JP7251363B2 - 画像投射装置及び画像投射方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像投射装置及び画像投射方法に関する。
今日において、半導体上に画素数分の小さなミラーを形成したDMD(Digital Micro mirror Device)を用い、ミラーの方向を変えることで光源からの光をオンオフ制御して映像を形成するDLP(登録商標)方式(Digital Light Processing)のプロジェクタ装置が知られている。
このDLP方式のプロジェクタ装置は、例えば1つのDMDを用い、カラーホイールで3色~6色程度に分割したモノカラー映像を、時間差で高速に重ねてカラー映像を形成する。
ここで、特許文献1(特開2012-137558号公報)に、カラーホイールの回転基準位置を良好に検出可能としたカラーホイールユニットが開示されている。このカラーホイールユニットの場合、カラーホイールの例えば赤色(R)等の基準となる色セグメントに対して、黒色テープ等の光を反射しないマーカを貼り付ける。回転するカラーホイールの、マーカが貼り付けられた箇所は光を反射せず、マーカが貼り付けられた箇所以外の箇所は光を反射する。このため、光センサでマーカ位置を検出することで、回転基準位置パルスを生成できる。そして、回転基準位置パルスの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジに同期させることで、カラーホイールの色セグメントと映像信号の色変調の同期を図ることができる。
しかし、特許文献1のカラーホイールユニットの場合、カラーホイールに貼り付けられているマーカが剥がれた場合、回転基準位置パルスが基準となるタイミングを示さなくなるため、色セグメントと映像信号の色変調の同期を取ることが困難となり、投影画像を形成することが困難となる。この場合、修理が必要となり、修理完了までの間、プロジェクタ装置を使用することができない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、カラーホイールに貼り付けられているマーカが剥がれた場合でも、基準となるタイミングを示す回転基準位置パルスを生成して、継続して投射を可能とした画像投射装置及び画像投射方法の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の色セグメントで投射画像を形成するカラーホイールを備えた画像投射装置であって、カラーホイールの基準位置に設けられた第1のマーカと、第1のマーカから所定分離れた位置に設けられた第2のマーカと、回転駆動されるカラーホイールに設けられた第1のマーカ及び第2のマーカの検知出力を出力する検知部と、第1のマーカ及び第2のマーカの検知出力が取得された場合、第2のマーカの検知出力を破棄し、第1のマーカの検知出力を、カラーホイールの色セグメントと投射画像の色変調処理との同期を図るための検知出力として、投射画像の形成制御部に供給し、第1のマーカの検知出力は取得されず、第2のマーカの検知出力のみが取得された場合、第2のマーカの検知出力の出力波形及びタイミングを、第1のマーカの検知出力と同じ出力波形及びタイミングに調整して、形成制御部に供給する調整部とを有する。
本発明によれば、カラーホイールに貼り付けられているマーカが剥がれた場合でも、基準となるタイミングを示す回転基準位置パルスを生成して、継続して投射を可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態のプロジェクタ装置の要部のハードウェア構成図である。 図2は、カラーホイールの上面を斜め上方向から見た状態の斜視図である。 図3は、第1の実施の形態のプロジェクタ装置における、基準マーカ及び予備マーカに基づくパルス形成動作の流れを示すフローチャートである。 図4は、第1の実施の形態のプロジェクタ装置における、基準マーカ及び予備マーカに基づくパルス形成動作の流れを示すタイミングチャートである。 図5は、第2の実施の形態のプロジェクタ装置における、基準マーカ及び予備マーカに基づくパルス形成動作の流れ、及び、修理を促す報知動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、第2の実施の形態のプロジェクタ装置における、修理を促すメッセージの表示形態の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態のプロジェクタ装置の説明をする。
[第1の実施の形態]
(ハードウェア構成)
図1は、第1の実施の形態のプロジェクタ装置の要部のハードウェア構成図である。一例ではあるが、第1の実施の形態のプロジェクタ装置は、DMD(Digital Micro mirror Device)で光源からの光をオンオフ制御して映像を形成するDLP(登録商標)方式(Digital Light Processing)のプロジェクタ装置となっている。
このプロジェクタ装置は、図1に示すように主制御部10を有している。この主制御部10は、CPU(Center Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)13、及び、NVRAM(Non Volatile RAM)14等を備えている。なお、詳しくは後述するが、NVRAM14には、カラーホイール45に貼り付けられた基準マーカ及び予備マーカの位置ずれ量を示す位置ずれ調整値が記憶されている。
また、このプロジェクタ装置は、映像入力端子部20、映像音声処理部21、音声出力ユニット22を有している。また、このプロジェクタ装置は、リモートコントローラ26からの無線送信されるコマンドを受信する操作制御部25、及び、ネットワーク制御部40を有している。
また、このプロジェクタ装置は、光センサ46を備えた光学制御部30、光源であるランプ32を駆動するランプ駆動部31、スクリーン50に投射する映像を、DMD及びカラーホイール45を用いて形成する光学ユニット33を有している。
また、詳しくは後述するが、カラーホイール45に基準マーカ(第1のマーカの一例)及び予備マーカ(第2のマーカの一例)が貼り付けられている。このプロジェクタ装置は、基準マーカが剥がれた場合に、予備マーカの回転パルス、及びNVRAM14に記憶されている位置ずれ調整値に基づいて、基準マーカで形成される回転基準位置パルスを生成するパルス出力調整部47を備えた同期光学制御部34を有している。
映像入力端子部20としては、例えば音声映像機器の出力端子に接続ケーブルにて接続されるHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子、ビデオ端子、コンピュータ機器の出力端子に接続ケーブルにて接続されるR(赤)G(緑)B(青)端子等が設けられている。映像入力端子部20は、このような端子を介して各種機器に接続される。
映像音声処理部21は、各機器から入力された映像データを、RGBのデジタル映像データに変換し、主制御部10に供給する。また、映像音声処理部21は、映像入力端子部20又は主制御部10から供給された音声データを、デジタル/アナログ変換処理して、スピーカ部等の音声出力ユニット22に出力する。
主制御部10は、メインプロセッサであるCPU11と、各処理におけるデータを一時的に記憶する、例えばSDRAM13等のメモリデバイスと、制御プログラム等を記憶したROM12等を有している。NVRAM14は、電源OFF時にも設定情報等を記録しておくデータ保持メモリデバイスである。主制御部10(投射画像の形成制御部の一例)は、映像音声処理部21より転送されるRGB映像データを表示すべく、光学制御部30及びランプ駆動部31を制御する。
光学制御部30及びランプ駆動部31は、主制御部10の制御によって、ランプ32を駆動し、また、光学ユニット33を制御する。光学ユニット33には、カラーホイール45及びDMD(Digital Micromirror Device)等が設けられている。また、光学ユニット33には、映像をスクリーン50に表示するための映像光を反射するミラー、拡大/縮小するレンズ等が設けられている。
光学制御部30は、光学ユニット33のカラーホイール45及びDMDの駆動制御を行う。また、光学制御部30は、光センサ46(検知部の一例)で、カラーホイール45に貼り付けられている基準マーカ及び予備マーカを検知する。
ランプ32としては、ハロゲンランプの他に、発光ダイオード(LED)又はレーザダイオード等を用いることができる。操作制御部25には、複数のキーを有するキーボード及び機器の状態を表示するLED等が設けられている。キーボードには、プロジェクタ装置の電源をON/OFF操作するための電源キー、各種設定を行うためのメニューキー、↓キー、↑キー、←キー、→キー、決定キー、入力信号の切替を行うインプットキー等が設けられている。各種設定、入力切替時の映像データは、主制御部10によるOSD(On Screen Display)処理により形成される。
リモートコントローラ26には、操作制御部25と同じ機能を有する電源キー、メニューキー、↓キー、↑キー、←キー、→キー、決定キー、及び各映像入力端子を切り替えるキー、数字入力の0~9キー等が設けられている。リモートコントローラ26は、操作されたキーに対応するコマンドを赤外線送信する。操作制御部25は、この赤外線送信されたコマンドを受信し、主制御部10に供給する。
同期光学制御部34(調整部の一例)は、光学制御部30の光センサ46で検知された、カラーホイール45に貼り付けられている基準マーカの検知出力に基づいて、回転基準位置パルスを生成し、主制御部10に供給する。また、同期光学制御部34は、カラーホイール45に貼り付けられている基準マーカが剥がれた場合、光学制御部30の光センサ46で検知された予備マーカの検知出力に基づいて、回転基準位置パルスを生成し、主制御部10に供給する。これにより、カラーホイール45に貼り付けられている基準マーカが剥がれた場合でも、継続した投射が可能となっている。
(カラーホイールの構成)
図2は、カラーホイール45の上面を斜め上方向から見た状態の斜視図である。一例ではあるが、この図2に示す例の場合、カラーホイール45は、R(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)及びY(イエロー)の各色のセグメントを有している。このカラーホイール45の回転軸60には、R色のセグメントに対応する位置に所定の幅の基準マーカ55が接着剤等により貼り付けられている。また、カラーホイール45の回転軸60には、基準マーカ55から反時計回り方向に例えば90度ずれた位置に、基準マーカ55よりも幅が狭い予備マーカ56が接着剤等により貼り付けられている。各マーカ55は、光を反射しない部材で形成され又は光を反射しない彩色が施されている。
光学制御部30の光センサ46は、カラーホイール45の回転軸60に照射した光の反射光を受光した検知出力を同期光学制御部34に供給する。カラーホイール45の回転軸60に貼り付けられている基準マーカ55及び予備マーカ56は、上述のように光を反射しない光学特性を有している。光センサ46の検知出力は、反転出力となっており、カラーホイール45が時計回り方向に回転駆動されることで、各マーカ55,56が貼り付けられていない部分の反射光でハイレベルの検知出力が生成されると、これを反転してローレベルの検知出力を出力する。すなわち、光センサ46は、各マーカ55,56が貼り付けられていない部分は、ローレベルの検知出力を出力する。
これに対して、各マーカ55,56が貼り付けられている部分は、反射光が低減するため、光センサ46は、ローレベルの検知出力を生成するが、これを反転してハイレベルの検知出力を出力する。これにより、光センサ46からは、各マーカ55,56が貼り付けられている部分がハイレベルで他はローレベルとなる検知出力が出力されることとなる。
なお、一例ではあるが、幅の広い基準マーカ55の検知出力は2msec、幅の狭い予備マーカ56の検知出力は1msecとなっている。
また、光を反射しない光学特性を有する基準マーカ55及び予備マーカ56を用いることとしたが、他の部分よりも光の反射率の高い光学特性を有する基準マーカ55及び予備マーカ56を用いてもよい。この場合、光センサ46は、基準マーカ55及び予備マーカ56を、他の部分よりも多い光量で検出することとなるため、基準マーカ55及び予備マーカ56の検知出力を反転することなく、そのまま出力することで、基準マーカ55及び予備マーカ56のタイミングでハイレベルとなる検知出力を出力する。
同期光学制御部34のパルス出力調整部47は、基準マーカ55及び予備マーカ56のタイミングでハイレベルとなる検知出力のパルス幅に基づいて、そのハイレベルの検知出力が、基準マーカ55の検知出力であるか、又は、予備マーカ56の検知出力であるかを判別する。出力調整部47は、基準マーカ55の検知出力及び予備マーカ56の検知出力の両方を検出する場合、予備マーカの検出出力を破棄し、基準マーカ55の検知出力を主制御部10に供給する。主制御部10は、映像信号の色変調を、この基準マーカ55の検知出力に同期させて表示制御を行う。
これに対して、基準マーカ55の検知出力は検出せず、予備マーカ56の検知出力のみ検出するということは、基準マーカ55が回転軸60から剥がれ落ちていることを意味する。この場合、出力調整部47は、基準マーカ55及び予備マーカ56の位置ずれ量を示す位置ずれ調整値をNVRAM14から取得すると共に、カラーホイール45の回転周波数を示す回転周波数情報を主制御部10から取得する。そして、出力調整部47は、位置ずれ調整値及び回転周波数情報に基づいて、予備マーカ56の検知出力の発生タイミング及びパルス幅を、基準マーカ55の検知出力の発生タイミング及びパルス幅に変換して、主制御部10に供給する。換言すると、出力調整部47は、位置ずれ調整値及び回転周波数情報に基づいて、予備マーカ56の検出出力から基準マーカ55の検知出力を生成して主制御部10に供給する。
例えば、基準マーカ55及び予備マーカ56の位置ずれ量が「90度」で、カラーホイール45の回転周波数が「60Hz」である場合、カラーホイール45が1回転するのに要する時間は「16.666msec」となる。このため、「16.666msec×((360度-90度)/360度)=12.4995msec」が、基準マーカ55と予備マーカ56の位置ずれ調整値となる。
出力調整部47は、このような位置ずれ調整値に基づいて、予備マーカ56の検知出力の発生タイミング及びパルス幅を、基準マーカ55の検知出力の発生タイミング及びパルス幅に変換して、主制御部10に供給する。これにより、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちた場合でも、予備マーカ56の検知出力に基づいて、基準マーカ55の検知出力を継続して形成できる。従って、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちた場合でも、カラーホイール45の色セグメントと映像信号の色変調処理とが同期した画像投影を継続して行うことができ、プロジェクタ装置を使用できない時間を短縮することができる。
(パルス形成動作)
このような基準マーカ55及び予備マーカ56に基づくパルス形成動作を、図3のフローチャート及び図4のタイミングチャートを用いて説明する。なお、図4のタイミングチャートにおいて、図4(a)は、基準マーカ55及び予備マーカ56の両方の検知出力の発生タイミングを示している。また、図4(b)は、基準マーカ55及び予備マーカ56の両方の検知出力が検出された際に、予備マーカ56の検知出力が破棄された状態を示している。また、図4(c)は、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちることで、予備マーカ56の検知出力のみが発生している状態を示している。また、図4(d)は、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちた際に、予備マーカ56の検知出力で基準マーカ55の検出出力が形成された様子を示している。
図3のフローチャートにおいて、まず、同期光学制御部34のパルス出力調整部47は、光学制御部30の光センサ46で検出される、基準マーカ55及び予備マーカ56の検知出力の供給の有無を監視する(ステップS1)。そして、基準マーカ55及び(又は)予備マーカ56の検知出力の供給の有無を監視する。
基準マーカ55及び(又は)予備マーカ56の検知出力が供給されると(ステップS1:Yes)、パルス出力調整部47は、供給されたハイレベルの検知出力のパルス幅を検出することで、その検出出力が、基準マーカ55の検出出力か、又は、予備マーカ56の検出出力かを判別する。基準マーカ55及び予備マーカ56が正常に機能している場合、カラーホイール45の回転により、図4(a)に示すように最初に基準マーカ55のハイレベルの検出出力が検出され、次に、基準マーカ55から90度離れた位置に設けられた予備マーカ56のハイレベルの検知出力が検出される。
基準マーカ55の検知出力のパルス幅は、予備マーカ56の検知出力のパルス幅よりも広いため、パルス出力調整部47は、この広いパルス幅に基づいて、基準マーカ55の検知出力の有無を判別する(ステップS2)。
基準マーカ55の検知出力が検出された場合(ステップS2:Yes)、パルス出力調整部47は、図4(b)に示すように、基準マーカ55の検知出力のみを主制御部10に供給し(ステップS3)、予備マーカ56の検知出力を破棄する(ステップS4)。これにより、基準マーカ55及び予備マーカ56の両方が正常に機能している場合に、基準マーカ55の検知出力のみを選択的に用いて、投射動作を行うことができる。
一方、検知出力のパルス幅が基準マーカ55の検知出力のパルス幅よりも狭い場合(ステップS2:No)、パルス出力調整部47は、上述のように基準マーカ55及び予備マーカ56の位置ずれ調整値及びカラーホイール45の回転周波数情報に基づいて、図4(c)及び図4(d)に示すように、予備マーカ56の検出出力を基準マーカ55の検知出力に変換して主制御部10に供給する(ステップS5、ステップS6)。
(第1の実施の形態の効果)
これにより、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちた場合でも、予備マーカ56の検知出力に基づいて、基準マーカ55の検知出力を継続して形成できる。従って、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちた場合でも、カラーホイール45の色セグメントと映像信号の色変調処理とが同期した画像投影を継続して行うことができ、プロジェクタ装置を使用できない時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態のプロジェクタ装置の説明をする。この第2の実施の形態は、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちることで、予備マーカ56の検知出力を変換して基準マーカ55の検知出力を形成することとなった際に、基準マーカ55が剥がれ落ちた旨の通知を行うようにした例である。なお、上述の第1の実施の形態と以下に説明する第2の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、両者の差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
図5のフローチャートに、第2の実施の形態におけるパルス形成動作の流れを示す。この図5のフローチャートと図3のフローチャートとの差異は、ステップS7におけるユーザへの通知を行う処理の有無だけである。
すなわち、第2の実施の形態の場合、カラーホイール45の回転軸60から基準マーカ55が剥がれ落ちることで、予備マーカ56の検知出力から基準マーカ55を形成する動作が開始されると、処理がステップS7に進む。ステップS7では、CPU11(報知部の一例)が、例えば図6に示すように「カラーホイールマーカが剥がれました。保守サービスへご連絡ください。」とのメンテナンスサービスへの連絡を促すメッセージを、ランプ駆動部31、光学ユニット33等を介してスクリーン50に表示制御する。
なお、上述のように、基準マーカ55が剥がれ落ちた場合でも、予備マーカ56の検知出力に基づき、継続して正常な投影は可能である。このため、このメッセージの表示は、図6に示すようにスクリーン50の下端部近傍(上端部近傍、左右の端部近傍等でもよい)等のように、投射している映像を、なるべく遮らない位置に表示することが好ましい。
このような第2の実施の形態の場合、上述のメッセージにより、基準マーカ55が剥がれ落ちた故障が発生したことを、ユーザに知らせてカラーホイール45の交換を促すことができる。このため、ユーザの自由な時間にカラーホイール45の交換を可能とすることができ、時間の有効活用が可能となる他、上述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態のプロジェクタ装置の説明をする。上述の各実施の形態は、カラーホイール45の回転軸60に対して、予備マーカ56が1枚のみ貼り付けられている例であった。これに対して、第3の実施の形態のプロジェクタ装置は、基準マーカ55と共に、複数の予備マーカ56を、カラーホイール45の回転軸60に貼り付けた例である。なお、上述の各実施の形態と以下に説明する第3の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下、差異の説明のみ行い、重複説明は省略する。
一例ではあるが、この第3の実施の形態のプロジェクタ装置の場合、カラーホイール45の回転軸60に対して、基準マーカ55を貼り付けると共に、この基準マーカ55から90度ずれた位置に第1の予備マーカを貼り付ける。また、第1の予備マーカから90度ずれた位置に、第2の予備マーカを貼り付ける。なお、3つ以上の予備マーカを貼り付けてもよい。
基準マーカ55のハイレベルの検出出力のパルス幅を2msecとすると、第1の予備マーカのハイレベルの検出出力のパルス幅を1msec、第2の予備マーカのハイレベルの検出出力のパルス幅を0.5msecとする。
同期光学制御部34のパルス出力調整部47は、各マーカのパルス幅に基づいて、基準マーカ55のハイレベルの検出出力、第1の予備マーカのハイレベルの検出出力及び第2の予備マーカのハイレベルの検出出力を判別する。
そして、パルス出力調整部47は、基準マーカ55が正常に機能している場合は、第1の予備マーカの検出出力及び第2の予備マーカの検出出力を破棄して、基準マーカ55のみを主制御部10に供給する。
これに対して、パルス出力調整部47は、基準マーカ55が剥がれることで基準マーカ55の検出出力が検出されず、第1の予備マーカの検出出力及び第2の予備マーカの検出出力の両方が検出されている場合、第2の予備マーカの検出出力を破棄して、第1の予備マーカの検出出力を基準マーカ55の検出出力に変換して主制御部10に供給する。なお、この場合、第1の予備マーカの検出出力を破棄して、第2の予備マーカの検出出力を基準マーカ55の検出出力に変換して主制御部10に供給してもよい。
また、パルス出力調整部47は、基準マーカ55が剥がれることで基準マーカ55の検出出力が検出されず、第1の予備マーカの検出出力又は第2の予備マーカの検出出力の、いずれか一方が検出される場合、この検出されている予備マーカを基準マーカ55の検出出力に変換して主制御部10に供給する。
このように、基準マーカ55と共に、複数の予備マーカを設けることで、基準マーカ55が剥がれても、いずれかの予備マーカの検出出力で基準マーカ55の検出出力を形成できるため、投影ができなくなる不都合を、より強力に防止できる他、上述の各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述の各実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、各実施の形態及び各実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 主制御部
11 CPU
12 ROM
13 SDRAM
14 NVRAM
20 映像入力端子部
21 映像音声処理部
22 音声出力ユニット
25 操作制御部
26 リモートコントローラ
30 光学制御部
31 ランプ駆動部
32 ランプ
33 光学ユニット
34 同期光学制御部
45 カラーホイール
46 光センサ
47 パルス出力調整部
50 スクリーン
55 基準マーカ
56 予備マーカ
60 カラーホイールの回転軸
特開2012-137558号公報

Claims (5)

  1. 複数の色セグメントで投射画像を形成するカラーホイールを備えた画像投射装置であって、
    前記カラーホイールの基準位置に設けられた第1のマーカと、
    前記第1のマーカから所定分離れた位置に設けられた第2のマーカと、
    回転駆動される前記カラーホイールに設けられた前記第1のマーカ及び前記第2のマーカの検知出力を出力する検知部と、
    前記第1のマーカ及び前記第2のマーカの検知出力が取得された場合、前記第2のマーカの検知出力を破棄し、前記第1のマーカの検知出力を、前記カラーホイールの前記色セグメントと前記投射画像の色変調処理との同期を図るための検知出力として、前記投射画像の形成制御部に供給し、前記第1のマーカの検知出力は取得されず、前記第2のマーカの検知出力のみが取得された場合、前記第2のマーカの検知出力の出力波形及びタイミングを、前記第1のマーカの検知出力と同じ出力波形及びタイミングに調整して、前記形成制御部に供給する調整部と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
  2. 前記調整部は、前記検知部で検出された前記検知出力のうち、パルス幅の広い検知出力を、前記第1のマーカの検知出力として取得し、パルス幅の狭い検知出力を、前記第2のマーカの検知出力として取得すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 前記調整部で、前記第2のマーカの検知出力に基づく前記第1のマーカの検出出力の形成処理が開始された場合に、当該画像投射装置の修理を促す報知動作を行う報知部を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像投射装置。
  4. 前記第2のマーカは、前記カラーホイールに複数設けられており、それぞれ前記第1のマーカから所定分ずつ離れた位置に設けられており、
    前記調整部は、前記第1のマーカの検知出力が取得されなかった場合、複数の前記第2のマーカの検知出力のうち、取得されたいずれかの前記第2のマーカの検知出力に基づいて、前記第1のマーカの検知出力を形成して前記形成制御部に供給すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の画像投射装置。
  5. 複数の色セグメントで投射画像を形成するカラーホイールを備えた画像投射装置の画像投射方法であって、
    前記カラーホイールの基準位置に第1のマーカを設け、
    前記第1のマーカから所定分離れた位置に第2のマーカを設け、
    検知部が、回転駆動される前記カラーホイールに設けられた前記第1のマーカ及び前記第2のマーカの検知出力を出力し、
    調整部が、前記第1のマーカ及び前記第2のマーカの検知出力が取得された場合、前記第2のマーカの検知出力を破棄し、前記第1のマーカの検知出力を、前記カラーホイールの前記色セグメントと前記投射画像の色変調処理との同期を図るための検知出力として、前記投射画像の形成制御部に供給し、前記第1のマーカの検知出力は取得されず、前記第2のマーカの検知出力のみが取得された場合、前記第2のマーカの検知出力の出力波形及びタイミングを、前記第1のマーカの検知出力と同じ出力波形及びタイミングに調整して、前記形成制御部に供給すること
    を特徴とする画像投射方法。
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