JP7260765B2 - 熱間プレス成形品の製造方法、および鋼板 - Google Patents
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Description
また、他の事例では、部材が変形する際に軟化部を早期に変形させ、変形挙動を制御することもある。なお、他の事例の熱間プレス成形品としては、例えば,軟質なフランジを有する高強度センターピラー、および、軟化部の配置によって衝突時の折れモードを制御するリアサイドメンバー又はバンパーが例示される。
黒体塗料を塗布した箇所は、黒体塗料を塗布していない箇所に比べ、加熱したときの昇温速度が高い。すなわち、この鋼板では炉加熱時に温度分布を制御することが可能である。温度の高い箇所を急冷した場合と、温度の低い箇所を急冷した場合とでは、冷却条件が同じであれば、冷却前のオーステナイト組織の割合が高く、かつ温度が高い箇所の方が高強度になる。
[1]
第一の領域と第二の領域とを備え、前記第一の領域の表面に酸化被膜を有し、前記第二の領域の表面は地鉄又はめっき層が露出し、鋼板の板厚中心部におけるマルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率が70%以上であり、前記鋼板の前記板厚中心部における炭素量が0.15~0.80質量%である前記鋼板を準備する準備工程と、
前記鋼板を加熱する加熱工程と、
加熱した前記鋼板を冷却する冷却工程と、
冷却した前記鋼板を熱間プレス成形する成形工程と、
を有する熱間プレス成形品の製造方法。
[2]
前記準備工程において、前記第一の領域における前記酸化被膜の厚さが片面につき0.01μm以上である、[1]に記載の熱間プレス成形品の製造方法。
[3]
前記準備工程において、前記鋼板は、前記第一の領域よりも前記第二の領域の熱放射率が低く、前記第一の領域と前記第二の領域との熱放射率の差が10%以上である、
[1]又は[2]に記載の熱間プレス成形品の製造方法。
[4]
前記鋼板の板厚が3mm以下であり、
前記加熱工程において、前記第一の領域の前記表面における昇温速度が10℃/s以上、前記第一の領域の前記表面における加熱温度がAc3点以上Ac3点+80℃以下で、前記鋼板を加熱し、
前記冷却工程において、前記第一の領域の板厚中心部における組織の面積分率の70%以上をマルテンサイト変態させる冷却速度で、前記鋼板を冷却し、
前記成形工程において、前記第一の領域の前記表面における温度がAr3変態点以上で、前記鋼板を熱間プレス成形する、
[1]~[3]のいずれか1項に記載の熱間プレス成形品の製造方法。
[5]
前記加熱工程における前記鋼板の加熱開始から、前記冷却工程における前記鋼板のマルテンサイト変態開始までの時間が、120秒以内である、
[1]~[4]のいずれか1項に記載の熱間プレス成形品の製造方法。
[6]
第一の領域と第二の領域とを備え、
前記第一の領域の表面に酸化被膜を有し、
前記第二の領域の表面は地鉄又はめっき層が露出しており、
鋼板の板厚中心部における、マルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率が70%以上であり、
前記鋼板の板厚中心部における炭素量が0.15~0.80質量%である、
鋼板。
[7]
前記第一の領域における前記酸化被膜の厚さが、片面につき0.01μm以上である、
[6]に記載の鋼板。
[8]
前記第一の領域よりも前記第二の領域の熱放射率が低く、前記第一の領域と前記第二の領域との熱放射率の差が10%以上である、
[6]~[7]のいずれか1項に記載の鋼板。
なお、本明細書中において、化学組成の各元素の含有量の「%」表示は、「質量%」を意味する。
「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
「~」の前後に記載される数値に「超」または「未満」が付されている場合の数値範囲は、これら数値を下限値または上限値として含まない範囲を意味する。
「工程」との用語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
そして、準備する鋼板として、第一の領域と第二の領域とを備え、第一の領域の表面に酸化被膜を有し、第二の領域の表面は地鉄又はめっき層が露出し、鋼板の板厚中心部におけるマルテンサイトおよびベイナイト組織の合計の面積分率が70%以上であり、鋼板の板厚中心部における炭素量が0.15~0.80質量%である鋼板を適用する。
そのため、黒体塗料を一部に塗布した鋼板を熱間プレス成形すると、高強度部位の靭性が不良となる。
一方、1回目の焼入れを実施した鋼板表面の一部に黒体塗料を塗布した後、2回目の焼き入れを実施した場合、黒体塗料が塗布された領域と黒体塗料が塗布されていない領域とのビッカース硬さの差は、約100Hvとなる(図5参照)。この硬度差は、引張強度(TS)差330MPaに相当する。
十分な強度差が得られない原因は、1回目の焼き入れによって、鋼板表面に生成した酸化被膜にある。酸化被膜がある鋼板表面の一部に黒体塗料を塗布しても、黒体塗料が塗布された領域と黒体塗料が塗布されていない領域との熱放射率差は小さい。つまり、2回焼入れプロセスを採用した手法においては、黒体塗料を採用した手法による熱放射率分布を作り込み難く、強度差および靭性の増加は両立しない。
なお、図1中、10は鋼板、20は鋼板コイル、22はブランキングされた鋼板(以下「ブランキング材」とも称する。)、24は加熱炉、26は金型、26Aは上金型(ダイ)、26Bは下金型(パンチ)、26Cはホルダー、28は熱間プレス成形品を示す。
準備工程では、所定の鋼板を準備する。
具体的には、例えば、準備工程では、鋼板がコイル状に巻かれた鋼板コイル(図1(1)参照)から鋼板を引き出し(図1(2)参照)、ブランキング(切り抜き加工)する(図1(3)参照))。
マルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率は、熱間プレス成形品の高強度部位(第一の領域)の靭性確保の観点から、80%以上が好ましく、90%以上がより好ましい。
鋼板を圧延方向および厚さ方向に沿って切断した断面(以下「L断面」とも称する)を有する試料を採取する。
試料のL断面を、鏡面研磨を施し、ナイタール溶液(硝酸3gをエタノール100mlで溶解し、必要に応じて界面活性剤を加えた溶液)を用いて、5~30秒腐食した後、水洗する。
その後、後方散乱電子回折パターン分析装置(EBSD装置)付き走査電子顕微鏡により、試料のL断面のうち、鋼板の板厚中心部に位置する領域(200μm×200mμ)を倍率500倍で観察する。この観察画面において、観察画面に対する、マルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率を計測する。そして、計測した10視野の算術平均をマルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率とする。
炭素量は、熱間プレス成形品の高強度部位(第一の領域)の靭性確保の観点から、0.15~0.60質量%が好ましく、0.25~0.40質量%がより好ましい。
第二の領域は、鋼板の片面で地鉄又はめっき層が露出した領域であってもよいし、鋼板の両面で地鉄又はめっき層が露出した領域であってもよい。
第二の領域は、一つの領域であっても、複数の領域としてもよい。
第二の領域は、地鉄又はめっき層が露出していればよい。これには、削り残し、すなわち酸化被膜が部分的に残存した態様、酸化被膜を除去後に熱放射率に影響を及ぼさない程度の薄い酸化被膜が生成した態様も含まれる。このような態様は、炉加熱の際に完全に地鉄又はめっき層が露出したのとほぼ同じ昇温速度になるからである。
なお、第二の領域は、穴あけ加工を施す複数の部位を取り囲むように連続して形成してもよいし(図2(1)、図2(2)参照)、穴あけ加工を施す複数の部位の周囲のみを不連続で形成してもよい(図3(1)、図3(2)参照)
第一の領域と第二の領域との熱放射率の差が20%未満であると、得られる熱間プレス成形品における、高強度部位(第一の領域)と軟化部位(第二の領域)との強度差が得られ難く、目的とする強度分布を有する熱間プレス成形品が得られない場合がある。
第一の領域と第二の領域との熱放射率の差は、高強度部位(第一の領域)と軟化部位(第二の領域)との強度差を高くする観点から、10%以上が好ましく、20%以上がより好ましい。
評価する第一の領域又は第二の領域が収まるように鋼板を10×10mmで切断し、これを試料とする。フーリエ変換赤外分光光度計を用いて,波長4~22μmにおける試料表面の分光反射輝度を測定する。得られた分光反射輝度から波長4~22μmにおける分光放射率を求める。分光放射率は熱放射率と同義である。
加熱工程では、鋼板を加熱する(図1(4)参照)。
具体的には、例えば、加熱工程では、ブランキングされた鋼板を、加熱炉で加熱する。
また、同観点から、加熱温度は、Ac3点点以上Ac3点+80℃以下がより好ましく、Ac3点点以上Ac3点+50℃以下がさらに好ましい。
また、同観点から、加熱時間は、45~90秒がより好ましい。
Ac3=910-203×(C)0.5-15.2×Ni+44.7×Si+104×V+31.5×Mo-30×Mn-11×Cr-20×Cu+700×P+400×Al+400×Ti
上記式中、各元素記号は、各元素の含有量(質量%)を意味する。ただし、鋼板に対象の元素が含まれない場合、0を代入して計算する。
第二の領域の表面における加熱条件の一例としては、例えば、第二の領域の表面における昇温速度3~8℃/s、第二の領域の表面における加熱温度500℃以上Ac3点未満、加熱時間45~90秒が例示される。
冷却工程は、加熱した鋼板を冷却する。そして、成形工程は、冷却した鋼板を熱間プレス成形する(図1(5)参照)。それにより、目的とするプレス成形品が得られる(図1(6))。
所定の割合以上をマルテンサイト変態させる冷却速度は、連続冷却変態図(いわゆるCCT図)から求まる臨界冷却速度を満たしていればよい.具体的な冷却速度は、例えば、15~200℃/sが好ましく、30~100℃/sがより好ましく、50~100℃/sが最も好ましい。
なお、具体的な冷却速度は、加熱終了後(炉から搬出後)から熱間プレス成形までの平均冷却速度である。
ここで、加熱昇温時間は、加熱開始時刻から加熱炉の設定温度と鋼板の温度との差が10℃未満となる時刻の差をいう。加熱昇温時間は、第一の領域と第二の領域の温度差の観点から、90秒以内が好ましい。
炉内均熱時間は,加熱炉の設定温度と鋼板の温度との差が10℃未満になる時刻から鋼板を加熱炉から搬出する時刻の差をいう。炉内均熱時間は結晶粒径粗大化の観点から,1秒以下が好ましい。
プレス成形時間は,鋼板を加熱炉から搬出する時刻からプレス成形完了までの時刻の差をいう。プレス成形時間は,生産性を阻害しないよう、30秒以下が好ましい。
冷却時間は,水冷や金型冷却を行っている時間をいう。冷却時間は,高強度なプレス製品を生産するために20秒以内が好ましい。つまり、加熱工程における鋼板の加熱開始から、冷却工程における鋼板のマルテンサイト変態開始までの時間は、120秒以内が好ましく、さらに好ましくは90秒以内である。
第二の領域の表面における冷却速度の一例としては、例えば、15~200℃/sが例示される。
それにより、冷却斑の発生が抑えられ、平坦度が高く、かつ高強度部位(第一の領域)が70%以上のマルテンサイト組織で高強度化された熱間プレス成形品が得られ易くなる。
Ar3=901-325×C+33×Si-92×(Mn+Ni/2+Cr/2+Cu/2+Mo/2)+52×Al
上記式中、各元素記号は、各元素の含有量(質量%)を意味する。ただし、鋼板に対象の元素が含まれない場合、0を代入して計算する。
第一の領域と第二の領域とを備え、
第一の領域の表面に酸化被膜を有し、
第二の領域の表面に第一の領域の酸化被膜より0.01μm以上薄い酸化被膜を有し、
第一の領域の板厚中心部におけるマルテンサイト組織の面積分率が70%以上(好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上)であり、
成形品の板厚中心部における炭素量が0.15~0.80質量%である、
第一の領域の板厚中心部におけるビッカース硬さが、第二の領域の板厚中心部におけるビッカース硬さに比べて、100HV以上高い、
熱間プレス成形品が例示される。
黒体塗料を採用した手法により、単一成形品内に強度差が大きい強度分布を有する熱間プレス成形品を得る試験を行った。具体的には、次の通りである。
まず、試験体の半分の領域(75mm×75mm)の表裏面に対し、バーコータを用いて黒体塗料を塗布した。この黒体塗料はカーボンブラックと樹脂を混ぜ合わせることで作製した。このようにして、黒体塗料によって熱放射率を部分的に高めた試験体を作製した。
別途、1回焼入れプロセスにおける鋼板の熱履歴でバンパー断面形状部材を作製した。黒体塗料を全面に塗布したブランキング材を1000℃に設定した大気炉で75秒間加熱した後、直ちに冷却工程においてプレス金型内へ投入して成形加工を行い、金型で冷却した。
次に、上記バンパー断面形状部材に対して、図7に示すように、バンパーの変形試験機により、ハット頂部から静的な荷重を与え、バンパー断面形状部材における変形抵抗とストローク(変形量)との関係(ストローク曲線)を取得した。その結果を図8に示す。一般的なホットスタンピングプロセスのバンパー断面形状部材は、ストロークが8.5mmで破断し荷重が急激に低下している。これは部材に生じた亀裂が進展したためである。
このように、冷却後の試験体における「黒体塗料が塗布された領域(高強度部位)」の靭性は低かった。
なお、図7中、280はバンパー断面形状部材、282Aは変形試験機の上型、282Bは変形試験機の下型を示す。
まず、試験体を、900℃設定の大気炉で4分間加熱した後、平板金型で型冷却を行った。それにより、試験体の板厚中央部における組織を、マルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率=100%とした。
まず、試験体を、900℃設定の大気炉で4分間加熱した後、平板金型で型冷却を行った。それにより、試験体の板厚中央部における組織を、マルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率=100%とした。
別途、上記第一の領域に与えた熱履歴と同様の熱履歴でバンパー断面形状部材を作製した。準備工程では、全面研磨なしのブランキング材を900℃まで加熱して約4分間等温保持した後,直ちにプレス金型内に投入し、金型による接触熱伝達を利用して室温まで冷却し、焼入れした。その後、加熱工程と冷却工程ではAc3変態点直上の約900℃まで加熱した後、直ちに金型内に投入して成形加工を行いながら金型で冷却することで焼入れして、バンパー断面形状部材を作製した。
次に、比較例A1と同様に、上記バンパー断面形状部材における変形抵抗とストローク(変形量)との関係(ストローク曲線)を取得した。その結果を図8に示す。本発明例A1のプロセスのバンパー断面形状部材は、ストロークが17mm超まで破断せずに高い変形荷重を維持した。なお、表1に記載の鋼種Aならびに鋼種Bを使用しても同様の結果が得られた。
このように、冷却後の試験体における第一の領域(高強度部位)の靭性は高かった。
板厚1.6mmで、表1に示す特性を持つ鋼板を準備し、半分の領域の表裏面を研磨紙で磨き、光沢を得た。それにより、片面当たりの厚さが所定の酸化被膜を有する第一の領域と、表裏面にめっき層が露出した第二の領域と、を有する試験体を得た。
なお、第一の領域の酸化被膜の厚さ、第一の領域と第二の領域との熱放射率の差(表1中「熱放射率差」と表記)を表1に示す。
また、表1中、「MA+B面積率」との表記は、鋼板の板厚中心部におけるマルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率を示す。
なお、表2中、「*1」は、冷却工程での冷却速度により、第一の領域の板厚中心部における組織において、マルテンサイト変態させる割合(%)を示す。
また、「*2」は、加熱工程における前記鋼板の加熱開始から、前記冷却工程における前記鋼板のマルテンサイト変態開始までの時間を示す。
また、「プレス成形温度」は、第一の領域の前記表面における温度を示す。
また、「GA」は、溶融Znめっき鋼板を示す。
また、「Al」は、Alめっき鋼板を示す。
20 鋼板コイル
22 ブランキングされた鋼板(ブランキング材)
22A 第一の領域
22B 第二の領域、
24 加熱炉
26 金型
26A 上金型(ダイ)
26B 下金型(パンチ)
26C ホルダー
28 熱間プレス成形品
28A 高強度部位(第一の領域)
28B 軟化部位(第二の領域)
30A 天板部
30B、縦壁部
30C、フランジ部
Claims (5)
- 第一の領域と第二の領域とを備え、前記第一の領域の表面に酸化被膜を有し、前記第二の領域の表面は地鉄又はめっき層が露出し、鋼板の板厚中心部におけるマルテンサイト組織およびベイナイト組織の合計の面積分率が70%以上であり、前記鋼板の前記板厚中心部における炭素量が0.15~0.80質量%である前記鋼板を準備する準備工程と、
前記鋼板を加熱する加熱工程と、
加熱した前記鋼板を冷却する冷却工程と、
冷却した前記鋼板を熱間プレス成形する成形工程と、
を有する熱間プレス成形品の製造方法。 - 前記準備工程において、前記第一の領域における前記酸化被膜の厚さが片面につき0.01μm以上である、請求項1に記載の熱間プレス成形品の製造方法。
- 前記準備工程において、前記鋼板は、前記第一の領域よりも前記第二の領域の熱放射率が低く、前記第一の領域と前記第二の領域との熱放射率の差が10%以上である、
請求項1又は請求項2に記載の熱間プレス成形品の製造方法。 - 前記鋼板の板厚が3mm以下であり、
前記加熱工程において、前記第一の領域の前記表面における昇温速度が10℃/s以上、前記第一の領域の前記表面における加熱温度がAc3点以上Ac3点+80℃以下で、前記鋼板を加熱し、
前記冷却工程において、前記第一の領域の板厚中心部における組織の面積分率の70%以上をマルテンサイト変態させる冷却速度で、前記鋼板を冷却し、
前記成形工程において、前記第一の領域の前記表面における温度がAr3変態点以上で、前記鋼板を熱間プレス成形する、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の熱間プレス成形品の製造方法。 - 前記加熱工程における前記鋼板の加熱開始から、前記冷却工程における前記鋼板のマルテンサイト変態開始までの時間が、120秒以内である、
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の熱間プレス成形品の製造方法。
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