JP7270957B2 - 周波数スペクトラム再生方法、周波数スペクトラム再生装置、受信機及び受信方法 - Google Patents

周波数スペクトラム再生方法、周波数スペクトラム再生装置、受信機及び受信方法 Download PDF

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Description

本明細書に記載する技術は、周波数スペクトラム再生方法、周波数スペクトラム再生装置、受信機及び受信方法に関する。
近年、ワイヤレスInternet of Things(IoT)の普及により、異なるワイヤレスIoTシステム間の干渉を避けるための、ワイヤレスIoT周波数帯域リアルタイムスペクトルモニタリング技術が開発されている。ワイヤレスIoT周波数帯域は、例えば、920MHz帯域,2.4GHz帯域及び5~6GHz帯域である。
異なるワイヤレスIoTシステム間の干渉を避けるために、クロックスイッチング方式を用いたワイヤレスIoTリアルタイムスペクトルモニタ用ダイレクトRadio Frequency(RF)アンダーサンプリング受信機が提唱される。これにより、クロック周波数の1/2(別言すれば、「ナイキスト限界」)を上回る監視周波数帯域幅で、1ミリ秒単位未満のリアルタイム性能が実現される。
特開2018-174415号公報
板谷聡子・丸橋建一・長谷川 淳・長谷川晃朗・雨海明博・尾関 敦・小林 宰・中島健智・山田亮太・辻 聡・江連裕一郎・伊藤 睦・冨田尚孝・児島史秀著、電子情報通信学会技術研究報告vol. 116, no. 479「製造現場における多種無線通信~製造現場における無線通信の課題~」RCS2016-303, pp. 85-90、一般社団法人電子情報通信学会、2017年3月 古市朋之・本良瑞樹・亀田卓・末松憲治著、「無線IoTリアルタイム周波数センサ用 ダイレクトRFアンダーサンプリング受信機のクロック周波数の検討」、2018年 電子情報通信学会総合大会、C-2-96、2018年3月
工場等の屋内空間では、異なるIoTシステム間の干渉や、製造装置で発生する電磁ノイズとIoTシステムとの間の干渉が問題となる場合がある。異なるワイヤレスIoTシステム間の干渉を避けるためには、IoT周波数帯域の信号及びノイズをミリ秒単位で監視するリアルタイム周波数検知技術が用いられる。
しかしながら、12GHzを上回る高速アナログ/デジタル変換器(ADC)が必要になるため、これらの帯域をナイキストサンプリングで一度にリアルタイム監視することは容易でない。
1つの側面では、本明細書に記載する技術は、異なる複数の周波数帯域のリアルタイム監視を行なうことを目的とする。
1つの側面において、周波数スペクトラム再生方法は、アンダーサンプリング受信方式を用いたリアルタイム周波数モニタにおいて、サンプリング周波数をn-1(nは以上の整数)回変えて、前記サンプリング周波数のサンプリング時間の合計とクロック切り替え時間との和がミリ秒単位よりも短くなるようにサンプリングしたn個の時間軸データから、受信周波数スペクトラムを再生する際に、(1)1回目からn回目までのサンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得するステップと、(2)前記(1)のステップにより得られた前記0からナイキスト周波数までの波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までの周波数スペクトラムを1回目からn回目まで生成するステップと、(3)前記(2)のステップにより得られた1回目からn回目までの0から前記ナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラムを周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成するステップと、を備え、1回目のサンプリング周波数f s1 、2回目のサンプリング周波数f s2 、整数M、Lが互いに素で、Nは1回目のサンプリングにおける最大アンダーサンプリング次数であるとき、
Figure 0007270957000001
を満たす
1つの側面として、異なる複数の周波数帯域のリアルタイム監視を行なうことができる。
実施形態としての受信機の構成例を示すブロック図である。 図1に示した受信機におけるアンダーサンプリング処理を説明する図である。 図1に示した受信機におけるサンプリングクロックの切り替え前のアンダーサンプリング受信動作を説明する図である。 図1に示した受信機におけるサンプリングクロックの切り替え後のアンダーサンプリング受信動作を説明する図である。 図1に示した受信機における測定周波数帯域とサンプリング周波数との関係を例示するテーブルである。 図1に示した受信機におけるアンダーサンプリング受信時の観測周波数の計算結果を例示するグラフである。 図1に示した受信機におけるクロック切り替えを用いた周波数同定法を説明する図である。 図1に示した受信機におけるクロック周波数を例示するテーブルである。 図1に示した受信機におけるスペクトル再生処理を説明する図である。 図1に示した受信機における観測スペクトルの第1の展開例を示す図である。 図1に示した受信機における観測スペクトルの第2の展開例を示す図である。 図1に示した受信機における観測スペクトルの第3の展開例及び復元されたスペクトルの一例を示す図である。 図1に示した受信機におけるスペクトルのモニタ結果を例示する図である。 変形例としての受信機の構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の構成要素を含むことができる。以下、図中において、同一の符号を付した部分は特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を示す。
〔A〕実施形態
図1は、実施形態としての受信機100の構成例を示すブロック図である。
図1に示す受信機100は、ダイレクトRFアンダーサンプリング受信方式を採用したリアルタイムスペクトルモニタとして機能する。
従来のダイレクトRFアンダーサンプリング受信機では、アンダーサンプリング後の第1ナイキスト領域での折り返しによる受信周波数のオーバーラップを防ぐため、受信帯域幅の合計はクロック周波数の1/2(別言すれば、「ナイキスト限界」)未満でなければならなかった。
しかしながら、図1に示す受信機100では、900MHz~6GHzの周波数帯域をカバーし、数百MHzのクロック周波数のみを必要とする。
図示する受信機100は、例示的に、アンテナ1,Low Noise Amplifier(LNA;低雑音増幅器)2,複数(図示する例では3つ)のBand-Pass Filter(BPF)31~33,Variable Gain Amplifier(VGA)4,Received Signal Strength Indicator(RSSI)5,クロック(CLK)6,Sample-And-Hold(S/H)回路7,Analog-to-Digital Converter(ADC)8,Digital Signal Processor(DSP)9及びモニタ10を備える。
アンテナ1は、高周波信号を受信する。アンテナ1が受信する高周波信号は、マイクロ波帯の周波数を有する。マイクロ波帯の高周波信号としては、例えば、Ultra High Frequency(UHF;極超短波)帯、センチメートル波、ミリ波帯、又は、サブミリ波帯の周波数を有するものが挙げられる。アンテナ1は、受信された高周波信号を、LNA2へ出力する。
LNA2は、アンテナ1から高周波信号が入力される。LNA2は、入力された高周波信号を増幅して、増幅された高周波信号を、BPF31~33へ出力する。ここで、LNA2は、マルチバンド高周波信号に含まれる入力信号を増幅することができる、広帯域の増幅器である。
BPF31~33は、LNA2から増幅された高周波信号が入力される。BPF31~33は、2以上(図示する例では3つ)相互に並列接続されている。BPF31~33は、入力された高周波信号のうちの、所定の周波数帯域である通過帯域に含まれない成分を、当該通過帯域に含まれる成分よりも大きく減衰させた信号を出力するものである。
BPF31~33は、アンチエリアスフィルタの一例であり、それぞれマルチバンド高周波信号における異なった通過帯域を有する。BPF31~33が有する通過帯域の最高周波数は、アンダーサンプリング次数m(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)の周波数帯域(2m-1)f~(2m+1)fに含まれている。BPF31~33は、入力された高周波信号を各BPF31~33によってろ波して、各BPF31~33の通過帯域に含まれるろ波された信号成分が合わせられた信号を、通過信号としてVGA4へ出力する。
図示する例において、BPF31は920MHz帯域の信号を通過させ、BPF32は2.4GHz帯域の信号を通過させ、BPF33は5GHz帯域の信号を通過させる。
VGA4は、BPF31~33からの通過信号を増幅して出力する。
RSSI5は、VGA4が出力した信号の信号強度を測定して、VGA4における通過信号の増幅のためにVGA4にフィードバックする。
S/H回路7には、BPF31~33を通過してVGA4によって増幅された高周波信号(別言すれば、「通過信号」)が入力されるとともに、CLK6からクロック信号が入力される。S/H回路7は、CLK6から入力されたクロック信号に同期したサンプリング周波数にて、BPF31~33から入力された通過信号に対するサンプリングを行ない、標本化信号を得る。
本実施形態では、クロック周波数fCLKは、入力信号のナイキスト周波数よりも低い。従って、S/H回路7は、高周波信号に対するアンダーサンプリングを行なうことになる。また、本実施形態では、受信した高周波信号について、予め周波数変換を施したもの対してアンダーサンプリングを行うものではなく、S/H回路7が、直接アンダーサンプリングを行なうものである。S/H回路7は、サンプリング後の標本化信号をADC8へ出力する。上述の通り、S/H回路7は、増幅及びろ波を受けた高周波信号として、アンダーサンプリング次数の異なる複数の帯域を有するマルチバンド高周波信号が入力されて、このマルチバンド高周波信号に対するアンダーサンプリングを行なうものである。
CLK6は、クロック周波数fCLKを有するクロック信号を生成する発振器である。CLK6は、可変クロック信号源として機能する。CLK6は、高周波信号に含まれる入力信号の帯域幅の2倍よりも低いクロック周波数fCLKを有するクロック信号を生成し、生成したクロック信号をS/H回路7及びADC8へ出力する。
ADC8は、S/H回路7から標本化信号が入力される。ADC8は、入力された標本化信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換する。ADC8は、変換後の標本化信号をDSP9に出力する。
DSP9は、周波数スペクトラム再生装置の一例であり、Fast Fourier Transform(FFT)回路91及び受信信号周波数推定部92を備える。
FFT回路91は、ADC8から入力された標本化信号を高速フーリエ変換する。
受信信号周波数推定部92は、高速フーリエ変換された標本化信号に基づき、受信機100によって受信された信号の周波数を推定する。
モニタ10は、表示装置の一例であり、液晶ディスプレイやOrganic Light-Emitting Diode(OLRD)ディスプレイ,Cathode Ray Tube(CRT),電子ペーパーディスプレイ等であり、DSP9による受信信号周波数の推定結果を出力する。モニタ10は、受信信号の周波数スペクトラムを表示する。
図2は、図1に示した受信機100におけるアンダーサンプリング処理を説明する図である。
図2に示す例では、受信周波数帯域が、ZONE1~4で示されたf/2の帯域幅にそれぞれ分けられる。ナイキストサンプリングが実施されるZONE1に対して、ZONE2~4が折り返されることにより、アンダーサンプリングが実現される。
これにより、低いサンプリングクロックで広帯域信号を受信可能であり、広帯域とリアルタイム性とが両立できる。ただし、どのナイキストゾーンから折り返されてきたのかが不明であり、受信周波数を特定できない。
図3は、図1に示した受信機100におけるサンプリングクロックの切り替え前のアンダーサンプリング受信動作を説明する図である。
なお、本実施形態では、受信機100と異なる送信装置により、それぞれ周波数fRF1=920MHz、fRF2=2.4GHz、及びfRF3=5.8GHzの入力信号が含まれる高周波信号が送信される。そして、受信機100は、この高周波信号を受信する。
まず、受信機100のアンテナ1は、高周波信号を受信し、受信された高周波信号をLNA2へ出力する。
LNA2は、アンテナ1から入力された高周波信号を増幅し、増幅された高周波信号をBPF31~33へ出力する。
BPF31~33は、LNA2から入力された高周波信号のうちの、通過帯域f,f,fに含まれる高周波信号を、VGA4を介してS/H回路7へ出力する。なお、本実施形態では、BPF31の通過帯域fは、915MHz~930MHzである。また、BPF32の通過帯域fは、2.4GHz~2.5GHzである。また、BPF33の通過帯域fは、5.0GHz~5.875GHzである。これにより、BPF31~33の通過帯域外の信号が減衰されて、周波数fRF1,fRF2及びfRF3の信号を含むマルチバンド高周波信号がS/H回路7へ出力される。
CLK6は、クロック周波数fCLKを有するクロック信号を生成し、生成したクロック信号をS/H回路7へ出力する。図3に示す例では、クロック周波数fCLKは1GHzである。
S/H回路7は、CLK6から入力された1GHzのクロック信号に同期して、1GHzのサンプリング周波数fsにて、BPF31~33から入力された高周波信号に対するアンダーサンプリングを行なう。S/H回路7は、サンプリング後の標本化信号をADC8へ出力する。このとき、サンプリング周波数fsの1/2(=500MHz)よりも高い周波数を有するn次の周波数帯域の信号は、エリアシングによって、500MHz以下のベースバンドの領域に折り返される。
図3では、横軸に周波数を、縦軸に信号の振幅(別言すれば、「信号強度」)を示している。本実施形態では、図3に表すように、周波数fRF1の信号は、エリアシングによって、周波数fIF1=80MHzの信号に変換される。また、周波数fRF2の信号は、周波数fIF2=100MHzの信号に変換される。また、周波数fRF3の信号は、周波数fIF3=200MHzの信号に変換される。すなわち、S/H回路7によるアンダーサンプリングによって、周波数fIF1,fIF2及びfIF3の信号を含む標本化信号が得られる。
ADC8は、S/H回路7から入力された標本化信号を、アナログ信号からデジタル信号に変換し、変換後の標本化信号をDSP9へ出力する。
DSP9は、デジタル信号に変換された標本化信号から受信信号周波数を推定してモニタ10に出力する。
図4は、図1に示した受信機100におけるサンプリングクロックの切り替え後のアンダーサンプリング受信動作を説明する図である。
図4に示す例では、クロック周波数fCLKは700MHzである。図3及び図4に示すように、異なる周波数でサンプリングを行なうと、スペクトルの観測値も変化する。スペクトル観測値の変化から周波数を一意に識別することが可能である。
ある周波数fRFのRF信号をサンプリング周波数fs1でアンダーサンプリングした際、第1ナイキストゾーンで観測される周波数fMES1とfRFとの関係は次の数式(1)で表わされる。
Figure 0007270957000002
はアンダーサンプリング次数(n=1,2,・・・)である。
RFを特定するにはサンプリングクロックをfs2に切り替えて第1ナイキストゾーンで観測される周波数fMES2が候補の各fRFに対して異なる値となればよい。
Figure 0007270957000003
は数式(2)を満たす整数(n=0,1,・・・)である。
MES2が重複するfs2の条件は次の数式(3)~(5)で与えられ、これらの数式を満足しないようにfs2を設定すればfRFを特定できる。
Figure 0007270957000004
Figure 0007270957000005
Figure 0007270957000006
1,1,n1,2はnを区別した表記であり、n2,1,n2,2はnを区別した値である。
数式(3)を満足しないfs2の条件は、以下の数式(6)及び(7)を満足するときである。fs1及びfs2は、それぞれ1回目及び2回目のサンプリング周波数である。M及びLは整数であり、MとLとは互いに素である。Nは1回目のサンプリングにおける最大アンダーサンプリング次数であり、入力信号の最高周波数とサンプリング周波数とによって決定される。
数式(4)及び(5)にはfMES1が含まれており、その値を得るにはFFTによる処理が必要である。FFTの処理時間を考慮すると、ミリ秒オーダーでのクロックの切り替えができずリアルタイム性が確保できない。そこで、fMES1は未知として複数回(別言すれば、「2回以上」)のクロック切り替えが実行される。サンプリングクロックをfs2からfs3に切り替えたとき、数式(4)及び(5)を満たすfMES1がfs2とfs3とで異なれば、どちらか一方のサンプリングクロックで重複しても、もう一方のサンプリングクロックで重複を回避できるため、fRFが特定できる。
Figure 0007270957000007
Figure 0007270957000008
図5は、図1に示した受信機100における測定周波数帯域とサンプリング周波数との関係を例示するテーブルである。図6は、図1に示した受信機100におけるアンダーサンプリング受信時の観測周波数の計算結果を例示するグラフである。
図6は、図5に示す条件で、fMES1に対する第2回及び第3回サンプリングの際に観測されるfMES2及びfMES3の計算結果である。ただし、第2回及び第3回のサンプリング周波数は数式(6)及び(7)を満たす値としている。
符号A1はfRF=915~930MHzの周波数帯域を示し、符号A2はfRF=2400~2500MHzの周波数帯域を示し、符号A3はfRF=5000~5250MHzの周波数帯域を示す。また、符号A4はfRF=5250~5500MHzの周波数帯域を示し、符号A5はfRF=5500~5750MHzの周波数帯域を示し、符号A6はfRF=5750~5875MHzの周波数帯域を示す。
RFは無線周波数を表わす。fMES1,fMES2及びfMES3は、fRFの信号をfs1,fs2及びfs3でそれぞれサンプリングした場合に第1ナイキストゾーンで観測される周波数を表わす。
図6において、1回目のサンプリング時に符号B1で示すfMES1で観測された信号は、2回目にサンプリングしても、符号B2で示すfMES2で観測されてしまい、元のRF周波数を特定することができないことがある。このような特異点となる条件下においては3回目のサンプリングが必要となり、これにより符号B3及びB4の2つのfMES3に分離することができ、よって元のRF周波数を特定することができる。今回の図5に示す条件においては図6から明らかなように、3回の異なるサンプリング周波数での観測により受信帯域内の全てのRF信号の周波数を特定することができる。
図7は、図1に示した受信機100におけるクロック切り替えを用いた周波数同定法を説明する図である。
図7に示す通り、3つの異なる周波数のクロックをサンプリングするアンダーサンプリング受信により、受信周波数を識別することが可能である。この測定サイクル時間T
はミリ秒単位よりも短い。なお、Tは、サンプリング周波数fs1の時間Td1と、サンプリング周波数fs2の時間Td2と、サンプリング周波数fs3の時間Td3との和である。Tが1msよりも短ければ、リアルタイム性は満たされる。例えば、サンプリング時間が0.1msとなれば、分解能帯域幅(RBW)は10kHzとなる。クロック切り替え時間を無視すれば、サンプリング時間(別言すれば、「測定サイクル時間」)Tの合計は0.3msとなる。
本実施形態では、パルスパターン発生器(PPG:例えば、M8020A Keysight)が高速スイッチングソースとして使用される。これにより、16GHzを分周して得たクロック周波数に切り替えることが可能となる。各クロック周波数は、500MHz以下で数式(6)及び(7)を満たす様に設計される。
図8は、図1に示した受信機100におけるクロック周波数を例示するテーブルである。
PPGクロック周波数の切り替え時間は、サンプリング時間に比べれば無視することが可能である。測定サイクル時間Tdは22.932マイクロ秒となる。よって、リアルタイム性能は十分に満たされる。
よって、本実施形態の受信機100におけるDSP9によれば、ミリ秒単位以内のリアルタイム性能及び広帯域の両方を実現させて、受信信号周波数をモニタできる。
図9は、図1に示した受信機100におけるスペクトル再生処理を説明する図である。
図9に示すように、第1回~第3回の各サンプリングの観測スペクトルが高次ナイキストゾーンに展開され、展開スペクトルが生成される(符号C1参照)。そして、元のスペクトルはどの回のサンプリングにおいても展開スペクトルの一致した周波数に存在するため、各回の展開スペクトルについて最小値演算することでアンダーサンプリング前の元のスペクトルが復元(別言すれば、「再生」)できる(符号C2参照)。
すなわち、図1に示したFFT回路91は、1回目からn(nは2以上の整数)回目までのサンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得する手段として機能する。
図1に示した受信信号周波数推定部92は、1回目からn回目までのデータから取得された周波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までの周波数スペクトラムを生成する手段として機能する。
また、受信信号周波数推定部92は、得られた1回目からn回目までの周波数スペクトラムの周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成する手段としても機能する。
このように、受信機100のDSP9は、サンプリング周波数をn-1回変えてサンプリングしたn個の時間軸データから、受信周波数スペクトラムを再生する。
これにより、異なる複数の周波数帯域のリアルタイム監視を行なうことができる。
図10~図12は、図1に示した受信機100における観測スペクトルの展開例及び復元されたスペクトルの一例を示す図である。
図10に示すように、第1回サンプリングにおいて、クロック周波数fCLK1=500MHzとして、観測スペクトルが高次に展開されて展開スペクトルが生成される(符号D1参照)。
図11に示すように、第2回サンプリングにおいて、クロック周波数fCLK2=410.256MHzとして、観測スペクトルが高次に展開されて展開スペクトルが生成される(符号D2参照)。
図12に示すように、第3回サンプリングにおいて、クロック周波数fCLK2=326.530MHzとして、観測スペクトルが高次に展開されて展開スペクトルが生成される(符号D3参照)。
そして、図12に示すように、図10の符号D1,図11の符号D2及び図12の符号D3で示した展開スペクトルの最小値演算結果として、復元されたスペクトルが生成される(符号D4参照)。
ここで、第4回サンプリングの展開スペクトルを取得した場合には、第2回~第4回サンプリングの展開スペクトルにより、復元したスペクトルを生成してよい。また、第5回サンプリングの展開スペクトルを取得した場合には、第3回~第5回サンプリングの展開スペクトルにより、復元したスペクトルを生成してよい。更に、第6回サンプリングの展開スペクトルを取得した場合には、第4回~第6回サンプリングの展開スペクトルにより、復元したスペクトルを生成してよい。このように、受信機100のDSP9は、サンプリング周波数をn-1回変えてサンプリングする動作を繰り返し行なう。
すなわち、図1に示したFFT回路91は、k(kはn以上の整数)回目の前記サンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得する手段として機能する。
図1に示した受信信号周波数推定部92は、k回目のデータから得られた周波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラムを生成する手段として機能する。
また、受信信号周波数推定部92は、得られたk回目からk-n+1回目までの周波数スペクトラムの周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成する手段としても機能する。
これにより、サンプリングを実施する毎に、復元スペクトルのモニタリングを実施できる。
図13は、図1に示した受信機100におけるスペクトルのモニタ結果を例示する図である。
図13には、RFID(920MHz帯),無線LAN及びBluetooth(登録商標)(2.4GHz帯)デバイスをアンテナ1の近くに設置した場合のワイヤレスIoT周波数帯のスペクトログラムが示される。
符号E1に示すスペクトログラムにおいては、中心周波数919MHzのRFID信号が確認できる。
符号E2に示すスペクトログラムにおいては、無線LAN及びBluetooth信号が確認できる。符号E3には、符号E2に示したスペクトログラムの時間軸をズームした2.4GHz帯のスペクトログラムが示される。これにより、22.932マイクロ秒の時間分解能でのスペクトルモニタリングが実現可能である。よって、ミリ秒単位のスペクトルモニタリングが実現される。
符号E4に示すスペクトログラムは、5GHz帯域の全ての信号がノイズフロアレベル未満であることを示す。
〔B〕変形例
図14は、変形例としての受信機200の構成例を示すブロック図である。
図14に示す受信機200は、図1に示した受信機100と同様に、アンテナ1,LNA2,複数(図示する例では3つ)のBPF31~33,VGA4,RSSI5,DSP9及びモニタ10を備える。また、受信機200は、n組(nは2以上の整数;図示する例では3組)のCLK6,S/H回路7及びADC8を備える。
受信機200は、複数組のCLK6,S/H回路7及びADC8を備えることにより、図9等に示した複数回のサンプリングを並行して実施する。図14に示す受信機200は、3組のCLK6,S/H回路7及びADC8を備えているため、3回のサンプリングを並行して実施する。
すなわち、複数組のCLK6,S/H回路7及びADC8は、LNA2とBPF31~33との後段に並列に接続され、n(nは2以上の整数)個の異なるサンプリング周波数でアンダーサンプリングする受信回路として機能する。
FFT回路91は、1個目からn個目までの受信回路で取得してサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までのn個の周波数スペクトラムを取得する取得部として機能する。
受信信号周波数推定部92は、1個目からn個目までの受信回路で取得したn個の周波数スペクトラムをそれぞれナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までのn個の周波数スペクトラムを生成する第1生成部として機能する。
また、受信信号周波数推定部92は、得られた1個目からn個目までの受信回路の各周波数スペクトラムの周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成する第2生成部としても機能する。
これにより、複数のサンプリング周波数でのアンダーサンプリングを並行して実施できるため、モニタリング処理の時間を短縮できる。
〔C〕その他
開示の技術は上述した各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。各実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
図1及び図14に示した例においては、受信機100及び200が3つのBPF31~33を備えることとしたが、これに限定されるものではない。受信機100及び200が備えるBPFは2つ又は4つ以上であってもよい。これにより、種々の周波数帯域の信号をモニタリングできる。
図9等に示した例においては、1~3回のサンプリングによって元のスペクトルを復元することとしたが、これに限定されるものではない。4回以上のサンプリングによって、1つのスペクトルを復元してもよい。これにより、スペクトルの復元精度やノイズ耐性を向上できる。
100,200 :受信機
1 :アンテナ
2 :LNA
31,32,33:BPF
4 :VGA
5 :RSSI
6 :CLK
7 :S/H回路
8 :ADC
9 :DSP
91 :FFT回路
92 :受信信号周波数推定部
10 :モニタ

Claims (8)

  1. アンダーサンプリング受信方式を用いたリアルタイム周波数モニタにおいて、サンプリング周波数をn-1(nは以上の整数)回変えて、前記サンプリング周波数のサンプリング時間の合計とクロック切り替え時間との和がミリ秒単位よりも短くなるようにサンプリングしたn個の時間軸データから、受信周波数スペクトラムを再生する際に、
    (1)1回目からn回目までのサンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得するステップと、
    (2)前記(1)のステップにより得られた前記0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までの周波数スペクトラムを1回目からn回目まで生成するステップと、
    (3)前記(2)のステップにより得られた1回目からn回目までの0から前記ナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラムの周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成するステップと、
    を備え
    1回目のサンプリング周波数f s1 、2回目のサンプリング周波数f s2 、整数M、Lが互いに素で、Nは1回目のサンプリングにおける最大アンダーサンプリング次数であるとき、
    Figure 0007270957000009
    を満たす、
    ことを特徴とする周波数スペクトラム再生方法。
  2. 請求項1に記載の周波数スペクトラム再生方法において、
    前記サンプリング周波数をn-1回変えてサンプリングする動作を繰り返し行なう際に、k(kはn以上の整数)回目の繰り返し時の再生を、
    (1a)k回目からk-n+1回目の前記サンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得するステップと、
    (2a)前記(1a)のステップにより得られた前記0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラムをk回目からk-n+1回目まで生成するステップと、
    (3a)前記(2a)のステップにより得られたk回目からk-n+1回目までの0から前記ナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラム周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成するステップと、
    を備えることを特徴とする周波数スペクトラム再生方法。
  3. アンダーサンプリング受信方式を用いたリアルタイム周波数モニタにおいて、
    (1)1回目からn(nは3以上の整数)回目までのサンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得する手段と、
    (2)前記(1)の手段により得られた0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までの周波数スペクトラムを1回目からn回目まで生成する手段と、
    (3)前記(2)の手段により得られた1回目からn回目までの0から前記ナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラム周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成する手段と、
    を備え、
    1回目のサンプリング周波数f s1 、2回目のサンプリング周波数f s2 、整数M、Lが互いに素で、Nは1回目のサンプリングにおける最大アンダーサンプリング次数であるとき、
    Figure 0007270957000010
    を満たし、
    サンプリング周波数をn-1回変えて、前記サンプリング周波数のサンプリング時間の合計とクロック切り替え時間との和がミリ秒単位よりも短くなるようにサンプリングしたn個の時間軸データから、受信周波数スペクトラムを再生することを特徴とする周波数スペクトラム再生装置。
  4. 請求項3に記載の周波数スペクトラム再生装置において、
    前記サンプリング周波数をn-1回変えてサンプリングする動作を繰り返し行なう際に、
    (1a)k(kはn以上の整数)回目からk-n+1回目までの前記サンプリング周波数でサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムを取得する手段と、
    (2a)前記(1a)の手段により得られた0からナイキスト周波数までの周波数スペクトラムをナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラムをk-n+1回目からk回目まで生成する手段と、
    (3a)前記(2)の手段により得られたk回目からk-n+1回目までの0から前記ナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの周波数スペクトラムを周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成する手段と、
    を備え、
    k回目の繰り返し時の再生を行なうことを特徴とする周波数スペクトラム再生装置。
  5. 低雑音増幅器と無線周波数帯のアンチエリアスフィルタとの後段に並列に接続され、n(nは以上の整数)個の異なるサンプリング周波数で、前記サンプリング周波数のサンプリング時間の合計とクロック切り替え時間との和がミリ秒単位よりも短くなるようにアンダーサンプリングする受信回路と、
    1個目からn個目までの前記受信回路で取得してサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までのn個の周波数スペクトラムを取得する取得部と、
    前記取得部により得られた0からナイキスト周波数までの前記受信回路で取得したn個の周波数スペクトラムをそれぞれナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2m+1(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までのn個の周波数スペクトラムを生成する第1生成部と、
    前記第1生成部により得られたn個の0からナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの各周波数スペクトラムの周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成する第2生成部と、
    を備え
    1個目のサンプリング周波数f s1 、2個目のサンプリング周波数f s2 、整数M、Lが互いに素で、Nは1個目のサンプリングにおける最大アンダーサンプリング次数であるとき、
    Figure 0007270957000011
    を満たす、
    ことを特徴とする受信機。
  6. 請求項5に記載の受信機において、
    前記第2生成部によって生成された前記1つの周波数スペクトラムを表示装置に表示させることを特徴とする受信機。
  7. (1)低雑音増幅器と無線周波数帯のアンチエリアスフィルタとの後段に並列にn(nは以上の整数)個接続された受信回路において、各々異なるサンプリング周波数で、前記サンプリング周波数のサンプリング時間の合計とクロック切り替え時間との和がミリ秒単位よりも短くなるようにアンダーサンプリングするステップと、
    (2)1個目からn個目までの前記受信回路で取得してサンプリングした時間軸データを高速フーリエ変換して、0からナイキスト周波数までのn個の周波数スペクトラムを取得するステップと、
    (3)前記(2)のステップにより得られた0からナイキスト周波数までのn個の周波数スペクトラムをそれぞれナイキスト周波数毎に折り返してナイキスト周波数の2(mはアンダーサンプリング次数で1以上の整数)倍の周波数までのn個の周波数スペクトラムを生成するステップと、
    (4)前記(3)のステップにより得られたn個の0から前記ナイキスト周波数の2m+1倍の周波数までの各周波数スペクトラムを周波数毎のデータそれぞれについて最小値演算を行ない、1つの周波数スペクトラムを生成するステップと、
    を備え
    1個目のサンプリング周波数f s1 、2個目のサンプリング周波数f s2 、整数M、Lが互いに素で、Nは1個目のサンプリングにおける最大アンダーサンプリング次数であるとき、
    Figure 0007270957000012
    を満たす、
    ことを特徴とする受信方法。
  8. 請求項7に記載の受信方法において、
    前記(4)のステップによって生成された前記1つの周波数スペクトラムを表示装置に表示させることを特徴とする受信方法。
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無線loTリアルタイム周波数センサ用ダイレクトRFアンダーサンプリング受信機のクロック周波数の検討,2018年電子情報通信学会総合大会 エレクトロニクス講演論文集1,2018年,110頁

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