JP7253555B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生ごみ処理装置に関する。
一般家庭又は飲食店などで発生する生活ごみの殆どを占める生ごみは、例えば、その組成が85%の水分、13%の有機物及び2%の無機物であり、多くの水分を含むことから、焼却処理することが難しく、焼却処理する場合には多くの費用がかかる。
また、生ごみを埋立て処理する場合には、時間の経過とともに生ごみが腐敗し、悪臭の発生など、深刻な環境汚染、衛生問題を引き起こすケースがある。
生ごみの他の処理方法としては、乾燥機を用いて生ごみを強制乾燥させて減容化する乾燥処理方式や、発酵槽の中に生ごみとともに微生物を投入し、適正温度、湿度に保ちつつ空気(酸素)などを供給して生ごみを発酵させ、無害な水と炭酸ガスに分解する液状消滅方式が知られている。
また、液状消滅方式の生ごみ処理装置には、生ごみを受容して微生物で発酵/分解する生ごみ発酵槽と、生ごみ発酵槽内の生ごみを攪拌する攪拌機と、生ごみ発酵槽の底部に具備され、生ごみから発生して落下した液体(生ごみの処理後の液化物/排水)を受けて一時的に貯留する排水受け槽とを備えて構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-068075号公報
一方、上記従来の液状消滅方式の生ごみ処理装置、生ごみ処理方法においては、一般に、生ごみの微生物分解を効率的に行うために水を投入する必要があり、この水分の投入によって処理後の排水が多くなる。また、処理後の排水は、完全にその臭気や色、有機物濃度等を排水基準値(例えば、日本国の水質汚濁防止法の排水基準値等)内に収めることが難しく、そのまま河川等に放水することができない。
しかしながら、液状消滅方式で生ごみを処理する場で排水基準値を満たすように排水を処理し、河川等に放水できるようにすることが強く望まれていた。
また、液状消滅方式で生ごみを処理する際の使用水量を減らし、排水量を削減することも強く望まれていた。
(1)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、生ごみと水分を混合し、生ごみを一次分解しつつ液化させる一次分解・液化部と、前記一次分解・液化部で発生した一次分解処理後の排水を受け、酸素を含む気体で前記排水を曝気するとともに前記排水中の有機物を好気性微生物によって二次分解処理する微生物分解部を有する二次分解部と、前記二次分解部で処理した後の排水である分解処理液の少なくとも一部を前記一次分解・液化部に返送する処理液返送循環部とを備えることを特徴とする。
(2)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、上記(1)の生ごみ処理装置において、前記二次分解部で処理する前記排水のpHを調整するためのpH調整手段が具備されていてもよい。
(3)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、上記(1)または(2)の生ごみ処理装置において、前記二次分解部は、前記微生物分解部との間で前記排水を循環させるように設けられるとともに、前記排水を固形分と液体分に分離する固液分離部を備えてもよい。
(4)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、上記(1)から(3)のいずれかの生ごみ処理装置において、前記一次分解・液化部で処理した後の排水、及び/又は前記二次分解部の排水の有機物濃度を検知するためのセンサーを備えるともに、前記センサーの計測結果に基づいて、前記一次分解・液化部と前記二次分解部と前記処理液返送循環部の駆動を制御する制御装置を備えてもよい。
(5)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、上記(3)の生ごみ処理装置において、前記固液分離部は、前記排水をろ過して分解処理液を生成するろ過手段を備えて構成されていてもよい。
(6)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、上記(1)から(5)の生ごみ処理装置において、前記二次分解部に送る前の前記排水に含まれる油脂成分を除去するための油除去部を備え、前記油除去部は、前記排水を一時的に貯留して静置する油浮上分離槽と、前記油浮上分離槽に貯留した前記排水の液面側に浮上した油脂成分を前記油浮上分離槽から排出させる油抜取部と、前記油浮上分離槽の底部側に設けられた排水引抜口から前記排水を抜き取る排水給送部とを備えてもよい。
(7)本開示の一態様の生ごみ処理装置は、上記(6)の生ごみ処理装置において、前記油浮上分離槽に貯留した前記排水中に微細気泡を放出する微細気泡放出部を備えてもよい。
本開示の一態様においては、二次分解部で排水を曝気することによって生ごみ由来の乳酸菌の活性を抑えつつ好気性微生物の活性を高め、生ごみを一次分解・液化した後の排水を、排水基準値を満たすように好適に二次分解処理することができる。
また、二次分解処理した後の分解処理液(浄水)を、一次分解・液化部に返送することで、排水を装置の系内で利用し処理することができる。
これにより、本開示の一態様によれば、液状消滅方式で生ごみを処理する場で排水基準値を満たすように排水を処理することができ、また、排水を装置の系内で処理して液状消滅方式で生ごみを処理する際の使用水量を大幅に削減でき、排水量を削減することが可能になる。
第1実施形態に係る生ごみ処理装置を示す図である。 第2実施形態に係る生ごみ処理装置を示す図である。 第3実施形態に係る生ごみ処理装置を示す図である。 第3実施形態に係る生ごみ処理装置の変更例を示す図である。
以下、図1を参照し、本開示の第1実施形態に係る生ごみ処理装置について説明する。
本実施形態の生ごみ処理装置Aは、図1に示すように、生ごみと水分を混合し、生ごみを一次分解しつつ液化させる一次分解・液化部1と、一次分解・液化部1で発生した一次分解処理後の排水(原水)W1を受け、この排水W1中の生ごみ成分などの有機物を二次分解する二次分解部2と、二次分解部2で処理した後の排水(分解処理液、浄水)W2の少なくとも一部を一次分解・液化部1に返送する処理液返送循環部3とを備えて構成されている。
本実施形態の一次分解・液化部1は、例えば、前記特許文献1の生ごみ処理装置などと同様の構成を備えたものであり、生ごみを受容して微生物で発酵/分解する生ごみ発酵槽1aと、生ごみ発酵槽1a内の生ごみを攪拌する攪拌機(撹拌混合手段)1bと、生ごみ発酵槽1aの下方に設けられ、生ごみから発生して落下した液体、生ごみが液化した液体などの排水W1を受けて一時的に貯留する排水受け槽1cとを備えている。
また、本実施形態の生ごみ処理装置Aは、一次分解・液化部1に集まった排水W1が配管、ポンプなどの適宜手段によってグリストラップ槽4に送られ、このグリストラップ槽4で排水W1中の油分が除去される。そして、排水W1はグリストラップ槽4から原水槽5に送られ、原水槽5から原水ポンプ6の駆動とともに配管を通じて二次分解部2に送られる。
なお、一次分解・液化部1は、例えば、生ごみと水分が投入されるとともに撹拌混合し、投入した生ごみを一次分解/細分化するなどして液化させ、その排水W1を適宜原水槽5や二次分解部2等に排出可能であれば、上記の構成に限定する必要はない。
次に、本実施形態の二次分解部2は、槽内を仕切り7によって微生物分解部8と固液分離部9に二分した二次分解槽を備えている。
微生物分解部8は、原水槽5から送られた排水(二次分解部2に貯留した排水を、以下、原水という)W1を受けてこれを貯留するとともに、ブロア10などによって送られた空気(酸素を含む気体)O1を原水W1中で放出して原水W1を曝気し、適度な溶存酸素濃度にして原水W1中の好気性微生物を活性化させるための散気装置(曝気手段)11を備えている。なお、二次分解部2の原水W1中に給気する酸素を含む気体は、空気でなくてもよく、純酸素などであってもよい。
また、原水W1に対し、原水槽5から送られる段階や微生物分解部8に貯留した段階で、原水W1に好気性微生物(好気性細菌)を添加するための好気性微生物供給手段(不図示)が設けられている。
二次分解部2を微生物分解部8と固液分離部9に二分する仕切り7は、二次分解部2の上部側に微生物分解部8内の原水W1を固液分離部9に供給するように流通させるための送り開口部7aを備え、槽底部の下部側に固液分離部9から微生物分解部8に原水W1を戻すように流通させるための戻し開口部7bを備えて形成されている。本実施形態の仕切り7は、二次分解部2に所定量で貯留した原水W1の水面よりもその上端が下方に配され、下端が二次分解部2の槽底部よりも上方に配されることによって、仕切り7の上部側と下部側にそれぞれ、送り開口部7a、戻し開口部7bが設けられている。
このように送り開口部7a、戻し開口部7bを備えた仕切り7によって微生物分解部8と固液分離部9とが区画されているため、微生物分解部8から送り開口部7aと通じて原水W1が固液分離部9に送られ、固液分離部9から戻し開口部7bを通じて原水W1が微生物分解部8に送られる。これにより、二次分解部2内の原水W1は、微生物分解部8と固液分離部9の間を流通して循環しながら散気装置11で曝気され、原水W1中の有機物が好気性微生物によって分解処理されてゆく。
なお、微生物分解部8と固液分離部9の間で原水W1を循環させる手段は、仕切り7の送り開口部7a、戻し開口部7bでなくてもよい。例えば、配管とポンプを用い、微生物分解部8から固液分離部9に、固液分離部9から微生物分解部8に原水W1を給排送するように構成してもよく、特にこの手段の構成を限定する必要はない。また、二次分解部2は、微生物分解部8と固液分離部9を一体に構成する必要もない。
次に、本実施形態において、固液分離部9には、固液分離部9内の原水W1中に配されるフィルターユニット(フィルター)15と、フィルターユニット15の内部に吸引力/負圧を与え、固液分離部9内の原水W1をフィルターユニット15のフィルターでろ過するための吸引ポンプ16、配管などからなるろ過手段17が設けられている。さらに、フィルターユニット15でろ過した後の分解処理液(浄水)W2がろ過手段17の吸引ポンプ16、配管を通じて二次分解部2から貯留槽18に送られ、分解処理液W2を一時的に貯留するように構成されている。
なお、固液分離部9は、原水W1を固形分と液体分に分離可能であればよく、必ずしもろ過手段を採用することに限定しなくてもよい。すなわち、凝集剤を添加して固形分を凝集沈殿させて分離するなど、固液分離部9にはろ過手段と異なる他の手段を採用してもよい。
固液分離部9には、空気(酸素を含む気体)O2を原水W1中、フィルターユニット15のフィルター表面などに向けて放出し、フィルター表面の堆積物、目詰まり物を剥離させるブロア19などの給気手段がろ過手段17の一構成要素として具備されている。なお、給気手段によって空気O2が固液分離部9の原水W1中に給気されることで、原水W1中の固形分を沈殿しないように撹拌混合し、さらに、固液分離部9(二次分解部2)内の原水W1中の好気性微生物を活性化させることができ、原水W1を浄化する効果がさらに高まる。
固液分離部9には、フィルターユニット15の内部に水道水やろ過後の分解処理液W2、洗浄剤を含む液体などの洗浄液を供給し、フィルターにろ過時と逆方向から通過させてフィルターの表面に付いた堆積物やフィルターの目詰まり物を除去し、フィルター性能を回復させるための逆洗浄手段20がろ過手段17の一構成要素として具備されている。
さらに、二次分解部2には、汚泥等を排出するためのポンプや配管などの排泥手段(不図示)が設けられていてもよい。なお、排泥手段を設ける場合には、二次分解部2の固液分離部9と微生物分解部8の双方の汚泥を排出可能に構成されていることが好ましい。
次に、本実施形態の生ごみ処理装置Aは、フィルターユニット15でろ過した後の浄水である分解処理液W2を、一次分解・液化部1に返送するためのポンプ13、配管などからなる処理液返送循環部(排水返送循環手段)3を備えている。
これにより、本実施形態の生ごみ処理装置Aにおいては、例えば、貯留槽18に送られて貯留した分解処理液W2を処理液返送循環部3で一次分解・液化部1に供給し、生ごみとともに供給する水分として分解処理液W2を利用するように構成されている。
二次分解部2には、原水W1のpHを調整するためのpH調整手段(不図示)が設けられている。pH調整手段は、二次分解部2に貯留した原水W1のpHを計測するpH計などのpH計測手段の計測結果に応じ、苛性ソーダなどを二次分解部2内に添加することで原水W1を所望のpHに調整する。例えば、苛性ソーダなどのpH調整剤を分解処理液W2に溶かしてpH調整液を生成しておき、pH計測手段による計測結果に応じ、pH調整液を適量添加することで原水W1を所望のpHに調整するようにしてもよい。この場合には、分解処理液W2を原水W1のpH調整に有効利用することができる。
二次分解部2には、一次分解・液化部1から送られる原水W1の色度を計測し、予め作成した検量線と照らし合わすなどして原水W1の有機物濃度(処理負荷、浮遊物質濃度)を確認するための色度センサー(光学センサー)21が設けられている。
また、二次分解部2には、好気性微生物を添加した原水W1の有機物濃度(処理負荷、浮遊物質濃度)を計測するための赤外線パルス透過光方式のMLSSセンサー(光学センサー)22が設けられ、処理開始から処理後までの原水W1の有機物濃度を経時的に計測可能とされている。
本実施形態では、二次分解部2の色度センサー21やMLSSセンサー22の光学センサーの計測結果を受け、この計測結果に基づいて各ポンプ6、13、16、ブロア10、19などの駆動を制御する制御装置23が設けられている。
そして、制御装置23が、色度センサー21やMLSSセンサー22の計測結果に基づいて、二次分解部2への原水W1の供給量等を制御することにより、微生物による所定の浄化性能を得ることができる。すなわち、従来周知のBOD、CODを計測する手法などを用いる場合と比較し、処理工程の管理を簡便に行うことができる。また、処理工程の管理を自動化することができる。
なお、原水W1、分解処理液W2の有機物濃度等を計測する手段は、色度センサー、MLSSセンサーに限定する必要はない。すなわち、原水W1、分解処理液W2の有機物濃度等を計測し、処理負荷、処理状況を確認することが可能であればよく、例えば、濁度計、明度計等の他の手段を用いてもよい。
上記構成からなる本実施形態の生ごみ処理装置Aを用いて生ごみを処理する際には、一次分解・液化部1に、生ごみと、二次分解部2の好気性微生物、フィルターユニット15で処理した後の浄水である分解処理液W2を水分として供給し、撹拌混合することで、生ごみを一次分解、液化させる。
一次分解・液化部1の排水受け槽1cで受けた排水W1を、グリストラップ槽4、原水槽5を通じて二次分解部2の微生物分解部8に送る。この微生物分解部8で原水W1が曝気され、原水W1中の生ごみ成分などの有機物が好気性微生物によって分解される。このとき、原水W1のpHを調整する必要がある場合には、pH調整手段によって原水W1中にpH調整液(あるいはpH調整剤)が適量供給される。
また、仕切り7の送り開口部7a、戻し開口部7bを通じて、原水W1が二次分解部2の微生物分解部8と固液分離部9の間で循環し、順次、固液分離部9のフィルターユニット15でろ過され、浄水となった分解処理液W2が貯留槽18に送られる。
そして、本実施形態の生ごみ処理装置Aでは、貯留槽18に送られた分解処理液W2を、処理液返送循環部3で一次分解・液化部1に送り、生ごみとともに供給する水分として分解処理液W2を利用する。
さらに、本実施形態の生ごみ処理装置Aでは、貯留槽18に送られた分解処理液W2に苛性ソーダなどのpH調整剤を添加し、pH調整液の生成に利用してもよい。
したがって、本実施形態の生ごみ処理装置Aにおいては、生ごみを一次分解・液化した後の排水W1を装置系内で二次分解処理することで、液状消滅方式で生ごみを処理する場で排水基準値を満たすように排水を処理することができ、処理後の排水(分解処理液)を河川等に放水することが可能になる。
また、この二次分解処理した後の分解処理液(浄水)W2を、一次分解・液化部1に返送するなどし、排水W1を装置の系内で利用して処理することができる。これにより、液状消滅方式で生ごみを処理する際の使用水量を大幅に削減でき、排水量を削減することが可能になる。
また、色度センサー21やMLSSセンサー22の計測結果に基づいて、制御装置23が二次分解部2への原水W1の供給量、一次分解・液化部1への分解処理液W2の供給量等を制御することにより、一次分解・液化部1での生ごみの一次分解処理、二次分解部2での好気性微生物やフィルターによる分解浄化処理を好適に行うことができる。さらに、従来周知のBOD、CODを計測する手法などを用いる場合と比較し、処理工程の管理を簡便にすることができ、また、処理工程の管理を自動化することができる。
ここで、生ごみを一次分解・液化処理した後の排水W1には、生ごみ由来の乳酸菌が存在する。この乳酸菌は、通性嫌気性(酸素がない状態を好むが、酸素がある状態でも活動ができる)であり、その増殖の下限pHは3.3~4.0とされている。
一方、二次分解部2で用いる好気性微生物(好気性細菌)は、偏性好気性(酸素がないと活動ができない)であり、生ごみ処理に多用されるバシラス族の好気性微生物の増殖の下限pHは4.0~5.0とされている。
そして、活性は、酸素下で好気性微生物が優位であり、酸素が少ないと乳酸菌が優位となる。また、乳酸菌は有機物の分解過程で乳酸を生成するため、乳酸菌の活性が上がると乳酸によって原水W1のpHが低下し、好気性微生物の活動が困難になって(活性が低下してしまい)、分解処理効率の著しい低下を招く。
これに対し、本実施形態の生ごみ処理装置Aでは、二次分解部2の微生物分解部8に散気装置(曝気手段)11を設け、原水W1の溶存酸素(DO値)を増やし、乳酸菌の活性を抑制し、好気性微生物の活性を高めることで、原水W1中の有機物の分解を促進させることができるようにしている。
また、一次分解・液化部1では酸素が少ない状態で生ごみが分解処理されるため、乳酸菌の活性が高く、一次分解・液化部1で処理した後の排水(原水)W1はpHが低くなって、そのままでは再利用することができない。
これに対し、本実施形態の生ごみ処理装置Aでは、二次分解部2の微生物分解部8で曝気され、有機物を分解処理した後の排水(分解処理液W2)を再度生ごみ処理の分解に利用するようにしている。すなわち、原水W1を曝気することで、生ごみ処理に起因した原水W1中の乳酸菌の活性を抑えつつ有機物を好気性微生物で分解処理して原水W1、分解処理液W2のpHを上昇させることができる。これにより、本実施形態の生ごみ処理装置Aにおいては、排水W1(二次分解部2で処理した後の分解処理液W2)を再利用することが可能になる。なお、曝気する時間を長くするほど、原水W1のpHを上げることができ、原水W1のpH調整を不要にすることもできる。
以上、生ごみ処理装置の第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、二次分解部2の原水W1中に好気性微生物供給手段によって好気性微生物を添加するものとしたが、一次分解・液化部1で処理した後の排水W1中に存在する生ごみ由来の好気性微生物の活性を曝気によって高め、原水W1の浄化処理を行うことが可能であれば、必ずしも別途好気性微生物を添加しなくてもよい。
次に、図2(及び図1)を参照し、本開示の第2実施形態に係る生ごみ処理装置について説明する。以下、二次分解部2に貯留する前の排水も原水W1という。
ここで、例えば、残飯などの油脂成分を含む生ごみを処理する場合には、油脂成分が微生物分解部8で分解できずに固液分離部9に送られ、フィルターユニット15を早期に劣化(性能低下)させるケースが起こりうる。このため、グリストラップ槽4では分離しきれず、二次分解部2で処理できないほどの大量の油脂成分を含む生ごみの原水(排水)W1を好適に処理する手法、手段が望まれている。
これに対し、本実施形態の生ごみ処理装置Aは、図1に示した第1実施形態の生ごみ処理装置Aの構成に、原水W1中の油脂成分(以下、油という)を分離除去するための油分除去部(前処理部)を組み込んで構成されている。
よって、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成に対しては同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。なお、原水W1中の油を油分除去部で分離除去するため、第1実施形態のグリストラップ槽4は不要となる。
本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部25は、例えば、図2に示すように、原水槽5から原水ポンプ6によって原水W1が送られて一時的に貯留する油浮上分離槽26と、油を分離除去した後の原水W1を油浮上分離槽から二次分解部2の微生物分解部8に給送するための引き抜きポンプ27や配管などからなる排水給送部28と、油浮上分離槽26から油Mを除去するためのバルブ29や配管などからなる油抜取部30とを備えて構成されている。
油浮上分離槽26は、二次分解部2(微生物分解部8)と同等の高さを備えた槽であり、原水槽から送られた原水が油浮上分離槽の上部から供給される。
排水給送部28は、油浮上分離槽26の底部26a側から原水W1を引き抜いて微生物分解部8に給送するように設けられている。
油抜取部30は、油浮上分離槽26の上部26b側の所定位置に、すなわち、油浮上分離槽26に一時的に貯留した所定量の原水W1の液面側に浮上して溜まった油Mを、油浮上分離槽26から引き抜いて除去するように設けられている。
また、油浮上分離槽26は、その底部26aが、排水給送部28の排水引抜口28aに向かうに従い漸次下方に傾斜する傾斜面31を備えて形成されている。この底部26aの傾斜面31は、例えば3度~8度の勾配(傾斜角度θ)とされている。
そして、上記構成からなる本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部25においては、原水槽5から原水W1を送り、油浮上分離槽26に所定量の原水W1を貯留した段階で静置する。このように静置すると、原水W1中の比重が小さい油Mが原水W1の液面に浮上し、液面に油層として溜まる。また、原水W1の比重が大きい汚泥分などが油浮上分離槽26の底部26aに沈降し、底部26aの傾斜面31によって排水給送部28の排水引抜口28a側に溜まってゆく。
これにより、油抜取部30によって原水W1の液面に浮上した油Mを抜き取ることで原水W1中の油Mを分離除去することができる。
油Mが分離除去された汚泥分などを原水W1の水分とともに、排水給送部28によって排水引抜口28aから引き抜き、二次分解部2の微生物分解部8に給送することで、第1実施形態に示した処理が行える。また、油浮上分離槽26の底部26aが傾斜面31を備えて形成されているため、排水給送部28によって排水引抜口28aから引き抜くとともに、順次油浮上分離槽26の底部26aに溜まった汚泥分などが排水引抜口28a側に移動して引き抜かれてゆく。
したがって、本実施形態の生ごみ処理装置Aにおいては、第1実施形態の生ごみ処理装置Aに油分除去部(前処理部)25を組み込むことにより、第1実施形態の生ごみ処理装置Aの作用効果を奏功するとともに、微生物分解部8で処理する前に油分除去部25によって予め油Mを原水W1から除去することができる。これにより、残飯などの油成分を多く含む生ごみに対しても、好適に処理を行うことが可能になる。
また、本実施形態の油分除去部25は、原水W1を油浮上分離槽26で一時的に貯留し、原水W1を静置することによって油Mを浮上分離し、油抜取部30によって原水W1の液面に浮上した油Mを抜き取ることで原水W1中の油Mを分離除去することができる。このようなシステムであるが故に、油浮上分離槽26の高さを二次分解部2(微生物分解部8)と同じにするなど、小さく抑えることができる。これにより、生ごみ処理装置A全体を箱体(外郭)などに収容して一体に構成した際に、収まりをよくすることができ、より効果的に、生ごみ処理装置Aの小型化、ひいては設置スペースの省スペース化、見栄えの向上を図ることが可能になる。
なお、油分除去部25を二次分解部2と一体に設けて、生ごみ処理装置Aを構成しても勿論構わない。この場合には、生ごみ処理装置A全体を箱体などに収容して一体に構成した際に、さらなる生ごみ処理装置Aの小型化、設置スペースの省スペース化、見栄えの向上を図ることが可能になる。
また、本実施形態の油分除去部25は、油浮上分離槽26の底部26aに傾斜面31を備えることにより、排水給送部28によって排水引抜口28aから引き抜くとともに、順次、自動的に油浮上分離槽26の底部26aに溜まった汚泥分などが排水引抜口28a側に移動して引き抜くことが可能になる。そして、この傾斜面31の勾配(傾斜角度θ)が3度~8度であることにより、好適に、汚泥分などが排水引抜口28a側に移動指させることが可能になる。これにより、原水W1を油浮上分離槽26で一時的に貯留し、原水W1を静置することにより底部26aに溜まった汚泥分などを確実に排水給送部28で引き抜くことが可能になる。
以上、生ごみ処理装置の第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
次に、図3(及び図1、図2)を参照し、本開示の第3実施形態に係る生ごみ処理装置について説明する。
ここで、本実施形態の生ごみ処理装置Aは、第2実施形態と同様、本実施形態の図1に示した第1実施形態の生ごみ処理装置Aの構成に、原水W1中の油脂成分(以下、油と称する)を分離除去するための油分除去部(前処理部)を組み込んで構成したものであり、油分除去部の構成のみが異なる。よって、第1、第2実施形態の生ごみ処理装置Aと同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部35は、図3に示すように、第2実施形態の油分除去部25と同様に、原水槽5から原水ポンプ6によって原水W1が送られて一時的に貯留する油浮上分離槽26と、油を分離除去した後の原水W1を油浮上分離槽から二次分解部2の微生物分解部8に給送するための引き抜きポンプ27や配管などからなる排水給送部28と、油浮上分離槽26から油Mを除去するためのバルブ29や配管などからなる油抜取部30とを備えて構成されている。
一方、本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部35は、油浮上分離槽26に貯留した原水W1中に微細気泡Rを放出する微細気泡放出部36を備えている。
本実施形態において、微細気泡放出部36は、例えば、ナノバブルやマイクロバブルなどの微細気泡Rを発生させる微細気泡発生装置37を備え、油浮上分離槽26の底部26a側から原水W1に対して微細気泡Rを放出して混合するように構成されている。
また、本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部35は、油浮上分離槽26中の上部26b側の気相の空気Kを取り込んで、この空気Kの臭気を脱臭フィルターなどを用いて除去するための脱臭部38を備えている。
そして、本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部35においては、原水槽5から原水W1を送り、油浮上分離槽26に所定量の原水W1を貯留した段階で静置するとともに、微細気泡放出部36によって原水W1中に微細気泡Rを放出する。これとともに、油浮上分離槽26の気相から空気Kを脱臭部38に取り込んで臭気を除去して排気する。
ここで、放出した微細気泡Rは、その表面がマイナスの電荷(ゼータ電位)を有している。このため、微細気泡R同士が合体することなく、原水W1中に拡散・浮遊する。これに対し、原水W1中の油Mは通常プラスに帯電しており、マイナスの電荷を帯びたモノに電気的に結合するため、マイナス電荷の微細気泡Rがプラス電荷の油Mに吸着する。これにより、油Mが電気的に中和され、分離しやすい状態になる。すなわち、油浮上分離槽26に貯留した原水W1の液面に油Mを効率的に浮上させることが可能になる。
また、微細気泡Rの浮力は通常の気泡と比べて小さいため、水中に長く滞留し水中の溶存酸素量が増加する。これにより、次工程の微生物分解部8の微生物を活性化させることができ、排水の浄化機能にも効果を発揮する。
したがって、本実施形態の生ごみ処理装置Aにおいては、第1実施形態の生ごみ処理装置Aに油分除去部(前処理部)35を組み込むことにより、第1実施形態及び第2実施形態の生ごみ処理装置Aの作用効果を奏功するとともに、微生物分解部8で処理する前に油分除去部35によって予め油Mを原水W1から除去することができる。これにより、残飯などの油成分を多く含む生ごみに対しても、好適に処理を行うことが可能になる。
また、本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部35においては、微細気泡放出部36によって原水W1中に微細気泡Rを放出することにより、原水W1中の油Mに微細気泡Rを吸着させ、微細気泡Rの浮力を加えて油Mを効率的に浮上分離させることが可能になる。また、微細気泡Rが吸着することで油Mが電気的に中和されるため、油Mをより分離しやすい状態にすることができる。これにより、油Mの比重が小さいことを利用して油Mを浮上分離する第2実施形態よりも、効率的に油Mを分離除去することが可能になる。
さらに、本実施形態の生ごみ処理装置Aの油分除去部35においては、微細気泡放出部37から微細気泡Rを原水W1中に放出しなければ、第2実施形態の油分除去部25と同様に使用することができる。このため、例えば、原水W1中の油Mの量(濃度)などに応じ、第2実施形態の油分除去部25のように油浮上分離槽26に貯留した原水W1を静置して油Mを浮上分離させる工程と、原水W1中に微細気泡Rを放出して油Mを浮上分離させる工程とを、交互(間欠的)に行うなど選択的に行うことによって、さらに効率的且つ効果的に油Mを分離除去することが可能になる。
また、例えば、図4に示すように、浮上分離槽26の内部に仕切り40を設け、仕切り40によって底部26a側で連通する沈降分離部41と微細気泡部42に区画し、沈降分離部41では第1実施形態と同様の汚泥等を沈降させつつ油Mを液面に浮上させるようにし、微細気泡部42では微細気泡放出部36(微細気泡発生装置37)によって原水W1中に微細気泡Rを放出し、第2実施形態と同様に油Mを液面に浮上させ、油抜取部30で浮上した油Mを抜き取り、排水給送部28で汚泥などとともに処理後の原水W1を引き抜いて二次分解部2に給送するように構成してもよい。
このように構成した場合には、仕切り40の下方の連通部を通じて沈降分離部41で油Mを分離処理した後の原水W1が微細気泡部42に入り、微細気泡部42でさらに油Mの分離処理が施されるため、より効果的に油Mを除去することが可能になる。すなわち、非常に優れた油Mの除去性能を発揮させることが可能になる。
なお、原水W1に微細気泡Rを放出して油Mの分離除去を行った場合には、排水給送部28から引き抜いた原水W1を二次分解部2に給送する前に、一旦、調整槽(調整部)に貯留し、原水W1を落ち着かせてから二次分解部2の微生物分解部8に送ることが好ましい。
以上、生ごみ処理装置の第3実施形態について説明したが、本発明は上記の第3実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態及び第2実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 一次分解・液化部
1a 生ごみ発酵槽
1b 攪拌機
1c 排水受け槽
2 二次分解部
3 処理液返送循環部
4 グリストラップ槽
5 原水槽
6 原水ポンプ
7 仕切り
7a 送り開口部
7b 戻し開口部
8 微生物分解部
9 固液分離部
10 ブロア
11 散気装置(曝気手段)
13 ポンプ
15 フィルターユニット(フィルター)
16 吸引ポンプ
17 ろ過手段
18 貯留槽
19 ブロア
20 逆洗浄手段
21 色度センサー(センサー)
22 MLSSセンサー(センサー)
23 制御装置
25 油分除去部(前処理部)
26 油浮上分離槽
26a 底部
26b 上部
28 排水給送部
28a 排水引抜口
30 油抜取部
31 傾斜面
35 油分除去部(前処理部)
36 微細気泡放出部
37 微細気泡発生装置
38 脱臭部
40 仕切り
41 沈降分離部
42 微細気泡部
A 生ごみ処理装置
K 空気
M 油(油脂成分)
O1 空気(酸素を含む気体)
O2 空気(酸素を含む気体)
R 微細気泡
W1 排水(原水)
W2 排水(分解処理液、浄水)

Claims (6)

  1. 生ごみと水分を混合し、生ごみを一次分解しつつ液化させる一次分解・液化部と、
    前記一次分解・液化部で発生した一次分解処理後の排水を受け、酸素を含む気体で前記排水を曝気するとともに前記排水中の有機物を好気性微生物によって二次分解処理する微生物分解部、及び、前記微生物分解部との間で排水を循環させるように設けられるとともに、排水を固形分と液体分に分離する固液分離部を有する二次分解部と、
    前記二次分解部で処理した後の排水である分解処理液の少なくとも一部を前記一次分解・液化部に返送する処理液返送循環部とを備え
    前記二次分解部は、槽内が仕切りにより前記微生物分解部と前記固液分離部とに二分された二次分解槽と、前記微生物分解部において排水中に空気を放出する曝気手段と、を備え、前記仕切りの上部側に排水を前記微生物分解部から前記固液分離部へ送る送り開口部を備え、前記仕切りの下部側に排水を前記固液分離部から前記微生物分解部へ送る戻し開口部を備え、前記曝気手段から空気を放出することにより、排水を前記微生物分解部と前記固液分離部との間を循環しながら曝気させる生ごみ処理装置。
  2. 請求項1記載の生ごみ処理装置において、
    前記二次分解部で処理する前記排水のpHを調整するためのpH調整手段が具備されている生ごみ処理装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載の生ごみ処理装置において、
    前記一次分解・液化部で処理した後の排水、及び/又は前記二次分解部の排水の有機物濃度を検知するためのセンサーを備えるともに、
    前記センサーの計測結果に基づいて、前記一次分解・液化部と前記二次分解部と前記処理液返送循環部の駆動を制御する制御装置を備える生ごみ処理装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の生ごみ処理装置において、
    前記固液分離部は、前記排水をろ過して分解処理液を生成するろ過手段を備えて構成されている生ごみ処理装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の生ごみ処理装置において、
    前記二次分解部に送る前の前記排水に含まれる油脂成分を除去するための油除去部を備え、
    前記油除去部は、前記排水を一時的に貯留して静置する油浮上分離槽と、前記油浮上分離槽に貯留した前記排水の液面側に浮上した油脂成分を前記油浮上分離槽から排出させる油抜取部と、前記油浮上分離槽の底部側に設けられた排水引抜口から前記排水を抜き取る排水給送部とを備える生ごみ処理装置。
  6. 請求項記載の生ごみ処理装置において、
    前記油浮上分離槽に貯留した前記排水中に微細気泡を放出する微細気泡放出部を備える生ごみ処理装置。
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