JP7250332B2 - 心電図計測システム - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年7月17日~21日に、米国ハワイコンベンションセンタにて開催されたEMBC2018にて発表
本発明は、皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することが可能な心電図計測システムに関する。
病院や介護施設等では、ベッドに横臥している人の心筋の活動電位を長時間継続的に計測して心電図信号として出力し、この心電図信号を用いて心電図を作成し体調管理に利用することが広く行われている。このような心電図の計測を行なうにあたっては、より簡便な方法での心電図の計測が必要とされていることから、特許文献1に記載のような静電容量結合型の心電図計測システムが提案されている。
特開2010-194137号公報
上記のような静電容量結合型の心電図計測システムは、皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することが可能であるものの、静電容量結合型の心電図計測システムは、コンデンサの原理を利用したものであるため、一対の電極を用いただけでは、人体の体動やノイズに影響されやすく、もって、高精度な心電図波形を計測することができない可能性があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することができると共に、高精度な心電図波形を計測することができる心電図計測システムを提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る心電図計測システムは、ベッド(B)上に配置されるグランド電極(2)と、
前記ベッド(B)上に配置されると共に、前記グランド電極(2)の周囲に配置される複数の計測用電極(3)と、
前記複数の計測用電極(3)の夫々の差分を算出する差分算出手段(差分部40)と、
前記差分算出手段(差分部40)にて算出された差分のうち、所定の閾値を超えたものを全て加算する加算手段(加算部42)と、を有してなることを特徴としている。
また、請求項2に係る心電図計測システムは、上記請求項1に記載の心電図計測システムにおいて、前記グランド電極(2)は、前記ベッド(B)上に十字状に配置され、
前記複数の計測用電極(3)は、前記グランド電極(2)の四隅に夫々配置されてなることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る心電図計測システムは、上記請求項1又は2に記載の心電図計測システムにおいて、前記複数の計測用電極(3)は、夫々、角部がR状に形成されてなることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、グランド電極(2)の周囲に配置される複数の計測用電極(3)の夫々の差分を差分算出手段(差分部40)にて算出し、差分算出手段(差分部40)にて算出された差分のうち、所定の閾値を超えたものを加算手段(加算部42)にて全て加算しているから、人体(M)の体動やノイズに影響され難くなり、もって、高精度な心電図波形を計測することができる。また、人体(M)の皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、グランド電極(2)がベッド(B)上に十字状に配置され、複数の計測用電極(3)が、グランド電極(2)の四隅に夫々配置されているから、ベッド(B)上に人体(M)が横臥した際、複数の計測用電極(3)が胸部付近となるため、高精度な心電図波形を計測することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、複数の計測用電極(3)、夫々、角部がR状に形成されているから、電極の面積を小さくすることができ、もって、外部からのノイズを受け難くすることができる。
(a)は本発明に係る心電図計測システムの一実施形態を示すブロック図、(b)は衣服を着用した人体がベッドに横臥した場合の心電図計測システムの一実施形態を示すブロック図である。 同実施形態に係る心電図処理装置のブロック図である。 同実施形態に係る差分部と、比較部を示す回路図である。 (a)はコンデンサの原理を示す説明図、(b)は(a)に示すコンデンサの原理に本実施形態を適用させた場合の説明図である。 (a)は第1計測用電極と、第2計測用電極との差分電圧を示す波形図、(b)は第2計測用電極と、第4計測用電極との差分電圧を示す波形図、(c)は心電図波形図である。 (a)はベッドの表面に十字状のグランド電極を配置し、そのグランド電極の四隅に4個の計測用電極を夫々配置している状態を示す平面図、(b)は(a)の状態のベッドの表面に人体が横臥した状態を示す平面図である。 (a)はベッドの表面に十字状のグランド電極を配置し、そのグランド電極の四隅に円形状の4個の計測用電極を夫々配置している状態を示す平面図、(b)はベッドの表面に十字状のグランド電極を配置し、そのグランド電極の四隅に8個の計測用電極を夫々配置している状態を示す平面図、(c)は8個の計測用電極を(b)とは異なる配置にしている状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る心電図計測システムの一実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
本実施形態に係る心電図計測システムは、静電容量結合型の心電図計測システムであって、皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することが可能なものである。具体的に説明すると、図1に示すように、心電図計測システム1は、ベッドB上に配置されるグランド電極2と、グランド電極2の周囲に配置される複数の計測用電極3(図示では、4個)と、心電図処理装置4と、で構成されている。ベッドBは、図1(b)に示すように、衣服Fを着用した人体Mが、ベッドBの上面Baに横臥可能なものである。そして、このベッドBの上面Baには、略中央部分に、十字状のグランド電極2が配置されている。このグランド電極2は、人体Mが安静状態で心電図を計測できるように、人体Mのグランドとして使用されると共に、心電図処理装置4のグランドとしても使用される。そゆれ、グランド電極2は、図1(b)に示すように、横臥した人体Mの胸部付近となるように、ベッドBの上面Baに配置されている。
一方、複数の計測用電極3は、図1に示すように、ベッドBの上面Baに配置されるものである。具体的には、複数の計測用電極3は、銅等の導電性の高い金属を含む導電布、又は、薄く柔軟性のあるカーボンや導電ペースト等を用いて矩形のシート状に形成されているもので、図1に示すように、第1計測用電極3aと、第2計測用電極3bと、第3計測用電極3cと、第4計測用電極3dと、で構成されている。この第1計測用電極3aは、図1に示すように、ベッドBの上面Baに配置されると共に、十字状のグランド電極2の左上隅に配置されるものである。そして、第2計測用電極3bは、図1に示すように、ベッドBの上面Baに配置されると共に、十字状のグランド電極2の右上隅に配置されるものである。さらに、第3計測用電極3cは、図1に示すように、ベッドBの上面Baに配置されると共に、十字状のグランド電極2の左下隅に配置されるものである。そしてさらに、第4計測用電極3dは、図1に示すように、ベッドBの上面Baに配置されると共に、十字状のグランド電極2の右下隅に配置されるものである。これにより、複数の計測用電極3は、横臥した人体Mの胸部付近となるように配置することができる。
かくして、図1(b)に示すように、ベッドBの上面Baにグランド電極2と、複数の計測用電極3とが配置された状態で衣服Fを着用した人体Mが横臥すると、人体Mと複数の計測用電極3との間は、静電容量結合し、もって、コンデンサが形成されることとなる。すなわち、コンデンサの原理は、図4(a)に示すように、一対の金属板(導電体)の間に誘電体を挟んだものであるが、図1(b)に示す状態にすることにより、図4(b)に示すように、人体Mと複数の計測用電極3とが導電体の役割をし、衣服Fが誘電体の役割をすることとなる。これにより、人体Mと複数の計測用電極3との間は、静電容量結合し、もって、コンデンサが形成されることとなる。しかして、このように、横臥した人体Mの胸部付近となるように複数の計測用電極3を配置することにより、複数の計測用電極3を用いて、人体Mの皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することができる。
かくして、複数の計測用電極3にて計測された心電図波形は、心電図処理装置4を用いて処理されることとなる。
心電図処理装置4は、図2に示すように、複数の差分部40(図示では、6個)と、複数の比較部41(図示では、6個)と、加算部42と、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部43と、で構成されている。差分部40は、図3に示すように、オペアンプOPで構成されており、このオペアンプOPには、マイナス端子に入力電圧Vin1が供給され、プラス端子に入力電圧Vin2が供給され、入力端子間に抵抗Rが接続されている。しかして、このような入力電圧Vin1、Vin2には、図1に示す第1計測用電極3aにて計測された計測結果、図1に示す第2計測用電極3bにて計測された計測結果、図1に示す第3計測用電極3cにて計測された計測結果、図1に示す第4計測用電極3dにて計測された計測結果が入力されることとなる。これにより、全ての計測結果の差分を取ることができる。すなわち、図2に示すように、複数の差分部40のうち、1つの差分部40には、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、及び、第2計測用電極3bにて計測された計測結果が入力される。そして、他の1つの差分部40には、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、及び、第3計測用電極3cにて計測された計測結果が入力される。さらに、他の1つの差分部40には、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、及び、第4計測用電極3dにて計測された計測結果が入力される。そしてさらに、他の1つの差分部40には、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、及び、第3計測用電極3cにて計測された計測結果が入力される。またさらに、他の1つの差分部40には、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、及び、第4計測用電極3dにて計測された計測結果が入力される。またさらに、他の1つの差分部40には、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、及び、第4計測用電極3dにて計測された計測結果が入力されることとなる。
しかして、このようにすれば、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、第4計測用電極3dにて計測された計測結果の全ての差分を取ることができる。
かくして、上記のように第1計測用電極3aにて計測された計測結果、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、第4計測用電極3dにて計測された計測結果の全ての差分は、夫々、図2に示す比較部41に入力されることとなる。
比較部41は、図3に示すように、コンパレータCPで構成されており、このコンパレータCPのプラス端子には、差分部40からの出力電圧のうち、ハイパスフィルタ40aにて低周波成分が除去されたものが入力される。そして、このコンパレータCPのマイナス端子には、抵抗Rと抵抗Rにて分圧されたコンパレータCPからの出力電圧が入力される。なお、このハイパスフィルタ40aは、差分部40からの出力信号に直列するコンデンサCHPFと、差分部40からの出力信号に並列する抵抗RHPFと、で構成されるものである。
しかして、このようにすれば、抵抗Rと抵抗Rにて分圧されたコンパレータCPからの出力電圧(所定の閾値)より、ハイパスフィルタ40aにて低周波成分が除去された差分部40からの出力電圧が高ければ、ハイパスフィルタ40aにて低周波成分が除去された差分部40からの出力電圧がコンパレータCPから出力されることとなる。そして、抵抗Rと抵抗Rにて分圧されたコンパレータCPからの出力電圧(所定の閾値)より、ハイパスフィルタ40aにて低周波成分が除去された差分部40からの出力電圧が低ければ、コンパレータCPから0Vが出力されることとなる。
かくして、上記のようにコンパレータCPにて比較された後の出力電圧は、ローパスフィルタ41aにて高周波成分が除去され、図2に示す加算部42に入力されることとなる。なお、ローパスフィルタ41aは、コンパレータCPからの出力信号に直列する抵抗RLPFと、コンパレータCPからの出力信号に並列するコンデンサCLPFと、で構成されるものである。
しかして、加算部42は、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、第4計測用電極3dにて計測された計測結果の全ての差分のうち、上記抵抗Rと抵抗Rにて分圧されたコンパレータCPからの出力電圧(所定の閾値)を超えたものを全て加算することとなる。そして、加算部42にて加算された加算結果は、表示部43に表示されることとなる。これにより、高精度な心電図波形を計測することができることとなる。
この点、具体例を例示してより詳しく説明すると、比較部41から出力される出力電圧として、図5(a)では、第1計測用電極3aと、第2計測用電極3bとの差分電圧の波形を例示し、図5(b)では、第2計測用電極3bと、第4計測用電極3dとの差分電圧の波形を例示している。そして、このような図5(a)に示す差分電圧と、図5(b)に差分電圧とが、加算部42にて加算されることにより、図5(c)に示すような心電図波形(実線部分参照)が表示されることとなる。
しかして、このように、加算部42にて差分電圧が加算されることにより、ノイズが低減されることとなり、もって、図5(c)に示すようなR波が強調された心電図波形(実線部分参照)を得ることができる。これにより、高精度な心電図波形を計測することができることとなる。
ところで、本実施形態において、ベッドBの上面Baに、第1計測用電極3a~第4計測用電極3dを配置しているのは、人体Mがどのような位置になったとしても、心電図波形を計測できるようにするためである。すなわち、従来においては、一対の計測用電極しか使用していなかったため、人体Mの位置によっては、一対の計測用電極では心電図波形を計測できず、もって、高精度な心電図波形を計測することができないという問題があった。そこで、本実施形態においては、人体Mがどのような位置になったとしても、心電図波形を計測できるように、ベッドBの上面Baに、第1計測用電極3a~第4計測用電極3dを配置するようにしている。このようにすれば、人体の体動の影響を低減することができる。
また、静電容量結合型の心電図計測システムは、ノイズの影響を受けやすいことから、本実施形態においては、ノイズの影響を低減させるべく、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、第4計測用電極3dにて計測された計測結果の全ての差分のうち、上記抵抗Rと抵抗Rにて分圧されたコンパレータCPからの出力電圧(所定の閾値)を超えたものを全て加算するようにしている。
この点、具体例を用いて説明すると、図6(a)に示すように、ベッドBの上面Baに、十字状のグランド電極2が配置され、十字状のグランド電極2の左上隅に第1計測用電極3aが配置され、十字状のグランド電極2の右上隅に第2計測用電極3bが配置され、十字状のグランド電極2の左下隅に第3計測用電極3cが配置され、十字状のグランド電極2の左下隅に第4計測用電極3dが配置された状態で、図6(b)に示すように、人体Mが、第1計測用電極3a、第2計測用電極3b、第3計測用電極3cに接するように、ベッドBに横臥した場合、第4計測用電極3dは、計測に不要な電極となる。それゆえ、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、第4計測用電極3dにて計測された計測結果の全ての差分を加算してしまうと、不正確な心電図波形を計測してしまうこととなる。なお、第4計測用電極3dは、人体Mと接していなことから、外部からのノイズを受信し易くなる。
そこで、本実施形態においては、そのような不正確な心電図波形の計測を避けるべく、所定の閾値を超えたものだけを全て加算するようにしている。このようにすれば、計測に不要な第4計測用電極3dにて計測された計測結果(ノイズ)まで加算してしまう事態を防止することができる。またさらに、所定の閾値を超えたものだけを全て加算するようにすれば、加算することにより、ノイズを低減することができる。
それゆえ、第1計測用電極3aにて計測された計測結果、第2計測用電極3bにて計測された計測結果、第3計測用電極3cにて計測された計測結果、第4計測用電極3dにて計測された計測結果の全ての差分のうち、上記抵抗Rと抵抗Rにて分圧されたコンパレータCPからの出力電圧(所定の閾値)を超えたものを全て加算するようにすれば、図5(c)に示すようなR波が強調された心電図波形(実線部分参照)を得ることができ、もって、高精度な心電図波形を計測することができることとなる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、人体Mの体動やノイズに影響され難くなるから、高精度な心電図波形を計測することができる。また、人体Mの皮膚に電極を貼り付けることなく心電図波形を計測することができる。
なお、本実施形態において示した形状等はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態においては、第1計測用電極3a~第4計測用電極3dの形状として、矩形のシート状を例示したが、それに限らず、角部をR状に形成した形状でも良い。例えば、角部をR状に形成する形状として、図7(a)に示すように、第1計測用電極3a~第4計測用電極3dの形状を丸状にするものが例示される。このようにすれば、第1計測用電極3a~第4計測用電極3dの電極の面積を小さくすることができ、もって、外部からのノイズを受け難くすることができる。
さらに、より高精度な心電図波形を計測するため、4個以上の電極を用いても良い。例えば、図7(b),(c)に示すように、8個の電極を用いても良い。すなわち、図7(b)では、ベッドBの上面Baに、十字状のグランド電極2が配置され、十字状のグランド電極2の左上隅に第1計測用電極3a1と、第2計測用電極3b1とが横並びに配置され、十字状のグランド電極2の右上隅に第3計測用電極3c1と、第4計測用電極3d1とが横並びに配置され、十字状のグランド電極2の左下隅に第5計測用電極3e1と、第6計測用電極3f1とが横並びに配置され、十字状のグランド電極2の右下隅に第7計測用電極3g1と、第8計測用電極3h1とが横並びに配置されている。また、図7(c)では、ベッドBの上面Baに、十字状のグランド電極2が配置され、十字状のグランド電極2の左上隅に第1計測用電極3a2と、第2計測用電極3b2とが縦並びに配置され、十字状のグランド電極2の右上隅に第3計測用電極3c2と、第4計測用電極3d2とが縦並びに配置され、十字状のグランド電極2の左下隅に第5計測用電極3e2と、第6計測用電極3f2とが縦並びに配置され、十字状のグランド電極2の右下隅に第7計測用電極3g2と、第8計測用電極3h2とが縦並びに配置されている。
しかして、このように、4個以上の電極を用いれば、より人体の体動の影響を低減することができる。さらに、加算される所定の閾値を超えた出力電圧の数も多くなることから、よりノイズを低減することができる。それゆえ、より高精度な心電図波形を計測することができる。なお、8個の電極を用いた際、差分部40と、比較部41とは、28個必要となる。
ところで、4個以上の電極を用いる際も、図7に示すように、ベッドBの上面Baに、十字状のグランド電極2を配置、そのグランド電極2の四隅に、複数の計測用電極3が夫々配置されるようにしている。このようにすれば、ベッドBの上面Baに人体Mが横臥した際、複数の計測用電極3が胸部付近となるため、好ましい。
また、本実施形態において示した差分部40、比較部41の回路図は、あくまで一例でありどのような回路図でも良い。
さらに、本実施形態において示したグランド電極2は、ノイズの影響を低減させるため、複数の計測用電極3の厚みに比べ、厚みを厚くするのが好ましい。
一方、本実施形態において示したベッドBは、どのようなベッドBを用いても良いが、低反発のベッドBを用いるのが好ましい。低反発のベッドBであると、人体Mが横臥した際、ベッドBが人体Mの体に沿って変形するため、人体Mと複数の計測用電極3との間に隙間が生じ難くなり、もって、外部からのノイズを受け難くなる。
1 心電図計測システム
2 グランド電極
3 計測用電極
3a,3a1,3a2 第1計測用電極
3b,3b1,3b2 第2計測用電極
3c,3c1,3c2 第3計測用電極
3d,3d1,3d2 第4計測用電極
3e1,3e2 第5計測用電極
3f1,3f2 第6計測用電極
3g1,3g2 第7計測用電極
3h1,3h2 第8計測用電極
4 心電図処理装置
40 差分部(差分算出手段)
41 比較部
42 加算部(加算手段)
43 表示部
B ベッド
M 人体
F 衣服


Claims (3)

  1. ベッド上に配置されるグランド電極と、
    前記ベッド上に配置されると共に、前記グランド電極の周囲に配置される複数の計測用電極と、
    前記複数の計測用電極の夫々の差分を算出する差分算出手段と、
    前記差分算出手段にて算出された差分のうち、所定の閾値を超えたものを全て加算する加算手段と、を有してなる心電図計測システム。
  2. 前記グランド電極は、前記ベッド上に十字状に配置され、
    前記複数の計測用電極は、前記グランド電極の四隅に夫々配置されてなる請求項1に記載の心電図計測システム。
  3. 前記複数の計測用電極は、夫々、角部がR状に形成されてなる請求項1又は2に記載の心電図計測システム。
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