のオブジェクトの位置よりも画像表示領域301の境界に近づいているため、今後、オブジェクトが画像表示領域301の外に移動する可能性が高いと判定している。
S708において、CPU101は、画像表示領域301(視点領域404)の内部においてオブジェクトが移動もしくは静止していると判定する。
なお、S705からS706の処理は、画像表示領域301の範囲外にオブジェクトが移動するか否かを判定する処理である。そのため、本実施形態では、現在のオブジェクトの位置情報と過去2点の位置情報との計3点の位置情報によって当該判定したが、これには限られず、2以上の任意の数の時点におけるオブジェクトの位置情報によって当該判定は可能である。従って、例えば、S705において、M(N-4)の方がM(N)より大きいと判定されるとS707に進み、それ以外の場合にはS708に進んでもよい。
また、CPU101は、必ずしも、過去のオブジェクトの位置情報を用いる必要はない。つまり、S704において、M(N)が予め決定されている閾値より小さい場合には、S707に進み、それ以外の場合には、S708に進んでもよい。
[再生速度の変更]
続いて、CPU101が、画像表示領域301の範囲外に、追跡するオブジェクトが移動すると判定した場合の、VR画像の再生速度の変更処理について説明する。
図8は、VR画像の再生中に、CPU101が行う、オブジェクトの状態に応じた再生速度の設定を説明するための対応表である。図8が示すように、CPU101は、オブジェクトが選択されていない場合、または、オブジェクトが画像表示領域301の内部で移動すると判定されている場合には、再生速度を現在の値から変更しない。一方、オブジェクトが画像表示領域301の範囲外に移動すると判定されている場合には、CPU101は、現在よりも再生速度を遅くする。例えば、CPU101は、現在、通常再生している場合には、スロー再生(0.5)倍に変更し、早送り再生(5倍)している場合には、通常再生に変更する。
なお、CPU101は、オブジェクトが画像表示領域301の範囲外に移動する場合には、現在の再生速度より遅い再生速度に設定すれば、一時停止に設定するなど任意の設定を行ってよい。
[表示制御装置のVR画像の再生処理のフロー]
図9のフローチャートを用いて、表示制御装置100のVR画像の再生処理のフロー(表示制御方法)を説明する。このフローチャートにおける各処理は、CPU101がRO
M103に格納されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
なお、本フローチャートの開始時点において、予め表示するVR画像のコンテンツが決定されている。また、表示データリストおよび位置データリストは、DRAM102に記憶されており、カウンタは1である。また、早送り再生において、更新せずに再生時間位置を維持する期間は、30フレームである。
S901において、CPU101は、図3に示すような各ボタンなどの部材を含む動画プレーヤの画像データを生成し、DRAM102に格納する。CPU101は、さらに、当該画像データの表示制御信号を生成する。表示制御部105は、表示制御信号に基づき表示信号を生成し、ディスプレイ110に表示信号を出力する。これにより、ディスプレイ110は、動画プレーヤを表示する。
S902において、CPU101は、再生ボタン302、一時停止ボタン303、早送りボタン305のいずれかのボタンが、ユーザによって押下されたか否かを判定する。これによって、VR画像の再生速度の変更の指示がユーザからあったか否かが判定される。押下された場合には、S903に進み、それ以外の場合には、S904に進む。
S903において、CPU101は、再生時間位置の更新量を設定する。具体的には、S902において再生ボタン302が押下された場合であれば、CPU101は、更新量を1フレームに設定する。一時停止ボタン303が押下された場合であれば、CPU101は、更新量を0フレームに設定する。早送りボタン305が押下された場合であれば、CPU101は、例えば、更新量を150フレームや300フレームに設定する。
S904において、CPU101は、方向検出部107が検出した表示制御装置100の向いている方向(視点角度Θ、視点仰角Φ)の情報を取得する。そして、CPU101は、表示データリストにおけるカウンタに対応するように、視点角度Θおよび視点仰角Φを視点方向情報として登録する。
さらに、CPU101は、更新量が1フレーム以下であれば、再生時間位置を当該更新量の分だけ更新(増加)して、表示データリストにおける再生時間位置を登録する。なお、更新量が1フレームよりも大きいような早送り再生時には、更新せずに再生時間位置を維持する期間が30フレームである。このため、CPU101は、例えば、カウンタが1、31、61、・・・と30の倍数+1をとる場合にのみ、再生時間位置を更新量だけ更新する。
S905において、CPU101は、通信IF部108を介して、動画配信サーバ10に対して、表示データリストが示す、現在のカウンタに対応する視点方向情報(視点角度Θおよび視点仰角Φ)、再生時間位置を送信する。
S906において、CPU101は、通信IF部108を介して、動画配信サーバ10から再生画像データ(視点領域404の画像データ)を受信し、画像表示領域301に対応するDRAM102の領域に格納する。なお、視点方向情報および再生時間位置が前回と変化がない場合には、CPU101は、S905とS906における動画配信サーバとの通信を行わずに、前回のS906にて受信した再生画像データを、当該領域に格納してもよい。
S907において、CPU101は、動画プレーヤの画像データに基づいた表示制御信号を生成する。表示制御部105は、表示制御信号に基づき表示信号を生成し、ディスプレイ110に表示信号を出力する。これによって、ディスプレイ110における動画プレ
ーヤが、再生画像データに基づいた画像(視点領域404)を含むような表示に更新される。
S908において、CPU101は、画像表示領域301におけるオブジェクトを、ユーザが選択したか否かを判定する。選択されたと判定されるとS909に進み、それ以外の場合にはS912に遷移する。なお、当該オブジェクトが選択された場合には、選択されたことを示す選択信号が入力部106からCPU101に出力され、CPU101は、選択信号に基づいて当該判定をする。また、選択信号は、画像表示領域301における選択された位置の情報を含む。
S909において、CPU101は、S908にて選択されたオブジェクトが物体認識部111に登録されているか判定する。登録されていると判定されるとS910に進み、登録されていなければS911に進む。
S910において、CPU101は、S908にて選択されたオブジェクトの画像データの、物体認識部111における登録を解除(破棄)する。
S911において、CPU101は、S908にて選択されたオブジェクトの画像データを生成し、物体認識部111に当該画像データを登録する。
S912において、CPU101は、ユーザがオブジェクトを追跡しているか否かを判定する。ここで、CPU101は、物体認識部111に登録されたオブジェクトがあれば、ユーザがオブジェクトを追跡していると判定する。追跡していると判定されるとS913に進み、それ以外の場合にはS916に進む。
S913において、CPU101は、DRAM102に格納した再生画像データを物体認識部111に出力する。物体認識部111は、追跡しているオブジェクトの位置情報を決定して、CPU101に出力する。CPU101は、当該位置情報を用いて、位置データリストを更新する。また、CPU101は、更新した位置データリストをDRAM102に格納する。
S914において、CPU101は、S913にて更新した位置データリストに基づいて、図7が示す移動判定処理により、オブジェクトが画像表示領域301の範囲外に移動するか否かを判定する。画像表示領域301の範囲外に移動すると判定されるとS915に進み、それ以外の場合にはS916に進む。
S915において、CPU101は、図8を用いて説明したように、VR画像の再生速度を現在よりも遅くする処理を行う。
S916において、CPU101は、カウンタを1だけ増加させ(インクリメントし)、S917に進む。
S917において、CPU101は、停止ボタン304をユーザが押下したか否かを判定する。押下された場合には、本フローチャートにおける処理が全て終了し、それ以外の場合には、S902に進む。
なお、本実施形態では、動画配信サーバ10は、表示制御装置100の向きに応じて、VR画像のデータの一部である再生画像データを切り出していたが、これには限られない。例えば、動画配信サーバ10は、入力部106に対するユーザ操作に応じた、再生画像データを切り出してもよい。この場合には、表示制御装置100のCPU101は、当該
ユーザ操作に応じて視点方向情報(視点角度Θおよび視点仰角Φ)を決定するとよい。
なお、本実施形態における動画配信サーバ10の処理は、表示制御装置100がVR画像のデータをダウンロードするのであれば、表示制御装置100が行ってもよい。従って、表示制御装置100が動画配信サーバ10を有するような構成であってもよい。また、表示制御装置100が、入力部106やディスプレイ110を有している構成に限らず、これらの代わりに、外部の入力装置を介してユーザ操作を受けつけ、外部の表示装置に画像を表示するような構成であってもよい。
[効果]
本実施形態では、表示制御装置は、追跡するオブジェクトが表示範囲外(視点領域外)に移動する可能性があれば、VR画像の再生速度を遅くする。これによれば、当該オブジェクトが表示範囲外に移動するまでの期間を長くすることができる。このため、ユーザは、表示制御装置100の向きを当該期間内に変更することによって、当該オブジェクトを容易に追跡することができる。
[変形例1]
次に、変形例1に係る表示制御装置100について説明する。変形例1に係る表示制御装置100は、実施形態1に係る表示制御装置100の処理に加えて、追跡しているオブジェクトが表示領域の範囲外に移動すると判定して再生速度を変更した場合に、再生速度を変更した理由を表示する。
図10(A)は、オブジェクトが画像表示領域301(視点領域404)の範囲外に移動すると判定されて、再生速度が変更された場合における画像表示領域301(視点領域404)の例である。画像表示領域301には、表示文字列1001がVR画像(視点領域404)に対して重畳して表示されている。表示文字列1001は、ユーザに対し、再生速度を変更した理由を示す表示をしている。
なお、本変形例では、図10(B)が示すように、実施形態1に係る図9が示すVR画像の再生のフローチャートにおけるS906とS907との処理の間に、S1101とS1102の処理が行われる。
S1101において、CPU101は、現在の1つ前の値のカウンタにおいて、S915にて再生速度を変更したか否かを判定する。変更したと判定されるとS1102に進み、それ以外の場合にはS907に進む。
S1102において、CPU101は、再生速度を変更した理由を示す表示文字列1001のデータを生成して、DRAM102に格納した再生画像データに表示文字列1001のデータを重畳する。これにより、S907において、ディスプレイ110には、表示文字列1001が表示される。
なお、変形例1では、画像表示領域301に表示文字列1001を表示する例を示したが、これに限ったものではなく、再生速度を変更した理由をユーザが把握しえる表示であれば任意のものでよい。例えば、追跡しているオブジェクトが画像表示領域301の範囲外に移動すると判定された場合のみ、画像表示領域301に「!」などのアイコンが表示されてもよいし、当該オブジェクトを囲うような破線が表示されてもよい。
これによれば、ユーザは、再生速度が変更された理由が分かるため、当該表示を確認した後に、表示制御装置100の向きを変化させて、オブジェクトを即座に追跡することができる。
なお、実施形態1および変形例1において、「以上」と記載したものは、「より大きい」と読み替えてもよく、「以下」と記載したものは、「より小さい(未満)」と読み替えても、表示制御装置100は実現可能である。また、逆に、実施形態1および変形例1において、「より大きい」と記載したものは、「以上」と読み替えてもよく、「より小さい(未満)」と記載したものは、「以下」と読み替えても、表示制御装置100は実現可能である。
なお、上記の各実施形態や各変形例の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:表示制御装置、101:CPU、111:物体認識部、404:視点領域

Claims (8)

  1. VR画像の一部である視点領域を表示手段に表示することにより、動画として再生する表示制御装置であって、
    前記視点領域におけるオブジェクトの位置を取得する物体認識手段と、
    前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動するか否かを判定する判定手段と、
    前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動すると判定されれば、前記VR画像の再生速度を現在よりも遅くする制御手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記視点領域の境界と前記オブジェクトの位置との最小距離が閾値よりも小さい場合に、前記オブジェクトが前記視点領域の範囲外に移動すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記視点領域の境界と前記オブジェクトの位置との最小距離が閾値よりも小さく、かつ、
    現在のオブジェクトの位置が、過去のオブジェクトの位置よりも前記視点領域の境界に近づいている場合に、
    前記オブジェクトが前記視点領域の範囲外に移動すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記オブジェクトを選択するユーザ操作を受け付ける入力手段を、さらに有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御装置の向きである視点方向を検出する方向検出手段を、さらに有し、
    前記制御手段は、前記視点方向に応じて表示する前記視点領域を変更する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記再生速度を遅くする場合には、前記再生速度を遅くした理由を示す表示を前記視点領域に重畳して、前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  7. VR画像の一部である視点領域を表示手段に表示することにより、動画として再生する表示制御方法であって、
    前記視点領域におけるオブジェクトの位置を取得する物体認識工程と、
    前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動するか否かを判定する判定工程と、
    前記オブジェクトが、前記視点領域の範囲外に移動すると判定されれば、前記VR画像の再生速度を現在よりも遅くする制御工程と、
    を有する、
    ことを特徴とする表示制御方法。
  8. コンピュータを請求項1から6のいずれか1項に記載の表示制御装置の各手段として機能させるプログラム。
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