JP7257825B2 - 投票集計装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、投票集計装置及びプログラムに関する。
テレビ番組の総集編などのいわゆるダイジェスト版を作成するために、過去の放送回の番組の中から人気の高かったシーンを視聴者の投票により選ぶことがある。この投票には、投稿フォームなどが活用されている。しかし、投票を実施する度に、投票対象を選択するプルダウンメニューなどを備えた専用の投稿フォームを用意する必要があり、制作者側に労力がかかる。視聴者にとっても、ウェブブラウザなどを利用して専用の投稿フォームにアクセスし、名前やメールアドレスを入力する必要があり、投票に手間がかかる。
そこで、それらを必要としないSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した投票が考えられている。制作者側は、「特定のハッシュタグを付けてSNSで投稿してください」と周知するだけで、投票用のフォームを準備することなく、投票を実施できる。また、視聴者は、スマートフォンなどから、例えばTwitter(登録商標)のようなSNSのアプリケーション(アプリ)を用いて、気軽に投票を行うことができる。このように、SNSを活用した投票は、番組制作者と視聴者の双方にメリットがあると考えられる。しかしながら、SNSを用いた投票は、自由な文面で記述されるため、その文面からは投票先の番組が明確ではないことがある。
一方で、ソーシャルメディアの情報を自動で分類する技術がある(例えば、特許文献1、2参照)。これらの技術はいずれも、ソーシャルメディアの投稿を解析し、目的に合わせた分類を行う。また、検索用のテキストに基づいてコンテンツを検索する技術(例えば、特許文献3、4参照)や、SNSへの書き込みに基づいて話題性のある番組を特定する技術がある(特許文献5参照)。
特開2018-63463号公報 特開2017-201437号公報 特開2017-134675号公報 特許第6101554号公報 特開2017-123094号公報
上述した特許文献1、2の技術はいずれも、最終的な分類を行う際に機械学習を用いている。そのため、これらの技術を利用する場合、制作者側は、投票に適した学習データを用意する必要が生じる。例えば、特番に向けた投票など、ある特定の目的を持った1回のみの投票を実施する場合にも都度、学習データを用意しなければならない。また、特許文献3~5の技術は、投票先を特定して、投票数を集計するものではない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、投票を実施する側と投票を行う側の両者の負荷を軽減しながら投票結果を集計することができる投票集計装置及びプログラムを提供する。
本発明の一態様は、ユーザ以外の他のユーザに公開する文章の情報を含む投稿内容を前記ユーザの端末から送信し、前記投稿内容を閲覧することが予め登録されている他のユーザの端末へ、前記投稿内容を配信するサービスを利用している複数の前記ユーザそれぞれの前記投稿内容を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記投稿内容のうち、投票であることを表す情報が含まれる前記投稿内容を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記投稿内容毎に、前記投稿内容による投票の対象である各投票対象に関する情報との関連を定量的に表す関連度を算出し、前記各投票対象それぞれについて算出された前記関連度に基づいて投票先の前記各投票対象を推定する投票先推定部と、複数の前記投稿内容それぞれについて推定された前記投票先に基づいて、前記各投票対象ごとの投票数を集計する集計部と、を備えることを特徴とする投票集計装置である。
本発明の一態様は、上述の投票集計装置であって、前記サービスへ登録した日時が所定日時以降である前記ユーザから送信された前記投稿内容による投票を、投票数の集計対象から除く複数投票排除部をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述の投票集計装置であって、前記ユーザから最初に送信された又は最初から所定回数以内に送信された前記投稿内容による投票を、投票数の集計対象から除く複数投票排除部をさらに備える、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述の投票集計装置であって、前記投票先推定部により推定された前記投票先が同じである前記投稿内容のグループ毎に組織票排除処理を行う組織票排除部をさらに備え、前記取得部は、前記サービスにおける前記ユーザ間の関係を表す情報を取得し、前記組織票排除処理は、前記投稿内容を送信した前記ユーザをそれぞれノードにより表し、かつ、前記ユーザ間の関係を表す前記情報に基づいて関係のある前記ユーザを表す前記ノード間を結合したグラフ構造を作成するグラフ作成処理と、前記グラフ構造において結合された前記ノード群であるサブグループ毎に、前記サブグループを構成する関係の数が、前記サブグループに含まれる前記ノード間の全てに関係があるときの前記関係の数に占める割合である充足率を算出する充足率算出処理と、前記充足率がしきい値以上の前記サブグループに含まれる前記ノード群が表す複数の前記ユーザによる投票の重複を排除する排除処理と、前記充足率が前記しきい値以下の前記サブグループから前記関係の数が所定よりも少ないノードを除去し、除去されなかったノードが所定数以上の前記サブグループに含まれる前記ユーザを対象として前記グラフ作成処理を行う繰り返し処理とを有する、ことを特徴とする。
本発明の一態様は、上述の投票集計装置であって、前記各投票対象は番組であり、前記投票先推定部は、前記抽出部が抽出した前記投稿内容毎に、複数の番組それぞれのタイトル及び概要文との関連を定量的に表す第一スコアと、複数の前記番組それぞれの字幕との関連を定量的に表す第二スコアとを算出し、前記番組それぞれの前記第一スコア及び前記第二スコアに基づいて投票先の前記番組を推定する。
本発明の一態様は、コンピュータを、上述したいずれかの投票集計装置として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、投票を実施する側と投票を行う側の両者の負荷を軽減しながら投票結果を集計することができる。
本発明の一実施形態による投票集計装置の構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態によるユーザ情報を示す図である。 同実施形態による番組情報を示す図である。 同実施形態による投票集計装置の処理を示すフロー図である。 同実施形態による組織票排除処理のアルゴリズムを示す図である。 同実施形態による組織票排除処理を示すフロー図である。 同実施形態によるグラフ構造を示す図である。 同実施形態によるグラフ構造を示す図である。 同実施形態によるグラフ構造を示す図である。 同実施形態によるグラフ構造を示す図である。 同実施形態による投票の集計方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による投票集計装置1の構成を示す機能ブロック図である。投票集計装置1は、SNSシステム2及び番組情報記憶装置3と通信可能である。投票集計装置1は、SNSを利用して行われた投票の内容を解析して投票先の番組を推定し、番組ごとに投票数を集計する。
SNSシステム2は、サービス利用者として登録されているユーザにSNSサービスを提供するサービス提供システムである。SNSサービスでは、サービス利用者の端末から他のサービス利用者に公開する情報をSNSシステム2に送信し、登録する。サービス利用者の端末から、他のサービス利用者に公開する情報をSNSシステム2に送信し、登録することを投稿と記載する。また、投稿された情報を投稿内容と記載する。SNSシステム2は、投稿を行ったサービス利用者である投稿者が閲覧を許可し、かつ、その投稿者が公開する情報の閲覧を希望することが予め登録されている他のサービス利用者の端末に、投稿内容を配信する。投稿者が、投稿内容の閲覧を許可する他のサービス利用者は、特定のユーザでもよく、SNSサービスを利用する全ユーザでもよい。
本実施形態において利用可能なSNSサービスでは、投稿内容に、少なくともテキストデータを用いることができる。このようなSNSサービスとして、例えば、Twitter(登録商標)がある。特定のユーザが投稿したときにその投稿内容を配信するようSNSシステム2に登録しておくことを、そのユーザを「フォローする」と記載する。例えば、ユーザAの投稿内容の配信を希望するユーザBは、ユーザAをフォローするフォロワーである。このとき、ユーザAがユーザBのフォロワーであれば、ユーザAとユーザBは双方向の関係を有する。ユーザBがユーザAのフォロワーであるが、ユーザAはユーザBのフォロワーではない場合、ユーザBからユーザAへの片方向の関係を有する。
番組情報記憶装置3は、例えば、1台以上のデータベースサーバにより構成される。番組情報記憶装置3は、各番組の番組情報を記憶する。番組情報は、番組の放送日時、番組タイトル、番組概要、字幕などの情報を含む。
投票集計装置1は、取得部11、記憶部12、抽出部13、投票先推定部14、複数投票排除部15、組織票排除部16及び集計部17を有する。投票集計装置1は、1台又は複数台のコンピュータ装置により実現される。投票集計装置1をネットワークにより接続される複数のコンピュータ装置により実現する場合、投票集計装置1の各機能部を、これら複数のコンピュータ装置のいずれにより実現するかは任意とすることができる。また、同一の機能部を複数のコンピュータ装置により実現してもよい。また、投票集計装置1は、番組情報記憶装置3を備えてもよい。また、SNSシステム2が投票集計装置1を備えてもよい。
取得部11は、SNSシステム2からSNS情報を取得する。SNS情報は、SNSサービスの利用者となっている各ユーザのユーザ情報を含む。ユーザ情報は、ユーザを特定する情報であるユーザID、サービス利用を登録した日時、フォロワー、フォローしている他のユーザ、投稿情報などを含む。投稿情報は、投稿日時と投稿内容を含む。記憶部12は、取得部11が取得したSNS情報など、各部の処理に用いられる情報を記憶する。抽出部13は、取得部11が取得したユーザ情報に含まれる投稿情報のうち、投票であることを表す情報を含んだ投稿内容の投稿情報を抽出する。投票であることを表す情報として、例えば、ハッシュタグが用いられる。
投票先推定部14は、抽出部13が抽出した各投稿情報の投稿内容から、ユーザが投票した番組を推定する。投票先推定部14は、この推定に、文書同士の関連を定量的に表す値を利用した従来の検索技術を用いる。投票先推定部14は、抽出部13が抽出した投稿情報毎に、投稿内容の文書と各番組のタイトル及び概要文との関連を定量的な値で表した関連度である第一スコアと、投稿内容の文書と各番組の字幕との関連を定量的な値で表した関連度である第二スコアとを算出する。投票先推定部14は、各番組について算出された第一スコア及び第二スコアに基づいて、投稿情報毎に投票先の番組を推定する。
複数投票排除部15は、「一人あたり一回の投票」の制限がある場合に、同一ユーザからの複数の投票を排除する。複数投票排除部15は、抽出部13が抽出した投稿情報の中に、同一のユーザIDが投稿者である複数の投稿情報を検出した場合、それら複数の投稿情報のうちいずれかを選択し、選択されなかった投稿情報による投票を無効とする。つまり、複数投票排除部15は、無効とする投稿情報について投票先推定部14が推定した投票先を、投票数の集計対象から除く。
また、ユーザは、同一ユーザからの投票ではないように見せかけるために、新規にSNSサービスのユーザIDを取得して、投票を行う場合がある。そこで、複数投票排除部15は、抽出部13が抽出した投稿情報のうち、以下の二つの条件のいずれか又は両方に合致する投稿情報を無効とし、その投稿情報による投票を、投票数の集計対象から除く。一つ目は、現在から所定時間遡った日時以降に新規にサービスの利用を登録したユーザからの投稿情報であるという条件である。二つ目は、サービスの利用を登録してから最初の又は最初から所定回(2回、3回など)以内の投稿情報であるという条件である。
組織票排除部16は、組織票を排除する。組織票とは、ある団体がまとまって特定の対象に投じる票である。そこでまず、組織票排除部16は、同じ対象に投票したユーザを1つのグループとし、ユーザ情報を参照して、グループ毎にユーザ間の関係を表すグラフ構造を作成するグラフ作成処理を行う。グラフ構造は、抽出部13が抽出した投稿情報の投稿者である各ユーザをそれぞれノードとして表し、さらに、各ユーザを表すノードから当該ユーザがフォロワーとなっている(フォローしている)他のユーザを表すノードに至る方向の矢印によりそれらノード間を結合して表される。このグラフ作成処理によって、矢印で結合されたノードの塊(ノード群)からなり、他のノード群とは結合がないノード群であるサブグループが得られる。組織票排除部16は、サブグループ毎に、充足率を算出する充足率算出処理を行う。充足率は、サブグループに含まれる矢印の数が、そのサブグループに含まれるノード間を全て両方向で結合したときの矢印の数に占める割合である。組織票排除部16は、充足率がしきい値以上のサブグループに含まれるノードに対応するユーザからの投票については組織票と判断し、それら組織票については投票の重複を排除してまとめて1票とする排除処理を行う。組織票排除部16は、充足率がしきい値以下のサブグループについては、組織票とは関連しないユーザのノードを除去し、除去されずに残ったノードに対応したユーザを対象にしてグラフ作成処理を繰り返す繰り返し処理を行う。組織票とは関連しないユーザのノードは、矢印の数が所定よりも少ない、例えば、最も少ないノードである。また、組織票排除部16は、サブグループに含まれるユーザが少ない場合、そのサブグループ自体が組織票とは関連しないユーザ群であると判断する。
集計部17は、複数の投稿情報それぞれについて特定された投票先の番組に基づいて番組ごとの投票数を集計する。集計部17は、集計した各番組の投票数を出力する。
図2は、ユーザ情報の例を示す図である。ユーザ情報は、ユーザID、ユーザ名、登録日時、フォロワー、フォロー対象ユーザ、投稿回数、投稿情報を含む。ユーザIDは、ユーザを一意に特定する識別情報である。ユーザ名は、ユーザの名前である。登録日時は、ユーザがサービス利用を登録した日時である。フォロワーは、ユーザが投稿内容の公開を許可している他のユーザを示す。フォロー対象ユーザは、ユーザがフォロワーとなっている他のユーザを示す。投稿回数は、ユーザが投稿を行った回数である。投稿情報は、投稿日時と投稿内容を含む。なお、ユーザがリツイートを行った場合、投稿情報にはリツイートである旨の情報と、リツイートされた投稿情報を投稿したユーザの情報が付加される。リツイートとは、自身がフォローしている他のユーザの投稿内容を、自身のフォロワーに公開するために投稿することである。なお、ユーザ情報は、ユーザに関する属性の情報をさらに含んでもよい。属性は、例えば、住所、生年月日、性別などであるが、これらに限定されない。
図3は、番組情報の例を示す図である。番組情報は、番組ID、放送日時、番組タイトル、番組概要、字幕などの情報を含む。番組IDは、番組を一意に特定する識別情報である。放送日時は、番組が放送された日時を示す。番組タイトルは、番組のタイトル及びサブタイトルを示すテキストデータである。番組概要は、番組のあらすじや番組内容などの文章や、出演者等を示すテキストデータである。字幕は、番組の字幕を示すテキストデータである。
<投票集計装置1の動作>
図4は、投票集計装置1の処理を示すフロー図である。番組制作者は、番組投票を実施する際に、特定のハッシュタグを付けてSNSにより投票するよう周知する。SNSの利用であるユーザは、自身が利用している端末から、投票先の番組について記述した文章と、周知されたハッシュタグとを含んだ投稿内容をSNSシステム2に投稿する。SNSシステム2は、ユーザの端末から投稿内容を受信すると、投稿日時を付加してユーザ情報に追加する。
ステップS110において、投票集計装置1の取得部11は、投票を集計するタイミングに応じて、SNSシステム2からSNS情報を読み出して記憶部12に書き込む。読み出したSNS情報は、特定のユーザのみを公開対象としたユーザのユーザ情報を含まないようにしてもよい。ステップS120において、抽出部13は、記憶部12が記憶しているSNS情報に含まれるユーザ情報から、投稿日時が投票実施期間内に含まれ、かつ、投稿内容に投票を表すハッシュタグが設定されている投稿情報を抽出する。以下では、この抽出された投稿情報を、投票用投稿情報と記載する。ステップS130において、投票先推定部14は、各投票用投稿情報による投票先の番組を推定する。
一般にSNSの投稿内容には文字数の制限がある。また、投稿内容は、自由記述である。そのため、投稿内容に記述された文言の選択も、番組情報に使用されているものと異なることが多い。そこで、投票先推定部14は、単純なキーワードマッチングではなく、文書同士の関連を定量的な値として算出する検索技術を用いる。特に、関連語句にまで拡張して文書同士の関連を検索する技術が望ましい。この検索技術には、例えば、特許文献3の技術を用いることができる。また、Word2Vecや、Doc2Vecを用いることもできる。
加えて、投稿内容には、「くらげ水族館の回」のように番組全体の内容を表す語句が使われる場合や、「飼育員の○○さんが言っていた△△という言葉に感動した」のように番組の一部のシーンを表す語句が使われる場合がある。そこで、投票先推定部14は、投稿内容を用いた検索の対象を、各番組の「番組タイトルと概要文」と「番組の全字幕」との2種類とする。投票先推定部14は、それら検索対象それぞれの検索結果として得られたスコアに重み付けを行った後に加算し、最終的なスコアを算出する。複数投票排除部15は、最終的なスコアが高い番組を投票先として推定する。
特許文献3に開示された検索キーと関連するコンテンツを検索するための番組情報検索装置の技術を適用した場合、投票先推定部14は、以下のように検索を行う。まず、投票先推定部14は、投稿内容を検索キーとする。投票先推定部14は、投稿内容に含まれる単語を上位関連語として取得する。投票先推定部14は、関連する単語と、それら関連する単語間の類似度とを示す概念マップから、各上位関連語について、関連する単語と、その関連する単語との類似度を読み出す。さらに、投票先推定部14は、読み出された各単語について、関連する他の単語と、その関連する他の単語との類似度を概念マップから読み出す処理を所定回繰り返す。投票先推定部14は、概念マップから読み出された単語である下位関連語毎に、上位関連語から下位関連語に至るまでに概念マップから読み出された単語を順に並べた単語の列であるパスを取得する。
投票先推定部14は、上位関連語から下位関連語に至るパスにおいて隣接する単語間の類似度と、パスに含まれる単語に関連する他の単語の数と、上位関連語の単語の重要度とに基づいて、下位関連語毎に検索キーとの関連の高さを表す関連度を計算する。この関連度は、類似度が高いほど、関連する他の単語の数が少ないほど、又は、重要度が高いほど、高いスコアとなる。また、上位関連語の単語の重要度として、IDF(Inversed Document Frequency)を用いることができる。さらに、投票先推定部14は、検索対象のテキストデータを単語に分割し、分割により得られた単語のうち上位関連語又は下位関連語に合致する各単語を特定する。投票先推定部14は、特定した単語それぞれについて、単語の重要度と関連度とを乗算し、乗算した結果の合計を、検索対象の分割により得られた単語の数の対数により除算してスコアを計算する。ここで用いる単語の重要度として、okapi-BM25や、特開2015-132899号公報に開示されているCoMの値を用いることができる。CoMは、文中に関連する単語(類似度が高い単語)が多く出現する単語ほど、その文中で重要な単語である、という考え方に基づいた重み付け手法である。
例えば、投票先推定部14は、非特許文献3の技術を用いた第一検索エンジン及び第二検索エンジンを有する。第一検索エンジンは、検索対象が番組タイトル及び概要文であり、第二検索エンジンは、検索対象が番組の字幕である。投票先推定部14は、これら第一及び第二検索エンジンに、投票用投稿情報の投稿内容を検索キーとして入力する。第一検索エンジンからは第一スコアsが出力され、第二検索エンジンからは第二スコアsが出力される。投票先推定部14は、以下の式(1)により、投票先の候補となる番組ごとに、番組情報記憶装置3に記憶されるそれら番組情報を読み出して、第一スコアs及び第二スコアsの重み付け和sを算出する。
s=αs+(1-α)s …(1)
投票先推定部14は、番組について算出した重み付け和sを、その番組への投票である可能性を表すスコアとする。なお、字幕を対象とした検索では、検索対象に多くの文を含むため、投稿が意図した対象以外の番組にも比較的高いスコアを付与しやすい。そこで、αの値を0.5より大きくし、番組タイトル及び概要文を対象とした検索の重みを、字幕を対象とした検索よりも高くすることが望ましい。投票先推定部14は、この重み付け和(スコア)sが最大の番組を、投票用投稿情報の投稿内容から推定される投票先の番組と判断する。
投票集計装置1は、各投票用投稿情報の投票先を推定した後、投票実施要領に応じたフィルタを適用する。フィルタには、「複数投票の排除」、「組織票の排除」などがある。まず、ステップS140において、複数投票排除部15は、「1人あたり1回の投票」のフィルタリング条件に合うように、複数投票の排除を行う(ステップS140)。投票先推定部14は、各投票用投稿情報を投稿したユーザのユーザIDを記憶部12が記憶しているユーザ情報から読み出す。投票先推定部14は、同一のユーザIDの投票用投稿情報が複数ある場合、それらの投票用投稿情報のうち投稿日時が最も古いもの、又は、最も新しいものを選択し、選択されなかった残りの投票用投稿情報を用いた投票を投票数の集計対象から除く。フィルタリング条件が「1人1日1票まで」のときには、投票先推定部14は、同一の投稿日に同一のユーザIDの投票用投稿情報が複数あるかを検出する。投票先推定部14は、検出された同一投稿日かつ同一ユーザIDの複数の投票用投稿情報のうち投稿時刻が最も古いもの、又は、最も新しいものを選択し、選択されなかった残りの投票用投稿情報を投票数の集計対象から除く。
さらに、複数投票排除部15は、異なるユーザIDを用いて複数回投票を行うために使用されたと推定される投票用投稿情報を特定し、その投票用投稿情報による投票を無効にする。具体的には、複数投票排除部15は、投票先が推定された投票用投稿情報を投稿したユーザの登録日時を、記憶部12に記憶されているユーザ情報から読み出す。複数投票排除部15は、登録日時が現在から所定時間遡った日時以降であるユーザの投票用投稿情報を投票数の集計対象から除く。例えば、投票の告知が最初に行われた日時を、現在から所定時間遡った日時としてもよい。また、複数投票排除部15は、ユーザ情報に投票回数が1回又は所定回数以内(例えば、2~3回)であることが設定されているユーザの投票用投稿情報を投票数の集計対象から除く。あるいは、複数投票排除部15は、投票先が推定された投票用投稿情報がユーザの何回目の投稿のものであるかを、ユーザ情報に含まれる投稿情報を参照して判断する。複数投票排除部15は、ユーザの最初の又は最初から所定回以内の投稿による投票用投稿情報を投票数の集計対象から除く。
ステップS150において、組織票排除部16は、組織票を排除する(ステップS150)。組織票排除部16は、投票用投稿情報を投稿したユーザのうち、同一の番組に投票したユーザ間の関係に着目する。組織票排除部16は、ユーザ間の関係として、ユーザ情報に登録されているフォロー対象ユーザの情報を得る。Twitter(登録商標)の場合、@-mentionと呼ばれる記述により、フォロワーに公開する投稿内容に他のユーザの情報を埋め込むことができる。そこで、組織票排除部16は、ユーザAの投稿内容に@-mentionを用いてユーザBの情報が記述されている場合、ユーザAからユーザBへの関係があるとみなしてもよい。また、ユーザAがユーザCの投稿内容をリツイートした場合に、ユーザAはユーザCへの関係がある(ユーザCのフォロワーである)とみなしてもよい。このように、ユーザ間の関係を、投稿情報から得ることもできる。以下では、フォローの関係をユーザ間の関係として利用する場合を例に説明するが、@-mentionやリツイートなどから得られるユーザ間の関係を用いても同様の手順で実施可能である。なお、組織票の排除の処理は、図5及び図6を用いて後述する。組織票排除部16は、同じ番組に組織票を投票したユーザのグループからの投票をまとめて1票とする。
ステップS160において、集計部17は、上記の処理よって、投票用投稿情報から同一ユーザによる投票や組織票を排除して得られた有効な投票用投稿情報の投票先を集計し、各番組の投票数を得る。集計部17は、この最終的に得られた各番組の投票数を出力する。
図5は、図4のステップS150における組織票排除処理のアルゴリズムを示す図であり、図6は、図5に示すアルゴリズムを用いた組織票排除処理を示すフロー図である。図5及び図6を参照して、組織票排除処理を詳細に説明する。組織票排除部16は、投票対象となりうる番組をそれぞれ番組tとして、図5及び図6に示す組織票排除処理を行う。
まず、ステップS210において、組織票排除部16は、番組tに投票したユーザUtを処理対象ユーザU とする。番組tに投票したとは、投票用投稿情報について推定された投票先が番組tであることを示す。ステップS220において、組織票排除部16は、処理対象ユーザU 間の関係を表すグラフ構造を作成する。組織票排除部16は、作成したグラフ構造に基づき、処理対象ユーザU を任意の距離で互いに接続されているユーザをまとめたサブグループに分割する。サブグループの数をNとしたとき、n番目(nは1以上N以下の整数)のサブグループをサブグループU tnとする。組織票排除部16は、処理継続サブグループU-’ tnをNULLなどに初期化する。
図7は、グラフ構造の例を示す図である。丸で表される10個のノードは、それぞれ異なる処理対象ユーザU を表す。これらのノードを、ユーザU1~U10と記載する。組織票排除部16は、処理対象ユーザU が表すユーザのユーザ情報を参照して、フォローの関係を表す矢印によりユーザU1~U10間を結ぶ。ユーザUx(xは1以上10以下の整数)からユーザUy(y≠x,yは1以上10以下の整数)への矢印は、ユーザUxが表す処理対象ユーザU は、ユーザUyが表す処理対象ユーザU をフォローしている(フォロワーである)ことを表す。両方向の矢印はお互いをフォローしあっていることを示す。図7に示すグラフ構造では、サブグループの数Nは1である。
図6のステップS230において、組織票排除部16は、サブグループU tnを一つ選択する。ステップS240において、組織票排除部16は、選択したサブグループU tnの関係の充足率sを、以下の式(2)及び(3)を用いて算出する。なお、u,vは、サブグループU tnに含まれる処理対象ユーザU である。
Figure 0007257825000001
Figure 0007257825000002
式(3)の右辺の分母は、サブグループU tnに含まれる全ての処理対象ユーザU 間に双方向の関係がある場合の関係の数である。処理対象ユーザU の数をMとした場合、分母はによって算出できる。また、式(3)の右辺の分子は、サブグループU tnにおける実際の関係の数である。例えば、図7に示すサブグループの場合、処理対象ユーザU の数Mは10、関係の数は23であるため、関係の充足率s=23/10=0.256である。
ステップS250において、組織票排除部16は、充足率sがしきい値thを超えたか否かを判定する。組織票排除部16は、しきい値を超えると判定した場合(ステップS250:YES)、ステップS260の処理を行う。すなわち、組織票排除部16は、選択したサブグループU tnを組織票グループとみなす。組織票排除部16は、組織票グループに含まれる処理対象ユーザU それぞれから番組tへの投票をまとめて1票とする。
一方、組織票排除部16は、充足率sがしきい値th以下であると判断した場合(ステップS250:NO)、ステップS270の処理を行う。すなわち、組織票排除部16は、各処理対象ユーザU の関係の数dを、以下の式(4)により算出する。グラフ構造において両矢印で表される双方向の関係は、関係数が2であるとして計数される。
Figure 0007257825000003
ステップS280において、組織票排除部16は、サブグループU tnから最も関係の数dが少ない処理対象ユーザU を除去する。ステップS280において、組織票排除部16は、ステップS270において除去した処理対象ユーザU を、組織票グループに属さないとみなし、その処理対象ユーザU の投票を1票として扱うと判断する。
ステップS290において、組織票排除部16は、最も関係の数dが少ない処理対象ユーザU を除去した後のサブグループU tnに含まれる処理対象ユーザU の数がしきい値thを超えるか否かを判定する。組織票排除部16は、しきい値thを超えないと判定した場合(ステップS290:NO)、ステップS300の処理を行う。すなわち、組織票排除部16は、サブグループU tnに含まれる処理対象ユーザU は、組織票グループに属さないと判定する。つまり、組織票排除部16は、それら処理対象ユーザU の投票は組織票ではなく、各処理対象ユーザU の投票をそれぞれ1票として扱うと判定する。
一方、組織票排除部16は、サブグループU tnに含まれる処理対象ユーザU の数がしきい値thを超えると判断した場合(ステップS290:YES)、ステップS310の処理を行う。すなわち、組織票排除部16は、処理継続サブグループU-’ tnに現在のサブグループU tnを追加する。
ステップS260、ステップS300又はステップS310の処理の後、組織票排除部16は、ステップS320の処理を行い、全てのサブグループU tnを選択したか否かを判定する。組織票排除部16は、未選択のサブグループU tnがあると判定した場合(ステップS320:NO)、ステップS230の処理に戻り、次のサブグループU tnを選択する。
組織票排除部16は、N個の全てのサブグループU tnを選択したと判定した場合(ステップS320:YES)、ステップS330の処理を行い、終了か否かを判定する。例えば、組織票排除部16は、処理継続サブグループU-’ t1~U-’ tNのいずれかがNULLではない場合に終了ではないと判定し、全てNULLである場合に終了と判定する。組織票排除部16は、終了ではないと判定した場合(ステップS330:YES)、ステップS340の処理を行う。すなわち、組織票排除部16は、処理継続サブグループU-’ t1~U-’ tNに含まれるユーザを処理対象ユーザU とし、ステップS220からの処理を繰り返す。そして、組織票排除部16は、終了と判定した場合(ステップS330:NO)、番組tについての組織票排除処理を終了する。
上記の組織票排除処理の具体的な例を以下に示す。充足率のしきい値thが0.5、ユーザ数のしきい値thが3である場合を例に説明する。
例えば、ステップS220において図7に示すグラフ構造が得られた場合、組織票排除部16は、ステップS240において算出した充足率s(=0.256)がしきい値th(=0.5)以下であると判定する(ステップS250:NO)。組織票排除部16は、ユーザU1~U10それぞれの関係の数を計数する。
図8は、ユーザU1~U10それぞれの関係の数を計数した結果を記載したグラフ構造を示す図である。ユーザUx(x=1~10)のノードの中に記述された数字は、ユーザUxの関係の数を表す。例えば、ユーザU1は関係の数dが4であり、ユーザU2の関係の数dは6である。
組織票排除部16は、サブグループU tnから最も関係の数dが少ないd=3のユーザU6及びU7を除去する(ステップS270)。組織票排除部16は、ユーザU6及びU7が表すユーザを、組織票グループに属さないとみなす(ステップS280)。ユーザU6及びU7を除去した後のサブグループU tnのユーザ数は8であり、ユーザ数のしきい値th(=3)を超える(ステップS290:YES)。そこで、組織票排除部16は、残ったユーザU1~U5、U8~U10を処理対象ユーザU として再びグラフ構造を作成する(ステップS310、ステップS320:YES、ステップS330:NO、ステップS340、ステップS220)。
図9は、図8において関係の数が最小のユーザU6及びU7を除去した後に生成されるグラフ構造を示す図である。図9に示すグラフ構造のサブグループの数Nは2であり、ユーザU1~U5から構成されるサブグループU t1と、ユーザU8~U10から構成されるU t2とを有している。また、図9には、各ユーザU1~U5、U8~U10の関係の数が示されている。
一つ目のサブグループU t1の充足率sは0.55であり、しきい値thを超えない(ステップS240、ステップS250:NO)。よって、組織票排除部16は、サブグループU t1から最も関係の数dが少ないユーザU5を除去する(ステップS270)。除去後のサブグループU t1のユーザ数は4であり、しきい値th=3を超えている(ステップS290:YES)。組織票排除部16は、除去後のサブグループU t1に属するユーザU1~U4を処理継続サブグループU-’ t1に追加する(ステップS310)。
二つ目のサブグループU t2の充足率sは1.00であり、しきい値thを超えている(ステップS240、ステップS250:YES)。組織票排除部16は、サブグループU t2を組織票グループと判断する(ステップS260)。この組織票グループをG1と記載する。組織票排除部16は、処理継続サブグループU-’ t1に設定されているユーザU1~U4を処理対象ユーザU として再びグラフ構造を作成する(ステップS320:YES、ステップS330:NO、ステップS340、ステップS220)。
図10は、図9に示すグラフ構造の後に作成されたグラフ構造を示す図である。なお、図10には、すでに検出された組織票グループG1も示されている。図10に示すグラフ構造のサブグループの数Nは1である。さらに図10には、サブグループU t1を構成する各ユーザU1~U4の関係の数が記述されている。サブグループU t1の充足率sは0.75であり、しきい値thを超えている(ステップS240、ステップS250:YES)。よって、組織票排除部16は、サブグループU t1を組織票グループと判断する(ステップS260)。この組織票グループをG2と記載する。組織票排除部16は、全てのサブグループの選択が終了し(ステップS320:YES)、かつ、処理継続サブグループU-’ t1にはサブグループが設定されていないため(ステップS330:YES)、複数投票排除処理を終了する。上記により、各ユーザU1~U10が、組織票グループに属するか否かが判断される。
図11は、図7に示すグラフ構造が得られたユーザからの投票の集計方法を説明するための図である。組織票排除部16は、組織票グループG2に属するユーザU1~U4からの投票をまとめて1票とし、組織票グループG1に属するユーザU8~U10からの投票をまとめて1票とする。従って、集計部17は、番組tへの投票数を、組織票グループG2、ユーザU5、ユーザU6、ユーザU7、組織票グループG1からの5票と集計する。
なお、充足率のしきい値th、及び、ユーザ数のしきい値thは、任意に設定可能である。また、ユーザ情報にユーザの属性の情報が含まれている場合、抽出部13は、属性が所定条件に合致するユーザの投稿情報について上記の処理を行ってもよい。これにより、投票可能なユーザを属性によりフィルタリングすることができる。また、集計部17は、ユーザの属性毎に投票数を集計してもよい。
上述した実施形態では、投票対象が番組である場合を例に説明したが、投票対象は任意とすることができる。この場合、投票集計装置1は、番組情報に代えて、投票対象に関する内容を記述したテキストデータを用いる。例えば、投票対象が商品である場合、投票集計装置1は、番組タイトル及び概要文に代えて商品名及び商品紹介を用い、字幕に代えて商品のレビューを用いてスコアを算出する。
上述した実施形態によれば、投票集計装置1は、SNSに投稿された文面から、視聴者がどの番組へ投票しようとしていたのかを推定することができる。よって、SNSを用いた番組投票の実施が可能となるため、投票実施側は投稿フォームを用意する必要がなく、また、視聴者は手軽に投票を行うことができる。加えて、投票集計装置1による投票の集計は、ある特番に向けた投票など、1回のみ実施する投票にも活用できる。
また、SNSを用いた投稿の特徴として、投稿者の情報を使用できることから、投票集計装置1は、投票の募集要件に合わせたフィルタリングを行うことができる。例えば、視聴者は手軽に投票できることから、同一ユーザからの複数投票や、組織票が発生する可能性がある。投票集計装置1は、SNSにおける投稿者の情報を参照して、投稿フォームからの投稿では難しかった「1人あたり1件の投票のみ」の制限や、組織票の排除などのフィルタリングを行うことができる。
上述した実施形態における投票集計装置1及びSNSシステム2の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この投票集計装置1及びSNSシステム2の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…投票集計装置、2…SNSシステム、3…番組情報記憶装置、11…取得部、12…記憶部、13…抽出部、14…投票先推定部、15…複数投票排除部、16…組織票排除部、17…集計部

Claims (5)

  1. ユーザ以外の他のユーザに公開する文章の情報を含む投稿内容を前記ユーザの端末から送信し、前記投稿内容を閲覧することが予め登録されている他のユーザの端末へ、前記投稿内容を配信するサービスを利用している複数の前記ユーザそれぞれの前記投稿内容を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記投稿内容のうち、投票であることを表す情報が含まれる前記投稿内容を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記投稿内容毎に、前記投稿内容による投票の対象である各投票対象に関する情報との関連を定量的に表す関連度を算出し、前記各投票対象それぞれについて算出された前記関連度に基づいて投票先の前記各投票対象を推定する投票先推定部と、
    複数の前記投稿内容それぞれについて推定された前記投票先に基づいて、前記各投票対象ごとの投票数を集計する集計部と、
    を備え
    前記各投票対象は番組であり、
    前記投票先推定部は、前記抽出部が抽出した前記投稿内容毎に、複数の番組それぞれのタイトル及び概要文と前記投稿内容との間の文書同士の関連を定量的に表す第一スコアと、複数の前記番組それぞれの字幕と前記投稿内容との間の文書同士の関連を定量的に表す第二スコアとを算出し、前記番組それぞれの前記第一スコア及び前記第二スコアを総合したスコアに基づいて投票先の前記番組を推定する、
    ことを特徴とする投票集計装置。
  2. 前記サービスへ登録した日時が所定日時以降である前記ユーザから送信された前記投稿内容による投票を、投票数の集計対象から除く複数投票排除部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投票集計装置。
  3. 前記ユーザから最初に送信された又は最初から所定回数以内に送信された前記投稿内容による投票を、投票数の集計対象から除く複数投票排除部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投票集計装置。
  4. 前記投票先推定部により推定された前記投票先が同じである前記投稿内容のグループ毎に組織票排除処理を行う組織票排除部をさらに備え、
    前記取得部は、前記サービスにおける前記ユーザ間の関係を表す情報を取得し、
    前記組織票排除処理は、
    前記投稿内容を送信した前記ユーザをそれぞれノードにより表し、かつ、前記ユーザ間の関係を表す前記情報に基づいて関係のある前記ユーザを表す前記ノード間を結合したグラフ構造を作成するグラフ作成処理と、
    前記グラフ構造において結合された前記ノード群であるサブグループ毎に、前記サブグループを構成する関係の数が、前記サブグループに含まれる前記ノード間の全てに関係があるときの前記関係の数に占める割合である充足率を算出する充足率算出処理と、
    前記充足率がしきい値以上の前記サブグループに含まれる前記ノード群が表す複数の前記ユーザによる投票の重複を排除する排除処理と、
    前記充足率が前記しきい値以下の前記サブグループから前記関係の数が所定よりも少ないノードを除去し、除去されなかったノードが所定数以上の前記サブグループに含まれる前記ユーザを対象として前記グラフ作成処理を行う繰り返し処理とを有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の投票集計装置。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の投票集計装置として機能させるためのプログラム。
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