JP7258297B2 - ワンタッチ組立式システムラック及びホルダー - Google Patents

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Description

本発明は、数十本の各種テストチューブ及びマイクロチューブなど試料容器としてのチューブ類を立てることができる立て部を有し、かつ起立折り畳み式構造を持つ、検査、実験及び保管に用いるワンタッチ組立式システムラック及びホルダーに関する。
本発明は、また、テスト、測定済み試料と検査済みの臨床検査体の保存と、使用前のラックの移動と保管、使用後の保管と廃棄に関する。
病院及びクリニックでは、血液検査のために、採血管と呼ばれるゴムキャップ付きテストチューブを付属した真空採血管を用いて、血液検体を採取する。一人当たり平均的にテストチューブ3本の血液を採取する。その後臨床検査室や、臨床検査センターに送るために冷蔵庫にて保管される。
検査に廻されたテストチューブ内の血液検体は検査のために必要量をマイクロピペットなどで採取された後、決められた期間冷蔵保存され、保存期間後、検体とテストチューブは医療廃棄物として処理される。
この一連のプロセス内の移動時と保管時にテストチューブラックを必要とする。
従来の採血管立ては、発泡スチロールやウレタンフォーム製のため、保温性があり、冷凍保存の場合には断熱性が障害となって即効性を期待できないという問題があった。またこれら発泡構造を有する成形製品や、従来からの金属製や、プラスチック成形品では嵩張り、保管や運搬上場所を取るという問題もあった。
医療領域またはそれに準じる研究施設などで扱うは臨床検査後の血液・血清・血漿や、細菌・ウイルスなど微生物を含有する、タンパク、癌細胞などの残存試料は、追加検査・確認検査・臨床研究等に利用される貴重な検体でありマイクロチューブにも保管される。しかし、これらの検体は感染性を秘めた病原体を含む危険な試料でもある。
検査及び研究実験後の検体は、濃縮等による成分の変性やコンタミネーション防止等のためにキャップ或はフィルム等で密栓し、テストチューブラックやマイクロチューブラックに冷蔵保存されている。臨床検査に用いられるテストチューブラックは、耐薬品性・耐水性・耐熱性が求められるため、ステンレスやプラスチック成形で作成され堅牢で長期間使用に耐える。しかし、それらのテストチューブラック、マイクロチューブラックは高価であり、堅牢であるため洗浄処理して繰り返し使用される。
一方、近年は臨床診断検査の自動分析機の導入が広範囲に進み、また感染制御施設などで取り扱われる、細菌・ウイルス・癌細胞などの検体、試料の搬入搬出に発生するバイオハザードに注意を要するため、テストチューブラック、マイクロチューブラックは検査器具から検体の搬送器具・保存用器具、安全に廃棄できる物へと要求される機能が変化している。このため、再利用方式のテストチューブラック、マイクロチューブラックは、洗浄作業と保管管理及び保管管理場所の確保が大きな問題になっている。
実用新案登録第3102034号公報 特開1996-057329号公報 特開2006-167569号公報 特開2016-155044号公報
通常研究実験、工業試験、臨床診断検査で使用されるテストチューブラック、マイクロチューブラックは、木製、アルミダイキャスト、金属棒材、金属線材、プラスチック成型品、発泡プラスチック成形品であり完成形状のまま供給され、大量に使用されている。また、一部紙製品で折り畳める箱形状の試験管立てがあるが、資料の主要部分が確認しづらいという問題がある。
本発明の目的は、テストチューブやマイクロチューブなどを安定に保持可能で、保管や運搬上場所を取らず、冷凍、冷蔵効果が早くあらわれ、かつ検体や試料などの主要部分が可視出来るテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーを提供することにある。
本発明によるワンタッチ組立式システムラック及びホルダーは、上下に設けた平行移動する上面部と下面部、及び前述面何れかの、左右或いは前後の面端に翼片を有するスリーブ状支持体と、前後或いは左右に設けた側脚壁部とを前述翼片を介して固着し一体に組み立て、本体として完成させ、折り畳む際は、両手指で、上下スリーブ状支持体の左右或いは前後の側面部をその折り曲げ部により平行移動させて屈曲させ、同時に側脚壁を傾倒させることにより扁平に折り畳み、組み立てる際は、両手指で、上下スリーブを引き離すように持ち上げると同時に側脚壁部が起立し、上下スリーブ状を形成させながら組立つことを特徴とする。
上述した翼片において、側脚壁部の上下に一体に形成し、或いは上下に設けた平行移動する上面部と下面部、及び前述面何れかの、左右或いは前後の端面に翼片形性体を固着するようにしてもよい。
テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの概観図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの起立前の偏平にした姿勢状況を示す図である。 テストチューブが挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す側面図である。 テストチューブが挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す斜視図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの上部支持体と下部支持体各々のパーツ区分図例である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの上部支持体と下部支持体各々の一体形成型展開図例である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの上部支持体と下部支持体の形成図例である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの主要パーツ区分図例である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー側脚壁凸部及び上下支持体側面折り曲がり包容帯部実施例を示す図である、 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの穴形状の例を示す図 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの穴千鳥配列の例を示す図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの斜め差し込み穴の実施例図である。 孔を設けない下部支持体か、孔のある下部支持体の上面に孔の無いシートを載せた場合のテストチューブが挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す側面図である。 把手、脚付のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す構成図である。 各図で示す上部支持体及び下部支持体と側脚壁の三つの主要部が連結した一体形成型のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー展開構成図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー把手部、脚部のガイド孔の例を示す斜視図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの概観図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの起立前の偏平にした姿勢状況を示す図である。 マイクロチューブが挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す側面図である。 マイクロチューブが挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す斜視図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーのパーツ区分図例1である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーのパーツ区分図例1である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーのパーツ区分図例2である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーのパーツ区分図例3である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーパーツ区分図例4である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの穴形状の例を示す図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの穴千鳥配列の例を示す図である。 テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー斜め差し込み穴の実施例図である。 側脚壁部形成の違いを示す図である。 ワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの起立固のホック、マジックテープの取り付け方法説明図である。 ワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの起立時の高さ調整板差し込み説明図である。 各図で示す上部支持体及び下部支持体と側脚壁の三つの主要部が連結した一体形成型のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー展開構成図である。 把手、脚付のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの例を示す構成図である。 遠沈管が挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの一本用ホルダー例を示す側面図である。 遠沈管が挿入・載置された状態のテストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダーの一本用ホルダー例を示す斜視図である。
[発明の概要]
病院や臨床検査を業とする施設及び大学や企業の医化学研究施設では検体及び試料の保管用テストチューブのために専用の保管スペースを必要とした。準備待機用スペース、業者からの輸送に大きな容積スペース、滅菌に関し滅菌機内のスペースを必要とした。各病院、医院に検体輸送用にサービスするチューブラックのスペースも別途必要とした。また近年大学や企業などの研究施設ではバイオハザード対策や、P3,P4レベルの実験室の為には搬入搬出の事前滅菌も必要であり、一部プラスチック製で部品組み立て式の製品、金属棒材で折畳み式のものも販売されているが嵩張りが解消されておらず、また小チューブやバイアル容器を上部貫通孔と下部底面で支持する紙製のものもあるが、チューブをしっかりと立てるには箱型にするか箱の中に二重に入れるか、内面に有孔台紙を設けるか、側面に補強の細工を必要とした。また箱型の物は使用者に供給される時は組み立てられてチューブや容器に入った製品の販売用など、包装形態としての役割で使われることが多く、やはり嵩張る物であった。また外側から中央から底までの内容物の確認しづらい欠点があった。
本発明はテストチューブ類(試験管、採血試験管、各種テストチューブ、マイクロチューブ、比色計用セル)用ラックとして、冷凍、冷蔵、保冷効果が早く表れ、保管や運搬上場所を取らず、廃棄にも嵩張らず、焼却処分も容易で、滅菌時も大量に蒸気滅菌や、ガス滅菌、放射線滅菌などが可能となり、外側から内容物の状態も確認できるなど、前述の欠点を解決しているテストチューブ類の供給時の平坦姿勢からワンタッチで起立しチューブ用ラックとして組立つシステムラックを提供する。
本発明は、テストチューブ類の上部を支持する上下の貫通孔を有する翼片付のスリーブ状四面体とテストチューブ類の下部を支持する上面に上部支持穴と中心を同じくする穴を有する翼片付のスリーブ状四面体と、その上下の支持体を両側から支持する側脚壁から構成される。側脚壁はスリーブ状四面体の翼片を延長させても形成することが出来るし、各部位を連続した一体面の両端を接続して形成することもできる。また独立した側脚壁または側脚壁形成のために延長した翼片の高さ寸法及び上下の幅寸法を変えること、或いは独立した側脚壁高さ寸法を変えずに上下支持体の翼片の側脚壁と接続面を逆にすることで、把手付き脚付形態が可能で、脚付にすることで下部支持体下に空間を作ることで一層の冷却速度を上げ、把手部、脚部に孔または溝などのガイドを設けることで、機器操作上、冷蔵保管庫内の移動安定性を確保でき、側脚壁の幅を増すことで細長形状のラックに姿勢安定性を持たせることが出来る。箱形式ではなく、基本的な四つの部位から形成されるので、いずれかの部位を共通にして幾つかのアイテムの部位を作り融通して作成し組み立てられるので製造に関しても経済的である。
本発明の使用の形態として、チューブ一本用から複数の横列或いは縦列のチューブホルダーとして、デスク上において教育研修資料、プレゼンテーション資料に用いることにおいて活用できる。
[従来製品と本発明製品の相違]
通常のテストチューブラック、マイクロチューブラックは、繰り返し使用される。ただし、検体その他で汚染された場合、生物学的汚染領域内で使用された場合は、洗浄なり、滅菌が必要である。洗浄、乾燥、保管の工程には人手とスペースを要し、それなりのコストがかかる。滅菌には既存品では嵩張り、小さな滅菌器では、効率が悪く高ストの滅菌となる。
また使い捨て用とされている、既存の箱型の紙製品は普通の紙箱に製品を立てる穴を有し、穴を有したシート状内挿体を対角線上に折り畳んだものを相対する蓋状部分を用いて箱形状に組み立て、テストチューブラック、マイクロチューブラックとして使用するものである。
しかしながら、本発明品の構造はほぼラックとして完成しているものを折り畳んで薄くしたもので、組み立てるのではなく、起立させることで形状を成すものである。ゆえに使用するのに時間がかからない。素材には紙やクリアケースに用いる素材A-Petなどのプラスチックでも、プラスチックのヒンジ特性を利用して成形品においても、ヒンジ構造にした金属素材にしても製造可能である。感染防御のためにゴム手袋をしていても、紙や薄肉プラスチックや金属でゴム手袋を損傷することなく起立させ、即座にラック形状を得ることが出来る。よって、本発明品は、素材によっては使い捨てにも、耐久品としても用いることが出来る。
本発明品の意匠上の特徴は、中央が開放されており、従来製品では見られないテストチューブなどの中間部、底辺部が可視出来ることにある。また中央部を解放させるためと、製造時の部品組み付けのために、上下の支持部を分割したため、紙や金属以外にプラスチック成形品においても異種の素材の部品を組み合わせた製造及び組み合わせが可能であり、容易にラックの高低変化など応用的な使い方が可能である。
前記の課題を解決するため、本考案は、一本から数十本のテストチューブやマイクロチューブを立てることができるチューブ立て部を有するテストチューブラック、マイクロチューブラックについて、スリーブ状の上部支持体とスリーブ状の下部支持体及び二つのスリーブ状支持体を上下に固定して支え、起立性と高さを決定する左右或いは前後の二枚の側脚壁、あるいは上部支持体の左右或いは前後の上部の翼片を起立時の高さ寸法に応じて延長させた翼片面とで構成される、基本的には二通りの方法を有する。
一つ目の基本的方法として、スリーブ状の上部支持体はシート材や成形品の折り曲げ、及びヒンジ構造によって形成されている。スリーブ状の下部支持体はシート材や成形品の折り曲げ、またはヒンジ構造によって形成されている。チューブ立て部として、複数行、複数列の差し込み穴を上部支持体の上面及び下面に有するとともに、同数行、同数列の差し込み穴を下部支持体上面に有しており、スリーブ状の上下部支持体上面の左右又は前後の両端の翼片により二枚の側脚壁の上下に固定されるとともに、二枚の側脚壁を左右或いは前後に倒すとともに、上下スリーブ状の支持体を左右或いは前後に開放部四辺形断面の対角線上に折り曲げることにより平らかに折り畳み、二枚の側脚壁を左右或いは前後に起立させることによりチューブのラック形状を得る。
差し込み穴は細菌検査の場合などの培地を充填した場合などの用途として上下を対象に貫通するだけでなく、チューブを斜めに差し込めるように、上下の穴をずらせて楕円形或いは長方形上に開けて傾斜させて差し込んでも良い。
二枚の側脚壁の構造は内側上部支持体の両下段面、下部支持体の両上段面に接する凸部を有することを特徴とする。これは、二枚の側脚壁が左右或いは前後に倒れ平坦状に折り畳まれるときに、それぞれのスリーブ状の上下面が重なり包容されるためにおこる厚みの膨れを吸収するために設ける左右或いは前後の翼片部の曲がりに折りスジ或いはヒンジ面で遊びを設ける為に起こる、ラックの左右或いは前後の揺れを抑える為である。二枚の側脚壁は紙でもプラスチック成形品でも、スリーブ状の左右或いは前後の揺れを抑えられる凸状部分を形成するものを設けることが出来ればどの素材でも良いし、また側脚壁と凸状部一体形成出来る形でも良い。
前記の場合、起立形成したのち折り畳まずそのまま使い、不要時には潰して廃棄する用途の場合は、凸部がなくとも、起立させたのち、ラックの側脚壁内側に前記包容帯部の厚み寸法に近く、側脚壁の高さ横幅にちかい板を差し込むことで左右前後に揺れない起立姿勢を保つことが出来る。その板は側脚壁と一体に形成した左右の或いは前後の翼片を折り曲げて差し込んでも良い。
二つ目の基本的方法として、スリーブ状の上部支持体はシート材や成形品の折り曲げ、及びヒンジ構造によって形成されている。スリーブ状の下部支持体はシート材や成形品の折り曲げ、またはヒンジ構造によって形成されている。チューブ立て部として、複数行、複数列の差し込み穴を上部支持体の上面及び下面に有するとともに、同数行、同数列の差し込み穴を下部支持体上面に有しており、スリーブ状の上下部支持体上面の左右又は前後の両端の翼片により二枚の側脚壁の上下に固定されるとともに、二枚の側脚壁を外側に向けて90度開くとともに、上下スリーブ状の支持体を左右或いは前後に開放部四辺形断面の対角線上に折り曲げることにより平らかに折り畳み、二枚の側脚壁を内側中心に向けて90度窄めさせることによりチューブのラック形状を得る。
前記の場合のスリーブ状の上部支持体とスリーブ状の下部支持体の翼片の長さ寸法の関係として、上部支持体の翼片の側脚壁に固定した長さ寸法と、下部支持体の翼片長さ寸法内での固定される寸法の和が下部支持体翼片の側脚壁に固定されない長さ寸法とほぼ同寸法であり、固定されて動く上下翼片面で常に形成される二等辺三角形状態でラックの上下高低方向運動が維持される。
もう一つの前記二等辺三角形状態形成方法について、スリーブ状の上部支持体翼片の長さ寸法を延長させ側脚壁とし、その側脚壁の、上部支持体上面から下部支持体の下面で構成されるラックの最高高さを形成する長さの二分する位置で二等辺三角形状態を形成するような寸法の下部支持体の翼片を取り付けても良い。
スリーブ状の上部支持体の上部左右或いは前後の端部とスリーブ状下部支持体の下部左右或いは前後の端部とを結んで形成され、側脚壁の窄む角度で高低変化する二等辺三角形の底辺部に、起立時二等辺三角形が直線となる長さ寸法以下の高さ寸法の薄板を差し込むことにより起立高さを可変することが出来る。この場合ハサミ、カッターで切断できる、カット目安の寸法付き板紙またはプラスチックシートを別途部品として用いても良い。
上部支持体上下面の穴と下部支持体の穴はテストチューブ、マイクロチューブの外形を支える内径寸法を維持し、下部外形が先細りになっている種類については下部支持体上面の穴を上部よりも小さくチューブ先端が安定する程度の内径が望ましい。穴は円形でも、四角上でもその他多角形でも良い。
冷却効率を重視する場合或いはチューブとラックの抜き差しの円滑を重視する場合は支持体面とチューブの側面との隙間を設ける意味からチューブの姿勢を維持できる程度の多角形穴が良い。
[一実施形態]
本発明の一実施形態について図1乃至図33を用いて説明する。
図1は、本発明のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー10の外観全体を示しており、このワンタッチ組立式システムラック及びホルダーは、上下にやや平たいスリーブ状のテストチューブ類を一定の姿勢に保つための上部支持体11と下部支持体18を有すると共に、本発明品の両端には屹立して組み立て姿勢を保つための一対の側脚壁部26a,26bを有している。
図2で、本発明のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー10の折り畳んだ状態を示す。販売する際はこのように扁平の状態で供される。扁平状態から両手指で上部支持体側面部14bと下部支持体側面部21bを内側に抑えるように平行四辺形断面を形成ながら立てて断面が長方形スリーブ状に復帰させながら、上部支持体11と下部支持体18を引き離すように引くと、同時に潰れていた上部支持体側面部14a,14bと下部支持体側面部21a,21bが立ち上がってスリーブを形成し、その一端が平行四辺形状に傾倒した二枚の側脚壁部26a,26bが屹立して本体10を形成する。
また図2は扁平な状態で保管可能なので、従来のような保管スペースを必要とせず、滅菌時にも嵩張らず他のものと一緒に滅菌して保管できることを示している。
折り畳めば厚みは素材によっては10mm以下なので、施設の抽斗に容易に大量に保管でき、軽量なので移動コスト、移動エネルギーが低い、災害などの医療活動に大量に送ることが出来る。かつ折り畳み操作は数度繰り返し使用できるので経済的に有利である。
また従来品の様に箱組立の様に紙のように薄い開閉片を操作する必要が無く、既に部品の組付けが完成しているので、薄片操作によるゴム手袋損傷、手指切傷の恐れがない。
図3はワンタッチ組立式システムラック及びホルダー10を起立させ、テストチューブ類を上部支持体上面部差し込み穴12から差し込み、中心を同じくする上部支持体下面差し込み穴13を通り、前述穴12、13と中心を同じくする下部支持体上面差し込み穴19を貫通し挿入、載置された状態を示す長手開放部正面の図であ。テストチューブ類は三つの穴12,13,19で保持される。各差し込み穴径寸法は、テストチューブ類を保持するそれぞれの差し込み穴に近接するテストチューブ類の外形よりも若干大きめにする。
また使用目的によっては、後述する図12のように下部支持体18の下部支持体差し込み穴19を設けないか、下部支持体上面20をシートで被うかして、上部支持体の貫通孔のみでテストチューブ類の載置姿勢を保持することが出来、セストチューブ底の最先端部を観察できる。
図4は、本体10にテストチューブ類を挿入、載置した斜視図である。
図3、図4は上部支持体11と下部支持体18の間が開放されており、試料全体の状態が可視出来、把握しやすいこと、保冷剤、保温材を開放部側面からチューブに接触するように貼り付けることが出来ることで、検体冷温保存、検体冷温輸送に対する有利さ示している。
図5は、上部支持体11のパーツ区分構成例を(a1)で、パーツ一体展開例を(a2)で折り曲げ接合を(a3)で示す.下部支持体18のパーツ区分構成例を(b1)で、パーツ一体展開例を(b2)で,折り曲げ接合を(b3)で示す。
上部支持体11は上面の左右或いは前後の両端に一対の曲げ部17a,17bを有した上部支持体翼片16a,16b,と複数個の差し込み穴12を有した上部支持体上面11aと、複数個の差し込み穴13を有する上部支持体下面11b,及び左右或いは前後に一対のコの字型棒状の上部支持体側面折り曲げ部15a,15b,15c,15dを有した上部支持体側面部14a,14bとで構成される。
上部支持体11として組み立てるには、一対の断面がコの字型棒状の上部支持体側面部14aの上部支持体側面接合部14a1を上部支持体上面11aの裏側上部支持体上面端面11a1に,上部支持体側面部14bの上部支持体側面接合部14b1を上部支持体上面11aの裏側上部支持体上面端面11a2に、接着剤、ヒートシールなどで固着し、上部支持体下面11bの上部支持体下面端面11b1に上部支持体側面接合部14a2を、上部支持体下面端面11b2を上部支持体側面接合部14b2に接着剤、両面テープ、ヒートシールなどで固着して形成する。
下部支持体18は下面の左右或いは前後の両端に一対の曲げ部24a,24bを有した下部支持体翼片23a,23bと複数個の差し込み穴19を有した下部支持体上面20aと、下部支持体底面部を形成する上部支持体下面20b,及び左右或いは前後に一対のコの字型棒状の下部支持体側面折り曲げ部22a,22b,22c,22dを有した下部支持体側面部21a,21bとで構成される。
下部支持体18として組み立てるには、一対のコの字型棒状の下部支持体側面部21aの下部支持体側面接合部21a1を下部支持体上面20aの裏側下部支持体上面端面20a1に,下部支持体側面接合部21b1を下部支持体上面20aの裏側下部支持体上面端面20a2に、接着剤、ヒートシールなどで固着し、下部支持体下面20bの下部支持体下面端面20b1を下部支持体側面接合部21a2に、下部支持体下面端面20b2を下部支持体側面接合部21b2に接着剤、両面テープ、ヒートシールなどで固着して形成する。
パーツ一体展開例(a-2)では上部支持体上面部11aを上部に見て、上部支持体側面折り曲げ部15a,15b,15c,15dを下方に折り曲げ、上部支持体下面端面11b2と上部支持体側面接合部14a2を接着剤、ヒートシール、工業用両面テープなどの接合、係合、固着手段を用いて固着してスリーブ状の上部支持体11を形成することを示す。
パーツ一体展開例(b-2)では下部支持体下面20bの内側を、下部支持体上面20aが下部支持体側面折り曲げ部22a,22bで被う様に下部支持体側面接合部21b1に向かって折り曲げ、折り曲げ部22c,22dを下部支持体側面接合部21b1が下部支持体上面端面20a1と係合するように折り曲げて、21b1と20a1を接着剤、ヒートシール、工業用両面テープなどの接合、係合、顧客手段を用いて固着してスリーブ状の下部支持体18を形成することを示す。
図6は、(a)上部支持体11の組立図、(b)下部支持体18の組立図を示す。
図7は、本発明のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー10の機能要素の構成と形成後の組立図を示す。
ワンタッチ組立式システムラック及びホルダー10は、上部支持体11と下部支持体18と二枚の側脚壁部26a,26bとの組み合わせで形成されている。
この図から上部支持体側面部、下部支持体側面部の縦横寸法、側脚壁部の縦横寸法の変化と組み合わせにより、本発明品の高さ、幅、中央部可視範囲、など経済的に用途対応が出来ることと、上部支持体11と下部支持体18との間に空間を有していることを示している。
各機能要素の係合を示す。
上部支持体11の左右或いは前後両端に有する上部支持体翼片16aの上部支持体側脚壁接合部(25a)を側脚壁部26aの上部支持体翼片接合部29aに、上部支持体翼片16bの上部支持体側脚壁接合部(25b)を側脚壁部26bの上部支持体翼片接合部29bに、下部支持体18の左右或いは前後両端に有する下部支持体翼片23aの下部支持体側脚壁接合部25cを側脚壁部26aの下部支持体翼片接合部30aに、下部支持体翼片23bの下部支持体側脚壁接合部25dを側脚壁部26bの下部支持体翼片接合部30bに、それぞれ接着剤、ヒートシール、工業用両面テープなどの接合、係合、固着手段を用いて固着し、ワンタッチ組立式システムラック及びホルダー10を形成する。
図8は、上部支持体11と側脚壁部26aの間に設ける上部折り曲げ厚包容帯部28a、28bと、下部支持体18と側脚壁部26bの間に設ける下部折り曲げ厚包容帯部28c、28dの空間と側脚壁内凸部27a、27bの関係と役割効果を示す。
図5A、図5Bで示す上部支持体上面部11aの上部支持体側面部14a,14bの長手方向両端面と上部支持体下面11bの長手方向両端面を結ぶ直線と、上部支持体翼片折り曲げ部17a,17bとの寸法差による段差で形成される包容帯部によって、スリーブ状に形成された上部支持体11を左右或いは前後に屈曲させ、扁平にし、同様に包容帯部を設けた下部支持体18を左右或いは前後に屈曲させ、扁平にし、同時に両側脚壁26a,26bを傾倒させて扁平にするときに、傾倒断面の対角線両端に形成する挟角内で生じる、上下支持体の上面下面が重なる厚みによるストレスを、前述の折り曲げ厚包容帯部により開放して、折り曲げ扁平操作をスムーズにするとともに、厚みが増した、上下支持体の上面下面が重なる端面による傾倒断面の対角線の挟角頂角部との突っ張りあいで生じる全体の変形圧力を解消する。以上の如く包容帯部を設けたことで、両側面部と上下支持体の上下面部の端面との間に空隙を生じさせるが、両側面部内面に設けた凸部で、上部支持体下面11bと下部支持体下面20bの両端面及び両側面部端面を抑えることで、空隙により生じるグラつきを抑えることが出来る。凸部を形成する側脚壁は、凸部として別パーツとして取り付けても、側脚壁全体を凸部一体に形成しても良い。材質として、支持体と同様の素材でも良いし、プラスチックで凸部一体に形成することもできる。
図9は、上部及び下部支持体に設ける穴の形状を表し、ディスプレイ効果があり、化粧品、文具、観賞用品に応用できることを示している。
図10は、上部及び下部支持体に設ける穴を千鳥配列した場合の一例であって、上部支持体と下部支持体の間から各チューブの様子が、重ならずに、チューブの中を個別に全体を観察できること、光を個々に当てられることを示している。
図11は、チューブに培地などゲル状のもの、或いは経時的に固化する試料などで、傾斜して保管するもののために、上部支持体から下部支持体にかけて、貫通して斜めに差し込める穴の形状をと、チューブが上下支持体に保持されている様子を示している。
図12は、本品の中央が開放されていることにより、資料によっては、少量保管で良い場合でも、チューブ底部の様子確認を要する場合でも、対応が出来る。紙板かプラスチック板を下段上部に貼るか置くことによって、試料全体の状態が把握でき、試料底部確認などもできることを示している。
図13は、側脚壁上下寸法を延長させたと、上部支持体翼片16a、16b及び下部支持体翼片23a、23bと、側脚壁部26a、側脚壁部26bの接合の仕方によって、持ち手付、脚付に出来ることを示している。
上部支持体側脚壁接合部(25a)、(25b)、及び下部支持体側脚壁接合部(25c)、(25d)の、翼片の接合面の裏側に当たる面を、側脚壁の上部支持体翼片接合部29a、29b及び下部支持体翼片接合部30a、30bにそれぞれ接合することで、二段ベッド形状を形成する。
当図面の部位番号は把手脚付様に新たな番号を付している。
図14は、上部支持体と下部支持体及び側脚壁部とを一体の平面に展開したものを組立、形成し得ることを示している。
図15は、側脚壁部26a、側脚壁部26bに、図のような孔や切込みを設けることにより、棒状のものを通したり、レール形状の上に載せたり、側面をガードレール形状のもので、挟み込んだりすることにより、正確に機械内や保管庫内を移動しやすくでき、また搬送から試料採取、測定までの自動化を図ることに寄与することを示している。
図16は、もう一つの基本的実施例である本発明のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51の外観全体を示しており、このワンタッチ組立式システムラック及びホルダーは、上下にやや平たいスリーブ状のマイクロチューブ類を一定の姿勢に保つための上部支持体52と下部支持体71を有すると共に、本発明品の両端には屹立して組み立て姿勢を保つための一対の側脚壁部79a,側脚壁部79bを有している。
図17で、本発明のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51の折り畳んだ状態を示す。販売する際はこのように扁平の状態で供される。扁平状態から両手指で側脚壁部79a,側脚壁部79bを90度ないし90度前後下方に反転し、屹立させることで、上部支持体52と下部支持体71が離れ、同時に下方で潰れていた上部支持体側面部56a,56bと下部支持体側面部73a,73bが立ち上がってスリーブを形成し、その上端が中心に向かって傾倒した二枚の側脚壁部26a,26bが屹立して本体51を形成する。
組立てた本体51の側脚壁部79a,側脚壁部79bを外側に向けて90度ないし90度前後開くとともに、上下スリーブ状の支持体を左右或いは前後に開放部四辺形断面の対角線上に折り曲げることにより平らかに折り畳み、再び二枚の側脚壁部を内側中心に向けて90度ないし90度前後窄めさせることによりチューブのラック形状を得、繰り返し使用が出来る。
図18はワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51を起立させ、マイクロチューブ類を上部支持体上面部差し込み穴54から差し込み、中心を同じくする上部支持体下面差し込み穴55を通り、前述穴54、55と中心を同じくする下部支持体上面差し込み穴74を貫通し挿入、載置された状態を示す長手開放部正面の図である。
図19は、本体51にマイクロチューブ類を挿入、載置した斜視図である。
図20は、上部支持体52のパーツ区分構成例を(a1)で、パーツ一体展開例を(a2)で、折り曲げ接合を(a3)で示す。下部支持体71のパーツ区分構成例を(b1)で、パーツ一体展開例を(b2)で、折り曲げ接合を(b3)で示す。
図21は、(a)上部支持体52の組立図、(b)下部支持体71の組立図を示す。
図22は、本発明の二番目の基本実施例ワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51の機能要素の構成を示す。
ワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51は、上部支持体52と下部支持体71と二枚の側脚壁部79a,79bとの組み合わせで形成されている。
本実施例の特徴は、一番目の実施例と異なって、両側脚壁部の傾倒、屹立ではなく、両側脚壁部を90度ないし90度前後、展開操作をすることにより、組立形成、扁平形成する。
平らかになった状態の本品を、両側脚壁部を下方に、スリーブ状の上下支持体の開放部を挟み込むように窄めて屹立させる。本実施例では屹立させても、そのままでは上下支持体の自重で支持体が下がり、窄めた側脚壁に復元力が掛かり屹立姿勢から扁平に戻ろうとする。起立姿勢を保持するに、屹立操作時に側脚壁部と支持体とを予め用意した接着、接合、係合、固着などの手段を用いて固定し姿勢を保持する。側脚壁部と支持体との固定には、側脚壁内面に両面テープ、或いはマジックテープ(登録商標)、或いはプラスチックホック、或いは側脚壁部中央部や下部に設けた差し込み部と支持体翼片や下部支持体底面部に設けた差し込み部挿入の切込み部を設けて固定でき、また後述する本品の高さ寸法調整法のように、上下支持体の翼片が形成する、くの字型開口部分に薄板を差し込むことで固定することも可能である。
図23は、上部支持体52の上部支持体翼片58a及び上部支持体翼片58bを延長させ、側脚壁部を兼ねさせ、上部支持体側脚壁部形成翼片81a,81bを形成し、下部支持体71の下部支持体翼片77a及び上部支持体翼片77bを延長させ、下部支持体側脚壁部形成翼片82a82bを形成し、その翼片に下部支持体71の下部支持体翼片77a及び下部支持体翼片77bに設けてある下部支持体支点形成翼片折り曲げ部78bと下部支持体支点形成翼片折り曲げ部78dの位置が側脚壁相当部分の高さ寸法の二分の一になる位置に合わせて接合することで、二枚の下部支持体側脚壁部形成翼片を外側に向けて90度ないし90度前後開くとともに、上下スリーブ状の支持体を左右或いは前後に開放部四辺形断面の対角線上に折り曲げることにより平らかに折り畳み、二枚の下部支持体側脚壁部形成翼片を内側中心に向けて90度ないし90度前後窄めさせることによりチューブのラック形状を得るところの、上下部支持体側脚壁部形成翼片の接合位置関係を示している。
図24は、上部及び下部支持体に設ける穴の形状を表し、ディスプレイ効果があり、化粧品、文具、観賞用品に応用できることを示している。
図25は、上部及び下部支持体に設ける穴を千鳥配列した場合の一例であって、上部支持体と下部支持体の間から各チューブの様子が、重ならずに、チューブの中を個別に全体を観察できること、光を個々に当てられることを示している。
図26は、小サイズチューブに培地などゲル状のもの、或いは経時的に固化する試料などで、傾斜して保管するもののために、上部支持体から下部支持体にかけて、貫通して斜めに差し込める穴の形状をと、チューブが上下支持体に保持されている様子を示している。
図27は、図22を基に組み合わせたワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51と23図を基に組み合わせたワンタッチ組立式システムラック及びホルダー51の側脚壁部と翼片の関係比較を示している。
図28は、ホルダー51を屹立させる際の、ホルダー51側脚壁部と下部支持体71の翼片部との固着方法の例として、樹脂製ホックをホルダー51側脚壁部と下部支持体71の翼片部に内装させて固着させる。同じ様にして樹脂製マジックテープを内装させる方法、下部支持体に切り込みを入れ、側脚壁に」差し込み用の下上の切込みを設けて、起立時に差し込み固定する方法、両面テープを設けて、起立時に両面テープの紙を剥がして、接着する方法を示している。
図29は、組立姿勢を形成するに、図28に示した様な方法以外に、板辺を上下支持体と上下翼片、或いは上下支持体と側脚壁とで形成する上下に可変する間隙に紙、プラスチックなどの板辺を挿入することで起立後の高さを可変でき、組み立て姿勢を保持することを示している。板辺の高さ寸法を、間隙の上下最大寸法から、上部支持体の下面部と下部支持体の上面が接面するまでの間で任意の高さで姿勢を保持することを示す。
図30は、厚紙或いはA-PETの様なプラスチックシートを材料として、上下支持体の翼片部を延長し、両翼片を用いて側脚壁部を形成した、全部位を一体面に展開した図と、組上げ接合した図を示す。
図31は、上部摘み部と、下部高床脚部を形成する、上部支持体と下部支持体の翼片の接続、接合関係を示す。
図32は、一つ目の実施例で形成した遠心分離用テストチューブが載置された、一本用のテストチューブホルダーの開放部正面図であり、チューブホルダーとして教育研修、プレゼンテーションにおいて使いやすいこと、ディスプレイ効果があり、化粧品、文具、観賞用品に応用できることを示す。
図33は、図32で示す遠心分離用テストチューブが載置された、一本用のテストチューブホルダーの斜視図である。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。上記実施形態における表記、表現、態様等は、一例であり、これに限定されるものではない。
10…起立・折畳み式テストチューブ類システムラック及びチューブホルダー
11…上部支持体
11a…上部支持体上面
11a1…上部支持体上面端面
11a2…上部支持体上面端面
11b…上部支持体下面
11b1…上部支持体下面端面
11b2…上部支持体下面端面
12…上部支持体上面差し込み穴
13…上部支持体下面差し込み穴
14a…上部支持体側面部
14a1…上部支持体側面接合部
14a2…上部支持体側面接合部
14b…上部支持体側面部
14b1…上部支持体側面接合部
14b2…上部支持体側面接合部
15a…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
15b…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
15c…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
15d…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
16a…上部支持体翼片
16b…上部支持体翼片
17a…上部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
17b…上部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
18…下部支持体
19…下部支持体上面差し込み穴
20a…下部支持体上面
20a1…下部支持体上面端面
20a2…下部支持体上面端面
20b…下部支持体下面
20b1…下部支持体下面端面
20b2…下部支持体下面端面
21a…下部支持体側面部
21a1…下部支持体側面接合部
21a2…下部支持体側面接合部
21b…下部支持体側面部
21b1…下部支持体側面接合部
21b2…下部支持体側面接合部
22a…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
22b…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
22c…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
22d…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
23a…下部支持体翼片
23b…下部支持体翼片
24a…下部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
24b…下部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
25a…上部支持体側脚壁接合部
25b…上部支持体側脚壁接合部
25c…下部支持体側脚壁接合部
25d…下部支持体側脚壁接合部
26a…側脚壁部
26b…側脚壁部
27a…側脚壁内凸部
27b…側脚壁内凸部
28a…上部折り曲げ厚包容帯部
28b…上部折り曲げ厚包容帯部
28c…下部折り曲げ厚包容帯部
28d…下部折り曲げ厚包容帯部
29a…上部支持体翼片接合部
29b…上部支持体翼片接合部
30a…下部支持体翼片接合部
30b…下部支持体翼片接合部
31a…上部支持体翼片接合部兼把手形成部
31b…上部支持体翼片接合部兼把手形成部
32a…上部支持体翼片兼把手形成部
32b…上部支持体翼片兼把手形成部
33a…下部支持体翼片接合部兼脚部形成部
33b…下部支持体翼片接合部兼脚部形成部
34a…下部支持体翼片兼脚部形成部
34b…下部支持体翼片兼脚部形成部
51…起立・折畳み式テストチューブ類システムラック及びチューブホルダー
52…上部支持体
53a…上部支持体上面
53a1上部支持体上面端面
53a2上部支持体上面端面
53b…上部支持体下面
53b1上部支持体下面端面
53b2上部支持体下面端面
54…上部支持体上面差し込み穴
55…上部支持体下面差し込み穴
56a…上部支持体側面部
56a1…上部支持体側面接合部
56a2…上部支持体側面接合部
56b…上部支持体側面部
56b1…上部支持体側面接合部
56b2…上部支持体側面接合部
57a…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
57b…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
57c…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
57d…上部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
58a…上部支持体翼片
58b…上部支持体翼片
59a…上部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
59b…上部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
71…下部支持体
72a…下部支持体上面
72a1…下部支持体上面端面
72a2…下部支持体上面端面
72b…下部支持体下面
72b1…下部支持体下面端面
72b2…下部支持体下面端面
73a…下部支持体側面部
73a1…下部支持体側面接合部
73a2…下部支持体側面接合部
73b…下部支持体側面部
73b1…下部支持体側面接合部
73b2…下部支持体側面接合部
74…下部支持体上面差し込み穴
75…下部支持体底内面
76a…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
76b…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
76c…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
76d…下部支持体側面折り曲げ部(ヒンジ機能部)
77a…下部支持体翼片
77b…下部支持体翼片
78a…下部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
78b…下部支持体支点形成翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
78c…下部支持体翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
78d…下部支持体支点形成翼片折り曲げ部(ヒンジ機能部)
79a…側脚壁部
79b…側脚壁部
80a…側脚壁内90度展開支点部
80b…側脚壁内90度展開支点部
81a…上部支持体側脚壁部形成翼片
81b…上部支持体側脚壁部形成翼片
82a…下部支持体側脚壁部形成翼片
82b…下部支持体側脚壁部形成翼片
83a…上下部支持体接合部
83b…上下部支持体接合部

Claims (1)

  1. 上面及び下面を有するスリーブ状の上部支持体及び下部支持体を備え、スリーブ状の上部支持体及び下部支持体が、開放部四辺形断面の対角線上に折り曲げることができる構造であり、上部支持体の上面の左右端部に設けられた上部支持体翼片及び下部支持体の下面の左右端部に設けられた下部支持体翼片それぞれ上下に固定して支える二枚の側脚壁を有し、スリーブ状の上部支持体及び下部支持体並びに二枚の側脚壁を折り畳むことができる、紙、プラスチック、又は金属素材からなる、テストチューブ類のワンタッチ組立式システムラック及びホルダー。
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