JP7251886B2 - 制御システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、制御システムに関する。
近年、複数の直流送電線が格子状に構成された直流送電網による電力の送電が検討されている。これに関連し、直流送電網において事故が発生した場合、直流送電網の特定の送電線のみを直流電流遮断装置によって遮断し、残りの送電線によって電力の送電を継続する技術が知られている。
ところで、直流電流遮断装置の動作を制御する制御システムは、電源装置から絶縁トランスを介して供給される電力を用いて動作する場合がある。この場合、直流送電網に外乱(例えば、落雷や地絡等)が生じることに伴い、絶縁トランスの両端間の電圧が上昇し、絶縁トランスの耐圧を超えてしまう場合がある。また、この場合、直流送電網に落雷があった場合、雷サージが絶縁トランスの浮遊容量を介して他端に伝導し、電源装置の動作に影響を与え、結果として制御システムが誤動作する場合があった。
特開2016-162713号公報
本発明が解決しようとする課題は、より安定的に直流電流遮断器を動作させることが可能な制御システムを提供することである。
実施形態の制御システムは、電源装置と、発光ユニットと、光伝送路と、受光ユニットと、第1電力変換部と、第2電力変換部と、制御回路とを持つ。前記発光ユニットは、前記電源装置によって供給される電力を用いて光を射出する。前記光伝送路は、前記発光ユニットに第1端が接続され、前記受光ユニットに第2端が接続される。前記受光ユニットは、前記発光ユニットによって射出され前記光伝送路によって伝送された光を用いて電力を出力する。前記第1電力変換部は、前記受光ユニットからの入力電圧である第1電圧を第2電圧に変換する。前記第2電力出力部は、前記第1電力変換部からの入力電圧である前記第2電圧を、第3電圧に変換する。前記制御回路は、前記第2電圧を利用して動作し、直流電流遮断装置に制御信号を出力する。
第1の実施形態の制御システム1の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の第1制御部15と、第2制御部16との構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の制御システム1aの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の第1制御部15aの構成の一例を示す図である。 第3の実施形態の制御システム1bの構成の一例を示す図である。 第3の実施形態の降圧チョッパ回路17の構成、及び第3制御部18の構成の一例を示す図である。 第4の実施形態の制御システム1cの構成の一例を示す図である。 第4の実施形態のレーザドライバ32cの構成の一例を示す図である。
以下、実施形態の制御システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
[制御システム1の構成]
図1は、第1の実施形態の制御システム1の構成の一例を示す図である。制御システム1は、例えば、遮断制御装置10と、光伝送路20と、レーザ装置30とを備える。制御システム1は、遮断装置40の動作を制御する装置である。遮断装置40は、例えば、駆動部41と、開閉器42とを備える。駆動部41は、遮断制御装置10の制御に基づいて駆動し、開閉器42を開閉させる。開閉器42は、機械式接点と、半導体スイッチング素子とのうち、少なくとも一方を備える電気的開閉手段である。これにより、遮断装置40は、遮断装置40の一端に接続される直流系統と、他端に接続される直流系統とを遮断する、又は導通させる。
まず、遮断制御装置10の説明をする前に、レーザ装置30について説明する。レーザ装置30は、例えば、電源装置31と、レーザドライバ32と、発光素子33とを備える。レーザ装置30は、光伝送路20を介して遮断制御装置10に光を射出する装置である。光伝送路20は、光を伝送する構造物(例えば、光ファイバ)であり、光伝送路20の第1端は、発光素子33に接続され、光伝送路20の第2端は、後述する遮断制御装置10が備える受光素子11に接続される。電源装置31は、レーザドライバ32に電源を供給する装置である。電源装置31には、例えば、商用電力が供給され、電源装置31は、商用電力をレーザドライバ32によって用いられる電力に変換する。なお、電源装置31に供給される電力は、商用電力に限られず、送電電力や、配電電力、蓄電電力であってもよい。
レーザドライバ32は、電源装置31から供給された電力によって動作し、発光素子33に射出させる光の強度や、ON/OFFを制御する。発光素子33は、レーザドライバ32の制御に基づいて、光伝送路20によって接続される受光素子11に対して光を射出する。第1の実施形態では、発光素子33が、「発光ユニット」の一例である。また、以降の説明では、発光素子33が射出する光の強度が一定である場合について説明する。
遮断制御装置10は、例えば、受光素子11と、第1直流電圧変換部12と、第2直流電圧変換部13と、駆動制御部14と、第1制御部15と、第2制御部16と、一以上の電圧検出部SC(図示では、電圧検出部SC1~SC2)とを備える。受光素子11は、レーザ装置30(発光素子33)によって射出される光を受光する。受光素子11は、受光した光の強度に応じた電力を出力する。受光素子11は、例えば、フォトダイオードによって実現される。受光素子11が供給する電力において、例えば、電圧と電流は光の強度と出力負荷に応じて変化する。ここで、受光素子11が供給する電力の大きさは、レーザ装置30が射出した光と変換効率に応じた電力を最大値とする電力であり、例えば、第1直流電圧変換部12、駆動制御部14、遮断装置40等(以下、負荷)が消費する電力に対応する電力である。
なお、受光素子11は、受光した光の波長に応じた電力を出力する構成であってもよい。第1の実施形態において、受光素子11、及び第1直流電圧変換部12は、「受光ユニット」の一例である。
第1直流電圧変換部12は、受光素子11によって出力される電力の電圧(以下、第1電圧Vpd)を、第1制御部15の制御に基づいて、所定の電圧(以下、第2電圧Vmid)に変換(例えば、昇圧、又は降圧)する。
第2直流電圧変換部13は、第1直流電圧変換部12によって変換された第2電圧Vmidを、駆動制御部14を駆動可能な電圧(以下、第3電圧Vload)に変換する。第1直流電圧変換部12、及び第2直流電圧変換部13は、例えば、DCDCコンバータによって実現される。第1直流電圧変換部12、及び第2直流電圧変換部13は、受光素子11によって出力される電圧を、駆動制御部14を駆動可能な電圧に昇圧する。
駆動制御部14は、第2直流電圧変換部13によって供給される電力によって動作する。駆動制御部14は、例えば、外部の制御システム(不図示)の制御に基づいて、駆動部41に対して制御信号を出力する。駆動部41は、駆動制御部14によって出力される制御信号に基づいて駆動し、開閉器42を開閉させる。駆動制御部14は、「制御回路」の一例であり、遮断装置40は、「直流電流遮断装置」の一例である。
電圧検出部SC1は、例えば、受光素子11と、第1直流電圧変換部12とを接続する線路に並列に接続され、第1電圧Vpdの電圧値を検出する。第1制御部15は、電圧検出部SC1の検出結果に基づいて、第1直流電圧変換部12を制御する。電圧検出部SC2は、例えば、第2直流電圧変換部13と駆動制御部14とを接続する線路に並列に接続され、第3電圧Vloadの電圧値を検出する。第2制御部16は、電圧検出部SC2の検出結果に基づいて、第2直流電圧変換部13を制御する。
[第1制御部15、及び第2制御部16の構成]
図2は、第1の実施形態の第1制御部15と、第2制御部16との構成の一例を示す図である。第1制御部15は、例えば、アナログ回路や、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶部(不図示)に記憶されるプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、第1演算部151と、PI(Proportional-Integral)制御部152と、ゲート信号生成部153との各機能部を実現する。第2制御部16は、例えば、アナログ回路や、CPUなどのプロセッサが、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより、第1演算部161と、PI制御部162と、ゲート信号生成部163との各機能部を実現する。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよく、第1制御部15と、第2制御部16とは、一体のプロセッサにより実現されてもよい。
よい。
第1演算部151は、第1電圧Vpdと、第1電圧Vpdの目標値である所定の値(以下、第1目標電圧Vpd*)とに基づいて、第1目標電圧Vpd*から第1電圧Vpdを差し引いた値(つまり、第1電圧Vpdと、第1目標電圧Vpd*の差分)を算出する。第1目標電圧Vpd*は、例えば、最大効率によって駆動制御部14が動作する場合の第2電圧Vmidを得る値である。第1制御部15は、第2直流電圧変換部13の出力側に接続される負荷の消費電力量に応じて第1目標電圧Vpd*を逐次決定する。この場合、第1制御部15は、「第1決定部」の一例である。
第1PI制御部152は、第1演算部151の演算結果に基づいて、PI制御(P制御のみでもよい)を行い、第1直流電圧変換部12が第1電圧Vpdを第1目標電圧Vpd*に近づける(つまり、差分をなくすように制御する)際の、フィードバック制御に係る変化量を算出する。
ゲート信号生成部153は、第1PI制御部152によって算出された変化量に基づいて、当該変化量だけ第1電圧Vpdをフィードバック制御するための、第1直流電圧変換部12の制御信号を生成する。第1直流電圧変換部12は、ゲート信号生成部153によって生成された制御信号に基づいて、スイッチング素子を開閉することにより、第1PI制御部152によって算出された変化量だけ第1電圧Vpdをフィードバック制御する。
第1演算部161は、第3電圧Vloadと、第3電圧Vloadの目標値である所定の値(以下、第3目標電圧Vload*)とに基づいて、第3目標電圧Vload*から第3電圧Vloadを差し引いた値(つまり、第3電圧Vloadと、第3目標電圧Vload*の差分)を算出する。第3目標電圧Vload*は、例えば、駆動制御部14が動作するために必要な第3電圧Vloadを示す値である。この場合、第2制御部16は、「第2決定部」の一例である。
PI制御部162は、第1演算部161の演算結果に基づいて、PI制御(P制御のみでもよい)を行い、第2直流電圧変換部13が第3電圧Vloadを第3目標電圧Vload*に近づける(つまり、差分をなくすように制御する)際の、フィードバック制御に係る変化量を算出する。
ゲート信号生成部163は、PI制御部162によって算出された変化量に基づいて、当該変化量だけ第3電圧Vloadをフィードバック制御するための、第2直流電圧変換部13の制御信号を生成する。第2直流電圧変換部13は、ゲート信号生成部163によって生成された制御信号に基づいて、スイッチング素子を開閉することにより、PI制御部162によって算出された変化量だけ第3電圧Vloadをフィードバック制御する。
[第1の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御システム1によれば、光伝送路20がガラス等の材料を用いて形成されるため、電源装置31と駆動制御部14との間の絶縁を確保し、直流系統に外乱(例えば、落雷)があった場合でも、駆動制御部14に安定した電圧の電力を供給できる。また、本実施形態の制御システム1によれば、浮遊容量は極めて小さく、雷サージが電源装置31に伝導することがないため、直流系統に外乱があった場合であっても、駆動制御部14が誤作動することを抑制し、安定して遮断装置40を動作させることができる。また、受光素子11の出力電圧(つまり、第1電圧Vpd)は、駆動制御部14を駆動する電圧として十分ではない場合があるが、本実施形態の制御システム1によれば、第1直流電圧変換部12、及び第2直流電圧変換部13によって変換(昇圧)するため、駆動制御部14が安定して駆動可能な電圧を維持することができる。また、本実施形態の制御システム1によれば、第1直流電圧変換部12と、第2直流電圧変換部13とによって、それぞれ、受光素子11の出力電圧(つまり、第1電圧Vpd)と、第2直流電圧変換部13の負荷側の電圧(つまり、第3電圧Vload)と制御するため、第1電圧Vpdと第3電圧Vloadとを適切に制御することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、制御システム1aが、遮断制御装置10aを備える場合について説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[制御システム1aの構成]
図3は、第2の実施形態の制御システム1aの構成の一例を示す図である。制御システム1aは、例えば、遮断制御装置10aと、光伝送路20と、レーザ装置30とを備える。遮断制御装置10aは、例えば、受光素子11と、第1直流電圧変換部12と、第2直流電圧変換部13と、駆動制御部14と、第1制御部15aと、第2制御部16と、電圧検出部SC1~SC3とを備える。
電圧検出部SC3は、例えば、第1直流電圧変換部12と、第2直流電圧変換部13とを接続する線路に並列に接続され、第2電圧Vmidの電圧値を検出する。第1制御部15aは、電圧検出部SC1の検出結果と、電圧検出部SC3の検出結果とに基づいて、第1直流電圧変換部12を制御する。
[第1制御部15aの構成]
図4は、第2の実施形態の第1制御部15aの構成の一例を示す図である。第1制御部15aは、例えば、アナログ回路や、CPUなどのプロセッサが記憶部(不図示)に記憶されるプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、第1演算部151と、第1PI制御部152と、ゲート信号生成部153と、第2演算部154と、第2PI制御部155と、第3演算部156との各機能部を実現する。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、アナログ回路や、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
第2演算部154は、第2電圧Vmidと、第2電圧Vmidの目標値である所定の値(以下、第2目標電圧Vmid*)とに基づいて、第2目標電圧Vmid*から第2電圧Vmidを差し引いた値(つまり、第2電圧Vmidと第2目標電圧Vmid*の差分)を算出する。第2目標電圧Vmid*は、例えば、第1直流電圧変換部12の仕様に応じて予め定められる出力電圧(つまり、第2直流電圧変換部13の仕様に応じて予め定められる入力電圧)を示す値である。
なお、制御システム1aにおいて、第2演算部154は、算出した値が、第2電圧の仕様上の上限値より大きい値となった場合には、第2電圧Vmidを、仕様範囲を超えて制御することとなるため、第1直流電圧変換部12、及び第2直流電圧変換部13を安全に停止させる。
第2PI制御部155は、第2演算部154の演算結果に基づいて、PI制御(P制御のみでもよい)を行い、第1直流電圧変換部12が第2電圧Vmidを第2目標電圧Vmid*に近づける(つまり、差分をなくすように制御する)際の、フィードバック制御に係る変化量を算出する。
第3演算部156は、第2PI制御部155によって算出された変化量と、第1目標電圧Vpd*の初期値(以下、第1初期値Vpd0)とに基づいて、第1初期値Vpd0から変化量を差し引いた値を、第1目標電圧Vpd*として算出する。第1初期値Vpd0は、例えば、第2直流電圧変換部13の負荷の消費電力の増減が無い状態における第1電圧Vpdの値である。
本実施形態の第1演算部151は、第3演算部156によって算出された第1目標電圧Vpd*に基づいて、処理を実行する。以降の説明は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[第2の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御システム1aによれば、受光素子11が出力する電力と、第2直流電圧変換部13の出力側の負荷の消費電力とが一致していない場合において、第1直流電圧変換部12と第2直流電圧変換部13との間に生じる電位差(つまり、第2電圧Vmid)の上昇を抑制し、仕様入力範囲を超えることが無いように、第1電圧Vpdをフィードバック制御する。このため、本実施形態の制御システム1aは、第1直流電圧変換部12や第2直流電圧変換部13を安全に動作させることができる。
なお、上述では、第3演算部156が、第1初期値Vpd0と、第2目標電圧Vmid*、及び第2電圧Vmidの差分に基づく変化量とに基づいて、第1目標電圧Vpd*を算出する場合について説明したが、これに限られない。第2演算部154は、例えば、第2直流電圧変換部13の負荷の消費電力(以下、消費電力Pload)と消費電力Ploadの目標値である所定の値(以下、消費電力目標値Pload*)との差分を算出してもよい。この場合、第3演算部156は、第1初期値Vpd0と、消費電力Pload、及び消費電力目標値Pload*の差分に基づく変化量とに基づいて、第1目標電圧Vpd*を算出し、第2電圧Vmidの上昇を抑制することができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、制御システム1bが、遮断制御装置10bを備える場合について説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、第3の実施形態の制御システム1bの構成の一例を示す図である。制御システム1bは、例えば、遮断制御装置10bと、光伝送路20と、レーザ装置30と、遮断装置40とを備える。遮断制御装置10bは、例えば、受光素子11と、第1直流電圧変換部12と、第2直流電圧変換部13と、駆動制御部14と、第1制御部15と、第2制御部16と、降圧チョッパ回路17と、第3制御部18とを備える。
降圧チョッパ回路17は、正極端子と負極端子とを備え、第1直流電圧変換部12の出力端の正極(或いは、第2直流電圧変換部13の入力端の正極)に、正極端子が接続され、第1直流電圧変換部12の出力端の負極(或いは、第2直流電圧変換部13の入力端の負極)に、負極端子が接続される。降圧チョッパ回路17は、第3制御部18の制御に基づいて動作し、第1直流電圧変換部12から第2直流電圧変換部13に供給する電力を消費することによって、第2電圧Vmidを降圧する。
[降圧チョッパ回路17と第3制御部18の構成]
図6は、第3の実施形態の降圧チョッパ回路17の構成、及び第3制御部18の構成の一例を示す図である。降圧チョッパ回路17は、例えば、抵抗171と、セル172とを備える。セル172は、例えば、スイッチング素子172aと、ダイオード172bとを備える。スイッチング素子172aと、ダイオード172bとは、逆並列に接続される。スイッチング素子172aは、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)、GTO(Gate Turn-Off Thyristor)、或いはGCT(Gate Commutated Turn-off)等の、外部の機能部(この一例では、第3制御部18)からのからオンオフ制御をすることが可能な自己消弧能力をもつスイッチング素子によって実現される。正極端子P1と負極端子P2との間には、抵抗171と、セル172とが直列に接続される。
第3制御部18は、例えば、比較器181と、ゲート信号生成部182とを備える。比較器181は、例えば、第2電圧Vmidと、第2電圧Vmidの仕様上の上限値(以下、第2上限値Vmid_lim*)とを比較する。比較器181は、第2電圧Vmidが第2上限値Vmid_lim*を上回っている場合には、ハイ(High)信号を出力し、上回っていない場合には、ロー(Low)信号を出力する。なお、比較器181が出力する信号は、一例であってこれに限られず、第2電圧Vmidが第2上限値Vmid_lim*を超えているか否かを示せれば、いずれの信号であってもよい。なお、比較器181は、第2上限値Vmid_lim*にヒステリシスを設けてもよい。
ゲート信号生成部182は、比較器181により出力された信号に基づいて、スイッチング素子172aを制御する。ゲート信号生成部182は、例えば、比較器181によりハイ信号が出力されている間、スイッチング素子172aをオン状態にする。これにより、抵抗171が第1直流電圧変換部12によって供給される電力を消費し、第2電圧Vmidが下がる。
[第3の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御システム1bによれば、第2電圧Vmidを適正に保つようにする第1制御部15の制御に伴って発生する受光素子11側の損失を抑制しつつ、第2電圧Vmidを適正に保つことができ、更に、受光素子11が損失の熱によって故障することを抑制することができる。
(第4の実施形態)
以下、図面を参照して第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、制御システム1cが、遮断制御装置10cを備える場合について説明する。なお、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、第4の実施形態の制御システム1cの構成の一例を示す図である。制御システム1cは、例えば、遮断制御装置10cと、光伝送路20と、光通信路21と、レーザ装置30cとを備える。遮断制御装置10cは、例えば、受光素子11と、第1直流電圧変換部12と、第2直流電圧変換部13と、駆動制御部14と、第1制御部15と、第2制御部16と、変換部19と、発光素子LZとを備える。レーザ装置30cは、電源装置31と、レーザドライバ32cと、発光素子33と、受光素子LRとを備える。光通信路21の第1端は、発光素子LZに接続され、第2端は、受光素子LRに接続される。光通信路21は、光伝送路20と同様に、光を伝送する構造物(例えば、光ファイバ)である。
変換部19は、電圧検出部SC3によって検出された第2電圧Vmidを光信号に変換する。
発光素子LZは、発光素子33と同作用様の構成を有する。また、発光素子LZは、変換部19の制御に基づいて、第2電圧Vmidの値を表す光通信を、光通信路21を介して受光素子LRに射出する。
受光素子LRは、遮断制御装置10cによって光通信路21を介して送信された光通信に係る光信号であり、第2電圧Vmidを示す光信号を受光(受信)する。
レーザドライバ32cは、受光素子LRが受光した光信号に基づいて、発光素子33を制御する。図8は、第4の実施形態のレーザドライバ32cの構成の一例を示す図である。レーザドライバ32cは、例えば、アナログ回路や、CPUなどのプロセッサが記憶部(不図示)に記憶されるプログラム(ソフトウェア)を実行することにより、第1演算部321と、PI制御部322と、第2演算部333との各機能部を実現する。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
第1演算部321は、例えば、第2目標電圧Vmid*と、受光素子LRによって受光された光信号が示す第2電圧Vmidとに基づいて、第2目標電圧Vmid*から第2電圧Vmidを差し引いた値(つまり、第2電圧Vmidと第2目標電圧Vmid*の差分)を算出する。
PI制御部322は、第1演算部321の演算結果に基づいて、PI制御(P制御のみでもよい)を行い、第1直流電圧変換部12の出力する第2電圧Vmidが第2目標電圧Vmid*に制御される(つまり、差分をなくすように制御する)際の、フィードバック制御に係る変化量を算出する。
第2演算部333は、PI制御部322によって算出された変化量と、発光素子33の発光強度の初期値(以下、レーザ初期値PL0)とに基づいて、レーザ初期値PL0に変化量を加算した値を、レーザ出力値PLとして算出する。レーザ初期値PL0は、例えば、第2直流電圧変換部13の負荷の消費電力の増減が無い状態におけるレーザ出力値PLの値である。
レーザドライバ32cは、第2演算部333によって算出されたレーザ出力値PLに基づいて、発光素子33を発光させる。以降の動作は、上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[第4の実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の制御システム1cによれば、レーザ装置30cが、第2電圧Vmidの上昇に応じて、レーザ出力値PLを小さくするように制御するため、受光素子11の出力が低下し、第2電圧Vmidを低下させることができる。したがって、本実施形態の制御システム1cによれば、第2電圧Vmidの上昇によって受光素子11側に損失が生じることなく、且つ駆動制御部14が安定して駆動可能な電圧を維持することができる。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1a、1b、1c…制御システム、10、10a、10b、10c…遮断制御システム、11…受光素子、12…第1直流電圧変換部、13…第2直流電圧変換部、14…駆動制御部、15、15a…第1制御部、16…第2制御部、17…降圧チョッパ回路、18…第3制御部、19…変換部、20…光伝送路、21…光通信路、30、30c…レーザ装置、31…電源装置、32、32c…レーザドライバ、33…発光素子、40…遮断装置、41…駆動部、42…開閉器、151…第1演算部、152…第1PI制御部、153…ゲート信号生成部、154…第2演算部、155…第2PI制御部、156…第3演算部、161…第1演算部、162…PI制御部、163…ゲート信号生成部、171…抵抗、172…セル、172a…スイッチング素子、172b…ダイオード、181…比較器、182…ゲート信号生成部、321…第1演算部、322…PI制御部、333…第2演算部、LR…受光素子、LZ…発光素子、PL…レーザ出力値、PL0…レーザ初期値、Pload…消費電力、Pload*…消費電力目標値、SC、SC1、SC2、SC3…電圧検出部、Vload…第3電圧、Vload*…第3目標電圧、Vmid…第2電圧、Vmid_lim*…第2上限値、Vmid*…第2目標電圧、Vpd…第1電圧、Vpd0…第1初期値、Vpd*…第1目標電圧

Claims (8)

  1. 電源装置と、
    前記電源装置によって供給される電力を用いて光を射出する発光ユニットと、
    前記発光ユニットに第1端が接続された光伝送路と、
    前記光伝送路の第2端に接続され、前記発光ユニットによって射出され前記光伝送路によって伝送された光を用いて電力を出力する受光ユニットと、
    前記受光ユニットからの入力電圧である第1電圧を第2電圧に変換すると共に、前記第1電圧を第1目標電圧に制御することで前記受光ユニットの出力電力を前記第1目標電圧に制御する第1電力変換部と、
    前記第1電力変換部からの入力電圧である前記第2電圧を、第3電圧に変換する第2電力変換部と、
    前記第電圧を利用して動作し、直流電流遮断装置に制御信号を出力する制御回路と、
    を備える制御システム。
  2. 前記第1電力変換部は、前記第1電圧を前記第1目標電圧に近づけるフィードバック制御に基づいて動作し、
    前記第2電力変換部は、前記第3電圧を第3目標電圧に近づけるフィードバック制御に基づいて動作する、
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記第2電力変換部の出力端の負荷の負荷程度に基づいて、前記第1目標電圧を決定する第1目標電圧決定部を更に備える、
    請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記第2電圧が、第2目標電圧となるように、前記第1目標電圧を決定する第1目標電圧決定部を更に備える、
    請求項2又は請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記第1電力変換部の出力側における正極と負極との間に接続される降圧チョッパ回路
    と、
    前記降圧チョッパ回路の制御回路とを更に備える、
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の制御システム。
  6. 前記制御回路は、前記第2電圧と、前記第2電圧の許容値との比較結果に基づいて、前
    記降圧チョッパ回路を制御する、
    請求項5に記載の制御システム。
  7. 前記第2電圧を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記第2電圧を示す情報を送信する送信部と、
    前記送信部によって送信された前記情報を受信し、受信した前記情報に基づいて、前記発光ユニットが射出する光を制御する制御部とを更に備える、
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の制御システム。
  8. 前記制御部は、前記第2電圧が、第2目標電圧となるように、前記光の射出量を制御す
    る、
    請求項7に記載の制御システム。
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