JP7264682B2 - セクションインシュレータのトロリ線引き止め金具 - Google Patents
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Description
このセクションインシュレータは、電気系統の異なる2本のトロリ線の相互間を電気的に絶縁しつつ引き止めて連結するものであり、電車のパンタグラフを連続的に摺動させるための棒状の絶縁部材と、それの両端に固着されたトロリ線接続金具とを具備する。接続金具は、絶縁部材に結合される結合部と、トロリ線の端部を引き止める引き止め部とを具備する。引き止め部は、トロリ線の端部の上方へ湾曲された部位を挿通させる斜め上下方向の挿通孔を有する。挿通孔は、上部にねじ部を有すると共に、下方に向かって内径が縮小する先細り部を有する。挿通孔に挿通されたトロリ線の先端部に外挿するようにクサビ管が挿通孔に挿入される。クサビ管は、外周に段部を有し、挿通孔内の先細り部で縮径してトロリ線を把持できるように内径が伸縮自在である。トロリ線の先端部に外挿された押しナットが、挿通孔のねじ部に螺合され、それの先端でクサビ管が挿通孔の下方へ押し込まれ、それによってトロリ線がクサビ管に強固に把持される。トロリ線には、常時、挿通孔から下方へ引き抜かれる方向の張力がかかるが、この方向の張力は、クサビ管を挿通孔内へ引き込んで、そのトロリ線把持力を強めるように作用する。
したがって、本発明は、トロリ線の把持力は維持しつつ、トロリ線との接続を解く作業を簡易迅速に行うことができる接続金具を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための、本発明のトロリ線の引き止め金具3は、本体4と、ホルダ5と、クサビ管6と、締め付け部材7と、割ピン等で抜け止めできるコッタボルト8のような保持部材とを具備する。本体4は、絶縁部材2に連結される一端側の連結部41と、トロリ線Tの端部を挿通させて引き止める他端側のトロリ線引き止め部42とを有する。ホルダ5は、トロリ線Tの端部を挿通させる挿通部51を有し、本体4のトロリ線線引き止め部42に係合離脱自在に構成される。クサビ管6は、トロリ線Tの端部に外挿され、当該トロリ線Tと共にホルダ5の挿通部51へ挿入され、当該挿通部51へ圧入されることによって縮径して当該挿通部51内でトロリ線Tの端部を把持するように構成される。締め付け部材7は、トロリ線Tの端部に外挿され、ホルダ5の挿通部51に螺合されることによってホルダ5に挿入されたクサビ管6を挿通部51に圧入するように構成される。保持部材8は、ホルダ5を本体4のトロリ線引き止め部42に対して係合離脱させるために、本体4に着脱自在に構成され、保持部材8の取り外しにより、トロリ線Tの端部を把持したクサビ管6とホルダ5をトロリ線Tと一体に本体4のトロリ線引き止め部42から離脱可能に設けられる。
図1において、セクションインシュレータ1は、電車線路の延線方向に隣接して架設された2つのトロリ線T1,T2の隣接端部間を絶縁部材2で電気的に絶縁しつつ、引き止め金具3で引き止める。
2 絶縁部材
3 引き止め金具
4 本体
41 連結部
42 引き止め部
43 貫通空間
44 ボルト挿通孔
45 操作孔
46 摺動面5
5 ホルダ
51 挿通部
51a ねじ部
51b 先細り部
52 回り止め平面
53 ねじ孔
54 止めねじ
6 クサビ管
61 割溝
62 円筒部
63 テーパ部
64 段部
7 締め付け部材
71 ねじ筒部
72 ナット部
73 脆弱部
8 コッタボルト
T トロリ線
T1 トロリ線
T2 トロリ線
Claims (5)
- 電車線路の延線方向に隣接し、互いに反対方向の張力を付与されて架設される2つのトロリ線の隣接端部間を電気的に絶縁しつつ引き止め連結するセクションインシュレータにおいて、絶縁部材の両端に接続され、それぞれ前記トロリ線を引き止める金具であって、
前記絶縁部材に連結される一端側の連結部と、前記トロリ線の端部を挿通させて引き止める他端側のトロリ線引き止め部とを有する本体と、
前記トロリ線の端部を挿通させる挿通部を有し、前記本体のトロリ線引き止め部に係合離脱自在のホルダと、
前記トロリ線の端部に外挿され、当該トロリ線と共に前記ホルダの挿通部へ挿入され、当該挿通部へ圧入されることによって縮径して当該挿通部内で前記トロリ線の端部を把持するクサビ管と、
前記トロリ線の端部に外挿され、前記ホルダの挿通部に螺合されることによって前記ホルダに挿入された前記クサビ管を前記ホルダの挿通部に圧入する締め付け部材と、
前記ホルダを前記本体のトロリ線引き止め部に対して係合離脱させるために、前記本体に着脱自在の保持部材とを具備し、
前記保持部材の取り外しにより、前記トロリ線の端部を把持した前記クサビ管と前記ホルダを前記トロリ線と一体に前記本体のトロリ線引き止め部から離脱可能に構成されることを特徴とするセクションインシュレータのトロリ線引き止め金具。 - 前記本体のトロリ線引き止め部は、前記ホルダを、それが把持するトロリ線の張力方向に抜け止めして嵌合させる係止空間と、当該ホルダを前記係止空間に対して前記張力の方向と直交方向に移動させて前記係止空間との嵌合を解くことを許容する離脱許容空間とを具備し、
前記保持部材は、前記本体への装着状態において前記ホルダを前記係止空間に拘束し、取り外し状態において当該ホルダを前記離脱許容空間へ移動させることを許容するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の電車線路用セクションインシュレータのトロリ線引き止め金具。 - 前記本体の係止空間は、前記ホルダの先端が当接する段部である係止部と、前記ホルダを軸周りに回り止めする回り止め部とを具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の電車線路用セクションインシュレータのトロリ線引き止め金具。
- 前記係止空間の回り止め部は、前記ホルダの外周に当接する回り止め平面であり、
前記ホルダは、前記回り止め平面に当接する対応平面を外周に具備することを特徴とする請求項3に記載の電車線路用セクションインシュレータのトロリ線引き止め金具。 - 前記締め付け部材は、前記ホルダの挿通部に螺合されるねじ筒部と、回転操作工具を係合させるナット部と、当該ナット部と前記ねじ筒部とを接続する脆弱部とを具備し、
前記脆弱部は、前記クサビ管の締め付けトルクが一定値に達すると破断するように設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電車線路用セクションインシュレータのトロリ線引き止め金具。
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JP2019055036A JP7264682B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | セクションインシュレータのトロリ線引き止め金具 |
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JP2020152321A JP2020152321A (ja) | 2020-09-24 |
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Citations (1)
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JPH08191534A (ja) * | 1995-01-06 | 1996-07-23 | Daido Denki Kogyo Kk | マニピュレータ工法態様の配電用引留クランプ |
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2019
- 2019-03-22 JP JP2019055036A patent/JP7264682B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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