JP7260883B2 - ロボット関節駆動用動力伝達システム - Google Patents

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Description

本発明は手術用ロボットに関し、より詳細には、ロボット関節駆動用動力伝達システムに関する。
最近産業界、医療界などの多様な分野でロボットの適用範囲が広くなるにつれて、多様なアクチュエーション方式が開発されている。ロボットの関節にアクチュエータを直接取り付けること以外にも、ベルト、チェーン、ワイヤーなどの多様な方法で動力を伝達している。
このようなアクチュエーション方式の中で最も簡単な方法は、リンク構造にアクチュエータを直接取り付ける方法であるが、アクチュエータ自らの重量が非常に重い短所がある。
これを補完するために、アクチュエータは底に固定し、柔軟な二つのケーブルを利用して力を伝達するダブルインプットケーブル駆動方法が提案された。
しかし、このような従来のケーブル駆動方法は、二つのモータがすべてケーブルを引っ張る場合にのみ駆動する方式であるため、対象物に駆動力を伝達するためには一つのモータが二つのケーブルであるマスターケーブルおよびスレーブケーブルをすべて引っ張り得る力を提供しなければならない。
これに伴い、駆動時にそれぞれのモータは非常に大きな力でマスターケーブルを引っ張らなければならないため、大きな出力を有するモータが要求され、精密度が劣る問題がある。
併せて、従来の駆動方式の場合、マスターケーブルはモータによって直接引っ張られる力が加えられるため大きな問題はないが、マスターケーブルで加えられる力によって駆動されるスレーブケーブルは、シースに挿入されずに外部に露出した部分が弛んで曲がったり、バックラッシュが大きく発生して精密度を阻害したりする問題がある。
したがって、スレーブケーブルが弛んで曲がることがなく、かつバックラッシュを減少させ得る方法が要求される。
また、このようなケーブルは身体の部位を通じて挿入されるため、患者の感染を予防するために再活用されない使い捨てとして使われる。ケーブルは使われた後に駆動装置から分離された後、新しいケーブルに取り替えなければならないが、ケーブルを再び駆動装置に結合しなければならない不都合な点がある。
本発明は前記のような問題点を解決するためのものであり、スレーブケーブルの動きを制御して動力伝達量を増加させることができ、制御精密度を高め得るロボット関節駆動用動力伝達システムを提供することにその目的がある。
また、使い捨てとして使われるケーブルを便利に取り替え得るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムを提供しようとする。
本発明の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
前記課題を解決するために、本発明の実施例に係るロボットの関節を駆動するためのシステムであって、第1駆動ユニットおよび第2駆動ユニットを含む駆動部;所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成される第1シース、前記第1シースに挿入され、一端が前記ロボットの関節に固定され、他端が前記第1駆動ユニットに連結される第1ワイヤーを含む第1力伝達部;および所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成される第2シース、前記第2シースに挿入され、一端が前記ロボットの関節に固定され、他端が前記第2駆動ユニットに連結される第2ワイヤーを含む第2力伝達部;を含み、前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤー側に第1方向に力を提供する場合、前記第2駆動ユニットは前記第2ワイヤー側に前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供するロボット関節駆動用動力伝達システムを提供することができる。
前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を加える場合、前記第2駆動ユニットは前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供することができ、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを引っ張る方向に前記第2ワイヤーに力を加える場合、前記第1駆動ユニットは前記第1ワイヤーを押す方向に前記第1ワイヤーに力を提供すること
ができる。
前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤー側に提供する力の大きさは前記第2ワイヤーおよび第2シースの間で発生する摩擦力により調整され得る。
前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤー側に提供する最大力の大きさは前記第2ワイヤーおよび第2シースの間で発生する摩擦力と同一の大きさであり得る。
前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤー側に提供する力の大きさは前記第1ワイヤーおよび第1シースの間で発生する摩擦力と前記ロボット関節自体を動かす力を足した大きさと同一の大きさであり得る。
前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、前記第1シースの端部から外側に引き出される第1ワイヤーの引き出し長さは、前記第2シースの端部から前記第2シースの内部側で引き込まれる第2ワイヤーの引き込み長さより相対的にさらに長い長さであり得る。
前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、前記第2シースの全体の長さのうち、前記第2ワイヤーが引き込まれる前記第2シースの端部を含む一部の長さは前記第2ワイヤーとともに流動が防止された状態であり得る。
また、ロボットの関節を駆動するためのケーブル伝達方法として、一端がロボットの関節に固定され、第1シースに挿入された第1ワイヤーの他端部が連結されて前記第1ワイヤーを前記第1シースの長さ方向に沿って引っ張ったり押す力を提供する第1駆動ユニットと、一端が前記ロボットの関節に固定され、第2シースに挿入された第2ワイヤーの他端部が連結されて前記第2ワイヤーを前記第2シースの長さ方向に沿って引っ張ったり押す力を提供する第2駆動ユニットを含み、前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤー側に第1方向に力を提供する場合、前記第2駆動ユニットは前記第2ワイヤー側に前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供するロボット関節駆動用伝達方法を提供することができる。
前記ロボット関節駆動用動力伝達システムは、ボディ部;その一端が前記ボディ部に固定され、その他端が前記第1駆動ユニットに固定され、前記第1ワイヤーの他端を囲む第1弾性部;およびその一端が前記ボディ部に固定され、その他端が前記第2駆動ユニットに固定され、前記第2ワイヤーの他端を囲む第2弾性部;をさらに含み、前記第1駆動ユニットと前記第2駆動ユニットは線形移動され得る。
前記ロボット関節駆動用動力伝達システムは、前記ボディ部に配置される制御部をさらに含み、前記制御部は前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーに第1方向に力を提供するように前記第1駆動ユニットを制御し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーに前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供するように前記第2駆動ユニットを制御することができる。
前記ボディ部の一側には、前記第1ワイヤーが貫通する第1ワイヤーホールと前記第2ワイヤーが貫通する第2ワイヤーホールが形成され得る。
前記第1駆動ユニットは、駆動力を発生する第1駆動モータ;および前記第1駆動モータの駆動力の提供を受けて線形移動する第1移動部を含み、前記第2駆動ユニットは、駆動力を発生する第2駆動モータ;および前記第2駆動モータの駆動力の提供を受けて線形移動する第2移動部を含むことができる。
前記ボディ部は、前記第1移動部をガイドする第1ガイドホール;および前記第2移動部をガイドする第2ガイドホールを有することができる。
前記第1弾性部と前記第2弾性部は前記第1方向に力が提供されて収縮し、前記第2方向に力が提供されて伸長し得る。
また、本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムは、ロボットの関節を駆動するための動力伝達システムであって、ハウジング;前記ハウジングの内部に配置され、線形移動する第1駆動部;および前記ハウジングの内部に挿入されるカートリッジ;を含み、前記カートリッジは、ケース;前記ケースに収容され、前記第1駆動部に連結されて線形移動する移動部;所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成されるシース、前記シースに挿入され、その一端が前記ロボットの関節に固定され、その他端が前記移動部に固定され、前記ケースを貫通するワイヤーを含む力伝達部;およびその一端が前記ケースに固定され、その他端が前記移動部に固定され、前記ワイヤーを囲む弾性部を含み、前記カートリッジは前記ハウジングに着脱可能に結合され得る。
前記第1駆動部が前記移動部に連結または分離されるように前記第1駆動部を移動させる第2駆動部をさらに含むことができる。
前記第1駆動部は、前記ハウジングの内部で移動可能な駆動ボディ部;前記駆動ボディ部に配置される第1モータ;前記第1モータと連結され、前記第1モータの駆動力によって線形移動し、前記移動部と着脱可能に結合される着脱部を含むことができる。
前記第2駆動部は、前記ハウジングに配置される第2モータ;および前記第2モータに連結され、前記第2モータの駆動力によって線形移動する連結部を含むことができる。
前記着脱部は前記着脱部の外側面から突出する突起を含み、前記移動部は前記着脱部の前記突起が挿入される着脱溝を有することができる。
前記カートリッジは前記力伝達部が通過するホールを有することができる。
前記ケースは前記移動部の移動をガイドするガイドホールを有することができる。
前記弾性部は第1方向に沿って伸長し、前記第1方向と反対方向である前記第2方向に沿って収縮することができる。
本発明の実施例によると、駆動ユニットがスレーブケーブル側に駆動力を提供してスレーブケーブルで発生する摩擦力を相殺させることによって、マスターケーブル側に小さい大きさの駆動力を提供しても従来と同等水準以上の動力伝達量を具現することができる。
また、本発明の実施例によると、スレーブケーブル側に発生する摩擦力の相殺を通じてスレーブケーブルでのバックラッシュを減少させるか防止することによって、制御精密度を高め得る長所がある。
また、ケーブルを含んだカートリッジがハウジングで着脱可能に結合されるため、手術で使われたケーブルを容易に取り替えることができる。
また、従来のケーブルを駆動装置に連結する過程で感染の危険が存在することに比べて、カートリッジをハウジングに挿入することでケーブルが駆動されるため、手術用ロボット駆動装置の衛生管理が改善される。
本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムを示した概略図である。 図1の作動状態図である。 図2で「A」部分の拡大図である。 図1で駆動ユニットからワイヤー側に押す力が過度に提供される場合を示した作動状態図である。 本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムで駆動ユニットとして採用され得るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置を示した図面である。 図5で主要構成が分離された状態を示した図面である。 図6を他の方向から見た図面である。 図6でワイヤーがローラに巻かれた状態を示した部分断面図である。 図8でモータがワイヤーを引っ張る場合を示した作動状態図である。 図8でモータがワイヤーを押す場合を示した作動状態図である。 本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムが内視鏡手術システムに適用された状態を示した概略図である。 本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムを概略的に示す図面である。 図12の作動状態図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムを示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの構成を概略的に示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの構成を概略的に示す正面図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムの構成を概略的に示す平面図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムの構成を概略的に示す側面図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムのカートリッジを示す斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムのカートリッジを示す側面図である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムのカートリッジの構成を概略的に示す図面である。 本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの第1駆動部を示す側面図である。
100:ロボット関節駆動用動力伝達システム
110a:第1駆動ユニット
112a:第1駆動モータ
114a:第1ローラ
110b:第2駆動ユニット
112b:第2駆動モータ
114b:第2ローラ
120:第1力伝達部
121:第1シース
122:第1ワイヤー
130:第2力伝達部
131:第2シース
132:第2ワイヤー
140:制御部
150:シースホルダー
160:ワイヤーホルダー
200、200a、200b:ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置
210:本体
212:配置孔
220:駆動モータ
230:駆動ローラ
232:第1収容溝
234:装着溝
240:荷重測定部
242:第2収容溝
250:蓋
251:蓋面
252:ガイド溝
252a:第1ガイド溝
252b:第2ガイド溝
300:ロボット関節駆動用動力伝達システム
310:ボディ部
361:第1駆動ユニット
371:第2駆動ユニット
320:第1力伝達部
321:第1シース
322:第1ワイヤー
330:第2力伝達部
331:第2シース
332:第2ワイヤー
340:第1弾性部
350:第2弾性部
400:ロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システム
410:ハウジング
420:第1駆動部
430:カートリッジ
以下では、添付された図面を参照して多様な実施例をより詳細に説明する。本発明に係る実施例は多様に変形され得る。特定の実施例が図面で描写されて詳細な説明で詳しく説明され得る。しかし、添付された図面に開示された特定の実施例は、多様な実施例を容易に理解させるための物見過ぎない。したがって、添付された図面に開示された特定の実施例によって技術的思想が制限されるものではなく、発明の思想および技術範囲に含まれるすべての均等物または代替物を含むものと理解されるべきである。
第1、第2等のように序数を含む用語は多様な構成要素の説明に使われ得るが、このような構成要素は前述した用語によって限定されはしない。前述した用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。
本発明の実施例で、「含む」または「有する」等の用語は、本発明の実施例に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたりまたは接続されていたりしてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいものと理解されるべきである。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
一方、本発明の実施例で使われる構成要素に対する「モジュール」または「部」は少なくとも一つの機能または動作を遂行する。そして、「モジュール」または「部」はハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって機能または動作を遂行できる。また、特定のハードウェアで遂行されなければならないか少なくとも一つのプロセッサで遂行される「モジュール」または「部」を除いた複数の「モジュール」または複数の「部」は、少なくとも一つのモジュールで統合されてもよい。単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
その他にも、本発明の実施例の説明において、関連した公知の機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合、それに対する詳細な説明は縮約または省略する。
本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、ダブルインプット(double input)シース-テンドン動力伝達メカニズムを具現するためのものであり、図1および図2に図示された通り、駆動部、第1力伝達部120および第2力伝達部130を含む。
すなわち、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、前記駆動部が第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bを含むことができ、前記第1駆動ユニット110aは前記第1力伝達部120と直接連結されて前記第1力伝達部120に駆動力を提供する一方、前記第2駆動ユニット110bは前記第2力伝達部130と直接連結されて前記第2力伝達部130に駆動力を提供することができる。
本発明において、前記第1力伝達部120および第2力伝達部130はテンドンがシースの内部で長さ方向に沿って移動され得るように前記シースの内部に挿入されるシース-テンドンメカニズムが採用され得る。
すなわち、前記第1力伝達部120は所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成される第1シース121と、前記第1シース121に挿入される第1ワイヤー122を含むことができる。このような場合、前記第1ワイヤー122は両端部が前記第1シース121の外部に露出するように前記第1シース121に挿入され得、外部に露出した第1ワイヤー122の両端部のうち一端部は制御対象物10に固定され得、他端部は前記第1駆動ユニット110aに固定され得る。
同様に、前記第2力伝達部130は所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成される第2シース131と、前記第2シース131に挿入される第2ワイヤー132を含むことができる。このような場合、前記第2ワイヤー132は両端部が前記第2シース131の外部に露出するように前記第2シース131に挿入され得、外部に露出した第2ワイヤー132の両端部のうち一端部は前記制御対象物10に固定され得、他端部は前記第2駆動ユニット110bに固定され得る。
また、前記第1駆動ユニット110aは第1駆動モータ112と前記第1駆動モータ112aに回転可能に結合された第1ローラ114aを含むことができ、前記第1ワイヤー122は一端部が前記第1ローラ114aに固定結合され得る。
これと類似するように、前記第2駆動ユニット110bは第2駆動モータ112bと前記第2駆動モータ112bに回転可能に結合された第2ローラ114bを含むことができ、前記第2ワイヤー132は一端部が前記第2ローラ114bに固定結合され得る。
本発明において、前記制御対象物10はロボットの駆動関節であり得、前記ロボットの駆動関節はロボットアームでロボットの指またはロボットの手首を駆動するための駆動関節であり得る。また、前記第1シース121および第2シース131は前記第1ワイヤー122および第2ワイヤー132にかかる張力に耐えながら、全体の形状を維持するとともに柔軟性を有するように金属材質からなるコイル状のチューブであり得る。しかし、前記第1シース121および第2シース131の形状および材質はこれに限定されず、公知のシース-テンドンメカニズムでシースとして採用される形状および材質がすべて適用され得る。
併せて、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bの全般的な動作を制御するための制御部140をさらに含むことができ、前記制御部140は使用者の入力信号に基づいて前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bの駆動を制御することができる。併せて、前記制御部140は使用者の入力信号に基づいて前記第1駆動ユニット110aから前記第1ワイヤー122に提供される力の大きさと前記第2駆動ユニット110bから前記第2ワイヤー132に提供される力の大きさを制御することができる。
このように、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、第1ワイヤー122の端部が第1駆動ユニット110aに連結された第1力伝達部120と第2ワイヤー132の端部が第2駆動ユニット110bに連結された第2力伝達部130が制御対象物10を媒介として相互に連結され得、前記制御部140の制御を通じて前記第1駆動ユニット110aから前記第1ワイヤー122側に駆動力が提供されたり前記第2駆動ユニット110bから前記第2ワイヤー132側に駆動力が提供される場合、前記第1ワイヤー122および第2ワイヤー132が第1シース121および第2シース131の内部で長さ方向に沿って動くことができる。これを通じて、前記制御対象物10は使用者が目的とする位置に回転したり動くことができる。
この時、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、従来のダブルインプットシース-テンドンメカニズムとは異なって、前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bが前記第1力伝達部120および第2力伝達部130側に同時に駆動力を提供することができ、前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bから前記第1力伝達部120および第2力伝達部130側に提供される駆動力の大きさは前記制御部140を通じて制御され得る。
すなわち、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、図2および図3に図示された通り、前記第1駆動ユニット110aが前記第1ワイヤー122側に第1方向に力を提供する場合、前記第2駆動ユニット110bは前記第2ワイヤー132側に前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供することができる。
これと類似するように、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に第1方向に力を提供する場合、前記第1駆動ユニット110aは前記第1ワイヤー122側に前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供することができる。
本発明において、前記第1方向は前記第1駆動ユニット110aが第1ワイヤー122を引っ張る力の方向または前記第2駆動ユニット110bが第2ワイヤー132を引っ張る力の方向と定義し、前記第2方向は前記第1駆動ユニット110aが第1ワイヤー122を押す力の方向または前記第2駆動ユニット110bが第2ワイヤー132を押す力の方向と定義する。
併せて、前記第1ワイヤー122および第2ワイヤー132は、前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bから提供される力の方向によってマスターケーブルの役割とスレーブケーブルの役割が相互に転換され得る。
すなわち、前記第1ワイヤー122が第1方向に移動し、前記第2ワイヤー132が第2方向に移動する場合、前記第1ワイヤー122はマスターケーブルの役割であり得、前記第2ワイヤー132はスレーブケーブルの役割であり得る。その反対に、前記第1ワイヤー122が第2方向に移動し、前記第2ワイヤー132が第1方向に移動する場合、前記第2ワイヤー132はマスターケーブルの役割であり得、前記第1ワイヤー122はスレーブケーブルの役割であり得る。
具体的には、前記第1駆動ユニット110aが前記第1ワイヤー122に第1方向に力T1を提供する場合、前記第2駆動ユニット110bは前記第2ワイヤー132に第2方向に力T2を提供することができる。これを通じて、前記第1ワイヤー122の端部および第2ワイヤー132の端部がそれぞれ連結された制御対象物10は図2に図示された通り、前記第1方向側に回転することができる。
これとは反対に、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132に第1方向の力を提供する場合、前記第1駆動ユニット110aは前記第1ワイヤー122に第2方向の力を提供することができる。これを通じて、前記第1ワイヤー122の端部および第2ワイヤー132の端部がそれぞれ連結された制御対象物10は前記第2方向側に回転することができる。
すなわち、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、第1ワイヤー122および第2ワイヤー132のうちマスターケーブルの役割を遂行するいずれか一つのワイヤー側にワイヤーを引っ張る第1方向への力T1を提供する場合、スレーブケーブルの役割を遂行する残りのワイヤー側にワイヤーを押す第2方向への力T2を提供することができる。
換言すると、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、マスターケーブルの役割を遂行するワイヤー側に駆動ユニットを通じて引っ張る力T1を提供すると共に、スレーブケーブルの役割を遂行するワイヤー側に駆動ユニットを通じて能動的に押す力T2を提供することによって、スレーブケーブルの役割を遂行するワイヤーがシースの内部で移動する過程でシースとの接触を通じて発生する摩擦力T3を補償することができる。
これによって、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、マスターケーブルの役割を遂行するワイヤーを少ない力で引っ張っても、前記制御対象物10の動きを目的とする位置に変更することができる。
以下では説明の便宜上、前記第1ワイヤー122が制御対象物10の動きを主管するマスターケーブルの役割を遂行し、前記第2ワイヤー132がスレーブケーブルの役割を遂行する過程を一例として説明することにし、前記第2ワイヤー132が制御対象物10の動きを主管するマスターケーブルの役割を遂行し、前記第1ワイヤー122がスレーブケーブルの役割を遂行する反対の場合は、前記第1ワイヤー122に提供される力の方向と前記第2ワイヤー132に提供される力の方向および力の大きさのみが互いに転換されるだけであり、それ以外は同一であるため、詳細な説明は省略することにする。
具体的には、図2および図3に図示された通り、前記第1駆動ユニット110aが前記第1ワイヤー122に第1方向の力T1を提供する場合、前記第2駆動ユニット110bは前記第2ワイヤー132側に第2方向の力T2を提供することができる。
このような場合、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に提供する第2方向への力T2の大きさは、前記第2ワイヤー132が第2シース131の長さ方向に沿って前記制御対象物10側に移動する過程で前記第2ワイヤー132および第2シース131の間で発生する摩擦力T3に基づいて設定され得る。
好ましくは、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に提供する第2方向への力T2の大きさは、前記第2ワイヤー132が第2シース131の長さ方向に沿って前記制御対象物10側に移動する過程で前記第2ワイヤー132および第2シース131の間で発生する摩擦力T3と同等の大きさで提供され得る。
これを通じて、前記第1駆動ユニット110aが前記第1ワイヤー122側に提供する第1方向への力T1の大きさが、前記第1ワイヤー122が第1シース121の長さ方向に沿って前記第1駆動ユニット110a側に移動する過程で、前記第1ワイヤー122および第1シース121の間で発生する摩擦力T11と前記制御対象物10自体を動かすための力T12の大きさを足した大きさと同等であれば、前記制御対象物10は作業者が目的とする位置に変更され得る。
この時、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に提供する第2方向への力T2の最大の大きさは、前記第2ワイヤー132が第2シース131の長さ方向に沿って前記制御対象物10側に移動する過程で、前記第2ワイヤー132および第2シース131の間で発生する摩擦力T3と同等な大きさであり得る。また、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に提供する第2方向への力T2の最大の大きさは、前記第1駆動ユニット110aが前記第1ワイヤー122側に提供する第1方向への力T1の大きさよりは小さくてもよい。
これは、図4に図示された通り、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に提供する第2方向への力T2の最大の大きさが前記第2ワイヤー132および第2シース131の間で発生する摩擦力T3より大きいのであれば、前記制御対象物10に連結され前記第2シース131の端部から露出した第2ワイヤー132部分が弛んで曲がり得、前記第1ワイヤー122を引っ張る力T1が除去される場合、前記第2ワイヤー132側にバックラッシュが発生し得るためである。
一方、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、スレーブケーブルの役割を遂行するワイヤー側に押す力を提供する場合、前記ワイヤーが弛まずにシースの内部に円滑に移動できるように前記シースの端部が前記駆動ユニット110a、110b側に固定され得る。
一例として、前記第1駆動ユニット110aが前記第1ワイヤー122に第1方向の力を提供し、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に第2方向の力を同時に提供する場合、前記第2シース131は全体の長さのうち、前記第2ワイヤー132が引き込まれる端部を含む一部の長さBは前記第2ワイヤー132とともに流動が防止された状態であり得る。
非制限的な一例として、前記第2シース131は全体の長さのうち、前記第2ワイヤー132が引き込まれる端部を含む一部の長さBが前記第2駆動ユニット110b側に長さ方向と平行な方向に形成されたガイド溝252に挿入された状態で固定され得、前記ガイド溝252は前記第2シース131の一部の長さBとともに外部に露出する第2ワイヤー132の一部が装着するように形成され得る(図8参照)。
これを通じて、前記第2駆動ユニット110bが前記第2ワイヤー132側に第2方向への力を提供する場合、前記第2シース131の端部から外部に露出した第2ワイヤー132の一部の長さは前記ガイド溝252に沿って直ぐに第2シース131側に移動され得ることによって、前記第2シース131の端部側に第2ワイヤー132が弛むことを未然に防止することができる。
このように本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100は、駆動ユニットを通じてスレーブケーブルの役割を遂行するワイヤー側にワイヤーを能動的に押す駆動力を提供してスレーブケーブルの役割を遂行するワイヤーとシースの間で発生する摩擦力を相殺させることによって、マスターケーブルの役割を遂行するワイヤー側に小さい大きさの駆動力を提供しても従来と同等水準以上の動力伝達量を具現することができる。
また、本発明によると、スレーブケーブル側に発生する摩擦力の相殺を通じてスレーブケーブルでのバックラッシュを減少させるか防止することによって、制御精密度を高め得る長所がある。
一方、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム100で第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bはロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200で具現され得る。
一例として、前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bは、図5~図7に図示されたロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200であり得、前記ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200はシース121、131が固定結合されたシースホルダー150とワイヤー122、132の端部が固定されたワイヤーホルダー160が固定された状態で駆動モータ220を通じて駆動ローラ230を回転させることによって、前記ワイヤー122、132をシース121、131の外部に引っ張ったり前記シース121、131の内部に押す力を提供することができる。
本実施例で、前記シース121、131は前述した第1シース121または第2シース131であり得、前記ワイヤー122、132は前述した第1ワイヤー122または第2ワイヤー132であり得る。
また、前述したロボット関節駆動用動力伝達システム100で第1駆動ユニット110aを構成する第1駆動モータ112aおよび第1ローラ114aは、後述する駆動モータ220および駆動ローラ230であり得る。これに加え、前述したロボット関節駆動用動力伝達システム100で第2駆動ユニット110bを構成する第2駆動モータ112bおよび第2ローラ114bも、後述する駆動モータ220および駆動ローラ230であり得る。
この時、前記シース121、131は両端部側が前記シースホルダー150から一定の長さ突出するように前記シースホルダー150に固定され得、前記ワイヤー122、132は一端部が制御対象物10に固定された状態で前記シースホルダー150に固定されたシース121、131を通過した後、他端部が前記ワイヤーホルダー160に固定された状態であり得る。
このような状態で、前記シースホルダー150および前記ワイヤーホルダー160は前記ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200に装着され得る。
このために、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、本体210、駆動モータ220、駆動ローラ230および荷重測定部240を含むことができる。
具体的には、前記本体210は前記駆動モータ220、駆動ローラ230および荷重測定部240が装着される固定物の役割を遂行することができる。
一例として、前記本体210は一面に前記駆動モータ220が固定され得、前記駆動ローラ230が配置されるように前記駆動ローラ230と対応する形状を有する配置孔212が形成され得る。
また、前記駆動ローラ230は前記駆動モータ220から提供される駆動力を通じて回転することができ、前記配置孔212に回転可能に配置され得、前記駆動ローラ230の一側には前記ワイヤーホルダー160を収容するための第1収容溝232が形成され得る。
このような場合、前記駆動モータ220は減速機を含むことができ、前記駆動ローラ230は前記減速機側に回転可能に結合され得る。
これを通じて、図9および図10に図示された通り、前記ワイヤーホルダー160が前記第1収容溝232に装着された状態で前記駆動ローラ230が一方向または反対方向に回転する場合、前記ワイヤー122、132の端部が固定されたワイヤーホルダー160も駆動ローラ230により回転することによって、前記ワイヤー122、132を引っ張ったり押すことができる。
この時、前記配置孔212は前記第1収容溝232が外部に露出できるように一側が開口形成され得る。これを通じて、前記ワイヤーホルダー160は前記第1収容溝232が開口形成された配置孔212側に位置するように配置された場合、前記開口された部分を通じて前記第1収容溝232側に容易に装着され得る。
また、前記駆動ローラ230は前記ワイヤー122、132の厚さを収容できるように、周り方向に沿って内側に引き込まれる装着溝234が形成され得る。これを通じて、前記ワイヤー122、132は前記シース121、131を通過した全体の長さのうち、一部の長さが前記装着溝234に沿って駆動ローラ230を少なくとも一回以上巻かれた状態で端部が前記ワイヤーホルダー160側に固定され得ることによって、回転を通じて前記ワイヤー122、132側に力を円滑に伝達することができる。
併せて、前記駆動ローラ230が一方向または反対方向に回転して前記ワイヤー122、132が前記シース121、131から引き出されても、前記ワイヤー122、132が装着溝234に沿って案内されて巻線方向が案内されることによって、前記ワイヤー122、132側に力を円滑に伝達することができる。
ここで、前記駆動モータ220は制御部の制御を通じて正、逆方向に駆動され得、前記制御部は前述した制御部140であり得る。
前記荷重測定部240は前記本体210の一側に固定設置され得、一側に前記シースホルダー150を収容するための第2収容溝242が形成され得る。すなわち、前記第2収容溝242には前記シース121、131の一部の長さが固定結合されたシースホルダー150が着脱可能に装着され得る。
ここで、前記荷重測定部240はロードセルであり得、前記第2収容溝242は前記ロードセルの一側に直接形成されてもよく、前記ロードセルに固定結合された別途の部材に形成されてもよい。
一例として、前記荷重測定部240は前記第2収容溝242にシースホルダー150が装着された場合、前記シース121、131を通過して外部に露出するワイヤー122、132が一直線で前記ワイヤーホルダー160側に進行できるように前記駆動ローラ230の一側に配置され得る。
これに伴い、前記荷重測定部240は前記第2収容溝242にシースホルダー150が装着され、前記第1収容溝232にワイヤーホルダー160が装着された状態で前記駆動ローラ230の回転を通じて前記ワイヤーホルダー160が回転して前記ワイヤー122、132に力が提供される場合、前記シースホルダー150に印加される力を測定することができ、前記シースホルダー150に印加される力を通じて前記シース121、131の力を測定することができる。
このような場合、前記ワイヤー122、132に印加される力と前記シース121、131に印加される力は、作用と反作用の関係によって互いに同一の力であるため、前記シースホルダー150に印加される力を測定することによって前記ワイヤー122、132に印加される力を容易に測定することができる。
これを通じて、前記駆動モータ220を通じて前記ワイヤー122、132に提供される力は前記シースホルダー150に印加された荷重の大きさに基づいて前記制御部140の制御を通じて正確に制御され得る。
これに伴い、前述したロボット関節駆動用動力伝達システム100でマスターケーブルの役割を遂行するワイヤー側に印加される引っ張る力の大きさとスレーブケーブルの役割を遂行するワイヤー側に印加される押す力の大きさを適切に調節できることによって、スレーブケーブルの役割を遂行するワイヤーとシースの間で発生する摩擦力を正確に補償することができる。
この時、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、前記駆動モータ220の駆動を通じて前記ワイヤー122、132をシース121、131の内部に押す方向である第2方向に前記ワイヤー122、132側に力を加える場合、前記ワイヤー122、132が印加される力によって曲がらずに前記ワイヤー122、132をシース121、131の内部に正確に進入させることができるように蓋250を含むことができる。
すなわち、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、前記第1収容溝232および第2収容溝242にワイヤーホルダー160およびシースホルダー150がそれぞれ装着されて前記第1収容溝232が配置孔212の開放された部分に位置する初期状態で、前記第1収容溝232および第2収容溝242の上部を同時に覆う蓋面251を有する蓋250を含むことができる。
これを通じて、前記第1収容溝232および第2収容溝242にそれぞれ装着されたワイヤーホルダー160およびシースホルダー150は、前記蓋面251を通じて加圧されることによって前記第1収容溝232および第2収容溝242から離脱することが防止され得る。
このような蓋250は前記本体210に着脱可能に結合されてもよく、一側が前記本体210に回動可能に結合されてもよい。
この時、前記蓋面251は図7に図示された通り、前記シースホルダー150が前記第2収容溝242に装着された状態で前記シースホルダー150から前記駆動ローラ230側に突出したシース121、131の突出部分Bと前記シース121、131の突出部分Bの端部から外部に露出するワイヤー122、132の一部が同時に装着され得るように引き込み形成されるガイド溝252を含むことができる。
すなわち、前記ガイド溝252は前記シース121、131の突出部分Bを収容するための第1ガイド溝252aと前記シース121、131の突出部分Bの端部から外部に露出するワイヤー122、132を収容するための第2ガイド溝252bを含むことができ、前記第1ガイド溝252aと第2ガイド溝252bは互いに連結されるように形成され得る。
併せて、前記第1ガイド溝252aの底面と前記第2ガイド溝252bの底面は段差面で形成され得る。
これを通じて、図8に図示された通り、前記シースホルダー150が前記第2収容溝242に装着された状態で、前記シースホルダー150から前記駆動ローラ230側に突出したシース121、131の突出部分Bは前記第1収容溝232の端部側と連結され得る。
これによって、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、前記駆動モータ220の駆動を通じて前記ワイヤー122、132をシース121、131の内部に押す方向である第2方向に前記ワイヤー122、132側に力を加えても、前記ワイヤー122、132が前記第2ガイド溝252bにより移動方向が制限された状態で、前記第1ガイド溝252aに装着されたシース121、131の突出部分Bの端部を通じて前記シース121、131の内部に直ぐに進入できることによって、前記ワイヤー122、132を押す方向に力が印加されても印加される力によって曲がらずにシース121、131の内部に正確に進入することができる。
これを通じて、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、前記駆動モータ220の駆動を通じて前記ワイヤー122、132をシース121、131の内部に押す方向である第2方向に前記ワイヤー122、132側に力を加えても、前記ワイヤー122、132がシース121、131の内部に進入する過程で力の損失またはワイヤーの曲げのような副作用が発生しないことによって、前記荷重測定部240は前記シースホルダー150に印加される力を正確に測定することができる。
このように、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、前述した構成を通じて前記シースホルダー150が前記第2収容溝242に装着され、前記ワイヤーホルダー160が前記第1収容溝232に装着された状態で、駆動モータ220の駆動を通じてワイヤー122、132側に引っ張る力を提供する場合はもちろん、ワイヤー122、132側に押す力を正確に印加することができる。
これを通じて、本発明の一実施例に係るロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は、前述したロボット関節駆動用動力伝達システム100を具現するための駆動ユニット110a、110bとして採用され得る。
一方、前述したロボット関節駆動用動力伝達システム100は内視鏡手術システムを構成することができ、前記ロボット関節駆動用動力伝達システム100は駆動ユニットが前述したロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200で構成され得る。
一例として、図11に図示された通り、ロボット関節駆動用動力伝達システム100は、第1駆動ユニット110a、第2駆動ユニット110b、第1シース121および第1ワイヤー122を含む第1力伝達部120、第2シース131および第2ワイヤー132を含む第2力伝達部130を含むことができ、前記第1駆動ユニット110aおよび第2駆動ユニット110bは前述したロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200で構成され得る。
このような場合、前記第1シース121および第1ワイヤー122を含む第1力伝達部120、前記第2シース131および第2ワイヤー132を含む第2力伝達部130は前述した構成がそのまま採用され得、前記ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200は前述したロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200がそのまま採用され得る。したがって、これに対する詳細な説明は省略することにする。
この時、前記第1力伝達部120および第2力伝達部130は患者の口腔を通じて患者の体内に挿管された保護チューブ20の内部に挿入され得、前記第1ワイヤー122は一端が制御対象物10であるロボットの駆動関節に連結され、他端が第1ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200aに備えられるワイヤーホルダー160側に固定され得、前記第2ワイヤー132は一端がロボットの駆動関節10に連結され、他端が第2ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200bに備えられるワイヤーホルダー160側に固定され得る。ここで、前記制御対象物10のロボットの駆動関節には内視鏡装備が固定され得る。
このような状態で、施術者は制御部140を通じて前記第1ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200aおよび第2ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200bを作動させることによって、前記第1ワイヤー122を引っ張りながら前記第2ワイヤー132を押したり、前記第2ワイヤー132を引っ張りながら前記第1ワイヤー122を押すことができる。
これを通じて、前記制御対象物10のロボットの駆動関節は施術者が所望する方向および位置に正確に変更され得、前記制御対象物10に固定された内視鏡装備も施術者が所望する方向および位置に正確に変更され得ることによって、施術の正確度を向上させることができる。
併せて、前記ワイヤーホルダー160およびシースホルダー150は前記第1収容溝232および第2収容溝242に着脱可能に装着されることによって、使用後に第1力伝達部120および第2力伝達部130とともに簡便に除去して未使用品で取り替えることができ、駆動力を提供する第1ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200aおよび第2ロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200bは汚染の心配なく簡便に再使用することができる。
一方、前述したロボット関節駆動用動力伝達システム100またはロボット関節駆動用ケーブル駆動装置200を含むロボット関節駆動用動力伝達システム100の一適用例として内視鏡手術システムを例示したが、本発明はこれに限定されず、グリップ作業を遂行するロボットアームまたはこれを駆動するためのロボットの駆動関節であればいずれも適用することができ、医療用、家庭用、産業用などに幅広く適用され得る。
図12は本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システムを概略的に示す図面であり、図13は図12の作動状態図である。
図12および図13を参照すると、本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は、ダブルインプット(double input)シース-テンドン動力伝達メカニズムを具現するためのものであり、ボディ部310、第1駆動ユニット360および第2駆動ユニット370を含む駆動部、第1力伝達部320、第2力伝達部330、第1弾性部340および第2弾性部350を含む。
前記ボディ部310は前記第1駆動ユニット360、前記第2駆動ユニット370、前記第1弾性部340および前記第2弾性部350を収容することができる。前記ボディ部310はプラスチックまたは金属材質からなり得、それ以外に剛性を有しつつ耐食性を有する多様な材質からなり得る。
前記第1駆動ユニット360は前記ボディ部310に配置され得る。前記第1駆動ユニット360は第1駆動モータ361および第1移動部362を含むことができる。
前記第1駆動モータ361は前記ボディ部310に装着され得る。前記第1駆動モータ361は電源の供給を受けて駆動力を発生することができる。
前記第1移動部362は前記第1駆動モータ361の駆動力の提供を受けて線形移動され得る。例えば、前記第1移動部362は前記第1駆動モータ361の駆動力によって前記第1方向(○の中に1)に移動したり、前記第1方向(○の中に1)の反対方向である第2方向(○の中に2)に移動され得る。
本発明の一実施例によると、前記ボディ部310は前記第1移動部362をガイドする第1ガイドホール312を有することができる。前記第1移動部362は前記第1ガイドホール312に沿って前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動され得る。
前記第2駆動ユニット370は前記ボディ部310に配置され得る。前記第2駆動ユニット370は第2駆動モータ371および第2移動部372を含むことができる。
前記第2駆動モータ371は前記ボディ部310に装着され得る。前記第2駆動モータ371は電源の供給を受けて駆動力を発生することができる。
前記第2移動部372は前記第2駆動モータ371の駆動力の提供を受けて線形移動され得る。例えば、前記第2移動部372は前記第2駆動モータ371の駆動力によって前記第1方向(○の中に1)に移動したり、前記第1方向(○の中に1)の反対方向である第2方向(○の中に2)に移動され得る。
本発明の一実施例によると、前記ボディ部310は前記第2移動部372をガイドする第2ガイドホール313を有することができる。前記第2ガイドホール313は前記第1ガイドホール312と平行に形成され得る。前記第2移動部372は前記第2ガイドホール313に沿って前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動され得る。
前記第1力伝達部320および前記第2力伝達部330はテンドンがシースの内部で長さ方向に沿って移動され得るように、前記シースの内部に挿入されるシース-テンドンメカニズムが採用され得る。
前記第1力伝達部320は第1シース321および第1ワイヤー322を含むことができる。前記第1シース321は所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成され得る。前記第1ワイヤー322は前記第1シース321に挿入され得る。前記第1ワイヤー322は前記第1ワイヤー322の両端部が前記第1シース321の外部に露出するように前記第1シース321に挿入され得る。前記第1ワイヤー322の両端部のうち一端はロボットの関節10に固定され得る。前記第1ワイヤー322の両端部のうち他端は前記ボディ部310の一側311を貫通し、前記第1駆動ユニット360の前記第1移動部362に固定され得る。
前記第2力伝達部330は第2シース331および第2ワイヤー332を含むことができる。前記第2シース331は所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成され得る。前記第2ワイヤー332は前記第2シース331に挿入され得る。前記第2ワイヤー332は前記第2ワイヤー332の両端部が前記第2シース331の外部に露出するように前記第2シース331に挿入され得る。前記第2ワイヤー332の両端部のうち一端はロボットの関節10に固定され得る。前記第2ワイヤー332の両端部のうち他端は前記ボディ部310の一側311を貫通し、前記第2駆動ユニット370の前記第2移動部372に固定され得る。
本発明の他の実施例によると、前記ボディ部310の一側311には前記第1ワイヤー322が貫通する第1ワイヤーホールと前記第2ワイヤー332が貫通する第2ワイヤーホールが形成され得る。
本発明の他の実施例によると、前記ロボットの関節10はロボットアームでロボットの指またはロボットの手首を駆動するための駆動関節であり得る。
また、前記第1シース321および第2シース331は前記第1ワイヤー322および第2ワイヤー332にかかる張力に耐えながら、全体の形状を維持するとともに柔軟性を有するように金属材質からなるコイル状のチューブであり得る。しかし、前記第1シース321および第2シース331の形状および材質はこれに限定されず、公知のシース-テンドンメカニズムでシースとして採用される形状および材質がすべて適用され得る。
また、本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は前記第1駆動ユニット360および第2駆動ユニット370の全般的な動作を制御するための制御部をさらに含むことができ、前記制御部は使用者の入力信号に基づいて前記第1駆動ユニット360および第2駆動ユニット370の駆動を制御することができる。また、前記制御部は使用者の入力信号に基づいて前記第1駆動ユニット360から前記第1ワイヤー322に提供される力の大きさと前記第2駆動ユニット370から前記第2ワイヤー332に提供される力の大きさを制御することができる。前記制御部は前記第1駆動ユニット360が前記第1ワイヤー322に第1方向(○の中に1)に力を提供するように前記第1駆動ユニット360を制御し、前記第2駆動ユニット370は前記第2ワイヤー332に前記第2方向(○の中に2)に力を提供するように前記第2駆動ユニット370を制御することができる。
また、前記第1力伝達部320と第2力伝達部330がロボットの関節10を媒介として相互に連結され得、前記制御部の制御を通じて前記第1駆動ユニット360から前記第1ワイヤー322に駆動力が提供されたり、前記第2駆動ユニット370から前記第2ワイヤー332に駆動力が提供される場合、前記第1ワイヤー322および第2ワイヤー332が第1シース321および第2シース331の内部で長さ方向に沿って動くことができる。これを通じて、前記ロボットの関節10は使用者が目的とする位置に回転したり動くことができる。
本発明の他の実施例によると、従来のダブルインプットシース-テンドンメカニズムとは異なって、前記第1駆動ユニット360および第2駆動ユニット370が前記第1力伝達部320および第2力伝達部330に同時に駆動力を提供することができ、前記第1駆動ユニット360および第2駆動ユニット370から前記第1力伝達部320および第2力伝達部330に提供される駆動力の大きさは前記制御部を通じて制御され得る。
本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は、図13に図示された通り、前記第1駆動ユニット360が前記第1ワイヤー322に前記第1方向(○の中に1)に力を提供する場合、前記第2駆動ユニット370は前記第2ワイヤー332に前記第2方向(○の中に2)に力を提供することができる。これと類似するように、本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は、前記第2駆動ユニット370が前記第2ワイヤー332に前記第1方向(○の中に1)に力を提供する場合、前記第1駆動ユニット360は前記第1ワイヤー322に前記第2方向(○の中に2)に力を提供することができる。
また、前記第1ワイヤー122および第2ワイヤー132は、前記第1駆動ユニット360および前記第2駆動ユニット370から提供される力の方向によってマスターケーブルの役割とスレーブケーブルの役割が相互に転換され得る。すなわち、前記第1ワイヤー322が前記第1方向(○の中に1)で第1長さ(a)だけ移動し、前記第2ワイヤー332が第2方向(○の中に2)に前記第1長さ(a)だけ移動する場合、前記第1ワイヤー322はマスターケーブルの役割であり得、前記第2ワイヤー332はスレーブケーブルの役割であり得る。その反対に、前記第1ワイヤー322が第2方向(○の中に2)に前記第1長さ(a)だけ移動し、前記第2ワイヤー332が第1方向(○の中に1)に前記第1長さ(a)だけ移動する場合、前記第2ワイヤー332はマスターケーブルの役割であり得、前記第1ワイヤー322はスレーブケーブルの役割であり得る。
本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は、マスターケーブルの役割を遂行するワイヤー側に駆動ユニットを通じて引っ張る力を提供すると共に、スレーブケーブルの役割を遂行するワイヤー側に駆動ユニットを通じて能動的に押す力を提供することによって、スレーブケーブルの役割を遂行するワイヤーがシースの内部で移動する過程でシースとの接触を通じて発生する摩擦力を補償することができる。これによって、本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は、マスターケーブルの役割を遂行するワイヤーを少ない力で引っ張っても、前記ロボットの関節10の動きを目的とする位置に変更することができる。例えば、前記第1駆動ユニット360が前記第1ワイヤー322に提供する前記第2方向(○の中に2)への力の大きさが、前記第1ワイヤー322が第1シース321の長さ方向に沿って前記第1駆動ユニット360により移動する過程で前記第1ワイヤー322および第1シース321の間で発生する摩擦力と前記ロボットの関節10を動くための力T12の大きさを足した大きさと同等であれば、前記ロボットの関節10は作業者が目的とする位置に変更され得る。
このように本発明の他の実施例に係るロボット関節駆動用動力伝達システム300は、駆動ユニットを通じてスレーブケーブルの役割を遂行するワイヤー側にワイヤーを能動的に押す駆動力を提供してスレーブケーブルの役割を遂行するワイヤーとシースの間で発生する摩擦力を相殺させることによって、マスターケーブルの役割を遂行するワイヤー側に小さい大きさの駆動力を提供しても従来と同等水準以上の動力伝達量を具現することができる。
また、本発明によると、スレーブケーブル側に発生する摩擦力の相殺を通じてスレーブケーブルでのバックラッシュを減少させるか防止することによって、制御精密度を高め得る長所がある。
前記第1弾性部340は前記第1ワイヤー322の他端を囲むことができる。例えば、前記第1ワイヤー322の他端は、前記第1ワイヤー322の全体部分の中で前記ボディ部310の内部に配置された部分を意味し得る.前記第1弾性部340の一端は前記ボディ部310の内側面に固定され、前記第1弾性部340の他端は前記第1駆動ユニット360の前記第1移動部362に固定され得る。前記第1弾性部340はチューブの形態で形成され得る。前記第1弾性部340は全体としてチューブの形態を維持しながらも弾性力を有する多様な材質からなり得る。
前記第1弾性部340は前記第1移動部362が前記第1方向(○の中に1)に移動するにつれて収縮し、前記第1弾性部340は前記第1移動部362が前記第2方向(○の中に2)に移動するにつれて伸長し得る。前記第1ワイヤー322が前記第1移動部362により前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動しても、前記第1弾性部340は前記第1ワイヤー322を囲んだ状態を維持することができる。これに伴い、前記第1弾性部340は前記第1ワイヤー322が前記ボディ部310の内部に弛むことを防止することができる。
前記第2弾性部350は前記ボディ部310の内部に配置された前記第2ワイヤー332を囲むことができる。前記第2弾性部350の一端は前記ボディ部310の内側面に固定され、前記第2弾性部350の他端は前記第2駆動ユニット370の前記第2移動部372に固定され得る。前記第2弾性部350はチューブの形態で形成され得る。前記第2弾性部350は全体としてチューブの形態を維持しながらも弾性力を有する多様な材質からなり得る。また、前記第2弾性部350は前記第1弾性部340と並んで配置され得る。
前記第2弾性部350は前記第2移動部372が前記第1方向(○の中に1)に移動するにつれて収縮し、前記第2弾性部350は前記第2移動部372が前記第2方向(○の中に2)に移動するにつれて伸長し得る。前記第2ワイヤー332が前記第2移動部372により前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動しても、前記第2弾性部350は前記第2ワイヤー332を囲んだ状態を維持することができる。これに伴い、前記第2弾性部350は前記第2ワイヤー332が前記ボディ部310の内部に弛むことを防止することができる。
図14は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムを示す斜視図であり、図15は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの構成を概略的に示す斜視図であり、図16は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの構成を概略的に示す正面図であり、図17は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの構成を概略的に示す平面図であり、図18は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの構成を概略的に示す側面図である。
図14~図18を参照すると、本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システム400は、ハウジング410、第1駆動部420およびカートリッジ430を含むことができる。
前記ハウジング410は前記第1駆動部420、前記カートリッジ430および後述する第2駆動部440を収容することができる。前記ハウジング410はプラスチックまたは金属材質からなり得る。また、前記ハウジング410はプラスチックまたは金属材質からなるものに限定されず、剛性を有しつつ耐食性を有する多様な材質からなり得る。前記ハウジング410の一側411には前記カートリッジ430が前記ハウジング410の内部に挿入されるための挿入ホール411aが形成され得る。また、前記ハウジング410の前記一側411には前記ロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システム400の状態を表示するディスプレイが配置され得る。
前記第1駆動部420は前記ハウジング410の内部に配置され得る。前記第1駆動部420は前記第1方向(○の中に1、図13参照)または前記第2方向(○の中に2、図13参照)に線形移動され得る。前記第1駆動部420は複数で構成され得る。前記複数の第1駆動部420は前記カートリッジ430の一側面を対面する前記複数の第1駆動部のうちの一つ421および前記カートリッジ430の他面を対面する前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422を含むことができる。前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422は、前記カートリッジ430を挟んで前記複数の第1駆動部のうちの一つ421と対称的に配置され得る。前記複数の第1駆動部のうちの一つ421は4個で構成され、前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422は4個で構成され得る。ただし、前記複数の第1駆動部のうちの一つ421と前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422は4個で構成されるものに限定されず、2個または6個のように多様な個数で構成され得る。前記第1駆動部420については図面を参照して後述することにする。
前記カートリッジ430は前記挿入ホール411aを通じて前記ハウジング410の内部に挿入され得る。前記カートリッジ430はダブルインプット(double input)シース-テンドン動力伝達メカニズムを具現するための力伝達部(439、図21参照)および弾性部438を含むことができる。前記カートリッジ430については図面を参照して後述することにする。
前記カートリッジ430は前記ハウジング410に着脱可能に結合され得る。このように、前記カートリッジ430が前記ハウジング410に着脱可能に結合されるため、本発明の実施例に係る手術用ロボット駆動システム400は消耗品として使われる力伝達部(439、図21参照)の取り替え便利性が改善される。
本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システム400は第2駆動部440をさらに含むことができる。
前記第2駆動部440は、前記第1駆動部420が前記カートリッジ430に連結または分離されるように前記第1駆動部420を前記第3方向(○の中に3)または前記第3方向(○の中に3)の反対方向である第4方向(○の中に4)に移動させることができる。前記第3方向(○の中に3)は前記第1方向(○の中に1)の垂直な方向であり得る。前記第2駆動部440は複数で構成され得る。前記複数の第2駆動部440は複数で構成され得る。前記複数の第2駆動部440は前記複数の第1駆動部のうちの一つ421を挟んで前記カートリッジ430の反対側に配置される前記複数の第2駆動部のうちの一つ441および前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422を挟んで前記カートリッジ430の反対側に配置される前記複数の第2駆動部のうち他の一つ442を含むことができる。
前記複数の第2駆動部のうちの一つ441は第2モータ441aおよび連結部441bを含むことができる。前記第2モータ441aは前記ハウジング410の下面412に配置され得る。前記連結部441bは前記第2モータ441aに連結され、前記第2モータ441aの駆動力によって前記第3方向(○の中に3)または前記第4方向(○の中に4)に線形移動され得る。前記連結部441bは前記複数の第1駆動部のうちの一つ421と連結され得る。
前記複数の第2駆動部のうちの一つ441は、前記複数の第1駆動部のうちの一つ421を前記第4方向(○の中に4)に移動させて前記複数の第1駆動部のうちの一つ421を前記カートリッジ430に連結させることができる。また、前記複数の第2駆動部のうちの一つ441は、前記複数の第1駆動部のうちの一つ421を前記第3方向(○の中に3)に移動させて前記複数の第1駆動部のうちの一つ421を前記カートリッジ430と分離させることができる。
前記複数の第2駆動部のうち他の一つ442は第2モータ442aおよび連結部442bを含むことができる。前記第2モータ442aは前記ハウジング410の下面412に配置され得る。前記連結部442bは前記第2モータ442aに連結され、前記第2モータ442aの駆動力によって前記第3方向(○の中に3)または前記第4方向(○の中に4)に線形移動され得る。前記連結部442bは前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422と連結され得る。
前記複数の第2駆動部のうち他の一つ442は、前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422を前記第3方向(○の中に3)に移動させて前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422を前記カートリッジ430に連結させることができる。また、前記複数の第2駆動部のうち他の一つ442は、前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422を前記第4方向(○の中に4)に移動させて前記複数の第1駆動部のうち他の一つ422を前記カートリッジ430と分離させることができる。
前記カートリッジ430が前記ハウジング410に挿入されたり分離される過程で、前記第2駆動部440は前記第1駆動部420と前記カートリッジ430の連結の有無を制御することができる。
本発明のさらに他の実施例によると、前記複数の第2駆動部のうちの一つ441と前記複数の第2駆動部のうち他の一つ442は同時に駆動され得る。
図19は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムのカートリッジを示す斜視図であり、図20は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムのカートリッジを示す側面図であり、図21は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムのカートリッジの構成を概略的に示す図面であり、図22は本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの第1駆動部を示す側面図である。
図19~図22である参照すると、本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動ケーブル動力伝達システムの前記カートリッジ430は、ケース431、移動部435、436、437、力伝達部439および弾性部438を含むことができる。
前記ケース431は前記移動部435、436、437、前記力伝達部439および前記弾性部438を収容することができる。前記ケース431はプラスチックまたは金属材質からなり得る。また、前記ケース431はプラスチックまたは金属材質からなるものに限定されず、剛性を有しつつ耐食性を有する多様な材質からなり得る。前記ケース431は使用者の手または機構によってグリップされる取っ手部432を含むことができる。
前記ケース431は前記移動部435、436、437の移動をガイドするガイドホール434を有することができる。前記ガイドホール434はスリットの形態で形成され得る。前記ガイドホール434は複数で構成され得る。前記複数のガイドホール434は互いに並んで形成され得る。
前記移動部435、436、437は前記ケース431に収容され得る。前記移動部435、436、437は前記第1駆動部420に連結され得る。前記移動部435、436、437は前記第1駆動部420の駆動力の伝達を受けて前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に線形移動され得る。前記移動部435、436、437は前記ガイドホール434を通じて前記ケース431の外部に露出され得る。前記移動部435、436、437は第1移動部435、第2移動部436および第3移動部437を含むことができる。前記第1移動部435、前記第2移動部436および前記第3移動部437は互いに並んで整列され得る。
前記力伝達部439はシース439aとワイヤー439bを含むことができる。
前記シース439aは所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成され得る。前記シース439aの一部分は前記ケース431に収容され、前記シース439aの他の部分は前記ケース431の外部に露出され得る。
また、前記シース439aは前述した実施例の前記第1シース321と前記第2シース331と同一または類似し得る。
前記ワイヤー439bは前記シース439aに挿入され得る。前記ワイヤー439bの一端はロボットの関節(10、図12参照)に固定され、前記ワイヤー439bの他端は前記第1移動部435に固定され得る。前記ワイヤー439bの他端は前記第1移動部435の移動によって前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動され得る。
また、前記ワイヤー439bは前述した実施例の前記第1ワイヤー322と前記第2ワイヤー332と同一または類似し得る。
前記弾性部438は前記ケース431の内部に収容され得る。前記弾性部438の一端は前記ケース431に固定され、前記弾性部438の他端は前記第1移動部435に固定され得る。前記弾性部438は前記第1移動部435の移動によって前記第1方向(○の中に1)に沿って伸長し、前記第2方向(○の中に2)に沿って収縮し得る。
また、本発明のさらに他の実施例によると、前記弾性部438は前記第2移動部436および前記第3移動部437に固定され得る。また、本発明のさらに他の実施例によると、前記弾性部438は前記第2移動部436と前記第3移動部437を貫通することができる。
また、前記弾性部438は前述した実施例の前記弾性部438と同一または類似し得る。
本発明のさらに他の実施例に係るロボット関節駆動用カートリッジタイプ動力伝達システムの前記第1駆動部421は、駆動ボディ部421a、第1モータ423および着脱部425、426、427を含むことができる。
前記駆動ボディ部421aは前記第2駆動部440の駆動力によって前記ハウジング(410、図16)の内部で前記第3方向(○の中に3)または前記第4方向(○の中に4)に移動され得る。前記駆動ボディ部421aは前記第2駆動部440の前記連結部(441b、図17参照)と結合され得る。
前記第1モータ423は前記駆動ボディ部421aに配置され得る。
前記着脱部425、426、427は前記駆動ボディ部421aに配置され得る。前記着脱部425、426、427は前記第1モータ423と連結され得る。前記着脱部425、426、427は前記第1モータ423の駆動力によって前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に線形移動され得る。前記着脱部425、426、427は前記移動部435、436、437と着脱可能に結合され得る。
前記着脱部425、426、427は前記着脱部425、426、427の外側面から突出する突起425a、425b、426a、426b、427a、427bを含むことができる。また、前記移動部435、436、437は前記突起425a、425b、426a、426b、427a、427bが挿入される着脱溝435b、436b、437bを含むことができる。
前記着脱部425、426、427は第1着脱部425、第2着脱部426および第3着脱部427を含むことができる。前記第1着脱部425、前記第2着脱部426および前記第3着脱部427は互いに並んで整列され得る。
前記第1着脱部425の突起425a、425bが前記第1移動部435の着脱溝435bに挿入されたり分離されることにより、前記第1着脱部425は前記第1移動部435と着脱可能に結合され得る。
前記第2着脱部426の突起426a、426bが前記第2移動部436の着脱溝436bに挿入されたり分離されることにより、前記第2着脱部426は前記第2移動部436と着脱可能に結合され得る。
前記第3着脱部427の突起427a、427bが前記第3移動部437の着脱溝437bに挿入されたり分離されることにより、前記第3着脱部427は前記第3移動部437と着脱可能に結合され得る。
また、前記カートリッジ430は第1固定部431bをさらに含むことができる。前記第1固定部431bは前記ケース431の側面に形成された固定ホール431aを通じて前記ケース431の側面から露出され得る。また、前記第1駆動部420は第2固定部428を含むことができる。前記第2固定部428は固定突起428a、428bを含むことができる。また、前記第1固定部431bには前記固定突起428a、428bに対応する固定溝が形成され得る。前記第2固定部428の固定突起428a、428bは第1固定部431bの固定溝に挿入され、前記第1駆動部420と前記カートリッジ430を堅固に結合させることができる。
前記着脱部425、426、427は前記第1モータ423の駆動力の伝達を受けて前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動され得る。前記移動部435、436、437が前記着脱部425、426、427に連結された後、前記移動部435、436、437は前記着脱部425、426、427とともに前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動され得る。そして、前記ワイヤー439bは前記移動部435、436、437とともに前記第1方向(○の中に1)または前記第2方向(○の中に2)に移動され得る。前記ワイヤー439bに連結された前記ロボットの関節(10、図12参照)は前記ワイヤー439bの移動によって駆動され得る。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明の思想は本明細書に提示される実施例に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一思想の範囲内で、構成要素の付加、変更、削除、追加などによって他の実施例を容易に提案できるであろうが、これも本発明の思想範囲内に含まれると言える。

Claims (12)

  1. ロボットの関節を駆動するためのケーブル動力伝達システムであって、
    第1駆動ユニットおよび第2駆動ユニットを含む駆動部;
    所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成される第1シース、前記第1シースに挿入され、一端が前記ロボットの関節に固定され、他端が前記第1駆動ユニットに連結される第1ワイヤーを含む第1力伝達部;および
    所定の長さを有し、柔軟性を有し、中空型で形成される第2シース、前記第2シースに挿入され、一端が前記ロボットの関節に固定され、他端が前記第2駆動ユニットに連結される第2ワイヤーを含む第2力伝達部;を含み、
    前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤー側に第1方向に力を提供する場合、前記第2駆動ユニットは前記第2ワイヤー側に前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供し、
    前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、
    前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤー側に提供する力の大きさは前記第2ワイヤーおよび第2シースの間で発生する摩擦力に基づいて調整される、ロボット関節駆動用動力伝達システム。
  2. 前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を加える場合、前記第2駆動ユニットは前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供し、
    前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを引っ張る方向に前記第2ワイヤーに力を加える場合、前記第1駆動ユニットは前記第1ワイヤーを押す方向に前記第1ワイヤーに力を提供する、請求項1に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  3. 前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤー側に提供する最大力の大きさは前記第2ワイヤーおよび第2シースの間で発生する摩擦力と同一の大きさである、請求項に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  4. 前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、
    前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤー側に提供する力の大きさは前記第1ワイヤーおよび第1シースの間で発生する摩擦力と前記ロボットの関節自体を動かす力を足した大きさと同一の大きさである、請求項1に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  5. 前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーを引っ張る方向に前記第1ワイヤーに力を提供し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーを押す方向に前記第2ワイヤーに力を提供する場合、
    前記第2シースの全体の長さのうち、前記第2ワイヤーが引き込まれる前記第2シースの端部を含む一部の長さは前記第2ワイヤーとともに流動が防止された状態である、請求項1に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  6. ボディ部;
    その一端が前記ボディ部に固定され、その他端が前記第1駆動ユニットに固定され、前記第1ワイヤーの他端を囲む第1弾性部;および
    その一端が前記ボディ部に固定され、その他端が前記第2駆動ユニットに固定され、前記第2ワイヤーの他端を囲む第2弾性部;をさらに含み、
    前記第1駆動ユニットと前記第2駆動ユニットは線形移動される、請求項1に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  7. 前記ボディ部に配置される制御部をさらに含み、
    前記制御部は前記第1駆動ユニットが前記第1ワイヤーに第1方向に力を提供するように前記第1駆動ユニットを制御し、前記第2駆動ユニットが前記第2ワイヤーに前記第1方向と反対方向である第2方向に力を提供するように前記第2駆動ユニットを制御する、請求項に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  8. 前記ボディ部の一側には、前記第1ワイヤーが貫通する第1ワイヤーホールと前記第2ワイヤーが貫通する第2ワイヤーホールが形成される、請求項に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  9. 前記第1駆動ユニットは、
    駆動力を発生する第1駆動モータ;および
    前記第1駆動モータの駆動力の提供を受けて線形移動する第1移動部を含み、
    前記第2駆動ユニットは、
    駆動力を発生する第2駆動モータ;および
    前記第2駆動モータの駆動力の提供を受けて線形移動する第2移動部を含む、請求項に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  10. 前記ボディ部は、
    前記第1移動部をガイドする第1ガイドホール;および
    前記第2移動部をガイドする第2ガイドホールを有する、請求項に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  11. 前記第1弾性部と前記第2弾性部は前記第1方向に力が提供されて収縮し、前記第2方向に力が提供されて伸長する、請求項に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム。
  12. ウジング;および
    前記ハウジングの内部に挿入されるカートリッジ;を含み、
    前記駆動部が前記ハウジングの内部に配置されており、
    前記第1力伝達部の一部分と前記第2力伝達部の一部分とが前記カートリッジに配置されており、
    前記カートリッジは前記ハウジングに着脱可能に結合される、請求項1に記載のロボット関節駆動用動力伝達システム
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