JP7263396B2 - データ伝送方法、アクセスポイント、及びデータ伝送システム - Google Patents

データ伝送方法、アクセスポイント、及びデータ伝送システム Download PDF

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Description

本願は、2018年9月30日に中国特許局に出願した出願番号が2018111606066であり、発明名称が「データ伝送方法、関連装置及びシステム」である中国特許出願に基づく優先権を主張しており、その内容のすべてを本願に援用する。
本願は、無線通信分野に関し、特に、データ伝送方法、関連装置及びシステムに関する。
スマート機器の普及と汎娯楽(Pan-Entertainment)産業の流行に伴って、無線ネットワークに対する人々のニーズが遍在している。最近のネットワークもますます大スループット方向へ発展している。2013年に発表された802.11acプロトコルにおける単一ユーザによる伝送は理論上の最大値がすでに7Gbpsに達していて、一方、新世代の802.11axプロトコルにおいてはユーザ密集環境における各ユーザの平均伝送速度を4倍以上向上させた。このように高いスループットはすでに日常生活における普通のユーザのニーズを大幅に超えた。
現在、システムの伝送速度やスループットを高めるために、マルチ入力マルチ出力(multiple-input multiple-output:MIMO)の空間多重化や空間ダイバーシティ技術を用いることができ、空間ダイバーシティ技術とは、送信端の複数本の送信アンテナを用いて同一の情報の空間ストリームを異なる経路で送信するとともに、受信端において同一のデータシンボルの単独にフェージングした複数の空間ストリームを取得することで、データの信頼性を向上させることを指す。また、空間多重化技術とは、伝送しようとするデータを複数のデータストリームに分けた後、異なるアンテナから伝送することでシステムの伝送速度を向上させることを指す。
しかし、リアルタイムゲームを代表とするモバイル業務は非常に大きいユーザ量を有し、且つ無線ネットワークに対するニーズがすでに安定した信頼性のある低遅延伝送に変換されたが、MIMO技術は伝送速度やスループットの増加のみを目指し、低スループット伝送での安定性を向上させるための改善は行っていないため、ネットワークの安定性と信頼性に対する要求が高い状況には適用しない。
本願の実施例において、局(通信局とも言及される)が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信することで瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高めるデータ伝送方法、関連装置及びシステムを提供する。
これに鑑み、本願の第1態様によると、
局がアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立するステップであって、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、ステップと、
上記局が上記第1の周波数帯で上記アクセスポイントに第1のデータパケットを送信するステップと、
上記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するように、上記局が上記第2の周波数帯で上記アクセスポイントに第2のデータパケットを送信するステップであって、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、ステップと、を含むデータ伝送方法を提供する。
本願の第2態様によると、
アクセスポイントと局との間でマルチ接続を確立するステップであって、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、ステップと、
上記アクセスポイントが上記第1の周波数帯で上記局から送信された第1のデータパケットを受信するステップと、
上記アクセスポイントが上記第2の周波数帯で上記局から送信された第2のデータパケットを受信するステップであって、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、ステップと、
上記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するステップと、を含むデータ伝送方法を提供する。
本願の第3態様によると、
アクセスポイントとの間でマルチ接続を確立するように構成されるモジュールであって、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、確立モジュールと、
上記第1の周波数帯で上記アクセスポイントに第1のデータパケットを送信するように構成される送信モジュールと、を含み、
上記送信モジュールは、更に、上記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するように、上記局が上記第2の周波数帯で上記アクセスポイントに第2のデータパケットを送信するように構成され、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、局を提供する。
本願の第4態様によると、
局との間でマルチ接続を確立するように構成されるモジュールであって、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、確立モジュールと、
上記第1の周波数帯で上記局から送信された第1のデータパケットを受信するように構成され、更に、上記第2の周波数帯で上記局から送信された第2のデータパケットを受信するように構成されるモジュールであって、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、受信モジュールと、
データ伝送状況に応じて上記受信モジュールにより受信された上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するように構成される削除モジュールと、を含むアクセスポイントを提供する。
本願の第5態様によると、メモリと、受送信機と、プロセッサと、を含むアクセスポイントであって、
上記メモリにプログラムが記憶され、
上記プロセッサは、上記メモリ中のプログラムを実行することで、
局との間でマルチ接続を確立するステップであって、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、ステップと、
上記第1の周波数帯で上記局から送信された第1のデータパケットを受信するステップと、
上記第2の周波数帯で上記局から送信された第2のデータパケットを受信するステップステップであって、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、ステップと、
データ伝送状況に応じて上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するステップと、を実現させ、
上記バスシステムは、上記メモリと上記プロセッサが通信を行うように上記メモリと上記プロセッサを接続するアクセスポイントを提供する。
本願の第6態様によると、メモリと、受送信機と、プロセッサとを含む局であって、
上記メモリにはプログラムが記憶され、
上記プロセッサは上記メモリ中のプログラムを実行することで、
アクセスポイントとの間でマルチ接続を確立するステップであって、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、ステップと、
上記第1の周波数帯で上記アクセスポイントに第1のデータパケットを送信するステップと、
上記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するように、上記第2の周波数帯で上記アクセスポイントに第2のデータパケットを送信するステップであって、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、ステップと、を実現させ、
上記バスシステムは、上記メモリと上記プロセッサが通信を行うように上記メモリと上記プロセッサを接続する局を提供する。
本願の第7態様によると、局とアクセスポイントとを含むデータ伝送システムであって、
上記局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、上記マルチ接続は、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、上記第1の周波数帯と上記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、
上記局が上記第1の周波数帯で上記アクセスポイントに第1のデータパケットを送信し、
上記局が上記第2の周波数帯で上記アクセスポイントに第2のデータパケットを送信し、
上記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除し、上記第2のデータパケットは、上記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものであるデータ伝送システムを提供する。
本願の第8態様によると、コンピューターで実行される時に、コンピューターに上記各態様に記載の方法を実行させる命令が記憶されるコンピューター読取可能な記憶媒体を提供する。
以上の技術案から分かるように、本願の実施例によると以下のメリットを有する。
本願の実施例において、まず、局とアクセスポイントとの間で、上記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と上記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯との二つの周波数帯を提供するように指示するためのマルチ接続を確立し、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて同一の業務データを伝送するための上記第1のデータパケットまたは上記第2のデータパケットを削除するように、局が第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもできるデータ伝送方法を提供する。上記形態によると、局は異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複したデータパケットのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
本願の実施例におけるデータ伝送システムの構成を示す図である。 本願の実施例における局とアクセスポイントとがマルチ接続を確立したことを示す図である。 本願の実施例におけるデータ伝送方法のやり取りの実施例を示す図である。 本願の実施例におけるデータ伝送方法の実施例を示す図である。 本願の実施例における自動的にマルチ接続を確立する画面を示す図である。 本願の実施例における手動でマルチ接続を確立する画面を示す図である。 本願の実施例における複数の周波数帯が関連する実施例を示す図である。 本願の実施例における局とアクセスポイントがデュアル接続を確立するプロセスを示す図である。 本願の実施例における媒体アクセス制御データパケットの1フレームのフォーマットを示す図である。 関連設計における順序制御ビットの組成を示す図である。 本願の実施例における順序制御ビットの組成を示す図である。 本願の実施例におけるデータ伝送方法の他の実施例を示す図である。 本願の応用シーンにおけるデータ伝送方法の実施例を示す図である。 本願の実施例における局の実施例を示す図である。 本願の実施例における局の他の実施例を示す図である。 本願の実施例における局の他の実施例を示す図である。 本願の実施例におけるアクセスポイントの実施例を示す図である。 本願の実施例におけるアクセスポイントの他の実施例を示す図である。 本願の実施例における局の構造を示す図である。 本願の実施例におけるアクセスポイントの構造を示す図である。 本願の実施例におけるデータ伝送システムの実施例を示す図である。
本願の実施例においてデータ伝送方法、関連装置及びシステムを提供し、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信して、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
本願の明細書及び特許請求の範囲と図面に用いられた「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等(記載された場合)の用語は類似する対象を区別するためのもので、特定の順又は前後順を限定するものではない。ここで説明する本願の実施例を図面に示す又は説明した順との異なる順でも実現できるように、このように使用される数値は適切な状況において交換可能である。そして、「含む」、「有する」及びそれらの変形用語は、非排他的に含むことをカバーするもので、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器が明確に例示されたステップ又はユニットに限定されず、明確に例示されていない又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器固有の他のステップ又はユニットも含むことを表す。
本願の実施例は主に、ワイファイ(wireless-fidelity:wifi)状況に応用され、ここで、wifiは無線LAN(wireless local area networks:WLAN)への電子機器の接続を許可する技術であり、通常、2.4ギガヘルツ(gigahertz:GHz)または5GHz周波数帯を利用する。無線LANへの接続は通常パスワードによって保護されているが、開放されたものである可能性もあるため、WLAN範囲内の機器はいずれも接続することが可能である。これは、電気電子学会(institute of electrical and electronics engineers:IEEE)802.11標準の無線ネットワーク製品間の互換性を改善するためである。本願を図1に示すwifi状況に適用することができ、図1を参照すると、図1は本願の実施例におけるデータ伝送システムの構成を示す図で、図に示すように、端末機器は二つの異なるwifi周波数帯に接続可能であり、なお、図1に示す二つの周波数帯は例示的なものにすぎず、実際の応用において、2.4GHzの周波数帯及び5GHzの周波数帯以外、6GHzの周波数帯または60GHzの周波数帯等に接続することもでき、ここでは2.4GHzの周波数帯及び5GHzの周波数帯を例に説明するが、これは本願を限定するものではない。図1における端末機器としては、スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコン、パームトップ、パーソナルコンピューターを含むが、これらに限定されることはない。アクセスポイントはルーターであることができる。図1に示すルーターは、2.4GHz周波数帯及び5GHz周波数帯を合併したデュアルバンドwifi機器であり、自動信号ローミング機能を実現することもできる。通常の場合、近距離である場合はより高速である5GHz周波数帯に自動的に接続され、遠距離である場合は壁貫通品質が高い2.4GHz周波数帯に接続されることができる。
引き続き図2を参照すると、図2は本願の実施例における局とアクセスポイントがマルチ接続を確立したことを示す図で、図に示すように、拡張サービスセット(extended service set:ESS)において、一つのサービスセット識別子(service set identifier:SSID)によって二つの異なる周波数帯に接続することができる。データパケットは、二つの異なる周波数帯でコピーされて二本の物理線路で送信される。デュアルバンドをサポートするアクセスポイントまたはデュアルバンドをサポートする局は、受信したデータパケットにディ・エンファシス処理を行う。
簡単に理解するように、図3を参照すると、図3は本願の実施例におけるデータ伝送方法のやり取りの実施例を示す図で、図に示すように、具体的に、ステップ101~107を含む。
ステップ101において、局とアクセスポイントとの間でまずマルチ接続を確立し、マルチ接続は局が二つの異なる周波数帯(例えばそれぞれ2.4GHzの周波数帯と5GHzの周波数帯)のアクセスポイントに接続可能であることを表す。
ステップ102において、局がアクセスポイントにデータを送信しようとする場合、この局は第1の周波数帯(例えば2.4GHz周波数帯)でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することが可能である。
ステップ103において、局がアクセスポイントにデータを送信しようとする場合、この局は第2の周波数帯(例えば5GHz周波数帯)でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することができ、ここで、ここでの第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送し、ただし、伝送される周波数帯が一致しないことで相違する。
なお、ステップ102とステップ103の実行順はまずステップ102を実行してからステップ103を実行することが可能であり、またはまずステップ103を実行してからステップ102を実行することも可能であり、またはステップ102とステップ103を同時に実行することも可能である。
ステップ104において、アクセスポイントは、第1のデータパケットと第2のデータパケットを受信した後、データ伝送状況に応じて、その中の一つのデータパケットを選択して削除し、例えば、第1のデータパケットが先にアクセスポイントに到着し、且つこの第1のデータパケットにおけるデータが完全であると、アクセスポイントは第2のデータパケットを削除する。
ステップ105において、アクセスポイントが局にデータを送信しようとする場合、このアクセスポイントは第1の周波数帯(例えば2.4GHz周波数帯)で局に第3のデータパケットを送信することができる。
ステップ106において、アクセスポイントが局にデータを送信しようとする場合、このアクセスポイントは第2の周波数帯(例えば5GHz周波数帯)で局に第4のデータパケットを送信することができ、ここで、ここでの第4のデータパケットと第3のデータパケットは同一の業務データを伝送し、ただし、伝送される周波数帯が一致しないことで相違する。
ステップ107において、局は第3のデータパケットと第4のデータパケットを受信した後、データ伝送状況に応じて、その中の一つのデータパケットを選択して削除し、例えば、第3のデータパケットが先に局に到着し、且つこの第3のデータパケットにおけるデータが完全であると、局は第4のデータパケットを削除する。
なお、ステップ105とステップ106との実行順は、まずステップ105を実行してからステップ106を実行することが可能であり、またはまずステップ106を実行してからステップ105を実行することも可能であり、またはステップ105とステップ106を同時に実行することも可能である。また、ステップ102~ステップ104をステップ101の後で実行することが可能であれば、ステップ106の後で実行することも可能である。
本願の実施例を具体的にネットワークの安定性は高いもののスループットが低いアプリケーション、すなわち、特定の低遅延高安定性の需要のある応用に適用することができ、例えば産業上の制御応用、日常生活でのやり取りにおけるアプリケーション及びゲーム等に適用することができる。
以下、局の方面から、本願におけるデータ伝送方法を説明し、図4を参照すると、本願の実施例におけるデータ伝送方法の一実施例は、201~203を含む。
201において、局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である。
本実施例において、局とアクセスポイントとの間でまずマルチ接続を確立し、マルチ接続は局が少なくとも二つの異なる周波数帯のアクセスポイントに接続可能であることを表し、二つの周波数帯は第1の周波数帯(例えば2.4GHzの周波数帯)と第2の周波数帯(例えば5GHzの周波数帯)を含む。局とアクセスポイントが同時に複数の周波数帯で作動可能な能力に基づいて、局とアクセスポイントとの間で特定のデータストリームをコピーして、サービス管理エンティティ(service management entity:SME)のマルチ周波数帯稼働(multiband operation,MBO)調和を介して、二つの異なる周波数帯またはチャネルから相手の側に送信し、相手の側においてディ・エンファシス操作を行う。
実際の応用において、この局は具体的にスマートフォンであることができ、説明の便宜を図るために、以下、図5と図6に関連してマルチ接続を確立する操作を説明する。
第1種のマルチ接続の確立形態は自動接続であり、図5を参照すると、図5は本願の実施例における自動的にマルチ接続を確立する画面を示す図で、図面に示すように、ユーザはS1に示す無線(wifi)スイッチを手動でクリックしてwifiスイッチをオンすると、wifiに自動的に接続される(もしパスワードによる接続が必要であれば、パスワードを手動で入力することができる)。その後、ユーザはS2に示すデュアル接続(dual link)スイッチを手動でクリックしてデュアル接続スイッチをオンすると、適切なサービスセット識別子(Service Set Identifier、SSIDと略称)を自動的に選択できる。デュアル接続機能を停止する必要があれば、ページを閉じて設定しない。
対応して、アクセスポイントはマルチ周波数の一体化技術を用いて、二つの周波数帯のwifiを一つに合併して、一つのSSIDを共有し、自動的に局のネットワーク接続状況に応じてより高速でより安定的なwifi周波数帯を選択することにより、手動で周波数帯のハンドオーバーを行う必要がなく、且つシームレスローミングプロトコルをサポートし、局による異なる信号間でのスムーズなハンドオーバーを保証し、ユーザにスムーズでシームレスなwifi環境を提供することができる。また、アクセスポイントは同時に複数の局にデータを伝送して、効率を大幅に向上させ、収容量(Carrying capacity)を増やす。
第2種のマルチ接続の確立形態は手動接続であり、図6を参照すると、図6は本願の実施例における手動でマルチ接続を確立する画面を示す図で、図面に示すように、複数の周波数帯を有するアクセスポイントの場合、複数のSSIDが設定されている可能性があるため、デュアル接続機能もスマート端末にて二つの異なるSSIDに手動で接続することで起動されることができ、二番目のSSIDに接続する場合、スマート端末は二つのSSIDが同一の周波数帯に属しないと識別する。
202において、局が、第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信する。
本実施例において、局が、アクセスポイントにデータを送信しようとする場合、この局は第1の周波数帯(例えば2.4GHz周波数帯)でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができる。局はデータを送信する前、同じ業務データが搬送された二つのデータパケットをコピーしておく必要があり、すなわち、本実施例における第1のデータパケット及び第2のデータパケットをコピーしておく必要がある。
203において、局は、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データの伝送に用いられる。
本実施例において、局がアクセスポイントにデータを送信しようとする場合、この局は第2の周波数帯(例えば5GHz周波数帯)でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することができ、ここで、ここでの第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送し、ただし、伝送される周波数帯が一致しないことで相違する。
アクセスポイントが第1のデータパケットと第2のデータパケットを受信した後、データ伝送状況に応じて、その中の一つのデータパケットを選択して削除し、つまり、データパケットに対してディ・エンファシス処理を行う。もし第1のデータパケットが先にアクセスポイントに到着し、且つこの第1のデータパケット中のデータが有効であれば、アクセスポイントは第2のデータパケットを削除する。反対に、第2のデータパケットが先にアクセスポイントに到着し、且つこの第2のデータパケット中のデータが有効であれば、アクセスポイントは第1のデータパケットを削除する。
ここで、もしマルチ周波数帯が三つの周波数帯であれば、アクセスポイントは局からの三つのデータパケットを受信することになり、該三つのデータパケットがそれぞれ異なる周波数帯でアクセスポイントに伝送され、アクセスポイントは同様に伝送状況に応じてその中の二つのデータパケットを削除しなければならないことは言うまでもない。そして、実際の応用において、マルチ周波数帯は四つの周波数帯またはさらに多い周波数帯であることも可能であり、各周波数帯はいずれも同一のデータパケットを伝送する。
なお、ステップ202とステップ203の実行順はまずステップ202を実行してからステップ203を実行することが可能であり、またはまずステップ203を実行してからステップ202を実行することも可能であり、またはステップ202とステップ203を同時に実行することも可能である。
本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局は第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもでき、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複するデータパケットのうちのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図4に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第1の代替可能な実施例において、局がアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立するステップは、
局がアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信するステップと、
アクセスポイントが第1のマルチ接続要求に応じて局と第1の周波数帯での通信接続を確立するステップと、
局がアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するステップと、
アクセスポイントが第2のマルチ接続要求に応じて局と第2の周波数帯での通信接続を確立するステップと、を含む。
本実施例において、局がアクセスポイントとマルチ接続を確立する過程において、通常、局がアクセスポイントに二回の接続要求を送信しなければならない。具体的に、局がまずアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信し、当該要求はアクセスポイントと局との第1の周波数帯(例えば2.4GHz周波数帯)での通信接続の確立に用いられる。局がデュアル接続機能を起動させた場合、局がアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信し、当該要求はアクセスポイントと局との第2の周波数帯(例えば5GHz周波数帯)での通信接続の確立に用いられる。
なお、実際の応用において、アクセスポイントはマルチ周波数帯をサポートするルーターであることができ、単一周波数帯をサポートする複数のルーターが集積されたものであることも可能であり、ここでは限定しない。
次に、本願の実施例において、局とアクセスポイントとの間で接続を二回確立しなければならず、すなわち、局がアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信した後に第1の周波数帯での通信接続を確立し、続いて、局がアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信し、第2のマルチ接続要求に応じて第2の周波数帯での通信接続を確立する。上記形態によると、デュアルバンドの接続方式のために具体的な実現形態を提供して、その方式の実行可能性及び操作可能性を保証する。
あるいはまた、上記図4に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第2の代替可能な実施例において、アクセスポイントは第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントとを含む。
局がアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信するステップは、
局と第1のサブアクセスポイントとが関連付けられた後、局が第2のサブアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信し、アクセスポイントは局から送信されたマルチ接続認証要求を第2のサブアクセスポイントを介して受信するステップと、
アクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続認証応答を送信し、局が第2のサブアクセスポイントから送信されたマルチ接続認証応答を受信するステップと、
局が第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信し、アクセスポイントが局から送信されたマルチ接続関連付け要求を第2のサブアクセスポイントを介して受信するステップと、
アクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続関連付け応答を送信し、局が第2のサブアクセスポイントから送信されたマルチ接続関連付け応答を受信するステップと、を含むことができ、ここで、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯とを関連付けるためのものである。
本実施例において、アクセスポイントに複数のサブアクセスポイントが含まれることができ、これらのサブアクセスポイントはアクセスポイントに配置され、二つのサブアクセスポイントを例にすると、それぞれ第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントと定義し、第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントは同一のMACアドレスを有することができ、異なるMACアドレスを有することもでき、ここでは限定しない。実際の応用において、第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントは局の表示画面に同一のSSIDとして表示されることができ、局がマルチ接続機能を起動させると、アクセスポイントが自動的に二つの周波数帯を起動させる。あるいはまた、第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントは局の表示画面に異なる二つのSSIDとして表示されることができ、局がマルチ接続機能を起動させると、アクセスポイントが一つのSSIDに応じて第1の周波数帯を提供し、他のSSIDに応じて第2の周波数帯を提供する。
説明の便宜を図るために、図7を参照すると、図7は本願の実施例における複数の周波数帯が関連する実施例を示す図であり、局はまずSSIDを介して拡張サービスセット(extended service set:ESS)における第1のサブアクセスポイントに接続され、この第1のサブアクセスポイントは2.4GHzの周波数帯を提供し、局は第1のサブアクセスポイントと接続関係を確立しなければならず、すなわち局はまず第1のサブアクセスポイントと認証プロセスと関連付けプロセスを行って、局が第1のサブアクセスポイントからフィードバックされた関連付け応答を受信した後、局と第1のサブアクセスポイントとの間の関連付けをすでに完了したと判定することができる。
ここで、局と第1のサブアクセスポイントとの関連付けの形態は主動走査であることが可能であり、被動走査であることも可能である。主動走査は、局が主動的な形態で各チャネルで要求を送信して、ある特定の無線ネットワークに返信するように要求することである。主動走査は、無線ネットワークが自分の存在を声明することを待つのではなく、主動的にネットワークを探す。主動走査を用いるワークステーションは以下のプログラムでチャネルリストに挙げられたチャネルを走査することになる。現在の移動電子製品は大部分が被動走査の形態を用いており、これは走査中に信号を伝送する必要がなく省電力化を実現できるからである。被動走査において、局はチャネルリストに挙げられた各チャネル間で絶えずにハンドオーバーする。
局がデュアル接続機能を起動させると、このESSにおいて非2.4GHz周波数帯の第2のアクセスポイントへ認証要求を発し、すなわち局が第2のアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信し、このマルチ接続認証要求を「802.11高速BSS伝送(fast BSS transition:FT)認証(authentication、auth)要求(request)」と表すことができ、第2のアクセスポイントにより局にマルチ接続認証応答を送信し、このマルチ接続認証応答を「802.11 FT auth応答(response)」と表すことができる。無線ネットワークの最も大きい問題がセキュリティ性であるため、身分認証は不可欠であり、同時に、許可せず利用者のアクセスを防止するために認証された接続作業の暗号化も必要である。ここでの認証形態はオープンシステム認証(open system authentication)または共有キー認証(shared key authentication)であることができる。認証過程は、局が身分声明と認証要求を送信するステップ1と、アクセスポイントが認証結果を応答するステップ2との二つのステップを含み、もし返送された結果が「成功」であると、両方の相互認証に成功したことを示す。
認証を完了した後、局はさらに第2のアクセスポイントに関連付け要求を送信し、すなわち局が第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信し、このマルチ接続関連付け要求を「802.11関連付け(association)request」と表すことができ、第2のサブアクセスポイントにより局にマルチ接続関連付け応答を送信し、このマルチ接続関連付け応答は「802.11 association response」と表すことができる。局とアクセスポイントが関連付けを行って、ネットワークの完全なアクセス権利を取得する。関連付けは記録過程に属し、これにより、分散式システムが各局の位置を記録して、局へ伝送しようとするデータパケットを正確なアクセスポイントに転送することができる。関連付け要求が許可されると、アクセスポイントは成功したことを表す状態コード0と関連付け識別子(Association ID:AID)を用いて応答する。もし関連付け要求が失敗すると、状態コードのみを返送して、プロセス全体を中止する。
さらに、本願の実施例において、局とアクセスポイントが認証を行う形態を説明し、すなわち局が第2のサブアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信し、その後アクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続認証応答を送信し、局がさらに第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信し、最後にアクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続関連付け応答を送信し、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。上記形態によると、局とアクセスポイントとの間でさらに認証を行う必要があり、ユーザの身分と利用可能なネットワークサービスを認証して、認証結果に応じて、局にネットワークサービスを開放することで、ネットワークの信頼性とセキュリティ性を向上させる。
あるいはまた、上記図4に対応する第2実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第3の代替可能な実施例において、アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、局がアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するステップは、
局がアクセスポイントにマルチ接続確立要求を送信し、アクセスポイントが局から送信されたマルチ接続確立要求を受信するステップと、
アクセスポイントが局にマルチ接続確立応答を送信し、局がアクセスポイントから送信されたマルチ接続確立応答を受信するステップと、
局がアクセスポイントにマルチ接続確認要求を送信し、アクセスポイントが局から送信されたマルチ接続確認要求を受信するステップと、
アクセスポイントが局にマルチ接続確認応答を送信し、アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、局がアクセスポイントから送信されたマルチ接続確認応答を受信するステップと、を含むことができる。
本実施例において、図8に関連して局がアクセスポイントとマルチ接続を確立するプロセスを説明し、ここでのアクセスポイントは第2のアクセスポイントを指すことができ、図8を参照すると、図8は本願の実施例における局がアクセスポイントとデュアル接続を確立するプロセスを示す図であり、ここでのアクセスポイントは関連付けを完了した第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントを含むことができ、具体的にはステップA1~ステップA9を含むことができる。
ステップA1において、マルチ周波数帯をサポートする局がマルチ周波数帯をサポートするアクセスポイントにデュアル接続確立要求(dual link setup request)を送信する。
ステップA2において、アクセスポイントが、このdual link setup requestを処理する。
ステップA3において、アクセスポイントが、dual link setup requestに対する処理を完了した後、マルチ接続確立応答(FT setup response)を生成し、その後、アクセスポイントがまず局にこのFT setup responseを送信する。
ステップA4において、局が、FT setup responseを受信した後、このFT setup responseを処理する。
ステップA5において、局が、マルチ接続の確立を判定し、具体的にはデュアル接続であることができる。
ステップA6において、アクセスポイントが、マルチ接続の確立を判定し、具体的にはデュアル接続であることができる。
ステップA7において、局とアクセスポイントとがマルチ接続を確立する必要があると判定した後、局がアクセスポイントにマルチ接続確認要求(dual link ACK request)を送信する。
ステップA8において、アクセスポイントがこのdual link ACK requestを処理して、マルチ接続確認応答(dual link ACK response)を生成する。
ステップA9において、アクセスポイントが局にdual link ACK responseを送信して、局とアクセスポイントとの間のマルチ接続を確立する。
あるいはまた、本願の実施例において、局とアクセスポイントとの間で二回目のデュアル接続の確立を要求する形態を提供し、すなわち局がアクセスポイントにマルチ接続確立要求を送信し、アクセスポイントが局にマルチ接続確立応答を送信し、局がアクセスポイントにマルチ接続確認要求を送信し、アクセスポイントが局にマルチ接続確認応答を送信して、アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立する。上記形態によると、局とアクセスポイントとの間でさらに接続を確立する必要があり、両方間のやり取りを介してデュアル接続プロセス全体を完了して、その方式の実用性及び実行可能性を保証することができる。
あるいはまた、上記図4に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第4の代替可能な実施例において、局がアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立するステップは、
局がアクセスポイントから送信されたマルチ接続利用要求を受信するステップと(ここで、マルチ接続利用要求はアクセスポイントが目標業務に応じて生成したものであり、且つ目標業務はマルチ接続利用条件を満たし)、
局がマルチ接続利用要求に応じてアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信するステップと、
アクセスポイントが第1のマルチ接続要求に応じて局と第1の周波数帯での通信接続を確立するステップと、
局がマルチ接続利用要求に応じてアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するステップと、
アクセスポイントが第2のマルチ接続要求に応じて局と第2の周波数帯での通信接続を確立するステップと、を含むことができる。
本実施例において、アクセスポイントはさらに主動的にネットワーク状況を検出してネットワーク状況に応じて局にデュアル接続の提示を送信するか否かを決定することができ、つまり、デュアル接続をサポートするアクセスポイントは、局からデュアル接続機能をサポートするか否かを収集する能力を有する。アクセスポイントにより業務のスループットが第1の所定の閾値未満であって業務のネットワーク遅延が第2の所定の閾値を超えると識別されると、この業務がマルチ接続開始条件を満たすと判定し、この業務を目標業務と決定することができる。アクセスポイントは現在目標業務を実行していると決定した場合、主動的に局にマルチ接続利用要求を送信し、局はこのマルチ接続利用要求を受信した後、表示画面に提示通知を表示してユーザにマルチ接続機能の開始が可能であることを通知する。
なお、局がマルチ接続機能を起動すると決定すると、まずアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信して、第1の周波数帯での通信接続を確立し、その後、局が引き続きアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信して第2の周波数帯での通信接続を確立する。
次に、本願の実施例において、局はさらにアクセスポイントから送信されたマルチ接続利用要求を受信することができ、ここで、マルチ接続利用要求はアクセスポイントが目標業務に応じて生成したものであり、且つ目標業務はマルチ接続利用条件を満たし、続いて、局はマルチ接続利用要求に応じて、アクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信して、第1のマルチ接続要求によって第1のマルチ接続要求を確立し、その後、局はマルチ接続利用要求に応じて、アクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信して、第2のマルチ接続要求によって第2のマルチ接続要求を確立する。上記形態によると、デュアル接続をサポートするアクセスポイントの場合、主動的に業務のトラフィックを識別して、業務のトラフィックの遅延が高い場合に応用される時は、局にデュアル接続機能を開始するように主動的に要求することで、その方式の実現のために他の可能な形態を提供し、その方式の柔軟性を向上させる。
あるいはまた、上記図4に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第5の代替可能な実施例において、第1のデータパケットで第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第1の順番番号は第1のデータパケットの出現順位を指示し、第1の周波数帯指示子は第1の周波数帯を指示する。
第2のデータパケットで第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第2の順番番号は第2のデータパケットの出現順位を指示し、第2の周波数帯指示子は第2の周波数帯を指示する。
本実施例において、局またはアクセスポイントにより発生したデータパケットには順番番号及び周波数帯指示子が搬送され、ここで、順番番号は各データパケットの出現順位を指示し、周波数帯指示子はそのデータパケットがどの周波数帯で送信されるかを指示する。
具体的に、図9を参照すると、図9は本願の実施例における媒体アクセス制御データパケットのフレームフォーマットを示す図であり、図面に示すように、一つのデータパケットはMACフレームヘッドと有効データとを含むことができ、データパケットに以下を含むことができる:
16個ビットのフレーム制御(frame control)ビット、
16個ビットの時間長(duration)/関連付け号(identity:ID)フィールド、
アドレス(address)ビット、ここでaddress1は受信端を表し、address2は送信端を表し、address3は受信端によるアドレスのフィルタリングに用いられ、例えば、ネットワークにおいて三番目のアドレスは受信端がそのフレームが接続されたネットワークであるか否かを判断するに用いられ、
16個ビットの順序制御(sequence control)ビット、フレームフレームフラグメントの再構成及び重複フレームの廃棄に用いられ、カウンターは0から計数を開始し、MACレイヤが一つのパケットを処理するたびに1が累積され、
有効データを伝送するデータビット(frame body)、
フレームチェックシーケンス(frame check sequence:FCS)、FCSによってワークステーションが受信したフレームの完全性を検査することができる。
さらに具体的に、図10を参照すると、図10は関連設計における順序制御ビットの組成を示す図であり、図面に示すように、データパケットヘッドのsequence controlビットは、4ビットのフレームフラグメント番号(fragment number)ビットと12ビットの順番番号(sequence number)ビットを含む。図11を参照すると、図11は本願の実施例における順序制御ビットの組成を示す図であり、図面に示すように、データパケットヘッドのsequence controlビットは、12ビットのsequence numberと、3ビットの周波数帯指示子(band ID)と、1ビットのデュアル接続指示(dual link indicator)を含み、ここで、sequence numberはデュアル接続機能を開始した後の異なる物理リンクのデータパケット番号を示す。band IDは異なる物理リンクを示す。dual link indicatorはデュアル接続機能を起動したか否かを示し、0がデュアル接続機能のオフを、1がデュアル接続機能のオンを示す。
データパケットのヘッドにおいて、同一のMACサービスデータユニット(MAC service data unit:MSDU)に属するsequence numberは一致を保持するように配置され、これにより、二つのリンクが相手の側で合流した重複するデータパケットを識別することができる。
通常、重複するデータパケットのフィルタリングを順序制御フィールド(sequence control field)で表し、なお、データフレーム、管理フレーム、拡張フレームと冗長フレームがいずれもsequence control fieldを含むことができ、ここでは限定しない。
次に、本願の実施例において、データパケットの構成形態を提供し、すなわちデータパケットのヘッドに順番番号及び周波数帯指示子が搬送され、周波数帯指示子によってデータパケットがどの周波数帯で伝送されたかを決定し、順番番号によってデータパケットの伝送順序を決定することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントはデータパケットを解析してディ・エンファシス対象を決定することができ、ディ・エンファシスの信頼性と精確性を向上させる。
あるいはまた、上記図4及び図4に対応する第1~第5の実施例の中のいずれかに基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第6の代替可能な実施例において、局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立した後、さらに、
アクセスポイントが第1の周波数帯で局に第3のデータパケットを送信し、局がアクセスポイントから送信された第3のデータパケットを第1の周波数帯で受信するステップと(ここで、第3のデータパケットで第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第3の順番番号は第3のデータパケットの出現順位を指示し、第1の周波数帯指示子は第1の周波数帯を指示し)、
アクセスポイントが第2の周波数帯で局に第4のデータパケットを送信し、局がアクセスポイントから送信された第4のデータパケットを第2の周波数帯で受信するステップと、をさらに含み、ここで、第4のデータパケットと第3のデータパケットは同一の業務データを伝送し、第4の順番番号は第4のデータパケットの出現順位を指示し、第2の周波数帯指示子は第2の周波数帯を指示する。
本実施例において、局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立した後、局はアクセスポイントにデータパケットを送信することが可能であるとともに、アクセスポイントからのデータパケットを受信することもできる。
具体的に、アクセスポイントが局にデータを送信しようとする場合、このアクセスポイントは第1の周波数帯(例えば2.4GHz周波数帯)で局に第3のデータパケットを送信することができる。且つこのアクセスポイントは第2の周波数帯(例えば5GHz周波数帯)で局に第4のデータパケットを送信することもでき、ここで、ここでの第3のデータパケットと第4のデータパケットは同一の業務データを伝送し、ただし、伝送される周波数帯が一致しないことで相違する。アクセスポイントはデータを送信する前、同じ業務データが搬送された二つのデータパケットをコピーしておく必要があり、すなわち本実施例における第3のデータパケット及び第4のデータパケットをコピーしておく必要がある。
局は第3のデータパケットと第4のデータパケットを受信した後、データ伝送状況に応じて、その中の一つのデータパケットを選択して削除し、つまりデータパケットに対してディ・エンファシス処理を行う。もし第3のデータパケットが先に局に到着し、且つこの第3のデータパケット中のデータが有効であれば、局は第4のデータパケットを削除する。反対に、第4のデータパケットが先に局に到着し、且つこの第4のデータパケット中のデータが有効であれば、局は第3のデータパケットを削除する。
もしマルチ周波数帯が三つの周波数帯であれば、局がアクセスポイントからの三つのデータパケットを受信することになり、この三つのデータパケットはそれぞれ異なる周波数帯で局に伝送され、局は同様に伝送状況に応じてその中の二つのデータパケットを削除しなければならないことは言うまでもない。そして、実際の応用において、マルチ周波数帯は四つの周波数帯またはさらに多い周波数帯であることも可能であり、各周波数帯はいずれも同一のデータパケットを伝送する。
あるいはまた、本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントが第1の周波数帯で局に第3のデータパケットを送信し、第2の周波数帯で局に第4のデータパケットを送信し、局がアクセスポイントから送信された第4のデータパケットを第2の周波数帯で受信し、局がデータ伝送状況に応じて、第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除し、ここで、第3のデータパケットと第4のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、アクセスポイントが異なる周波数帯を用いて局に同一のデータパケットを送信し、局によりデータ伝送状況に応じてどの重複するデータパケットを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図4に対応する第6の実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第7の代替可能な実施例において、局がデータ伝送状況に応じて第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除するステップは、
局が先に第3のデータパケットを受信した場合、局は第4の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて、第4のデータパケットを削除するステップと、
局が先に第4のデータパケットを受信した場合、局は第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて、第3のデータパケットを削除するステップと、を含むことができる。
本実施例において、局を例にデータパケットを削除する形態を説明し、あるいはまた、アクセスポイントは第1の周波数帯を介して局に第3のデータパケットを送信し、また第2の周波数帯を介してそれぞれ局に第4のデータパケットを送信する。異なる周波数帯の伝送効率に差異がある可能性があるため、局も該二つのデータパケットを前後で受信することになる。当該二つのデータパケットが伝送中にデータロスがないと仮定すると、局が先に第3のデータパケットを受信した場合、第4の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第4のデータパケットを削除する。反対に、もし局が先に第4のデータパケットを受信した場合、第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第3のデータパケットを削除する。
もしデータパケットに伝送中にデータロスが発生すると、データが完全性を基準として、データロスのあるデータパケットを削除することを言うまでもない。
あるいはまた、本願の実施例において、局またはアクセスポイントはさらに、各データパケットに搬送された順番番号と周波数帯指示子に応じてどのデータパケットを削除するかを決定することもできる。もし先に第3のデータパケットを受信した場合、第4の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第4のデータパケットを削除することができ、先に第4のデータパケットを受信した場合、第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第3のデータパケットを削除することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントが先に受信したデータパケットを優先に記憶し、その後に受信した重複するデータパケットを削除し、これにより、データの伝送効率を向上させて、局またはアクセスポイントがより早いデータを取得できる一方、周波数帯指示子と順番番号を用いて重複するデータパケットを正確に削除することで方式の信頼性を向上させることができる。
以下、アクセスポイントの方面から、本願におけるデータ伝送方法を説明し、図12を参照すると、本願の実施例におけるデータ伝送方法の一実施例は301~304を含む。
301において、アクセスポイントと局との間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である。
本実施例において、局とアクセスポイントとの間でまずマルチ接続を確立しなければならず、マルチ接続は局が少なくとも二つの異なる周波数帯のアクセスポイントに接続可能であることを表し、二つの周波数帯は第1の周波数帯(例えば2.4GHzの周波数帯)と第2の周波数帯(例えば5GHzの周波数帯)を含む。局とアクセスポイントが同時に複数の周波数帯で作動可能な能力に基づいて、局とアクセスポイントとの間で特定のデータストリームをコピーして、SMEのMBO協同によって、二つの異なる周波数帯またはチャネルから相手の側に送信し、相手の側においてディ・エンファシス操作を行う。
局がマルチ接続を確立する操作については、上記実施例におけるステップ201に記載の内容を参照することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
302において、アクセスポイントが局から送信された第1のデータパケットを第1の周波数帯で受信する。
本実施例において、局がアクセスポイントにデータを送信しようとする場合、この局は第1の周波数帯(例えば2.4GHz周波数帯)でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、このアクセスポイントは第1の周波数帯で第1のデータパケットを受信する。局はデータを送信する前、同じ業務データが搬送された二つのデータパケットをコピーしておく必要があり、すなわち本実施例における第1のデータパケット及び第2のデータパケットをコピーしておく必要がある。
303において、アクセスポイントが局から送信された第2のデータパケットを第2の周波数帯で受信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
本実施例において、局がアクセスポイントにデータを送信しようとする場合、この局は第2の周波数帯(例えば5GHz周波数帯)でアクセスポイントに第2のデータを送信することができ、このアクセスポイントは第2の周波数帯で第2のデータパケットを受信し、ここで、ここでの第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送し、ただし、伝送される周波数帯が一致しないことで相違する。
なお、ステップ302とステップ303の実行順はまずステップ302を実行してからステップ303を実行することが可能であり、またはまずステップ303を実行してからステップ302を実行することも可能であり、またはステップ302とステップ303を同時に実行することも可能である。
304において、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて、第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除する。
本実施例において、アクセスポイントが第1のデータパケットと第2のデータパケットを受信した後、データ伝送状況に応じて、その中の一つのデータパケットを選択して削除し、つまりデータパケットに対してディ・エンファシス処理を行う。もし第1のデータパケットが先にアクセスポイントに到着し、且つこの第1のデータパケット中のデータが有効であれば、アクセスポイントは第2のデータパケットを削除する。反対に、第2のデータパケットが先にアクセスポイントに到着し、且つこの第2のデータパケット中のデータが有効であれば、アクセスポイントは第1のデータパケットを削除する。
もしマルチ周波数帯が三つの周波数帯であれば、アクセスポイントは局からの三つのデータパケットを受信することになり、該三つのデータパケットがそれぞれ異なる周波数帯でアクセスポイントに伝送され、アクセスポイントは同様に伝送状況に応じてその中の二つのデータパケットを削除しなければならないことは言うまでもない。そして、実際の応用において、マルチ周波数帯は四つの周波数帯またはさらに多い周波数帯であることも可能であり、各周波数帯はいずれも同一のデータパケットを伝送する。
本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局は第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもでき、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複するデータパケットのうちのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図12に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるデータ伝送方法の第1の代替可能な実施例において、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するステップは、
アクセスポイントが先に第1のデータパケットを受信した場合、アクセスポイントは第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第2のデータパケットを削除するステップと、
アクセスポイントが先に第2のデータパケットを受信した場合、アクセスポイントは第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第1のデータパケットを削除するステップと、を含むことができる。
本実施例において、アクセスポイントを例にデータパケットを削除する形態を説明し、あるいはまた、局は第1の周波数帯を介してアクセスポイントに第1のデータパケットを送信し、また第2の周波数帯を介してそれぞれアクセスポイントに第2のデータパケットを送信する。異なる周波数帯の伝送効率に差異がある可能性があるため、アクセスポイントも当該二つのデータパケットを前後で受信することになる。もし当該二つのデータパケットが伝送中にデータロスがないと仮定すると、局が先に第1のデータパケットを受信した場合、第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第2のデータパケットを削除する。反対に、もしアクセスポイントが先に第2のデータパケットを受信した場合、第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第1のデータパケットを削除する。
もしデータパケットに伝送中にデータロスが発生すると、データが完全性を基準として、データロスのあるデータパケットを削除することを言うまでもない。
次に、本願の実施例において、局またはアクセスポイントはさらに各データパケットに搬送された順番番号と周波数帯指示子に応じてどのデータパケットを削除するかを決定することができる。もし先に第1のデータパケットを受信した場合、第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第2のデータパケットを削除することができ、もし先に第2のデータパケットを受信した場合、第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第1のデータパケットを削除することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントが先に受信したデータパケットを優先に記憶し、その後に受信した重複するデータパケットを削除し、これにより、データの伝送効率を向上させて、局またはアクセスポイントがより早いデータを取得できる一方、周波数帯指示子と順番番号を用いて重複するデータパケットを正確に削除することで方式の信頼性を向上させることができる。
説明の便宜を図るために、以下、図13に関連して、本願のデータ伝送方法を具体的に説明し、図13は本願の応用シーンにおけるデータ伝送方法の実施例を示す図であり、図面に示すように、局とアクセスポイントはいずれもデュアルバンドをサポートし、まず局がアクセスポイントにデータパケットを送信する場合を例にして、局が10個のデータパケットを生成し、当該データパケットのsequence numberが順に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9であると仮定する。局はそれぞれ2.4GHzの周波数帯と5GHzの周波数帯を介してアクセスポイントに当該10個のデータパケットを送信し、ここで、2.4GHz周波数帯で送信した10個のデータパケットのband IDはいずれも01であり、5GHz周波数帯で送信した10個のデータパケットのband IDはいずれも10である。アクセスポイントがデータパケットを受信した後、順に当該10個のデータパケットのsequence numberとband IDを検出し、これにより、異なる周波数帯で伝送された重複するデータパケットを抽出する。band IDは基本サービスセット識別子(basic service set Identifier:BSSID)であることができる。管理エンティティはサービス管理エンティティ(service management entity:SME)であることができ、マルチ接続のオンオフ及びFT対話の確立と二つの周波数帯でのデータパケットシーケンス番号の配置の管理を負担する。
且つ、二つの周波数帯の再送信は、送信要求/送信除去プロトコル(request to send/clear to send:RTS/CTS)メカニズムに従って行われる。データパケットを受信した場合、それぞれ伝送された周波数帯に確認ブロック(block ack)を適用する形態で重複するデータパケットを削除し、block ackは一般的に送信する前にCTSで隠れ局をクリアして伝送の信頼性を向上させる。block ackに対する確認は即時確認と遅延確認との2種類に分けられる。即時確認は一般的にハードウェアにより完了し、ハードウェアが受信したデータパケットを確認ビットマップにマッピングしてから応答を行う。一方、遅延応答の場合、プロトコルスタックにより完了することができ、さらなるデータ検査を完了することができる。
さらに、アクセスポイントが局にデータパケットを送信する場合を例にして、アクセスポイントが10個のデータパケットを生成し、これらのデータパケットのsequence numberが順に0、1、2、3、4、5、6、7、8、9であると仮定する。アクセスポイントはそれぞれ2.4GHzの周波数帯と5GHzの周波数帯を介して局に当該10個のデータパケットを送信し、ここで、2.4GHz周波数帯で送信した10個のデータパケットのband IDはいずれも01であり、5GHz周波数帯で送信した10個のデータパケットのband IDはいずれも10である。局がデータパケットを受信した後、当該10個のデータパケットのsequence numberとband IDを順に検出し、これにより、異なる周波数帯で伝送された重複するデータパケットを抽出する。
以下、本願の実施例における対応する局を詳しく説明し、図14を参照すると、図14は本願の実施例における局の一実施例を示す図であり、局40は、確立モジュール401と、送信モジュール402とを含む。
確立モジュール401は、アクセスポイントとの間でマルチ接続を確立するように構成され、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である。
送信モジュール402は、第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信するように構成される。
送信モジュール402はさらに、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局が第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信するように構成され、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
本実施例において、確立モジュール401がアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、送信モジュール402により第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信し、送信モジュール402により、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局が第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局は第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができるとともに、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもでき、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複するデータパケットのうちのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図14に対応する実施例に基づいて、本願の実施例による局40の他の実施例において、
確立モジュール401は具体的に、アクセスポイントが局との第1の周波数帯での通信接続を確立するように、アクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信し、
アクセスポイントが局との第2の周波数帯での通信接続を確立するように、アクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するように構成される。
次に、本願の実施例において、局とアクセスポイントとの間で接続を二回確立しなければならず、すなわち、局がアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信した後に第1の周波数帯での通信接続を確立する。続いて、局がアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信し、第2のマルチ接続要求に応じて第2の周波数帯での通信接続を確立する。上記形態によると、デュアルバンドの接続方式のために具体的な実現形態を提供して、その方式の実行可能性及び操作可能性を保証する。
あるいはまた、上記図14に対応する実施例に基づいて、図15を参照すると、本願の実施例による局40の他の実施例において、アクセスポイントは第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントとを含む。
局40は受信モジュール403をさらに含み、
送信モジュール402はさらに、局と第1のサブアクセスポイントとが関連つけられた後、第2のサブアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信するように構成され、
受信モジュール403は、第2のサブアクセスポイントから送信されたマルチ接続認証応答を受信するように構成され、
送信モジュール402はさらに、第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信するように構成され、
受信モジュール403はさらに、第2のサブアクセスポイントから送信されたマルチ接続関連付け応答を受信するように構成され、ここで、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。
次に、本願の実施例において、局とアクセスポイントが認証を行う形態を提供し、すなわち局が第2のサブアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信し、その後、アクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続認証応答を送信し、局がさらに第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信し、最後にアクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続関連付け応答を送信し、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。上記形態によると、局とアクセスポイントとの間でさらに認証を行う必要があり、ユーザの身分と利用可能なネットワークサービスを認証して、認証結果に応じて、局にネットワークサービスを開放することで、ネットワークの信頼性とセキュリティ性を向上させる。
あるいはまた、上記図15に対応する実施例に基づいて、本願の実施例による局40の他の実施例において、
送信モジュール402は具体的に、アクセスポイントにマルチ接続確立要求を送信し、
アクセスポイントから送信されたマルチ接続確立応答を受信し、
アクセスポイントにマルチ接続確認要求を送信し、
アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、アクセスポイントから送信されたマルチ接続確認応答を受信するように構成される。
あるいはまた、本願の実施例において、局とアクセスポイントとの間で二回目のデュアル接続の確立を要求する形態を提供し、すなわち局がアクセスポイントにマルチ接続確立要求を送信し、アクセスポイントが局にマルチ接続確立応答を送信し、局がアクセスポイントにマルチ接続確認要求を送信し、アクセスポイントが局にマルチ接続確認応答を送信して、アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立する。上記形態によると、局とアクセスポイントとの間でさらに接続を確立する必要があり、両方間のやり取りを介してデュアル接続プロセス全体を完了して、その方式の実用性及び実行可能性を保証することができる。
あるいはまた、上記図14に対応する実施例に基づいて、本願の実施例による局40の他の実施例において、
確立モジュール401は具体的に、アクセスポイントから送信されたマルチ接続利用要求を受信し、ここで、マルチ接続利用要求はアクセスポイントが目標業務に応じて生成したものであり、且つ目標業務はマルチ接続利用条件を満たし、
アクセスポイントが局と第1の周波数帯での通信接続を確立するように、マルチ接続利用要求に応じて、アクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信し、
アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、マルチ接続利用要求に応じて、アクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するように構成される。
次に、本願の実施例において、局はさらにアクセスポイントから送信されたマルチ接続利用要求を受信することができ、ここで、マルチ接続利用要求はアクセスポイントが目標業務に応じて生成したものであり、且つ目標業務はマルチ接続利用条件を満たし、続いて、局はマルチ接続利用要求に応じて、アクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信し、第1のマルチ接続要求によって第1のマルチ接続要求を確立し、その後、局はマルチ接続利用要求に応じてアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信し、第2のマルチ接続要求によって第2のマルチ接続要求を確立する。上記形態によると、デュアル接続をサポートするアクセスポイントの場合、主動的に業務のトラフィックを識別して、業務のトラフィックの遅延が高い場合に応用される時は、局にデュアル接続機能を開始するように主動的に要求することで、その方式の実現のために他の可能な形態を提供し、その方式の柔軟性を向上させる。
あるいはまた、上記図14に対応する実施例に基づいて、本願の実施例による局40の他の実施例において、第1のデータパケットで第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第1の順番番号は第1のデータパケットの出現順位を指示し、第1の周波数帯指示子は第1の周波数帯を指示し、
第2のデータパケットで第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第2の順番番号は第2のデータパケットの出現順位を指示し、第2の周波数帯指示子は第2の周波数帯を指示する。
次に、本願の実施例において、データパケットの組成形態を提供し、すなわちデータパケットのヘッドに順番番号及び周波数帯指示子が搬送され、周波数帯指示子によってデータパケットがどの周波数帯で伝送されたかを決定し、順番番号によってデータパケットの伝送順序を決定することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントはデータパケットを解析してディ・エンファシス対象を決定することができ、ディ・エンファシスの信頼性と正確性を向上させる。
あるいはまた、上記図14または図15に対応する実施例に基づいて、図16を参照すると、本願の実施例による局40のための実施例において、局40はさらに削除モジュール404を含み、
受信モジュール403はさらに、確立モジュール401によりアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立した後、アクセスポイントから送信された第3のデータパケットを第1の周波数帯で受信するように構成され、ここで、第3のデータパケットで第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第3の順番番号は第3のデータパケットの出現順位を指示し、第1の周波数帯指示子は第1の周波数帯を指示し、
受信モジュール403はさらに、アクセスポイントから送信された第4のデータパケットを第2の周波数帯で受信するように構成され、ここで、第4のデータパケットと第3のデータパケットは同一の業務データを伝送し、第4の順番番号は第4のデータパケットの出現順位を指示し、第2の周波数帯指示子は第2の周波数帯を指示し、
削除モジュール404は、データ伝送状況に応じて受信モジュール403により受信された第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除するように構成される。
あるいはまた、本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントが第1の周波数帯で局に第3のデータパケットを送信し、第2の周波数帯で局に第4のデータパケットを送信し、局がアクセスポイントから送信された第4のデータパケットを第2の周波数帯で受信し、局がデータ伝送状況に応じて、第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除し、ここで、第3のデータパケットと第4のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、アクセスポイントが異なる周波数帯を介して局に同一のデータパケットを送信し、局によりデータ伝送状況に応じてどの重複するデータパケットを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図16に対応する実施例に基づいて、本願の実施例による局40の他の実施例において、
削除モジュール404は具体的に、局が先に第3のデータパケットを受信した場合、局が第4の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第4のデータパケットを削除し、
局が先に第4のデータパケットを受信した場合、局は第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第3のデータパケットを削除するように構成される。
あるいはまた、本願の実施例において、局またはアクセスポイントはさらに、各データパケットに搬送された順番番号と周波数帯指示子に応じてどのデータパケットを削除するかを決定することもできる。もし先に第3のデータパケットを受信した場合、第4の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第4のデータパケットを削除することができ、先に第4のデータパケットを受信した場合、第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第3のデータパケットを削除することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントが先に受信したデータパケットを優先に記憶し、その後に受信した重複するデータパケットを削除し、これにより、データの伝送効率を向上させて、局またはアクセスポイントがより早いデータを取得できる一方、周波数帯指示子と順番番号を用いて重複するデータパケットを正確に削除することで方式の信頼性を向上させることができる。
以上、本願の実施例における対応する局を詳しく説明し、以下は本願の実施例における対応するアクセスポイントを詳しく説明し、図17を参照すると、図17は本願の実施例におけるアクセスポイントの実施例を示す図であり、アクセスポイント50は、確立モジュール501と、受信モジュール502と、削除モジュール503と、を含む。
確立モジュール501は、局との間でマルチ接続を確立するように構成され、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である。
受信モジュール502は、局から送信された第1のデータパケットを第1の周波数帯で受信するように構成される。
受信モジュール502はさらに、局から送信された第2のデータパケットを第2の周波数帯で受信するように構成され、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
削除モジュール503は、データ伝送状況に応じて、受信モジュール502により受信された第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように構成される。
本実施例において、確立モジュール501が局との間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、受信モジュール502が局から送信された第1のデータパケットを第1の周波数帯で受信し、受信モジュール502が局から送信された第2のデータパケットを第2の周波数で受信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送し、また削除モジュール503がデータ伝送状況に応じて、受信モジュール502により受信された第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除する。
本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局は第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもでき、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複するデータパケットのうちのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図17に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、
確立モジュール501は具体的に、局から送信された第1のマルチ接続要求を受信し、
第1のマルチ接続要求に応じて、局と第1の周波数帯での通信接続を確立し、
局から送信された第2のマルチ接続要求を受信し、
第2のマルチ接続要求に応じて、局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように構成される。
次に、本願の実施例において、局とアクセスポイントとの間で接続を二回確立しなければならず、すなわち、局がアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信した後に第1の周波数帯での通信接続を確立する。続いて、局がアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信し、第2のマルチ接続要求に応じて第2の周波数帯での通信接続を確立する。上記形態によると、デュアルバンドの接続方式のために具体的な実現形態を提供して、その方式の実行可能性及び操作可能性を保証する。
あるいはまた、上記図17に対応する実施例に基づいて、図18を参照すると、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、アクセスポイントは第1のサブアクセスポイントと第2のサブアクセスポイントとを含み、
アクセスポイント50はさらに送信モジュール504を含み、
受信モジュール502はさらに、アクセスポイントと第1のサブアクセスポイントとが関連付けられた後、第2のサブアクセスポイントを介して、局から送信されたマルチ接続認証要求を受信するように構成され、
送信モジュール504は、第2のサブアクセスポイントを介して、局にマルチ接続認証応答を送信するように構成され、
受信モジュール502はさらに、第2のサブアクセスポイントを介して、局から送信されたマルチ接続関連付け要求を受信するように構成され、
送信モジュール504はさらに、第2のサブアクセスポイントを介して、局にマルチ接続関連付け応答を送信するように構成され、ここで、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。
さらに、本願の実施例において、局とアクセスポイントとが認証を行う形態を説明し、すなわち局が第2のサブアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信し、その後アクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続認証応答を送信し、局がさらに第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信し、最後にアクセスポイントが第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続関連付け応答を送信し、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。上記形態によると、局とアクセスポイントとの間でさらに認証を行う必要があり、ユーザの身分と利用可能なネットワークサービスを認証して、認証結果に応じて、局にネットワークサービスを開放することで、ネットワークの信頼性とセキュリティ性を向上させる。
あるいはまた、上記図18に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、
送信モジュール504は具体的に、局から送信されたマルチ接続確立要求を受信し、
局にマルチ接続確立応答を送信し、
局から送信されたマルチ接続確認要求を受信し、
局にマルチ接続確認応答を送信するように構成される。
あるいはまた、本願の実施例において、局とアクセスポイントとの間で二回目のデュアル接続の確立を要求する形態を提供し、すなわち局がアクセスポイントにマルチ接続確立要求を送信し、アクセスポイントが局にマルチ接続確立応答を送信し、局がアクセスポイントにマルチ接続確認要求を送信し、アクセスポイントが局にマルチ接続確認応答を送信して、アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立する。上記形態によると、局とアクセスポイントとの間でさらに接続を確立する必要があり、両方間のやり取りを介してデュアル接続プロセス全体を完了して、その方式の実用性及び実行可能性を保証することができる。
あるいはまた、上記図18に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、
確立モジュール501は具体的に、アクセスポイントにより目標業務が検出されると、局にマルチ接続利用要求を送信し、ここで、目標業務はマルチ接続利用条件を満たし、
局がマルチ接続利用要求に応じて送信した第1のマルチ接続要求を受信し、
第1のマルチ接続要求に応じて、局と第1の周波数帯での通信接続を確立し、
局がマルチ接続利用要求に応じて送信した第2のマルチ接続要求を受信し、
第2のマルチ接続要求に応じて、局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように構成される。
次に、本願の実施例において、局はさらにアクセスポイントから送信されたマルチ接続利用要求を受信することができ、ここで、マルチ接続利用要求はアクセスポイントが目標業務に応じて生成したものであり、且つ目標業務はマルチ接続利用条件を満たし、続いて、局はマルチ接続利用要求に応じて、アクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信し、第1のマルチ接続要求によって第1のマルチ接続要求を確立し、その後、局はマルチ接続利用要求に応じてアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信し、第2のマルチ接続要求によって第2のマルチ接続要求を確立する。上記形態によると、デュアル接続をサポートするアクセスポイントの場合、主動的に業務のトラフィックを識別して、業務のトラフィックの遅延が高い場合に応用される時は、局にデュアル接続機能を開始するように主動的に要求することで、その方式の実現のために他の可能な形態を提供し、その方式の柔軟性を向上させる。
あるいはまた、上記図17に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、第1のデータパケットで第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第1の順番番号は第1のデータパケットの出現順位を指示し、第1の周波数帯指示子は第1の周波数帯を指示する。
第2のデータパケットで第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第2の順番番号は第2のデータパケットの出現順位を指示し、第2の周波数帯指示子は第2の周波数帯を指示する。
次に、本願の実施例において、データパケットの組成形態を提供し、すなわちデータパケットのヘッドに順番番号及び周波数帯指示子が搬送され、周波数帯指示子によってデータパケットがどの周波数帯で伝送されたかを決定し、順番番号によってデータパケットの伝送順序を決定することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントはデータパケットを解析してディ・エンファシス対象を決定することができ、ディ・エンファシスの信頼性と精確性を向上させる。
あるいはまた、上記図17または図18に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、
送信モジュール504はさらに、確立モジュール501が局との間でマルチ接続を確立した後、第1の周波数帯で局に第3のデータパケットを送信するように構成され、
送信モジュール504はさらに、局がデータ伝送状況に応じて第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除するように、第2の周波数帯で局に第4のデータパケットを送信するように構成され、ここで、第4のデータパケットと第3のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
あるいはまた、本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントが第1の周波数帯で局に第3のデータパケットを送信し、第2の周波数帯で局に第4のデータパケットを送信し、局がアクセスポイントから送信された第4のデータパケットを第2の周波数帯で受信し、局がデータ伝送状況に応じて第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除し、ここで、第3のデータパケットと第4のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、アクセスポイントが異なる周波数帯を介して局に同一のデータパケットを送信し、局によりデータ伝送状況に応じてどの重複するデータパケットを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
あるいはまた、上記図17に対応する実施例に基づいて、本願の実施例によるアクセスポイント50の他の実施例において、
削除モジュール503は具体的に、アクセスポイントが先に第1のデータパケットを受信した場合、第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第2のデータパケットを削除し、
アクセスポイントが先に第2のデータパケットを受信した場合、第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第1のデータパケットを削除するように構成される。
次に、本願の実施例において、局またはアクセスポイントはさらに各データパケットに搬送された順番番号と周波数帯指示子に応じてどのデータパケットを削除するかを決定することができる。もし先に第1のデータパケットを受信した場合、第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第2のデータパケットを削除することができ、もし先に第2のデータパケットを受信した場合、第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第1のデータパケットを削除することができる。上記形態によると、局またはアクセスポイントが先に受信したデータパケットを優先に記憶し、その後に受信した重複するデータパケットを削除し、これにより、データの伝送効率を向上させて、局またはアクセスポイントがより早いデータを取得できる一方、周波数帯指示子と順番番号を用いて重複するデータパケットを正確に削除することで方式の信頼性を向上させることができる。
本願の実施例においてさらに他の局を提供し、例えば図19に示すように、説明の便宜を図るため、本願の実施例に関連する部分のみを示し、開示していない詳細な部分については本願の方法実施例の部分を参照されたい。この局は携帯電話、タブレットPC、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant:PDA)、販売端末(point of sales:POS)、車載パソコン等の任意の端末機器であることができ、局が携帯電話である場合を例にする。
図19は携帯電話の本願の実施例による端末に関連する部分の構造を示すブロック図である。図19を参照すると、携帯電話は、高周波(radio frequency:RF)回路610と、メモリ620と、入力ユニット630と、表示ユニット640と、センサー650と、オーディオ回路660と、ワイファイ(wireless fidelity:WiFi)モジュール670と、プロセッサ680と、電源690等の部品を含む。図19に示す携帯電話の構造が携帯電話を限定するものではなく、図示する部品よりさらに多いまたは少ない部品、または一部の部品の組み合わせ、または異なる部品配置を含むことも可能であることを当業者は理解できる。
以下、図19に関連して、携帯電話の各構成部品を具体的に説明する。
RF回路610は、情報の受送信または通話中の信号の受送信に用いられ、特に、基地局の下り情報を受信した後、プロセッサ680に転送して処理を行わせる。また、設計された上りのデータを基地局へ送信する。通常、RF回路610としては、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、トランシーバー、カプラー、低雑音増幅器(low noise amplifier:LNA)、デュプレクサ等を含むがこれに限定されることはない。また、RF回路610はさらに、無線通信とネットワークを介して他の機器と通信することができる。上記無線通信はいずれかの通信標準またはプロトコルを用いることができ、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system of mobile communication:GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service:GPRS)、符号分割多元接続(code division multiple access:CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access:WCDMA)、長期的進化(long term evolution:LTE)、新しい無線(New Radio:5G NR)、電子メール、メッセージサービス(short messaging service:SMS)等を含むがこれに限定されることはない。
メモリ620はソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶することができ、プロセッサ680はメモリ620に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで携帯電話の各種の機能アプリケーション及びデータ処理を行うことができる。メモリ620は主にプログラムの記憶領域とデータの記憶領域とを含み、ここで、プログラムの記憶領域にオペレーティング・システム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーション(例えば音声放送機能、画像放送機能等)等を記憶することができる。データの記録領域に携帯電話の使用に従って作成されるデータ(例えば音声データ、電話帳等)等を記憶することができる。また、メモリ620は高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、例えば少なくとも一つの磁気記憶装置、フラッシュ記憶装置等の不揮発性メモリまたは他の揮発性固体記憶装置をさらに含むこともできる。
入力ユニット630は、入力された数字または文字情報を受信し、及び携帯電話のユーザによる設定や機能制御に関連するキー信号の入力を発生することができる。あるいはまた、入力ユニット630は、タッチパネル631と他の入力機器632を含むことができる。タッチパネル631はタッチスクリーンとも呼ばれ、ユーザがその上または周辺で行ったタッチ操作(例えばユーザが指、スタイラス等のいずれかの適切な物体または部品でタッチパネル631上またはタッチパネル631の周辺で行った操作)を収集して、予め設定されたプログラムに従って対応する接続装置を駆動する。あるいはまた、タッチパネル631はタッチ検出装置とタッチコントローラとの二つの部分を含むことができる。ここで、タッチ検出装置がユーザによるタッチ方位を検出し、またタッチ操作による信号を検出して、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラはタッチ検出装置からタッチ情報を受信してタッチ点座標に変換してプロセッサ680に伝送し、また、プロセッサ680からの命令を受信して実行する。また、抵抗型、容量型、赤外線、表面弾性波等のさまざまなタイプでタッチパネル631を実現することができる。タッチパネル631以外、入力ユニット630は他の入力機器632をさらに含むこともできる。あるいはまた、他の入力機器632としては、物理キーボード、機能キー(例えば音量調節キー、スイッチキー等)、トラックボール、マウス、ジョイスティック等のうちの1種または複種類を含むがこれに限定されることはない。
表示ユニット640はユーザによって入力された情報またはユーザに提供する情報及び携帯電話の各種のメニューを表示することができる。表示ユニット640は表示パネル641を含むことができ、あるいはまた、液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode:OLED)等の形式で表示パネル641を配置することができる。さらに、タッチパネル631が表示パネル641を覆うこともでき、タッチパネル631によってその上または周辺でのタッチ操作が検出されると、タッチイベントのタイプを決定するようにプロセッサ680に伝送し、その後、プロセッサ680がタッチイベントのタイプに応じて表示パネル641上で対応する視覚出力を提供する。図19において、タッチパネル631と表示パネル641とを二つの独立した部品として携帯電話の入力と出力機能を実現しているが、一部の実施例において、タッチパネル631と表示パネル641とを集積して携帯電話の入力と出力機能を実現することもできる。
携帯電話はさらに、例えば光センサー、運動センサー及び他のセンサー等の少なくとも1種のセンサー650を含むことができる。あるいはまた、光センサーは環境光センサーと近接センサーを含むことができ、ここで、環境光センサーは環境光線の輝度に応じて表示パネル641の輝度を調節することができ、近接センサーは携帯電話が耳付近に移動されると、表示パネル641及び/またはバックライトをオフする。運動センサーの1種として、加速度センサーは各方向(一般的には三軸)で加速度の大きさを検出することができ、静止した場合は重力の大きさ及び方向を測定することができ、携帯電話の姿勢の応用(例えば横向きと縦向きの切り替え、関連ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動識別に関連する機能(例えば歩数計、叩き)等の識別に用いられることができる。携帯電話にさらにジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等の他のセンサーをさらに配置することもでき、ここでは詳細な説明を省略する。
オーディオ回路660、スピーカー661、マイクロフォン662は、ユーザと携帯電話との間の音声インタフェースを提供することができる。オーディオ回路660は、受信した音声データを変換して得た電気信号をスピーカー661に伝送し、スピーカー661によって声信号に変換して出力する。一方、マイクロフォン662は収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路660が受信して音声データに変換してから音声データをプロセッサ680に出力して処理させ、その後、RF回路610を介して、例えば他の携帯電話に送信し、または音声データをメモリ620に出力してさらに処理させる。
WiFiは、近距離無線伝送技術に属し、携帯電話はWiFiモジュール670を介して、ユーザによる電子メールの受送信、ウェブサイトの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセス等をサポートし、ユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供する。図19にWiFiモジュール670を示したが、携帯電話の不可欠な構成ではなく、ニーズに応じて出願の本質を変更しない範囲内で省略できることは言うまでもない。
プロセッサ680は、携帯電話の制御センサーで、各種のインタフェースと線路を介して携帯電話全体の各部分を接続し、メモリ620内に記憶されたソフトウェアプログラムと/またはモジュールを実行または実施し、メモリ620内に記憶されたデータを呼び出すことで、携帯電話の各種の機能と処理データを実施して、携帯電話に統合的なモニタリングを行う。あるいはまた、プロセッサ680は一つまたは複数の処理ユニットを含むことがdけいる。あるいはまた、プロセッサ680は応用プロセッサとモデムプロセッサを集積することができ、ここで、応用プロセッサは主にオペレーティング・システム、ユーザインタフェースとアプリケーション等を処理し、モデムプロセッサは主に無線通信を処理する。上記モデムプロセッサをプロセッサ680に集積しないこともできることは言うまでもない。
携帯電話はさらに、各部品で電力を供給する電源690(例えば電池)を含むことができ、あるいはまた、電源は電源管理システムを介してプロセッサ680にロジック接続されて、電源管理システムを介して、充放電の管理及び消費電力の管理等の機能を実現することができる。
図示しないが、携帯電話にはさらにカメラ、ブルートゥースモジュール等が含まれることができ、ここでは詳細な説明を省略する。
本願の実施例において、この端末に含まれるプロセッサ680はさらに以下の機能を有する。
アクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、
第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信し、
アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
あるいはまた、プロセッサ680はさらに、
アクセスポイントが局と第1の周波数帯での通信接続を確立するように、アクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信するステップと、
アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、アクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するステップと、を実行する。
あるいはまた、プロセッサ680はさらに、
第2のサブアクセスポイントにマルチ接続認証要求を送信するステップと、
第2のサブアクセスポイントから送信されたマルチ接続認証応答を受信するステップと、
第2のサブアクセスポイントにマルチ接続関連付け要求を送信するステップと、
第2のサブアクセスポイントから送信されたマルチ接続関連付け応答を受信するステップと、を実行し、ここで、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。
あるいはまた、プロセッサ680は具体的に、
アクセスポイントにマルチ接続確立要求を送信するステップと、
アクセスポイントから送信されたマルチ接続確立応答を受信するステップと、
アクセスポイントにマルチ接続確認要求を送信するステップと、
アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、アクセスポイントから送信されたマルチ接続確認応答を受信するステップと、を実行する。
あるいはまた、プロセッサ680は具体的に、
アクセスポイントから送信されたマルチ接続利用要求を受信するステップと(ここで、マルチ接続利用要求はアクセスポイントが目標業務に応じて生成したものであり、且つ目標業務はマルチ接続利用条件を満たし)、
アクセスポイントが局と第1の周波数帯での通信接続を確立するように、マルチ接続利用要求に応じてアクセスポイントに第1のマルチ接続要求を送信するステップと、
アクセスポイントが局と第2の周波数帯での通信接続を確立するように、マルチ接続利用要求に応じてアクセスポイントに第2のマルチ接続要求を送信するステップと、を実行する。
あるいはまた、プロセッサ680はさらに、
アクセスポイントから送信された第3のデータパケットを第1の周波数帯で受信するステップと(ここで、第3のデータパケットで第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子が搬送され、ここで、第3の順番番号は第3のデータパケットの出現順位を指示し、第1の周波数帯指示子は第1の周波数帯を指示し)、
アクセスポイントから送信された第4のデータパケットを第2の周波数帯で受信するステップと(ここで、第4のデータパケットと第3のデータパケットは同一の業務データを伝送し、第4の順番番号は第4のデータパケットの出現順位を指示し、第2の周波数帯指示子は第2の周波数帯を指示し)、
データ伝送状況に応じて第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除するステップと、を実行する。
あるいはまた、プロセッサ680は具体的に、
局が先に第3のデータパケットを受信すると、第4の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第4のデータパケットを削除するステップと、
局が先に第4のデータパケットを受信すると、第3の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第3のデータパケットを削除するステップと、を実行する。
図20は本願の実施例によるアクセスポイントの構造を示す図であり、このアクセスポイント700は配置または性能の違いにより比較的に大きい差異があり、一つまたはその以上の中央処理装置(central processing units:CPU)722(例えば、一つまたはその以上のプロセッサ)及びメモリ732と、一つまたはその以上のアプリケーション742またはデータ744を記憶するための記憶媒体730(例えば、一つまたはその以上のUSBマスストレージ)を含むことができる。ここで、メモリ732と記憶媒体730は一時記憶または永久記憶であることができる。記憶媒体730に記憶されるプログラムは、一つまたはその以上のモジュール(未図示)を含むことができ、各モジュールはアクセスポイントに対する一連の命令操作を含むことができる。あるいはまた、中央処理装置722は記憶媒体730と通信して、アクセスポイント700にて記憶媒体730における一連の命令操作を実行するように構成されることができる。
アクセスポイント700はさらに一つまたはその以上の電源726と、一つまたはその以上の有線または無線ネットワークインタフェース750と、一つまたはその以上の入出力インターフェース758及び/または、例えばWindows Server、Mac OS、Unix、Linux、FreeBSD等等の一つまたはその以上のオペレーティング・システム741とを含むことができる。
上記実施例において、アクセスポイントによって実行されるステップは、当該図20に示すアクセスポイントの構造に基づくものであることができる。
本願の実施例において、このアクセスポイントに含まれるCPU722はさらに以下の機能を有する:
局との間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、
局から送信された第1のデータパケットを第1の周波数帯で受信し、
局から送信された第2のデータパケットを第2の周波数帯で受信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送し、
データ伝送状況に応じて、第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除する。
あるいはまた、CPU722は具体的に、
局から送信された第1のマルチ接続要求を受信するステップと、
第1のマルチ接続要求に応じて局と第1の周波数帯での通信接続を確立するステップと、
局から送信された第2のマルチ接続要求を受信するステップと、
第2のマルチ接続要求に応じて局と第2の周波数帯での通信接続を確立するステップと、を実行する。
あるいはまた、CPU722はさらに、
第2のサブアクセスポイントを介して局から送信されたマルチ接続認証要求を受信するステップと、
第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続認証応答を送信するステップと、
第2のサブアクセスポイントを介して局から送信されたマルチ接続関連付け要求を受信するステップと、
第2のサブアクセスポイントを介して局にマルチ接続関連付け応答を送信するステップと、を実行し、ここで、マルチ接続関連付け応答は第1の周波数帯と第2の周波数帯を関連付けるためのものである。
あるいはまた、CPU722は具体的に、
局から送信されたマルチ接続確立要求を受信するステップと、
局にマルチ接続確立応答を送信するステップと、
局から送信されたマルチ接続確認要求を受信するステップと、
局にマルチ接続確認応答に送信するステップと、を実行する。
あるいはまた、CPU722は具体的に、
目標業務が検出されると、局にマルチ接続利用要求を送信するステップと(ここで、目標業務はマルチ接続利用条件を満たし)、
局がマルチ接続利用要求に応じて送信した第1のマルチ接続要求を受信するステップと、
第1のマルチ接続要求に応じて局と第1の周波数帯での通信接続を確立するステップと、
局がマルチ接続利用要求に応じて送信した第2のマルチ接続要求を受信するステップと、
第2のマルチ接続要求に応じて局と第2の周波数帯での通信接続を確立するステップと、を実行する。
あるいはまた、CPU722はさらに、
第1の周波数帯で局に第3のデータパケットを送信するステップと、
局がデータ伝送状況に応じて第3のデータパケットまたは第4のデータパケットを削除するように、第2の周波数帯で局に第4のデータパケットを送信するステップと、を実行し、ここで、第4のデータパケットと第3のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
あるいはまた、CPU722は具体的に、
アクセスポイントが先に第1のデータパケットを受信した場合、第2の順番番号及び第2の周波数帯指示子に応じて第2のデータパケットを削除するステップと、
アクセスポイントが先に第2のデータパケットを受信した場合、第1の順番番号及び第1の周波数帯指示子に応じて第1のデータパケットを削除するステップと、を実行する。
図21を参照すると、図21は本願の実施例におけるデータ伝送システムの実施例を示す図であり、図面に示すように、本願の実施例におけるデータ伝送システムの一実施例は局801と、アクセスポイント802とを含む。
本実施例において、局801とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局が第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信し、局が第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信し、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。
本願の実施例において、データ伝送システムを提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局は第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもでき、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複するデータパケットのうちのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。
上記実施例において、全部または一部をソフトウェア、ハードウェア、ファームウェアまたはこれらの任意の組み合わせによって実現することができる。ソフトウェアで実現する場合、全部または一部をコンピュータープログラム製品の形態で実現することができる。
前記コンピュータープログラム製品は一つまたは複数のコンピューター命令を含む。前記コンピュータープログラム命令をコンピューターにアップロードして実行する場合、本願の実施例に記載のプロセスまたは機能の全部または一部を発生する。前記コンピューターは、汎用コンピューター、専用コンピューター、コンピューターネットワーク、または他のプログラム可能な装置であることができる。前記コンピューター命令はコンピューター読取可能な記憶媒体に記憶され、または一つのコンピューター読取可能な記憶媒体から他のコンピューター読取可能な記憶媒体に伝送されることができ、例えば、前記コンピューター命令は一つのウェブサイト、コンピューター、サーバまたはデータセンターから、有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線)または無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波等)方式を介して、他のウェブサイト、コンピューター、サーバまたはデータセンターに伝送されることができる。前記コンピューター読取可能な記憶媒体は、コンピューターが記憶可能ないずれかの利用可能な媒体、または一つまたは複数の利用可能な媒体の集積を含むサーバ、データセンター等のデータ記憶装置であることができる。前記利用可能な媒体は磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えばソリッドステートドライブ)等であることができる。
説明の便宜や簡略化を図るために、上記説明したシステム、装置とユニットの具体的な作動フローについては上述した方法実施例における対応するプロセスを参照することができることを当業者は理解でき、ここでは詳細な説明を省略する。
本願による幾つかの実施例において開示したシステム、装置と方法を他の形態で実現することも可能であることは理解できることでる。例えば、上述した装置実施例は例示的なものにすぎず、例えば、前記ユニットの区画はロジック機能の区画であり、実際に実現する場合には他の区画形態であることも可能であり、例えば複数のユニットまたは部品を他のシステムに結合または集積するか、または一部の特徴を無視するかまたは実行しないこともできる。一方、表示または検討した相互間の結合または直接結合または通信接続は、インタフェース、装置またはユニットを介して間接的な結合または通信接続であることも可能であり、電気的、機械的または他の形式の接続であることも可能である。
上述した分離部品として説明したユニットは物理的に分離したものであることができ、物理的に分離していないものであることも可能であり、ユニットとして表す部品は物理ユニットであることができ、物理ユニットではないこともでき、つまり、一つの箇所に位置することができ、複数のネットワークユニットに分布されることもできる。実際の需要に応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案を実現する目的を実現することができる。
そして、本願の各実施例における各機能ユニットを一つの処理ユニットに集積することができ、各ユニットが物理的に独立したものであることも可能であり、二つ又はその以上のユニットを一つのユニットに集積することもできる。上記集積されたユニットをハードウェアの形態で実現でき、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現することもできる。
上記集積されたユニットをソフトウェア機能ユニットの形態で実現して独立製品として販売したり使用したりする場合、上記コンピューター読取可能な記憶媒体に記憶することができる。従って、本願の技術案の実質又は既存技術に対する貢献のある部分又は該技術案の全部又は一部をソフトウェア製品の形態で実現することができ、このコンピューターソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピューター機器(パーソナルコンピューター、サーバ又はネットワーク機器等)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させる複数の命令を含むことができる。上述した記憶媒体は、USB、モバイルハードドライブ、読み出し専用メモリ(read-only memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能なさまざまな媒体を含む。
以上に記載のように、以上の実施例は本願の技術案を限定するものではなく、本願の技術案を説明するためのものである。上記実施例を参照して本願を詳しく説明したが、上記各実施例に記載の技術案を修正することができ、またはその中の一部の特徴を同等置換することができるが、対応する技術案の実質がこれらの修正または置換によって本願の各実施例の技術案の思想や範囲を離脱することがないことを当業者は理解できる。
本願はデータ伝送方法を提供し、まず局とアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、ここで、マルチ接続は少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するようにアクセスポイントに指示し、第1の周波数帯と第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、その後、アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて第1のデータパケットまたは第2のデータパケットを削除するように、局は第1の周波数帯でアクセスポイントに第1のデータパケットを送信することができ、第2の周波数帯でアクセスポイントに第2のデータパケットを送信することもでき、ここで、第2のデータパケットと第1のデータパケットは同一の業務データを伝送する。上記形態によると、局が異なる周波数帯を介してアクセスポイントに同一のデータパケットを送信し、アクセスポイントによりデータ伝送状況に応じて重複するデータパケットのうちのどれを削除するかを決定することで、局とアクセスポイントとの間のネットワークの安定性を向上させ、瞬時的な極めて高い遅延によるデータパケットの遅延またはロスを回避して、ネットワークの信頼性を高める。

Claims (4)

  1. アクセスポイントと局との間でマルチ接続を確立するステップであって、前記マルチ接続は、前記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、ステップと、
    前記アクセスポイントが前記第1の周波数帯で前記局から送信された第1のデータパケットを受信するステップと、
    前記アクセスポイントが前記第2の周波数帯で前記局から送信された第2のデータパケットを受信するステップであって、前記第2のデータパケットは、前記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、ステップと、
    前記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて前記第1のデータパケットまたは前記第2のデータパケットを削除するステップであって、前記第1のデータパケットの出現順位、前記第2のデータパケットの出現順位、及び前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯に対する再送制御のためのブロックackに従って、各周波数帯で受信した複数のデータパケットのうち1つ以上の重複したデータパケットを削除するステップと、を含むデータ伝送方法。
  2. 局との間でマルチ接続を確立するように構成されるモジュールであって、前記マルチ接続は、アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、確立モジュールと、
    前記第1の周波数帯で前記局から送信された第1のデータパケットを受信するように構成され、更に、前記第2の周波数帯で前記局から送信された第2のデータパケットを受信するように構成されるモジュールであって、前記第2のデータパケットは、前記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、受信モジュールと、
    データ伝送状況に応じて前記受信モジュールにより受信された前記第1のデータパケットまたは前記第2のデータパケットを削除するように構成される削除モジュールであって、前記第1のデータパケットの出現順位、前記第2のデータパケットの出現順位、及び前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯に対する再送制御のためのブロックackに従って、各周波数帯で受信した複数のデータパケットのうち1つ以上の重複したデータパケットを削除する削除モジュールと、
    を含むアクセスポイント。
  3. メモリと、送受信機と、プロセッサと、を含むアクセスポイントであって、
    前記メモリにプログラムが記憶され、
    前記メモリ中のプログラムは、
    前記プロセッサが、局との間でマルチ接続を確立するステップであって、前記マルチ接続は、前記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯である、ステップと、
    前記送受信機が、前記第1の周波数帯で前記局から送信された第1のデータパケットを受信するステップと、
    前記送受信機が、前記第2の周波数帯で前記局から送信された第2のデータパケットを受信するステップであって、前記第2のデータパケットは、前記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものである、ステップと、
    前記プロセッサが、データ伝送状況に応じて前記第1のデータパケットまたは前記第2のデータパケットを削除するステップであって、前記第1のデータパケットの出現順位、前記第2のデータパケットの出現順位、及び前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯に対する再送制御のためのブロックackに従って、各周波数帯で受信した複数のデータパケットのうち1つ以上の重複したデータパケットを削除するステップと、を実行することを引き起こすアクセスポイント。
  4. 局とアクセスポイントとを含むデータ伝送システムであって、
    前記局がアクセスポイントとの間でマルチ接続を確立し、前記マルチ接続は、前記アクセスポイントに少なくとも第1の周波数帯と第2の周波数帯を提供するように指示するためのものであり、前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯は異なる二つの周波数帯であり、
    前記局が前記第1の周波数帯で前記アクセスポイントに第1のデータパケットを送信し、
    前記局が前記第2の周波数帯で前記アクセスポイントに第2のデータパケットを送信し、
    前記アクセスポイントがデータ伝送状況に応じて前記第1のデータパケットまたは前記第2のデータパケットを削除し、前記第2のデータパケットは、前記第1のデータパケットと同一の業務データを伝送するためのものであり、前記第1のデータパケットの出現順位、前記第2のデータパケットの出現順位、及び前記第1の周波数帯と前記第2の周波数帯に対する再送制御のためのブロックackに従って、各周波数帯で受信した複数のデータパケットのうち1つ以上の重複したデータパケットを削除する、データ伝送システム。
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