JP7266691B2 - 故障診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの温度を検出する温度センサの故障を診断する温度センサの故障診断装置に関する。
温度センサの故障を診断するための技術が特許文献1に記載されている。特許文献1には「ステップS30では、サーミスタThに異常が発生しているか否かを判別する。具体的には、閾値到達期間Tyが設定継続時間Tx(T1,T2,T3又はT4)以上で継続しているか否かで判別する。もし閾値到達期間Tyが設定継続時間Tx以上で継続する場合には(Ty≧Tx;YES)、サーミスタThの異常を報知し〔ステップS32〕、リターン(終了を含む。以下同様である。)する。」という記載がある。
特開2013-242225号公報
特許文献1では、温度センサの故障によりセンサ出力が出力範囲の最大値あるいは最小値に固定されてしまったという、いわゆる温度センサのHigh張り付き故障とLow張り付き故障を診断することは可能であるが、温度センサの故障によりセンサ出力が出力範囲内の中間の値に固定されてしまう、いわゆる中間張り付き故障(スタック故障)を診断することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、温度センサの中間張り付き故障を診断する故障診断装置を提供することである。
上記課題を解決する本発明の故障診断装置は、モータの温度を検出する温度センサの故障を診断する温度センサの故障診断装置であって、該モータの消費電力の変化に基づいて故障診断を開始するか否かを判定する診断開始判定部と、該診断開始判定部で故障診断を開始すると判定された場合に、所定時間における前記温度センサの出力値のセンサ出力変化量を測定し、該センサ出力変化量の絶対値が予め設定された故障判定閾値(T)未満のときに、前記温度センサが故障していると判定する故障診断部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、温度センサの中間張り付き故障を診断することが可能である。本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施の形態にかかる温度センサの故障診断装置が備えられる車両のパワートレインの構成を概略的に示す図。 第1の実施の形態にかかる温度センサの診断装置が備えられるモータとインバータの全体的構成を概略的に示す図。 第1の実施の形態にかかる温度センサの診断装置によって実行される異常診断方法の一例でモータ消費電力と温度センサ検出温度の関係の模式図。 第1の実施の形態にかかる温度センサの診断装置によって実行される異常診断方法の一例でモータ消費電力と故障診断の前提条件判定の模式図。 第1の実施の形態にかかる温度センサの診断装置によって実行される異常診断方法の一例でモータ温度と故障診断判定の模式図。 第1の実施の形態にかかる温度センサの診断装置によって実行される異常診断方法の一例を示すフローチャート図。 第2の実施の形態にかかる温度センサの診断装置によって実行される異常診断方法の一例でモータ消費電力と故障診断の前提条件判定の模式図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
[第1実施形態] 図1は、第1の実施の形態にかかる温度センサの故障診断装置が備えられる車両の構成を概略的に示す図である。
本実施形態の温度センサの故障診断装置は、自動車で使用される駆動用モータの温度センサの中間張り付き故障を診断する故障診断装置である。
車両は、バッテリ101、バッテリコントローラ102、インバータ103、モータ104、ギアボックス105、ドライブシャフト106を有している。車両では、バッテリ101からバッテリコントローラ102を経由してインバータ103にDC電流が入力される。インバータ103は、DC電流をAC電流に変換し、モータ104にAC電流を出力する。
モータ104は、AC電流によって駆動され、電力を機械的エネルギーと損失による熱に変換する。モータ104で変換された機械的エネルギーは、ギアボックス105を経由してドライブシャフト106に伝播され、タイヤが回転される。このタイヤの回転により、車両が移動する。
図2は、第1の実施の形態にかかる温度センサの異常診断装置が備えられる車両のうち、パワートレインに注目した図である。インバータ202は、バッテリ203から入力されるDC電流をAC電流に変換し、モータ201に出力する。DC電流センサ204は、バッテリから入力されるDC電流を測定する。DC電圧センサ205はDC電圧を測定する。モータ201には、温度センサ206が取り付けられている。温度センサ206は、モータ201の温度を測定するモータ温度センサである。DC電流センサ204と、DC電圧センサ205と、温度センサ206の各出力値は、インバータ202の故障診断装置207に入力される。
本実施形態では、モータ201がインバータ202によって力行している場合、電力を機械的エネルギーと損失による熱に変換する。したがって、図3にモータ消費電力として示すように、電力が消費されると、損失による熱によってモータ201の温度が上昇する。このとき、温度の拡散速度と温度センサ206の応答速度から、モータ201の温度が上昇するタイミングは、電力の変化に対して一次遅れ的に変化し、電力が消費された後になる。また、消費電力が一定である場合、損失によりモータ201へ流入される熱とモータ201から流出する熱とが釣り合い、モータ201の温度が一定となる。
以上より、電力の変化量が所定値以上であることを、その後にモータ201の温度が上昇することが期待できる条件として考えることができる。この考えを利用して、故障診断装置207では、DC電流とDC電圧の積で計算されるモータ201の消費電力の変化量が所定値以上である後に、温度センサ206の検出温度が変化しなかった場合には、モータ201の温度が上昇しても温度センサ206の検出温度が変化しなかったとみなすことができる。したがって、電力の変化に対する温度センサ206の検出温度の変化を検出することによって、温度センサ206の中間張り付き故障を検出することが可能である。温度センサ206の故障診断装置207は、ソフトウェアで構成してもよく、ハードウェアで構成してもよい。
図4は、故障診断装置207で計算される電力と時間の関係を表した図である。故障診断装置207では、モータ201の消費電力の変化に基づいて故障診断の前提条件を満たすか、つまり、温度センサ206の故障診断を開始するか否かを判定する診断開始判定が行われる。診断開始判定では、まず最初に、DC電流とDC電圧の積からモータ消費電力を計算する。モータ消費電力は、故障診断装置207の制御周期ごとに計算される。さらに、現在tのモータ消費電力と所定時間(第1所定時間)Tdだけ前の時点tのモータ消費電力との消費電力差ΔWを制御周期ごとに計算する。消費電力差ΔWは、モータ201の消費電力の変化量であり、消費電力差ΔWの絶対値が電力閾値W1よりも大きい場合(|ΔW|>W1)、モータ201の消費電力量に付随する損失による熱がモータ温度を上昇させることが期待できる状態であり、温度センサ206の中間張り付き故障診断の前提条件が満たされた(故障診断を開始する)と判定される。
図5は、故障診断装置207で監視される温度センサの検出温度と時間の関係を表した図である。
故障診断装置207では、故障診断の前提条件が満たされており、故障診断を開始すると判定されている場合に、所定時間(第3所定時間)Ttにおける温度センサ206の出力値のセンサ出力変化量を測定し、センサ出力変化量の絶対値が予め設定された故障判定閾値T未満のときに、温度センサ206が故障していると判定する。
故障診断では、温度センサ206の複数の検出温度から温度センサ206の検出温度の平均の変化量を算出し、温度センサ206の検出温度の平均の変化量と故障判定閾値Tとに基づいて、温度センサ206が故障しているか否かを判定する。本実施形態では、所定時間Ttの間の温度センサ206の検出温度の変化量を2区間(To2-To1、To1-T)で計算する。そして、下記の式(1)に示すように、この2区間の変化量の絶対値の平均が故障判定閾値T未満であった場合、温度センサ206が中間張り付き故障をしていると確定する。
(|T-To1|+|To1-To2|)/2<故障判定閾値T・・・(1)
このように温度センサ206の複数の検出温度から温度センサ206の検出温度の平均の変化量を算出することによって、ノイズの影響を抑制することができる。
図6は、第1の実施の形態にかかる温度センサの診断装置によって実行される故障診断方法の一例を示すフローチャートである。図6に示す故障診断フローは、所定のプログラムサイクルで繰り返し実行される。図6のフローチャートに基づく動作は以下の通りである。
ステップS601:車両のイグニッションON、かつマイコン初期化完了、かつ故障診断装置207の初期化が完了しており、かつ温度センサの初期診断が完了していることを判定する。すべての条件を満たしている場合、ステップS602に移る。それ以外の場合、処理を終了する。
ステップS602:故障診断装置207の動作周期ごとにDC電流センサ204の出力値とDC電圧センサ205の出力値の積からモータ201の消費電力を計算する。計算された消費電力を所定時間Tdに相当する時間分保存する。例えば、現在tのモータ201の消費電力と1秒前tのモータの消費電力の差から、モータ201の電力変化量ΔWを計算する。
ステップS603:モータ201の電力変化量ΔWの絶対値と電力閾値W1とを比較する。モータ201の電力変化量ΔWの絶対値が電力閾値W1よりも大きい場合(|ΔW|>W1)に、モータ201の温度が上昇中であると判断して、ステップS604へ移る。モータ201の電力変化量ΔWの絶対値が電力閾値W1以下の場合(|ΔW|≦W1)、処理を終了する。ステップS603における処理は、特許請求の範囲の診断開始判定部に相当する。
ステップS604:温度センサ206の検出温度を所定時間Ttの2倍の時間に相当する回数保存する。その後、ステップS605に移る。
ステップS605:所定時間Ttの間の温度センサ206の検出温度の変化量を2区間で計算し、その後、2区間の変化量の平均を計算する。つまり、温度センサ206の所定時間Ttにおける出力値のセンサ出力変化量を複数区間で測定し、それぞれの変化量の絶対値を平均した値を算出する。そして、ステップS606に移る。
ステップS606:温度センサ206の検出温度の変化量の平均の絶対値を故障判定閾値Tと比較する。温度センサ206の検出温度の変化量の絶対値の平均が故障判定閾値T未満の場合、ステップS607へ移る。温度センサ206の検出温度の変化量の平均の絶対値が故障判定閾値T以上の場合、処理を終了する。
ステップS607:温度センサ206に中間張り付き故障が発生していると判定する。その後、処理を終了する。ステップS604からS607の処理は、特許請求の範囲の故障診断部に相当する。
上述の故障診断装置207によれば、モータ201の消費電力の変化量ΔWが電力閾値W1よりも大きい場合に故障診断を開始すると判定される。そして、温度センサ206の検出温度の変化量(センサ出力変化量)と故障判定閾値Tとに基づいて、温度センサ206の故障を判定する処理が行われる。
モータ201が電力を機械的エネルギーに変換した場合、必ず損失による熱が発生する。このことを利用して、モータ201の消費電力の変化量ΔWが電力閾値W1よりも大きい場合には、モータ201の温度が所定値以上まで上昇することを期待することができる。したがって、診断開始条件を満たして診断開始と判定された場合に、温度センサ206の検出温度の平均の変化量の絶対値が故障判定閾値T未満であるときは、温度センサ206に中間張り付き故障が発生していると診断することができる。
[第2実施形態] 本実施形態では、図7に示すように、DC電流とDC電圧の積からモータ消費電力を故障診断装置207の制御周期ごとに計算する。さらに現在tのモータ消費電力と所定時間Tdだけ前の時点tのモータ消費電力との消費電力差ΔWを制御周期ごとに計算する。消費電力差ΔWの絶対値が電力閾値W1よりも大きい状態(|ΔW|>W1)が所定時間(第2所定時間)Twに相当する時間以上連続して継続した場合、モータ201の消費電力量に対応する損失による熱がモータ温度を上昇させることが期待できる状態であり、温度センサ206の中間張り付き故障診断の前提条件が満たされた(故障診断を開始する)と判定する。
例えば、第1実施形態では、パルス状にモータ消費電力が大きくなった場合、診断の前提条件が満たされたと判定される。しかしながら、このような場合、モータ消費電力量が大きくないため、モータ温度の昇温は大きくなく、正常な温度センサ206を誤って異常と判定する可能性がある。本実施形態によれば、消費電力差ΔWの絶対値が電力閾値W1よりも大きい状態(|ΔW|>W1)が所定時間(第2所定時間)Tw以上連続して継続した場合に、温度センサ206の故障診断を開始すると判断する。したがって、モータ温度が昇温するようなモータ消費電力量の場合にのみ、故障診断の前提条件が満たされたと判定することができ、正常な温度センサ206を誤って異常と判定することを防ぐことができる。
[第3実施形態] 例えば、モータ201で使用される銅線の温度が低い場合には、銅線の抵抗率も低くなるため、モータ201の消費電力に対してモータ201の発熱が小さくなる。そのため、モータ201で使用される銅線の温度が低い場合に、第1実施形態の故障診断装置を用いて故障診断を実施すると、正常な温度センサ206を誤って異常と判定する可能性がある。
本実施形態では、故障診断装置207は、モータ201の温度を推定する温度推定部を有している。モータ201の温度を推定する方法は、公知の方法を用いることができ、例えば、外気温、冷却水温、ギアボックスのオイル温度等のモータ温度センサ以外の情報を用いて熱回路網法による計算をすることでモータ201の温度を推定することができる。そして、故障診断装置207は、温度推定部により推定したモータ温度に応じて故障判定閾値Tを変更する。
例えば、推定したモータ温度が予め設定された基準温度よりも低い場合には、故障判定閾値Tを基準温度のときよりも低い値に変更する。これにより、正常な温度センサ206を誤って異常と判定しないようにすることができ、温度センサ206の中間張り付き故障診断における誤診断を防ぎ、精度を向上することが可能である。なお、本実施形態では、推定温度に応じて故障判定閾値を変更する場合を例について説明したが、故障判定閾値を一定とし、推定温度に応じて比較値を変更してもよい。
[第4実施形態] 本実施形態では、故障診断装置207は、モータ201の温度を推定する温度推定部を有している。そして、故障診断装置207は、温度推定部により推定した温度に応じて電力閾値W1を変更する。
例えば、推定したモータ温度が予め設定された基準温度よりも低い場合には、電力閾値W1を基準温度のときよりも大きな値に変更する。これにより、診断開始判定処理において、モータ201の温度が、正常な温度センサを誤って異常と判定することが予測される温度の場合に、診断実施の前提条件が満たされていると誤判定するのを防ぐことができ、故障診断の判定精度を向上することが可能である。なお、本実施形態では、推定温度に応じて電力閾値W1を変更する場合を例について説明したが、電力閾値W1を一定とし、推定温度に応じて比較値を変更してもよい。
[第5実施形態] 本実施形態では、故障診断装置207は、モータ201の温度を推定する温度推定部を有している。そして、故障診断装置207は、温度推定部により推定した温度に応じて所定時間Twを変更する。
例えば、推定したモータ温度が予め設定された基準温度よりも低くかつモータ201が所定時間Ts以上動作していない場合には、所定時間Twを基準温度のときよりも長くする。これにより、モータ201が昇温されていると推定できる場合にのみ、故障診断を実施するための前提条件が満たされていると判定する。したがって、診断開始判定処理において、モータ201の温度が、正常な温度センサ206を誤って異常と判定することが予測される温度の場合に、診断実施の前提条件が満たされていると誤判定するのを防ぐことができ、故障診断の判定精度を向上することが可能である。
[第6実施形態] 本実施形態では、故障診断装置207は、モータの磁石の減磁状態に応じて電力閾値W1を変更する。
例えば、内部永久磁石の同期モータのトルクは、磁力トルクとリラクタンストルクに分解することが可能である。このうち、磁力トルクは、モータの磁石の磁束と電流に比例する。モータの磁石の磁束が減少した状態では、減少する前と比較して同一のトルクを発生させるために必要な電流が大きくなる。以上より、モータの磁石の磁束が減少した状態では、減少する前と比較して同一のトルクモータの発熱が大きくなる。
指令トルクと実トルクの比からモータの磁石の磁束の状態を判定し、モータの磁石の磁束が減少したと判定された場合には電力閾値W1を低くする。これにより、診断実施の前提条件が満たされていると判定する回数が増加し、温度センサ206の中間張り付き故障を検出できる機会が増える。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
101・・・バッテリ、102・・・バッテリコントローラ、103・・・インバータ、104・・・モータ、105・・・ギアボックス、106・・・ドライブシャフト、201・・・モータ、202・・・インバータ、203・・・バッテリ、204・・・DC電流センサ、205・・・DC電圧センサ、206・・・温度センサ、207・・・故障診断装置

Claims (4)

  1. モータの温度を検出する温度センサの故障を診断する温度センサの故障診断装置であって、
    該モータの消費電力の変化に基づいて故障診断を開始するか否かを判定する診断開始判定部と、
    該診断開始判定部で故障診断を開始すると判定された場合に、所定時間における前記温度センサの出力値のセンサ出力変化量を測定し、該センサ出力変化量の絶対値が予め設定された故障判定閾値未満のときに、前記温度センサが故障していると判定する故障診断部と、
    前記モータの温度を推定する温度推定部と、を備え、
    前記故障診断部は、前記温度推定部により推定した温度に応じて前記故障判定閾値を変更することを特徴とする温度センサの故障診断装置。
  2. モータの温度を検出する温度センサの故障を診断する温度センサの故障診断装置であって、
    該モータの消費電力の変化に基づいて故障診断を開始するか否かを判定する診断開始判定部と、
    該診断開始判定部で故障診断を開始すると判定された場合に、所定時間における前記温度センサの出力値のセンサ出力変化量を測定し、該センサ出力変化量の絶対値が予め設定された故障判定閾値未満のときに、前記温度センサが故障していると判定する故障診断部と、
    前記モータの温度を推定する温度推定部と、を備え、
    前記診断開始判定部は、前記モータの電力変化量に基づいて前記モータの温度が上昇中であるか否かを判断し、前記モータの温度が上昇中であると判断した場合に、故障診断を開始すると判定し、
    前記診断開始判定部は、前記モータの第1所定時間における電力変化量の絶対値が電力閾値よりも大きい場合に、前記モータの温度が上昇中であると判断し、
    前記診断開始判定部は、前記温度推定部により推定した温度に応じて前記電力閾値を変更することを特徴とする温度センサの故障診断装置。
  3. モータの温度を検出する温度センサの故障を診断する温度センサの故障診断装置であって、
    該モータの消費電力の変化に基づいて故障診断を開始するか否かを判定する診断開始判定部と、
    該診断開始判定部で故障診断を開始すると判定された場合に、所定時間における前記温度センサの出力値のセンサ出力変化量を測定し、該センサ出力変化量の絶対値が予め設定された故障判定閾値未満のときに、前記温度センサが故障していると判定する故障診断部と、
    前記モータの温度を推定する温度推定部と、を備え、
    前記診断開始判定部は、前記モータの電力変化量に基づいて前記モータの温度が上昇中であるか否かを判断し、前記モータの温度が上昇中であると判断した場合に、故障診断を開始すると判定し、
    前記診断開始判定部は、前記モータの第1所定時間における電力変化量の絶対値が電力閾値よりも大きい状態が第2所定時間以上継続した場合に、前記モータの温度が上昇中であると判断し、
    前記故障診断部は、前記温度推定部により推定した温度に応じて前記第2所定時間を変更することを特徴とする温度センサの故障診断装置。
  4. モータの温度を検出する温度センサの故障を診断する温度センサの故障診断装置であって、
    該モータの消費電力の変化に基づいて故障診断を開始するか否かを判定する診断開始判定部と、
    該診断開始判定部で故障診断を開始すると判定された場合に、所定時間における前記温度センサの出力値のセンサ出力変化量を測定し、該センサ出力変化量の絶対値が予め設定された故障判定閾値未満のときに、前記温度センサが故障していると判定する故障診断部と、
    前記モータの温度を推定する温度推定部と、を備え、
    前記診断開始判定部は、前記モータの電力変化量に基づいて前記モータの温度が上昇中であるか否かを判断し、前記モータの温度が上昇中であると判断した場合に、故障診断を開始すると判定し、
    前記診断開始判定部は、前記モータの第1所定時間における電力変化量の絶対値が電力閾値よりも大きい場合に、前記モータの温度が上昇中であると判断し、
    前記故障診断部は、前記モータの磁石の減磁状態に応じて前記電力閾値を変更することを特徴とする温度センサの故障診断装置。
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