JP7267599B2 - 無線中継装置、通信システム、および制御方法 - Google Patents

無線中継装置、通信システム、および制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7267599B2
JP7267599B2 JP2019159172A JP2019159172A JP7267599B2 JP 7267599 B2 JP7267599 B2 JP 7267599B2 JP 2019159172 A JP2019159172 A JP 2019159172A JP 2019159172 A JP2019159172 A JP 2019159172A JP 7267599 B2 JP7267599 B2 JP 7267599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
communication
information
unit
setting information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019159172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021040202A (ja
JP2021040202A5 (ja
Inventor
友美 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Silex Technology Inc
Original Assignee
Silex Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Silex Technology Inc filed Critical Silex Technology Inc
Priority to JP2019159172A priority Critical patent/JP7267599B2/ja
Publication of JP2021040202A publication Critical patent/JP2021040202A/ja
Publication of JP2021040202A5 publication Critical patent/JP2021040202A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7267599B2 publication Critical patent/JP7267599B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線LAN通信システムにおける無線中継装置と無線端末の接続に関する。
工場やビルの構内に有線ネットワークを構築し、無線インタフェースを備えた複数のアクセスポイント(以後、無線中継装置あるいはAPとも呼ぶ)を設置することで、構内のあらゆる場所で無線LAN(Local Area Network)通信を利用することができるようになってきている。ユーザは、無線端末(例えば、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなど)を用いてAPに無線接続し、ネットワークを通じて、構内の他の通信機器と通信を行うことができ、ルータを通じて外部ネットワークなどにアクセスすることもできる。また、ユーザは、複数のAPと無線端末(以後、STAとも呼ぶ)との間で無線接続を適宜切り替えることで、構内を移動しながらでも無線LAN通信を利用することができる。
ここで、APは、その性能にも依存するが、接続する配下のSTAの数が一定数を超えると処理能力が著しく低下することや、仕様によってはSTAの接続台数に制限があることも多い。このように、1台のAPに接続するSTAが集中することで、ユーザは無線LAN通信を快適に利用できなくなる問題(例えば、無線接続ができない、通信速度が遅いなど)が起こり得る。
特開2016-220164号公報
上記問題に対し、特許文献1に記載の無線基地局は、無線端末から接続要求(プローブ要求)を受けると、自装置に接続している無線端末との混雑具合をもとに、接続要求のある無線端末に接続応答(プローブ応答)するか否かを判断する。そして、無線基地局は、混雑度が一定基準以上の場合には、プローブ要求のある無線端末にプローブ応答しないことで、無線端末に自装置への無線接続処理を停止させ、結果として無線端末に他の無線基地局を異なるチャネルでスキャン(探索)するように促している。このように、特許文献1に記載の無線基地局は、無線端末からの接続が局所的に集中することを抑制する無線端末からの接続が局所的に集中することを抑制している
しかしながら、特許文献1に記載の無線基地局は、混雑度が一定基準以上の場合には無線端末からのプローブ要求に対するプローブ応答を一定期間送信しないため、無線端末は応答がないことにより再送信を一定期間繰り返し得る。さらに、無線端末は、他の無線基地局をスキャンするために、無線端末が使用可能な無線チャネル全てについて順次スキャン処理を行うことになり、他の無線基地局を見つけて、無線接続処理を開始するまでに時間を要する。
また、特許文献1に記載の無線基地局は、無線端末が以前に無線接続した無線基地局との接続情報(SSID(Service Set Identifier)、認証方式、暗号方式などの設定情報を含み、以下プロファイル情報とも呼ぶ。)を保持している無線端末に対して無線接続の切断を行いたい状況であっても、無線端末が当該プロファイル情報をもとに、最近接続した履歴のある当該無線基地局にすぐに再接続をしてしまうことに対応できない。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、特定の無線中継装置に複数の無線端末が無線接続すること(集中すること)を抑制しつつ、無線中継装置から無線接続中の無線端末(配下の端末)のいずれかに対して切断通知を送信した場合であっても、切断通知を受信した無線端末が効率的に他の無線中継装置に接続するためのチャネル情報などを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様にかかる無線中継装置は、複数の無線端末と、無線通信を介してネットワークとの間を中継する複数の無線中継装置とを備える通信システムにおける無線中継装置であって、複数の無線端末と無線通信を行う第1通信部と、複数の無線中継装置とネットワークを介して通信を行う第2通信部と、複数の無線端末から複数の無線端末それぞれが保持する、少なくとも無線通信に使用可能なチャネルを含むスキャン設定情報を、第1通信部を通じて取得する設定情報取得部と、自装置以外の他の複数の無線中継装置それぞれの少なくともSSID(Service Set IDentifier)、認証方式、および暗号方式を含む装置情報を、第2通信部を通じて取得する装置情報取得部と、スキャン設定情報および装置情報を格納する記憶部と、自装置が無線接続している複数の無線端末のいずれかと無線通信を停止するか否かを判断する判断部と、判断部からいずれかの無線端末との無線通信を停止する旨の通知を受けた場合に、スキャン設定情報および装置情報をもとに無線通信を停止する対象の無線端末を選定する選定部と、スキャン設定情報および装置情報をもとに、自装置が無線通信に使用しているチャネルを除外し前記無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定する、スキャン優先チャネル情報を作成するチャネル情報作成部と、選定部で選定された無線端末に第1通信部を通じて無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否しスキャン優先チャネル情報を通知する通知部と、を備える。
これによれば、無線中継装置は、自装置に無線接続中の複数の無線端末のいずれかの無線端末に、無線接続の切断通知と自装置と無線通信を停止(無線接続を切断)する対象の無線端末から無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否しスキャン優先チャネル情報を送信することで、他の無線中継装置に無線接続することを促すことにより、自装置に無線端末との無線接続が集中することを抑制できる。さらに、無線中継装置と無線接続中の無線端末が無線接続の切断後、すぐに自装置に再接続を行うことを抑制できる。
また、装置情報は、無線中継装置が使用しているチャネル情報を含み、チャネル情報作成部は、他の複数の無線中継装置のうちいずれかが使用するチャネルであり、かつ無線通信を停止する対象の無線端末が利用可能であるチャネルを優先してスキャン優先チャネル情報を作成する。
これによれば、無線中継装置は、自装置が無線接続している複数の無線端末のいずれかと無線端末との無線通信を停止する場合に、当該無線端末が他の無線中継装置との接続を試みるためスキャンを実行する時のチャネル順序を指定することができる。
また、スキャン設定情報は、無線中継装置からのスキャン設定情報要求に無線端末が応答することにより、無線中継装置が取得する。
これによれば、無線中継装置は、無線端末からスキャン設定情報(例えば、BSSID(Basic Service Set Identifier)、通信モード、スキャン動作オプション、スキャン時のチャネル順序など)を取得することで、自装置が無線接続している複数の無線端末のいずれかと無線端末との無線通信を停止する場合に、適切な無線接続を選定できる。
また、本発明の一態様にかかる通信システムは、複数の無線端末と、無線通信を介してネットワークとの間を中継する複数の無線中継装置とを備える通信システムであって、無線中継装置は、複数の無線端末と無線通信を行う第1通信部と、複数の無線中継装置とネットワークを介して通信を行う第2通信部と、複数の無線端末から複数の無線端末それぞれが保持する、少なくとも無線通信に使用可能なチャネルを含むスキャン設定情報を、第1通信部を通じて取得する設定情報取得部と、自装置以外の他の複数の無線中継装置それぞれの少なくともSSID、認証方式、および暗号方式を含む装置情報を、第2通信部を通じて取得する装置情報取得部と、スキャン設定情報および装置情報を格納する記憶部と、自装置が無線接続している複数の無線端末のいずれかと無線通信を停止するか否かを判断する判断部と、判断部から複数の無線端末のいずれかとの無線通信を停止する旨の通知を受けた場合に、スキャン設定情報および装置情報をもとに無線通信を停止する対象の無線端末を選定する選定部と、スキャン設定情報および装置情報をもとに、自装置が無線通信に使用しているチャネルを除外し無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定する、スキャン優先チャネル情報を作成するチャネル情報作成部と、選定部で選定された無線通信を停止する対象の無線端末から第1通信部を通じて無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否し前記スキャン優先チャネル情報を通知する通知部と、を備え、無線端末は、複数の無線中継装置のいずれかの無線中継装置と無線通信を行う通信部と、自装置がスキャン動作に必要なスキャン設定情報を格納する記憶部と、当該スキャン設定情報を自装置が無線接続している無線中継装置に、通信部を通じて、通知する設定情報通知部と、無線中継装置から無線接続の切断およびスキャン優先チャネル情報を受信した場合に、無線中継装置との接続を切断し、スキャン優先チャネル情報のチャネル順序をもとにスキャン動作を行う制御部と、を備える。
これによれば、通信システムは、上記無線中継装置と同様の効果を奏する。
また、本発明の一態様にかかる制御方法は、複数の無線端末と、無線通信を介してネットワークとの間を中継する複数の無線中継装置とを備える通信システムにおける制御方法であって、無線端末が、自装置が無線接続している無線中継装置に、少なくとも無線通信に使用可能なチャネルを含むスキャン設定情報を通知する設定情報通知ステップと、無線中継装置が、複数の無線端末から複数の無線端末それぞれが保持するスキャン設定情報を取得する設定情報取得ステップと、無線中継装置が、自装置以外の他の複数の無線中継装置それぞれの少なくともSSID、認証方式、および暗号方式を含む装置情報を取得する装置情報取得ステップと、無線中継装置が、スキャン設定情報および装置情報を格納する記憶ステップと、無線中継装置が、自装置が無線接続している複数の無線端末のいずれかと無線通信を停止するか否かを判断する判断ステップと、無線中継装置が、複数の無線端末のいずれかとの無線通信を停止する旨の判断を行った場合に、スキャン設定情報および装置情報をもとに無線通信を停止する無線端末を選定する選定ステップと、無線中継装置が、スキャン設定情報および装置情報をもとに、自装置が無線通信に使用しているチャネルを除外し前記無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定する、スキャン優先チャネル情報を作成するチャネル情報作成ステップと、無線中継装置が、選定ステップで選定された無線通信を停止する対象の無線端末から無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否し前記スキャン優先チャネル情報を通知する通知ステップと、無線端末が、無線接続の切断およびスキャン優先チャネル情報を受信した場合に、無線中継装置との接続を切断し、スキャン優先チャネル情報のチャネル順序をもとに新たにスキャン動作を行う制御ステップと、を含む。
これによれば、無線中継装置は、上記無線中継装置と同様の効果を奏する。
特定の無線中継装置に複数の無線端末が無線接続すること(集中すること)を抑制しつつ、無線中継装置から無線接続中の無線端末(配下の端末)のいずれかに対して切断通知を送信した場合、他の無線中継装置に接続すべく効率的なスキャン動作を開始できる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる通信システムの全体図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置、無線端末のハードウェア構成図である。 図3は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置の機能ブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態にかかる無線端末の機能ブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置がスキャン設定情報および装置情報を取得する処理のフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置が無線接続中のいずれかの無線端末と無線通信を停止する一連の処理のフロー図である。 図7は、本発明の実施の形態にかかる無線端末が無線中継装置からスキャン設定情報要求を受けてから、無線接続の切断通知をもとに新たな無線中継装置と無線通信を開始するまでの一連の処理のフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態にかかる装置情報テーブルの一例である。 図9は、本発明の実施の形態にかかるスキャン設定情報テーブルの一例である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置などは、一例であり、発明の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態にかかる通信システムの全体図である。
図1に示されるように、通信システム100は、無線中継装置A1と、無線中継装置A2と、無線端末T1と、無線端末T2と、ネットワーク15と、を備える。また、図1に示す通信システム100において、無線中継装置A1に複数の無線端末(無線端末T1およびT2以外は符号を付さない)が接続していることを示している。なお、無線中継装置A1およびA2は、総称して無線中継装置Aと呼ぶこともある。また、無線端末T1およびT2は、総称して無線端末Tと呼ぶこともある。なお、本実施の形態にかかる通信システム100における、複数の無線端末(無線端末T1およびT2を含む)は、無線中継装置A1およびA2と無線通信可能な範囲で運用されているものとする。
通信システム100は、無線端末Tが無線中継装置Aを介して、ネットワーク15に接続している他の通信機器(図示しない)と無線LAN通信を行うことができる通信システムである。また、通信システム100は、ネットワーク15を通じて、外部のネットワーク(例えば、インターネットなど)に接続されていてもよい。
無線中継装置A1は、無線端末Tとネットワーク15との通信を中継するアクセスポイントである。
無線中継装置A1は、ネットワーク15を通じて、他の無線中継装置(例えば無線中継装置A2など)や通信機器と接続されている。また、無線中継装置A1は、通信リンク10を通じて、無線端末T1に接続されている。
無線中継装置A1は、無線通信可能な通信端末T1と無線通信するアクセスポイントである。例えば、中継装置A1は、無線端末T1からIP(Internet Protocol)パケットを受信した場合に、当該IPパケットに含まれる宛先アドレスを取得し、受信したIPパケットを当該宛先アドレスへネットワーク15を介して転送する。
無線中継装置A2は、無線中継装置A1と同様に、通信リンクを通じて、自装置に無線接続している無線端末とネットワーク15との通信を中継するアクセスポイントである。
無線端末T1およびT2は、持ち運び可能な通信端末である。例えば、無線端末T1は、ノートパソコン、タブレット端末、および携帯端末などである。無線端末T1は、少なくとも無線通信インタフェース(例えば、IEEE802.11規格に準拠など)を備える。図1の状態では、無線端末T1およびT2は、ユーザからの指示をもとに、それぞれ通信リンク10および11を通じて無線中継装置A1と無線通信を行っている。
ネットワーク15は、IEEE802.3規格等に適合する有線ネットワークであってもよいし、IEEE802.11a、b、g、n、ac規格等に適合する無線ネットワークであってもよい。なお、本発明の実施の形態では、ネットワーク15は有線ネットワークである前提で説明する。
通信リンク10および11は、無線端末T1およびT2のそれぞれと無線中継装置A1との間で無線接続を確立した通信経路である。通信リンク10および11は、IEEE802.11a、b、g、n、ac規格等に適合する無線通信の通信経路である。
なお、図1に示す無線端末T1およびT2以外の複数の無線端末も、通信リンク10および11のように無線中継装置A1に無線接続を確立した通信経路(符号を付さない)を備える。
ここで、本実施の形態にかかる通信システム100において、以下無線中継装置A1およびA2の2台で説明するが、3台以上の無線中継装置を備えていてもよい。また、無線端末の台数も図1に示す台数に限定されない。
図2は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置A、無線端末Tのハードウェア構成図である。
図2に示すとおり、これらの装置は、CPU20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、記憶装置23、WNIC(Wireless Network Interface Card)24、NIC(Network Interface Card)25および各構成部品間を接続している内部バス26などを備えている。
CPU20は、ROM21に格納された制御プログラムを実行するプロセッサである。
ROM21は、制御プログラム等を保持する読み出し専用記憶領域である。
RAM22は、CPU20が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる記憶領域である。
記憶装置23は、制御プログラム、制御情報、装置情報、またはプロファイル情報などを記憶する記憶領域である。
WNIC24は、無線通信を行う無線通信インタフェースを備えている。例えば、IEEE802.11a、b、g、n、ac規格等に適合する無線LANの通信インタフェースである。
NIC25は、有線通信を行う有線通信インタフェースを備えている。例えば、IEEE802.3規格等に適合する有線LANの通信インタフェースである。なお、NIC25は必ずしも備えている必要はない。
内部バス26は、CPU20,ROM21、RAM22、記憶装置23、WNIC24、NIC25を電気的に接続し、信号のやりとりを行うバスである。
図3は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置A1の機能ブロック図である。
図3に示す無線中継装置A1は、第1通信部31、第2通信部32、設定情報取得部33、装置情報取得部34、記憶部35、判断部36、選定部37、チャネル情報作成部38、通知部39などを備えている。さらに、記憶部35は、スキャン設定情報テーブル351および装置情報テーブル352を備えている。
第1通信部31は、通信リンク10および11を通じて無線端末T1およびT2と通信を行う。具体的には、第1通信部31は、無線端末T1およびT2との間で無線通信規格(例えばIEEE802.11ac規格など)に準じて、各種無線フレーム(例えば、データフレーム、マネジメントフレームなど)を送受信する。第1通信部31は、CPU20、ROM21、RAM22、WNIC24などにより実現される。
第2通信部32は、ネットワーク15を通じて、他の無線中継装置(例えば、無線中継装置A2)や通信機器と通信を行う。具体的には、第2通信部32は、ネットワーク15に接続している他の無線中継装置との間で有線通信規格(例えばIEEE802.3規格など)に準じて、各種フレーム(例えば、データフレーム、マネジメントフレームなど)を送受信する。第2通信部32は、CPU20、ROM21、RAM22、NIC25などにより実現される。
設定情報取得部33は、配下の無線端末のスキャン設定情報を取得する。このため設定情報取得部33は、無線端末T1およびT2にスキャン設定情報要求を送信する。スキャン設定情報要求とは、無線端末T1およびT2のスキャン設定情報(例えば、BSSID、通信モード、スキャン動作オプション、スキャン時のチャネル順序など)を取得するための要求である。また、設定情報取得部33は、スキャン設定情報要求に対する応答として、スキャン設定情報を取得できたか否かを判断し、取得できた場合には、取得した無線端末T1およびT2のスキャン設定情報を記憶部35に通知する。設定情報取得部33は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
装置情報取得部34は、無線中継装置の装置情報を取得する。このため装置情報取得部34は、他の無線中継装置に装置情報要求を送信する。装置情報要求とは、無線中継装置の装置情報(例えば、無線通信に使用しているチャネル、BSSID、SSID、認証方式、暗号方式など)を取得するための要求である。また、装置情報取得部34は、装置情報要求に対する応答として、装置情報を取得できたか否かを判断し、取得できた場合には、取得した他の無線中継装置の装置情報を記憶部35に通知する。なお、装置情報取得部34は、ネットワーク15に接続しているすべての無線中継装置(自装置を除く)から装置情報要求に対する応答を受信できなくてもよい。言い換えれば、装置情報取得部34は、ネットワーク15に接続している複数の無線中継装置のうち少なくとも1台の無線中継装置から応答を受信できればよい。装置情報取得部34は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
記憶部35は、無線通信に関する各種設定情報、通信処理において一時的に格納すべき情報などが格納されている。具体的には、記憶部35は、自装置(無線中継装置A1)の装置情報(例えば、無線通信に使用しているチャネル、BSSID、SSID、認証方式、暗号方式など)を格納している。また、記憶部35は、スキャン設定情報テーブル351を備え、設定情報取得部33から通知を受け取得した無線端末T1およびT2のスキャン設定情報を順次、無線端末ごとに、スキャン設定情報テーブル351に格納する。さらに、記憶部35は、装置情報テーブル352を備え、装置情報取得部34から通知を受け取得した無線端末T1およびT2のスキャン設定情報を順次、無線端末ごとに、スキャン設定情報テーブル351に格納する。
スキャン設定情報テーブル351は、設定情報取得部33によって第1通信部31を通じて取得された、自装置(無線中継装置A1)に無線接続する無線端末T1およびT2のスキャン設定情報が無線端末ごとに格納されている情報テーブルである。詳細については、後述する図9の説明で行う。
装置情報テーブル352は、装置情報取得部34によって第2通信部32を通じて取得された、ネットワーク15に接続している他の無線中継装置(例えば、無線中継装置2など)の装置情報が無線中継装置ごとに格納されている情報テーブルである。詳細については、後述する図8の説明で行う。
記憶部35は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
判断部36は、自装置(無線中継装置A1)に無線接続された複数の無線端末のうちのいずれかの無線端末と無線通信を停止するか否かを判断し、いずれかの無線端末と無線通信を停止する必要がある場合には、さらに、記憶部35の装置情報テーブル352を参照し、自装置以外の他の無線中継装置の装置情報が格納されているか否かを判断する。そして、判断部36は、装置情報テーブル352に他の無線中継装置の装置情報が格納されている場合には、無線中継装置が存在する旨を選定部37に通知する。ここで、判断部36が無線接続された複数の無線端末のうちのいずれかの無線端末と無線通信を停止するか否かの判断は、自装置の記憶部35に格納された無線接続に関する制限情報(例えば、無線接続台数の上限数など)や、自装置の配下にある無線端末との通信負荷の状況などにより判断される。判断部36は、CPU20、ROM21、RAM22などにより実現される。
選定部37は、記憶部35のスキャン設定情報351および装置情報テーブル352を参照し、これらテーブルに備えられた情報をもとに無線通信を停止する対象の無線端末を選定する。具体的には、装置情報テーブル352に格納された自装置以外の他の無線中継装置のそれぞれが無線通信に使用しているチャネルと、スキャン設定情報テーブル351に格納された複数の無線端末のそれぞれが無線通信に使用可能なチャネルとを比較し、他の無線中継装置が無線通信に使用しているチャネルと同一のチャネルを使用可能な無線端末を、無線通信を停止する無線端末の候補とする。そして、選定部37は、当該候補となった無線端末のうち、他の無線中継装置のいずれかと、SSID、認証方式、暗号方式が一致するプロファイル情報を備えた無線端末を、無線通信を停止する対象の無線端末として選定する。選定部37は、無線通信を停止することが可能な無線端末(該当する無線端末)が存在するか否かを判断し、該当する無線端末が存在する場合には、当該無線端末のスキャン設定情報をチャネル情報作成部38および通知部39に通知する。また、選定部37は、後述する図6の説明で詳細に説明するが、無線通信を停止する無線端末を選定する過程で、移動先候補である他の無線中継装置と無線通信を停止する無線端末との間で無線通信に使用可能なチャネルを当該無線端末のスキャン設定情報とともにチャネル情報作成部38に通知してもよい。選定部37は、CPU20、ROM21、RAM22などにより実現される。
チャネル情報作成部38は、選定部37から通知を受けて、無線通信を停止するように選定された無線端末のスキャン設定情報をもとに、当該無線端末が無線通信に使用可能な複数のチャネルのうち自装置(無線中継装置A1)が無線通信に使用しているチャネルを除外し、この無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定するスキャン優先チャネル情報を作成する。このとき、チャネル情報作成部38は、最初にスキャンするチャネルとして、装置情報をもとに当該無線端末と接続できる複数の他の無線中継装置のうちいずれかが使用しているチャネルを指定するのが望ましい。このチャネルは、選定部37が無線通信を停止する対象の無線端末を選定する過程で明らかになっているものである。
また、チャネル情報作成部38は、スキャン優先チャネル情報を作成する時には自装置が備える通信モード(チャネル帯域幅)に応じて、スキャン優先チャネル情報のチャネル順序に優先度を付けて並び替えて作成してもよい。例えば、スキャン優先チャネル情報は、自装置が備える通信モードが「IEEE802.11an HT40」(36ch+40chの帯域幅)の場合には、スキャン優先チャネル情報から36chは除外され、40chはスキャン順序が遅く(スキャンする優先度が低く)なるように並び替えられてもよい。チャネル情報作成部38は、CPU20、ROM21、RAM22などにより実現される。
通知部39は、選定部37から通知を受け、選定部37が選定した無線通信を停止する無線端末に向け、第1通信部31を通じて、無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報を送信する。通知部39は、CPU20、ROM21、RAM22などにより実現される。
図4は、本発明の実施の形態にかかる無線端末T1およびT2の機能ブロック図である。
図4に示す無線端末T1およびT2は、通信部41、記憶部42、設定情報通知部43、制御部44などを備えている。
通信部41は、無線中継装置A1と通信リンクを介して、無線通信を行う。具体的には、通信部41は、無線中継装置A1との間で無線通信規格(例えばIEEE802.11ac規格など)に準じて、各種無線フレーム(例えば、データフレーム、マネジメントフレームなど)を送受信する。また、通信部41は、無線接続中の無線中継装置A1からスキャン設定情報要求を受信したか否かを判断し、当該要求を受信した場合には、その旨を設定情報通知部43に通知する。さらに、通信部41は、無線中継装置A1から無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報を受信したか否かを判断し、当該切断通知および当該スキャン優先チャネル情報を受信した場合には、その旨を制御部44に通知する。通信部41は、CPU20、ROM21、RAM22、WNIC24などにより実現される。
記憶部42は、無線通信に関する各種設定情報や、通信処理において一時的に格納すべき情報などが格納されている。具体的には、記憶部42は、スキャン設定情報(例えば、BSSID、通信モード、スキャン動作オプション、スキャン時のチャネル順序など)、無線接続で必要なSSID、認証方式、暗号方式などの設定情報(プロファイル情報)などが格納されている。記憶部42は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
設定情報通知部43は、記憶部42に格納されているスキャン設定情報を無線中継装置A1に送信する。より具体的には、設定情報通知部43は、通信部41からスキャン設定情報要求を受信した旨の通知を受けると、通信部41を通じて、スキャン設定情報を無線中継装置A1に送信する。設定情報通知部43は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
制御部44は、無線接続のステータスを切断状態に移行する。具体的には、制御部44は、通信部41から無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報を受信した旨の通知を受けると、無線中継装置A1に対し無線接続の切断処理を行う。また、スキャン優先チャネル情報をもとに、指定されたチャネル順にスキャンを行い、周囲の無線中継装置を探索する。さらに、制御部44は、新たな無線接続先候補となる無線中継地装置を発見できたか否かを判断し、発見できた場合には、発見した無線中継装置との間で接続手続きおよび認証手続きを行い、その後無線通信を開始する。また、制御部44は、記憶部42に格納されたスキャン設定情報をもとに、全チャネルに対して順にチャネルスキャンを行い、無線中継装置を探索することもでき、無線中継装置から受信したスキャン優先チャネル情報をもとに、周囲の無線中継装置を探索したが、発見できなかった場合には、このスキャン設定情報をもとに、全チャネルに対して順にチャネルスキャンを行い、無線中継装置を探索する。制御部44は、CPU20、ROM21、RAM22、記憶装置23などにより実現される。
図8は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置A1に備わる装置情報テーブル352の一例である。
図8に示す装置情報テーブル352は、整理番号No81、チャネル82、BSSID83、SSID84、認証方式85、暗号方式86などで構成される。
装置情報テーブル352は、無線中継装置A1の記憶部35に備わる情報テーブルである。
装置情報テーブル352は、装置情報取得部34によって第2通信部32を通じて取得された、ネットワーク15に接続している他の無線中継装置(例えば、無線中継装置A2など)、および自装置の装置情報が無線中継装置ごとに格納されている情報テーブルである。
整理番号No81は、ネットワーク15に接続している他の無線中継装置から装置情報を取得すると付与される符号である。当該符号は一意に識別できればよく、数字でも文字でもよい。
チャネル82は、装置情報を取得した他の無線中継装置が無線通信に使用しているチャネルが格納される。
BSSID83は、装置情報を取得した他の無線中継装置に割り当てられたネットワーク識別子であるBSSIDである。BSSID83は通常、無線中継装置のMAC(Media Access Controlアドレスである。
SSID84は、無線中継装置が属する無線LANのネットワークを識別するためのネットワーク識別子である。無線端末(クライアント)は、SSID84に格納された情報をもとに、複数の無線中継装置が個々にネットワークを構築している場合に、どの無線中継装置と無線接続が可能なのかがわかる。
認証方式85は、無線中継装置が運用できる無線通信におけるセキュリティ規格の情報を格納している。認証方式85に格納される情報は、例えば、WPA、WPA2-PSKなどである。
暗号方式86は、無線中継装置が運用できる無線通信における暗号化方式の情報を格納している。暗号方式86に格納される情報は、例えば、TKIP、AESなどである。
図9は、本発明の実施の形態にかかるスキャン設定情報テーブル351の一例である。
図9に示すスキャン設定情報テーブル351は、整理番号No91、STA-BSSID92、Mode93、ScanOption94、チャネル95、ProfileNo96、SSID97、認証方式98、暗号方式99などで構成される。
スキャン設定情報テーブル351は、無線中継装置A1の記憶部35に備わる情報テーブルである。
スキャン設定情報テーブル351は、設定情報取得部33によって第1通信部31を通じて取得された、無線中継装置A1(自装置)に無線接続する無線端末T1およびT2などのスキャン設定情報が無線端末ごとに格納されている情報テーブルである。
整理番号No.91は、自装置に接続中の無線端末ごとに付与される符号である。当該符号は一意に識別できればよく、数字でも文字でもよい。
STA-BSSID92は、無線端末に割り当てられたネットワーク識別子であるBSSIDを格納している。
Mode93には、無線端末が運用可能な無線通信の規格およびチャネル帯域幅をそれぞれ複数、格納されている。例えば、図9に示されるように「IEEE802.11an HT40」であれば、無線通信の規格は「IEEE802.11an規格に準拠」し、運用するチャネル帯域幅は40MHzであることを示している。
ScanOption94には、無線端末が無線中継装置をスキャンする場合のスキャン動作のモードが格納されている。例えば、図9に示されるように「Normal」の場合は、スキャン可能なチャネルを順次にスキャン動作を行い、「Immidaiate」の場合は、指定されたチャネルを初めにスキャン動作を行う。
チャネル95は、無線端末が無線中継装置をスキャン可能なチャネルが格納されている。
ProfileNo96は、無線端末ごとに設定されているプロファイル情報の番号を格納する。例えば、無線端末Tのプロファイル情報が2つ設定されていれば、図9に示すとおり、ProfileNo96に「1」と「2」とに分けて番号を付与し格納される。スキャン設定情報テーブル351では、以下のSSID97、認証方式98、暗号方式99は、無線端末のプロファイル情報ごとに格納され、管理される。
SSID97は、無線中継装置が属する無線LANのネットワークを識別するためのネットワーク識別子である。無線端末(クライアント)は、SSID97に格納された情報をもとに、複数の無線中継装置から同一の情報である場合に無線接続可能な無線中継装置として、無線接続処理を開始する。
認証方式98は、無線端末が運用できる無線通信におけるセキュリティ規格の情報を格納している。認証方式98に格納される情報は、例えば、WPA、WPA2-PSKなどである。
暗号方式99は、無線端末が運用できる無線通信における暗号化方式の情報を格納している。暗号方式99に格納される情報は、例えば、TKIP、AESなどである。
つぎに、図5を参照しながら、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置がスキャン設定情報および装置情報を取得する処理のフローについて順をおって説明する。
図5では、図1に示す無線中継装置A1がネットワーク15に接続している無線中継装置A2から装置情報を取得し、かつ通信リンク10および11を通じて無線端末T1およびT2からスキャン設定情報を取得することを例に以下、説明を行う。
ここで、図5に示す他の無線中継装置は複数でも1台でもよい。少なくとも無線中継装置A1以外のネットワーク15に接続された無線中継装置が存在すればよい。
ステップS51にて、第2通信部32は、ネットワーク15を通じて、他の無線中継装置(例えば、無線中継装置A2)と通信できるか否かを判断する。第2通信部32は、他の無線中継装置と通信できる場合は、ステップS52に遷移する(ステップS51のYes)。一方、通信できない場合は、ステップS51を繰り返し待機する(ステップS51のNo)。
ステップS52にて、装置情報取得部34は、他の無線中継装置に装置情報要求を送信する。
次に、ステップS53にて、装置情報取得部34は、他の無線中継装置に装置情報要求に対する応答として、装置情報を取得できたか否かを判断する。装置情報取得部34は、装置情報を取得できた場合には、ステップS54に遷移する(ステップS53のYes)。一方、取得できない場合には、ネットワーク15に自装置(無線中継装置A1)以外の無線中継装置が接続されていないため、一連の処理を終了する。(ステップS53のNo)。つまり、無線中継装置A1に無線接続している無線端末T1およびT2のうちのいずれかと無線接続を切断し、切断した無線端末が新たに他の無線中継装置を見つけて無線通信を開始できないためである。
ここで、ステップS53にて、装置情報取得部34は、他の無線中継装置に装置情報要求を送信し、応答が受信できない(装置情報を取得できない)場合は、ステップS52に戻って、複数回、他の無線中継装置に装置情報要求を送信することにしてもよい。
ステップS54にて、装置情報取得部34は、ステップS53にて取得した他の無線中継装置の装置情報を記憶部35に通知し、記憶部35は順次、無線中継装置ごとに装置情報を装置情報テーブル352に格納する。
ステップS55にて、第1通信部31は、通信リンク10および11を通じて無線端末T1およびT2と通信できるか否かを判断する。第1通信部31は、無線端末T1およびT2と通信できる場合は、ステップS56に遷移する(ステップS55のYes)。一方、通信できない場合は、ステップS55を繰り返し待機する(ステップS55のNo)。
ステップS56にて、設定情報取得部33は、無線端末T1およびT2にスキャン設定情報要求を送信する。
次に、ステップS57にて、設定情報取得部33は、無線端末T1およびT2にスキャン設定情報要求に対する応答として、スキャン設定情報を取得できたか否かを判断する。設定情報取得部33は、スキャン設定情報を取得できた場合には、ステップS58に遷移する(ステップS57のYes)。一方、取得できない場合には、ステップS57を繰り返し待機する(ステップS57のNo)。
ステップS58にて、設定情報取得部33は、ステップS57にて取得した無線端末T1およびT2のスキャン設定情報を記憶部35に通知し、記憶部35は順次、無線端末ごとにスキャン設定情報をスキャン設定情報テーブル351に格納する。
なお、図5に記載のフロー処理は1回だけでなく、定期的にまたは適宜実行し、都度各情報を更新することが望ましい。また、ステップS51からステップS54までの各処理(装置情報の取得)とステップS55からステップS58までの各処理(スキャン設定情報の取得)との順序は、前後入れ替わって処理されてもよい。
図6は、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置が無線接続中のいずれかの無線端末と無線通信を停止する一連の処理のフローについて順をおって説明する。
図6では、図1に示す無線中継装置A1は、複数の無線端末(無線端末T1およびT2など)と無線接続しており、無線中継装置A1に設定されている一定の条件(例えば、無線接続台数の制限、自装置にかかる通信処理負荷の増大など)を満たした場合に、無線接続された複数の無線端末のいずれかとの無線通信を停止するための一連の処理を例に以下、説明を行う。
ステップS61にて、判断部36は、自装置(無線中継装置A1)に無線接続された複数の無線端末のうちのいずれかの無線端末と無線通信を停止するか否かを判断する。判断部36は、いずれかの無線端末と無線通信を停止する必要がある場合には、ステップS62に遷移する(ステップS61のYes)。一方、停止する必要がない場合には、ステップS61を繰り返し待機する(ステップS61のNo)。
次に、ステップS62にて、判断部36は、記憶部35の装置情報テーブル352を参照し、自装置以外の他の無線中継装置の装置情報が格納されているか否かを判断する。判断部36は、他の無線中継装置の装置情報が格納されている場合には、当該無線中継装置が存在する旨を選定部37に通知し、ステップS63に遷移する(ステップS62のYes)。一方、他の無線中継装置の装置情報が格納されていない場合には、一連の処理を終了する(ステップS62のNo)。
次に、ステップS63にて、選定部37は、記憶部35のスキャン設定情報351および装置情報テーブル352を参照し、これらテーブルに備えられた情報をもとに無線通信を停止する対象の無線端末を選定する。
より具体的な例を、図8および図9を参照して説明すると、図8に示すチャネル82を参照すれば、装置情報テーブル352に格納された無線中継装置A1、A2、A3、A4は、無線通信に使用しているチャネルがそれぞれ36ch、100ch、60ch、44chである。また、図9に示すとおり、スキャン設定情報テーブル351に格納された無線端末T1およびT2は、チャネル95を参照し、無線通信に使用可能なチャネルとして、36ch、100ch、60ch、44chが含まれているため、無線端末T1およびT2は、無線中継装置A1、A2、A3、A4と通信できることが分かり、無線通信を停止する無線端末の候補になる。そして、当該候補になった無線端末のうちSSID、認証方式、暗号方式が一致するプロファイル情報を備えた無線端末T2を、無線通信を停止する無線端末として選定する。選定された無線端末T2は、ProfileNo96の「2」のプロファイル情報を備えているため、無線中継装置A1と無線通信を停止(切断)しても、100chを使用すれば、ネットワーク15に接続された無線中継装置A2と接続できる可能性がある。
図6に戻って、ステップS64にて、選定部37は、ステップS63の結果をもとに無線通信を停止することが可能な無線端末(該当する無線端末)が存在するか否かを判断する。選定部37は、該当する無線端末が存在する場合には、チャネル情報作成部38および通知部39に当該無線端末のスキャン設定情報を通知し、ステップS65に遷移する(ステップS64のYes)。このとき、選定部37は、移動先候補である他の無線中継装置と無線通信を停止する対象の無線端末との間で無線通信に使用可能なチャネルを当該無線端末のスキャン設定情報とともにチャネル情報作成部38に通知してもよい。一方、該当する無線端末が存在しない場合には、一連の処理を終了する(ステップS64のNo)。
ステップS65にて、チャネル情報作成部38は、ステップS64にて選定部37から通知を受けた無線通信を停止する対象の無線端末のスキャン設定情報の中で当該無線端末が無線通信に使用可能な複数のチャネルから自装置(無線中継装置A1)が無線通信に現在使用しているチャネルを除外し、無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定するスキャン優先チャネル情報を作成する。
ステップS66にて、通知部39は、ステップS63にて選定された無線通信を停止する無線端末に通信リンクを通じて無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報を送信する。
図7は、本発明の実施の形態にかかる無線端末が無線接続中の無線中継装置からスキャン設定情報要求を受け、これに応答してから、無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報をもとに周囲に存在する無線中継装置との間で、新たに無線通信を開始するまでの一連の処理のフローである。
図7では、図1に示す無線端末T1およびT2が無線中継装置A1から通信リンク10および11を通じてスキャン設定情報要求を受信し、これに応答した後で、無線中継装置A1が、無線端末T2を、無線通信を停止する無線端末に選定し、当該選定された無線端末T2が新たな無線中継装置(例えば、無線中継装置A2)を探索し、発見できれば無線通信を開始する一例で以下、説明する。
ステップS71において、通信部41は、無線接続中の無線中継装置A1からスキャン設定情報要求を受信したか否かを判断する。通信部41は、スキャン設定情報要求を受信した場合は、その旨を設定情報通知部43に通知し、ステップS72に遷移する(ステップS71のYes)。一方、受信しない場合は、ステップS71を繰り返し待機する(ステップS71のNo)。
ステップS72において、設定情報通知部43は、通信部41を通じて、記憶部42に格納されているスキャン設定情報を無線中継装置A1に送信する。
ステップS73において、通信部41は、無線中継装置A1から無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報を受信したか否かを判断する。通信部41は、無線接続の切断通知およびスキャン優先チャネル情報を受信した場合には、制御部44にその旨を通知し、ステップS74に遷移する(ステップS73のYes)。一方、受信しない場合は、ステップS73を繰り返し待機する(ステップS73のNo)。
ステップS74において、制御部44は、無線接続のステータスを切断状態に移行する。具体的には、無線中継装置A1に対し無線接続の切断処理を行う。
次に、ステップS75において、制御部44は、スキャン優先チャネル情報をもとに、指定されたチャネル順にスキャンを行い、周囲の無線中継装置を探索する。
ステップS76において、制御部44は、ステップS75により、新たな無線接続先候補となる無線中継地装置を発見できたか否かを判断する。制御部44は、無線中継装置を発見できた場合には、ステップS77に遷移する(ステップS76のYes)。一方、発見できなかった場合は、ステップS78に遷移する(ステップS76のNo)。なお、ステップS75およびステップS76の処理は複数回行われてもよい。
ステップS77において、制御部44は、通信部41を通じて、ステップS75およびステップS76によって発見した、無線中継装置との間で接続手続きおよび認証手続き(例えば、4WAYハンドシェイクなど)を行い、その後無線通信を開始する。
ステップS78において、制御部44は、記憶部42に格納されたスキャン設定情報をもとに全チャネルに対して順にチャネルスキャンを行い、無線中継装置を探索する。
このように、本発明の実施の形態にかかる無線中継装置は、無線接続中の複数の無線端末のいずれかの無線端末に、無線接続の切断通知とスキャン優先チャネル情報を送信することで、自装置と無線通信を停止(無線接続を切断)させ、自装置以外の他の無線中継装置に無線接続することを促すことで、自装置への無線接続が集中することを抑制できる。さらに、無線中継装置と無線接続中の無線端末が無線接続の切断後、すぐに自装置に再接続を行うことを抑制できる。
(その他の実施形態)
本発明の実施は上記した形態にとどまらない。例えば、スキャン設定情報については、無線中継装置から無線端末にスキャン設定情報要求を送信し、中継装置はこの応答として無線端末から情報を取得するとしたが、無線端末から能動的に中継装置に向けてこのスキャン設定情報を送信してもよい。例えば、無線端末が無線中継装置に向けて、定期的(例えば、1分間隔など)にスキャン設定情報を送信してもよい。
また、無線端末が無線中継装置に向けて行うスキャン設定情報は、例えば、プローブ要求に格納して通知されてもよいし、無線通信中のデータフレームおよびマネジメントフレームなどのベンダー使用可能なデータ領域に格納して通知されてもよい。さらに、スキャン設定情報の送信手段は、本発明の実施ではIEEE802.11規格に則った無線通信で説明したが、これに限定されない。
また、無線中継装置は、複数の接続中の無線端末のうち選択した無線端末との通信を切断する動作により本発明を説明したが、接続しようとして来た無線端末について、そのスキャン設定情報がプローブ要求などに含められた状態で取得できれば、状況に応じて接続を拒否し代わりにスキャン優先チャネル情報を提供することにより、他の中継装置への接続を促してもよい。
また、本発明の実施では、スキャン優先チャネル情報は、無線通信を停止する無線端末(無線中継装置から切断通知を受けた無線端末)が、無線中継装置が無線通信に使用しているチャネルを除外して、当該無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定した情報としたが、チャネルの数をただ一つとし、他の無線中継装置が無線通信に使用しているチャネルのみが指定されていてもよい。この場合には、当該無線端末がスキャン設定情報の図9に示すScanOption94として「Immidiate」に対応できない無線端末であっても、同様の効果を得ることができる。つまり、無線端末は、スキャン優先チャネル情報のチャネルのみをスキャン動作することで、他の無線中継装置のうち無線接続できそうな無線中継装置を短い時間で発見でき得る。
無線LAN通信システムにおいて、特定の無線中継装置に複数の無線端末が集中して無線接続されることによる負荷を分散し、再接続の抑制を図りたいときに有用である。
100 通信システム
10、11 無線通信リンク
15 ネットワーク
A1、A2 無線中継装置(アクセスポイント)
T1、T2 無線端末
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 記憶装置
24 WNIC
25 NIC
26 内部バス
31 第1通信部
32 第2通信部
33 設定情報取得部
34 装置情報取得部
35 記憶部
351 スキャン設定情報テーブル
352 装置情報テーブル
36 判断部
37 選定部
38 チャネル情報作成部
39 通知部
41 通信部
42 記憶部
43 設定情報通知部
44 制御部

Claims (5)

  1. 複数の無線端末と、無線通信を介してネットワークとの間を中継する複数の無線中継装置とを備える通信システムにおける無線中継装置であって、
    前記複数の無線端末と無線通信を行う第1通信部と、
    前記複数の無線中継装置と前記ネットワークを介して通信を行う第2通信部と、
    前記複数の無線端末から前記複数の無線端末それぞれが保持する、少なくとも無線通信に使用可能なチャネルを含むスキャン設定情報を、前記第1通信部を通じて取得する設定情報取得部と、
    自装置以外の他の複数の無線中継装置それぞれの少なくともSSID(Service Set IDentifier)、認証方式、および暗号方式を含む装置情報を、前記第2通信部を通じて取得する装置情報取得部と、
    前記スキャン設定情報および前記装置情報を格納する記憶部と、
    自装置が無線接続している前記複数の無線端末のいずれかと無線通信を停止するか否かを判断する判断部と、
    前記判断部から前記複数の無線端末のいずれかとの無線通信を停止する旨の通知を受けた場合に、前記スキャン設定情報および前記装置情報をもとに無線通信を停止する対象の無線端末を選定する選定部と、
    前記スキャン設定情報および前記装置情報をもとに、自装置が無線通信に使用しているチャネルを除外し前記無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定する、スキャン優先チャネル情報を作成するチャネル情報作成部と、
    前記選定部で選定された前記無線通信を停止する対象の無線端末から前記第1通信部を通じて無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否し前記スキャン優先チャネル情報を通知する通知部と、
    を備える無線中継装置。
  2. 前記装置情報は前記他の複数の無線中継装置が使用しているチャネル情報を含み、前記チャネル情報作成部は、前記他の複数の無線中継装置のうちいずれかが使用するチャネルであり、かつ前記無線通信を停止する対象の無線端末が利用可能であるチャネルを優先してスキャン優先チャネル情報を作成する
    請求項1記載の無線中継装置。
  3. 前記スキャン設定情報は、前記無線中継装置からのスキャン設定情報要求に前記無線端末が応答することにより、前記無線中継装置が取得する
    請求項1または2記載の無線中継装置。
  4. 複数の無線端末と、無線通信を介してネットワークとの間を中継する複数の無線中継装置とを備える通信システムであって、
    前記無線中継装置は、
    前記複数の無線端末と無線通信を行う第1通信部と、
    前記複数の無線中継装置と前記ネットワークを介して通信を行う第2通信部と、
    前記複数の無線端末から前記複数の無線端末それぞれが保持する、少なくとも無線通信に使用可能なチャネルを含むスキャン設定情報を、前記第1通信部を通じて取得する設定情報取得部と、
    自装置以外の他の複数の無線中継装置それぞれの少なくともSSID(Service Set IDentifier)、認証方式、および暗号方式を含む装置情報を、前記第2通信部を通じて取得する装置情報取得部と、
    前記スキャン設定情報および前記装置情報を格納する記憶部と、
    自装置が無線接続している前記複数の無線端末のいずれかと無線通信を停止するか否かを判断する判断部と、
    前記判断部から前記複数の無線端末のいずれかとの無線通信を停止する旨の通知を受けた場合に、前記スキャン設定情報および前記装置情報をもとに無線通信を停止する対象の無線端末を選定する選定部と、
    前記スキャン設定情報および前記装置情報をもとに、自装置が無線通信に使用しているチャネルを除外し前記無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定する、スキャン優先チャネル情報を作成するチャネル情報作成部と、
    前記選定部で選定された前記無線通信を停止する対象の無線端末から前記第1通信部を通じて無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否し前記スキャン優先チャネル情報を通知する通知部と、
    を備え、
    前記無線端末は、
    前記複数の無線中継装置のいずれかの無線中継装置と無線通信を行う通信部と、
    自装置がスキャン動作に必要なスキャン設定情報を格納する記憶部と、
    当該スキャン設定情報を自装置が無線接続している前記無線中継装置に、前記通信部を通じて、通知する設定情報通知部と、
    前記無線中継装置から前記無線接続の切断および前記スキャン優先チャネル情報を受信した場合に、前記無線中継装置との接続を切断し、前記スキャン優先チャネル情報のチャネル順序をもとにスキャン動作を行う制御部と、
    を備える、
    通信システム。
  5. 複数の無線端末と、無線通信を介してネットワークとの間を中継する複数の無線中継装置とを備える通信システムにおける制御方法であって、
    無線端末が、自装置が無線接続している無線中継装置に、少なくとも無線通信に使用可能なチャネルを含むスキャン設定情報を通知する設定情報通知ステップと、
    前記無線中継装置が、前記複数の無線端末から前記複数の無線端末それぞれが保持する前記スキャン設定情報を取得する設定情報取得ステップと、
    前記無線中継装置が、自装置以外の他の複数の無線中継装置それぞれの少なくともSSID(Service Set IDentifier)、認証方式、および暗号方式を含む装置情報を取得する装置情報取得ステップと、
    前記無線中継装置が、前記スキャン設定情報および前記装置情報を格納する記憶ステップと、
    前記無線中継装置が、自装置が無線接続している前記複数の無線端末のいずれかと無線通信を停止するか否かを判断する判断ステップと、
    前記無線中継装置が、前記複数の無線端末のいずれかとの無線通信を停止する旨の判断を行った場合に、前記スキャン設定情報および前記装置情報をもとに無線通信を停止する無線端末を選定する選定ステップと、
    前記無線中継装置が、前記スキャン設定情報および前記装置情報をもとに、自装置が無線通信に使用しているチャネルを除外し前記無線端末がスキャンを実行する時のチャネル順序を指定する、スキャン優先チャネル情報を作成するチャネル情報作成ステップと、
    前記無線中継装置が、前記選定ステップで選定された前記無線通信を停止する対象の無線端末から無線接続の要求があると、当該無線端末からスキャン設定情報を取得している場合、接続を拒否し前記スキャン優先チャネル情報を通知する通知ステップと、
    前記無線端末が、前記無線接続の切断および前記スキャン優先チャネル情報を受信した場合に、前記無線中継装置との接続を切断し、前記スキャン優先チャネル情報のチャネル順序をもとに新たにスキャン動作を行う制御ステップと、
    を含む制御方法。
JP2019159172A 2019-08-31 2019-08-31 無線中継装置、通信システム、および制御方法 Active JP7267599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019159172A JP7267599B2 (ja) 2019-08-31 2019-08-31 無線中継装置、通信システム、および制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019159172A JP7267599B2 (ja) 2019-08-31 2019-08-31 無線中継装置、通信システム、および制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021040202A JP2021040202A (ja) 2021-03-11
JP2021040202A5 JP2021040202A5 (ja) 2022-04-12
JP7267599B2 true JP7267599B2 (ja) 2023-05-02

Family

ID=74847484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019159172A Active JP7267599B2 (ja) 2019-08-31 2019-08-31 無線中継装置、通信システム、および制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7267599B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005236522A (ja) 2004-02-18 2005-09-02 Canon Inc 無線通信方法、無線通信システム、プログラム及び記憶媒体
JP2007318501A (ja) 2006-05-26 2007-12-06 Oki Electric Ind Co Ltd アクセス制御装置、無線装置及びネットワーク
WO2010110426A1 (ja) 2009-03-27 2010-09-30 日本電気株式会社 無線lanシステム、無線lanアクセスポイント、ハンドオーバ実行方法及びプログラム
WO2014181830A1 (ja) 2013-05-10 2014-11-13 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末
JP2015149631A (ja) 2014-02-07 2015-08-20 学校法人 関西大学 無線装置およびそれにおいて実行されるプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005236522A (ja) 2004-02-18 2005-09-02 Canon Inc 無線通信方法、無線通信システム、プログラム及び記憶媒体
JP2007318501A (ja) 2006-05-26 2007-12-06 Oki Electric Ind Co Ltd アクセス制御装置、無線装置及びネットワーク
WO2010110426A1 (ja) 2009-03-27 2010-09-30 日本電気株式会社 無線lanシステム、無線lanアクセスポイント、ハンドオーバ実行方法及びプログラム
WO2014181830A1 (ja) 2013-05-10 2014-11-13 京セラ株式会社 通信制御方法及びユーザ端末
JP2015149631A (ja) 2014-02-07 2015-08-20 学校法人 関西大学 無線装置およびそれにおいて実行されるプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021040202A (ja) 2021-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10187823B2 (en) Communication device, control method of communication device, and program
US8934629B2 (en) Communication apparatus, image input apparatus, image output apparatus, wireless communication circuit, method for controlling apparatus, and program
US9307387B2 (en) Communication apparatus, communication method, computer program, and storage medium
TWI433582B (zh) 與多帶行動站相關聯用以選擇多帶存取點的方法及裝置
KR102087408B1 (ko) 무선랜 시스템에서의 스캐닝 방법 및 장치
JP4287066B2 (ja) テレコミュニケーションシステムにおいて移動をサポートする方法及び装置
EP2312903A1 (en) Method and apparatus for peer-to-peer connection using wireless local area network (LAN) in mobile communication terminal
US8547946B2 (en) Efficient creation of WLAN connections
KR20100066552A (ko) 무선 메쉬 네트워크에서의 피어 링크 설정 방법 및 이를 지원하는 무선 스테이션
US10397841B2 (en) Network node and method for handling network connections
JP6760444B2 (ja) 通信装置
JP2006163793A (ja) 無線通信システム
WO2008140325A2 (en) Methods and devices for initiating handover, discovering candidates access points and initiating authentication of a wireless terminal in a wireless network
WO2015092114A1 (en) Establishing new access network
EP3264828B1 (en) Access point automatic switching method and wireless routing device
JP7267599B2 (ja) 無線中継装置、通信システム、および制御方法
EP2595433A1 (en) Method and system for network-centric discovering of points of attachement to the network for mobile devices within networks having plural access points
JP2012090245A (ja) 無線通信装置
US10873897B2 (en) Base station device, base station management device, communication control method, and communication control system
JP6525651B2 (ja) 通信装置、通信方法、およびプログラム
JP2006109074A (ja) 無線通信システム
KR101749267B1 (ko) 이종망 접속 중계 시스템 및 방법
JP2021118383A (ja) 無線中継装置、および、通信制御方法
JP6361013B2 (ja) 無線基地局装置、無線通信システム、及び、無線基地局装置の制御方法
WO2015178138A1 (ja) 無線通信システム、第1アクセスノード、第2アクセスノード、及び通信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220404

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7267599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150