JP7255784B2 - 平面コイル基板 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の平面コイル基板は、各層の多重状配線パターンがそれぞれ2以上の扇状領域に分断されている。この平面コイル基板は、異なる層の扇状領域の配線の端部同士をインタースティシャルビアホールで接続することで平面視で渦巻き状の閉ループを構成している。
本開示に係る平面コイル基板は、配線同士の接続信頼性を高めることができる。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
以下、本開示の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2の平面コイル基板1は、絶縁層2と、多環状配線パターンを含む一対の導電層(第1多環状配線パターン3aを含む第1導電層3及び第2多環状配線パターン4aを含む第2導電層4)とを備える。絶縁層2と上記導電層とは交互に積層されている。具体的には、当該平面コイル基板1は、第1導電層3、絶縁層2及び第2導電層4がこの順で積層されている。第1導電層3は、当該平面コイル基板1の厚さ方向の1番外側に位置する第1層目の導電層である。
絶縁層2は合成樹脂を主成分とする。絶縁層2は電気絶縁性を有する。絶縁層2は、第1導電層3及び第2導電層4を形成するためのベースフィルムである。絶縁層2は、可撓性を有しない構成であってもよいが、可撓性を有することで当該平面コイル基板1をフレキシブル平面コイル基板として構成できるので好ましい。この絶縁層2の主成分としては、例えばポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、液晶ポリマー、フッ素樹脂等の合成樹脂が挙げられる。なお、「主成分」とは、質量換算で最も含有量が多い成分をいい、例えば含有量が50質量%以上の成分をいう。
当該平面コイル基板1は、上述のように2つの導電層(第1導電層3及び第2導電層4)を有している。第1多環状配線パターン3aを構成する複数の環状配線(第1配線11a~第5配線11e)及び第2多環状配線パターン4aを構成する複数の環状配線(第6配線12a~第10配線12e)は、本体と、この本体から連続して設けられ、スルーホール5が形成されている接続部とを有する。なお、第1導電層3の第5配線11eは、本体が途中で分断されており、この分断部分の両側に第1端子X及び第2端子Yが接続されている。各環状配線には、本体の巻回方向両側の端部に一対の接続部が形成されている。各環状配線の接続部同士は離間している。
図3の平面コイル基板21は、絶縁層2と、多環状配線パターンを含む一対の導電層(第1多環状配線パターン23aを含む第1導電層23及び第2多環状配線パターン24aを含む第2導電層24)とを備える。絶縁層2と上記導電層とは交互に積層されている。具体的には、当該平面コイル基板21は、第1導電層23、絶縁層2及び第2導電層24がこの順で積層されている。
第1多環状配線パターン23aを構成する複数の環状配線(第1配線31a~第5配線31e)及び第2多環状配線パターン24aを構成する複数の環状配線(第6配線32a~第10配線32e)は、本体と、この本体から連続して設けられ、スルーホール5が形成されている接続部とを有する(なお、第1多環状配線パターン23aの第5配線31eは、本体が途中で分断されており、この分断部分の両側に第1端子X及び第2端子Yが接続されている)。各環状配線は、本体の巻回方向両側の端部に一対の接続部が接続されている。各環状配線の接続部同士は離間している。
図4の平面コイル基板41は、一対の絶縁層(第1絶縁層42a及び第2絶縁層42b)と、多環状配線パターンを含む3つの導電層(第1多環状配線パターン43aを含む第1導電層43、第2多環状配線パターン44aを含む第2導電層44及び第3多環状導電パターン45aを含む第3導電層45)とを備える。上記絶縁層と上記導電層とは交互に積層されている。具体的には、当該平面コイル基板41は、第1導電層43、第1絶縁層42a、第2導電層44、第2絶縁層42b及び第3導電層45がこの順で積層されている。第1導電層43は、当該平面コイル基板41の厚さ方向の1番外側に位置する第1層目の導電層である。
第1多環状配線パターン43aを構成する複数の環状配線(第1配線51a~第5配線51e)、第2多環状配線パターン44aを構成する複数の環状配線(第6配線52a~第10配線52e)及び第3多環状配線パターン45aを構成する複数の環状配線(第11配線53a~第15配線53e)は、本体と、この本体から連続して設けられ、スルーホール5が形成されている接続部とを有する(なお、第1多環状配線パターン43aの第5配線51eは、本体が途中で分断されており、この分断部分の両側に第1端子X及び第2端子Yが接続されている)。各環状配線は、本体の巻回方向両側の端部に一対の接続部が接続されている。各環状配線の接続部同士は離間している。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2,42a,42b,62a,62b 絶縁層
3,23,43,63 第1導電層
4,24,44,64 第2導電層
45,65 第3導電層
5 スルーホール
3a,23a,43a,63a 第1多環状配線パターン
4a,24a,44a,64a 第2多環状配線パターン
45a.65a 第3多環状配線パターン
13a,33a,54a 第1分断片
13b,33b,54b 第2分断片
11a,31a,51a,71a 第1配線
11b,31b,51b,71b 第2配線
11c,31c,51c 第3配線
11d,31d,51d 第4配線
11e,31e,51e 第5配線
12a,32a,52a,72a 第6配線
12b,32b,52b 第7配線
12c,32c,52c 第8配線
12d,32d,52d 第9配線
12e,32e,52e 第10配線
53a 第11配線
53b 第12配線
53c 第13配線
53d 第14配線
53e 第15配線
D 巻回方向
R 帯状領域
X 第1端子
Y 第2端子
Claims (3)
- 1又は複数の絶縁層と、多環状配線パターンを含むn層(nは2以上の整数)の導電層とを備え、上記絶縁層と上記導電層とが交互に積層されている平面コイル基板であって、
上記多環状配線パターンを構成する複数の配線がそれぞれ1部分で切断されており、
第k層(kは1以上n以下の整数)の上記配線の巻回方向一方側の端部と第k層以外の層の上記配線の巻回方向他方側の端部とを接続する複数のスルーホールを有し、
第1層の上記多環状配線パターンの最外配線が、一対の端子に接続される2つの分断片に分かれており、
複数の上記導電層の上記多環状配線パターン及び上記複数のスルーホールが、平面視で上記一対の端子の一方から中心に移動する第1ループと、中心から他方の端子に移動する第2ループとを有する渦巻き状閉ループを構成している平面コイル基板。 - 上記複数の導電層の上記多環状配線パターンの配線数が同じである請求項1に記載の平面コイル基板。
- 少なくとも1つの上記多環状配線パターンが、その最内配線を除いて、上記第1ループを構成する配線と上記第2ループを構成する配線とを径方向に交互に有する請求項1又は請求項2に記載の平面コイル基板。
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