JP7257590B2 - 機種変更システム、移動通信端末及び制御システム - Google Patents

機種変更システム、移動通信端末及び制御システム Download PDF

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Description

本発明は、移動通信端末の機種変更を行う機種変更システム、並びに当該機種変更システムに含まれる旧端末となる移動通信端末、新端末となる移動通信端末及び制御システムに関する。
従来から、移動体通信に係る技術として、eUICC(Embedded Universal Integrated Circuit Card)が知られている(例えば、特許文献1参照)。eUICCは、移動通信端末が移動体通信網において移動体通信を行うために必要な加入者情報であるプロファイルを記憶した加入者認証モジュールであり、通常、移動通信端末に組み込まれている。新たなプロファイルが、移動通信端末にダウンロードされてeUICCに記憶されて活性化される(活性状態とされる)ことで、移動体通信を行うことができる移動体通信網(通信事業者、キャリア)を変更する、あるいは、異なる電話番号で通信を行うことができる。ハードウェアであるeUICCにおいて、プロファイルが書き換えられるソフトウェア部分はeSIM(Embedded Subscriber Identity Module)と呼ばれる。
特開2014-192535号公報
通常、eUICCが組み込まれた移動通信端末は、SM(Subscription Manager)サーバからプロファイルをダウンロードし、ダウンロードしたプロファイルを用いて移動体通信を行う。プロファイルがダウンロードされていない状態のeUICCが組み込まれた移動通信端末への別の移動通信端末からの機種変更を、従来のカードリーダ経由ではなく、無線通信経由で行うことが考えられる。無線通信経由での機種変更を行うことができれば、例えば、通信事業者の店舗に足を運ぶことなく、ユーザ自身で容易に機種変更を行うことができる。しかしながら、上記の無線通信経由での機種変更の処理について、明確な規定がなされていない。
本発明の一実施形態は、上記に鑑みてなされたものであり、プロファイルがダウンロードされていない状態の移動通信端末への機種変更を適切に行うことができる機種変更システム、移動通信端末及び制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る機種変更システムは、移動通信端末の機種変更を行うシステムであって、機種変更前の移動通信端末である旧端末と、機種変更後の移動通信端末である新端末と、当該機種変更に係る移動体通信網に含まれる当該機種変更に係る制御を行う制御システムとを含む機種変更システムであって、旧端末は、新端末との間で接続を確立する旧端末側接続部と、自端末の移動体通信機能によって制御システムに新端末用のプロファイルを要求して、当該プロファイルをダウンロードするダウンロード部と、ダウンロード部によってダウンロードされたプロファイルを、旧端末側接続部によって確立された接続を介して新端末に出力するプロファイル出力部と、を備え、新端末は、移動体通信網において移動体通信を行うために必要な情報であるプロファイルをダウンロードして移動体通信に利用可能であり、旧端末との間で接続を確立する新端末側接続部と、旧端末によってダウンロードされた新端末用のプロファイルを、新端末側接続部によって確立された接続を介して旧端末から入力するプロファイル入力部と、プロファイル入力部によって入力されたプロファイルを用いて移動体通信網への接続を行う移動体通信部と、を備え、制御システムは、旧端末からの新端末用のプロファイルの要求を受け付けて、旧端末用のプロファイルと新端末用のプロファイルとを対応付けて記憶するプロファイル要求受付部と、新端末による新端末用のプロファイルを用いた移動体通信網への接続に応じて、プロファイル要求受付部によって当該新端末用のプロファイルに対応付けて記憶された旧端末用のプロファイルを非活性化する制御部と、を備える。
本発明の一実施形態に係る機種変更システムでは、旧端末を介して新端末にプロファイルがダウンロードされて新端末が移動体通信可能な状態にされると共に旧端末が移動体通信不可能な状態にされる。従って、本発明の一実施形態に係る機種変更システムによれば、プロファイルがダウンロードされていない状態の移動通信端末への機種変更を適切に行うことができる。
また、本発明の一実施形態に係る機種変更システムに含まれる旧端末となる移動通信端末、新端末となる移動通信端末及び制御システムは、それぞれそれら自体が新規な構成を有しており発明である。
本発明の一実施形態によれば、プロファイルがダウンロードされていない状態の移動通信端末への機種変更を適切に行うことができる。
本発明の実施形態に係る機種変更システム、並びに当該機種変更システムに含まれる旧端末、新端末及び制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る機種変更システムで実行される処理を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る旧端末、新端末、制御システム及びSMサーバのハードウェア構成を示す図である。
以下、図面と共に本発明に係る機種変更システム、旧端末となる移動通信端末、新端末となる移動通信端末及び制御システムの実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態に係る機種変更システム1を示す。機種変更システム1は、移動通信端末の機種変更を行うシステムである。機種変更システム1は、本実施形態に係る旧端末(旧機種)10と、新端末(新機種)20と、制御システム30とを含む。
旧端末10及び新端末20は、移動体通信網Nにおいて(移動体通信網Nに接続して)移動体通信を行う移動通信端末(移動局)である。旧端末10は、機種変更前の移動通信端末であり、新端末20は、機種変更後の移動通信端末である。新端末20は、旧端末10を所持しているユーザによって用意される。
旧端末10及び新端末20は、プロファイルを記憶する加入者認証モジュールであるeUICC(上述したように、ソフトウェアとしてはeSIM)を備えている。プロファイルは、移動通信端末が移動体通信網Nにおいて移動体通信を行うために必要な情報である。プロファイルには、例えば、通信事業者から提供された情報であるMSISDN(Mobile Subscriber ISDN Number、電話番号)、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)及び認証用の秘密鍵等が含まれる。
移動体通信網Nは、通常、通信事業者毎に複数存在している。プロファイルは、移動体通信網Nに応じたものとなっている。旧端末10及び新端末20は、eUICCに記憶されたプロファイルに対応する移動体通信網Nにおいて移動体通信を行うことができる。
旧端末10及び新端末20は、プロファイルをダウンロードしてeUICCに記憶させて、移動体通信に利用することができる。eUICCに記憶されるプロファイルは書き換え可能である。プロファイルを書き換えることにより、異なるプロファイルにより(例えば、異なる電話番号で)移動体通信網Nにおける移動体通信を行うことができる。また、プロファイルを書き換えることにより、移動通信端末が移動体通信を行うことができる移動体通信網Nを変更することができる。プロファイルの切替は、例えば、移動通信端末の操作、又は移動体通信網側の制御により行われる。eUICCに記憶されているプロファイルが活性化される(アクティブにされる)ことで、移動通信端末は、当該プロファイルを用いた移動体通信を行うことができる。
eUICCは、UICCとは異なり、通常、移動通信端末に固定的に組み込まれている。加入者認証モジュールは、UICCと同様に移動通信端末に着脱可能に装着されるものであってもよい。
移動通信端末が、移動体通信網Nおいて移動体通信を行うためには、通常、移動通信端末のユーザと移動体通信網Nの通信事業者とが契約を行う必要がある。通常、プロファイルは契約と一対一で対応しており、ユーザが通信事業者と契約を結ぶと規約に応じたプロファイルがユーザ、即ち、移動通信端末に対して提供される。契約の情報は、契約された通信事業者の移動体通信網Nで保持される。
本実施形態では、旧端末10を所持しているユーザが、旧端末10から新端末20への機種変更を行う。機種変更を行う際には、当該ユーザは、通信事業者との間で機種変更の契約を行う。機種変更が行われる前には、旧端末10のeUICCには、活性化されたプロファイルが記憶されており、旧端末10は、当該プロファイルを用いて移動体通信を行うことができる。新端末20のeUICCには、プロファイルが記憶されておらず、新端末20は、移動体通信を行うことができない。
制御システム30は、機種変更に係る移動体通信網Nに含まれる当該機種変更に係る制御を行うシステム(装置)である。制御システム30は、例えば、契約受付用サーバ(Webシート)、認証サーバ及びHLR(Home Location Register)を含んで構成される。契約受付用サーバは、ユーザが移動体通信網に係る契約(例えば、機種変更)を行う際にアクセスするサーバである。認証サーバは、機種変更を行う際の処理を行うサーバである。HLRは、従来の移動体通信網に含まれるHLRである。制御システム30は、契約受付用サーバのような移動体通信網Nにおける移動体通信機能の提供に直接関係しないシステム(装置)を含んでいてもよい。また、制御システム30は、HLRのような従来の移動体通信網に含まれるシステム(装置)を含んでいてもよい。上記のように制御システム30が、複数の装置(システム)を含んで構成されている場合、それら複数の装置は、有線又は無線によって接続されており、互いに情報を送受信することができる。また、制御システム30は、必ずしも上記のような装置構成である必要はなく、後述する制御システム30の機能を実現できれば、どのような装置構成であってもよい。
移動通信端末は、SMサーバ40からプロファイルをダウンロードして、eUICCにプロファイルをインストールして記憶させる。SMサーバ40は、プロファイルを保持しており、移動通信端末に対してプロファイルを提供するサーバである。SMサーバ40は、制御システム30と通信を行うことができる。また、SMサーバ40は、移動通信端末と通信を行うことができる。SMサーバ40と移動通信端末との間の通信は、移動体通信網Nを介したものであってもよいし、移動体通信網Nを介さない(例えば、無線LAN(ローカルエリアネットワーク))を介したものであってもよい。
後述するようにSMサーバ40は、制御システム30からプロファイル生成要求を受け付けて、当該プロファイル生成要求に応じてプロファイルを生成する。SMサーバ40は、移動通信端末からのプロファイルダウンロード要求を受け付けてプロファイルを当該移動通信端末に送信する。プロファイルダウンロード要求を行う移動通信端末は、ダウンロードされるプロファイルを用いる移動通信端末でなくてもよい。例えば、後述するように旧端末10が、新端末20用のプロファイルについてプロファイルダウンロード要求を行ってもよい。
引き続いて、本実施形態に係る機種変更システム1に含まれる旧端末10、新端末20及び制御システム30の機能について説明する。なお、旧端末10及び新端末20は、従来の移動通信端末が備える機能を有していてもよい。また、1台の移動通信端末が、旧端末10及び新端末20の何れにもなり得るので、旧端末10及び新端末20の両方の機能を有していてもよい。図1に示すように旧端末10は、旧端末側接続部11と、ダウンロード部12と、プロファイル出力部13と、プロファイル削除部14とを備える。
旧端末側接続部11は、新端末20との間で接続を確立して、新端末20とローカル連携する機能部である。当該接続は、機種変更の処理を行うために旧端末10と新端末20との間で情報を送受信するためのものである。当該接続は、移動体通信以外の通信によって行われる。当該接続は、従来の任意の方法によるものであってよく、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi Direct、又はFelica(登録商標)といった近距離無線通信又は非接触通信によるものである。また、当該接続は、上記以外の方法で確立されるもの(例えば、その他の無線による接続又は有線による接続)であってもよい。旧端末側接続部11は、例えば、旧端末10又は新端末20に対する、機種変更の際のユーザの操作をトリガとして新端末20との間で接続を確立する。旧端末側接続部11は、上記以外をトリガとして新端末20との間で接続を確立してもよい。
ダウンロード部12は、自端末10の移動体通信機能によって制御システム30に新端末用のプロファイルを要求して、当該プロファイルをダウンロードする機能部である。ダウンロード部12は、例えば、以下のようにプロファイルをダウンロードする。ダウンロード部12は、旧端末側接続部11による新端末20との間の接続が確立された状態で、プロファイルをダウンロードするための処理を行う。但し、旧端末側接続部11による新端末20との間の接続が確立された状態での処理が行われる必要はない。
ダウンロード部12は、新端末用のプロファイルの要求として、機種変更に係るユーザと通信事業者との間の契約(モバイル契約)に係る情報を制御システム30に送信する。当該送信は、旧端末10の移動体通信機能によって行われる。また、当該送信は、機種変更の処理のトリガとして、旧端末10に対するユーザの操作をトリガとして行われる。当該契約に係る情報は、既にユーザと通信事業者との間で結ばれた契約に係る情報であってもよいし、これからの契約(即ち、機種変更の申し込み)に係る情報であってもよい。例えば、ダウンロード部12は、契約受付用サーバに情報を送信する。
送信される契約に係る情報には、新端末20に係る情報が含められる。新端末20に係る情報は、例えば、新端末20に備えられるeUICCに割り当てられた、ユーザ(加入者)を特定する識別子(情報)であるIMSIである。また、新端末20に係る情報は、新端末20に備えられるeUICCを特定する識別子(情報)であるEIDであってもよい。新端末20に係る情報は、旧端末側接続部11によって確立された接続を介して新端末20から取得されてもよい。なお、ダウンロード部12が契約情報を送信する際に、制御システム30において、従来の方法等によるユーザアカウントの認証(例えば、生体認証、又はユーザを識別するID及びパスワードによる認証)が行われてもよい。
ダウンロード部12は、当該要求に応じて制御システム30から新端末用のプロファイルの生成完了の通知を受信する。当該通知には、プロファイルを特定する識別子(情報)であるICCID(Integrated Circuit Card ID)が含まれる。当該通知は、例えば、HLRから送信される。ダウンロード部12は、当該通知を受信すると、通知に含まれるICCIDを指定してSMサーバ40に新端末用のプロファイルのダウンロードの要求を行って、SMサーバ40から当該プロファイルをダウンロードする。当該プロファイルのダウンロードは、旧端末10の移動体通信機能によって行われてもよいし、移動体通信機能以外の通信機能(例えば、無線LANの通信機能)によって行われてもよい。また、ダウンロード部12は、SMサーバ40に新端末用のプロファイルのダウンロードの要求を行う前に、旧端末側接続部11による新端末20との間の接続が確立されているか確認してもよい。当該接続が確立されている場合、ダウンロード部12は、ダウンロードの要求を行う。当該接続が確立されていない場合、ダウンロード部12は、旧端末側接続部11に当該接続の確立を指示して当該接続が確立されたら、ダウンロードの要求を行う。
ダウンロード部12によってダウンロードされる新端末用のプロファイルは、既に活性化されているものである。即ち、当該新端末用のプロファイルが新端末20のeUICCに記憶されると、新端末20は当該プロファイルを用いて移動体通信網Nに接続して移動体通信を行えるようになっている。但し、ダウンロードされる新端末用のプロファイルは、非活性のものであってもよい。その場合、新端末用のプロファイルは、移動体通信網Nにおいて新端末20が移動体通信を開始するまでの任意のタイミングで活性化されればよい。活性化の処理は、従来と同様に行われる。ダウンロード部12は、ダウンロードしたプロファイルをプロファイル出力部13に出力する。
プロファイル出力部13は、ダウンロード部12によってダウンロードされたプロファイルを、旧端末側接続部11によって確立された接続を介して新端末20に出力する機能部である。プロファイル出力部13は、ダウンロード部12から新端末用のプロファイルを入力して新端末20に出力(送信)する。
プロファイル削除部14は、自端末10に記憶された旧端末用のプロファイルを削除し、旧端末用のプロファイルを削除した旨を旧端末側接続部11によって確立された接続を介して新端末20を経由して制御システム30に通知する機能部である。プロファイル削除部14による旧端末用のプロファイルの削除は、機種変更後に旧端末10にプロファイルが残らないようにするための処理である。但し、旧端末10におけるプロファイルの削除は、必ずしも行われなくてもよい。
プロファイル削除部14は、制御システム30又は新端末20からのトリガに応じて、自端末10に記憶された旧端末用のプロファイルを削除する。例えば、プロファイル削除部14は、制御システム30からの旧端末10をデタッチする(位置登録を終了する)信号を受信するとプロファイルを削除する。又は、プロファイル削除部14は、旧端末側接続部11によって確立された接続を介して、新端末20から旧端末用のプロファイルの削除の要求を受信するとプロファイルを削除する。旧端末用のプロファイルを削除すると旧端末10は、移動体通信を行うことができず、制御システム30に旧端末用のプロファイルを削除した旨を直接通知することができない。そこで、プロファイル削除部14は、その旨を旧端末側接続部11によって確立された接続を介して新端末20を経由して制御システム30に通知する。即ち、プロファイル削除部14は、その旨を旧端末側接続部11によって確立された接続を介して新端末20に通知し、後述するように新端末20が新端末用のプロファイルを用いた移動体通信によって当該通知を制御システム30に送信する。以上が、旧端末10の機能である。
図1に示すように新端末20は、新端末側接続部21と、プロファイル入力部22と、移動体通信部23とを備える。
新端末側接続部21は、旧端末10との間で接続を確立して、旧端末10とローカル連携する機能部である。新端末側接続部21は、旧端末10の旧端末側接続部11と同じ機能を有している。新端末側接続部21は、例えば、旧端末10又は新端末20に対する、機種変更の際のユーザの操作をトリガとして旧端末10との間で接続を確立する。新端末側接続部21は、上記以外をトリガとして旧端末10との間で接続を確立してもよい。
プロファイル入力部22は、旧端末10によってダウンロードされた新端末用のプロファイルを、新端末側接続部21によって確立された接続を介して旧端末10から入力する機能部である。プロファイル入力部22は、新端末用のプロファイルを旧端末10から入力(受信)して、自端末20のeUICCに記憶させる。
移動体通信部23は、プロファイル入力部22によって入力されたプロファイルを用いて移動体通信網Nへの接続を行う機能部である。プロファイル入力部22によって自端末20のeUICCにプロファイルが記憶されると、移動体通信部23は、当該プロファイルを用いて移動体通信網Nへの接続を行う。具体的には、移動体通信部23は、移動体通信網Nへの接続として移動体通信網Nへのアタッチ(位置登録)の要求を行う。アタッチ要求には、eUICCに係るIMSIが含められる。移動体通信網Nから、アタッチ要求に対する応答であるアタッチアクセプトを受信すると移動体通信部23は、移動体通信網Nにおける移動体通信を行うことができるようになる。当該処理によって機種変更の処理が完了する。
なお、機種変更の処理において旧端末10で旧端末用のプロファイルを削除するようにした場合、後述するように、移動体通信部23は、旧端末10で旧端末用のプロファイルが削除されるまで、制御システム30との間以外での移動体通信網Nにおける移動体通信を行えないようにされてもよい。この場合、上記のアタッチアクセプトは、機種変更処理用の暫定的なものとし、移動体通信部23による移動体通信網Nにおける移動体通信は、制御システム30との間での通信にしか利用できないとする。移動体通信部23は、新端末側接続部21によって確立された接続を介して、旧端末10から旧端末用のプロファイルを削除した旨の通知を受信する。移動体通信部23は、当該通知を制御システム30に送信する。当該送信に応じて移動体通信網Nから送信されるアタッチアクセプトを受信すると移動体通信部23は、移動体通信網Nにおける(自由な)移動体通信を行うことができるようになる。
移動体通信部23は、アタッチ要求をする際に、又は機種変更処理用のアタッチアクセプトを移動体通信網Nから受信した際に新端末側接続部21によって確立された接続を介して、旧端末10に旧端末用のプロファイルの削除を要求してもよい。以上が、新端末20の機能である。
図1に示すように制御システム30は、プロファイル要求受付部31と、制御部32とを備える。
プロファイル要求受付部31は、旧端末10からの新端末用のプロファイルの要求を受け付けて、当該旧端末用のプロファイルと当該新端末用のプロファイルとの対応付けを記憶する機能部である。プロファイル要求受付部31は、旧端末10から、新端末用のプロファイルの要求として上記のモバイル契約に係る情報を受信する。当該受信は、例えば、契約受付用サーバによって行われる。また、当該受信以降のプロファイル要求受付部31による処理は、例えば、HLRによって行われる。旧端末10は、移動体通信網Nに接続してモバイル契約に係る情報を送信しているので、移動体通信網は、当該接続に基づいて旧端末10の移動体通信に係る情報を取得することができる。プロファイル要求受付部31は、モバイル契約に係る情報の受信時に、旧端末10のeUICCに記憶されて移動体通信に利用されているプロファイルのICCIDを取得する。
プロファイル要求受付部31は、モバイル契約に係る情報を受信すると、SMサーバ40に新端末用のプロファイルの生成を要求する。SMサーバ40は、当該要求を受け付けて新端末用のプロファイルを生成する。SMサーバ40は、生成した新端末用のプロファイルを記憶し、生成したプロファイルのICCIDを含む、プロファイルの生成が完了した旨の通知を制御システム30に送信する。プロファイル要求受付部31は、当該通知を受信して、取得した旧端末用のプロファイルと、新端末用のプロファイルとの対応付けを記憶する。また、プロファイル要求受付部31は、それらの対応付けに更に、モバイル契約に係る情報に含まれる新端末20のeUICCに係るIMSIを対応付けて記憶する。
また、プロファイル要求受付部31は、SMサーバ40からプロファイル生成完了の通知を受信すると、生成されたプロファイルのICCIDを含む、プロファイルの生成が完了した旨の通知を旧端末10に送信する。
制御部32は、新端末20による新端末用のプロファイルを用いた移動体通信網Nへの接続に応じて(接続を検出して)、プロファイル要求受付部31によって当該新端末用のプロファイルに対応付けて記憶された旧端末用のプロファイルを非活性化する機能部である。制御部32は、新端末20から旧端末用のプロファイルを削除した旨の通知を受け付けて、新端末20に移動体通信網Nにおける通信を可能にさせてもよい。
制御部32は、新端末20から、移動体通信網Nへの接続として移動体通信網Nへのアタッチ要求が行われると当該アタッチ要求を受け付ける。制御部32は、受け付けたアタッチ要求に含まれるIMSIを参照する。制御部32は、プロファイル要求受付部31によって当該IMSIに対応付けて記憶された旧端末用のプロファイルを参照する。制御部32は、当該旧端末用のプロファイルに係る旧端末10のデタッチを行うと共に、当該旧端末用のプロファイルを非活性化する。非活性化の処理は、従来と同様に行われる。旧端末用のプロファイルの非活性化によって、旧端末10は、移動体通信網Nにおいて移動体通信を行うことができなくなる。即ち、制御部32は、旧端末10の回線の無効化を行う。
また、制御部32は、新端末20に対してアタッチアクセプトを送信する。制御部32からアタッチアクセプトを送信すると、新端末20は、新端末用のプロファイルを用いた移動体通信網Nにおける移動体通信を行うことができるようになる。即ち、制御部32は、新端末20の回線の開通(移動体通信網Nの釜開け)を行う。
なお、機種変更の処理において旧端末10で旧端末用のプロファイルを削除するようにした場合、制御部32は、新端末20に対して機種変更処理用の暫定的なアタッチアクセプトを送信する。このアタッチアクセプトは、上記のように新端末20に、制御システム30との間でのみ移動体通信網Nにおける移動体通信を行えるようにしたものである。当該アタッチアクセプトの送信後、移動体通信部23は、旧端末10から旧端末用のプロファイルが削除された旨の通知を新端末20から受信すると改めてアタッチアクセプトを送信する。当該アタッチアクセプトを受信すると新端末20は、移動体通信網Nにおける(自由な)移動体通信を行うことができるようになる。
制御部32における処理は、例えば、他の装置との間の情報の送受信は認証サーバによって行われ、プロファイルの非活性化及び新端末20の移動体通信の可否の制御等はHLRによって行われる。以上が、制御システム30の機能である。
引き続いて、図2のシーケンス図を用いて、本実施形態に係る機種変更システム1で実行される処理(機種変更システム1が行う動作方法)を説明する。上述したように処理の開始の時点(機種変更前の時点)では、旧端末10のeUICCには、活性化されたプロファイルが記憶されており、旧端末10は、当該プロファイルを用いて移動体通信を行うことができる。また、新端末20のeUICCには、プロファイルが記憶されておらず、新端末20は、移動体通信を行うことができない。また、処理の開始の時点で移動体通信網Nにおけるアクティブな契約は旧端末10(旧端末用のプロファイル)のみである。
まず、旧端末10の旧端末側接続部11及び新端末の新端末側接続部21によって、旧端末10と新端末20との間の接続が確立されて、ローカル連携が行われる(S01)。以降、旧端末10と新端末20との間の情報の送受信は、当該ローカル連携を介して行われる。続いて、旧端末10のダウンロード部12から制御システム30に、新端末用のプロファイルの要求としてモバイル契約に係る情報が送信される(S02)。当該送信は、旧端末10の移動体通信機能によって行われる。モバイル契約に係る情報は、制御システム30のプロファイル要求受付部31によって受信される。この時点で移動体通信網Nにおけるアクティブな契約は、旧端末10(旧端末用のプロファイル)と新端末20(新端末用のプロファイル)との両方となる。
続いて、プロファイル要求受付部31からSMサーバ40に新端末用のプロファイルの生成が要求される(S03)。続いて、SMサーバ40によって、当該要求が受信されて、当該要求に応じて新端末用のプロファイルが生成される(S04)。続いて、SMサーバ40から制御システム30に、プロファイルの生成が完了した旨の通知が送信される(S05)。制御システム30では、プロファイル要求受付部31によって、当該通知が受信されて、旧端末用のプロファイルと新端末用のプロファイルとの対応付けが記憶される(S06)。続いて、プロファイル要求受付部31から旧端末10に、プロファイルの生成が完了した旨の通知が送信される(S07)。
旧端末10では、ダウンロード部12によって、当該通知が受信されて、SMサーバ40に新端末用のプロファイルのダウンロードの要求が行われて(S08)、SMサーバ40から当該プロファイルがダウンロードされる(S09)。旧端末10にダウンロードされたプロファイルは、プロファイル出力部13から新端末20に出力され、新端末20においてプロファイル入力部22によって入力される(S10)。
続いて、新端末20では、プロファイル入力部22によって入力されたプロファイルが用いられて、移動体通信部23によって、移動体通信網Nへの接続としてアタッチ要求が行われる(S11)。移動体通信網Nでは、制御システム30の制御部32によって、アタッチ要求が受け付けられる。続いて、制御システム30において記憶された旧端末用のプロファイルと新端末用のプロファイルとの対応付けが参照されて、制御システム30の制御部32によって、旧端末用のプロファイルに係る旧端末10のデタッチが行われる(S12)。また、制御部32によって、旧端末用のプロファイルの非活性化が行われる(S13)。この処理によって旧端末10は、移動体通信網Nにおける移動体通信を行えなくなる。この時点で移動体通信網Nにおけるアクティブな契約は、新端末20(新端末用のプロファイル)のみとなる。また、制御部32から新端末20に、アタッチ要求に対する機種変更処理用の暫定的なアタッチアクセプトが送信される(S14)。この処理によって新端末20は、制御システム30との間でのみ移動体通信網Nにおける移動体通信を行えるようになる。
デタッチされた旧端末10では、プロファイル削除部14によってプロファイルの削除が行われる(S15)。なお、プロファイルの削除は、デタッチをトリガとするのではなく、(例えば、S14の後に行われる)新端末20からの削除の要求をトリガとして行われてもよい。続いて、プロファイル削除部14から新端末20に、旧端末用のプロファイルが削除された旨が通知される(S16)。続いて、新端末20から制御システム30に、旧端末用のプロファイルが削除された旨が通知される(S17)。制御システム30では、制御部32によって当該通知が受信されて、制御部32から新端末20にアタッチアクセプトが送信される(S18)。新端末20は、当該アタッチアクセプトが受信されると、新端末用のプロファイルを用いた移動体通信網Nにおける(自由な)移動体通信を行うことができるようになる(S19)。以上が、本実施形態に係る機種変更システム1で実行される処理である。
本実施形態では、旧端末10を介して新端末20にプロファイルがダウンロードされて新端末20が移動体通信可能な状態にされると共に旧端末10が移動体通信不可能な状態にされる。従って、本実施形態によれば、プロファイルがダウンロードされていない状態の移動通信端末への機種変更を適切に行うことができる。ユーザ観点では、物理SIMによる機種変更(物理SIMの差し替え)以上の簡易さで機種変更が可能である。また、本実施形態によれば、機種変更にカードリーダ等を用いる必要もない。
また、新端末20へのプロファイルのダウンロードは、旧端末10を介して行われるため、プロファイルがダウンロードされていない状態の新端末20が旧端末10と接続さえできれば(即ち、新端末20が、旧端末10との接続以外の(SMサーバ40等へアクセスするための)通信機能を有していなくても)、機種変更を行うことができる。
また、プロファイルのダウンロードが、例えば、旧端末10の移動体通信機能で行われれば、セキュアな通信路でプロファイルをダウンロードすることができ、新端末20の回線をセキュアに開通することができる。
また、本実施形態のように旧端末10において旧端末用のプロファイルを削除し、制御システム30に当該削除が行われた旨の通知が行われた場合に新端末20に移動体通信網における通信を可能にさせるようにしてもよい。この構成によれば、旧端末10がeUICCを備える構成であった場合、機種変更後に旧端末10が不要なプロファイルを記憶させたままの状態となることを防止することができる。また、同一の電話番号での2台の移動通信端末が存在することを防止することができる。また、旧端末10において旧端末用のプロファイルが削除されることで、例えば、ユーザの手元を離れてもプロファイルに含まれる認証用の鍵情報及びアルゴリズム等が第三者に漏れることを防止することができる。これによってクローンSIMを防止することができる。但し、旧端末10は、必ずしもeUICCを備える構成である必要はなく、その場合、旧端末10における旧端末用のプロファイルの削除は行われなくてもよい。また、旧端末10は、eUICCを備える構成であった場合でも、旧端末10における旧端末用のプロファイルの削除は行われなくてもよい。
なお、制御システム30における、旧端末用のプロファイルと新端末用のプロファイルとの対応付けは、必ずしもプロファイル同士の直接的な対応付けでなくてもよい。例えば、上述した実施形態のように、プロファイルと一意に対応づいているIMSI又はEIDを用いた対応付けとして、間接的にプロファイル同士を対応付けるものであればよい。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
例えば、本開示の一実施の形態における旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40は、本開示の方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図3は、本開示の一実施の形態に係る旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述の旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40における各機能は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40における各機能は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40が備える記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40における各機能は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、旧端末10、新端末20、制御システム30及びSMサーバ40は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、移動局は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、移動局は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、移動局は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
1…機種変更システム、10…旧端末(移動通信端末)、11…旧端末側接続部、12…ダウンロード部、13…プロファイル出力部、14…プロファイル削除部、20…新端末(移動通信端末)、21…新端末側接続部、22…プロファイル入力部、23…移動体通信部、30…制御システム、31…プロファイル要求受付部、32…制御部、40…SMサーバ、1001…プロセッサ、1002…メモリ、1003…ストレージ、1004…通信装置、1005…入力装置、1006…出力装置、1007…バス。

Claims (5)

  1. 移動通信端末の機種変更を行うシステムであって、機種変更前の移動通信端末である旧端末と、機種変更後の移動通信端末である新端末と、当該機種変更に係る移動体通信網に含まれる当該機種変更に係る制御を行う制御システムとを含む機種変更システムであって、
    前記旧端末は、
    前記新端末との間で接続を確立する旧端末側接続部と、
    自端末の移動体通信機能によって前記制御システムに新端末用のプロファイルを要求して、当該プロファイルをダウンロードするダウンロード部と、
    前記ダウンロード部によってダウンロードされたプロファイルを、前記旧端末側接続部によって確立された接続を介して前記新端末に出力するプロファイル出力部と、を備え、
    前記新端末は、移動体通信網において移動体通信を行うために必要な情報であるプロファイルをダウンロードして移動体通信に利用可能であり、
    前記旧端末との間で接続を確立する新端末側接続部と、
    前記旧端末によってダウンロードされた新端末用のプロファイルを、前記新端末側接続部によって確立された接続を介して前記旧端末から入力するプロファイル入力部と、
    前記プロファイル入力部によって入力されたプロファイルを用いて前記移動体通信網への接続を行う移動体通信部と、を備え、
    前記制御システムは、
    前記旧端末からの新端末用のプロファイルの要求を受け付けて、旧端末用のプロファイルと新端末用のプロファイルとを対応付けて記憶するプロファイル要求受付部と、
    前記新端末による新端末用のプロファイルを用いた前記移動体通信網への接続に応じて、前記プロファイル要求受付部によって当該新端末用のプロファイルに対応付けて記憶された旧端末用のプロファイルを非活性化する制御部と、
    を備える機種変更システム。
  2. 前記旧端末は、移動体通信網において移動体通信を行うために必要な情報であるプロファイルをダウンロードして移動体通信に利用可能であり、
    自端末に記憶された旧端末用のプロファイルを削除し、旧端末用のプロファイルを削除した旨を前記旧端末側接続部によって確立された接続を介して前記新端末を経由して前記制御システムに通知するプロファイル削除部を更に備え、
    前記制御システムの制御部は、前記新端末から旧端末用のプロファイルを削除した旨の通知を受け付けて、前記新端末に前記移動体通信網における通信を可能にさせる、請求項1に記載の機種変更システム。
  3. 請求項1又は2に記載の機種変更システムに含まれる旧端末となる移動通信端末。
  4. 請求項1又は2に記載の機種変更システムに含まれる新端末となる移動通信端末。
  5. 請求項1又は2に記載の機種変更システムに含まれる制御システム。
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