JP7251438B2 - 加振機及び疲労・耐久試験装置 - Google Patents

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Description

この発明は、加振機及び疲労・耐久試験装置に関する。
近年、新素材や新機構の研究開発が進んでいることから、様々な部品に対する耐久性評価のニーズが高まっている。このような耐久試験は、加振機を用いて試験片等の供試体を加振することにより行われ、かかる加振機には、油圧サーボ方式や、モータ駆動方式のものが広く使われている。
モータ駆動方式の加振機は、モータの駆動により回転するボールねじと、ボールねじと螺合するナットと、ナットに連結されたピストンとを備え、ボールねじの回転運動をピストンの往復運動に変換することにより供試体に負荷を付与するものである。この種の加振機は、油圧サーボ方式の加振機に比べて作動油が不要になる等のメリットがある。
モータ駆動方式の加振機を備えた疲労・耐久試験装置として特許文献1の装置がある。この特許文献1には、ボールねじとナットとの摺動部で発生する摩擦熱により、ボールねじやナットの温度が許容温度を超えないようにモータを制御部が制御する技術が開示されている。具体的には、ナットに設けられた放熱用のフィンにサーモスタットが設けられ、フィンの温度が設定値より大きくなるとサーモスタットが働いたときに制御部がモータの駆動を停止することで、ボールねじやナットの過熱を防ぐようになっている。
特開2017-203689号公報
サーモスタットは、フィン等の対象物に接続されており、当該対象物からの熱伝導により自身の温度が上がることで対象物の温度を電気信号に変換して検出するセンサーを有し、かかるサーモスタットと制御部とはサーモスタット信号線によって接続されている。
しかしながら、疲労・耐久試験の際に、ナットが繰り返し反復運動をダイナミックに連続して行うため、サーモスタット、及びサーモスタット信号線もナットとともに高速に動き続ける。疲労・耐久試験では、連続的に長期間にわたり行われることが多く、長期の繰り返し運転によりサーモスタット信号線の耐久性が損なわれる虞や、信号線と接続されているサーモスタットの破損など、ナットの温度検出に支障を来す虞がある。
本発明は、長期間にわたる運転が行われても、ナットの温度を安定的に検出可能な加振機及び疲労・耐久試験装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、モータと、前記モータの駆動により回転するボールねじと、前記ボールねじと螺合し、前記ボールねじ上を摺動するナットと、前記ナットに連結されたピストンと、を備え、前記ボールねじの回転運動を前記ピストンの往復運動に変換することにより、対象物に対して負荷を付与する加振機であって、前記ナットの温度を非接触で検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出信号に基づいて前記モータを制御する制御部と、を備えた加振機である。
本発明の第1の態様によれば、温度検出部がナットの温度を非接触で検出するので、温度検出部をナットに付設する必要がなく、温度検出部と制御部とを接続する信号線がナットの摺動の影響を受けることがない。これにより、長期の運転においても信号線の耐久性が維持され、ナットの温度が安定的に検出可能となる。
実施形態に係る疲労・耐久試験装置の概要図である。 温度の検出対象であるナットの構成を示す分解斜視図である。 疲労・耐久試験装置が備える制御システムを概略的に示すブロック図である。 停止信号出力回路の構成を示すブロック図である。 変形例に係る疲労・耐久試験装置の概要図である。 変形例に係る疲労・耐久試験装置の概要図である。
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態である加振機を備えた疲労・耐久試験装置の概要図である。なお、疲労・耐久試験装置が用いられる疲労試験には、温度等の天気条件を含む環境試験試験を含むものである。
この疲労・耐久試験装置1は、試験中に振動を加える対象物である供試体25に負荷を与えるための加振機2を備える。
加振機2は、モータ11と、このモータ11の駆動により回転するボールねじ13と、このボールねじ13と螺合し、当該ボールねじ13上を摺動するナット14と、このナット14に連結された中空状のピストン18と、を備え、ボールねじ13の回転運動がピストン18の往復運動に変換される。このピストン18の往復運動によって供試体25に負荷が与えられる。
さらに詳述すると、加振機2は、ボールねじ13やピストン18の全体を中に収納した筒状のケーシング10を備え、このケーシング10の一方の端部10a(図1における右側の端部10a)の外側に、モータ11が配設されている。
モータ11としては、ACサーボモータが採用される。このモータ11の内部には、後述するエンコーダ31が配設されている。このモータ11の回転軸12は、カップリング21及び連結軸19を介して、ボールねじ13の端部に接続されている。なお、連結軸19は、ベアリング22により回転可能に軸支されている。
ボールねじ13におけるモータ11とは逆側の端部は、ピストン18における中空部内に挿入されている。ピストン18は、案内部材23により、軸心方向(図1における左右方向)にスライド可能に支持されている。このピストン18は、ロードセル24を介して供試体25と接続されている。
また、ケーシング10に付設されたカバー35内には、ピストン18の変位量を検出する変位計36が設けられている。変位計36は、ピストン18の往復運動方向(ナット14が摺動する摺動方向X)に延びてピストン18に接続された可動部36aと、ケーシング10に固定されるとともに可動部36aが挿入される固定部36bと、を有する。そして、ナット14の摺動に伴ってピストン18とともに可動部36aが一体的に移動することで、固定部36bに対する可動部36aの挿入量が変化し、この挿入量の変化によってピストン18の変位量が検出される。
かかる構成の下、ボールねじ13がモータ11によって回転すると、ナット14は、図1において、ケーシング10におけるモータ11側の端部10aの近傍位置(図中、「+S」で示す位置)から、案内部材23の近傍位置(図中、「-S」で示す位置)の間を摺動範囲として往復する。このナット14の往復摺動により、当該ナット14に連結されたピストン18が供試体25に負荷を与え、この負荷がロードセル24によって検出され、また、ピストン18の変位量が変位計36によって逐次に検出される。
ここで、本実施形態の加振機2は、ナット14の温度を検出するために、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43を備えている。
これら第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43は、ケーシング10の内部に設けられ、非接触でナット14の温度を検出可能にするものであり、本実施形態では、非接触で温度を検出するセンサーとして赤外線受光素子(赤外線センサー)を備えている。ケーシング10の両側の端部10a、10bは、外光の浸入を防ぐ閉塞構造を成しており、外光の影響を抑えて精度良く温度が検出されるようになっている。
図2は、温度の検出対象であるナット14の構成を示す分解斜視図である。
ナット14は、ボールねじ13に螺合する円筒形状のナット本体14aと、ナット本体14aの外周部に装着される薄板円板状の複数枚の放熱用のフィン15と、これらのフィン15を間に挟むようにナット本体14aの外周部に装着されるリング状のガード部材16と、を備えている。
さらに詳述すると、フィン15及びガード部材16は、一体に形成され、図2に示すように、上部フィン15a及び上部ガード部材16aと、下部フィン15b及び下部ガード部材16bとに分割することが可能となっている。そして、ナット本体14aを、上部フィン15a及び上部ガード部材16aと、下部フィン15b及び下部ガード部材16bとにより挟み込むことで、ナット本体14aの外周部にフィン15及びガード部材16が配設される構成となっている。
これらのフィン15は、アルミ等の熱伝導率の高い金属を、例えば切削加工することにより製作されることで、ナット本体14aの熱がフィン15から効率良く放熱される。かかるフィン15の表面温度は、概ねナット本体14aの温度と等しいため、上記第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43は、フィン15の温度をナット14の温度として間接的に検出する。
図1に示すように、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のうち、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43は、ナット14の摺動範囲の両側の端部(図中、「+S」、「-S」)のそれぞれの対向位置に配設されており、第2温度検出部42は、摺動範囲の中央(図中、「0」)の対向位置に配設されている。このとき、摺動範囲(ボールねじ13)から第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43の各々までの直線距離は概ね等しく成されており、その直線距離は数ミリメートルから数十ミリメートルの間に抑えられている。
本実施形態では、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43がケーシング10の端部10a、及び端部10b(案内部材23)のそれぞれに埋設され、第2温度検出部42がケーシング10の中央部10cの内面に埋設されることで、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれが上記のような規定位置に配置されている。
また第1温度検出部41、及び第3温度検出部43については、温度検出範囲を規定する赤外線受光素子の視野角内に、摺動範囲の全範囲が収まる姿勢(すなわち、赤外線受光素子の視野方向である温度検出方向F1、F3を摺動方向Xに概ね平行とした姿勢)で配置されている。したがって、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のそれぞれで常に、摺動領域における全範囲においてナット14が発する赤外線が受光され、当該ナット14の温度が検出される。
一方、第2温度検出部42については、摺動範囲の中央を専ら視野角内に収める姿勢(すなわち、温度検出方向F2を中央の位置に向けた姿勢)で配置されている。したがって、第2温度検出部42では、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43とは異なり、ナット14が摺動範囲における中央の所定区間(第2温度検出部42の視野角の収まった区間)を通過する間だけ、当該ナット14が発する赤外線が受光され、当該ナット14の温度が検出される。
本実施形態の加振機2では、ナット14の温度として検出するフィン15の板面は、図1に示すように、ナット14の摺動方向Xに対して直交している。摺動範囲の両端のそれぞれの位置に配置された第1温度検出部41、及び第3温度検出部43から温度検出方向F1、F3をみると、これら温度検出方向F1、F3が摺動方向Xと略平行であるため、ナット14の位置にかかわらず、フィン15の板面が常に確実に視野角内に捉えられることとなり、温度検出の安定性が高められている。
さらに、フィン15の板面は、ガード部材16よりも摺動方向Xの垂直方向に突出する径を有し、この突出した部分が張り出し面15c(図2)を構成する。フィン15が張り出し面15cを備えることで、ガード部材16の影響を抑えつつ、効率良く正確にフィン15の温度を第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれで検出できる。
本実施形態において、ナット14(少なくともフィン15の張り出し面15c)の表面には、黒体輻射による赤外線を安定的に放射させるために黒色塗料が塗装されている。これにより、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43の赤外センサーによって、より安定してナット14の温度が検出可能になっている。この黒色塗料としては、黒色のつや消し塗料を用いることができ、黒色塗料の代わりに黒体テープや黒色のフィルムを貼って、赤外線の放射率を向上し、放射を安定させもよい。
図3は、疲労・耐久試験装置が備える制御システムを概略的に示すブロック図である。
この疲労・耐久試験装置1は、疲労・耐久試験装置1を制御する制御部30を備える。制御部30は、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのストレージ装置と、センサー類や周辺機器などを接続するためのインターフェース回路と、を備えたコンピュータを有し、プロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、疲労・耐久試験のための各種の制御機能を実現する。
制御部30には、図3に示すように、上記モータ11、モータ11によるボールねじ13の回転状態を検出するためのエンコーダ31、上記ロードセル24、上記変位計36、上記第1温度検出部41、第2温度検出部42、第3温度検出部43、及び警告部33のそれぞれが適宜の信号線を介して接続されている。警告部33は、試験の際に各種の警告表示や警告音を出力するものであり、表示器やスピーカを備える。なお、同図に示す制御部30は、加振機2の制御装置としても用いることができる。
また制御部30は、モータ11の停止を指示する停止信号G(図4)を、ナット14の温度に基づいて出力する停止信号出力回路60を備える。制御部30は、停止信号出力回路60から停止信号Gが出力された場合、直ちにモータ11を停止して試験を中止し、試験中止の旨を警告部33に出力する。本実形態ではモータ11を停止させる場合を記載しているが、停止に限らず温度の上昇に応じてモータ11の駆動を抑えるように制御しても良い。なお、停止信号出力回路60の詳細については後述する。
かかる疲労・耐久試験装置において、疲労試験、又は耐久試験の実行時には、制御部30は、モータ11をエンコーダ31の検出信号に基づきACサーボ制御駆動することで、ボールねじ13を時計回り方向、及び反時計回り方向に交互に回動させ、ナット14をボールねじ13の軸心方向(図1における左右方向)に往復移動させる。このナット14の往復移動によってピストン18が往復振動し、ロードセル24を介して、ピストン18の往復振動による負荷(試験負荷)が供試体25に付与される。
試験の間、供試体25の変位量、及び負荷は、変位計36、及びロードセル24のそれぞれによって検出され、逐次、制御部30に入力され、負荷と変位の時間変化に係るデータが制御部30に記録される。また、試験の間、ナット14の温度は、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43によって検出され、制御部30の停止信号出力回路60に入力される。
試験中には、ボールねじ13をナット14が摺動する際の動摩擦によってナット14が発熱するものの、この熱量がナット14のフィン15から空冷作用により放熱されることで、ナット14の温度上昇が抑制される。
しかしながら、ナット14の発熱量がフィン15からの放熱量を上回った状態で試験が長期間に亘って連続して行われた場合、ナット14の温度が上昇して過熱状態になる場合がある。本実施形態では、ナット14の過熱を防止可能な温度の上限値が上限温度として予め設定されており、この上限温度をナット14の温度が越えた場合に、停止信号出力回路60から停止信号Gが出力される。
制御部30が当該停止信号Gの出力を契機としてモータ11の回転を停止することにより、疲労試験あるいは耐久試験が速やかに停止する。また、この場合、制御部30は、警告部33に信号を送信し、試験が停止した旨の警告表示または警告音を警告部33から出力する。この警告により、疲労・耐久試験装置1のオペレータは、試験の停止を認識できるとともに、ボールねじ13、及びナット14の損傷や、ボールねじ13とナット14の螺合部分からの発煙や発火を未然に防止でき、疲労・耐久試験を安全に実行することが可能となる。
なお、疲労試験あるいは耐久試験を停止してから所定の時間が経過してナット14の温度が下がった後に、運転を再開しても良い。
次いで、上述の停止信号出力回路60の構成について詳述する。
図4は、停止信号出力回路60の構成を示すブロック図である。
停止信号出力回路60には、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれの検出信号である受光信号K1、K2、K3が入力される。これら受光信号K1、K2、K3は、ナット14が放射する赤外線の受光量、すなわち、ナット14の温度に応じた電圧Vの信号である。そして、停止信号出力回路60は、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれの受光信号K1、K2、K3のいずれか1つ以上が、上記上限温度に対応する設定値Tthを超えた場合に停止信号Gを出力する回路であり、信号増幅部62と、補正演算部64と、温度比較部66と、停止信号出力部68と、を備える。
信号増幅部62は、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれの受光信号K1、K2、K3を増幅して出力する増幅回路44、45、46を備える。すなわち、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれの受光信号K1、K2、K3は比較的微弱であることから、この停止信号出力回路60では、先ず、信号増幅部62によって増幅する。
補正演算部64は、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K3を、ナット14の位置に応じて補正するものであり、当該補正のための演算を行う演算回路51、52を備える。ナット14の位置には、当該ナット14と一体に動くピストン18の変位量Lが用いられており、当該変位量Lを検出する上記変位計36の検出信号が補正演算部64に入力されている。
温度補正について詳述すると、ナット14が赤外線受光素子から離れた場合、赤外線受光素子で受光される受光量が離間距離の二乗に比例して減衰するため、その分、ナット14の温度が低く検出される。
上述の通り、本実施形態の加振機2では、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のうち、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43は、摺動範囲の端部に対応する位置から当該摺動範囲の全範囲でナット14の温度を検出している。このため、これら第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の赤外センサーとナット14との離間距離は、ナット14が最接近したときの「0」から最遠方に位置したときの「摺動範囲の全長」までの間で大きく変動し、これに伴って、検出される温度も大きく変動する。
そこで、補正演算部64は、これら第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K3に対し、赤外線受光素子とナット14の離間による受光量の減衰を補う補正を施し、ナット14の位置の影響を除いた温度を受光信号K1、K3から安定的に求められるようにする。
一方、第2温度検出部42は、摺動範囲における中央の限られた所定区間を検出範囲としているため、ナット14の位置の影響を受け難く、ナット14の位置による補正をせずとも、その受光信号K2から比較的正確な温度が求められる。
特に、この第2温度検出部42は、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の両者の略中間地点の所定区間を温度の検出範囲としている。このため、当該所定区間にナット14が位置する場合、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43よりも、第2温度検出部42によって、より正確な温度が検出される。
これとは逆に、摺動範囲の端部にナット14が位置する場合は、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のうち、その端部に近い方によって、より正確な温度が検出される。
また、摺動範囲の中央の所定区間から端部付近までの間にナット14が位置する場合は、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のうち、その端部に近い方の受光信号K1、K3を、補正演算部64によって補正することで、ナット14の位置に依らない正確な温度が得られる。
このように、この加振機2では、摺動範囲の全範囲で、ナット14の正確な温度が検出可能になっている。
なお、補正演算部64(演算回路51、52)による補正の具体的態様については後述。
温度比較部66は、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K2、K3と、上記設定値Tthとを比較するものであり、コンパレータ54、55を備える。
コンパレータ54は、第2温度検出部42の受光信号K2と、上記設定値Tthとを比較し、比較結果を停止信号出力部68に出力する。
コンパレータ55は、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の補正後の受光信号K1、K3と、設定値Tthとを比較し、比較結果を停止信号出力部68に出力する。
ここで、温度比較部66は、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の補正後の受光信号K1、K3の両方を同時に設定値Tthと比較するのではなく、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のうち、よりナット14に近い方の受光信号K1、K3だけを選択してコンパレータ55に入力して設定値Tthと比較する。かかる受光信号K1、K3の選択は、変位計36の検出信号(変位量L)に基づくスイッチ53の選択動作によって行われる。
このように、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のうち、よりナット14に近い方の受光信号K1、K3を選択的に用いることで、ナット14の温度判定の正確性が高められる。
停止信号出力部68は、温度比較部66の比較結果に基づいて、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K2、K3の少なくとも1以上が設定値Tthを越えている場合に、停止信号Gを出力するものであり、論理和演算を行う論理回路56を備える。
より具体的には、論理回路56には、温度比較部66が備えるコンパレータ54、55の出力信号が入力されている。コンパレータ54、55の出力信号いずれも、対応する受光信号K1、K2、K3が設定値Tthを越えている場合に「High」レベルになる信号である。論理回路56は、これらの出力信号の論理和を停止信号Gとして出力することで、受光信号K1、K2、K3の少なくとも1以上が設定値Tth以上である場合に、「High」レベルの停止信号Gを出力することとなる。
なお、図4において、スイッチ53に替えて、演算回路51、及び52の下流側に、それぞれ上述の上限値が設定されたコンパレータを接続し、OR回路を介して論理回路56に接続しても良い。この場合には、温度比較部66において、ナット14に近い側の第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の選択動作が不要となる。
次いで、補正演算部64による補正について詳述する。
第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の赤外線受光素子は、ナット14からの放射エネルギーを赤外線として受光し、電気信号を出力する。ナット14からの放射エネルギーWは、ナット14までの距離をLxとすると、次式(1)のようになる。
なお、式(1)において、ηは放射率、Tは対象物であるナット14の温度、αはステファンボルツマン定数、Tは室温、Aは対象物面積、Lxはナット14と第1温度検出部41及び第3温度検出部43との距離である。
Figure 0007251438000001
また、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43が出力する受光信号K1、K3の電圧Vは、次式(2)のようになる。
なお、式(2)において、Rは第1温度検出部41及び第3温度検出部43の赤外線受光素子の感度であり、Aは第1温度検出部41及び43の赤外線受光素子の受光面積である。
Figure 0007251438000002
上述のように、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K3の電圧Vは、ナット14までの距離の二乗に反比例し、この距離は、上記変位計36の変位量Lによって求められる。具体的には、摺動範囲の中央を変位量Lの原点とし、また図1に示す摺動範囲の+S側の端部への変位量の符号を正とする。この場合、フィン15の摺動方向Xにおける幅Dを加味すると、第1温度検出部41からナット14のフィン15までの距離Lは「(S-L-D/2)」となり、第3温度検出部43からナット14のフィン15までの距離Lは「-(S-L-D/2)」となる。
そして、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の配置位置で受光されるフィン15からの放射エネルギーW、及びWは、それぞれ次式(3)、(4)になる。
Figure 0007251438000003
Figure 0007251438000004
また、放射エネルギーW、及びWを、次式(5)、(6)のように、ナット14のフィン15までの距離L、Lの二乗の値を乗じることで、ナット14の位置に基づく補正を加えると、距離L、Lに依存しない放射エネルギーW’、及びW’が求められる。
Figure 0007251438000005
Figure 0007251438000006
したがって、補正演算部64の演算回路51、52では、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K3のそれぞれに、ナット14のフィン15までの距離L、Lの二乗の値を乗じることで、ナット14の位置の影響を除いた受光信号K1、K3が得られることとなる。
上述した実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態の加振機2では、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43がナット14の温度を非接触で検出する構成とした。
この構成によれば、これら第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43をナット14に付設する必要がなく、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43と制御部30とを接続する信号線がナット14の摺動の影響を受けることがない。これにより、長期の運転においても信号線の耐久性が維持され、ナット14の温度が安定的に検出可能となる。
本実施形態の加振機2では、ナット14が摺動する摺動領域の端部の対向位置に、当該摺動領域の全範囲を温度検出の視野角に収めた状態で、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43が設けられているので、当該温度検出のために設置するセンサーの数を減らすことができる。
本実施形態の加振機2では、摺動領域の両方の端部のそれぞれの対向位置に、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43がそれぞれ設けられており、制御部30は、ナット14までの距離が短い方の検出信号である受光信号K1、K3に基づいてモータ11の回転を制御する。
これにより、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のうち、より正確にナット14の温度を検出している方の検出信号に基づいて、モータ11を制御できる。
本実施形態の加振機2では、摺動領域の両端部の間の中央の対向位置に、当該中央地点を温度検出の視野角に収めた状態で第2温度検出部42が設けられている。
これにより、摺動領域の両端部の第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の両方から離れた中央地点にナット14が位置しても、当該ナット14の温度を第2温度検出部42で精度良く検出できる。
本実施形態の加振機2では、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43の受光信号K1、K3を、ナット14までの距離L、Lに基づいて補正する補正演算部64を備える。これにより、ナット14の位置の影響を除いた温度を得ることができる。
本実施形態の加振機2では、ナット14に設けられたフィン15の表面には、黒色塗料が塗布されており、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43のそれぞれは、黒色塗料が塗布され表面の温度を非接触で検出する赤外線受光素子を備える。
これにより、ナット14の表面の赤外線の放射率が向上し、赤外線受光素子を備えた第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43によって、ナット14の温度を安定的、かつ精度良く検出できる。
本実施形態の疲労・耐久試験装置1では、上記加振機2を備えることで、ナット14の温度を非接触で検出でき、長期間に亘る試験においても、安定してナット14の温度を検出できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述の実施形態において、ナット14の摺動領域の両端部のそれぞれの対向位置に、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43をそれぞれ配置した。しかしながら、これに限らず、図5に示すように、いずれか一方の端部(図示例では右側の端部)に対応する位置に、第1温度検出部41、及び第3温度検出部43のいずれか1を配置してもよい。
また例えば、図6に示すように、ナット14の摺動領域の両端部の間に設定した複数の地点のそれぞれの対向位置に、上述した第2温度検出部42を設けてもよい。すなわち、第2温度検出部42のそれぞれは、温度検出方向F2を摺動領域に向けて配置されており、それぞれの第2温度検出部42の温度検出範囲が連なることで、摺動範囲の全範囲でナット14の温度が検出される。
上述した実施形態において、変位計36は、図1に示した接触式に限るものではなく、ピストン18もしくはナット14の摺動方向Xにおける変位量もしくは位置が検出できるものであれば良く、非接触式の変位計を用いても良い。
上述した実施形態において、第1温度検出部41、第2温度検出部42、及び第3温度検出部43は、非接触温度検出センサーとして、赤外線受光素子を備えたが、これに限らず、ナット14の温度に応じて放射される電磁波や赤外線を検出可能なものであれば任意のセンサーを用いても良い。
上述した加振機2は、ボールねじとナットを利用する、例えば昇降装置にも用いることができる。
上述した例示的な実施形態、及び変形例は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(第1項)一態様に係る加振機は、モータと、前記モータの駆動により回転するボールねじと、前記ボールねじと螺合し、前記ボールねじ上を摺動するナットと、前記ナットに連結されたピストンと、を備え、前記ボールねじの回転運動を前記ピストンの往復運動に変換することにより、対象物に対して負荷を付与する加振機であって、前記ナットの温度を非接触で検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出信号に基づいて前記モータを制御する制御部と、を備える。
第1項に記載の加振機によれば、温度検出部をナットに付設する必要がなく、温度検出部と制御部とを接続する信号線がナットの摺動の影響を受けることがない。これにより、長期の運転においても信号線の耐久性が維持され、ナットの温度が安定的に検出可能となる。
(第2項)第1項に記載の加振機において、前記ナットが摺動する摺動領域の端部の対向位置に、前記摺動領域の全範囲を温度検出の視野角に収めた状態で、前記温度検出部が設けられてもよい。
第2項に記載の加振機によれば、端部の温度検出部が摺動範囲の全範囲で温度を検出可能になるため、温度検出部の数を減らすことができる。
(第3項)第2項に記載の加振機において、前記温度検出部は、前記摺動領域の両方の端部のそれぞれの対向位置に設けられており、前記制御部は、前記ナットまでの距離が短い温度検出部の検出信号に基づいて前記モータを制御してもよい。
第3項に記載の加振機によれば、両端のそれぞれの温度検出部のうち、よりナットに近く正確に温度を検出している方の検出信号に基づいて、モータを制御できる。
(第4項)第3項に記載の加振機において、前記摺動領域の両端部の間の1又は複数の地点のそれぞれの対向位置に、対応する地点を温度検出の視野角に収めた状態で前記温度検出部が設けられてもよい。
第4項に記載の加振機によれば、摺動領域の両端部のそれぞれの温度検出部から離れた地点にナットが位置しても、当該ナットの温度を精度良く検出できる。
(第5項)第2項から第4項のいずれかに記載の加振機において、前記摺動領域における前記ナットの位置を検出する変位計と、それぞれの前記温度検出部の検出信号を、前記ナットまでの距離に基づいて補正する補正演算部と、を備え、前記制御部は、それぞれの前記温度検出部の補正後の検出信号のいずれかが所定閾値を越えた場合に、前記モータを停止してもよい。
第5項に記載の加振機によれば、ナットの位置の影響を除いた検出信号を補正によって得ることができる。
(第6項)第1項から第5項のいずれかに記載の加振機において、前記ナット、又は、当該ナットに設けられた放熱部材の表面には、黒色塗料が塗布されており、前記温度検出部は、前記黒色塗料が塗布され表面の温度を前記非接触で検出する赤外線受光素子を備えてもよい。
第6項に記載の加振機によれば、ナットの表面の赤外線の放射率が向上し、赤外線受光素子を備えた温度検出部によって、ナットの温度を安定的、かつ精度良く検出できる。
(第7項)一態様に係る疲労・耐久試験装置は、第1項から第6項のいずれかに記載の加振機を備え、前記対象物である供試体に前記加振機によって負荷を与える。
第7項に記載の疲労・耐久試験装置によれば、ナットの温度を非接触で検出でき、長期間に亘る試験においても、安定してナットの温度を検出できる。
1 疲労・耐久試験装置
2 加振機
11 モータ
13 ボールねじ
14 ナット
18 ピストン
25 供試体(対象物)
30 制御部
41 第1温度検出部
42 第2温度検出部
43 第3温度検出部
60 停止信号出力回路
62 信号増幅部
64 補正演算部
66 温度比較部
68 停止信号出力部
L 変位量(位置)
X 摺動方向

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータの駆動により回転するボールねじと、
    前記ボールねじと螺合し、前記ボールねじ上を摺動するナットと、
    前記ナットに連結されたピストンと、を備え、
    前記ボールねじの回転運動を前記ピストンの往復運動に変換することにより、対象物に対して負荷を付与する加振機であって、
    前記ナットの温度を非接触で検出する温度検出部と、
    前記温度検出部の検出信号に基づいて前記モータを制御する制御部と、
    を備え
    前記ナットが摺動する摺動領域の端部の対向位置に、前記摺動領域の全範囲を温度検出の視野角に収めた状態で、前記温度検出部が設けられている、
    とを特徴とする加振機。
  2. 前記温度検出部は、
    前記摺動領域の両方の端部のそれぞれの対向位置に設けられており、
    前記制御部は、
    前記ナットまでの距離が短い温度検出部の検出信号に基づいて前記モータを制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の加振機。
  3. 前記摺動領域の両端部の間の1又は複数の地点のそれぞれの対向位置に、対応する地点を温度検出の視野角に収めた状態で前記温度検出部が設けられている、ことを特徴とする請求項に記載の加振機。
  4. 前記摺動領域における前記ナットの位置を検出する変位計と、
    それぞれの前記温度検出部の検出信号を、前記ナットまでの距離に基づいて補正する補正演算部と、を備え、
    前記制御部は、
    それぞれの前記温度検出部の補正後の検出信号のいずれかが所定閾値を越えた場合に、前記モータを停止する
    ことを特徴とする請求項からのいずれかに記載の加振機。
  5. 前記ナット、又は、当該ナットに設けられた放熱部材の表面には、黒色塗料が塗布されており、
    前記温度検出部は、
    前記黒色塗料が塗布され表面の温度を前記非接触で検出する赤外線受光素子を備える、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の加振機。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の加振機を備え、
    前記対象物である供試体に前記加振機によって負荷を与える
    ことを特徴とする疲労・耐久試験装置。
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